JP2001171820A - ワーク搬送装置 - Google Patents

ワーク搬送装置

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JP2001171820A
JP2001171820A JP36191799A JP36191799A JP2001171820A JP 2001171820 A JP2001171820 A JP 2001171820A JP 36191799 A JP36191799 A JP 36191799A JP 36191799 A JP36191799 A JP 36191799A JP 2001171820 A JP2001171820 A JP 2001171820A
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JP
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JP36191799A
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Yasuo Nishite
尉雄 西手
Shozo Watanabe
照造 渡邉
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の小型化を図ることができると共に搬入
位置及び搬出位置を自由に設定することができるワーク
搬送装置を提供する。 【解決手段】 2枚の側板である第1側板3、第2側板
5を備えたハウジング6の一端にワーク搬入部32を、
他端にワーク搬出部33を設け、ハウジング6内であっ
て前記ワーク搬入部32とワーク搬出部33との間に、
駆動歯車7と従動歯車15,20とに巻装された搬送チ
ェーンを回動可能に設け、これにワークWを載置するハ
ンガー部材26が支持されているワーク搬送装置におい
て、前記ハンガー部材26上にワークWを載置して搬送
するワーク搬送区間30を設けると共に、このワーク搬
送区間30の上部に、ワークWを搬出した後の空ハンガ
ー部材26をワークWの搬出側から搬入側に向けて回送
する空ハンガー回送区間31を配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワーク搬送装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、無限軌道を用いてワークを搬送
するようにしたワーク搬送装置が知られている。この一
例を図9によって説明する。同図において、Wはワーク
を示し、このワークWを載置するハンガー部Hがリンク
LによってトロリーコンベアチェーンTの直下に連結・
固定されている。そして、ワーク搬入部においてはワー
クWをハンガー部Hに載置し、ワーク搬出部においては
ハンガー部HからワークWを取り出すようにしている。
したがって、上記ワーク搬送装置は、ハンガー部Hにワ
ークWを載置した状態で搬送するワーク搬入部からワー
ク搬出部までのワーク搬送区間と、ハンガー部Hにワー
クWが未載置の状態で回送されるワーク搬出部からワー
ク搬入部までの回送区間とから構成されている(例え
ば、特開平10−310331号公報に示されてい
る。)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のワーク搬送装置においては、リンクLとハンガー部
Hが連結・固定されているため、リンクLに対するハン
ガー部Hの位置が変化すると、ハンガー部Hが不安定に
なって、搬送装置の支持部やトロリーコンベアチェーン
Tと干渉を起こし過負荷となり搬送装置が停止する場合
があるという問題がある。したがって、このような事態
を回避するためには、前記リンクLとハンガー部Hの相
対的位置が変化しないようにワーク搬送区間と回送区間
を水平に配置せざるを得ず、その結果、搬送装置の占有
面積が大きくなり、コストアップにつながるという問題
がある。そこで、この発明は、装置の小型化を図ること
ができると共に搬入位置及び搬出位置を自由に設定する
ことができるワーク搬送装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、2枚の側板(例えば、
実施形態における第1側板3、第2側板5)を備えたハ
ウジング(例えば、実施形態におけるハウジング6)の
一端にワークの搬入部(例えば、実施形態におけるワー
ク搬入部32)を、他端にワークの搬出部(例えば、実
施形態におけるワーク搬出部33)を設け、ハウジング
内であって前記ワークの搬入部と搬出部との間に、駆動
スプロケット(例えば、実施形態における駆動歯車7)
と従動スプロケット(例えば、実施形態における従動歯
車15,20)とに巻装された無端体(例えば、実施形
態における搬送チェーン21)を回動可能に設け、この
無端体にワーク(例えば、実施形態におけるワークW)
を載置するハンガー部材(例えば、実施形態におけるハ
ンガー部材26)が支持されているワーク搬送装置にお
いて、前記ハンガー部材上にワークを載置して搬送する
ワーク搬送区間(例えば、実施形態におけるワーク搬送
区間30)を設けると共に、このワーク搬送区間の上部
又は下部に、ワークを搬出した後の空ハンガー部材をワ
ークの搬出側から搬入側に向けて回送する空ハンガー回
送区間(例えば、実施形態における空ハンガー回送区間
31)を配設したことを特徴とする。
【0005】このように構成することで、ワーク搬送区
間の上部又は下部に空ハンガー回送区間が配置された分
だけ平面から見た装置全体としての占有面積を少なくす
ることが可能となる。
【0006】請求項2に記載した発明は、2枚の側板を
備えたハウジングの一端にワークの搬入部を、他端にワ
ークの搬出部を設け、ハウジング内であって前記ワーク
の搬入部と搬出部との間に、駆動スプロケットと従動ス
プロケットとに巻装された無端体を回動可能に設け、こ
の無端体にワークを載置するハンガー部材が支持されて
いるワーク搬送装置において、前記ハンガー部材上にワ
ークを載置して搬送するワーク搬送区間を、前記無端体
の前記駆動スプロケットあるいは従動スプロケットを跨
いだ位置であって、ワークの搬入部から搬出部にわたっ
て配設したことを特徴とする。
【0007】このように構成することで、ワーク搬送区
間が駆動スプロケットあるいは従動スプロケットを跨ぐ
位置、つまりワーク搬送区間が2枚の側板の配置部位か
ら離れた位置であって、ワークの搬入部から搬出部にわ
たって配置されることとなり、前記ハンガー部材が2枚
の側板等に干渉するのを防止できる。
【0008】請求項3に記載した発明は、前記無端体の
上部に締結部材(例えば、実施形態における固定部材2
4)を固設し、締結部材に一方の側板の外方に延出する
支持ロッド(例えば、実施形態における支持ロッド2
5)を設け、この支持ロッドの先端にハンガー部材が回
動可能に支持されていることを特徴とする。このように
構成することで、ワーク搬送区間において搬送されるワ
ークのハンガー部材に対する姿勢が搬送につれて変化し
ても、支持ロッドに対してハンガー部材が回動して対応
することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
と共に説明する。図1において1は搬送装置を示し、搬
送装置1は支持装置2に支持されている。搬送装置1
は、第1側板3と、これに複数の連結板4で連結された
第2側板5とで形成されるハウジング6を有しており、
このハウジング6は図1に示すように、フロントドア、
リアドア、スライドドア、テールゲート等のワークW
を、例えば一階から二階に搬送するために上下にクラン
ク形状に形成されている。すなわち、下側がワーク搬入
部32、上側がワーク搬出部33として構成されてい
る。
【0010】そして、上記ハウジング6の一端側(ワー
ク搬出部33)には駆動歯車7が、他端側(ワーク搬入
部32)には従動歯車15,20が設けられ、これら駆
動歯車7と従動歯車15,20との間に後述する一対の
搬送チェーン21が回動可能に巻装されている。具体的
には前記ハウジング6の一端側の内側には図5に示すよ
うに一対の駆動歯車7が軸支され、第1側板3の外側に
駆動歯車7と同軸に伝達歯車16が軸支されている。そ
して、この伝達歯車16に対応して、支持部材17上に
駆動部18が取り付けられ、この駆動部18の伝達歯車
18aと前記伝達歯車16とがチェーン部材19により
連係されている。したがって、駆動部18により伝達歯
車18a、チェーン部材19、伝達歯車16を介して駆
動歯車7が回転して搬送チェーン21が回動する。
【0011】一方、前記ハウジング6の他端側であっ
て、第1側板3と第2側板5には、図2〜図4に示すよ
うに、各々一対のガイド孔8が穿設され、このガイド孔
8にはこれに沿ってガイドボルト9が摺動自在に設けら
れている。このガイドボルト9は、前記ハウジング6
内、具体的には図3に示すように第1側板3と第2側板
5の内壁に沿ってスライドする一対のスライド板10に
締結され、このスライド板10に前記一対の従動歯車1
5,20が軸支されている。
【0012】上記第1側板3及び第2側板5には図2に
示すように、上記スライド板10の配置部位に開口部1
1が形成されている。この開口部11の開口端側には螺
孔が設けられた支持ブロック12が固定され、一方、ス
ライド板10の開口部11から露出している部分には前
記支持ブロック12に対応する位置に開口部11から突
出する受圧部材13が取り付けられている。そして、前
記支持ブロック12にはテンションボルト14が螺合さ
れ、このテンションボルト14の先端部が受圧部材13
を押圧可能に構成され、スライド板10、すなわち従動
歯車15,20を前記駆動歯車7から離れる方向に付勢
して前記駆動歯車7と従動歯車15,20との間に巻装
された搬送チェーン21にテンションを付与できるよう
になっている。
【0013】前記ハウジング6には、前記搬送チェーン
21を上下方向でガイドするガイド部材22が設けられ
ると共に、さらにワークWを搬送する側にはワークの横
方向の揺れを防止するための搬送チェーン用レール部材
23が配設されている。ガイド部材22は図1に示すよ
うに搬送装置1上側は全域に、下側はコーナ部分に設け
られている。したがって、図1に示すように上述したハ
ウジング6の下側がワーク搬送区間30、上側が空ハン
ガー回送区間31として構成されている。
【0014】図6〜図7に示すように前記搬送チェーン
21,21には両者に跨り所定間隔で締結部材24が固
定されている。固定部材24の上面には支持ロッド25
の基端が固定され、支持ロッド25の先端部は外側に延
出している。具体的には支持ロッド25の先端部は駆動
歯車7あるいは従動歯車15,20を跨ぎ、さらに第2
側板5を跨いだ位置まで延出している。そして、前記支
持ロッド25の先端にはハンガー部材26が前記支持ロ
ッド25に対して、第2側板5に平行な面を含む平面内
で回転自在に軸支され、ハンガー部材26にはワークW
を支持する支持部材27が設けられている。
【0015】したがって、ワークWを搬送する場合に
は、ワーク搬送区間30のワーク搬入部32で作業者あ
るいはロボット等によりワークWをハンガー部材26の
支持部材27に載置して搬送し、ワーク搬出部33でワ
ークWをハンガー部材26の支持部材27から取り外
す。そして、ワークWが取り外され空となったハンガー
部材26はワーク搬送区間30上方の空ハンガー回送区
間31でワーク搬出部33から前記ワーク搬入部32に
向けて回送される。このとき、ハンガー部材26はワー
ク搬送区間30における搬送姿勢と同一の姿勢を維持し
ているが、支持ロッド25が第2側板5より外方に突出
し、かつ、ハンガー部材26が支持ロッド25に対して
第2側板5に平行な平面内で回転自在に軸支されている
ため、前記支持ロッド25に軸支されているハンガー部
材26が前記第2側板5に干渉することはない。また、
搬送装置の上方においてハンガー部材26と他の構造物
との干渉を気にする必要はなく、上方には支持ロッド2
5も高さ寸法が確保できればそれ以外の空間を設ける必
要もない。
【0016】その結果、ワーク搬送区間30と空ハンガ
ー回送区間31とを水平に配置する必要がなく、上述し
たように上方にも何ら空間を設ける必要がないため、占
有面積を少なくすることができ、その結果、コストダウ
ンを図ることができる。また、仮にこの実施形態のよう
に一階から二階へとワークWを搬送する場合でも、ハン
ガー部材26の姿勢が変化しないため、搬送ラインの設
計自由度を高めることができる。また、このようにハン
ガー部材26の搬送姿勢、回送姿勢が変化しないことか
ら、ワーク搬入部32、ワーク搬出部33を決定する上
での制約も少なくなり、この点でも設計自由度を高める
ことができる。
【0017】尚、この発明は上記実施形態に限られるも
のではなく、例えば、搬送装置の上方にワーク搬送区間
30を設けてもよい。また、下方側から上方側に跨ぐよ
うにしてワーク搬送区間30を設けてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載した発明によれば、請求項1に記載した発明によれ
ば、ワーク搬送区間の上部又は下部に空ハンガー回送区
間が配置された分だけ平面から見た装置全体としての占
有面積を少なくすることが可能となるため、コストダウ
ンにつながるという効果がある。
【0019】請求項2に記載した発明によれば、ワーク
搬送区間が駆動スプロケットあるいは従動スプロケット
を跨ぐ位置、つまりワーク搬送区間が2枚の側板の配置
部位から離れた位置に配置されることとなり、2枚の側
板等に干渉するのを防止できるため、装置の故障、及び
故障のための装置停止が少なくなり運転効率を向上する
ことができるという効果がある。
【0020】請求項3に記載した発明によれば、上記効
果に加えて、ワーク搬送区間において搬送されるワーク
のハンガー部材に対する姿勢が搬送につれて変化して
も、支持ロッドに対してハンガー部材が回動して対応す
ることが可能となるため、ハンガー部材が他の部位と干
渉することなくスムーズに搬送することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態のワーク搬送装置の正面
図である。
【図2】 図1のA部の拡大図である。
【図3】 図2のB矢視図である。
【図4】 図2の平面図である。
【図5】 図1のE矢視図である。
【図6】 図1のF矢視図である。
【図7】 図6の平面図である。
【図8】 図7のG矢視図である。
【図9】 従来技術の側面図である。
【符号の説明】
3 第1側板(側板) 5 第2側板(側板) 6 ハウジング 7 駆動歯車(駆動スプロケット) 15,20 従動歯車(従動スプロケット) 21 搬送チェーン(無端体) 24 固定部材(締結部材) 25 支持ロッド 26 ハンガー部材 30 ワーク搬送区間 31 空ハンガー回送区間 32 ワーク搬入部(ワークの搬入部) 33 ワーク搬出部(ワークの搬出部) W ワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の側板を備えたハウジングの一端に
    ワークの搬入部を、他端にワークの搬出部を設け、ハウ
    ジング内であって前記ワークの搬入部と搬出部との間
    に、駆動スプロケットと従動スプロケットとに巻装され
    た無端体を回動可能に設け、この無端体にワークを載置
    するハンガー部材が支持されているワーク搬送装置にお
    いて、前記ハンガー部材上にワークを載置して搬送する
    ワーク搬送区間を設けると共に、このワーク搬送区間の
    上部又は下部に、ワークを搬出した後の空ハンガー部材
    をワークの搬出側から搬入側に向けて回送する空ハンガ
    ー回送区間を配設したことを特徴とするワーク搬送装
    置。
  2. 【請求項2】 2枚の側板を備えたハウジングの一端に
    ワークの搬入部を、他端にワークの搬出部を設け、ハウ
    ジング内であって前記ワークの搬入部と搬出部との間
    に、駆動スプロケットと従動スプロケットとに巻装され
    た無端体を回動可能に設け、この無端体にワークを載置
    するハンガー部材が支持されているワーク搬送装置にお
    いて、前記ハンガー部材上にワークを載置して搬送する
    ワーク搬送区間を、前記無端体の前記駆動スプロケット
    あるいは従動スプロケットを跨いだ位置であって、ワー
    クの搬入部と搬出部にわたって配設したことを特徴とす
    るワーク搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記無端体の上部に締結部材を固設し、
    締結部材に一方の側板の外方に延出する支持ロッドを設
    け、この支持ロッドの先端にハンガー部材が回動可能に
    支持されていることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載のワーク搬送装置。
JP36191799A 1999-12-20 1999-12-20 ワーク搬送装置 Withdrawn JP2001171820A (ja)

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Effective date: 20070306