JP2001167585A - 連想記憶装置 - Google Patents
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- JP2001167585A JP2001167585A JP35033799A JP35033799A JP2001167585A JP 2001167585 A JP2001167585 A JP 2001167585A JP 35033799 A JP35033799 A JP 35033799A JP 35033799 A JP35033799 A JP 35033799A JP 2001167585 A JP2001167585 A JP 2001167585A
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- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C15/00—Digital stores in which information comprising one or more characteristic parts is written into the store and in which information is read-out by searching for one or more of these characteristic parts, i.e. associative or content-addressed stores
- G11C15/04—Digital stores in which information comprising one or more characteristic parts is written into the store and in which information is read-out by searching for one or more of these characteristic parts, i.e. associative or content-addressed stores using semiconductor elements
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- Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 無駄な充放電を抑えて消費電力とスイッチン
グノイズを同時に低減することを目的とするものであ
る。 【解決手段】 複数のビットからなる比較データを入力
してCAMセルアレイ1(連想メモリ)の各エントリに
記憶されているデータとを検索照合する機能を有する連
想記憶装置において、検索動作のとき、連想メモリのエ
ントリ内容が有効か否かを示すValidビットの内容が有
効である場合は、該エントリのマッチ線MLをプリチャ
ージする。一方、Validビットが無効である場合
は、該エントリのマッチ線MLをプリチャージしないよ
うに制御する。
グノイズを同時に低減することを目的とするものであ
る。 【解決手段】 複数のビットからなる比較データを入力
してCAMセルアレイ1(連想メモリ)の各エントリに
記憶されているデータとを検索照合する機能を有する連
想記憶装置において、検索動作のとき、連想メモリのエ
ントリ内容が有効か否かを示すValidビットの内容が有
効である場合は、該エントリのマッチ線MLをプリチャ
ージする。一方、Validビットが無効である場合
は、該エントリのマッチ線MLをプリチャージしないよ
うに制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロプロセッ
サに用いられ、記憶データと入力される比較データとを
比較して一致した記憶データに対応する情報を出力する
CAM(ContentAddressable Memory)と呼ばれる連想
記憶装置に関するものであり、特に携帯端末機器などに
求められる低消費電力システムに最適なものである。
サに用いられ、記憶データと入力される比較データとを
比較して一致した記憶データに対応する情報を出力する
CAM(ContentAddressable Memory)と呼ばれる連想
記憶装置に関するものであり、特に携帯端末機器などに
求められる低消費電力システムに最適なものである。
【0002】
【従来の技術】連想記憶装置は、予め連想記憶セル(以
下、「CAMセル」という)に記憶された記憶データと
外部から入力される比較データ(検索データ)を比較し
一致するものがあった場合に、その記憶データに対応す
る出力線から信号を出力して、その記憶データに対応し
た情報の処理を行えるようにする機能を有している。図
10は、このような連想記憶装置をアドレス変換の高速
化を実現するTLB(アドレス変換バッファ)に適用し
た従来例を示すものである。図10に示すように、連想
記憶装置は、仮想アドレスを記憶するCAMセルアレイ
1(連想メモリ)と、この仮想アドレスに対応するアド
レス変換情報(実アドレス)を保持するRAM(Random
Access Memory)セルアレイ2(コンテントメモリ)
とからなり、仮想アドレスに対応するアドレス変換情報
が必要になったときに、このTLBを参照して、一致す
る仮想アドレスがCAMセルアレイ1に記憶されている
場合、その仮想アドレスに対応する実アドレスをRAM
セルアレイ2から読み出している。この連想記憶装置
は、CAMセルアレイ1とRAMセルアレイ2との組み
合わせにより複数のエントリ(マトリックス状に配置さ
れたCAMセルの1行をエントリと通称されるので、以
下、「エントリ」という)を構成したものである。CA
Mセルアレイ1は、仮想アドレス又はその書き込みデー
タを供給するためのビット線BL,/BL(図では上線
を付して図示した符号を、この明細書では表記の都合上
符号をBLの語頭に「/」付して示している)と、書き
込みの1エントリを選択するためのCAMワード線WL
と、検索動作での結果を出力するマッチ線MLとを備え
ている。RAMセルアレイ2は、実アドレスの読み出し
又は書き込み兼用のビット線BLと、読み出し又は書き
込みの1エントリを選択するためのRAMワード線WL
とを備えている。そして、RAMセルアレイ2のワード
線は、対応するCAMセルアレイ1のマッチ線上の信号
とRAMイネーブル線10上の信号とのAND論理が出
力されるようになっている。
下、「CAMセル」という)に記憶された記憶データと
外部から入力される比較データ(検索データ)を比較し
一致するものがあった場合に、その記憶データに対応す
る出力線から信号を出力して、その記憶データに対応し
た情報の処理を行えるようにする機能を有している。図
10は、このような連想記憶装置をアドレス変換の高速
化を実現するTLB(アドレス変換バッファ)に適用し
た従来例を示すものである。図10に示すように、連想
記憶装置は、仮想アドレスを記憶するCAMセルアレイ
1(連想メモリ)と、この仮想アドレスに対応するアド
レス変換情報(実アドレス)を保持するRAM(Random
Access Memory)セルアレイ2(コンテントメモリ)
とからなり、仮想アドレスに対応するアドレス変換情報
が必要になったときに、このTLBを参照して、一致す
る仮想アドレスがCAMセルアレイ1に記憶されている
場合、その仮想アドレスに対応する実アドレスをRAM
セルアレイ2から読み出している。この連想記憶装置
は、CAMセルアレイ1とRAMセルアレイ2との組み
合わせにより複数のエントリ(マトリックス状に配置さ
れたCAMセルの1行をエントリと通称されるので、以
下、「エントリ」という)を構成したものである。CA
Mセルアレイ1は、仮想アドレス又はその書き込みデー
タを供給するためのビット線BL,/BL(図では上線
を付して図示した符号を、この明細書では表記の都合上
符号をBLの語頭に「/」付して示している)と、書き
込みの1エントリを選択するためのCAMワード線WL
と、検索動作での結果を出力するマッチ線MLとを備え
ている。RAMセルアレイ2は、実アドレスの読み出し
又は書き込み兼用のビット線BLと、読み出し又は書き
込みの1エントリを選択するためのRAMワード線WL
とを備えている。そして、RAMセルアレイ2のワード
線は、対応するCAMセルアレイ1のマッチ線上の信号
とRAMイネーブル線10上の信号とのAND論理が出
力されるようになっている。
【0003】また、CAMセルアレイ1には、検索動作
のために入力される仮想アドレスを各ビット線BL0〜
BLn,/BL0〜BLnに入力する比較データバッフ
ァ回路3と、データの書き込み時、書き込むべきエント
リを指定するためのアドレスデコーダ4と、仮想アドレ
スおよびValidビット情報などを書き込むためのC
AMデータ入出力回路5とがそれぞれ接続されている。
一方、RAMアレイ2には、実アドレスを読み出し又は
書き込むためのRAMデータ入出力回路6とが接続され
ている。CAMセルアレイ1は、複数のCAMセル7,
…(0〜n行、0〜n列)がマトリックス状に配置され
て構成されている。列方向のCAMセルの数は入力され
る比較データ又は記憶データのデータ数(ビット数)に
対応しており、行方向のCAMセルの数は予め記憶可能
な記憶データの数(エントリの数)に対応している。こ
の従来例では、各CAMセル7の構成自体は全て同一と
なっており、図11に詳細を示すように、CAMセル7
は、二つのインバータ回路をループにつなぎ、に1ビッ
トの記憶素子を構成するフリップフロップ回路を有して
いる。そして、ノードN、NBに記憶されたデータに応
じて動作するN−MOSトランジスタT2,T3と、デ
ータを記憶素子に書き込み又は読み出す際にワード線W
Lによって動作するN−MOSトランジスタT5,T6
と、検索動作時に検索イネーブル線CEによって動作す
るN−MOSトランジスタT1,T4とを有している。
なお、図10では検索イネーブル線CEの図示を省略し
ている。
のために入力される仮想アドレスを各ビット線BL0〜
BLn,/BL0〜BLnに入力する比較データバッフ
ァ回路3と、データの書き込み時、書き込むべきエント
リを指定するためのアドレスデコーダ4と、仮想アドレ
スおよびValidビット情報などを書き込むためのC
AMデータ入出力回路5とがそれぞれ接続されている。
一方、RAMアレイ2には、実アドレスを読み出し又は
書き込むためのRAMデータ入出力回路6とが接続され
ている。CAMセルアレイ1は、複数のCAMセル7,
…(0〜n行、0〜n列)がマトリックス状に配置され
て構成されている。列方向のCAMセルの数は入力され
る比較データ又は記憶データのデータ数(ビット数)に
対応しており、行方向のCAMセルの数は予め記憶可能
な記憶データの数(エントリの数)に対応している。こ
の従来例では、各CAMセル7の構成自体は全て同一と
なっており、図11に詳細を示すように、CAMセル7
は、二つのインバータ回路をループにつなぎ、に1ビッ
トの記憶素子を構成するフリップフロップ回路を有して
いる。そして、ノードN、NBに記憶されたデータに応
じて動作するN−MOSトランジスタT2,T3と、デ
ータを記憶素子に書き込み又は読み出す際にワード線W
Lによって動作するN−MOSトランジスタT5,T6
と、検索動作時に検索イネーブル線CEによって動作す
るN−MOSトランジスタT1,T4とを有している。
なお、図10では検索イネーブル線CEの図示を省略し
ている。
【0004】最上行のCAMワード線WL0およびマッ
チ線ML0は、行方向に配置された各CAMセル7に共
通接続されている。他の行のCAMワード線WL1〜W
Lnおよびマッチ線ML1〜MLnも同様に行方向の各
CAMセル7に対しても共通接続される。そして、各ワ
ード線WL0〜WLnは、アドレスデコーダ4に接続さ
れている。プリチャージ回路8は、P−MOSトランジ
スタで構成され、プリチャージ信号線/PC(アクティ
ブロー)の“L”レベル出力によってオン動作し、マッ
チ線ML0〜MLnを“H”レベルの電位にプリチャー
ジする。一致検出回路9は、AND回路で構成されてお
り、マッチ線ML0〜MLnの出力とRAMイネーブル
線10の出力が共に“H”レベルのときは、RAMアレ
イ2に配置された各RAMセル11に共通接続されたワ
ード線WL0〜WLnを“H”レベルの電位に引き上げ
る。RAMセル11の構成は、図12に示すように二つ
のインバータ回路をループにつなぎ、ノードN、NBに
1ビットの記憶素子を構成し、この記憶素子に接続され
たN−MOSトランジスタT5、T6を制御することに
よって、データの読み出し又は書き込み動作を行うよう
に構成されている。
チ線ML0は、行方向に配置された各CAMセル7に共
通接続されている。他の行のCAMワード線WL1〜W
Lnおよびマッチ線ML1〜MLnも同様に行方向の各
CAMセル7に対しても共通接続される。そして、各ワ
ード線WL0〜WLnは、アドレスデコーダ4に接続さ
れている。プリチャージ回路8は、P−MOSトランジ
スタで構成され、プリチャージ信号線/PC(アクティ
ブロー)の“L”レベル出力によってオン動作し、マッ
チ線ML0〜MLnを“H”レベルの電位にプリチャー
ジする。一致検出回路9は、AND回路で構成されてお
り、マッチ線ML0〜MLnの出力とRAMイネーブル
線10の出力が共に“H”レベルのときは、RAMアレ
イ2に配置された各RAMセル11に共通接続されたワ
ード線WL0〜WLnを“H”レベルの電位に引き上げ
る。RAMセル11の構成は、図12に示すように二つ
のインバータ回路をループにつなぎ、ノードN、NBに
1ビットの記憶素子を構成し、この記憶素子に接続され
たN−MOSトランジスタT5、T6を制御することに
よって、データの読み出し又は書き込み動作を行うよう
に構成されている。
【0005】このように構成された従来の連想記憶装置
におけるデータの書き込み動作について説明する。最初
に、アドレスデコーダ4によりデータを書き込むべきエ
ントリが選択されると、そのエントリのワード線WLを
“H”レベルに引き上げる。次いで、CAMデータ入出
力回路5よりエントリに書き込むべきデータをビット線
BL0〜BLn,/BL0〜/BLnに入力すること
で、その該当エントリの各CAMセル7にそれぞれビッ
トデータが書き込まれる。例えば、書き込まれるデータ
が“1”である場合、ビット線BLに“H”レベルの電
位が、データが“0”である場合は“L”レベルの電位
が入力される。続いて、連想記憶装置における検索動作
について説明する。最初にプリチャージ信号線/PCか
らの出力によってプリチャージ回路8を動作させてマッ
チ線MLを“H”レベルにプリチャージする。そして、
検索イネーブル線CEを “H”レベルにプリチャージ
してCAMセル7における検索動作を有効にして、ビッ
ト線BLおよびビット線/BLに比較データを入力する
ことで比較照合が行われる。ここで、両データが一致し
たときは“H”レベルにプリチャージされたマッチ線M
Lの電位は変化しない。
におけるデータの書き込み動作について説明する。最初
に、アドレスデコーダ4によりデータを書き込むべきエ
ントリが選択されると、そのエントリのワード線WLを
“H”レベルに引き上げる。次いで、CAMデータ入出
力回路5よりエントリに書き込むべきデータをビット線
BL0〜BLn,/BL0〜/BLnに入力すること
で、その該当エントリの各CAMセル7にそれぞれビッ
トデータが書き込まれる。例えば、書き込まれるデータ
が“1”である場合、ビット線BLに“H”レベルの電
位が、データが“0”である場合は“L”レベルの電位
が入力される。続いて、連想記憶装置における検索動作
について説明する。最初にプリチャージ信号線/PCか
らの出力によってプリチャージ回路8を動作させてマッ
チ線MLを“H”レベルにプリチャージする。そして、
検索イネーブル線CEを “H”レベルにプリチャージ
してCAMセル7における検索動作を有効にして、ビッ
ト線BLおよびビット線/BLに比較データを入力する
ことで比較照合が行われる。ここで、両データが一致し
たときは“H”レベルにプリチャージされたマッチ線M
Lの電位は変化しない。
【0006】例えば、図11に示される構成において、
CAMセル7のノードNには“1”が記憶されていると
する。ビット線BLに記憶データと一致する比較データ
“1”が入力され、検索イネーブルCEを“H”レベル
にするとN−MOSトランジスタT1、T2がオンして
マッチ線MLとビット線BLが導通状態となる。このと
き、マッチ線MLとビット線BLは共に“H”レベルで
あるため、マッチ線の電位は変化せず “H”レベルに
保たれる。これとは逆に、ビット線BLに不一致の比較
データ“0”が入力された場合には、マッチ線MLの電
位は“L”レベルに引かれディスチャージしてしまう。
つまり、1エントリ中に配置された全てのCAMセルの
ビットデータが一致した場合にはマッチ線の“H”レベ
ルが保たれるが、全ビットデータのうち、1ビットでも
不一致のCAMセルがあると該エントリはミスマッチと
なり、マッチ線MLの電荷は引き抜かれてしまうことに
なる。
CAMセル7のノードNには“1”が記憶されていると
する。ビット線BLに記憶データと一致する比較データ
“1”が入力され、検索イネーブルCEを“H”レベル
にするとN−MOSトランジスタT1、T2がオンして
マッチ線MLとビット線BLが導通状態となる。このと
き、マッチ線MLとビット線BLは共に“H”レベルで
あるため、マッチ線の電位は変化せず “H”レベルに
保たれる。これとは逆に、ビット線BLに不一致の比較
データ“0”が入力された場合には、マッチ線MLの電
位は“L”レベルに引かれディスチャージしてしまう。
つまり、1エントリ中に配置された全てのCAMセルの
ビットデータが一致した場合にはマッチ線の“H”レベ
ルが保たれるが、全ビットデータのうち、1ビットでも
不一致のCAMセルがあると該エントリはミスマッチと
なり、マッチ線MLの電荷は引き抜かれてしまうことに
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、連想記
憶装置は、検索動作時にその記憶内容と入力された比較
データを比較し、一致あるいは不一致のものがあった場
合にはマッチ線を“H”あるいは“L”レベルに制御す
る機能を有している。また、この従来例では全てのエン
トリについて検索動作が行い、その結果に基づいてマッ
チ線を駆動するためエントリ数分のマッチ線の充放電が
行われる。このとき、1エントリ中の全てのCAMセル
が一致した場合にのみマッチ線が“H”レベルに保たれ
るが、これ以外の一致しない殆どのエントリについては
マッチ線の電荷が引き抜かれて無駄な充放電が行われる
ことになる。したがって、連想記憶装置全体の消費電力
を増大させると同時にスイッチングノイズを冗長する原
因にもなる。本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたものであり、無駄な充放電を抑えて消費電力とスイ
ッチングノイズを同時に低減することを目的とするもの
である。
憶装置は、検索動作時にその記憶内容と入力された比較
データを比較し、一致あるいは不一致のものがあった場
合にはマッチ線を“H”あるいは“L”レベルに制御す
る機能を有している。また、この従来例では全てのエン
トリについて検索動作が行い、その結果に基づいてマッ
チ線を駆動するためエントリ数分のマッチ線の充放電が
行われる。このとき、1エントリ中の全てのCAMセル
が一致した場合にのみマッチ線が“H”レベルに保たれ
るが、これ以外の一致しない殆どのエントリについては
マッチ線の電荷が引き抜かれて無駄な充放電が行われる
ことになる。したがって、連想記憶装置全体の消費電力
を増大させると同時にスイッチングノイズを冗長する原
因にもなる。本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたものであり、無駄な充放電を抑えて消費電力とスイ
ッチングノイズを同時に低減することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のビット
からなる比較データを入力して連想メモリの各エントリ
に記憶されているデータとを検索照合する機能を有する
連想記憶装置において、検索動作のとき、連想メモリの
エントリ内容が有効か否かを示すValidビットの内容に
基づいて該エントリにおけるマッチ線のプリチャージを
制御することを特徴とする。また、複数のビットからな
る比較データを入力して連想メモリの各エントリに記憶
されているデータとを検索照合する機能を有する連想記
憶装置において、検索動作のとき、連想メモリに入力さ
れる比較データの一部のビットデータを比較しその比較
結果に基づいて該エントリにおけるマッチ線のプリチャ
ージを制御することを特徴とする。また、複数のビット
からなる比較データを入力して連想メモリの各エントリ
に記憶されているデータとを検索照合する機能を有する
連想記憶装置において、検索動作のとき、連想メモリの
エントリ内容が有効か否かを示すValidビットの内容
と、連想メモリに入力される比較データの一部のビット
データを比較しその比較結果との双方に基づいて該エン
トリにおけるマッチ線のプリチャージを制御することを
特徴とする。
からなる比較データを入力して連想メモリの各エントリ
に記憶されているデータとを検索照合する機能を有する
連想記憶装置において、検索動作のとき、連想メモリの
エントリ内容が有効か否かを示すValidビットの内容に
基づいて該エントリにおけるマッチ線のプリチャージを
制御することを特徴とする。また、複数のビットからな
る比較データを入力して連想メモリの各エントリに記憶
されているデータとを検索照合する機能を有する連想記
憶装置において、検索動作のとき、連想メモリに入力さ
れる比較データの一部のビットデータを比較しその比較
結果に基づいて該エントリにおけるマッチ線のプリチャ
ージを制御することを特徴とする。また、複数のビット
からなる比較データを入力して連想メモリの各エントリ
に記憶されているデータとを検索照合する機能を有する
連想記憶装置において、検索動作のとき、連想メモリの
エントリ内容が有効か否かを示すValidビットの内容
と、連想メモリに入力される比較データの一部のビット
データを比較しその比較結果との双方に基づいて該エン
トリにおけるマッチ線のプリチャージを制御することを
特徴とする。
【0009】本発明は各手段により、Validビットが無
効(比較しない)のエントリや比較データの一部(LS
B)が不一致のエントリについてはマッチ線をプリチャ
ージしないように制御するので、検索動作におけるマッ
チ線の無駄なディスチャージを減らすことができる。
効(比較しない)のエントリや比較データの一部(LS
B)が不一致のエントリについてはマッチ線をプリチャ
ージしないように制御するので、検索動作におけるマッ
チ線の無駄なディスチャージを減らすことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る連想記憶装置
をアドレス変換の高速化を実現するTLB(アドレス変
換バッファ)に適用した第1〜第4の実施形態につき図
1〜図9を参照して説明する。 (第1の実施形態)第1の実施形態は連想メモリ(CA
Mセル)の各エントリに記憶されているValidビットの
内容に基づいてマッチ線MLの制御を行うものである。
図1は連想記憶装置をTLBに適用した全体構成図であ
り、図2はValidビットのビットデータをプリチャージ
制御回路へ送るように構成されたCAMセル構成図であ
る。この連想記憶装置の基本的な構成は従来と同様であ
る。すなわち、CAMセルアレイ1(連想メモリ)と、
RAMセルアレイ2(コンテントメモリ)との組み合わ
せにより複数のエントリを構成しており、このCAMセ
ルアレイ1には比較データや書き込みデータを供給する
ためのビット線BL0〜BLn,/BL0〜BLnと、
書き込み時のエントリを選択するためのCAMワード線
CAMWL0〜CAMWLnと、検索動作の一致結果を出力
するマッチ線ML0〜MLnを備えている。また、RA
Mセルアレイ2には検索動作に基づいて出力する実アド
レスの読み出しや書き込み時のエントリを選択するRA
Mワード線WL0〜WLnを備えている。
をアドレス変換の高速化を実現するTLB(アドレス変
換バッファ)に適用した第1〜第4の実施形態につき図
1〜図9を参照して説明する。 (第1の実施形態)第1の実施形態は連想メモリ(CA
Mセル)の各エントリに記憶されているValidビットの
内容に基づいてマッチ線MLの制御を行うものである。
図1は連想記憶装置をTLBに適用した全体構成図であ
り、図2はValidビットのビットデータをプリチャージ
制御回路へ送るように構成されたCAMセル構成図であ
る。この連想記憶装置の基本的な構成は従来と同様であ
る。すなわち、CAMセルアレイ1(連想メモリ)と、
RAMセルアレイ2(コンテントメモリ)との組み合わ
せにより複数のエントリを構成しており、このCAMセ
ルアレイ1には比較データや書き込みデータを供給する
ためのビット線BL0〜BLn,/BL0〜BLnと、
書き込み時のエントリを選択するためのCAMワード線
CAMWL0〜CAMWLnと、検索動作の一致結果を出力
するマッチ線ML0〜MLnを備えている。また、RA
Mセルアレイ2には検索動作に基づいて出力する実アド
レスの読み出しや書き込み時のエントリを選択するRA
Mワード線WL0〜WLnを備えている。
【0011】この連想記憶装置は、CAMセルアレイ1
に対しては、検索動作時に比較データをビット線BL0
〜BLn,/BL0〜BLnに入力する比較データバッ
ファ回路3と、データの書き込み時に、書き込むべきエ
ントリを指定するためのアドレスデコーダ4と、CAM
セル7、12に対してデータの書き込みあるいは読み出
すためのCAMデータ入出力回路5とが接続されてい
る。RAMセルアレイ2に対しては、RAMセルに対し
てデータの書き込みあるいは読み出すためのRAMデー
タ入出力回路6が接続されている。CAMセルアレイ1
は、複数のCAMセル(0〜n行、0〜n列)をマトリ
ックス状に配置して構成されており、このうち、仮想ア
ドレスのビットデータが保持されるCAMセル7は図1
1に示される構成となるが、Validビットデータが保持
されるCAMセル12の構成は、図2に示すようになっ
ている。この図2に示されるCAMセル12は、図11
の構成に対して、ノードNに記憶保持されるValidビッ
トデータをプリチャージ制御回路13に入力するため
に、その入力側とノードNBとの間にインバータ回路が
追加されている。マッチ線ML0〜MLnは、エントリ
単位でプリチャージ回路8に接続されており、検索動作
における一致結果を一致検出回路9に入力する。
に対しては、検索動作時に比較データをビット線BL0
〜BLn,/BL0〜BLnに入力する比較データバッ
ファ回路3と、データの書き込み時に、書き込むべきエ
ントリを指定するためのアドレスデコーダ4と、CAM
セル7、12に対してデータの書き込みあるいは読み出
すためのCAMデータ入出力回路5とが接続されてい
る。RAMセルアレイ2に対しては、RAMセルに対し
てデータの書き込みあるいは読み出すためのRAMデー
タ入出力回路6が接続されている。CAMセルアレイ1
は、複数のCAMセル(0〜n行、0〜n列)をマトリ
ックス状に配置して構成されており、このうち、仮想ア
ドレスのビットデータが保持されるCAMセル7は図1
1に示される構成となるが、Validビットデータが保持
されるCAMセル12の構成は、図2に示すようになっ
ている。この図2に示されるCAMセル12は、図11
の構成に対して、ノードNに記憶保持されるValidビッ
トデータをプリチャージ制御回路13に入力するため
に、その入力側とノードNBとの間にインバータ回路が
追加されている。マッチ線ML0〜MLnは、エントリ
単位でプリチャージ回路8に接続されており、検索動作
における一致結果を一致検出回路9に入力する。
【0012】プリチャージ回路8はP−MOSトランジ
スタで構成されており、一方は電源VDD、他方はマッ
チ線ML0〜MLnに接続され、プリチャージ制御回路
13の出力信号によって制御される。プリチャージ制御
回路13は、NAND回路で構成され、その入力側には
プリチャージ信号線PCからの出力とValidビットのデ
ータ出力が付与される。例えば、Validビット“1”
で、プリチャージ信号PCが“H”レベルに引き上げら
れた場合には、プリチャージ制御回路13は“L”レベ
ルが出力されるので、プリチャージ回路8がオン動作し
てマッチ線ML0〜MLnを“H”レベルの電位にプリ
チャージする。一致検出回路9はAND回路で構成さ
れ、その入力側にはマッチ線ML0〜MLnの出力とR
AMイネーブル線10の出力が付与される。この一致検
出回路9のAND出力は、各RAMセル11に共通接続
された各ワード線WL0〜WLnに出力され、例えば、
検索動作でマッチ線ML1の出力が“H”レベルで保持
された場合は、これに対応するRAMセル11のワード
WL1線が“H”レベルの電位に引き上げられる。マッ
チ線ML0〜MLnとGNDとの間にはN−MOSトラ
ンジスタ14が接続されている。このN−MOSトラン
ジスタ14は、Validビットが“0”のとき、プリチャ
ージ期間にマッチ線がプリチャージされないことによっ
てフローティングノードとなる動作上の問題を未然に防
止するためのものであり、マッチ線MLとGNDとの間
を導通状態とするKeeperトランジスタとして働
く。
スタで構成されており、一方は電源VDD、他方はマッ
チ線ML0〜MLnに接続され、プリチャージ制御回路
13の出力信号によって制御される。プリチャージ制御
回路13は、NAND回路で構成され、その入力側には
プリチャージ信号線PCからの出力とValidビットのデ
ータ出力が付与される。例えば、Validビット“1”
で、プリチャージ信号PCが“H”レベルに引き上げら
れた場合には、プリチャージ制御回路13は“L”レベ
ルが出力されるので、プリチャージ回路8がオン動作し
てマッチ線ML0〜MLnを“H”レベルの電位にプリ
チャージする。一致検出回路9はAND回路で構成さ
れ、その入力側にはマッチ線ML0〜MLnの出力とR
AMイネーブル線10の出力が付与される。この一致検
出回路9のAND出力は、各RAMセル11に共通接続
された各ワード線WL0〜WLnに出力され、例えば、
検索動作でマッチ線ML1の出力が“H”レベルで保持
された場合は、これに対応するRAMセル11のワード
WL1線が“H”レベルの電位に引き上げられる。マッ
チ線ML0〜MLnとGNDとの間にはN−MOSトラ
ンジスタ14が接続されている。このN−MOSトラン
ジスタ14は、Validビットが“0”のとき、プリチャ
ージ期間にマッチ線がプリチャージされないことによっ
てフローティングノードとなる動作上の問題を未然に防
止するためのものであり、マッチ線MLとGNDとの間
を導通状態とするKeeperトランジスタとして働
く。
【0013】以上のような構成の第1の実施形態につい
て、その動作を説明する。最初に、この連想記憶装置へ
の書き込み動作を説明する。書き込み動作は、書き込む
べきエントリを指定するためエントリ信号をアドレスデ
コーダ4に入力する。アドレスデコーダ4はCAMワー
ド線CAMWL0〜CAMWLnの中から指定されたエント
リに対応するワード線を“H”レベルに引き上げる。ま
た、CAMデータ入出力回路5には、これと同時にエン
トリに書き込むべきアドレス変換に関するデータとし
て、仮想アドレスや当該エントリが有効か否かを示すVa
lidビットなどの情報が、一方、RAMデータ入出力回
路6には、仮想アドレスに対応する実アドレスなどの変
換情報が入力される。CAMセルアレイ1およびRAM
セルアレイ2の各ビット線BL0,/BL0、…には当
該エントリに書き込むべきアドレス変換に関するデータ
が“1”のときは“H”レベルの電位およびその反転デ
ータ“0”が“L”レベルの電位として入力される。仮
想アドレスおよびValidビット関する情報はCAMデー
タ入出力回路5にある書き込み回路15,…から各ビッ
ト線BL0〜BLn,/BL0〜BLnに入力され、そ
のデータがCAMセル7,…,12にそれぞれ書き込ま
れる。また、実アドレスに関するアドレス変換情報はR
AMデータ入出力回路6に搭載された書き込み回路1
6,…によって各ビット線BL,/BLに入力され、そ
のデータがRAMセル11,…にそれぞれ書き込まれ
る。
て、その動作を説明する。最初に、この連想記憶装置へ
の書き込み動作を説明する。書き込み動作は、書き込む
べきエントリを指定するためエントリ信号をアドレスデ
コーダ4に入力する。アドレスデコーダ4はCAMワー
ド線CAMWL0〜CAMWLnの中から指定されたエント
リに対応するワード線を“H”レベルに引き上げる。ま
た、CAMデータ入出力回路5には、これと同時にエン
トリに書き込むべきアドレス変換に関するデータとし
て、仮想アドレスや当該エントリが有効か否かを示すVa
lidビットなどの情報が、一方、RAMデータ入出力回
路6には、仮想アドレスに対応する実アドレスなどの変
換情報が入力される。CAMセルアレイ1およびRAM
セルアレイ2の各ビット線BL0,/BL0、…には当
該エントリに書き込むべきアドレス変換に関するデータ
が“1”のときは“H”レベルの電位およびその反転デ
ータ“0”が“L”レベルの電位として入力される。仮
想アドレスおよびValidビット関する情報はCAMデー
タ入出力回路5にある書き込み回路15,…から各ビッ
ト線BL0〜BLn,/BL0〜BLnに入力され、そ
のデータがCAMセル7,…,12にそれぞれ書き込ま
れる。また、実アドレスに関するアドレス変換情報はR
AMデータ入出力回路6に搭載された書き込み回路1
6,…によって各ビット線BL,/BLに入力され、そ
のデータがRAMセル11,…にそれぞれ書き込まれ
る。
【0014】例えば、図11に示されるCAMセル7へ
書き込み動作としては、ワード線WLが“H”レベルに
引き上げられた場合、N−MOSトランジスタT5、T
6がオン状態となるため、ビット線BL,/BLに入力
された“H”レベル又は“L”レベルの信号が、“1”
又は“0”の論理信号としてフリップフロップ回路のノ
ードN、NBにそれぞれ記憶されることになる。続い
て、本発明の第1の実施形態による検索動作を説明す
る。まず、該エントリが有効(Validビットが“1”)
である場合は、図2に示されるCAMセル12の構成に
おいて、ノードNにValidビットが有効であることを示
す“1”が記憶され、ノードNBには反転データである
“0”が記憶されている。このためノードNBに接続さ
れるインバータ回路の出力側は“H”レベルとなり、こ
の“H”レベルがプリチャージ制御回路13に入力され
ている。次に、この状態で、マッチ線MLをプリチャー
ジするためにプリチャージ信号PCを“H”レベルにす
る。Validビットが“1”のエントリは、プリチャージ
制御回路13のNAND出力は“L”レベルとなってプ
リチャージ回路8はオン動作してマッチ線MLがプリチ
ャージされる。これに対して、Validビットが“0”の
エントリは、プリチャージ制御回路13のNAND出力
は“H”レベルとなるためにプリチャージ回路8はオン
動作せず、マッチ線MLはプリチャージされない。
書き込み動作としては、ワード線WLが“H”レベルに
引き上げられた場合、N−MOSトランジスタT5、T
6がオン状態となるため、ビット線BL,/BLに入力
された“H”レベル又は“L”レベルの信号が、“1”
又は“0”の論理信号としてフリップフロップ回路のノ
ードN、NBにそれぞれ記憶されることになる。続い
て、本発明の第1の実施形態による検索動作を説明す
る。まず、該エントリが有効(Validビットが“1”)
である場合は、図2に示されるCAMセル12の構成に
おいて、ノードNにValidビットが有効であることを示
す“1”が記憶され、ノードNBには反転データである
“0”が記憶されている。このためノードNBに接続さ
れるインバータ回路の出力側は“H”レベルとなり、こ
の“H”レベルがプリチャージ制御回路13に入力され
ている。次に、この状態で、マッチ線MLをプリチャー
ジするためにプリチャージ信号PCを“H”レベルにす
る。Validビットが“1”のエントリは、プリチャージ
制御回路13のNAND出力は“L”レベルとなってプ
リチャージ回路8はオン動作してマッチ線MLがプリチ
ャージされる。これに対して、Validビットが“0”の
エントリは、プリチャージ制御回路13のNAND出力
は“H”レベルとなるためにプリチャージ回路8はオン
動作せず、マッチ線MLはプリチャージされない。
【0015】次に、検索動作を行うために検索イネーブ
ル線を “H”レベルにプリチャージして、比較データ
バッファ回路3へ入力された仮想アドレス(比較デー
タ)を各ビット線BL,/BLに対して送出し、各CA
Mセル7に記憶された1ビットデータと比較データの各
1ビットデータとをそれぞれ比較照合することで、エン
トリの検索動作が行われる。例えば、図11に示される
CAMセル7の構成には、ノードNには“1”が記憶さ
れており、ビット線BLに比較データ“1”が入力され
る場合では、N−MOSトランジスタT1、T4はオン
し、かつ、N−MOSトランジスタT2もオンしている
ので、マッチ線MLとビット線BLが導通状態となるが
共に同電位であり、マッチ線MLの“H”レベルの電位
は変化しない。この場合のように入力される比較データ
とCAMセルの記憶データとが一致している場合は、プ
リチャージされたマッチ線の電位は変化せず、プリチャ
ージされた電荷を引き抜くことができず、“H”レベル
に保たれる。これとは逆に比較データが“0”であり、
記憶データと不一致の場合はマッチ線にプリチャージさ
れた電荷が“L”レベルのビット線BLに引き抜かれて
しまうことになる。このように、Validビットが有
効なエントリのみに対してマッチ線のプリチャージを行
い、そのエントリ中の各CAMセル7のビットデータを
全て比較し、プリチャージされたマッチ線MLの電位変
化を出力することで一致する仮想アドレスを検索するこ
とができる。
ル線を “H”レベルにプリチャージして、比較データ
バッファ回路3へ入力された仮想アドレス(比較デー
タ)を各ビット線BL,/BLに対して送出し、各CA
Mセル7に記憶された1ビットデータと比較データの各
1ビットデータとをそれぞれ比較照合することで、エン
トリの検索動作が行われる。例えば、図11に示される
CAMセル7の構成には、ノードNには“1”が記憶さ
れており、ビット線BLに比較データ“1”が入力され
る場合では、N−MOSトランジスタT1、T4はオン
し、かつ、N−MOSトランジスタT2もオンしている
ので、マッチ線MLとビット線BLが導通状態となるが
共に同電位であり、マッチ線MLの“H”レベルの電位
は変化しない。この場合のように入力される比較データ
とCAMセルの記憶データとが一致している場合は、プ
リチャージされたマッチ線の電位は変化せず、プリチャ
ージされた電荷を引き抜くことができず、“H”レベル
に保たれる。これとは逆に比較データが“0”であり、
記憶データと不一致の場合はマッチ線にプリチャージさ
れた電荷が“L”レベルのビット線BLに引き抜かれて
しまうことになる。このように、Validビットが有
効なエントリのみに対してマッチ線のプリチャージを行
い、そのエントリ中の各CAMセル7のビットデータを
全て比較し、プリチャージされたマッチ線MLの電位変
化を出力することで一致する仮想アドレスを検索するこ
とができる。
【0016】続いて、一致した仮想アドレスに対応する
実アドレスを読み出すためにRAMイネーブル線10を
“H”レベルにすると、一致検出回路9のAND出力に
よって検索動作で一致したエントリのRAMワード線W
Lが“H”レベルに引き上げられる。これによって、R
AMセル11に記憶されたデータがビット線BL,/B
Lに送出され、RAMデータ入出力回路6のセンスアン
プ回路17から実アドレスが読み出される。以上のよう
に、この第1の実施形態では、エントリ中のValidビッ
トの内容が有効か否かによってマッチ線MLのプリチャ
ージを制御するように構成したので、Validビットが無
効な(検索動作を必要としない) “0”のエントリに
対してはマッチ線のプリチャージをしない。このため、
検索対象をエントリの有効なものだけに限定でき無駄な
充放電を抑えることができる。よって、消費電力の低減
を図ることができると同時にディスチャージを減らしス
イッチングノイズを抑えることができる。 (第2の実施形態)次に、図3を参照して比較データの
一部であるLSBの比較結果に基づいてマッチ線の制御
を行う、第2の実施形態を説明する。
実アドレスを読み出すためにRAMイネーブル線10を
“H”レベルにすると、一致検出回路9のAND出力に
よって検索動作で一致したエントリのRAMワード線W
Lが“H”レベルに引き上げられる。これによって、R
AMセル11に記憶されたデータがビット線BL,/B
Lに送出され、RAMデータ入出力回路6のセンスアン
プ回路17から実アドレスが読み出される。以上のよう
に、この第1の実施形態では、エントリ中のValidビッ
トの内容が有効か否かによってマッチ線MLのプリチャ
ージを制御するように構成したので、Validビットが無
効な(検索動作を必要としない) “0”のエントリに
対してはマッチ線のプリチャージをしない。このため、
検索対象をエントリの有効なものだけに限定でき無駄な
充放電を抑えることができる。よって、消費電力の低減
を図ることができると同時にディスチャージを減らしス
イッチングノイズを抑えることができる。 (第2の実施形態)次に、図3を参照して比較データの
一部であるLSBの比較結果に基づいてマッチ線の制御
を行う、第2の実施形態を説明する。
【0017】先に説明した第1の実施形態では、エント
リが無効であり、そのエントリに記憶されるValidビッ
ト信号が“0”のときは該エントリのマッチ線をプリチ
ャージしないように制御したものであるが、この第2の
実施形態では入力される比較データとCAMセルに記憶
されている記憶データとを比較し、両データの最下位ビ
ット(以下、「LSB」という)が一致しないエントリ
はマッチ線MLをプリチャージしないように制御したも
のである。構成上の相違点は、図3示すようにLSBが
対応する列にCAMセル18を配置したものであり、他
のCAMセル7の構成については第1の実施形態と同じ
である。まず、比較データバッファ回路3へ入力された
仮想アドレスを、ビット線BL0,/BL0、…に送出
する。図4はLSBを比較するCAMセル18の詳細構
成を示すものであり、例えば、ノードNに “1”が記
憶され、ビット線BLに比較データのLSB“1”が入
力された場合には、N−MOSトランジスタT2、T2
‘はオン状態で、かつ、N−MOSトランジスタT7が
オン状態のため、プリチャージ制御回路13の片方の入
力ライン19は“H”レベルの信号が付与されることに
なる。
リが無効であり、そのエントリに記憶されるValidビッ
ト信号が“0”のときは該エントリのマッチ線をプリチ
ャージしないように制御したものであるが、この第2の
実施形態では入力される比較データとCAMセルに記憶
されている記憶データとを比較し、両データの最下位ビ
ット(以下、「LSB」という)が一致しないエントリ
はマッチ線MLをプリチャージしないように制御したも
のである。構成上の相違点は、図3示すようにLSBが
対応する列にCAMセル18を配置したものであり、他
のCAMセル7の構成については第1の実施形態と同じ
である。まず、比較データバッファ回路3へ入力された
仮想アドレスを、ビット線BL0,/BL0、…に送出
する。図4はLSBを比較するCAMセル18の詳細構
成を示すものであり、例えば、ノードNに “1”が記
憶され、ビット線BLに比較データのLSB“1”が入
力された場合には、N−MOSトランジスタT2、T2
‘はオン状態で、かつ、N−MOSトランジスタT7が
オン状態のため、プリチャージ制御回路13の片方の入
力ライン19は“H”レベルの信号が付与されることに
なる。
【0018】次に、この状態でプリチャージ信号線PC
および検索イネーブル線CEを“H”レベルにすると、
マッチ線MLはプリチャージ回路8によってプリチャー
ジされるとともに、N−MOSトランジスタT1、T4
がオン、N−MOSトランジスタT7はオフされる。こ
のため、LSBが一致している該エントリではマッチ線
MLのプリチャージ後、ビット線BLとマッチ線MLは
導通状態となるが、ともに“H”レベルの電位であるた
めマッチ線は“H”レベルが保たれる。これとは逆にL
SBが不一致の場合、例えば、ビット線BLに比較デー
タのLSB“0”が入力される場合は、プリチャージ制
御回路13の入力側の片方に接続される入力ライン19
の電荷はビット線BLによって引き抜かれて“L”レベ
ルになるので、プリチャージ信号PCが“H”レベルに
なってもプリチャージ制御回路13のNAND出力は
“H”レベルのままであり、プリチャージ回路8はマッ
チ線MLをプリチャージできない。このように、LSB
のビットデータが一致したエントリのみがマッチ線ML
のプリチャージが行われる。さらに、検索イネーブル線
CEを“H”レベルにして、エントリ中の各CAMセル
7のビットデータを全て比較することで、仮想アドレス
が一致するエントリを検索することができる。
および検索イネーブル線CEを“H”レベルにすると、
マッチ線MLはプリチャージ回路8によってプリチャー
ジされるとともに、N−MOSトランジスタT1、T4
がオン、N−MOSトランジスタT7はオフされる。こ
のため、LSBが一致している該エントリではマッチ線
MLのプリチャージ後、ビット線BLとマッチ線MLは
導通状態となるが、ともに“H”レベルの電位であるた
めマッチ線は“H”レベルが保たれる。これとは逆にL
SBが不一致の場合、例えば、ビット線BLに比較デー
タのLSB“0”が入力される場合は、プリチャージ制
御回路13の入力側の片方に接続される入力ライン19
の電荷はビット線BLによって引き抜かれて“L”レベ
ルになるので、プリチャージ信号PCが“H”レベルに
なってもプリチャージ制御回路13のNAND出力は
“H”レベルのままであり、プリチャージ回路8はマッ
チ線MLをプリチャージできない。このように、LSB
のビットデータが一致したエントリのみがマッチ線ML
のプリチャージが行われる。さらに、検索イネーブル線
CEを“H”レベルにして、エントリ中の各CAMセル
7のビットデータを全て比較することで、仮想アドレス
が一致するエントリを検索することができる。
【0019】続いて、第1の実施形態と同様に、RAM
イネーブル線10を“H”レベルにすると、一致検出回
路9の出力によって検索動作で仮想アドレスの一致した
エントリのRAMワード線WLが“H”レベルに引き上
げられる。これによって、RAMセル11に記憶された
データがビット線BL,/BLに送出され、RAMデー
タ入出回路6のセンスアンプ回路17から実アドレスが
読み出される。したがって、検索動作時において、LS
Bが一致するものはマッチ線MLのプリチャージを行
い、不一致のものはプリチャージしないように制御され
るので、検索対象のエントリ数を減らし、無駄な充放電
を極力抑えることができる。よって、消費電力の低減を
図ることができると同時にディスチャージを減らしスイ
ッチングノイズを抑えることができる。 (第3の実施形態)次に、図5を参照して第3の実施形
態を説明する。前述の第2の実施形態は検索動作時にC
AMセルを動作させるために検索イネーブル線を用いた
が、これに代えて図6および図7に示される第2のCA
Mセル実施例(検索イネーブル線を使わない構成)に変
更したものであり、同様な検索動作が可能である。
イネーブル線10を“H”レベルにすると、一致検出回
路9の出力によって検索動作で仮想アドレスの一致した
エントリのRAMワード線WLが“H”レベルに引き上
げられる。これによって、RAMセル11に記憶された
データがビット線BL,/BLに送出され、RAMデー
タ入出回路6のセンスアンプ回路17から実アドレスが
読み出される。したがって、検索動作時において、LS
Bが一致するものはマッチ線MLのプリチャージを行
い、不一致のものはプリチャージしないように制御され
るので、検索対象のエントリ数を減らし、無駄な充放電
を極力抑えることができる。よって、消費電力の低減を
図ることができると同時にディスチャージを減らしスイ
ッチングノイズを抑えることができる。 (第3の実施形態)次に、図5を参照して第3の実施形
態を説明する。前述の第2の実施形態は検索動作時にC
AMセルを動作させるために検索イネーブル線を用いた
が、これに代えて図6および図7に示される第2のCA
Mセル実施例(検索イネーブル線を使わない構成)に変
更したものであり、同様な検索動作が可能である。
【0020】すなわち、図7のCAMセル20では、例
えば、ノードNに“1”が記憶され、ビット線BLには
比較データのLSB“1”が入力されていた場合は、N
−MOSトランジスタT1がオフとなり、プリチャージ
制御回路21の片方(アクティブローの端子)に接続さ
れる入力ライン22には“L”レベルとなる。そのた
め、他方の入力ライン23へ“H”レベルのプリチャー
ジ信号PCを送出するとプリチャージ制御回路21の出
力は“L”レベルとなってプリチャージ回路8はマッチ
線を“H”レベルにプリチャージする。一方、これとは
逆に、ビット線BLに比較データのLSB“0”が入力
されていた場合は、N−MOSトランジスタT1がオン
状態となって、N−MOSトランジスタT7をオンし、
マッチ線の電荷を引き抜き“L”レベルに固定する。こ
の状態で他方の入力ライン23へ“H”レベルの出力が
プリチャージ信号線PCから送出されても、もう一方の
入力ライン22にはノードNの“H”レベルが付与され
ているため、プリチャージ制御回路21からは“H”レ
ベルしか出力されず、マッチ線MLをプリチャージしな
いように制御される。このように、この図7に示すCA
Mセル20の構成にあっても、検索動作時に両データの
LSBを比較し、一致したエントリのみマッチ線のプリ
チャージが行われるとともに“H”レベル電位が保たれ
て検索動作が可能となる。そして、図6に示すCAMセ
ル構成24によりそのエントリ中の各CAMセル24の
ビットデータを全て比較することで仮想アドレスが一致
するエントリを検索することができる。
えば、ノードNに“1”が記憶され、ビット線BLには
比較データのLSB“1”が入力されていた場合は、N
−MOSトランジスタT1がオフとなり、プリチャージ
制御回路21の片方(アクティブローの端子)に接続さ
れる入力ライン22には“L”レベルとなる。そのた
め、他方の入力ライン23へ“H”レベルのプリチャー
ジ信号PCを送出するとプリチャージ制御回路21の出
力は“L”レベルとなってプリチャージ回路8はマッチ
線を“H”レベルにプリチャージする。一方、これとは
逆に、ビット線BLに比較データのLSB“0”が入力
されていた場合は、N−MOSトランジスタT1がオン
状態となって、N−MOSトランジスタT7をオンし、
マッチ線の電荷を引き抜き“L”レベルに固定する。こ
の状態で他方の入力ライン23へ“H”レベルの出力が
プリチャージ信号線PCから送出されても、もう一方の
入力ライン22にはノードNの“H”レベルが付与され
ているため、プリチャージ制御回路21からは“H”レ
ベルしか出力されず、マッチ線MLをプリチャージしな
いように制御される。このように、この図7に示すCA
Mセル20の構成にあっても、検索動作時に両データの
LSBを比較し、一致したエントリのみマッチ線のプリ
チャージが行われるとともに“H”レベル電位が保たれ
て検索動作が可能となる。そして、図6に示すCAMセ
ル構成24によりそのエントリ中の各CAMセル24の
ビットデータを全て比較することで仮想アドレスが一致
するエントリを検索することができる。
【0021】したがって、この第3の実施形態において
も、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、両データのLSBを比較するCAMセル構成を、
図8に示す第3のCAMセル実施例(比較データ線C
L,/CLを追加したもの)に変更しても実施可能であ
る。すなわち、連想記憶装置の全体構成図は省略する
が、図8は、比較データバッファ回路3に接続され、検
索動作時にCAMセル25へデータを供給する比較デー
タ線CL,/CLと、データ書き込み時にCAMセルへ
のデータを供給するビット線BL,/BLとを兼用せず
に別々に設けた構成としたものである。この構成にあっ
ても、例えば、ノードNに“1”が記憶され、比較デー
タ線CLには比較データのLSB“1”が入力されてい
た場合は、N−MOSトランジスタT2、T8がオンし
て“L”レベルの電位がプリチャージ制御回路21への
入力ライン22に送出されるので、プリチャージ回路8
によってマッチ線MLが“H”レベルにプリチャージさ
れる。また、これとは逆にLSBが不一致の場合、例え
ば、比較データ線CLにLSB“0”が入力される場合
は、N−MOSトランジスタT1、T4、T7がオンし
てマッチ線MLの電位は“L”レベルに固定され、か
つ、“H”レベルの電位がプリチャージ制御回路21へ
の入力ライン22に付与されるので、プリチャージ回路
8によってマッチ線MLがプリチャージされない。
も、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、両データのLSBを比較するCAMセル構成を、
図8に示す第3のCAMセル実施例(比較データ線C
L,/CLを追加したもの)に変更しても実施可能であ
る。すなわち、連想記憶装置の全体構成図は省略する
が、図8は、比較データバッファ回路3に接続され、検
索動作時にCAMセル25へデータを供給する比較デー
タ線CL,/CLと、データ書き込み時にCAMセルへ
のデータを供給するビット線BL,/BLとを兼用せず
に別々に設けた構成としたものである。この構成にあっ
ても、例えば、ノードNに“1”が記憶され、比較デー
タ線CLには比較データのLSB“1”が入力されてい
た場合は、N−MOSトランジスタT2、T8がオンし
て“L”レベルの電位がプリチャージ制御回路21への
入力ライン22に送出されるので、プリチャージ回路8
によってマッチ線MLが“H”レベルにプリチャージさ
れる。また、これとは逆にLSBが不一致の場合、例え
ば、比較データ線CLにLSB“0”が入力される場合
は、N−MOSトランジスタT1、T4、T7がオンし
てマッチ線MLの電位は“L”レベルに固定され、か
つ、“H”レベルの電位がプリチャージ制御回路21へ
の入力ライン22に付与されるので、プリチャージ回路
8によってマッチ線MLがプリチャージされない。
【0022】したがって、この図8のCAMセル25に
あっても、検索動作時に両データのLSB比較結果が一
致するものはマッチ線MLのプリチャージを行い、不一
致のものはプリチャージしないように制御されるので、
検索対象のエントリ数を減らし、無駄な充放電を極力抑
えることができる。 (第4の実施形態)次に、図9を参照してValidビット
が有効か否かおよびLSB比較の両結果に基づいてマッ
チ線の制御を行う、第4の実施形態を説明する。この第
4の実施形態では、Validビット“1”で、かつ、LS
B比較結果が一致している場合の条件下では、CAMセ
ル12の出力線26およびCAMセル18の出力線27
から“H”レベルの電位が出力される。これらの出力は
NAND回路を構成するプリチャージ制御回路28に入
力される。プリチャージ制御回路28は、さらに“H”
レベルの出力がプリチャージ信号線PCから付与される
と、NAND論理によって“0”が出力され、プリチャ
ージ回路8はオン動作してマッチ線MLがプリチャージ
される。ただし、これ以外の条件、例えば、Validビッ
トが有効な“1”であっても、LSB比較結果が不一致
であるとマッチ線MLがプリチャージされない。このよ
うに、検索動作時にエントリのValidビットが有効
であり、かつ、両データのLSB比較結果が一致したエ
ントリのみマッチ線が“H”レベル電位に保たれて検索
動作が可能となり、併せて、図6に示すCAMセル構成
24によりそのエントリ中の各CAMセル24のビット
データを全て比較することで一致する仮想アドレス(比
較データ)を検索することができる。
あっても、検索動作時に両データのLSB比較結果が一
致するものはマッチ線MLのプリチャージを行い、不一
致のものはプリチャージしないように制御されるので、
検索対象のエントリ数を減らし、無駄な充放電を極力抑
えることができる。 (第4の実施形態)次に、図9を参照してValidビット
が有効か否かおよびLSB比較の両結果に基づいてマッ
チ線の制御を行う、第4の実施形態を説明する。この第
4の実施形態では、Validビット“1”で、かつ、LS
B比較結果が一致している場合の条件下では、CAMセ
ル12の出力線26およびCAMセル18の出力線27
から“H”レベルの電位が出力される。これらの出力は
NAND回路を構成するプリチャージ制御回路28に入
力される。プリチャージ制御回路28は、さらに“H”
レベルの出力がプリチャージ信号線PCから付与される
と、NAND論理によって“0”が出力され、プリチャ
ージ回路8はオン動作してマッチ線MLがプリチャージ
される。ただし、これ以外の条件、例えば、Validビッ
トが有効な“1”であっても、LSB比較結果が不一致
であるとマッチ線MLがプリチャージされない。このよ
うに、検索動作時にエントリのValidビットが有効
であり、かつ、両データのLSB比較結果が一致したエ
ントリのみマッチ線が“H”レベル電位に保たれて検索
動作が可能となり、併せて、図6に示すCAMセル構成
24によりそのエントリ中の各CAMセル24のビット
データを全て比較することで一致する仮想アドレス(比
較データ)を検索することができる。
【0023】続いて、第1又は第2の実施形態と同様
に、RAMイネーブル線10を“H”レベルにすると、
検索動作で一致したエントリのRAMワード線WLが
“H”レベルに引き上げられて、RAMセル11に記憶
されたデータがビット線BL,/BLに送出され、RA
Mデータ入出回路6のセンスアンプ回路17から実アド
レスが読み出される。したがって、検索動作に際して、
Validビットにより無効な(比較しない)エントリだけ
ではなく、さらにLSB比較を行い不一致のものはマッ
チ線MLをプリチャージしないように制御するので、検
索対象エントリを大幅に減らして、無駄な充放電による
消費電力をさらに抑えることが可能となる。なお、上記
実施形態においては、TLBに適用した場合について説
明したが、これに限定されるものではなく、他の製品に
も適用可能である。例えば、キャッシュメモリに適用し
た場合では連想メモリにはタグやValidビットなど
が保持され、コンテントメモリにはデータが保持される
ように構成すれば実施可能である。
に、RAMイネーブル線10を“H”レベルにすると、
検索動作で一致したエントリのRAMワード線WLが
“H”レベルに引き上げられて、RAMセル11に記憶
されたデータがビット線BL,/BLに送出され、RA
Mデータ入出回路6のセンスアンプ回路17から実アド
レスが読み出される。したがって、検索動作に際して、
Validビットにより無効な(比較しない)エントリだけ
ではなく、さらにLSB比較を行い不一致のものはマッ
チ線MLをプリチャージしないように制御するので、検
索対象エントリを大幅に減らして、無駄な充放電による
消費電力をさらに抑えることが可能となる。なお、上記
実施形態においては、TLBに適用した場合について説
明したが、これに限定されるものではなく、他の製品に
も適用可能である。例えば、キャッシュメモリに適用し
た場合では連想メモリにはタグやValidビットなど
が保持され、コンテントメモリにはデータが保持される
ように構成すれば実施可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、有効ビッ
トが無効なエントリあるいはLSBを比較して不一致な
エントリに対してマッチ線をプリチャージしないように
制御するようにしたので、検索対象のエントリ数を減ら
し、無駄な充放電を抑えることができる。よって、連想
記憶装置に係る消費電力を低減すると同時にスイッチン
グノイズの低減を図ることができる。
トが無効なエントリあるいはLSBを比較して不一致な
エントリに対してマッチ線をプリチャージしないように
制御するようにしたので、検索対象のエントリ数を減ら
し、無駄な充放電を抑えることができる。よって、連想
記憶装置に係る消費電力を低減すると同時にスイッチン
グノイズの低減を図ることができる。
【図1】 本発明の連想記憶装置に係る第1の実施形態
を示す全体の構成図である。
を示す全体の構成図である。
【図2】 図1中、Validビットが記憶保持される列に
配置されたCAMセルの詳細な構成図である。
配置されたCAMセルの詳細な構成図である。
【図3】 本発明の連想記憶装置に係る第2の実施形態
を示す全体の構成図である。
を示す全体の構成図である。
【図4】 図3中、LSBが記憶保持される列に配置さ
れたCAMセルの詳細な構成図である。
れたCAMセルの詳細な構成図である。
【図5】 本発明の連想記憶装置に係る第3の実施形態
を示す全体の構成図である。
を示す全体の構成図である。
【図6】 図5中、比較データが入力される列に配置さ
れた第2のCAMセル実施例の詳細な構成図である。
れた第2のCAMセル実施例の詳細な構成図である。
【図7】 図5中、LSBが記憶保持される列に配置さ
れた第2のCAMセル実施例の詳細な構成図である。
れた第2のCAMセル実施例の詳細な構成図である。
【図8】 図7の変形例としての第3のCAMセル実施
例を示す構成図である。
例を示す構成図である。
【図9】 本発明の連想記憶装置に係る第4の実施形態
を示す全体の構成図である。
を示す全体の構成図である。
【図10】 従来の連想記憶装置に係る全体の構成図で
ある。
ある。
【図11】 図10中に示されるCAMセルの詳細な構
成図である。
成図である。
【図12】 図10中に示されるRAMセルの詳細な構
成図である。
成図である。
BL,/BL…ビット線 CE…検索イネーブル線 ML0〜MLn…マッチ線 PC…プリチャージ信号線 T1〜T9…N−MOSトランジスタ WL0〜WLn…ワード線 1…CAMセルアレイ 2…RAMセルアレイ 3…比較データバッファ回路 4…アドレスデコーダ 5…CAMデータ入出力回路 6…RAMデータ入出力回路 7、12、18、20、24、25…CAMセル 8…プリチャージ回路 9…一致検出回路 10…RAMイネーブル線 11…RAMセル
Claims (3)
- 【請求項1】 複数のビットからなる比較データを入力
して連想メモリの各エントリに記憶されているデータと
を検索照合する機能を有し、該比較データに対応するコ
ンテントを格納するコンテントメモリを備えた連想記憶
装置において、検索動作のとき、連想メモリのエントリ
内容が有効か否かを示すValidビットの内容に基づいて
該エントリにおけるマッチ線のプリチャージを制御する
ことを特徴とする連想記憶装置。 - 【請求項2】 複数のビットからなる比較データを入力
して連想メモリの各エントリに記憶されているデータと
を検索照合する機能を有し、該比較データに対応するコ
ンテントを格納するコンテントメモリを備えた連想記憶
装置において、検索動作のとき、連想メモリに入力され
る比較データの一部のビットデータを比較しその比較結
果に基づいて該エントリにおけるマッチ線のプリチャー
ジを制御することを特徴とする連想記憶装置。 - 【請求項3】 複数のビットからなる比較データを入力
して連想メモリの各エントリに記憶されているデータと
を検索照合する機能を有し、該比較データに対応するコ
ンテントを格納するコンテントメモリを備えた連想記憶
装置において、検索動作のとき、連想メモリのエントリ
内容が有効か否かを示すValidビットの内容と、連想メ
モリに入力される比較データの一部のビットデータを比
較しその比較結果との双方に基づいて該エントリにおけ
るマッチ線のプリチャージを制御することを特徴とする
連想記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35033799A JP2001167585A (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | 連想記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35033799A JP2001167585A (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | 連想記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001167585A true JP2001167585A (ja) | 2001-06-22 |
Family
ID=18409808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35033799A Pending JP2001167585A (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | 連想記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001167585A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-12-09 JP JP35033799A patent/JP2001167585A/ja active Pending
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Legal Events
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050414 |
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RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20050606 |