JP2001170526A - 高力ボルトのマーキング装置 - Google Patents

高力ボルトのマーキング装置

Info

Publication number
JP2001170526A
JP2001170526A JP36152299A JP36152299A JP2001170526A JP 2001170526 A JP2001170526 A JP 2001170526A JP 36152299 A JP36152299 A JP 36152299A JP 36152299 A JP36152299 A JP 36152299A JP 2001170526 A JP2001170526 A JP 2001170526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spray
strength bolt
main body
marking device
marking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36152299A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Tsuda
佳昭 津田
Masaaki Kobayashi
正明 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hazama Corp
Original Assignee
Hazama Gumi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hazama Gumi Ltd filed Critical Hazama Gumi Ltd
Priority to JP36152299A priority Critical patent/JP2001170526A/ja
Publication of JP2001170526A publication Critical patent/JP2001170526A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
  • Nozzles (AREA)
  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マーキング装置自体の持ち運びが容易で、か
つ高力ボルトの一次締め作業とマーキング作業とを連続
的に行うことができて良好な施工性が得られ、さらに、
マーキング忘れを防止可能なマーキング装置を提供する
こと。 【解決手段】 塗料の充填されたスプレー缶35を着脱
自在に収容するスプレー缶保持部30と、スプレー缶保
持部が摺動可能に固定されるとともに高力ボルト締付機
40に着脱自在に固定する固定手段を備えた本体部20
と、本体部に着脱自在に設けられスプレー缶の噴射口に
連通して高力ボルトの所定位置に塗料を導くノズル11
を備えたノズル体10とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一次締めを行なっ
た後の高力ボルトにマークを付けるためのマーキング装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄骨構造において、高強度鋼からなる高
力ボルトを使用し、鋼材どうしを締め付けて摩擦接合す
ることがある。この摩擦接合では、鋼材のボルト孔に挿
通された高力ボルトがスパナなどで手締めされ、手締め
の完了した高力ボルトには順次一次締めが行なわれ、こ
の一次締め終了を示す何らかのマークがそれぞれの高力
ボルトに付けられる。そして、マーキングされた高力ボ
ルトは最後に本締めされて、高力ボルトの締め付け作業
は終了する。
【0003】図5では、上記それぞれの工程における高
力ボルトについて図示した。ここで、図中左端の高力ボ
ルト接合部Aは、座金51とナット52を高力ボルト5
3に螺合して手締めを完了した状態のものであり、図中
の中央の高力ボルト接合部Bは一次締め後にマーク57
を付けた状態のものであり、図中右端の高力ボルト接合
部Cは本締め後の状態のものである。
【0004】マーキングは、高力ボルト接合部Bに示し
たように、高力ボルト53、ナット52、座金51から
鋼材55の表面にわたり塗料などにより付けられ、本締
め後にはナット52が回転することによるマーク57の
ずれによって、締付け作業終了の確認と締付け後の検査
が行なわれる。
【0005】ここで、図4では、従来の高力ボルト締付
機40の側面図を示した。この高力ボルト締付機40
は、電動式モーターとギヤなどが内蔵された本体部41
a,41bの先端にスリーブ44が突設され、また後端
にはグリップ43が連設され、さらにグリップ43には
モーターの起動スイッチ42が設けられたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のマーキング
作業は、各高力ボルトの一次締め作業の後に、作業員が
別途マーキング道具を持参して行なっており、複数の高
力ボルトの一次締め作業を先行させた場合には、後工程
のマーキングを忘れることがある。また一次締め作業と
マーキング作業とが二段階に成るため、マーキング道具
の持運びや作業自体が煩雑で手間が掛かり、施工コスト
の上昇に繋がるものである。
【0007】したがって、本発明の課題は、マーキング
装置自体の持ち運びが容易で、かつ高力ボルトの一次締
め作業とマーキング作業とを連続的に行うことができて
良好な施工性が得られ、さらに、マーキング忘れを防止
可能なマーキング装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、一次締
めを行なった後の高力ボルトにマークを付けるため、高
力ボルト締付機に着脱自在に固定されるマーキング装置
であって、塗料の充填されたスプレー缶を着脱自在に収
容するスプレー缶保持部と、該スプレー缶保持部が摺動
可能に固定されるとともに高力ボルト締付機に着脱自在
に固定する固定手段を備えた本体部と、該本体部に着脱
自在に設けられ前記スプレー缶の噴射口に連通して高力
ボルトの所定位置に塗料を導くノズルを備えたノズル体
とを含むマーキング装置が提供される。
【0009】本発明のマーキング装置は、高力ボルト締
付機の締め付け作業を阻害せず、ノズル体のノズルによ
り高力ボルトの所定位置に塗料を導くことができれば、
高力ボルト締付機における取付け箇所は特に限定され
ず、マーキング作業が行ないやすい位置に取り付ければ
良い。
【0010】また本発明のマーキング装置において、前
記スプレー缶保持部は、前記高力ボルト締付機の把持部
付近に延びる操作アームを備えても良く、この操作アー
ムは操作されて前記スプレー缶保持部を前記本体部に対
して摺動させ、前記スプレー缶の噴射口がノズル体によ
り押され塗料が噴出する。
【0011】ここで、操作アームは、マーキング装置の
高力ボルト締付機における取付け位置の全てにおいて、
前記把持部付近に延びて操作可能なように形成する。高
力ボルト締付機による締め付け作業を要する高力ボルト
は、さまざまな角度に設けられた鋼材、例えば、水平に
設けられた鋼材の上面あるいは下面、または垂直に設け
られた鋼材の表面などに螺合されるものであるが、操作
アームの配置やマーキング装置の取付け位置を上述の如
くすることにより、締め付け作業を効率的に行なうこと
が可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るマ
ーキング装置が取付けられた高力ボルト締付機の側面図
であり、図2は本発明に係るマーキング装置を各構成部
材に分解して示した斜視図であり、図3は本発明に係る
マーキング装置の本体部とスプレー缶保持部との嵌合状
態を示す断面図である。
【0013】図1において、鋼材55には高力ボルト5
3が通されて座金51とナット52が設けられ、高力ボ
ルト53は高力ボルト締付機40で一次締めが為され
る。本発明に係るマーキング装置は、このような一次締
め作業の後、高力ボルト53などに塗料でマークを付け
るため、高力ボルト締付機40に着脱自在に固定される
ものである。マーキング装置1は、図2に示したよう
に、高力ボルト締付機40に着脱自在に固定される本体
部20と、塗料の充填されたスプレー缶35を着脱自在
に収容するスプレーホルダー30と、本体部20に着脱
自在に設けられてスプレー缶35から高力ボルト53等
の所定位置に塗料を導くためのノズル体10とを含む。
【0014】ここで、前記スプレーホルダー30は、長
方形の底板31と、この底板31の1つの短辺を除く三
辺に立設された側壁32と、一対の側壁32,32の上
に架けわたされた板材33とを備え、これらの部材3
1,32,33で囲まれた部分には点線35のような配
置でスプレー缶が保持される。また底板31の一対の長
辺が外側に突出したフランジ31aを構成するように、
側壁32,32は配置され、この一対の側壁32には対
向配置で孔34が形成され、一方の側壁32からは下方
に延びるようにアーム37が設けられる。
【0015】また前記本体部20は、長方形の底板21
と、この底板21の一対の長辺ほぼ全長にわたりそれぞ
れ設けられたガイド溝22と、一対のガイド溝22の前
端部上に架けわたされた連結部材28と、底板21の下
側に設けられたベルト23とを備える。
【0016】ここで、ガイド溝22は、スプレーホルダ
ー30のフランジ31aが嵌合可能に形成される。また
ベルト23は、その先端に係止具23aが取付けられ、
これが係止具23bに係止して長さ調整自在に構成さ
れ、このベルト23が図1に示したように、高力ボルト
締付機40の本体部41aとグリップ凸部43aとに掛
止して、マーキング装置1の本体部20が高力ボルト締
付機40に固定される。さらに、連結部材28は、ノズ
ル体10とスプレーホルダー30との間に介在して、こ
れら両部材10,30を着脱自在に固定するように機能
するものであって、その側壁の対向位置には孔27が穿
設されるとともに一対の止め具24が後方に延設され、
各止め具24には内側に曲折された凸部24aが設けら
れ、この各凸部24aはスプレーホルダー30の各孔3
4に外側から着脱可能に形成されている。
【0017】なお、凸部24aは後方に拡大する斜面
と、止め具24の軸方向にほぼ直交する前面とを備え、
これにより、ひとたび孔34に嵌った凸部24aはスプ
レーホルダー30の前方への摺動を許容する一方で、後
方への摺動を規制する。
【0018】前記ノズル体10は、スプレー缶35の噴
射口に連通するように前面に突設されたノズル11と、
本体部20のガイド溝22に嵌合してスライドするよう
に突設された一対のフランジ12と、側壁から後方に延
設された一対の止め具13とを備え、この止め具13
は、前記止め具24と同様な形状で、かつ連結部材28
の各孔27に外側から着脱可能に形成されている。ここ
で、図示しないが、ノズル11は、スプレーホルダー3
0が前方にスライドされたときに、スプレー缶の噴射口
を押圧して塗料を噴出させる手段を内部に含み、ノズル
11の取付け角度は、図1のようにマーキング装置1が
高力ボルト締付機40に取付けられた状態で、高力ボル
ト53の締付後に、塗料を高力ボルト接合部に導くよう
に形成されている。
【0019】マーキング装置1は、上述したノズル体1
0、本体部20及びスプレーホルダー30から形成さ
れ、図1に示したように高力ボルト締付機40に取付け
られる。さらに詳細には、スプレーホルダー30はスプ
レー缶35を内部に収容し、そのフランジ31a,31
aが図3のように本体部20のガイド溝22,22に嵌
合されて、本体部20は前方に摺動し、その止め具24
がスプレーホルダー30の孔34に係止して固定されて
いる。またノズル体10は、そのフランジ12が本体部
20のガイド溝22,22に嵌合されて、止め具13が
連結部材28の孔27に係止して固定されている。
【0020】次に、マーキング装置1の作用について説
明する。図1において、作業員(図示せず)は高力ボル
ト締付機40のスリーブ44をナット52に嵌めて、グ
リップ43をつかみながら起動スイッチ42を指で押
し、高力ボルト53とナット52を一次締めする。作業
員は、起動スイッチ42から指を離して一次締めを終了
し、高力ボルト締付機40のスリーブ44をナット52
から離す。そして、作業員は、グリップ43をつかんだ
状態で起動スイッチ42から離した指でアーム35を押
す。これにより、スプレー缶保持部30は本体部20に
沿って前方に摺動し、スプレー缶35の噴射口がノズル
体10により押圧され、塗料はノズル11内を通って高
力ボルト接合部の所定位置に導かれて、鋼材55と座金
51とナット52と高力ボルト53とに塗料を吹付け
て、マーキングが為される。
【0021】
【発明の効果】本発明のマーキング装置は、本体部が高
力ボルト締付機に着脱自在に固定され、操作アームを備
えるスプレー缶保持部が本体部に摺動可能に固定され、
さらにノズル体が本体部に着脱自在に設けられているの
で、作業員は、高力ボルト締付機で高力ボルトを一次締
めした後にスプレー缶保持部を操作してスプレー缶保持
部を前方にスライドさせれば、スプレー缶の噴射口がノ
ズル体により押圧され、塗料はノズル内を通って高力ボ
ルトの所定位置に導かれてマーキングが為される。した
がって、作業員は高力ボルト締付機を把持した状態でも
マーキング作業ができるので、高力ボルトの一次締め作
業とマーキング作業とが連続的になされ、マーキング忘
れが防止されるとともに作業効率も高まる。またマーキ
ング装置は高力ボルト締付機に着脱自在に設けられるの
で、マーキング装置自体の持ち運びが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマーキング装置が取付けられた高
力ボルト締付機の側面図である。
【図2】本発明に係るマーキング装置を各構成部材に分
解して示した斜視図である。
【図3】本発明に係るマーキング装置の本体部とスプレ
ー缶保持部との嵌合状態を示す断面図である。
【図4】従来の高力ボルト締付機の側面図を示した。
【図5】高力ボルト締付作業における各工程の高力ボル
トを示した斜視図である。
【符号の説明】
10 ノズル体 11 ノズル 20 本体部 23 固定ベルト(固定手段) 30 スプレー缶ホルダー(スプレー缶保持部) 35 スプレー缶 37 アーム(操作アーム) 40 高力ボルト締付機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次締めを行なった後の高力ボルトにマ
    ークを付けるため、高力ボルト締付機に着脱自在に固定
    されるマーキング装置であって、 塗料の充填されたスプレー缶を着脱自在に収容するスプ
    レー缶保持部と、該スプレー缶保持部が摺動可能に固定
    されるとともに高力ボルト締付機に着脱自在に固定する
    固定手段を備えた本体部と、該本体部に着脱自在に設け
    られ前記スプレー缶の噴射口に連通して高力ボルトの所
    定位置に塗料を導くノズルを備えたノズル体とを含むマ
    ーキング装置。
  2. 【請求項2】 前記スプレー缶保持部は、前記高力ボル
    ト締付機の把持部付近に延びる操作アームを備え、この
    操作アームは操作されて前記スプレー缶保持部を前記本
    体部に対して摺動させ、前記スプレー缶の噴射口がノズ
    ル体により押され塗料が噴出することを特徴とする請求
    項1に記載のマーキング装置。
JP36152299A 1999-12-20 1999-12-20 高力ボルトのマーキング装置 Pending JP2001170526A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36152299A JP2001170526A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 高力ボルトのマーキング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36152299A JP2001170526A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 高力ボルトのマーキング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001170526A true JP2001170526A (ja) 2001-06-26

Family

ID=18473924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36152299A Pending JP2001170526A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 高力ボルトのマーキング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001170526A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009072869A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Hideo Ando エアゾール式ボルトマーキング用具
JP2012135860A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Shuichi Naruse マーキング用具
KR20180043654A (ko) * 2016-10-20 2018-04-30 국방과학연구소 체결부재들의 체결상태를 표시하기 위한 표시기

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009072869A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Hideo Ando エアゾール式ボルトマーキング用具
JP2012135860A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Shuichi Naruse マーキング用具
KR20180043654A (ko) * 2016-10-20 2018-04-30 국방과학연구소 체결부재들의 체결상태를 표시하기 위한 표시기
KR101864128B1 (ko) 2016-10-20 2018-06-04 국방과학연구소 체결부재들의 체결상태를 표시하기 위한 표시기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5649661A (en) Equipment for nailing machine
JP5457697B2 (ja) 打ち込み装置
CA2364772A1 (en) Safe trigger with time delay for pneumatic fastener driving tools
US20090242606A1 (en) Setting tool
AU2018100197B4 (en) Handle assembly for drywall finisher box
JP2001170526A (ja) 高力ボルトのマーキング装置
US5046900A (en) Hand drilling tool for drilling out spot welds
US5356124A (en) Adjustable clamp fixture with multi-directional opening
JP2010079828A (ja) 煙感知器の作動試験器
JP2002079478A (ja) 電動手工具装置
KR101528372B1 (ko) 지게차의 보조포크 이탈 방지장치
US7175065B2 (en) Nailing gun with a dust-blowing device
TW202022200A (zh) 緊固工具
WO1997018062A1 (fr) Machine a visser et serrer en continu les vis
JPH0655463A (ja) ホースジョイント挿入締着装置
KR20190025782A (ko) 작업물 클램핑장치
JP7357550B2 (ja) はつり装置及びこれを用いたはつり工法
KR100778239B1 (ko) 폴리우레탄 폼 분사용 보조건
JP2002120167A (ja) 釘打ち機
TWM558669U (zh) 電動拉釘頭座定位輔助裝置
JP2006314950A (ja) 塗料自動供給式刷毛装置
KR200181387Y1 (ko) 박스형 렌치
KR950008759Y1 (ko) 자동차용 탄뎀 마스타 백의 가드 조립장치
KR100401445B1 (ko) 마루목재용 체결장치 및 체결핀
JP2509523Y2 (ja) 携帯形兼据置形圧着工具