JP2001173411A - ガス化コンバインドサイクル発電プラント - Google Patents

ガス化コンバインドサイクル発電プラント

Info

Publication number
JP2001173411A
JP2001173411A JP36180199A JP36180199A JP2001173411A JP 2001173411 A JP2001173411 A JP 2001173411A JP 36180199 A JP36180199 A JP 36180199A JP 36180199 A JP36180199 A JP 36180199A JP 2001173411 A JP2001173411 A JP 2001173411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plant
pressure
steam
gasification
heat recovery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36180199A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Sawa
徹 澤
Hajime Shiomi
肇 塩見
Tsuneo Suzuki
恒夫 鈴木
Koji Soeda
浩二 添田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Engineering Corp, Toshiba Corp filed Critical Toshiba Engineering Corp
Priority to JP36180199A priority Critical patent/JP2001173411A/ja
Publication of JP2001173411A publication Critical patent/JP2001173411A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]
    • Y02E20/18Integrated gasification combined cycle [IGCC], e.g. combined with carbon capture and storage [CCS]

Landscapes

  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】起動および停止の過程中または緊急停止過程中
でも排熱回収ボイラから蒸気タービンプラントの高圧タ
ービンに供給する蒸気を過剰圧力にさせないようにする
とともに、蒸気タービンプラントの低圧タービンにより
多くの蒸気を供給するガス化コンバインドサイクル発電
プラントを提供する。 【解決手段】本発明に係るガス化コンバインドサイクル
発電プラントは、高圧蒸気供給系23を中圧蒸気回収系
24に接続させる高圧蒸気バイパス系30を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭、重油質、ま
たは残査油等の燃料をガス化するガス化プラントに、ガ
スタービンプラント、排熱回収ボイラおよび蒸気タービ
ンプラントを組み合わせたガス化コンバインドサイクル
発電プラントに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の火力発電プラントは、化石燃料の
使用量を少なくさせプラント熱効率をより一層向上させ
る研究開発が進められている。
【0003】火力発電プラントに使用する化石燃料は、
石炭、重油質または残査油等の燃料が石油や天然ガスに
較べて安価にもかかわらず、CO、SOx等の環境
汚染物の排出が多く、また粘着物としてタービン翼等に
付着・堆積して流力性能を低下させる等の問題があり、
このため石炭等に代って高価な燃料であっても比較的ク
リーンな圧油や天然ガスが主流を占めていた。
【0004】しかし、化石燃料の枯渇を考えると、クリ
ーン燃料の長期的安定供給は難しくなりつつある。この
ため、石炭等の低質燃料でも火力発電プラントへの適用
化が見直されている。
【0005】最近、火力発電プラントでは、石炭等の低
質燃料をガス化プラントでガス化し、そのガス化燃料を
ガスタービン燃焼器に供給して電力を発生させ、ガス化
プラントにガスタービンプラント、排熱回収ボイラおよ
び蒸気タービンプラントを組み合わせたガス化コンバイ
ンドサイクル発電プラントが実現しており、化石燃料の
節約に寄与している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ガス化コンバインドサ
イクル発電プラントは、通常運転時、排熱回収ボイラの
高圧過熱器から発生した蒸気の一部をガス化プラントの
ガス化炉に供給する一方、ガス化炉でガス燃料の生成に
使用された後の蒸気を排熱回収ボイラの中圧ドラムに戻
し、エネルギの有効活用を図っているものの、起動時・
停止時または緊急停止時になるとガス化プラントから生
成されるガス燃料が設計値を大幅に下廻り、きわめて少
量になる関係上いくつかの問題点が発生している。いく
つかの問題点の中には、タービン軸のオーバスピードや
プラント熱効率の低下がある。
【0007】ガス化コンバインドサイクル発電プラント
は、起動時等において、ガス化プラントから生成される
ガス燃料が少なくなるので、その不足分の燃料として、
例えば灯油をバックアップ燃料系統からガスタービン燃
焼器に供給し、早期の起動に対処させていた。
【0008】しかし、バックアップ燃料系統からガスタ
ービン燃焼器に燃料を供給していると、排熱回収ボイラ
はガスタービンからの排ガス(排熱)を熱源として蒸気
を発生させ、その蒸気を蒸気タービンプラントの高圧タ
ービンに供給しているがゆえに、その供給蒸気の圧力が
設計値以上に高圧化し、蒸気の高圧化に基づいて高圧タ
ービンのタービン軸をオーバスピードさせ、危険域に入
るおそれがあった。
【0009】また、蒸気タービンプラントは、低圧ター
ビンから観察した場合、高圧タービンから再熱器および
中圧タービンを経て流れる蒸気量に、ガス化プラントか
らの中圧ドラムを経て流れる戻り蒸気量を加えて低圧タ
ービンを設計して関係上、ガス化プラントから低圧ター
ビンに供給される蒸気量がゼロになると、その分だけタ
ービン内部効率が低くなり、プラント熱効率を低下させ
る要因になっていた。
【0010】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたもので、起動時等、バックアップ燃料が使用されて
いるときでも、蒸気タービンプラントの高圧タービンに
供給する余剰蒸気を効果的に処理するとともに、蒸気タ
ービンの低圧タービンの内部効率を向上させ、全体とし
て従来に較べて効果的、かつ安定な運転を維持させたガ
ス化コンバインドサイクル発電プラントを提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るガス化コン
バインドサイクル発電プラントは、上記目的を達成する
ために、請求項1に記載したように、ガス化プラント
に、ガスタービンプラント、排熱回収ボイラおよび蒸気
タービンプラントを組み合わせたガス化コンバインドサ
イクル発電プラントにおいて、上記排熱回収ボイラの高
圧過熱器から上記ガス化プラントに高圧蒸気を供給する
高圧蒸気供給系の中間部分から分岐し、上記ガス化プラ
ントから上記排熱回収ボイラの中圧ドラムに中圧蒸気を
回収する中圧蒸気回収系に接続させる高圧蒸気バイパス
系を設けたものである。
【0012】また、本発明に係るガス化コンバインドサ
イクル発電プラントは、上記目的を達成するために、請
求項2に記載したように、ガス化プラントに、ガスター
ビンプラント、排熱回収ボイラおよび蒸気タービンプラ
ントを組み合わせたガス化コンバインドサイクル発電プ
ラントにおいて、上記排熱回収ボイラの高圧過熱器から
上記ガス化プラントに高圧蒸気を供給する高圧蒸気供給
系の中間部分から分岐し、上記排熱回収ボイラの中圧ド
ラムに接続させる高圧蒸気回収系を設けたことを特徴と
するガス化コンバインドサイクル発電プラント。
【0013】また、本発明に係るガス化コンバインドサ
イクル発電プラントは、上記目的を達成するために、請
求項3に記載したように、ガス化プラントに、ガスター
ビンプラント、排熱回収ボイラおよび蒸気タービンプラ
ントを組み合わせたガス化コンバインドサイクル発電プ
ラントにおいて、上記排熱回収ボイラの高圧過熱器から
上記ガス化プラントに高圧蒸気を供給する高圧蒸気供給
系の中間部分から分岐し、上記排熱回収ボイラの中圧ド
ラムの出口側に接続させる回収蒸気系を設けたものであ
る。
【0014】また、本発明に係るガス化コンバインドサ
イクル発電プラントは、上記目的を達成するために、請
求項4に記載したように、ガス化プラントに、ガスター
ビンプラント、排熱回収ボイラおよび蒸気タービンプラ
ントを組み合わせたガス化コンバインドサイクル発電プ
ラントにおいて、上記排熱回収ボイラの高圧節炭器から
高圧ドラムに供給する高圧給水の一部を抽水し、その抽
水を中圧ドラムに回収させる高圧給水回収系を設けたも
のである。
【0015】また、本発明に係るガス化コンバインドサ
イクル発電プラントは、上記目的を達成するために、請
求項5に記載したように、ガス化プラントに、ガスター
ビンプラント、排熱回収ボイラおよび蒸気タービンプラ
ントを組み合わせたガス化コンバインドサイクル発電プ
ラントにおいて、上記排熱回収ボイラの高圧過熱器から
上記ガス化プラントに高圧蒸気を供給する高圧蒸気供給
系の中間部分から分岐し、復水器に回収させる復水器回
収系を設けたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るガス化コンバ
インドサイクル発電プラントの実施形態を図面および図
面に付した符号を引用して説明する。
【0017】図1は、本発明に係るガス化コンバインド
サイクル発電プラントの第1実施形態を示す一部切欠き
概略系統図である。
【0018】本実施形態に係るガス化コンバインドサイ
クル発電プラントは、ガス化プラント1に、ガスタービ
ンプラント2、排熱回収ボイラ3および蒸気タービンプ
ラント4を組み合わせた構成になっている。
【0019】ガス化プラント1は、例えば石炭をガス化
する場合、石炭処理部、ガス化炉、高温熱回収部、脱硫
・脱塵部等を備え、ガス化炉で石炭をガス燃料にし、脱
硫・脱塵部でガス燃料に含まれている硫黄、塵埃を除去
し、クリーンなエネルギとして常用燃料系5を介してガ
スタービンプラント2に供給している。
【0020】ガスタービンプラント2は、発電機6、空
気圧縮機7、ガスタービン燃焼器8、ガスタービン9を
備え、空気圧縮機7で吸い込んだ空気(大気)ARを圧
縮して高圧化し、その高圧空気ARを常用燃料系5から
のガス燃料とともにガスタービン燃焼器8に供給し、こ
こで燃焼ガスを生成し、その燃焼ガスをガスタービン9
で膨張させて発電機6を駆動し、膨張後の燃焼ガスを排
ガス(排熱)EGとして排熱回収ボイラ3に供給してい
る。
【0021】なお、ガスタービンプラント2は、起動お
よび停止過程中または非常時の過程中、ガス化プラント
1からのガス燃料が供給されないので、ガスタービン燃
焼器8にバックアップ燃料系10を設け、このバックア
ップ燃料系10からガスタービン燃焼器8に、例えば灯
油等の燃料を供給している。
【0022】また、排熱回収ボイラ3は、ガスタービン
9からの排ガスEGを熱源として蒸気を発生させるもの
で、横長の胴体11内に、排ガスEGの流れに沿って連
絡管12で接続した高圧過熱器13a,13b、胴体1
1の外側に設置し、高圧過熱器13bから高圧ドラム吐
出蒸気管14を介して接続する高圧ドラム15、高圧ド
ラム15に高圧ドラム入口給水管16を介して接続する
高圧節炭器17、高圧節炭器17に接続し、高圧給水ポ
ンプ(図示せず)からの給水を加熱する第1中圧節炭器
18を備えている。
【0023】また、排熱回収ボイラ3は、高圧節炭器1
7と第1中圧節炭器18との中間部分に設置した中圧過
熱器19と、胴体11の外側に設置し、中圧過熱器19
に接続した中圧ドラム20と、中圧ドラム20に中圧ド
ラム給水管21を介して接続し、中圧給水ポンプ(図示
せず)から給水を加熱する第2中圧節炭器22を備え、
排ガスEGの流れに沿って配置した高圧節炭器16、第
2中圧節炭器22等の熱交換器で発生した蒸気を高圧ド
ラム15、中圧ドラム20で気水分離させ、水分を分離
させた蒸気を高圧過熱器13aを介して蒸気タービンプ
ラント4に供給している。
【0024】また、排熱回収ボイラ3は、高圧過熱器1
3a,13bの連絡管12から分岐し、ガス化プラント
1のガス化炉(図示せず)等に蒸気を供給する高圧蒸気
供給系23と、ガス化プラント1の高温熱回収部(図示
せず)等からの蒸気を中圧ドラム20に回収させる中圧
蒸気回収系24とを備えている。
【0025】一方、蒸気タービンプラント4は、高圧タ
ービン25、中圧タービン26、低圧タービン27をト
レイン状に配置するとともに、低圧タービン27に連接
させた復水器28、復水ポンプ29を備え、排熱回収ボ
イラ3の高圧過熱器13aおよび中圧過熱器19のそれ
ぞれから高圧タービン25および中圧タービン26のそ
れぞれに供給された蒸気に膨張仕事をさせ、さらに低圧
タービン27でも膨張仕事をさせた後、タービン排気と
して復水器28で凝縮して復水にし、その復水を復水ポ
ンプ24を介して給水としてガス化プラント1のガス化
炉等および排熱回収ボイラ3の低圧節炭器(図示せず)
等に供給するようになっている。
【0026】他方、排熱回収ボイラ3は、高圧過熱器1
3a,13bの連絡管12からガス化プラント1のガス
化炉等に高圧蒸気を供給する高圧蒸気供給系23の中間
部から分岐し、中圧蒸気回収系24に接続する高圧蒸気
バイパス系30を備えている。40は高圧蒸気バイパス
系30に設けた弁で、バイパス系を活かす際、すなわ
ち、起動/停止、非常時のバックアップ運転時に開かれ
る。
【0027】次に作用を説明する。
【0028】ガス化コンバインドサイクル発電プラント
は、起動および停止の過程中、または緊急停止過程中、
ガス化プラント1からのガス燃料がガスタービンプラン
ト2に供給されていないので、代ってバックアップ燃料
系10からの燃料がガスタービンプラント2のガスター
ビン燃焼器8に供給され、ここで燃焼ガスを生成し、そ
の燃焼ガスをガスタービン9で膨張仕事をさせて発電機
6を駆動するとともに、燃焼ガスの膨張仕事後の排ガス
EGを排熱回収ボイラ3に熱源として供給している。
【0029】その際、排熱回収ボイラ3は、ガス化プラ
ント1に高圧蒸気を送る必要がないので、高圧過熱器1
3bから高圧タービン25に供給される蒸気の圧力が設
計点を上廻りオーバスピードの心配がある。
【0030】また、ガス化コンバインドサイクル発電プ
ラントは、起動等の過程中、ガス化プラント1から中圧
蒸気回収系24を介して中圧ドラム20に回収させる蒸
気がないので、中圧ドラム20から中圧過熱器19、中
圧タービン26を介して低圧タービン27に供給される
蒸気が設計点を下廻り熱効率低下の要因になる。
【0031】本実施形態は、このような点に着目したの
で、高圧蒸気バイパス系30に設けた弁40を開き、高
圧過熱器13a,13bで発生した高圧蒸気の一部を連
絡管12、高圧蒸気供給系23、高圧蒸気バイパス系3
0および中圧蒸気回収系24を介して中圧ドラム20に
回収させ、高圧過熱器13bから高圧タービン25に供
給する蒸気の圧力を低くさせるとともに、中圧ドラム2
0から中圧タービン26を介して低圧タービン27に供
給する蒸気量を増加させたものである。
【0032】このように、本実施形態は、高圧蒸気供給
系23を中圧蒸気回収系24に接続させる高圧蒸気バイ
パス系30を設け、高圧タービン25に供給する蒸気の
圧力を低くさせ、低圧タービン27に供給する蒸気量を
増加させたので、蒸気タービンプラント4に安定運転を
行わせることができ、プラント全体としてのプラント熱
効率の高い運転を行わせることができる。
【0033】図2は、本発明に係るガス化コンバインド
サイクル発電プラントの第2実施形態を示す一部切欠き
概略系統図である。なお、第1実施形態の構成部分と同
一部分には同一符号を付し、その重複説明を省略する。
【0034】本実施形態に係るガス化コンバインドサイ
クル発電プラントは、排熱回収ボイラ3の高圧過熱器1
3a,13bからガス化プラント1に高圧空気を供給す
る高圧蒸気供給系23の中間部分から分岐し、排熱回収
ボイラ3の中圧ドラム20に高圧蒸気を回収させる高圧
蒸気回収系31を設けたものである。
【0035】このように、本実施形態は、排熱回収ボイ
ラ3の高圧過熱器13a,13bから発生した高圧蒸気
を高圧蒸気供給系23を介して中圧ドラム20に回収さ
せる高圧蒸気回収系31を設け、第1実施形態と同様
に、起動/停止または非常時のバックアップ運転時、弁
40を開いて高圧蒸気回収系を活かすようにしたので、
蒸気タービンプラント4に安定運転を行わせることがで
き、プラント全体としてのプラント熱効率の高い運転を
行わせることができる。
【0036】図3は、本発明に係るガス化コンバインド
サイクル発電プラントの第3実施形態を示す一部切欠き
概略系統図である。なお、第1実施形態の構成部分と同
一部分には同一符号を付し、その重複説明を省略する。
【0037】本実施形態に係るガス化コンバインドサイ
クル発電プラントは、排熱回収ボイラ3の高圧過熱器1
3a,13bからガス化プラント1に高圧蒸気を供給す
る高圧蒸気供給系23の中間部分から分岐し、排熱回収
ボイラ3の中圧ドラム20の出口側と中圧過熱器19の
入口側との中間部分に高圧蒸気を回収させる回収蒸気系
32を設けたものである。
【0038】このように、本実施形態は、排熱回収ボイ
ラ3の高圧過熱器13a,13bから発生した高圧蒸気
を高圧蒸気供給系23を介して中圧ドラム20の出口側
と中圧過熱器19の入口側との中間部分に回収させる回
収蒸気系32を設け、第1実施形態と同様に、起動/停
止または非常時のバックアップ運転時、弁40を開いて
高圧給水回収系32を活かすようにしたので、蒸気ター
ビンプラント4に安定運転を行わせることができ、プラ
ント全体としてのプラント熱効率の高い運転を行わせる
ことができる。
【0039】図4は、本発明に係るガス化コンバインド
サイクル発電プラントの第4実施形態を示す一部切欠き
概略系統図である。なお、第1実施形態の構成部分と同
一部分には同一符号を付し、その重複説明を省略する。
【0040】本実施形態に係るガス化コンバインドサイ
クル発電プラントは、排熱回収ボイラ3の高圧節炭器1
7の出口側と高圧ドラム15の入口側との中間部分から
分岐し、中圧ドラム20に接続する高圧給水回収系33
を設けたものである。
【0041】このように、本実施形態は、高圧節炭器1
7から高圧ドラム15に供給する高圧給水の一部を抽水
し、その抽水を中圧ドラム20に回収させる高圧給水回
収系33を設け、起動/停止または非常時のバックアッ
プ運転時、弁40を開いて高圧給水回収系33を活かす
ようにしたので、排熱回収ボイラ3の高圧過熱器13b
から蒸気タービンプラント4の高圧タービン25に供給
する蒸気量を少なくさせるとともに、中圧ドラム20か
ら中圧過熱器19を介して低圧タービン27に供給する
蒸気量を増加させたので、高圧タービン25にオーバス
ピードさせることがなく、安定運転を行わせることがで
き、低圧タービン27に蒸気量の増加に伴ってより多く
の膨張仕事をさせることができ、プラント熱効率を増加
させることができる。
【0042】図5は、本発明に係るガス化コンバインド
サイクル発電プラントの第5実施形態を示す一部切欠き
概略系統図である。なお、第1実施形態の構成部分と同
一部分には同一符号を付し、その重複説明を省略する。
【0043】本実施形態に係るガス化コンバインドサイ
クル発電プラントは、排熱回収ボイラ3の高圧過熱器1
3a,13bからガス化プラント1に高圧蒸気を供給す
る高圧蒸気供給系23の中間部分から分岐し、復水器2
8に高圧蒸気を回収させる復水器回収系34を設けたも
のである。
【0044】このように、本実施形態は、排熱回収ボイ
ラ3の高圧過熱器13a,13bから発生した高圧蒸気
を高圧蒸気供給系23を介して復水器28に回収させる
復水器回収系34を設けたので、高圧過熱器13aから
高圧タービン25に供給する蒸気を少なくさせて高圧タ
ービン25のオーバスピードを抑制することができる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明に係るガス
化コンバインドサイクル発電プラントは、排熱回収ボイ
ラの高圧過熱器から蒸気タービンプラントの高圧タービ
ンに供給する蒸気の圧力を低くさせるとともに、低圧タ
ービンに供給する蒸気の流量を増加させる手段を設けた
ので、起動および停止の過程中または緊急停止過程中で
あっても、高圧タービンに供給する蒸気の圧力を低くす
ることに伴うオーバスピードを抑制することができ、低
圧タービンに供給する蒸気の流量の増加に伴うより多く
膨張仕事をさせてプラント熱効率を従来に較べて向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガス化コンバインドサイクル発電
プラントの第1実施形態を示す一部切欠き概略系統図。
【図2】本発明に係るガス化コンバインドサイクル発電
プラントの第2実施形態を示す一部切欠き概略系統図。
【図3】本発明に係るガス化コンバインドサイクル発電
プラントの第3実施形態を示す一部切欠き概略系統図。
【図4】本発明に係るガス化コンバインドサイクル発電
プラントの第4実施形態を示す一部切欠き概略系統図。
【図5】本発明に係るガス化コンバインドサイクル発電
プラントの第5実施形態を示す一部切欠き概略系統図。
【符号の説明】
1 ガス化プラント 2 ガスタービンプラント 3 排熱回収ボイラ 4 蒸気タービンプラント 5 常用燃料系 6 発電機 7 空気圧縮機 8 ガスタービン燃焼器 9 ガスタービン 10 バックアップ燃料系 11 胴体 12 連絡管 13a,13b 高圧過熱器 14 高圧ドラム吐出蒸気管 15 高圧ドラム 16 高圧ドラム入口給水管 17 高圧節炭器 18 第1中圧節炭器 19 中圧過熱器 20 中圧ドラム 21 中圧ドラム給水管 22 第2中圧節炭器 23 高圧蒸気供給系 24 中圧蒸気回収系 25 高圧タービン 26 中圧タービン 27 低圧タービン 28 復水器 29 復水ポンプ 30 高圧蒸気バイパス系 31 高圧蒸気回収系 32 回収蒸気系 33 高圧給水回収系 34 復水器回収系 40 弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩見 肇 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 鈴木 恒夫 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 添田 浩二 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3G081 BA02 BA13 BB00 BC07 BD00 DA06 3L021 AA01 BA03 CA10 FA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス化プラントに、ガスタービンプラン
    ト、排熱回収ボイラおよび蒸気タービンプラントを組み
    合わせたガス化コンバインドサイクル発電プラントにお
    いて、上記排熱回収ボイラの高圧過熱器から上記ガス化
    プラントに高圧蒸気を供給する高圧蒸気供給系の中間部
    分から分岐し、上記ガス化プラントから上記排熱回収ボ
    イラの中圧ドラムに中圧蒸気を回収する中圧蒸気回収系
    に接続させる高圧蒸気バイパス系を設けたことを特徴と
    するガス化コンバインドサイクル発電プラント。
  2. 【請求項2】 ガス化プラントに、ガスタービンプラン
    ト、排熱回収ボイラおよび蒸気タービンプラントを組み
    合わせたガス化コンバインドサイクル発電プラントにお
    いて、上記排熱回収ボイラの高圧過熱器から上記ガス化
    プラントに高圧蒸気を供給する高圧蒸気供給系の中間部
    分から分岐し、上記排熱回収ボイラの中圧ドラムに接続
    させる高圧蒸気回収系を設けたことを特徴とするガス化
    コンバインドサイクル発電プラント。
  3. 【請求項3】 ガス化プラントに、ガスタービンプラン
    ト、排熱回収ボイラおよび蒸気タービンプラントを組み
    合わせたガス化コンバインドサイクル発電プラントにお
    いて、上記排熱回収ボイラの高圧過熱器から上記ガス化
    プラントに高圧蒸気を供給する高圧蒸気供給系の中間部
    分から分岐し、上記排熱回収ボイラの中圧ドラムの出口
    側に接続させる回収蒸気系を設けたことを特徴とするガ
    ス化コンバインドサイクル発電プラント。
  4. 【請求項4】 ガス化プラントに、ガスタービンプラン
    ト、排熱回収ボイラおよび蒸気タービンプラントを組み
    合わせたガス化コンバインドサイクル発電プラントにお
    いて、上記排熱回収ボイラの高圧節炭器から高圧ドラム
    に供給する高圧給水の一部を抽水し、その抽水を中圧ド
    ラムに回収させる高圧給水回収系を設けたことを特徴と
    するガス化コンバインドサイクル発電プラント。
  5. 【請求項5】 ガス化プラントに、ガスタービンプラン
    ト、排熱回収ボイラおよび蒸気タービンプラントを組み
    合わせたガス化コンバインドサイクル発電プラントにお
    いて、上記排熱回収ボイラの高圧過熱器から上記ガス化
    プラントに高圧蒸気を供給する高圧蒸気供給系の中間部
    分から分岐し、復水器に回収させる復水器回収系を設け
    たことを特徴とするガス化コンバインドサイクル発電プ
    ラント。
JP36180199A 1999-12-20 1999-12-20 ガス化コンバインドサイクル発電プラント Pending JP2001173411A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36180199A JP2001173411A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 ガス化コンバインドサイクル発電プラント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36180199A JP2001173411A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 ガス化コンバインドサイクル発電プラント

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001173411A true JP2001173411A (ja) 2001-06-26

Family

ID=18474913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36180199A Pending JP2001173411A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 ガス化コンバインドサイクル発電プラント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001173411A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103438419A (zh) * 2013-08-07 2013-12-11 华电电力科学研究院 一种1000mw一级大旁路系统机组冲转前启动制粉系统方法
US10415467B2 (en) 2014-08-11 2019-09-17 Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. Integrated gasification combined cycle and method for operating integrated gasification combined cycle
JP2021032221A (ja) * 2019-08-29 2021-03-01 三菱パワー株式会社 ガス化複合発電設備及びその運転方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103438419A (zh) * 2013-08-07 2013-12-11 华电电力科学研究院 一种1000mw一级大旁路系统机组冲转前启动制粉系统方法
CN103438419B (zh) * 2013-08-07 2015-10-28 华电电力科学研究院 一种1000mw一级大旁路系统机组冲转前启动制粉系统方法
US10415467B2 (en) 2014-08-11 2019-09-17 Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. Integrated gasification combined cycle and method for operating integrated gasification combined cycle
JP2021032221A (ja) * 2019-08-29 2021-03-01 三菱パワー株式会社 ガス化複合発電設備及びその運転方法
JP7334092B2 (ja) 2019-08-29 2023-08-28 三菱重工業株式会社 ガス化複合発電設備及びその運転方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5317833B2 (ja) 蒸気タービン発電設備
US8567196B2 (en) Steam turbine power plant and operating method thereof
US6499302B1 (en) Method and apparatus for fuel gas heating in combined cycle power plants
CN102691537B (zh) 二氧化碳回收型火力发电系统及其运转方法
JP4436068B2 (ja) 石炭ガス化プラント、および石炭ガス化方法、および石炭ガス化発電プラント、並びに石炭ガス化プラントの増設設備
JP3782567B2 (ja) 火力発電プラント
RU2524588C2 (ru) Энергетическая установка, работающая на органическом топливе, с устройством для отделения диоксида углерода и способ эксплуатации такой установки
JP2699808B2 (ja) 蒸気冷却ガスタービンコンバインドプラント
JPH10306708A (ja) コンバインドサイクル発電プラント
JP2001173411A (ja) ガス化コンバインドサイクル発電プラント
JP2019190359A (ja) プラント及び燃焼排ガス処理方法
WO1999037889A1 (en) Combined cycle power plant
JP2000045713A (ja) コンバインドサイクル発電プラント
JPS6365807B2 (ja)
JPH10311206A (ja) コンバインドサイクル発電プラント
JP4090584B2 (ja) コンバインドサイクル発電プラント
JP3300079B2 (ja) コンバインドサイクルプラントの給水系装置および排熱回収ボイラ
JPH07243305A (ja) ごみ焼却炉の廃熱利用複合プラント
JP3652743B2 (ja) ガス化複合発電プラント
JP2001193413A (ja) コンバインドプラント及びその運転方法
JP2960371B2 (ja) 水素燃焼タービンプラント
JPH04272410A (ja) 加圧流動層ボイラ発電プラント
JP4138157B2 (ja) 蒸気冷却ガスタービン起動システム
RU2277639C1 (ru) Способ работы паротурбинной теплоэлектроцентрали с газотурбинной установкой
JP2000291411A (ja) 石炭ガス化コンバインドサイクル発電プラント

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041116