JP2001171648A - 紙製容器及び保持具 - Google Patents

紙製容器及び保持具

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JP2001171648A
JP2001171648A JP35748999A JP35748999A JP2001171648A JP 2001171648 A JP2001171648 A JP 2001171648A JP 35748999 A JP35748999 A JP 35748999A JP 35748999 A JP35748999 A JP 35748999A JP 2001171648 A JP2001171648 A JP 2001171648A
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奎吾 中村
Takaaki Nakagawa
孝昭 中川
Tsutomu Koshizuka
勉 越塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価に製造することができるとともに回収費
用をより低減でき、かつ収容される収容物の重量に十分
耐えられる紙製容器を提供するとともに、この紙製容器
をより安定した状態で積み重ねられること。 【解決手段】 一枚の紙製板体(段ボール)の折り曲げ
によって形成され、底板1と、底板1の縁部から立設す
る一対の第1側壁2と底板の縁部から立設するもう一対
の第2側壁3とを備える紙製容器において、第1側壁2
及び第2側壁3の底縁に開口する凹部2a、3aと、第
1側壁2及び第2側壁3の頂縁から上方へ延出して凹部
2a、3aに嵌入可能な大きさの第1つめ部2b及び第
2つめ部3bとを有する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙製容器及び保持具
に関し、特に、収容物の運搬とその後の容器の回収に好
適な紙製容器と、紙製容器の積み重ねに好適な保持具に
関する。
【0002】
【従来の技術】個別の製品等を一括して運搬する際に用
いられる容器としては、底板とこの底板の縁部から立設
する二対の側壁とを備える容器が従来より用いられてい
る。また、機械製品や機械用のパーツのように、比較的
重量があるとともにかさばらない製品等を前記容器で運
搬しようとする場合では、収容される製品等の重量に十
分耐えられる強度の容器を用いる必要がある。このよう
に十分な強度を有する容器としては、前記底板と前記側
壁とが一体成形されたプラスチック製容器が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したプラ
スチック製容器は一体成形されているため、プラスチッ
ク製容器を前記製品等の運搬に使用すると、運搬の行き
帰りにおいてプラスチック製容器によって占められる容
積が同じであることから回収費用が高く、必要経費の高
騰を招いてしまう。例えば、プラスチック製容器を使用
して海外へ製品等を運搬すると、このプラスチック製容
器の回収コスト以内で新たなプラスチック製容器の製造
が可能になる場合がある。従って、プラスチック製容器
の回収如何に関わらず製品等の運搬費用が高くなり、プ
ラスチック製容器に収容されて運搬される製品等の原価
を下げることができない。
【0004】本発明は、前記事項に鑑みなされたもの
で、安価に製造することができるとともに回収費用をよ
り低減でき、かつ収容される収容物の重量に十分耐えら
れ、運搬に好適な容器の提供を第1の課題とする。
【0005】また、本発明は、より重量のある収容物が
収容された紙製容器の積み重ねに好適な保持具の提供を
第2の課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は紙製容器及び保
持具であり、前記第1の課題を解決するための手段とし
て、以下に示す構成とされている。
【0007】すなわち、本発明における紙製容器は、折
り曲げ可能な一枚の紙製板体によって形成され、底板
と、この底板の縁部から立設する二対の側壁とを備える
紙製容器において、前記側壁の底縁に開口する凹部と、
この凹部に対向する位置における側壁の頂縁から上方に
延出して凹部に嵌入可能な大きさのつめ部とを有するこ
とを特徴とする。
【0008】前記構成によれば、折り曲げ可能な一枚の
紙製板体によって形成されることから、一体成形によっ
て形成される前記プラスチック製容器に比べて安価に製
造することが可能であるとともに、容器回収時において
容器の形態から一枚の板体の形態へ変形すると容器のみ
の運搬に必要なスペースが小さくなって回収費用をより
低減することが可能となり、かつ、適切な紙製板体を使
用することによって、収容される収容物の重量に十分耐
えられる容器を形成することが可能となる。
【0009】また、前記構成によれば、前記凹部と前記
つめ部とを有することから、本発明の紙製容器を複数積
み重ねる場合に、下段の紙製容器におけるつめ部が上段
の紙製容器における凹部に嵌入される。このため、積み
重ねられた紙製容器が互いに連結され、積み重ねられた
紙製容器のずれを規制することが可能となり、紙製容器
をより安定した状態で積み重ねられる。従って、運搬に
必要なスペースを有効活用できるとともに積み重ねられ
た紙製容器の崩落を抑制することが可能となり、収容物
を運搬する上でより好適である。
【0010】また、本発明における紙製容器は、前記側
壁の少なくとも一対が前記紙製板体を複数層に重ねて形
成されることを特徴とする。この構成によれば、容器の
形態における紙製容器の剛性が高まることによって紙製
容器の保形性が高まり、より重い収容物の運搬や、運搬
時における紙製容器の変形等を抑制する上でより好適で
ある。
【0011】また、本発明における紙製容器は、前記紙
製板体が段ボールであることを特徴とする。この構成に
よれば、折り曲げ可能であるとともに比較的剛性の高い
紙製板体が安価に入手可能であるとともに、切り込み等
の加工も容易であるため、安価に製造する上でより好適
である。
【0012】また、本発明における紙製容器の前記紙製
板体は、矩形の底板と、この底板の対向する一対の側縁
に第1底板折目を介して連設される一対の第1側壁と、
底板の対向する他の一対の側縁に第2底板折目を介して
連設される一対の第2側壁と、を備え、前記底板は、前
記各第2底板折目に平行して開口する第1スリットと、
前記各第2底板折目に開口する第2嵌入孔と、を有し、
前記第1側壁は、第1側壁の対向する一対の側縁に側壁
折目を介して連設される一対のフラップ部と、このフラ
ップ部の対向する一対の側縁のうち前記第2側壁とは反
対側の側縁から外方に延出する第1差し込み部と、を有
し、前記第2側壁は、第2側壁の中間部において前記第
2底板折目に対して平行に設けられる折り返し部と、こ
の折り返し部において前記第2底板折目に対して平行に
開口して前記第1差し込み部が挿入可能な第2スリット
と、第2側壁の先端縁において前記第1スリットに対向
する位置から外方に延出して第1スリットに挿入可能な
第2差し込み部と、を有することを特徴とする。
【0013】前記構成によれば、一枚の紙製板体を適当
な形状に切り抜くとともに適所に切り込み等を形成し、
折目や折り返し部での折り曲げ、及びスリットへの差し
込み部の差し込みによって、接着や溶着等の不可逆的な
固定手段を用いることなく紙製容器が形成されることか
ら、紙製容器の組み立て及び分解が可能となり、十分な
強度を有するとともに回収費用をより低減する上でより
好適である。
【0014】また、本発明における紙製容器の前記紙製
板体は、前記各第1底板折目に開口する第1嵌入孔を有
するとともに、前記第1側壁の先端縁において前記第1
嵌入孔に対向する位置から外方に延出して第1嵌入孔に
嵌入可能な大きさの第1つめ部を有することを特徴とす
る。この構成によれば、紙製容器を積み重ねた場合に前
記第1嵌入孔へ前記第1つめ部が嵌入されることから、
積み重ねられた紙製容器において第1側壁の対向方向へ
のずれが規制される。
【0015】また、本発明における紙製容器の前記紙製
板体は、前記折り返し部において前記第2嵌入孔に対向
する位置に第2底板折目側を残して折り返し部が切り込
まれることにより形成されて第2嵌入孔に嵌入可能な大
きさの第2つめ部を有することを特徴とする。この構成
によれば、紙製容器を積み重ねた場合に前記第2嵌入孔
へ前記第2つめ部が嵌入されることから、積み重ねられ
た紙製容器において第2側壁の対向方向へのずれがより
規制される。
【0016】また、本発明は、前記第2の課題を解決す
るための手段として、以下に示す構成とされている。す
なわち、本発明における保持具は、前述した本発明にお
ける紙製容器が積み重ねられる際に、少なくとも下段の
紙製容器に収容される保持具であって、前記紙製容器の
底板縁部に載置される台部と、この台部から前記紙製容
器の側壁に沿って上方へ立設する支持部と、この支持部
の上端に形成されて前記側壁に係止する係止部と、前記
支持部の上端に形成されて上段の前記紙製容器における
側壁外面に当接する当接部とを備えることを特徴とす
る。
【0017】前記構成によれば、下段の紙製容器に前記
台部が載置されると、前記係止部及び前記当接部が前記
支持部によって所定の高さに支持されることから、係止
部が下段の紙製容器の側壁頂縁に係止するとともに、当
接部が上段の紙製容器における底板外面及び側壁外面に
当接する。このため、上段の紙製容器における外方への
ずれが当接部によって規制される。また、前記構成によ
れば、紙製容器の底板縁部において自在に本保持具を設
置できることから、状況に応じて適当(適所及び適数)
に本保持具を設置することにより、紙製容器をより安定
して積み重ねることが可能となる。従って、本保持具
は、収容重量の大きな紙製容器を積み重ねるのに好適で
ある。
【0018】また、本発明における保持具は、互いに直
交する二本の辺を有する板状に前記台部が形成され、こ
の二つの辺のそれぞれから前記支持部が上方へ立設する
ことを特徴とする。この構成によれば、下段の紙製容器
における底板角部に前記台部が載置され、この角部にお
いて隣り合う二つの側壁に沿ってそれぞれ支持部が立設
する。このため、積み重ねられた紙製容器の外方へのず
れが前記角部周辺で規制されることから、積み重ねられ
た紙製容器の崩落を抑制する上でより好適である。
【0019】また、本発明における保持具は、前記支持
部の上端から前記紙製容器の外方へ延びるとともにさら
に下方へ延びる断面L字形状に形成されて下段の紙製容
器の側壁頂縁に係止する係止部と、前記支持部の上端か
ら前記紙製容器の外方へ延びるとともにさらに上方へ延
びる断面L字形状に形成されて上段の紙製容器の底板及
び側壁の外面に当接する当接部とを備えることを特徴と
する。
【0020】前記構成によれば、前記係止部が係止する
下段の紙製容器と、前記当接部が外方から側壁外面に当
接する上段の紙製容器との大きさ等が異なる場合でも、
対応することが可能であり、異なる規格の紙製容器を積
み重ねる場合でも、より安定して積み重ねることが可能
となる。
【0021】また、本発明における保持具は、前記支持
部の上方への立設長さが調整自在であることを特徴とす
る。この構成によれば、側壁の高さが異なる紙製容器を
積み重ねる場合でも支持部の立設長さを調整することに
よって対応することが可能であり、異なる規格の紙製容
器を積み重ねる場合でも、より安定して積み重ねること
が可能となる。
【0022】前記紙製板体は、組み立て及び分解可能に
紙製容器を形成するとともに、収容される収容物の重量
に耐えられる高い剛性の紙製容器を形成するための構成
である。従って、紙製板体としては、前述した段ボール
等が好ましい。なお、本発明における段ボールとは、波
形に変形した中芯の片面または両面にライナーを貼った
ものであり、例えば、片面段ボールや両面段ボール、複
両面段ボール、複々両面段ボール等を例示することがで
きる。また、前記段ボールは、他部材を含む積層構造で
あっても良く、このような他部材としては、例えば、プ
ラスチックフィルム等の高分子樹脂膜や、アルミニウム
箔等の金属膜等を例示することができる。
【0023】前記折目は、紙製板体を折り曲げ、円滑に
紙製容器を形成するため構成であり、前記折り返し部
は、紙製板体が複数層に重なる場合において、複数層の
紙製板体の厚さ分を加味して設けられる折目である。従
って、折目や折り返し部は、紙製板体を折り曲げるにあ
たり、紙製容器の形態における各部での紙製板体の重な
り数や、紙製板体の厚さや、紙製板体の折り曲げ具合
(曲げ角度)等によって適宜使い分けられると良い。
【0024】前記フラップ部は、側壁と重なり合うこと
によって、少なくとも一対の側壁の剛性を高めるための
構成である。従って、フラップ部は、剛性を高めようと
する側壁のほぼ全幅にわたって延出することが好まし
く、一つのフラップ部が側壁のほぼ全幅にわたって側壁
と重なり合っても良いし、あるいは側壁の所定の幅にお
いて側壁と重なり合う複数(例えば二つ等)のフラップ
部によってフラップ部が側壁のほぼ全幅にわたって側壁
と重なり合っても良い。
【0025】前記スリット及び前記差し込み部は、紙製
板体から紙製容器を形成するにあたり、紙製容器の側壁
を底板から立設させるための構成である。従って、スリ
ット及び差し込み部は、前記折目等で折り曲げられてな
る側壁が折目等から拡開するのを防止するように設けら
れていれば良い。また、スリット及び差し込み部は、一
つの側壁に対して単数設けられていても良いし、あるい
は一つの側壁に対して複数設けられていても良い。
【0026】折り曲げられた側壁の拡開を防止するため
のスリットへの差し込み部の挿入としては、例えば、側
壁に設けられる差し込み部がその側壁に沿って平行に開
口するスリットに挿入されても良いし、あるいは、フラ
ップ部に設けられる差し込み部がフラップ部に連なる側
壁に対して直交する方向に沿って開口するスリットに挿
入されても良い。
【0027】差し込み部は、スリットに挿入可能な形状
であれば良いことから、例えば、三角形や矩形等の角形
であっても良いし、あるいは適所にくびれが形成されて
スリットから容易に抜け出さないような形状であっても
良い。また、差し込み部を角形に形成する場合では、角
形の角部を適当に切り欠く(いわゆる「面取り」)と、
スリットへの差し込み部の挿入が円滑になるとともに、
繰り返し挿入による差し込み部の変形や破損等が抑制さ
れる点で好ましい。
【0028】また、差し込み部の延出長さは、スリット
に挿入されるのに十分な長さであれば良いことから、ス
リット内に挿入される程度の延出長さであっても良い
し、あるいはスリットを貫通する程の延出長さであって
も良い。差し込み部がスリット内に挿入される程度の延
出長さであると、差し込み部の先端がスリット内に止ま
り、差し込み部の変形や破損等が抑制される点で好まし
い。
【0029】一方、差し込み部がスリットを貫通する程
の延出長さであると、スリットが側壁の頂縁に設けられ
る場合において好ましい場合がある。すなわち、差し込
み部がスリットを十分に貫通する程の延出長さとする
と、スリットに挿入された差し込み部が、紙製容器の頂
縁から上方に延出する。この差し込み部に対向する位置
に凹部が形成されていると、紙製容器を積み重ねる場合
において、下段の紙製容器における前記差し込み部が、
上段の紙製容器における前記凹部に嵌入する。従って、
差し込み部がスリットを十分に貫通する程の延出長さと
すると、積み重ねられた紙製容器のずれを抑制するため
の構成とすることも可能であり、本発明におけるつめ部
と同様の作用を奏す。このような差し込み部及びスリッ
トとしては、前記第1差し込み部及び前記第2嵌入孔を
例示することができる。
【0030】前記凹部及び前記つめ部は、紙製容器を積
み重ねるにあたり、上下関係にある紙製容器の側壁を連
結して積み重ねられた紙製容器のずれを規制するための
構成である。従って、凹部及びつめ部は、紙製容器の上
下方向において対向する位置に設けられていれば良い。
また、凹部及びつめ部は、一つの側壁に単数設けられて
いても良いし、あるいは一つの側壁に対して複数設けら
れていても良い。
【0031】凹部は、紙製容器の外面に窪みが形成され
れば良いことから、紙製容器の外面を削ることによって
形成されても良いし、あるいは前記嵌入孔によって形成
されても良い。また、凹部は、つめ部を嵌入可能に形成
されていれば良いことから、つめ部が凹部内に止まるよ
うに形成されても良いし、あるいはつめ部が凹部を貫通
するような孔として形成されても良い。
【0032】つめ部は、凹部に嵌入可能な形状であれば
良いことから、例えば三角形や矩形等の角形であっても
良いし、あるいは適所にくびれが形成されて凹部から容
易に外れないような形状であっても良い。また、つめ部
を角形に形成する場合では、角形の角部を面取りする
と、凹部へのつめ部の嵌入が円滑になるとともに、繰り
返し嵌入によるつめ部の変形や破損等が抑制される点で
好ましい。
【0033】また、つめ部の延出長さは、凹部に嵌入さ
れるのに十分な長さであれば良ことから、凹部内につめ
部が止まる程度の延出長さであっても良いし、あるいは
凹部(嵌入孔)を貫通する程の延出長さであっても良
い。つめ部が凹部内に止まる程度の延出長さであると、
つめ部の変形や破損等が抑制される点で好ましい。
【0034】なお、本発明の紙製容器における側壁に
は、側壁の外面に把持部を設けても良い。この把持部と
しては、例えば、一対の側壁の外面に固定される把手
や、一対の側壁の外面に設けられる凸部や、前記凹部、
あるいは一対の側壁外面に設けられる開口部等を例示す
ることができる。
【0035】前記台部は、積み重ねられた紙製容器にお
ける下段の紙製容器の底板上に載置され、上方からの荷
重を受けるとともに受けた荷重を下段の紙製容器におけ
る底板に分散するための構成である。従って、台部は、
上方からの荷重を受けるのに十分な強度を有するととも
に、受けた荷重を分散できるように紙製容器の底板に対
して十分な接地面積を有することが好ましい。さらに、
台部は、硬質材料からなる板状に形成されることが好ま
しい。また、台部の形状は、直線状の一辺を少なくとも
有する形状であると、紙製容器の底板縁部へ台部を載置
する上で好ましい。
【0036】前記支持部は、積み重ねられた紙製容器に
おける下段の紙製容器の底板から所定の高さに、前記係
止部及び前記当接部を支持するための構成である。従っ
て、支持部は、上方からの荷重に耐えられる十分な強度
を有することが好ましい。また、支持部は、硬質材料か
らなる板状体であると、紙製容器の側壁に密接しやすい
のでさらに好ましい。また、支持部は、紙製容器の側壁
の高さに合わせて所定の長さだけ立設している構成とし
ても良いし、前述したように台部から上方への立設長さ
を調整自在な構成としても良い。
【0037】上方への立設長さが調整自在な支持部とし
ては、例えば、軸方向に沿って所定の間隔で形成された
孔部をそれぞれの周面に有する摺動自在な二重管と、前
記孔部に挿入される挿入部材(ボルトやピン等)とによ
って構成される支持部や、あるいは、長手方向に沿って
細長に開口するボルト穴を有し互いに重なり合う二枚の
板状部材と、前記ボルト穴に通されるとともに二枚の板
状部材同士を固定するボルト及びナットによって構成さ
れる支持部等、を例示することができる。
【0038】前記係止部は、積み重ねられた紙製容器に
おける下段の紙製容器の側壁頂縁に係止して、台部及び
支持部が側壁から離間するのを防止するための構成であ
る。従って、係止部は、紙製容器の側壁頂縁及び側壁外
面に密接する断面形状であることが好ましい。また、係
止部は、硬質材料によって形成されることが好ましく、
板状体であると、係止部に向けて押圧される上段の紙製
容器の底縁や下段の紙製容器の側壁頂縁において、変形
や破損等がより抑制されるのでさらに好ましい。
【0039】前記当接部は、積み重ねられた紙製容器に
おける上段の紙製容器の底板及び側壁に当接して、下段
の紙製容器に載置される上段の紙製容器の外方へのずれ
を規制するための構成である。従って、当接部は、上段
の紙製容器における底板外面及び側壁外面に密接する断
面形状であることが好ましい。また、当接部は、硬質材
料によって形成されることが好ましく、板状体である
と、当接部に向けて押圧される上段の紙製容器の底縁や
下段の紙製容器の側壁頂縁において、変形や破損等がよ
り抑制されるのでさらに好ましい。
【0040】なお、本発明における保持具は、前述した
ように、紙製容器の角部に設置されることが好ましい
が、紙製容器の側壁に沿う底板縁部に設置されても良
い。また、前記係止部や前記当接部は、前記支持部の上
端において、紙製容器の側壁に沿って一体的に連続して
設けられていても良く、あるいは紙製容器の側壁に沿っ
て交互に間欠して設けられても良い。また、本発明にお
ける保持具を形成するのに好ましい硬質材料としては、
例えば、鉄やステンレス等の金属や、硬質プラスチック
等を例示することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の紙製容器及び保持
具における実施の形態について、その一例を添付した図
面に基づき説明する。まず、本発明における紙製容器の
実施の形態について説明し、次に、本発明における保持
具の実施の形態について説明する。
【0042】<第1の実施の形態>本実施の形態におけ
る紙製容器は、図1及び図2に示されるように、底板1
と、底板1の縁部から立設する一対の第1側壁2と、底
板1の縁部から立設する他の一対の第2側壁3とを備え
ており、紙製容器の上部には蓋がなく、開放された構造
となっている。
【0043】第1側壁2は、第1側壁2の底縁に開口す
る凹部2aを二つ有するとともに、これらの凹部2aに
対向する位置における第1側壁2の頂縁から上方に延出
して凹部2aに嵌入可能な大きさの第1つめ部2bを有
している。また、第2側壁3は、第2側壁3の底縁に開
口する凹部3aを一つ有するとともに、この凹部3aに
対向する位置における第2側壁3の頂縁から上方に延出
して凹部3aに嵌入可能な大きさの第2つめ部3bを有
している。
【0044】底板1及び第1側壁2は、一枚の紙製板体
によって形成されており、第2側壁3は、紙製板体が三
層に重ねられて形成されている。なお、本実施の形態に
おける紙製板体は、片面段ボールの中芯側に両面段ボー
ルを貼り付けてなる複両面段ボール(米国規格AAフル
ート700グレード/以下、単に「段ボール」という)
である。
【0045】本実施の形態における紙製容器は、図3に
示される折り曲げ可能な一枚の段ボールによって形成さ
れている。この段ボールは、中央に形成された矩形の底
板1と、底板1の対向する一対の側縁に第1底板折目1
aを介して連設される一対の第1側壁2と、底板1の対
向する他の一対の側縁に第2底板折目1bを介して連設
される一対の第2側壁3とによって主に構成されてい
る。
【0046】底板1には、各第1底板折目1a上に細長
に二つずつ開口している第1嵌入孔1cと、各第2底板
折目1b上に第2底板折目1bの中央付近に一つずつ開
口している第2嵌入孔1dと、各第2底板折目1bに沿
って細長に二つずつ、計四つの第1スリット1eとが形
成されている。
【0047】第1嵌入孔1cは、第1底板折目1aを中
心線として対称に開口しており、一側辺から第1底板折
目1aまでの幅がほぼ段ボールの厚み程度となるように
形成され、第1つめ部2bの延出幅程度の長さとなるよ
うに形成されている。第2嵌入孔1dは、底板1側の一
側辺から第2底板折目1bまでの幅がほぼ段ボールの厚
み程度となるように形成されるとともに、第2側壁3側
の他側辺から第2底板折目1bまでの幅が段ボールの厚
みに比べて大きな値(例えば前述した第2つめ部3bの
上方への延出長さの約2倍等)となるように形成され、
第2つめ部3bの延出幅程度の長さとなるように形成さ
れている。第1スリット1eは、ほぼ段ボールの厚み程
度の幅となるように形成されている。
【0048】第1側壁2には、第1側壁2の対向する一
対の側縁に側壁折目2cを介して連設される一対のフラ
ップ部4と、フラップ部4の対向する一対の側縁のうち
第2側壁3とは反対側の側縁の端部から外方に延出する
第1差し込み部4aと、第1側壁2の先端縁において第
1嵌入孔1cに対向する位置から外方に延出する第1つ
め部2bとが形成されている。
【0049】フラップ部4は、第1側壁2の側縁両端に
おいてほぼ段ボールの厚み程度分ずつが除かれた幅で第
1側壁2と連設し、第1側壁2の側縁からの延出長さが
第2側壁3の連設幅の半分程度に形成されている。第1
差し込み部4aは、第2つめ部3bの延出幅の半分程度
の延出幅に形成され、ほぼ段ボールの厚み程度の延出長
さに形成されている。第1つめ部2bは、ほぼ段ボール
の厚み程度の延出長さに形成されている。
【0050】第2側壁3には、第2側壁3の側壁高さ分
延出した第2側壁3の中間部において第2底板折目1b
に平行して設けられる折り返し部3cと、折り返し部3
cにおいて第2嵌入孔1dに対向する位置に第2底板折
目1b側を残してコの字型に切り込まれて形成される第
2つめ部3bと、第2つめ部3bの先端側の折り返し部
3cにおいて第2底板折目に対して平行に開口する細長
の第2スリット3dと、折り返し部3cからさらに第2
側壁3の側壁高さ分延出した第2側壁3の先端縁におい
て第1スリット1eに対向する位置から外方に延出する
第2差し込み部3eとが形成されている。
【0051】折り返し部3cは、第2底板折目1bに平
行する2本の折目によって折り返し幅が決定されてお
り、この折り返し幅は、折り返された第2側壁3の内側
に少なくとも一枚の段ボールを介在させられる幅とされ
ている。すなわち前記折り返し幅は、段ボールの厚みの
ほぼ三倍の大きさの幅とされている。また、折り返し部
3cにおける底板1側の折目より外方の第2側壁3は、
前記折目より底板1側の第2側壁3よりも、前記折目の
両端においてほぼ段ボールの厚み程度分ずつが除かれた
幅で延出している。すなわち、折り返し部3c及び折り
返し部3cより外方の第2側壁3は、第2底板折目1b
よりも段ボールの厚みのほぼ二倍程度の短い長さの連設
幅とされている。
【0052】第2つめ部3cは、段ボールの厚みよりも
若干大きな延出長さに形成されている。第2スリット3
dは、第2つめ部3cの先端縁から折り返し部3cにお
ける先端側の折目までの開口幅に形成され、第2つめ部
3cの延出幅に等しい開口長さに形成されている。第2
差し込み部3eは、第1スリット1eの開口長さ程度の
延出幅に形成され、段ボールの厚み程度の延出長さに形
成されている。
【0053】なお、第1つめ部2b及び第2つめ部3b
は、先端縁における両端に面取りが施されている。ま
た、第1差し込み部4aは、第1差し込み部4aの先端
縁において第1側壁2とは反対側の一端に面取りが施さ
れている。
【0054】次に、図3に示した前記段ボールの折り曲
げによって、本実施の形態における紙製容器の組み立て
る様子を以下に説明する。まず、第1側壁2を第1底板
折目1aに沿って図3における紙面側へ折り曲げ、フラ
ップ部4を側壁折目2cに沿って底板1側へ折り曲げ
る。第1側壁2の折り曲げによって、第1嵌入孔1c
は、紙製容器の底面から段ボールの厚みの二倍程度窪む
とともに紙製容器の側面から段ボールの厚み程度窪む凹
部2aを第1側壁2の底辺に形成する。
【0055】次に、第2底板折目1b及び折り返し部3
cにおける折目に沿って第2側壁3を図3における紙面
側へ折り曲げる。折り返し部3cが折り曲げられると、
第2つめ部3bは、第2底板折目1b側を残してコの字
型に切り込まれて形成されることから、図4に示される
ように、第2側壁3の外面側(第2底板折目1bから折
り返し部3cにおける底板側の折目までの第2側壁3)
と面一となるように延出する。また第2つめ部3bが前
述したように延出することから、第2スリット3dは、
折り返し部3cの全幅にわたって開口する。
【0056】第2スリット3dが開口したら、第2底板
折目1b及び折り返し部3cの折目に沿って第2側壁3
を十分に折り曲げ、第2スリット3dへ第1差し込み部
4aを挿入するとともに、第1スリット1eへ第2差し
込み部3eを挿入する。両差し込み部が両スリットに挿
入されると、第1側壁2及び第2側壁3が底板1から立
設し、本実施の形態における紙製容器が形成される。な
お、第2側壁3の折り曲げによって、第2嵌入孔1d
は、紙製容器の側面から段ボールの厚み程度窪むととも
に紙製容器の底面から第2つめ部の延出長さの二倍程度
窪む凹部3aを第2側壁3の底辺に形成する。
【0057】組み立てられた紙製容器は、第1差し込み
部4aが第2スリット3dに挿入されることから、第1
側壁2の拡開が規制される。また組み立てられた紙製容
器は、第2差し込み部3eが第1スリット1eに挿入さ
れることから、第2側壁3の拡開が規制される。また、
第2側壁3は、第2底板折目1bから折り返し部3cま
での第2側壁3が紙製容器の外面を形成し、折り返し部
3cから延出端までの第2側壁3が紙製容器の内面を形
成し、これらの間にフラップ部4が挟まれることから、
段ボールが三層に重ね合わされて形成される。
【0058】次に、本実施の形態における紙製容器が積
み重ねられた状態を、図5に基づき説明する。本実施の
形態における紙製容器が積み重ねられると、下段におけ
る紙製容器の第1つめ部2bが上段における紙製容器の
凹部2aに嵌入され、下段における紙製容器の第2つめ
部3bが上段における紙製容器の凹部3aに嵌入され
る。また、第2つめ部3bの上縁から凹部3aの上縁ま
での間には窪みが形成されている。第1つめ部2b及び
第2つめ部3bが凹部2a及び3aとそれぞれ凹凸係合
することから、紙製容器を多段に積み重ねてもずれが生
じない。また、積み重ねられた紙製容器を運送するに当
たっては、多段に積み重ねた後の最上部の紙製容器に第
1つめ部2b及び第2つめ部3bの内側に収まる平板状
の蓋をし、全体をバンドで縛るので荷崩れすることなく
運送することが可能である。
【0059】なお、本実施の形態では、第2つめ部3b
と第2スリット3dとを別々に設ける構成としたが、第
2つめ部3bのみを切り込みによって設け、折り曲げ時
によって第2スリット3dが開口する構成としても良
い。
【0060】以上の説明からわかるように、本実施の形
態における紙製容器は、第1差し込み部4aが第2スリ
ット3dに挿入され、第2差し込み部3eが第1スリッ
ト1eに挿入されることから、第1側壁2及び第2側壁
3の拡開が防止されるため、前記段ボールの折り曲げの
みによって紙製容器を形成することができる。従って、
紙製容器のみの運搬時では、一枚の段ボールとして運搬
できるので、紙製容器の回収等にかかる費用をより低減
することができる。
【0061】また、本実施の形態における紙製容器は、
第2側壁3が段ボールの三層構造によって形成されるこ
とから、紙製容器の保形性をより向上させることがで
き、収容重量の大きな収容物の運搬にも十分耐えること
ができる。
【0062】また、本実施の形態における紙製容器は、
積み重ね時において、第1つめ部2bが凹部2aに嵌入
されるため、第1側壁2の対向方向への紙製容器のずれ
が規制される。また、第2つめ部3bが凹部3aに嵌入
されるため、第2側壁3の対向方向への紙製容器のずれ
が規制される。従って、積み重ねられた紙製容器のずれ
が規制されることから、安定した状態で紙製容器が積み
重ねられるとともに、収容物の運搬時において積み重ね
られた紙製容器のスペースファクタを改善でき、より好
適に収容物を運搬することができる。
【0063】また、本実施の形態における紙製容器は、
積み重ね時において、第2つめ部3bの上方における第
2側壁3の外面に窪みが形成されることから、紙製容器
の積み重ね作業、あるいは積み重ねられた紙製容器を個
別に運び出す作業において、前記窪みに指を掛けられる
ため、紙製容器に係る前記作業等の作業性をより向上さ
せることができる。
【0064】また、本実施の形態における紙製容器は、
第1つめ部2b、第2つめ部3b及び第1差し込み部4
aの角部に面取りが施されていることから、紙製容器組
立時における各つめ部等の嵌入あるいは挿入が円滑に行
われるとともに、紙製容器の組立作業の繰り返し等によ
る前記角部の変形や破損をより抑制することができる。
【0065】また、本実施の形態における紙製容器は、
折り返し部3cより先端側の第2側壁3やフラップ部4
等の延出幅がその両端においてほぼ段ボールの厚み分を
欠いた延出幅とされていることから、折り曲げ箇所にお
ける段ボールの膨らみ等が他の部分(例えばフラップ部
4であれば第2側壁3であったり、第2側壁3であれば
第2側壁3の内面及び第1側壁2の内面)の折り曲げに
干渉しないため、紙製容器をより円滑に組立、あるいは
分解することができる。
【0066】また本実施の形態における紙製容器は、段
ボールの折り曲げによって形成されることから、折り曲
げや切断等の加工が容易であるとともに、より安価に製
造することができる。
【0067】<第2の実施の形態>本実施の形態では、
前述したように、本発明における保持具の実施の形態に
ついて説明する。まず、本実施の形態における保持具の
構成を図6及び図7に基づいて説明する。なお、本実施
の形態における紙製容器は、前述した第1の実施の形態
における紙製容器と同じである。
【0068】本実施の形態における保持具は、前述した
紙製容器が積み重ねられる際に、少なくとも下段の紙製
容器に収容される保持具である。この保持具は、図6に
示されるように、紙製容器の底板1縁部に載置される台
部5と、台部5から紙製容器の側壁に沿って上方へ立設
する支持部6と、支持部6の上端に形成されて下段の紙
製容器において隣り合う側壁のそれぞれに係止する係止
部7a、7bと、支持部6の上端に形成されて上段の紙
製容器において隣り合う側壁の外面にそれぞれ当接する
当接部8a、8bとを備えている。
【0069】台部5は、互いに直交する二本の辺を有す
るL字型の板状に形成されている。支持部6は、台部5
のL字型外側における辺から紙製容器の側壁の高さ分だ
けそれぞれ上方に向けて立設する断面L字型の板状に形
成されている。係止部7a、7bは、支持部6の上端か
ら紙製容器の外方へ延びるとともにさらに下方へ延びる
断面L字型の板状に形成されている。当接部8a、8b
は、支持部6の上端から紙製容器の外方へ延びるととも
にさらに上方へ延びる断面L字型の板状に形成されてい
る。
【0070】本実施の形態における保持具は、図7に示
される形状の鋼製板体によって形成されている。前記鋼
製板体は、中心線に沿って中心折目6aが形成されてい
る支持部6と、支持部6の一端側に下部折目6bを介し
て連設される台部5と、支持部6の他端側に上部折目6
cを介して連設される係止部7a、7b及び当接部8
a、8bとを備えている。
【0071】台部5は、鋼製板体の一端縁における中央
部が一端縁から下部折目6bにかけて切り欠かれてお
り、中心折目6a及び下部折目6bの折り曲げによって
L字型の板状となるように形成されている。支持部6は
中心折目6aによって縦方向に二分され、一方の支持部
6には上部折目6bを介して係止部7a及び当接部8a
が連設され、他方の支持部6には上部折目6bを介して
係止部7b及び当接部8bが連設されている。
【0072】係止部7a及び当接部8aの間には、鋼製
板体の他端縁から上部折目にかけて切り込みが設けられ
ており、上部折目6cの折り曲げによって係止部7a及
び当接部8aが紙製容器の外方へ延びるように形成され
る。係止部7aには、上部折目6cに平行でかつ上部折
目6cから所定距離だけ離間している係止折目7cが設
けられている。また、当接部8aには、上部折目6cに
平行でかつ上部折目6cから所定距離だけ離間している
当接折目8cが設けられている。
【0073】係止部7b及び当接部8cも同様の構成と
されている。すなわち係止部7bには係止折目7dが設
けられており、当接部8bには当接折目8dが設けられ
ている。係止折目7c及び当接折目8cと上部折目6c
の距離は、紙製容器におけるほぼ段ボールの厚み程度の
長さとされている。また、係止折目7d及び当接折目8
dと上部折目6cの距離は、紙製容器における折り返し
部3cの折り返し幅程度の長さとされている。
【0074】図7に示される鋼製板体において、下部折
目6bを図7における紙面の裏側へ折り曲げるととも
に、中心折目6aが図7における紙面の表側に凸となる
ように折り曲げると、台部5及び支持部6が形成され
る。上部折目6cを紙製容器の外方(図7における紙面
の表側)へ折り曲げ、係止折目7c、7dを紙製容器の
下方(図7における紙面の表側)へ折り曲げると、係止
部7a、7bが形成される。また、上部折目6cを紙製
容器の外方(図7における紙面の表側)へ折り曲げ、当
接折目7c、7dを紙製容器の上方(図7における紙面
の裏側)へ折り曲げると、当接部8a、8bが形成され
る。
【0075】次に、前述した保持具の紙製容器への収
容、及び積み重ね時における保持具の作用について、図
8及び図9に基づき説明する。本実施の形態における保
持具は、図8に示されるように、紙製容器の底板1にお
ける角部に載置される。このとき、台部5は、L字型の
板状に形成されていることから、紙製容器の底板角部に
密接して載置される。また、支持部6は、板状に形成さ
れるとともに台部5におけるL字外側の辺からそれぞれ
立設することから、紙製容器において隣り合う第1側壁
2及び第2側壁3のそれぞれに密接する。
【0076】また、係止部7aは、図9に示されるよう
に、板状に形成されるとともに、上部折目6cによって
支持部6の上端からほぼ段ボールの厚み程度の距離を外
方へ延び、次いで係止折目7cによって下方へ延びるよ
うに形成されていることから、下段の紙製容器における
第1側壁2の頂縁及び外面に密接して係止する。また、
当接部8aは、板状に形成されるとともに、上部折目6
cによって支持部6の上端からほぼ段ボールの厚み程度
の距離を外方へ延び、次いで当接折目8cによって上方
へ延びるように形成されていることから、上段の紙製容
器における底板1及び第1側壁2の外面に密に当接す
る。
【0077】また、係止部7bも、板状に形成されると
ともに、上部折目6cによって支持部6の上端から折り
返し部3cの折り返し幅程度の距離を外方へ延び、次い
で係止折目7dによって下方へ延びるように形成されて
いることから、下段の紙製容器における第2側壁3の頂
縁及び外面に密接して係止する。また、当接部8bも、
板状に形成されるとともに、上部折目6cによって支持
部6の上端から折り返し部3cの折り返し幅程度の距離
を外方へ延び、次いで当接折目8dによって上方へ延び
るように形成されていることから、上段の紙製容器にお
ける底板及び第2側壁3の外面に密に当接する。
【0078】なお、本実施の形態における保持具は、紙
製容器の底板1角部に載置するのに好適な形態として説
明したが、例えば図10に示されるように、台部5を矩
形の板状に形成し、台部5の一辺から支持部6を立設さ
せるように構成し、紙製容器の底板1側縁に載置する形
態としても良い。このような構成の保持具とすると、紙
製容器において第1つめ部2bの延出箇所を除く側壁で
あれば上段の紙製容器を保持することが可能となる。
【0079】また、本実施の形態における保持具は、支
持部6が予め紙製容器の側壁の高さ分だけ上方に延出す
る構成としたが、例えば図11に示されるように、摺動
自在かつ軸方向に沿って複数の孔部をそれぞれの周面に
有する二重管の一方を台部5の縁部に固定して支持部6
を形成し、摺動する二重管の他方の上端に矩形の平行板
体を固定し、この平行板体の側縁には垂直板体を固定す
ることによって係止部7a及び当接部8aを一体的に形
成し、前記孔部へ挿入可能な挿入部材によって台部5か
らの支持部6の立設長さを調整自在な構成としても良
い。
【0080】このような構成の保持具とすると、側壁の
高さが異なる場合においても側壁の高さに対応すること
が可能となる。また、係止部7a及び当接部8aが前記
垂直板体によって一体的に形成されていることから、下
段の紙製容器における側壁の係止と、上段の紙製容器に
おける底板及び側壁の当接とが、同一幅の板体によって
なされるため、係止と当接のバランスが良く、積み重ね
られた紙製容器を安定した状態に保持するのにより効果
的である。
【0081】以上の説明からわかるように、本実施の形
態における保持具は、係止部7a、7bが下段の紙製容
器における側壁に内側から外側に掛かって係止するとと
もに、当接部8a、8bが上段の紙製容器における底面
に当接し、かつ上段の紙製容器の側面に外側から当接す
ることから、積み重ねられた紙製容器において、側壁の
対向方向へのずれを規制することができる。また、本実
施の形態における保持具は、段ボールに比べて剛性の高
い鋼製板体によって形成されていることから、前述した
つめ部及び凹部よりも強力に紙製容器のずれを規制する
ことができる。従って、本保持具は、収容重量のより大
きな紙製容器をより安定した状態で積み重ねることがで
きる。
【0082】また、本実施の形態における保持具は、台
部5が板状に形成されていることから、上方からの荷重
が、下段の紙製容器の底板に分散されるため、収容重量
の大きな紙製容器を積み重ねた場合においても、下段の
紙製容器における底板の変形や損傷をより抑制すること
ができ、紙製容器の使用期間をより延ばすことができ
る。
【0083】また、本実施の形態における保持具は、台
部5がL字型の板状に形成されるとともに、前記L字型
の外側の辺から支持部6がそれぞれ立設し、この支持部
6の上端に係止部7及び当接部8が形成されることか
ら、下段の紙製容器における角部に載置することができ
る。そして、積み重ねられた紙製容器において隣り合う
側壁に係止及び当接して保持できることから、紙製容器
において比較的強度の高い角部で紙製容器のずれが規制
され、紙製容器の変形や損傷をより抑制することができ
る。
【0084】また、本実施の形態における保持具は、支
持部6の上端から外方へ延びる際の係止部7a、7bの
延出長さが、係止折目7c、7dによって決定されるこ
とから、係止する側壁の厚さに応じて係止部7a、7b
を調整することが可能であり、側壁の厚さが異なる紙製
容器を積み重ねる場合においても対応することができ
る。
【0085】同様に、本実施の形態における保持具は、
支持部6の上端から外方へ延びる際の当接部8a、8b
の延出長さが、当接折目8c、8dによって決定される
ことから、当接する紙製容器の大きさや側壁の厚さに応
じて当接部8a、8bを調整することが可能であり、大
きさや側壁の厚さ等が異なる紙製容器を積み重ねる場合
においても対応することができる。
【0086】また、本実施の形態における保持具は、台
部5、支持部6、係止部7a、7b及び当接部8a、8
bがそれぞれ板状に形成されているとともに、これらの
部材が紙製容器の底板及び側壁に密接することから、保
持具の収容による紙製容器内の容積損失がほとんどな
く、紙製容器への収容物の収容量を低減することなく、
紙製容器の積み重ねに好適な効果を奏すことができる。
【0087】
【発明の効果】本発明における紙製容器は、折り曲げ可
能な一枚の紙製板体によって形成され、底板と、この底
板の縁部から立設する二対の側壁とを備え、側壁の底縁
に開口する挿入孔と、この挿入孔に対向する位置におけ
る側壁の頂縁から上方に延出して挿入孔に挿入可能な大
きさのつめ部とを有する構成としたことから、従来より
使用されているプラスチック製容器に比べて安価に製造
することができるとともに、分解することによって回収
費用をより低減でき、かつ収容される収容物の重量に十
分耐えられ、安定して積み重ねられることから収容物の
運搬に好適な容器を形成することができる。
【0088】また、本発明における紙製容器は、側壁の
少なくとも一対が紙製板体を複数層重ねて形成される
と、紙製容器の保形性が高まり、紙製容器の強度を向上
させる上でより効果的である。
【0089】また、本発明における紙製容器は、段ボー
ルによって形成すると、折り曲げや切り込み等の加工が
容易であるとともに、紙製容器を安価に製造する上でよ
り効果的である。また本発明における紙製容器は、段ボ
ールよりなるため、多数回の使用によって汚損または破
損した場合には、古紙としてリサイクルすることができ
る。
【0090】さらに本発明における紙製容器は、その底
板の底面に突起物が存在しないため、工場等で工程間の
コンベアによる搬送をスムーズに行うことができる。そ
して、本発明における紙製容器は、強度上も優れること
から多段積み重ねも可能であって、製品等の収容物を収
容したまま保管することも可能である。
【0091】また、本発明における保持具は、紙製容器
の底板縁部に載置される台部と、この台部から紙製容器
の側壁に沿って上方へ立設する支持部と、この支持部の
上端に形成されて側壁の頂縁に係止する係止部と、支持
部の上端に形成されて上段の紙製容器の側壁外面に当接
する当接部とを備える構成としたことから、本保持具を
適所に設置することによって紙製容器を安定して積み重
ねることができ、収容重量の大きな紙製容器をより安定
させて積み重ねることができる。
【0092】また、本発明における保持具は、係止部と
当接部とが支持部の上端において分けられて形成される
構成としたり、支持部が上方への立設長さを調整自在に
構成されると、規格の異なる紙製容器等を積み重ねる場
合においてより効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における紙製容器の一実施の形態を示す
斜視図である。
【図2】図1に示される紙製容器を反転させた状態で示
す斜視図である。
【図3】図1に示される紙製容器の展開図である。
【図4】図3に示される状態から図1に示される状態へ
の紙製容器の組立過程における一部を示す要部斜視図で
ある。
【図5】図1に示される紙製容器を積み重ねた状態で示
す斜視図である。
【図6】本発明における保持具の実施形態の一例を示す
斜視図である。
【図7】図6に示される保持具の展開図である。
【図8】図6に示される保持具を図1に示される紙製容
器に収容した様子を示す斜視図である。
【図9】図8に示される紙製容器に図1に示される紙製
容器を積み重ねた状態を示す斜視図である。
【図10】本発明における保持具の実施形態の他例を示
す斜視図である。
【図11】本発明における保持具の実施形態の他例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 底板 1a 第1底板折目 1b 第2底板折目 1c 第1嵌入孔 1d 第2嵌入孔 1e 第1スリット 2 第1側壁 2a、3a 凹部 2b 第1つめ部 2c 側壁折目 3 第2側壁 3b 第2つめ部 3c 折り返し部 3d 第2スリット 3e 第2差し込み部 4 フラップ部 4a 第1差し込み部 5 台部 6 支持部 6a 中心折目 6b 下部折目 6c 上部折目 7a、7b 係止部 7c、7d 係止折目 8a、8b 当接部 8c、8d 当接折目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 奎吾 東京都中央区日本橋小網町19番5号曙ブレ ーキ工業株式会社内 (72)発明者 中川 孝昭 東京都中央区日本橋本町1丁目9番4号山 田ダンボール株式会社内 (72)発明者 越塚 勉 群馬県邑楽郡大泉町大字寄木戸字壁屋612 番地日本運輸株式会社内 Fターム(参考) 3E006 AA03 BA01 CA03 DA03 3E060 AA03 AB20 BB01 BB05 CG24 DA08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り曲げ可能な一枚の紙製板体によって
    形成され、底板と、この底板の縁部から立設する二対の
    側壁とを備える紙製容器において、 前記側壁の底縁に開口する凹部と、この凹部に対向する
    位置における側壁の頂縁から上方に延出して凹部に嵌入
    可能な大きさのつめ部と、を有することを特徴とする紙
    製容器。
  2. 【請求項2】 前記側壁の少なくとも一対が前記紙製板
    体を複数層に重ねて形成されることを特徴とする請求項
    1記載の紙製容器。
  3. 【請求項3】 前記紙製板体が段ボールであることを特
    徴とする請求項1または2に記載の紙製容器。
  4. 【請求項4】 前記紙製板体は、矩形の底板と、この底
    板の対向する一対の側縁に第1底板折目を介して連設さ
    れる一対の第1側壁と、底板の対向する他の一対の側縁
    に第2底板折目を介して連設される一対の第2側壁と、
    を備え、 前記底板は、前記各第2底板折目に平行して開口する第
    1スリットと、前記各第2底板折目に開口する第2嵌入
    孔と、を有し、 前記第1側壁は、第1側壁の対向する一対の側縁に側壁
    折目を介して連設される一対のフラップ部と、このフラ
    ップ部の対向する一対の側縁のうち前記第2側壁とは反
    対側の側縁から外方に延出する第1差し込み部と、を有
    し、 前記第2側壁は、第2側壁の中間部において前記第2底
    板折目に対して平行に設けられる折り返し部と、この折
    り返し部において前記第2底板折目に対して平行に開口
    して前記第1差し込み部が挿入可能な第2スリットと、
    第2側壁の先端縁において前記第1スリットに対向する
    位置から外方に延出して第1スリットに挿入可能な第2
    差し込み部と、を有することを特徴とする請求項1から
    3のいずれかに記載の紙製容器。
  5. 【請求項5】 前記各第1底板折目に開口する第1嵌入
    孔を有するとともに、前記第1側壁の先端縁において前
    記第1嵌入孔に対向する位置から外方に延出して第1嵌
    入孔に嵌入可能な大きさの第1つめ部を有することを特
    徴とする請求項4記載の紙製容器。
  6. 【請求項6】 前記折り返し部において前記第2嵌入孔
    に対向する位置に第2底板折目側を残して折り返し部が
    切り込まれることにより形成されて第2嵌入孔に嵌入可
    能な大きさの第2つめ部を有することを特徴とする請求
    項4記載の紙製容器。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載の紙製
    容器が積み重ねられる際に、少なくとも下段の紙製容器
    に収容される保持具であって、 前記紙製容器の底板縁部に載置される台部と、 この台部から前記紙製容器の側壁に沿って上方へ立設す
    る支持部と、 この支持部の上端に形成されて前記側壁に係止する係止
    部と、 前記支持部の上端に形成されて上段の前記紙製容器にお
    ける側壁外面に当接する当接部と、を備えることを特徴
    とする保持具。
  8. 【請求項8】 互いに直交する二本の辺を有する板状に
    前記台部が形成され、この二つの辺のそれぞれから前記
    支持部が上方へ立設することを特徴とする請求項7記載
    の保持具。
  9. 【請求項9】 前記支持部の上端から前記紙製容器の外
    方へ延びるとともにさらに下方へ延びる断面L字形状に
    形成されて下段の紙製容器の側壁頂縁に係止する係止部
    と、 前記支持部の上端から前記紙製容器の外方へ延びるとと
    もにさらに上方へ延びる断面L字形状に形成されて上段
    の紙製容器の底板及び側壁の外面に当接する当接部と、
    を備えることを特徴とする請求項7記載の保持具。
  10. 【請求項10】 前記支持部の上方への立設長さが調整
    自在であることを特徴とする請求項7から9のいずれか
    に記載の保持具。
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