JP2001168443A - 光半導体素子収納用パッケージ - Google Patents

光半導体素子収納用パッケージ

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JP2001168443A
JP2001168443A JP34602999A JP34602999A JP2001168443A JP 2001168443 A JP2001168443 A JP 2001168443A JP 34602999 A JP34602999 A JP 34602999A JP 34602999 A JP34602999 A JP 34602999A JP 2001168443 A JP2001168443 A JP 2001168443A
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semiconductor element
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optical
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Satoshi Oike
智 大池
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Kyocera Corp
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    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
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    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
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  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】駆動回路素子で発生する熱を電極パッドおよび
導体バンプ等の接続端子を介して外部に効率良く放熱さ
せ、光半導体素子に対する熱的影響を抑制して光半導体
素子が正常に機能するようにし、また軽量化および薄型
化すること。 【解決手段】光半導体素子4および駆動回路素子5を収
納する光パッケージにおいて、基体1の下面に、光半導
体素子4および駆動回路素子5と外部電気回路基板11
とを電気的に接続する直径約0.1〜0.7mmの略円
形の電極パッド10を2個/mm2以上の密度で設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザ等の
光半導体素子を収納するための光半導体素子収納用パッ
ケージに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体レーザ,LED等の光半導
体素子を収納する光半導体素子収納用パッケージ(以
下、光パッケージという)を図3に示す。同図に示すよ
うに、光パッケージは、一般に鉄(Fe)−ニッケル
(Ni)−コバルト(Co)合金(コバール)や銅(C
u)−タングステン(W)合金等の金属、合金からな
り、その上面中央部に光半導体素子4が搭載される載置
部1aを有する基体1と、コバール等からなり前記載置
部1aを囲むようにして基体1上の周辺部に銀(Ag)
ろう等のろう材を介して接合され、側部に設けられた貫
通孔にアルミナセラミックス等からなり外部接続用のリ
ード端子を有するセラミック端子部材(図示せず)を側
部の内部から外部に貫通するように設置した枠体2とか
ら主に構成される。
【0003】また、コバール等からなり、枠体2の他の
側部に形成された貫通孔2aに挿入設置され、光半導体
素子4と外部との光信号の授受を行う光ファイバ9およ
び集光用の透光性部材8aが内部に挿入固定される筒状
の固定部材8が設けられ、さらに枠体2の上面に接合さ
れて光半導体素子4を気密に封止する蓋体3が設けられ
る。この蓋体3は、コバール等からなるシールリング3
aを介して枠体2上面に銀―銅材によるシーム溶接で接
合固定され、光ファイバ9用の固定部材8はコバール等
からなるパイプを枠体2の側部に銀―銅材等でろう付け
して固定される。そして、光半導体素子4に信号の入出
力を行うために、コバール等からなるリード端子14を
基体1下面に銀―銅材でろう付け固定する構成も採り得
る。なお、同図において、6は光半導体素子4の下面に
配置されシリコン等からなる基板、7は光半導体素子4
と外部の駆動回路とを接続するためのボンディングワイ
ヤである。
【0004】上記光パッケージには、セラミックスから
なるセラミック端子部材が使用されているが、セラミッ
ク端子部材の表面には配線パターンを自由に形成できる
という利点があり、この配線パターンはタングステンの
金属ペーストを塗布印刷し、アルミナ(Al23)セラ
ミックス等のセラミックスとの同時焼成により、セラミ
ックス表面に強固に形成でき、その後酸化防止や半田接
合のためにNiメッキやAuメッキを電解メッキ法によ
り施す。
【0005】そして、このような光パッケージを用いた
光半導体装置は、例えば外部の駆動回路等から供給され
る駆動信号によって光半導体素子4を光励起させ、光励
起されたレーザ光等の光を透光性部材8aを通して光フ
ァイバ9に授受させるとともに、その光ファイバ9によ
り光信号を伝送させることによって大容量の情報を伝送
する光通信用の光電変換装置として機能する。
【0006】近年、上記光半導体装置は、マルチチップ
モジュール化に伴い駆動回路部を光パッケージ内に取り
込むようになってきている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光半導
体装置がマルチチップモジュール化されると、小型軽量
化は成されるが、一方LSI等の駆動回路素子を光半導
体素子の近傍に設置することから、駆動回路素子で発生
する熱が光半導体素子に加わり、光半導体装置が正常に
機能するのがきわめて困難になるという問題点があっ
た。
【0008】例えば、2Wの出力(パワー)を有する駆
動回路素子の近傍では約200℃まで加熱される。そし
て、光半導体素子は、自らの発熱を含めて70℃以上に
なると光信号を発生する機能が低下するため、70℃以
下の温度状態にしておく必要がある。しかし、上記の如
く、駆動回路素子の発する熱が光半導体素子の機能に悪
影響を与え、光半導体素子の機能を低下させて正常に動
作するのを妨げていた。
【0009】そこで、光半導体素子の下部にペルチェ素
子等の電子冷却素子を設置して冷却する構成も採り得る
が、この構成は軽量化および薄型化の点で不利であり、
実用性に劣る。
【0010】従って、本発明は上記事情に鑑みて完成さ
れたものであり、その目的は、光パッケージに光半導体
素子とともに内臓される駆動回路素子から光半導体素子
に対する熱的影響を抑制して、光半導体素子が正常に機
能するようにし、また軽量化および薄型化が可能なもの
とすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の光半導体素子収
納用パッケージは、上面に光半導体素子および駆動回路
素子が載置される載置部を有する基体と、該基体の上面
に前記載置部を囲繞するように取着され、側部に貫通孔
が設けられた枠体と、前記貫通孔に挿入固定され、前記
枠体の外側の端面より光ファイバが挿入固定される筒状
の固定部材と、該固定部材の内側に設置される透光性部
材とを具備する光半導体素子収納用パッケージにおい
て、前記基体の下面に、光半導体素子および駆動回路素
子と外部電気回路基板とを電気的に接続する直径約0.
1〜0.7mmの略円形の電極パッドを2個/mm2
上の密度で設けたことを特徴とする。
【0012】本発明は、上記構成により、光パッケージ
内に駆動回路素子を収納し、その駆動回路素子で発生す
る熱を電極パッドおよび導体バンプ等の接続端子を介し
て外部に効率良く放熱させることができ、従って駆動回
路素子から光半導体素子に対する熱的影響を抑制して、
光半導体素子が正常に機能するようにし、また軽量化お
よび薄型化が可能となる。
【0013】本発明において、好ましくは、前記電極パ
ッドを1mm2の単位面積を2〜9個に等分割した各分
割領域にそれぞれ配置されるように設けたことを特徴と
する。これにより、電極パッドを通じての放熱特性を基
体の下面全体で容易に均一化できる。より好ましくは、
電極パッドを2〜9個/mm2の密度で略等間隔の格子
状に設ける。
【0014】また、好ましくは、前記基体の載置部の駆
動回路素子が載置される部分に開口が形成され、該開口
内に下面に前記電極パッドが設けられたヒートシンクが
設置され、かつ該ヒートシンク上に前記駆動回路素子が
載置されていることを特徴とする。
【0015】本発明は、このような構成により、駆動回
路素子で発生した熱をヒートシンクにより効率良く下方
へ伝熱および放熱させ、さらに電極パッドおよび接続端
子を介して有効に放熱させることができる。
【0016】さらに好ましくは、前記電極パッドは導体
バンプを介して外部電気回路基板の電極パッドに接続さ
れることを特徴とする。これにより、電極パッドおよび
導体バンプを介して効率良く放熱できるとともに、リー
ド端子を介して外部電気回路基板に接続する場合と比較
して、導体バンプでの高周波信号の反射を小さくするこ
とができ、その結果外部電気回路基板に実装し易い接続
構造となるとともに、高周波信号を伝送損失を小さくし
て伝達可能なものとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の光パッケージについて以
下に説明する。図1は本発明の光パッケージを示し、同
図において、1は基体、2は枠体、3は蓋体である。こ
れらの基体1と枠体2と蓋体3とで、内部に光半導体素
子4とLSI,IC等からなる駆動回路素子5とが収納
される容器が基本的に構成される。
【0018】この基体1は光半導体素子4および駆動回
路素子5を支持する支持部材として機能し、その上面に
は光半導体素子4および駆動回路素子5を載置する載置
部1aを有し、その載置部1aに光半導体素子4が、シ
リコン等からなる放熱性および加工性の良好な基板6を
介してAu−Ge半田等の半田材により接着固定され
る。また、基体1は多層のセラミック基板から成ってい
てもよく、枠体2も同様にセラミックスを成形して作製
してもよい。あるいは、基体1および/または枠体2を
コバール等の金属により構成してもよい。なお、基体1
と枠体2の表面あるいは内部に配線パターン用として形
成されるWやMn等からなるメタライズ層は、その外表
面に耐食性に優れかつろう材に対して濡れ性の良好な金
属層、例えば厚さ2〜6μmのNiメッキ層と厚さ0.
5〜5μmのAuメッキ層を順次被着させておくと、基
体1が酸化腐食するのを有効に防止できるとともに基体
1上面に配置される基板6を強固に接着固定することが
できる。
【0019】上記のごとく、基体1の上面に光半導体素
子4を搭載し、基体1の下面に外部接続用の略円形状の
電極パッド10を設けるが、この電極パッド10は、放
熱性を良好にするとともに、高周波信号を伝送損失を小
さくして外部インターフェイス基板等の外部電気回路基
板11に伝達させるように設けられ、WやMo−Mn等
のメタライズ層からなる。
【0020】また、電極パッド10の表面にはNiメッ
キ層およびAuメッキ層等の耐食性に優れかつろう材お
よび半田材と濡れ性の良好な金属メッキ層を、0.1〜
20μmの厚さで被着させておくと、導体バンプ12の
酸化腐食が有効に防止できる。
【0021】そして、本発明において、略円形状の電極
パッド10の直径は0.1〜0.7mmが良く、0.1
mm未満では製造時の外部雰囲気との温度差から半田破
壊が生じ易く、その結果高周波信号の損失が大きくな
る。一方、0.7mmを超えると、導体バンプ12での
高周波信号の反射損失が大きくなり、1GHz以上の高
周波信号の伝送には不向きなものとなるとともに、電極
パッド10の密度が低下して放熱特性が低下する。
【0022】そして、本発明において、電極パッド10
は2個/mm2以上の密度で設けるが、1mm2(1mm
×1mm)の単位面積を2〜9個に等分割する各分割領
域にそれぞれ配置されるようにするのが好ましく、また
より好ましくは2〜9個/mm2の密度で略等間隔の格
子状に設けるものであり、それらの具体例を図4に示
す。
【0023】同図において、(a)は前記単位面積を対
角線で2分割しその各分割面にそれぞれ略円形の電極パ
ッド10を設けたもの、(b)は前記単位面積を対角線
で4分割しその各分割面にそれぞれ略円形の電極パッド
10を設けたもの、(c)は前記単位面積を対角線で4
分割し、さらに各分割面を面の中心を通る分割線により
2分割することにより合計8分割し、それぞれ略円形の
電極パッド10を設けたもの、(d)は前記単位面積を
縦線または横線で2分割しその各分割面にそれぞれ略円
形の電極パッド10を設けたもの、(e)は前記単位面
積を縦線または横線で3分割しその各分割面にそれぞれ
略円形の電極パッド10を設けたもの、(f)は前記単
位面積を縦線で3分割し、さらに横線で2分割すること
により合計6分割し、その各分割面にそれぞれ略円形の
電極パッド10を設けたもの、(g)は前記単位面積を
中心を通る縦線および横線で4分割し、その各分割面に
それぞれ略円形の電極パッド10を設けることにより、
電極パッド10が等間隔の格子状に配置されるようにし
たもの、(f)は前記単位面積を縦線2本および横線2
本で等分に9分割し、その各分割面にそれぞれ略円形の
電極パッド10を設けることにより、電極パッド10が
等間隔の格子状に配置されるようにしたものである。
【0024】なお、図4の例では5分割、7分割の例に
ついては示していないが、同様の分割法または他の分割
法により5分割、7分割することもできる。
【0025】この電極パッド10の密度は2個/mm2
以上あるが、2個/mm2未満の場合、基体1と外部電
気回路基板11の熱膨張係数差による応力を緩和するの
に不十分であり、また均一な放熱特性を得るのが困難で
ある。好ましくは4個/mm2以上であり、特に図4
(g)に示すような形態がより好ましい。また、9個/
mm2以下がよく、9個/mm2を超えると、個々の電極
パッド10が小さくなりすぎ放熱効率が低下し易くなる
とともに作製が困難となる。
【0026】また本発明では、図2に示すように、基体
1の載置部1aの駆動回路素子5に対応する部分に開口
21を形成し、その開口21内にヒートシンク20を設
置し、かつそのヒートシンク20の下面に電極パッド1
0を設けるのがよい。このヒートシンク20は、駆動回
路素子5を載置可能な大きさを有し、また基体1の所定
の個所にヒートシンク20が嵌合するようなヒートシン
ク20の相補形状とされた開口21内に設置され、ヒー
トシンク20の下面は基体1の下面に面一となる。そし
て、ヒートシンク20の下面にも本発明の構成の電極パ
ッド10が設けられる。
【0027】このヒートシンク20の材料は、熱伝導率
が50〜500W/m・Kのものがよく、具体的にはC
u−W合金,Cu−Mo合金,Cu,AlN等である。
50W/m・K未満では熱伝導性が小さ過ぎるため放熱
性が劣化し、500W/m・Kを超えると、ヒートシン
ク20用として加工性が良く低コストで入手可能な適切
な金属材料が殆どなくなる。
【0028】本発明において、光半導体素子の駆動信号
である高周波信号の周波数は特に限定するものではない
が、1GHz〜100GHz程度であり、光通信の高速
伝送用として1GHz以上が実用的である。また、10
0GHzを超えると電極パッド10や導体バンプ12で
の信号の反射が大きくなり易い。
【0029】また、本発明においては、電極パッド10
は突起状あるいはボール状の導体バンプ12(接合後に
は円筒状、樽状となる)を介して外部電気回路基板11
の電極パッド13に接続される構成、所謂BGA(Ba
ll Grid Array)構造とするのが好まし
い。この場合、接続端子としての導体バンプ12での高
周波信号の反射を小さくすることができ、その結果、外
部電気回路基板11に実装し易い接続構造となるととも
に、高周波信号を伝送損失を小さくして伝達可能とな
る。
【0030】この導体バンプ12は、Sn/Pb共晶半
田、Sn/Ag半田等の低融点のろう材等の材料からな
り、そのサイズは電極パッド10と同程度の直径のもの
が、実装信頼性や電気的特性の面で好ましい。導体バン
プ12の直径が電極パッド10の直径よりも大きくなる
と、それらのピッチが狭まり、キャパシタンスの増加や
電気絶縁性の点で問題が生じ易くなる。
【0031】本発明の枠体2は、その側部に貫通孔2a
が設けてあり、その貫通孔2aに筒状の固定部材8が銀
ろう材等を介して接合される。この固定部材8はFe−
Ni−Co合金やFe−Ni合金等の金属材料から成
り、例えば前記金属材料のインゴット(塊)をプレス加
工により筒状とすることによって作製される。
【0032】そして、筒状の固定部材8の内部には光フ
ァイバ9が挿入固定され、固定部材8の光パッケージ内
部側の端部には集光用の透光性部材8a、即ち凸レン
ズ,球レンズ等の集光レンズが配置され、光ファイバ9
と光半導体素子4との間で光信号の授受を行い得るよう
になっている。この固定部材8と光ファイバ9とは、半
田材や接着用樹脂により光パッケージ内部が気密になる
ように接合され固定される。この時、半田材により接合
する場合、予め接合部にメタライズ層をスパッタリング
法等の薄膜法で形成しておくと、接合強度が向上し好ま
しい。
【0033】上記枠体2の上面には、例えばFe−Ni
−Co合金やFe−Ni合金等の金属材料からなる蓋体
3が接合され、これによって基体1と枠体2と蓋体3と
から成る容器の内部に光半導体素子4が気密状態で収納
されることとなる。この蓋体3の枠体2上面への接合
は、例えばシームウェルド法等の溶接法によって行われ
る。
【0034】かくして、本発明は、駆動回路素子で発生
する熱を電極パッドおよび導体バンプ等の接続端子を介
して外部に効率良く放熱させることができ、従って駆動
回路素子から光半導体素子に対する熱的影響を抑えて、
光半導体素子が正常に機能するようにし、また軽量化お
よび薄型化が可能となる。
【0035】また、例えば図2において、ヒートシンク
20の下面全面にW等のメタライズ層を形成した場合に
は、そのメタライズ層にクラックや剥がれが経時的に発
生し信頼性に劣るのに対し、本発明の構成では前記劣化
が発生せず信頼性の高いものであることが判った。
【0036】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種
々の変更は何等差し支えない。例えば、光ファイバ9を
挿入固定する固定部材8は筒状に限らず、上面に溝を形
成した断面形状がU字状のものでもよい。また、基体1
は金属基板、多層セラミック基板でなくともよく、例え
ばポリイミド等の樹脂を多層に積層させたものでもよ
い。
【0037】
【発明の効果】本発明は、光半導体素子および駆動回路
素子を収納する光パッケージにおいて、基体の下面に、
光半導体素子および駆動回路素子と外部電気回路基板と
を接続する直径約0.1〜0.7mmの略円形の電極パ
ッドを2個/mm2以上の密度で設けたことにより、駆
動回路素子で発生する熱を電極パッドおよび導体バンプ
等の接続端子を介して外部に効率良く放熱させることが
でき、従って光半導体素子に対する熱的影響を抑制し
て、光半導体素子が正常に機能するようにし、また軽量
化および薄型化が可能となる。
【0038】本発明は、好ましくは、電極パッドを1m
2(1mm×1mm)の単位面積を2〜9個に等分割
した各分割領域にそれぞれ配置されるように設ける、よ
り好ましくは、電極パッドを2〜9個/mm2の密度で
略等間隔の格子状に設けたことにより、電極パッドを通
じての放熱特性を基体の下面全体で容易に均一化でき
る。
【0039】また、好ましくは、前記基体の載置部の駆
動回路素子が載置される部分に開口が形成され、該開口
内に下面に前記電極パッドが設けられたヒートシンクが
設置され、かつ該ヒートシンク上に前記駆動回路素子が
載置されていることにより、駆動回路素子で発生した熱
をヒートシンクにより効率良く下方へ伝熱および放熱さ
せ、さらに電極パッドおよび接続端子を介して有効に放
熱させることができる。
【0040】さらに好ましくは、電極パッドは導体バン
プを介して外部電気回路基板の電極パッドに接続される
ことにより、電極パッドおよび導体バンプを介して効率
良く放熱できるとともに、導体バンプでの高周波信号の
反射を小さくすることができ、その結果外部電気回路基
板に実装し易い接続構造となるとともに、高周波信号を
伝送損失を小さくして伝達可能なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光パッケージの断面図である。
【図2】本発明の光パッケージの他の実施形態の断面図
である。
【図3】従来の光パッケージの断面図である。
【図4】(a)〜(h)は、本発明の光パッケージの下
面に設けられる電極パッドの各種配置形態を示す平面図
である。
【符号の説明】
1:基体 1a:載置部 2:枠体 2a:貫通孔 3:蓋体 4:光半導体素子 5:駆動回路素子 8:固定部材 9:光ファイバ 10:電極パッド 12:導体バンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 33/00 H01L 23/36 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に光半導体素子および駆動回路素子が
    載置される載置部を有する基体と、該基体の上面に前記
    載置部を囲繞するように取着され、側部に貫通孔が設け
    られた枠体と、前記貫通孔に挿入固定され、前記枠体の
    外側の端面より光ファイバが挿入固定される筒状の固定
    部材と、該固定部材の内側に設置される透光性部材とを
    具備する光半導体素子収納用パッケージにおいて、前記
    基体の下面に、光半導体素子および駆動回路素子と外部
    電気回路基板とを電気的に接続する直径約0.1〜0.
    7mmの略円形の電極パッドを2個/mm2以上の密度
    で設けたことを特徴とする光半導体素子収納用パッケー
    ジ。
  2. 【請求項2】前記電極パッドは、1mm2の単位面積を
    2〜9個に等分割した各分割領域にそれぞれ配置される
    ように設けたことを特徴とする請求項1記載の光半導体
    素子収納用パッケージ。
  3. 【請求項3】前記基体の載置部の駆動回路素子が載置さ
    れる部分に開口が形成され、該開口内に下面に前記電極
    パッドが設けられたヒートシンクが設置され、かつ該ヒ
    ートシンク上に前記駆動回路素子が載置されていること
    を特徴とする請求項1または2記載の光半導体素子収納
    用パッケージ。
  4. 【請求項4】前記電極パッドは導体バンプを介して外部
    電気回路基板の電極パッドに接続されることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の光半導体素子収納用
    パッケージ。
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