JP2001168704A - インピーダンス調整機能付き制御回路 - Google Patents
インピーダンス調整機能付き制御回路Info
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Abstract
生じる出力バッファの反射ノイズを防止する。 【解決手段】制御回路内部に、タイマー回路、論理活性
化回路を内蔵し、電子回路の駆動により温度が上昇した
場合の高温に近い状態でインピーダンスを調整すること
を可能とし、更に、インピーダンス変動検知回路によ
り、インピーダンス値が変動した場合にも、インピーダ
ンス値を常に最適化することで、伝送線路特性インピー
ダンスとの不整合を防止して、出力バッファの反射ノイ
ズを防止する。
Description
等の制御回路に関し、特にインピーダンス調整機能を有
する出力バッファと、当該出力バッファのインピーダン
スの調整を行うインピーダンス調整部とを備えた制御回
路、及び当該制御回路を搭載した電子基板に関する。
く、それに伴い周辺装置にも高速、高性能、高機能化が
要求されてきている。また、装置の大きさも年々小型化
が要求されている。
装置には、半導体集積回路が搭載されているが、高速、
高性能化に伴い、そのバス・インタフェースも小振幅、
高速化している。一般に、半導体集積回路(以下「制御
回路」と称す)は、電子基板に搭載され、送端と受端が
1対1接続された外部との信号伝送線路の特性インピー
ダンスに送端出力バッファのインピーダンスを合せて受
端への反射ノイズを防いだ状態で高速のデータ転送を行
う。
路外部より論理値で出力バッファのインピーダンスを設
定するタイプと、制御回路外部に取り付けた伝送線路の
特性インピーダンスに等しい抵抗値に出力バッファのイ
ンピーダンスを合わせる制御回路内蔵のインピーダンス
調整部を使って前記論理値を設定するタイプがあり、一
般には、インピーダンス調整部を用いる方が制御回路の
製造バラツキ、電圧変動、温度変動等のインピーダンス
変動要因を吸収したインピーダンス調整が可能な為、イ
ンピーダンス調整方法の主流である。
た例としては、GTLに関連した技術が記載された例と
して、特開平6−104725号公報が知られている。
抗値を自動調整する技術として、特開平11−3196
0号公報がある。
バッファのインピーダンス特性は、装置電源投入時や制
御回路を搭載した電子基板を駆動中に挿入した時の比較
的低温状態と、電子回路の駆動により温度が上昇した高
温状態とでは、変動する特性を持っている。且つ、製造
ロット、電源電圧変動による変動も大きいことが知られ
ている。
ァのインピーダンスの設定は、従来、電子基板への電源
投入時、即ち周囲温度が低く、且つ、制御回路も殆ど動
作していない時にインピーダンスの調整を行っていた。
この為、従来技術に於いては、その後の装置、及び制御
回路が動作し、温度の上昇により、出力バッファのイン
ピーダンスも上昇し、伝送線路特性インピーダンスと不
整合を生じて、反射ノイズが受端にも発生し、高速伝送
の妨げになると言う不具合があった。
具合を除去し、受端側での反射ノイズの発生を防止し
て、高速データ伝送を行うことが可能な情報記録再生装
置等の制御回路を提供することである。
に、本発明の制御回路は、インピーダンス調整機能を有
する出力バッファと、該出力バッファのインピーダンス
の調整を行うインピーダンス調整部と、所定所時刻をカ
ウントするタイマーとを有する制御回路において、装置
電源投入時や装置駆動中に該制御回路を搭載した電子基
板を挿入した時の低温(第1の温度)状態でのインピー
ダンス値と、電子回路の駆動により温度が上昇した時の
高温(第2の温度)状態でのインピーダンス値との差を
調整する手段と、前記の低温状態で、一旦、初期のイン
ピーダンス調整を行い、一定時間経過後の高温状態にな
った時点で、再度インピーダンスの調整を行う為、前記
の高温になる迄の設定時間をカウントする為のタイマー
機能を備えていることを特徴とする。
ス調整機能を有する出力バッファと、該出力バッファの
インピーダンスの調整を行うインピーダンス調整部とを
有する制御回路において、装置電源投入時や装置駆動中
に該制御回路を搭載した電子基板を挿入した後、1分程
度の短時間で、該制御回路内部の温度を、電子基板を挿
入した時の低温(第1の温度)電子回路の通常動作中の
温度と等価な温度(第2の温度)まで上昇させることが
可能な機能を備えていることを特徴とする。
ダンス調整機能を有する出力バッファと、該出力バッフ
ァのインピーダンスの調整を行うインピーダンス調整部
とを有する制御回路に於いて、電子基板を駆動中の該制
御回路部に供給される電源電圧変動、該制御回路部自身
の温度変動によるインピーダンスの変動をインピーダン
ス変動値として検知する機能を備えていることを特徴と
する。
に基づいて詳細に説明する。
ンピーダンス調整機能付き制御回路100を説明する為
の図である。
付き制御回路100は、図1に示す如く、回路外部の伝
送線路106と接続され、高速信号を出力する出力バッ
ファ102と、外部の抵抗105に基ずき出力バッファ
102のインピーダンス値を複数ビットの論理値により
指示するインピーダンス調整部104と、当該インピー
ダンス調整部104にある設定時間経過後にインピーダ
ンス値の再調整の指示を行う為のタイマー回路101と
を備えている。
ンピーダンス調整ビットを、例えば3ビットと仮定する
と、その3ビットの論理値は図2に示す如く、例えば論
理値が“000”の時の出力バッファ102のインピー
ダンス値を40Ωとし、論理値が“001”の時のイン
ピーダンス値を44Ωとし、論理値が“111”の時の
出力バッファ102のインピーダンス値を65Ωにする
ことを表わしたものである。この3ビットの論理値によ
り出力バッファ102のインピーダンス値が設定され
る。
ットを、例えば3ビットと仮定すると、インピーダンス
調整回路部は図5に示す如く、インピーダンス調整時に
は、リセット信号507によりカウンタ回路501のカ
ウンタ信号503がクリア(“000”)される。次に調
整回路のカウンタ値制御信号505により、カウント信
号が“000”、“001”、“010”の如く、“1
11”迄1ずつカウントアップし、カウントアップ動作
後にカウントダウンした時点で、外付け抵抗105の抵
抗値と略一致したことを認識し、インピーダンス調整を
を停止する。そのカウント値をメモリ回路508に格納
し保持するものとする。例えば、外付け抵抗値105が
50Ωとすると、カウンタ回路501が“011”で停
止し、その値がメモリ回路508に格納される。このメ
モリ回路に格納された3ビットの論理値により、出力バ
ッファのインピーダンス値が設定される。
動時に於いて、初期インピーダンス調整指示信号109
が論理値“H”になることにより、インピーダンス調整
部104が、出力バッファ102に接続された伝送線路
106の特性インピーダンスに等しい値の外部抵抗10
5の値を基準として、駆動中の一番近い出力インピーダ
ンスの調整ビットの論理値を選択し、出力バッファ10
2のインピーダンス値の調整を行う。
0の温度が上昇した高温状態では、出力バッファ102
のインピーダンス値も変動(上昇)する。そこで、一定時
間経過後にインピーダンス値の再調整指示を行う為のタ
イマー回路101で、制御回路100の温度がある程度
上昇する時間を予め設定しておき、装置の起動時からそ
の設定時間経過後に、インピーダンス値の再調整指示信
号107の論理値が“H”になることにより、インピー
ダンス調整部104が、出力バッファ102に接続され
た伝送線路106の特性インピーダンスに等しい値の外
部抵抗105の値を基準として、駆動中の一番近い出力
インピーダンスの調整ビットの論理値を選択し、出力バ
ッファ102のインピーダンス値の再調整を行う。次い
で、インピーダンス調整完了すると信号108が論理値
“H”になることにより、制御回路100の外部から、
インピーダンスの調整が完了したことを検知することが
できる。
00は、受端側の伝送線路106からの反射ノイズの発
生を防止して高速データ伝送を行うことができ、更に電
子回路の駆動により制御回路100の温度が上昇した高
温状態になった際にも、インピーダンス値の再調整を行
うことなく、受端側の反射ノイズの発生を防止して高速
データ伝送を行うことができる。
ンピーダンス調整機能付き制御回路300を説明する為
の図である。
付き制御回路300は、図1に示す如く、回路外部の伝
送線路106と接続され、高速信号を出力する出力バッ
ファ102と、外部の抵抗105に基ずき出力バッファ
102のインピーダンス値を複数ビットの論理値により
指示するインピーダンス調整部104と、通常の電子回
路の駆動により、制御回路300の温度が上昇した高温
状態と同等な状態に素早く活性化する為の論理活性化回
路301とを備えている。
や装置駆動中に制御回路を搭載した電子基板を活線挿入
した時は、低温状態にあり、電子回路を駆動した時は、
温度が上昇し高温状態となる。通常、制御回路300
は、後記の高温状態で動作している。
えば、1分程度の間に制御回路300を、活性化させ、
電子回路の駆動した時と同等な高温状態にする機能を有
する。
しては、テスト容易化設計手法であるスキャン方式と、
バウンダリスキャン方式を利用すことである。制御回路
の内部回路部を活性化する手段としては、前記のスキャ
ン方式を使用してフリップフロップにクロック、及び入
力データ“H”または、“L”を与え、フリップフロッ
プの出力データを“H”または、“L”に交互に切り換
えることにより実施可能である。また、制御回路の出力
バッファ部(外部回路部)を活性化する手段としては、
後記のバウンダリスキャン方式を使用して、出力バッフ
ァ部からの出力データを“H”または、“L”に交互に
切り換えることにより実施可能である。前述では出力バ
ッファとしたが、双方向バッファの場合には、出力イネ
ーブル信号により出力モードにしておくことにより、同
様に実施可能である。この様にして、制御回路の内部回
路部、及び入出力バッファ部を活性化することにより、
短時間で制御回路300を、活性化させ、電子回路の駆
動した時と同等な高温状態にすることが可能である。
動時に於いて、論理活性化回路301により、電子回路
の駆動した時と同等な高温状態になり、高温状態になっ
たことを示す信号307が論理値“H”になることによ
り、インピーダンス調整部104が、前述の第1の実施
形態と同様に、出力バッファ102に接続された伝送線
路106の特性インピーダンスに等しい値の外部抵抗1
05の値を基準として、駆動中の一番近い出力インピー
ダンスの調整ビットの論理値を選択し、出力バッファ1
02のインピーダンス値の調整を行う。次いで、インピ
ーダンス調整完了すると信号108が論理値“H”にな
ることにより、制御回路300の外部から、インピーダ
ンスの調整が完了したことを検知することができる。
00は、受端側の伝送線路106からの反射ノイズの発
生を防止して、高速データ伝送を行うことができ、更に
電子回路の駆動により制御回路300の温度が上昇した
高温状態になった際にも、インピーダンス値の再調整を
行うことなく、受端側の反射ノイズの発生を防止して高
速データ伝送を行うことができる。
ンピーダンス調整機能付き制御回路400を説明する為
の図である。
付き制御回路400は、図4に示す如く、回路外部の伝
送線路106と接続され、高速信号を出力する出力バッ
ファ102と、外部の抵抗105に基ずき出力バッファ
102のインピーダンス値を複数ビットの論理値により
指示するインピーダンス調整部104と、当該インピー
ダンス調整部で設定したインピーダンスが変動したか否
かを検知する為の回路401とを備えている。
動時において初期インピーダンス調整指示信号103が
論理値“H”になることにより、インピーダンス調整部
104が、出力バッファ102に接続された伝送線路1
06の特性インピーダンスに等しい値の外部抵抗105
の値を基準として、駆動中の一番近い出力インピーダン
スの調整ビットの論理値を選択し、出力バッファ102
のインピーダンス値の調整を行う。また、その調整した
インピーダンス値は、インピーダンス調整回路内のメモ
リにより保持される。ここで言うメモリとは、フリップ
・フロップ、フリップ・フロップで構成されたレジス
タ、SRAM等が考えられる。また、インピーダンス調
整が完了すると信号108が論理値“H”になることに
より、制御回路400の外部から、インピーダンスの調
整が完了したことを検知することができる。
は、出力バッファ102に接続された伝送線路106の
特性インピーダンスに等しい値の外部抵抗105の値を
基準として、駆動中の一番近い出力インピーダンスの調
整ビットの論理値を選択し、更に、その論理値とインピ
ーダンス調整回路104で設定されたインピーダンス調
整ビット409の値とを比較し、異なっていた場合に
は、前述のインピーダンス調整回路内のメモリに保持し
たインピーダンス調整ビット値を更新することにより、
出力バッファ102のインピーダンス値も更新される。
整回路104で設定されたインピーダンス調整ビットの
値が“010”で、インピーダンス変動検知回路401
が示す出力インピーダンスの調整ビットの論理値が“0
11”の場合、インピーダンス調整回路内のメモリに保
持したインピーダンス調整ビット値を“011”に更新
することにより、出力バッファ102のインピーダンス
値も“011”に更新される。
00は、受端側の伝送線路106からの反射ノイズの発
生を防止して高速データ伝送を行うことができ、更に制
御回路に供給される電源電圧変動、制御回路部自身の温
度変動により、インピーダンス値が変動した場合にも、
インピーダンス値を常に最適にすることが可能となり、
受端側の反射ノイズの発生を防止して高速データ伝送を
行うことができる。
電源電圧変動、制御回路部自身の温度変動によるインピ
ーダンス変動を極力抑制することが可能となる為、受端
側の反射ノイズの発生を防止して、高速データ伝送を行
うことができる。
する為の図。
ダンスと3ビット論理値の関係を示す図。
る為の図。
る為の図。
整回路部の内部の構成を説明する為の図。
Claims (3)
- 【請求項1】インピーダンス調整機能を有する出力バッ
ファと、該出力バッファのインピーダンスの調整を行う
インピーダンス調整部と、所定の時間をカウントするタ
イマーとを有する制御回路において、 前記制御回路の動作開始直後の第1の温度状態でインピ
ーダンス調整を行い、電子回路の駆動により第2の温度
状態に温度が上昇するまでの時間を前記タイマーでカウ
ントし、該第2の温度状態で再度インピーダンス調整を
行うことを特徴とする制御回路。 - 【請求項2】インピーダンス調整機能を有する出力バッ
ファと、該出力バッファのインピーダンスの調整を行う
インピーダンス調整部とを有する制御回路において、 前記制御回路の動作開始後に、動作開始直後の第1の温
度状態から、前記制御回路の通常動作中の第2の温度状
態まで温度を上昇させる手段を有することを特徴とする
制御回路。 - 【請求項3】インピーダンス調整機能を有する出力バッ
ファと、該出力バッファのインピーダンス値の調整を行
うインピーダンス調整部とを有する制御回路において、 前記制御回路を駆動中に該制御回路部に供給される電源
の電圧変動または/及び該制御回路部の温度の変動によ
るインピーダンスの変動を検知する手段を有することを
特徴とする制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34978499A JP3557974B2 (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | インピーダンス調整機能付き制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34978499A JP3557974B2 (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | インピーダンス調整機能付き制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001168704A true JP2001168704A (ja) | 2001-06-22 |
JP3557974B2 JP3557974B2 (ja) | 2004-08-25 |
Family
ID=18406100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34978499A Expired - Lifetime JP3557974B2 (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | インピーダンス調整機能付き制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3557974B2 (ja) |
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-
1999
- 1999-12-09 JP JP34978499A patent/JP3557974B2/ja not_active Expired - Lifetime
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