JP2001168284A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2001168284A
JP2001168284A JP34589299A JP34589299A JP2001168284A JP 2001168284 A JP2001168284 A JP 2001168284A JP 34589299 A JP34589299 A JP 34589299A JP 34589299 A JP34589299 A JP 34589299A JP 2001168284 A JP2001168284 A JP 2001168284A
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JP
Japan
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input
protection device
output protection
semiconductor chip
abnormal voltage
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JP34589299A
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English (en)
Inventor
Yoshio Shimoida
良雄 下井田
Teruyoshi Mihara
輝儀 三原
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体チップのサイズを小さくし、かつ入出
力保護デバイスの電気的特性を良好に保持する。 【解決手段】 半導体チップ25の表面の中央部に主回
路21を形成し、主回路21を取り囲むように半導体チ
ップ25上に複数の外部端子22を形成し、外部端子2
2を取り囲むように半導体チップ25上に素子分離領域
23を形成し、素子分離領域23を取り囲むように半導
体チップ25上のスクライブ領域24に異常電圧を緩和
する入出力保護デバイス26を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体チップの表面
に形成されたLSIその他の集積回路に形成された主回
路を静電気等の異常電圧から保護する入出力保護装置を
有する半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の半導体装置(特開平5−7
5023号公報)を示す概略図である。図に示すよう
に、半導体チップ4の表面の中央部に主回路1が形成さ
れ、主回路1を取り囲むように半導体チップ4上に複数
の外部端子2が形成され、外部端子2の下部に酸化膜等
の絶縁膜(図示せず)を介して主回路1を静電気等の異
常電圧から保護する入出力保護装置3が形成されてい
る。また、外部端子2の表面には図示しないワイヤがボ
ンディングされ、このワイヤボンディングによって実装
基板などと接続されている。
【0003】図8は図7に示した半導体装置の回路図で
ある。図に示すように、正負いずれの極性の異常電圧を
も緩和する共用の入出力保護デバイス11に並列に複数
の外部端子2a〜2dが接続され、各外部端子2a〜2
dを入出力保護デバイス11に接続するための保護ダイ
オード14〜19が形成され、入出力保護デバイス11
と保護ダイオード14〜19とによって入出力保護装置
3が構成されている。また、主回路1の信号の入出力に
供される外部端子2a、2bは抵抗R1、R2を介して
主回路1に接続されている。また、VDD電源用の外部端
子2cおよびVSS電源用の外部端子2dは主回路1の電
源供給に供される。また、各外部端子2a〜2dに侵入
した異常電圧を緩和するのに共用の入出力保護デバイス
11は、たとえば2つのツェナーダイオードのアノード
同士(またはカソード同士)を接続した双方向性ツェナ
ーダイオードから構成され、正負いずれの極性の異常電
圧(ツェナー電圧以上の電圧)に対しても降伏動作す
る。また、入出力保護デバイス11の両端にはライン1
2、13を介して各外部端子2a〜2dが並列に接続さ
れ、ライン12と各外部端子2a、2b、2dの一端と
の間にはそれぞれ保護ダイオード14、15、19が接
続され、保護ダイオード14、15、19のカソードが
ライン12に接続され、さらにライン13と各外部端子
2a〜2cの他端との間にはそれぞれ保護ダイオード1
6〜18が接続され、保護ダイオード16〜18のアノ
ードがライン13に接続されている。なお、保護ダイオ
ード14〜19の耐圧は入出力保護デバイス11の耐圧
より高く設計されている。
【0004】つぎに、図8に示した半導体装置の動作に
ついて説明する。任意の2つの外部端子たとえば外部端
子2aと外部端子2bとの間に外部端子2aが正になる
ような異常電圧が印加された場合には、保護ダイオード
14および保護ダイオード17が順方向にバイアスさ
れ、入出力保護デバイス11の両端に異常電圧が印加さ
れる。この異常電圧が入出力保護デバイス11の耐圧よ
り高くなると、入出力保護デバイス11が降伏し、電流
が図8の破線に示すように流れる。その結果として異常
電圧が抑制され、外部端子2a、2bに接続された主回
路1を異常電圧から保護することができる。このとき、
保護ダイオード14および保護ダイオード17が順方向
にバイアスされているので消費電力が少なく、発熱量が
小さい。したがって、保護ダイオード14、17の寸法
を小さくすることができる。一方、入出力保護デバイス
11には降伏電流が流れているから、消費電力が大きく
て、発熱量が大きく、この発熱により入出力保護デバイ
ス11が破壊されないようにするために、すなわち耐熱
のために、寸法を十分大きく設計しておく必要がある。
【0005】このような半導体装置においては、共用の
入出力保護デバイス11を設けているから、入出力保護
デバイスの個数を外部端子2の数よりも少なくすること
ができるので、半導体チップ4の面積を減少することが
できかつ配線の混雑を防止することができる。また、入
出力保護装置3が外部端子2の下部に絶縁膜を介して形
成されているから、半導体チップ4の面積を大きくしな
くとも、入出力保護装置3の入出力保護デバイス11の
設置面積を大きくすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の半導体装置にあっては、図7に示すように、
入出力保護デバイス11および保護ダイオード14〜1
9からなる入出力保護装置3を外部端子2の下に形成し
ているから、ワイヤボンディングの際に外部端子2下の
絶縁膜に荷重が加わり、絶縁膜にクラックが生じ、入出
力保護デバイス11および保護ダイオード14〜19の
電気的特性に悪影響が生じる危険がある。
【0007】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、半導体チップのサイズが小さく、かつ入出
力保護デバイスが良好な電気的特性を保持することがで
きる半導体装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明においては、半導体チップの表面に形成され
た主回路と、上記主回路を取り囲むように上記半導体チ
ップ上に形成された複数の外部端子と、上記外部端子を
取り囲むように上記半導体チップ上に形成された素子分
離領域と、上記素子分離領域を取り囲むように上記半導
体チップ上に形成された異常電圧を緩和する入出力保護
デバイスとを設け、上記入出力保護デバイスの両端には
上記外部端子を並列に接続し、上記入出力保護デバイス
の一端と上記外部端子の少なくとも1つのとの間には上
記外部端子に印加される異常電圧により順方向にバイア
スされる第1の保護素子を接続し、上記入出力保護デバ
イスの他端と上記外部端子の少なくとも1つとの間には
上記外部端子に印加される異常電圧により逆方向にバイ
アスされる第2の保護素子を接続し、上記入出力保護デ
バイスを上記半導体チップの最外周のスクライブ領域に
形成する。
【0009】この場合、上記入出力保護デバイスをSO
I層に形成してもよい。
【0010】また、上記入出力保護デバイスをツェナー
ダイオードとしてもよい。
【0011】また、上記入出力保護デバイスをベース・
エミッタをショートしたバイポーラトランジスタとして
もよい。
【0012】これらの場合、上記入出力保護デバイスを
上記半導体チップの表面で上記外部端子に接続してもよ
い。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る半導体装置においては、半
導体チップの最外周のスクライブ領域に異常電圧を緩和
する入出力保護デバイスが形成されているから、半導体
チップのサイズが小さくなり、かつワイヤボンディング
の際に外部端子に荷重が加わったとしても、入出力保護
デバイスが良好な電気的特性を保持することができる。
【0014】また、入出力保護デバイスをベース・エミ
ッタをショートしたバイポーラトランジスタとしたとき
には、バイポーラトランジスタの増幅作用によってより
高速に異常電圧を緩和することができる。
【0015】また、入出力保護デバイスを半導体チップ
の表面で外部端子に接続したときには、より低抵抗で異
常電圧緩和時の電流が流れるから、発熱を少なくするこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る半導体装置を
示す概略図である。図に示すように、半導体チップ25
の表面の中央部に主回路21が形成され、主回路21を
取り囲むように半導体チップ25上に複数の外部端子
(接続用パッド)22が形成され、外部端子22を取り
囲むように半導体チップ25上に素子分離領域23が形
成され、素子分離領域23を取り囲むように半導体チッ
プ25上にすなわち半導体チップ25の最外周のスクラ
イブ領域24に異常電圧を緩和する入出力保護デバイス
26が形成されている。すなわち、素子分離領域23の
外側はスクライブ領域24になっていて、半導体ウェハ
から半導体チップ25を切り出す際には、スクライブ領
域24にダイシングの歯があたり、スクライブ領域24
の一部はダイシングの際に削られ、一部は半導体チップ
25の周辺に残るが、半導体チップ25の周辺に残った
スクライブ領域24に入出力保護デバイス26が形成さ
れている。
【0017】図2は図1のA部を示す一部切断詳細斜視
図である。図に示すように、p型シリコンからなる支持
基板31の上部に埋め込み絶縁膜32が形成され、埋め
込み絶縁膜32の上部にはn型のSOI層34が形成さ
れ、SOI層34を分離する素子分離領域23が形成さ
れ、素子分離領域23はトレンチの内部に形成された酸
化膜等の絶縁膜35、絶縁膜35の溝を埋め込むように
埋設されたポリシリコン36から構成されている。ま
た、SOI層34の素子分離領域23の内側には主回路
21、外部端子22、保護ダイオード(説明後述)が形
成された素子領域33があり、SOI層34の素子分離
領域23の外側すなわちスクライブ領域24に素子分離
領域23に沿って深いすなわち埋め込み絶縁膜32に達
したn+型の拡散領域38が形成され、SOI層34の
スクライブ領域24の外側に深いすなわち埋め込み絶縁
膜32に達したp+型の拡散領域39が形成され、拡散
領域38と拡散領域39との間にSOI層34自体の領
域すなわちn型の半導体領域44が形成され、拡散領域
38、39、半導体領域44により図2紙面左右方向に
ツェナーダイオードからなる入出力保護デバイス26が
形成されている。すなわち、入出力保護デバイス26は
SOI層34に形成されている。そして、p+拡散領域
39はダイシングにより削られた破断面40に接してお
り、ダイシングにより埋め込み絶縁膜32の破断面40
部には欠陥が多数形成され、もはや破断面40部におけ
る埋め込み絶縁膜32の上下方向の絶縁性は保たれない
状態となっているから、拡散領域39はダイシング時の
破断面40により支持基板31と電気的に導通してい
る。また、支持基板31の裏面に金属電極41が形成さ
れ、金属電極41の電位がVSS電位に固定されている。
また、拡散領域38にライン42が接続され、金属電極
41(支持基板31)にライン43が接続されている。
【0018】図3は図1、図2に示した半導体装置の入
出力保護装置の回路図である。図に示すように、ツェナ
ーダイオードからなる異常電圧を緩和する共用の入出力
保護デバイス26のカソードがライン42に接続され、
入出力保護デバイス26のアノードがライン43に接続
されている。また、入出力保護デバイス26にライン4
2、43を介して並列に複数の外部端子22a〜22d
が接続され、各外部端子22a〜22dを入出力保護デ
バイス26に接続するための保護ダイオード52〜57
が形成され、入出力保護デバイス26および保護ダイオ
ード52〜57によって入出力保護装置が構成されてい
る。また、主回路21の信号の入出力に供される信号用
の外部端子22a、22bは抵抗R1、R2を介して主
回路21に接続されている。また、VDD電源用の外部端
子22cおよびVSS電源用の外部端子22dすなわち電
源用の外部端子22c、22dは主回路21の電源供給
に供される。また、ライン42と各外部端子22a、2
2b、22dの一端との間にはそれぞれ外部端子22
a、22b、22dに印加される異常電圧により順方向
にバイアスされる第1の保護素子である保護ダイオード
52、53、57が接続され、つまり保護ダイオード5
2、53、57のカソードがライン42に接続されてお
り、さらにライン43と各外部端子22a〜22cの他
端との間にはそれぞれ外部端子22a〜22cに印加さ
れる異常電圧により逆方向にバイアスされる第2の保護
素子である保護ダイオード54〜56が接続され、つま
り保護ダイオード54〜56のアノードがライン43に
接続されている。すなわち、入出力保護デバイス(ツェ
ナーダイオード)26の結線は、各外部端子22a〜2
2dに対して、VSSを基準にしたときに正の異常電圧が
印加された場合、VDDを基準にしたときに負の異常電圧
が印加された場合に入出力保護デバイス26が異常電圧
を緩和する方向に設計されている。そして、共用の入出
力保護デバイスがないような集積回路の入出力保護回路
ではこれらの異常電圧の印加モードに対して保護ダイオ
ードの中に逆方向にバイアスされた状態となるものがあ
り、保護ダイオードでの発熱が大きく、保護ダイオード
の面積を大きくする必要があった。しかし、VSSを基準
にしたときに負の異常電圧、VDDを基準にしたときに正
の異常電圧が印加された場合には、保護ダイオードは順
方向にバイアスされ、発熱が小さく、問題が少なかっ
た。これら4つの異常電圧印加モードのうち、厳しい異
常電圧印加モードでのみ入出力保護デバイス26が電子
なだれ降伏(アバランシェブレークダウン)する構成に
なっている。なお、保護ダイオード52〜57は素子領
域33すなわち主回路21の中または主回路1と外部端
子22(22a〜22d)との間に通常の構造、方法で
形成されており、スクライブ領域24には入出力保護デ
バイス26のみが形成されている。また、保護ダイオー
ド52〜57の耐圧は入出力保護デバイス26の耐圧よ
り高く設計されている。
【0019】この半導体装置においては、たとえば外部
端子22aにVSS基準で正の異常電圧が印加された場合
には、異常電圧が入出力保護デバイス(ツェナーダイオ
ード)26の耐圧を超えると、入出力保護デバイス26
が降伏し、電流が図3の破線の向きに流れる。このと
き、入出力保護デバイス26のアノード側であるp+
散領域39が破断面40を通じて支持基板31に導通し
ているから、図3に破線で示した電流はp+拡散領域3
9から破断面40を通じて支持基板31へと流れ、裏面
の金属電極41へと流れる。その結果として異常電圧が
抑制され、外部端子22aに接続された主回路21を異
常電圧から保護することができる。
【0020】このような半導体装置においては、半導体
チップ25の最外周のスクライブ領域24に異常電圧を
緩和する入出力保護デバイス26が形成されているか
ら、半導体チップ25のサイズが小さくなる。すなわ
ち、主回路21が本来必要とする最低限の半導体チップ
25の面積のまま、入出力保護デバイス26を形成する
ことができる。また、ワイヤボンディングの際に外部端
子22に荷重が加わったとしても、入出力保護デバイス
26が良好な電気的特性を保持することができる。ま
た、PN接合面の面積はほぼSOI層34の深さと半導
体チップ25の外周長との積となり、PN接合面の面積
は非常に広くなるから、スクライブ領域24の狭い領域
を利用することで、大きな入出力保護デバイス26を形
成することができる。すなわち、もともとスクライブ領
域24の幅はダイシングの際に削られる領域と、その両
側のマージン領域だけであり、狭いものである(右側の
マージンだけで数十μm程度)。しかし、今回形成した
入出力保護デバイス(ツェナーダイオード)26は横方
向寸法は10μm程度あれば十分形成可能であり、マー
ジン領域の片側だけでも問題なく形成することができ
る。このように、入出力保護デバイス26の大きさは半
導体チップ25の周辺長に依存し、入出力保護デバイス
26のサイズを十分に大きくすることができる。また、
ダイシングの際に、ダイシングの歯の当たり具合によっ
ては拡散領域39の横方向寸法すなわち図2紙面左右方
向寸法にバラツキが生じたり、場合によっては拡散領域
39の一部が削られてしまう可能性があるが、半導体チ
ップ25の周囲長はmm(ミリメートル)単位の長さを
もつから、拡散領域39の一部が欠落しても特に問題に
はならない。このように、ツェナーダイオードからなる
入出力保護デバイス26をスクライブ領域24に形成
し、横方向には素子分離領域23(トレンチ分離)によ
り素子領域33と入出力保護デバイス26とが絶縁さ
れ、縦方向には破断面40を通じて電流が流れる構成と
したため、半導体チップ25の面積を減少することがで
き、かつボンディング時の信頼性を確保することができ
る入出力保護装置を有する半導体装置を提供することが
できる。
【0021】図4は本発明に係る他の半導体装置を示す
一部切断斜視図である。図に示すように、p+拡散領域
39の内部の表面側に浅いn+型の拡散領域61が形成
され、p+拡散領域39とn+拡散領域61とは金属電極
62により直接接続されている。つまり、スクライブ領
域24にベース・エミッタをショートした構造のNPN
バイポーラトランジスタすなわちバイポーラトランジス
タをダイオード接続したものからなる入出力保護デバイ
ス26が形成されている。
【0022】この半導体装置においては、半導体チップ
25の最外周のスクライブ領域24に異常電圧を緩和す
る入出力保護デバイス26が形成されているから、半導
体チップ25のサイズが小さくなり、かつ入出力保護デ
バイス26が良好な電気的特性を保持することができ
る。また、入出力保護デバイス26としてベース・エミ
ッタをショートしたNPNバイポーラトランジスタが形
成されており、このバイポーラトランジスタがダイオー
ドとして作用する。そのため、ベース領域に相当する拡
散領域39に電流が流れはじめると、バイポーラトラン
ジスタの増幅作用によりhFE倍された電流がコレクタ・
エミッタ間(この場合は拡散領域38と拡散領域61と
の間)に流れようとする。それにより図2に示した半導
体装置と比較してより高速に安定的に異常電圧を緩和す
ることができる。
【0023】図5は本発明に係る他の半導体装置を示す
一部切断斜視図である。図に示すように、ライン43が
拡散領域39と電気的に接続されている。つまり、スク
ライブ領域24に横方向に形成された共用のツェナーダ
イオードからなる入出力保護デバイス26のアノード側
が半導体チップ25の表面側から意図的にライン43に
接続される構成となっている。具体的には、2層金属配
線等により拡散領域39に接続された金属配線が直接ラ
イン43すなわちVSS電源用の外部端子22dに接続さ
れている。
【0024】この半導体装置においては、半導体チップ
25の最外周のスクライブ領域24に異常電圧を緩和す
る入出力保護デバイス26が形成されているから、半導
体チップ25のサイズが小さくなり、かつ入出力保護デ
バイス26が良好な電気的特性を保持することができ
る。また、図2に示した半導体装置においては、異常電
圧緩和時に半導体チップ25の裏面すなわち支持基板3
1を通じて電流が流れていたのに対して、この半導体装
置においては、形成された入出力保護デバイス(ツェナ
ーダイオード)26のアノード側が半導体チップ25の
表面で直接ライン43に接続されているから、より低抵
抗で異常電圧緩和時の電流が流れるので、異常電圧緩和
時の発熱を小さくすることができる。このことは、ツェ
ナーダイオードからなる入出力保護デバイス26の面積
をより小さくすることもできるという利点でもある。
【0025】図6は本発明に係る他の半導体装置を示す
一部切断斜視図である。図に示すように、p+拡散領域
39の内部の表面側に浅いn+型の拡散領域61が形成
され、p+拡散領域39とn+拡散領域61とは金属電極
62により直接接続され、金属電極62がライン43に
結線されている。
【0026】この半導体装置においては、半導体チップ
25の最外周のスクライブ領域24に異常電圧を緩和す
る入出力保護デバイス26が形成されているから、半導
体チップ25のサイズが小さくなり、かつ入出力保護デ
バイス26が良好な電気的特性を保持することができ
る。また、入出力保護デバイス26が半導体チップ25
の表面でライン43に接続されているから、異常電圧緩
和時の発熱を小さくすることができる。
【0027】なお、上述実施の形態においては、p型の
支持基板31を用いたが、破断面40ではもはやPN接
合は形成されないから、n型の支持基板を用いてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体装置を示す概略図である。
【図2】図1のA部を示す一部切断詳細斜視図である。
【図3】図1、図2に示した半導体装置の入出力保護装
置の回路図である。
【図4】本発明に係る他の半導体装置を示す一部切断斜
視図である。
【図5】本発明に係る他の半導体装置を示す一部切断斜
視図である。
【図6】本発明に係る他の半導体装置を示す一部切断斜
視図である。
【図7】従来の半導体装置を示す概略図である。
【図8】図7に示した半導体装置の回路図である。
【符号の説明】
21…主回路 22…外部端子 22a〜22d…外部端子 24…スクライブ領域 25…半導体チップ 26…入出力保護デバイス 34…SOI層 38…拡散領域 39…拡散領域 44…半導体領域 52〜57…保護ダイオード 61…拡散領域 62…金属電極
フロントページの続き Fターム(参考) 5F038 BE07 BH02 BH04 BH05 BH06 BH13 BH15 CA12 CA13 CD02 CD03 CD04 EZ01 EZ06 EZ20 5F082 AA08 AA33 BA02 BA06 BA19 BA47 BC03 BC11 FA16 GA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体チップの表面に形成された主回路
    と、上記主回路を取り囲むように上記半導体チップ上に
    形成された複数の外部端子と、上記外部端子を取り囲む
    ように上記半導体チップ上に形成された素子分離領域
    と、上記素子分離領域を取り囲むように上記半導体チッ
    プ上に形成された異常電圧を緩和する入出力保護デバイ
    スとを備え、上記入出力保護デバイスの両端には上記外
    部端子が並列に接続され、上記入出力保護デバイスの一
    端と上記外部端子の少なくとも1つのとの間には上記外
    部端子に印加される異常電圧により順方向にバイアスさ
    れる第1の保護素子が接続され、上記入出力保護デバイ
    スの他端と上記外部端子の少なくとも1つとの間には上
    記外部端子に印加される異常電圧により逆方向にバイア
    スされる第2の保護素子が接続され、上記入出力保護デ
    バイスが上記半導体チップの最外周のスクライブ領域に
    形成されたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】上記入出力保護デバイスがSOI層に形成
    されたことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】上記入出力保護デバイスがツェナーダイオ
    ードであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装
    置。
  4. 【請求項4】上記入出力保護デバイスがベース・エミッ
    タをショートしたバイポーラトランジスタであることを
    特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】上記入出力保護デバイスが上記半導体チッ
    プの表面で上記外部端子に接続されたことを特徴とする
    請求項1に記載の半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6762442B2 (en) * 2001-02-14 2004-07-13 Sony Corporation Semiconductor device carrying a plurality of circuits

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