JP2001172805A - 下 衣 - Google Patents
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Landscapes
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】足の屈曲運動時に感じる圧迫感やつっぱり感を
軽減させた機能性下衣を提供すること。 【解決手段】2枚以上の前身頃および2枚以上の後身頃
からなる下衣において、身頃の膝および太股部分に用い
る生地の最も大きい伸張率よりも15%以上伸張率の大
きな生地を、内股縫い目の少なくとも膝部分に2cm〜
8cmの幅で切り替えして用いてなることを特徴とする
下衣である。
軽減させた機能性下衣を提供すること。 【解決手段】2枚以上の前身頃および2枚以上の後身頃
からなる下衣において、身頃の膝および太股部分に用い
る生地の最も大きい伸張率よりも15%以上伸張率の大
きな生地を、内股縫い目の少なくとも膝部分に2cm〜
8cmの幅で切り替えして用いてなることを特徴とする
下衣である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腰部から下方を覆
うズボン下衣、さらに詳しくは、ユニフォーム、作業
着、トレーニング用やウォーキング用等の下衣着用時に
身体の動きに伴う圧迫感や衣服のずれを低減させ、かつ
ダレや膝抜けのない審美性を兼ね備えた機能性に優れた
下衣に関する。
うズボン下衣、さらに詳しくは、ユニフォーム、作業
着、トレーニング用やウォーキング用等の下衣着用時に
身体の動きに伴う圧迫感や衣服のずれを低減させ、かつ
ダレや膝抜けのない審美性を兼ね備えた機能性に優れた
下衣に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の下衣の大半は立位姿勢の着用状態
を基本に、機能性の面では着用時の着心地の良さ、動き
易さなどに主眼を置き衣服設計されている。また、審美
性の面でもやはり立位状態での見た目の美しさなどを中
心にパターンメイク及び製造がなされているのが現状で
ある。したがって、前屈したり、しゃがみ込んだり、立
ち膝の姿勢をとった場合に、膝、腰、臀部に強い圧迫
感、つっぱり感を感じたり、下衣の腰部がずり下がる問
題等の不具合が生じるなど、様々な状況下においての動
きやすさの点に特別の配慮がなされているとは言えるも
のではなかった。
を基本に、機能性の面では着用時の着心地の良さ、動き
易さなどに主眼を置き衣服設計されている。また、審美
性の面でもやはり立位状態での見た目の美しさなどを中
心にパターンメイク及び製造がなされているのが現状で
ある。したがって、前屈したり、しゃがみ込んだり、立
ち膝の姿勢をとった場合に、膝、腰、臀部に強い圧迫
感、つっぱり感を感じたり、下衣の腰部がずり下がる問
題等の不具合が生じるなど、様々な状況下においての動
きやすさの点に特別の配慮がなされているとは言えるも
のではなかった。
【0003】このような下衣の運動機能性を改善する手
段として種々の工夫がなされ、より運動機能性に優れる
衣服が開示されている。
段として種々の工夫がなされ、より運動機能性に優れる
衣服が開示されている。
【0004】たとえば、伸びのある生地で下衣を形成す
ることは一般的に良く用いられているが、これら伸びの
大きな生地では圧迫感やつっぱり感は減少するが、ダレ
易い、膝ぬけしやすい、プリーツ性が悪いなど審美性の
面で大きく劣るものである。
ることは一般的に良く用いられているが、これら伸びの
大きな生地では圧迫感やつっぱり感は減少するが、ダレ
易い、膝ぬけしやすい、プリーツ性が悪いなど審美性の
面で大きく劣るものである。
【0005】また、特開平7−310206号公報には
身頃の股ぐり部分の形状を、後股ぐり部から臀部を形成
する角部を形成するようにした下衣が開示されている。
身頃の股ぐり部分の形状を、後股ぐり部から臀部を形成
する角部を形成するようにした下衣が開示されている。
【0006】さらには、特開平10−237707号公
報には左右臀部に円錐側面状の切り込みを設けることに
より、腰部ないし臀部を覆う部分の上下方向長さを増加
させた衣服が開示されている。
報には左右臀部に円錐側面状の切り込みを設けることに
より、腰部ないし臀部を覆う部分の上下方向長さを増加
させた衣服が開示されている。
【0007】しかし、特開平7−310206号公報や
特開平10−237707号公報に開示された下衣では
十分な圧迫感の軽減効果を得られることができず、伸び
のある生地との併用により効果を得られたとしてもプリ
ーツ性や型くずれなど審美性にかけるものである。ま
た、デザインを決める部分からパターン作成を行う必要
があり、企画の面からも満足できるものではなかった。
特開平10−237707号公報に開示された下衣では
十分な圧迫感の軽減効果を得られることができず、伸び
のある生地との併用により効果を得られたとしてもプリ
ーツ性や型くずれなど審美性にかけるものである。ま
た、デザインを決める部分からパターン作成を行う必要
があり、企画の面からも満足できるものではなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明に係る下衣は、
運動や作業時のしゃがむ、立ち膝の姿勢等足を曲げる姿
勢での膝、腰、臀部にかかる圧迫感やつっぱり感を軽減
させ、かつデザインのしやすさや縫製工程内の通過性、
ダレや膝ぬけ等下衣としての審美性を兼ね備えた機能性
下衣を提供することにある。
運動や作業時のしゃがむ、立ち膝の姿勢等足を曲げる姿
勢での膝、腰、臀部にかかる圧迫感やつっぱり感を軽減
させ、かつデザインのしやすさや縫製工程内の通過性、
ダレや膝ぬけ等下衣としての審美性を兼ね備えた機能性
下衣を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するため鋭意検討を重ねた結果、より効率的に圧迫
感やつっぱり感を低減させる下衣に達したものである。
すなわち、前記課題を解決するために本発明の下衣は、
2枚以上の前身頃および2枚以上の後身頃からなる下衣
において、身頃の膝および太股部分に用いる生地の最も
大きい伸張率よりも15%以上伸張率の大きな生地を、
内股縫い目の少なくとも膝部分に2cm〜8cmの幅で
切り替えして用いてなることを特徴とするものである。
解決するため鋭意検討を重ねた結果、より効率的に圧迫
感やつっぱり感を低減させる下衣に達したものである。
すなわち、前記課題を解決するために本発明の下衣は、
2枚以上の前身頃および2枚以上の後身頃からなる下衣
において、身頃の膝および太股部分に用いる生地の最も
大きい伸張率よりも15%以上伸張率の大きな生地を、
内股縫い目の少なくとも膝部分に2cm〜8cmの幅で
切り替えして用いてなることを特徴とするものである。
【0010】本発明の下衣とは、スラックス、パンツ、
ズボン等洋服形式の衣服下衣のものである。
ズボン等洋服形式の衣服下衣のものである。
【0011】本発明において伸張率とは、生地の伸張率
をいい、JIS−L1096法に準じ、自記記録装置付
定速伸長型引張試験機を用い1.8kg/5cmの荷重
下での伸張率をいう。
をいい、JIS−L1096法に準じ、自記記録装置付
定速伸長型引張試験機を用い1.8kg/5cmの荷重
下での伸張率をいう。
【0012】本発明において切り替えとは、通常のデザ
イン線としての切り替えと同様である。
イン線としての切り替えと同様である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す例を参照しつつ
本発明の下衣を詳細に説明する。
本発明の下衣を詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の下衣の一例を示す右前身頃
パーツの平面図である。
パーツの平面図である。
【0015】図2は本発明の下衣の他の例を示す右前身
頃パーツの平面図である。
頃パーツの平面図である。
【0016】図3は本発明の下衣のさらに他の例を示す
右前身頃パーツの平面図である。
右前身頃パーツの平面図である。
【0017】図4は本発明の下衣のまたさらに他の例を
示す右前身頃パーツの平面図である。
示す右前身頃パーツの平面図である。
【0018】図5は本発明の下衣の右前身頃ベースの型
入れの例を示す平面図である。
入れの例を示す平面図である。
【0019】図6は本発明の下衣の右前身頃切り替え布
の型入れの例を示す平面図である。
の型入れの例を示す平面図である。
【0020】図7は本発明の下衣の右前身頃切り替え布
の他の型入れの例を示す平面図である。
の他の型入れの例を示す平面図である。
【0021】本発明における下衣は左右前身頃と左右後
身頃よりなるものであり、すなわち、少なくとも、右前
身頃、左前身頃、右後身頃、左後身頃の前身頃2枚、後
身頃2枚のパーツよりなる。また、図1に示す右前身頃
では右前身頃ベース布1と切り替えして用いる布(以
下、単に切り替え布ということがある)2で構成され
る。
身頃よりなるものであり、すなわち、少なくとも、右前
身頃、左前身頃、右後身頃、左後身頃の前身頃2枚、後
身頃2枚のパーツよりなる。また、図1に示す右前身頃
では右前身頃ベース布1と切り替えして用いる布(以
下、単に切り替え布ということがある)2で構成され
る。
【0022】さらに、右前身頃ベース布1と切り替え布
2は図2、図3、図4に示すように膝部分を含むように
切り替えられ、裾までとったもの(図2)や、膝部分だ
けのものや(図3)、図2の裾までとったものに加えて
脇線部分の切り替えを併用する形状(図4)でもなんら
さしつかえない。
2は図2、図3、図4に示すように膝部分を含むように
切り替えられ、裾までとったもの(図2)や、膝部分だ
けのものや(図3)、図2の裾までとったものに加えて
脇線部分の切り替えを併用する形状(図4)でもなんら
さしつかえない。
【0023】本発明における前身頃ベース布1は通常下
衣に用いられる生地を使用することでなんらさしつかえ
ないが、型くずれを防止し、プリーツ性を良くする観点
からポリウレタン系エラストマーなどからなる弾性繊維
を布帛の一部に含まない通常の生地(伸張率10%未
満)を用いることが好ましい。
衣に用いられる生地を使用することでなんらさしつかえ
ないが、型くずれを防止し、プリーツ性を良くする観点
からポリウレタン系エラストマーなどからなる弾性繊維
を布帛の一部に含まない通常の生地(伸張率10%未
満)を用いることが好ましい。
【0024】本発明における前身頃ベース布1の型入れ
は図5に示すように通常行う方法で生地の地の目線5と
前身頃中心線3を平行な状態で型入れされるものである
ことが好ましい。生地の地の目線5と前身頃中心線3が
平行になっていないと前身頃、後身頃が縫い合わされ下
衣の形状をなしたとき、裾がねじれる、左右の裾が前後
にずれるなどの品位低下を引き起こし好ましくない。
は図5に示すように通常行う方法で生地の地の目線5と
前身頃中心線3を平行な状態で型入れされるものである
ことが好ましい。生地の地の目線5と前身頃中心線3が
平行になっていないと前身頃、後身頃が縫い合わされ下
衣の形状をなしたとき、裾がねじれる、左右の裾が前後
にずれるなどの品位低下を引き起こし好ましくない。
【0025】本発明における切り替え布2は膝部分を含
むように切り替えを行うものである。膝部分を含むよう
に切り替えを行わないと、しゃがむ、足を上げる等の動
作を行った場合、特につっぱり感や圧迫感の強い膝部分
の改善効果が少なくなり好ましくない。
むように切り替えを行うものである。膝部分を含むよう
に切り替えを行わないと、しゃがむ、足を上げる等の動
作を行った場合、特につっぱり感や圧迫感の強い膝部分
の改善効果が少なくなり好ましくない。
【0026】本発明における切り替え布2は前身頃ベー
ス布1の膝、および太股部分に用いられる生地の最も大
きい伸張率よりも15%以上大きな生地を用いるもので
あり、20%以上であることがより好ましく、25%以
上はさらに好ましい。15%未満になると膝の屈曲時の
つっぱりを吸収しきれず好ましくない。
ス布1の膝、および太股部分に用いられる生地の最も大
きい伸張率よりも15%以上大きな生地を用いるもので
あり、20%以上であることがより好ましく、25%以
上はさらに好ましい。15%未満になると膝の屈曲時の
つっぱりを吸収しきれず好ましくない。
【0027】ここでいう「生地の最も大きい伸長率」と
は、生地の伸長率を織り方向に対して角度を変えて測定
したとき、最大の伸長率を示す方向において得られる伸
長率のことである。
は、生地の伸長率を織り方向に対して角度を変えて測定
したとき、最大の伸長率を示す方向において得られる伸
長率のことである。
【0028】また、切り替え布2の伸張率は15%〜8
0%に設定することが実用上好ましい。伸張率が80%
を超えた場合つっぱり感や圧迫感は軽減されるが、縫い
合わせるときシワが発生し縫いにくくなる、きれいに縫
えたとしても型くずれしやすくなるなどの問題が発生し
やすくなる。
0%に設定することが実用上好ましい。伸張率が80%
を超えた場合つっぱり感や圧迫感は軽減されるが、縫い
合わせるときシワが発生し縫いにくくなる、きれいに縫
えたとしても型くずれしやすくなるなどの問題が発生し
やすくなる。
【0029】さらに好ましくは、経、緯方向とも15%
以上に設定することは効果が大きくなり好ましい。
以上に設定することは効果が大きくなり好ましい。
【0030】本発明の切り替え布2に用いられる生地は
前身頃ベース布1の最も大きな伸張率に対し15%以上
の伸張率差を設けるものであるためポリウレタン系エラ
ストマーなどからなる弾性繊維を布帛の一部に含む生地
や編地など伸縮性生地を用いることが好ましい。
前身頃ベース布1の最も大きな伸張率に対し15%以上
の伸張率差を設けるものであるためポリウレタン系エラ
ストマーなどからなる弾性繊維を布帛の一部に含む生地
や編地など伸縮性生地を用いることが好ましい。
【0031】本発明の切り替え布2の幅は2cm〜8c
mに設定することが好ましく、3cm〜7cmであるこ
とがより好ましく、4cm〜6cmであることがさらに
好ましい。2cmより小さくなると圧迫感の軽減効果が
低下するとともに、前身頃ベース布1と切り替え布2の
縫い合わせ部分と内股の縫い合わせ部分が近づきすぎ縫
い代を倒す方向によっては縫い代が重なり合い着用時に
違和感を感じることになる。ここでいう切り替え布の幅
とは、図1、図2、図3、図4に示すように切り替え布
2の身頃幅方向の幅Hを示す。
mに設定することが好ましく、3cm〜7cmであるこ
とがより好ましく、4cm〜6cmであることがさらに
好ましい。2cmより小さくなると圧迫感の軽減効果が
低下するとともに、前身頃ベース布1と切り替え布2の
縫い合わせ部分と内股の縫い合わせ部分が近づきすぎ縫
い代を倒す方向によっては縫い代が重なり合い着用時に
違和感を感じることになる。ここでいう切り替え布の幅
とは、図1、図2、図3、図4に示すように切り替え布
2の身頃幅方向の幅Hを示す。
【0032】また、8cmより大きく設定すると圧迫感
の軽減効果は大きくなるものの、前身頃を構成する生地
にしめる伸張率の大きな切り替え布2の割合が多くなり
型くずれや審美性に劣るものとなり好ましくない。
の軽減効果は大きくなるものの、前身頃を構成する生地
にしめる伸張率の大きな切り替え布2の割合が多くなり
型くずれや審美性に劣るものとなり好ましくない。
【0033】本発明における切り替え布2の型入れは図
6に示すように通常行う方法でなんら問題ないが、膝部
分の屈曲を繰り返した場合の耐久性の観点からは図7に
示すように縫い目線6と地の目線5の交差角度θを10
度〜35度の角度に設定することがより好まし、さらに
好ましくは15度から30度である。
6に示すように通常行う方法でなんら問題ないが、膝部
分の屈曲を繰り返した場合の耐久性の観点からは図7に
示すように縫い目線6と地の目線5の交差角度θを10
度〜35度の角度に設定することがより好まし、さらに
好ましくは15度から30度である。
【0034】また本発明の切り返しは前身頃単独のみで
なく、後身頃単独での切り替えや前身頃と後身頃との組
合せによるものでもなんらさしつかえない。
なく、後身頃単独での切り替えや前身頃と後身頃との組
合せによるものでもなんらさしつかえない。
【0035】
【実施例】以下、本発明の下衣について実施例および比
較例を上げて説明する。なお、実施例の評価に使用した
被服圧は、試験用の下衣を着用した被験者の膝頭の頂点
に、圧力センサーを両面テープで固定し、被験者が踏み
台昇降運動を行い膝頭頂点の被服圧(kPa)を計測し
た。
較例を上げて説明する。なお、実施例の評価に使用した
被服圧は、試験用の下衣を着用した被験者の膝頭の頂点
に、圧力センサーを両面テープで固定し、被験者が踏み
台昇降運動を行い膝頭頂点の被服圧(kPa)を計測し
た。
【0036】実施例1〜3 ポリエステルスパン糸よりなる伸長率タテ3.4%、ヨ
コ8.7%の綾織物を下衣の左右前身頃、左右後身頃の
ベース生地として用い、ポリウレタン弾性糸にナイロン
フィラメントをカバーリングした糸よりなる伸長率タテ
32.0%、ヨコ30.3%の綾織物を切り替え布生地
として用い、図1に示すような内股部分のみで幅2cm
(実施例1)、4cm(実施例2)、6cm(実施例
3)の切り替えして用いた下衣をおのおの作製し、衣服
の圧力と外観評価を実施した。評価結果を表1に示す。
コ8.7%の綾織物を下衣の左右前身頃、左右後身頃の
ベース生地として用い、ポリウレタン弾性糸にナイロン
フィラメントをカバーリングした糸よりなる伸長率タテ
32.0%、ヨコ30.3%の綾織物を切り替え布生地
として用い、図1に示すような内股部分のみで幅2cm
(実施例1)、4cm(実施例2)、6cm(実施例
3)の切り替えして用いた下衣をおのおの作製し、衣服
の圧力と外観評価を実施した。評価結果を表1に示す。
【0037】実施例4 内股と脇部分に長さが膝までで幅4cmの切り替えしと
した以外は実施例2と同様の下衣を作製し、衣服の圧力
と外観評価を実施した。評価結果を表1に示す。
した以外は実施例2と同様の下衣を作製し、衣服の圧力
と外観評価を実施した。評価結果を表1に示す。
【0038】実施例5 長さが裾までとした以外は実施例4と同様の下衣を作製
し、衣服の圧力と外観評価を実施した。評価結果を表1
に示す 実施例6 縫い目に対する切り替え布生地の地の目角度を23度と
した以外は実施例2と同様の下衣を作製し、衣服の圧力
と外観評価を実施した。評価結果を表1に示す。
し、衣服の圧力と外観評価を実施した。評価結果を表1
に示す 実施例6 縫い目に対する切り替え布生地の地の目角度を23度と
した以外は実施例2と同様の下衣を作製し、衣服の圧力
と外観評価を実施した。評価結果を表1に示す。
【0039】実施例7 ポリエステルフィラメント加工糸よりなる伸長率タテ
2.4%、ヨコ18.7%の綾織物を下衣の左右前身
頃、左右後身頃のベース生地として用い、ポリウレタン
弾性糸にナイロンフィラメントをカバーリングした糸よ
りなる伸長率タテ40.0%、ヨコ30.2%の綾織物
を切り替え布生地として用いた以外は実施例2と同様の
下衣を作製し、衣服の圧力と外観評価を実施した。評価
結果を表1に示す。
2.4%、ヨコ18.7%の綾織物を下衣の左右前身
頃、左右後身頃のベース生地として用い、ポリウレタン
弾性糸にナイロンフィラメントをカバーリングした糸よ
りなる伸長率タテ40.0%、ヨコ30.2%の綾織物
を切り替え布生地として用いた以外は実施例2と同様の
下衣を作製し、衣服の圧力と外観評価を実施した。評価
結果を表1に示す。
【0040】比較例1、2 幅1cm(比較例1)および幅10cm(比較例2)の
切り替えしとした以外は実施例2と同様の下衣を作製
し、衣服の圧力と外観評価を実施した。評価結果を表1
に示す。
切り替えしとした以外は実施例2と同様の下衣を作製
し、衣服の圧力と外観評価を実施した。評価結果を表1
に示す。
【0041】比較例3 ポリエステルフィラメント加工糸よりなる伸長率タテ
2.4%、ヨコ18.7%の綾織物を下衣の左右前身
頃、左右後身頃のベース生地として用い、ポリウレタン
弾性糸にナイロンフィラメントをカバーリングした糸よ
りなる伸長率タテ32.0%、ヨコ30.3%の綾織物
を切り替え布生地として用いた以外は実施例2と同様の
下衣を作製し、衣服の圧力と外観評価を実施した。評価
結果を表1に示す。
2.4%、ヨコ18.7%の綾織物を下衣の左右前身
頃、左右後身頃のベース生地として用い、ポリウレタン
弾性糸にナイロンフィラメントをカバーリングした糸よ
りなる伸長率タテ32.0%、ヨコ30.3%の綾織物
を切り替え布生地として用いた以外は実施例2と同様の
下衣を作製し、衣服の圧力と外観評価を実施した。評価
結果を表1に示す。
【0042】比較例4 ポリエステルスパン糸よりなる伸長率タテ3.4%、ヨ
コ8.7%の綾織物を左右前身頃、左右後身頃生地と
し、切り替えしなしで実施例と同サイズの下衣を作製
し、衣服の圧力と外観評価を実施した。評価結果を表1
に示す。
コ8.7%の綾織物を左右前身頃、左右後身頃生地と
し、切り替えしなしで実施例と同サイズの下衣を作製
し、衣服の圧力と外観評価を実施した。評価結果を表1
に示す。
【0043】比較例5 ポリエステルフィラメント加工糸よりなる伸長率タテ
2.4%、ヨコ18.7%の綾織物を左右前身頃、左右
後身頃生地とし、切り替えしなしで実施例と同サイズの
下衣を作製し、衣服の圧力と外観評価を実施した。評価
結果を表1に示す。
2.4%、ヨコ18.7%の綾織物を左右前身頃、左右
後身頃生地とし、切り替えしなしで実施例と同サイズの
下衣を作製し、衣服の圧力と外観評価を実施した。評価
結果を表1に示す。
【0044】比較例6 ポリウレタン弾性糸にナイロンフィラメントをカバーリ
ングした糸よりなる伸長率タテ32.0%、ヨコ30.
3%の綾織物を左右前身頃、左右後身頃生地とし、切り
替えしなしで実施例と同サイズの下衣を作製し、衣服の
圧力と外観評価を実施した。評価結果を表1に示す。
ングした糸よりなる伸長率タテ32.0%、ヨコ30.
3%の綾織物を左右前身頃、左右後身頃生地とし、切り
替えしなしで実施例と同サイズの下衣を作製し、衣服の
圧力と外観評価を実施した。評価結果を表1に示す。
【0045】実施例1〜7に示す本発明の下衣は比較例
1〜6に比べ被服圧の低減効果が大きく、圧迫感やつっ
ぱり感の少ない下衣であるとともに外観もダレや膝抜け
のないすっきりとした外観品位であった。
1〜6に比べ被服圧の低減効果が大きく、圧迫感やつっ
ぱり感の少ない下衣であるとともに外観もダレや膝抜け
のないすっきりとした外観品位であった。
【0046】一方、比較例1〜6は被服圧が低いと外観
品位が悪くなるといったようなアンバランスな下衣であ
った。
品位が悪くなるといったようなアンバランスな下衣であ
った。
【0047】
【表1】
【0048】
【発明の効果】本発明に係る下衣は伸長率の低い生地を
身頃のベース生地として用いるため、ダレ、膝抜け、プ
リーツ性などの品位を保ちながら足の屈曲時の圧迫感や
つっぱり感を軽減させることが可能であり、作業着、ユ
ニフォーム、ウォーキングパンツ、トレーニングパン
ツ、介護衣料、高齢者用下衣等少しでも運動負荷を低減
させたい用途に適する。また、企画の立場からは内股部
分への切り替えのみで効果が出るため一からパターンを
作成せず従来からのパターンを修正することで対応する
ことも可能である。
身頃のベース生地として用いるため、ダレ、膝抜け、プ
リーツ性などの品位を保ちながら足の屈曲時の圧迫感や
つっぱり感を軽減させることが可能であり、作業着、ユ
ニフォーム、ウォーキングパンツ、トレーニングパン
ツ、介護衣料、高齢者用下衣等少しでも運動負荷を低減
させたい用途に適する。また、企画の立場からは内股部
分への切り替えのみで効果が出るため一からパターンを
作成せず従来からのパターンを修正することで対応する
ことも可能である。
【図1】本発明の下衣の一例を示す右前身頃パーツの平
面図である。
面図である。
【図2】本発明の下衣の他の例を示す右前身頃パーツの
平面図である。
平面図である。
【図3】本発明の下衣のさらに他の例を示す右前身頃パ
ーツの平面図である。
ーツの平面図である。
【図4】本発明の下衣のまたさらに他の例を示す右前身
頃パーツの平面図である。
頃パーツの平面図である。
【図5】本発明の下衣の右前身頃ベースの型入れの例を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図6】本発明の下衣の右前身頃切り替え布の型入れの
例を示す平面図である。
例を示す平面図である。
【図7】本発明の下衣の右前身頃切り替え布の他の型入
れの例を示す平面図である。
れの例を示す平面図である。
1:右前身頃ベースパーツ 2:右前身頃切り替えパーツ 3:前身頃中心線 4:生地 5:地の目線 6:縫い目線 θ:縫い目線と地の目線の交差角度 H:切り替え布の幅
Claims (3)
- 【請求項1】2枚以上の前身頃および2枚以上の後身頃
からなる下衣において、身頃の膝および太股部分に用い
る生地の最も大きい伸張率よりも15%以上伸張率の大
きな生地を、内股縫い目の少なくとも膝部分に2cm〜
8cmの幅で切り替えして用いてなることを特徴とする
下衣。 - 【請求項2】前記切り替えして用いる生地が経、および
緯方向とも15%以上伸張率が大きいことを特徴とする
請求項1記載の下衣。 - 【請求項3】前記切り替えして用いる生地の地の目方向
が内股縫い目に対し10〜35度の角度であることを特
徴とする請求項1または2のいずれかに記載の下衣。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36295799A JP2001172805A (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | 下 衣 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36295799A JP2001172805A (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | 下 衣 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001172805A true JP2001172805A (ja) | 2001-06-26 |
Family
ID=18478164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36295799A Pending JP2001172805A (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | 下 衣 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001172805A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010082677A1 (ja) * | 2009-01-15 | 2010-07-22 | 株式会社ゴールドウイン | 医療用又はスポーツ用衣服 |
WO2019194016A1 (ja) * | 2018-04-06 | 2019-10-10 | 旭化成株式会社 | パンツ |
-
1999
- 1999-12-21 JP JP36295799A patent/JP2001172805A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010082677A1 (ja) * | 2009-01-15 | 2010-07-22 | 株式会社ゴールドウイン | 医療用又はスポーツ用衣服 |
JP4684370B2 (ja) * | 2009-01-15 | 2011-05-18 | 株式会社ゴールドウイン | 医療用又はスポーツ用衣服 |
CN102271544A (zh) * | 2009-01-15 | 2011-12-07 | 株式会社金胜 | 医疗用或运动用服装 |
KR101116486B1 (ko) | 2009-01-15 | 2012-03-07 | 가부시키가이샤 골드윈 테크니컬 센터 | 의료용 또는 스포츠용 의복 |
CN102271544B (zh) * | 2009-01-15 | 2014-10-29 | 株式会社金胜 | 医疗用或运动用服装 |
WO2019194016A1 (ja) * | 2018-04-06 | 2019-10-10 | 旭化成株式会社 | パンツ |
JPWO2019194016A1 (ja) * | 2018-04-06 | 2020-12-03 | 旭化成株式会社 | パンツ |
JP2022111243A (ja) * | 2018-04-06 | 2022-07-29 | 旭化成株式会社 | パンツ |
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