JP2001167552A - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP2001167552A
JP2001167552A JP34904999A JP34904999A JP2001167552A JP 2001167552 A JP2001167552 A JP 2001167552A JP 34904999 A JP34904999 A JP 34904999A JP 34904999 A JP34904999 A JP 34904999A JP 2001167552 A JP2001167552 A JP 2001167552A
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JP
Japan
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plug
erroneous erasure
erasure prevention
tape
prevention plug
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JP34904999A
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Inventor
Takashi Ota
孝 太田
Hiroyuki Kiso
弘之 木曽
Jun Sasaki
純 佐々木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープカセットの小型化に支障を来たすこと
なく誤消去防止プラグの円滑な動作性を確保する。 【解決手段】 カセットシェル2の収容部10において
テープ状記録媒体に対する情報信号の記録が可能な記録
可能位置と記録が不可能な記録不可位置との間を移動可
能な誤消去防止プラグ23と、収容部に配置されると共
にテープ状記録媒体に対する信号の記録可又は記録不可
の状態を識別するための表示部29を有するカラープレ
ート28とを備えたテープカセット1において、カラー
プレートに誤消去防止プラグを記録可能位置と記録不可
位置とに選択的に位置決めする位置決め部30a、30
bを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテープカセットに関
する。詳しくは、テープ状記録媒体に記録されている情
報信号の誤消去を防止する誤消去防止プラグを備えたテ
ープカセットについての技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】テープカセットは、通常、テープ状記録
媒体、例えば、磁気テープを巻装したテープリールをカ
セットシェル内において回転自在に支持して成る。
【0003】このようなテープカセットには、磁気テー
プに対して情報信号を不用意に記録して既に記録されて
いた情報を消去しないようにするために、誤消去防止プ
ラグを有しているものがある。
【0004】誤消去防止プラグは、通常、カセットシェ
ルの後面側に形成された収容部において移動自在に設け
られ、このような誤消去防止プラグを有するテープカセ
ットにおいては、例えば、誤消去防止プラグが一方へ移
動操作されることによりカセットシェルの後面に形成さ
れた開口部が閉塞されて記録が不可であることが目視に
より認識され、誤消去防止プラグが他方へ移動操作され
ることにより開口部が開放されて記録が可能であること
が目視により認識される。
【0005】図16乃至図18に誤消去防止プラグを有
する従来のテープカセットの一例を示す。
【0006】テープカセットaは、カセットシェルbが
上シェルcと下シェルdとが結合されて成り、カセット
シェルbの後面部には該カセットシェルbの後面に開放
された図示しない開口部(プラグ操作窓)を有する収容
部eが形成されている。そして、下シェルdの下面に
は、収容部eに連通する誤消去防止検出孔fが形成され
ている。
【0007】上シェルcには、下方へ突出された第1の
壁部gが設けられ、その下端縁が第1の係止部hとして
形成されている。下シェルdには、上方へ突出された第
2の壁部iが設けられ、その上端縁が第2の係止部jと
して形成されている。そして、第1の壁部gと第2の壁
部iは、収容部eを形成する壁部の一部として設けられ
ている。
【0008】収容部eには、上下方向へ移動可能な誤消
去防止プラグkが設けられ、該誤消去防止プラグkは被
検出部lと該被検出部lから上方側へ突出されたひげ状
の係止片mとを有している。そして、係止片mには、左
方に突出するように湾曲された第1の屈曲部nと右方に
突出するように湾曲され第1の屈曲部nより上方に位置
する第2の屈曲部oとが形成されている。
【0009】しかして、図16に示すように、誤消去防
止プラグkが移動範囲における下端に位置されている状
態においては、第1の屈曲部nが第1の壁部gの第1の
係止部hに乗り上がるようにして係合され、これにより
誤消去防止プラグkは記録可能位置で係止保持されてい
る。このとき、カセットシェルbの後面に形成された開
口部が開放され、目視により磁気テープに対する記録が
可能であることが認識される。また、このとき、誤消去
防止検出孔fが被検出部lによって閉塞され、テープカ
セットaが装着されるテープ駆動装置に設けられた検出
手段によって記録可能な状態が検出される。
【0010】また、図18に示すように、誤消去防止プ
ラグkが移動範囲における上端に位置されている状態に
おいては、第2の屈曲部oが第2の壁部iの第2の係止
部jに乗り上がるようにして係合され、これにより誤消
去防止プラグkは記録不可位置で係止保持されている。
このとき、カセットシェルbの後面に形成された開口部
が閉塞され、目視により磁気テープに対する記録が不可
能であることが認識される。また、このとき、誤消去防
止検出孔fが開放され、テープ駆動装置の検出手段によ
って記録不可能な状態が検出される。
【0011】このように、誤消去防止プラグkは、第1
の屈曲部nが第1の係止部hに係合された記録可能位置
と第2の屈曲部oが第2の係止部jに係合された記録不
可位置との間を移動され、この移動は、係止片mが第1
の壁部gと第2の壁部iとに摺接し弾性変位された状態
で為される(図17参照)。そして、誤消去防止プラグ
kが上方へ移動され記録不可位置に達すると、弾性変位
されていた係止片mが弾性復帰して第2の係止部jに係
合され(図18参照)、また、誤消去防止プラグkが下
方へ移動され記録可能位置に達すると、弾性変位されて
いた係止片mが弾性復帰して第1の係止部hに係合さ
れ、この係止片mの弾性復帰によって記録可能位置又は
記録不可位置まで操作されたことがクリック感として操
作者に伝達されるようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のテープカセットaにあっては、誤消去防止プラグkを
記録可能位置又は記録不可位置に保持するために、誤消
去防止プラグkに弾性変位可能な係止片mを設け該係止
片mを弾性復帰させてカセットシェルbに一体に形成し
た第1の壁部gの第1の係止部h又は第2の壁部iの第
2の係止部jに係合させている。
【0013】従って、誤消去防止プラグkの移動操作中
には、係止片mが第1の壁部gと第2の壁部iから大き
な負荷を受けて変形した状態で移動されるため(図17
参照)、移動時に大きな力量が必要とされ、誤消去防止
プラグkの円滑な動作に支障を来たしていた。
【0014】一方、移動操作中における負荷を軽減して
誤消去防止プラグkの円滑な動作を確保するために、例
えば、カセットシェルに一体に設けた一の壁部に記録可
能位置と記録不可位置に誤消去防止プラグを保持するた
めの上下に離間した2つの係合孔を形成することが考え
られるが、成型用金型の離型の方向を考えると、このよ
うな2つの係合孔を一の壁部に形成することは極めて困
難であり、特に、近年のテープカセットの小型化に伴い
収容部も小さくせざるを得ない状況にあっては、実際上
このような2つの係合孔を形成することは不可能であ
る。
【0015】そこで、本発明テープカセットは、テープ
カセットの小型化に支障を来たすことなく誤消去防止プ
ラグの円滑な動作性を確保することを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明テープカセット
は、上記した課題を解決するために、カセットシェルの
収容部においてテープ状記録媒体に対する情報信号の記
録が可能な記録可能位置と記録が不可能な記録不可位置
との間を移動可能な誤消去防止プラグと、収容部に配置
されると共にテープ状記録媒体に対する信号の記録可又
は記録不可の状態を識別するための表示部を有するカラ
ープレートとを備えたテープカセットにおいて、カラー
プレートに誤消去防止プラグを記録可能位置と記録不可
位置とに選択的に位置決めする位置決め部を形成したも
のである。
【0017】従って、本発明テープカセットにあって
は、位置決め部の設計の自由度が向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明テープカセットの
実施の形態について添付図面を参照して説明する。
【0019】テープカセット1は、薄い箱状をしたカセ
ットシェル2内にテープ状記録媒体である磁気テープを
巻装した図示しない一対のテープリールが回転可能に収
納されている。
【0020】カセットシェル2の前端部には、該カセッ
トシェル2の前面に沿って位置する磁気テープの前面側
を覆うフロントリッド3が回動自在に支持されている
(図1参照)。そして、カセットシェル2には磁気テー
プの後側を覆うバックリッド4が支持され、該バックリ
ッド4はカセットシェル2に前後方向に移動自在に支持
されたスライダー5に一体に形成されている(図1参
照)。
【0021】カセットシェル2は上シェル6と下シェル
7とが上下で結合されて成る。上シェル6の後面部6a
には、その右端寄りの位置に下方へ開口された切欠部8
が形成され、上シェル6と下シェル7とが結合されるこ
とにより切欠部8の部分がプラグ操作窓9として形成さ
れる(図1参照)。
【0022】カセットシェル2の内部には、後端部の右
端部、即ち、プラグ操作窓9に対応した位置に収容部1
0が形成され(図4参照)、該収容部10は、上シェル
6の後面部6a、右側面部6b、上面部6c、下シェル
7の後面部7a、右側面部7b、下面部7c、上シェル
6の上面部6cから垂設された上側リブ11及び下シェ
ル7の下面部7cから立設された下側リブ12によって
形成される。
【0023】上側リブ11は上シェル6に一体に形成さ
れ、右側面部6bから左方へ突出された直線部13と該
直線部13の左端に連続し左方へいくに従って後方へ変
位する円弧状部14とから成る(図2参照)。そして、
円弧状部14からは右方へ向けて上側支持部14aが突
設されている。
【0024】下側リブ12は下シェル7に一体に形成さ
れ、右側面部7bから左方へ突出された直線部15と該
直線部15の左端に連続し左方へいくに従って後方へ変
位する円弧状部16とから成る(図2、図3、図5及び
図6参照)。そして、直線部15と円弧状部16は、そ
れぞれ上側リブ11の直線部13と円弧状部14に対応
した位置に設けられている。また、円弧状部16からは
右方へ向けて下側支持部16aが突設され、該下側支持
部16aは上側リブ11から突設された上側支持部14
aに対応した位置に設けられている。
【0025】下シェル7には後面部7aに寄った位置
に、下面部7cから上方へ突出された案内支持部17、
18が左右に離間して設けられている。案内支持部1
7、18は、それぞれ水平断面形状で略L字状を為し、
各上端が下シェル7の後面部7aの上方に位置されてい
る。
【0026】案内支持部17と下側リブ12の円弧状部
16との間には載置凹部19が形成され、該載置凹部1
9は、その上面が下側リブ12の上面より下方に位置さ
れている(図5及び図6参照)。また、案内支持部18
の直ぐ前側には、載置凹部19と同一の高さにされた載
置凹部20が形成されている。
【0027】下側リブ12の直線部15の左端部から
は、後方へ突出された位置規制突部21が形成され、該
位置規制突部21の高さは直線部15のそれより低くさ
れている(図5及び図6参照)。
【0028】下シェル7の下面部7cには、位置規制突
部21の直ぐ後側の位置に、誤消去防止検出孔22が形
成されている。
【0029】誤消去防止プラグ23は操作板部24と基
台部25と被検出部26と係合突部27とが、例えば、
弾性に富む樹脂材料によって一体に形成されて成る(図
2、図7乃至図9参照)。
【0030】操作板部24は横長の矩形の板状を為し、
主面が前後方向を向いている。そして、操作板部24の
上縁には、左右方向に延び後方へ突出された操作突部2
4aが設けられている。
【0031】基台部25は操作板部24の下縁から前方
へ突出され、下面から略円柱状を為す被検出部26が突
出されている。そして、基台部25の右縁からは、略上
方へ向けて係合突部27が突出されている。
【0032】係合突部27は基台部25に連続した立上
部27aと該立上部27aの上端に連続したプラグ側係
合部27bとから成り、該プラグ側係合部27bの左側
面部27cが左方に突出した曲面状に形成されている。
【0033】カラープレート28は表示部29とプレー
ト側係合部30とが、例えば、赤色等の色付きの樹脂材
料によって一体に形成されて成る(図2、図10乃至図
12参照)。
【0034】表示部29は横長の矩形の板状を為し、該
表示部29の左右方向における中央部からプレート側係
合部30が後方へ突出されている。プレート側係合部3
0の右側面には、上下に離間し右方に開口された第1の
係合凹部30aと第2の係合凹部30bとが形成され、
該第1の係合凹部30aと第2の係合凹部30bとの間
には摺接突部30cが形成されている。そして、第1の
係合凹部30aと摺接突部30cと第2の係合凹部30
bとは、連続した滑らかな曲面状に形成されている。ま
た、第1の係合凹部30a及び第2の係合凹部30b
は、誤消去防止プラグ23を磁気テープに対する情報信
号の記録が可能な記録可能位置又は磁気テープに対する
情報信号の記録を行うことができない記録不可位置に位
置決めするための位置決め部としての役割を果たす。
【0035】誤消去防止プラグ23及びカラープレート
28のカセットシェル2への組付は、以下のようにして
為される(図2乃至図6参照)。
【0036】先ず、カセットシェル2の下シェル7に誤
消去防止プラグ23が組み付けられる。誤消去防止プラ
グ23は、操作板部24が案内支持部17、18間で下
シェル7の後面部7aの前側に上方から挿入される(図
3及び図5参照)。そして、誤消去防止プラグ23は、
基台部25が下側支持部16aと位置規制突部21とに
よって位置規制された状態とされる(図5参照)。上記
のように挿入されることにより、誤消去防止プラグ23
は案内支持部17、18に案内されて上下方向へ移動可
能とされ、操作突部24aが後面部7aの真上に位置さ
れる。
【0037】次に、下シェル7にカラープレート28が
組み付けられる。カラープレート28は、誤消去防止プ
ラグ23の操作板部24と係合突部27との間に上方か
ら挿入され、左右両端縁がそれぞれ載置凹部19、20
に載置される(図3及び図6参照)。そして、カラープ
レート28は、プレート側係合部30が下側支持部16
aによって位置規制された状態とされる(図6参照)。
【0038】上記のようにして、誤消去防止プラグ23
及びカラープレート28の下シェル7への組付を行い、
次に、下シェル7に上シェル6を突き合わせ、上シェル
6と下シェル7とを、例えば、ネジ止めによって結合す
る。このとき、上側リブ11と下側リブ12とが突き合
わされると共に上側支持部14aと下側支持部16aと
が突き合わされる。上シェル6と下シェル7とを結合さ
せることにより、収容部10が形成され、該収容部10
内において誤消去防止プラグ23が上下方向、即ち、カ
セットシェル2の厚み方向へ移動自在に支持され、ま
た、収容部10内にカラープレート28が配置される
(図4参照)。
【0039】しかして、誤消去防止プラグ23が移動範
囲における下方側の移動端、即ち、磁気テープに対する
情報信号の記録を行うことができない記録不可位置に位
置された状態においては、操作板部24の操作突部24
aが下シェル7の後面部7aの上端と当接又は近接して
おり、カセットシェル2に形成されたプラグ操作窓9が
開放されている。従って、プラグ操作窓9を介してカラ
ープレート28の色付きの表示部29が視認可能とさ
れ、操作者に記録不可状態であることが目視によって認
識される。
【0040】このとき、誤消去防止プラグ23のプラグ
側係合部27bがカラープレート28のプレート側係合
部30の第2の係合凹部30bに係合され、これにより
誤消去防止プラグ23が記録不可位置に保持されている
(図13参照)。また、誤消去防止プラグ23の被検出
部26が下シェル7の誤消去防止検出孔22に挿入さ
れ、該誤消去防止検出孔22が閉塞されている(図13
参照)。このように誤消去防止検出孔22が閉塞されて
いる状態において、テープカセット1がテープ記録装置
の装着部に装着されたときには、テープ記録装置に設け
られた検出ピンが誤消去防止検出孔22に挿入されず、
テープカセット1の磁気テープへの記録が不可であるこ
とが検出される。
【0041】誤消去防止プラグ23が記録不可位置に保
持されている状態において、操作突部24aを指で押し
上げて誤消去防止プラグ23を上方へ移動操作すると、
プラグ側係合部27bがカラープレート28のプレート
側係合部30の摺接突部30bと摺接され、このとき、
係止突部27が弾性変位しながら誤消去防止プラグ23
が上方へ移動される(図14参照)。
【0042】誤消去防止プラグ23がさらに上方へ移動
されると、プラグ側係合部27bがプレート側係合部3
0の第1の係合凹部30aに対応して位置される。そし
て、弾性変位され撓んでいた係止突部27が弾性復帰し
てプラグ側係合部27bが第1の係合凹部30aに係合
され、誤消去防止プラグ23が磁気テープに対する情報
信号の記録を行うことが可能な記録可能位置に保持され
る。このとき、係止突部27の弾性復帰によるプラグ側
係合部27bの第1の係合凹部30aへの係合によっ
て、記録可能位置まで操作されたことがクリック感とし
て操作者に伝達される。
【0043】誤消去防止プラグ23が記録可能位置に位
置された状態においては、カセットシェル2のプラグ操
作窓9が誤消去防止プラグ23の操作板部24によって
閉塞されている。従って、プラグ操作窓9からカラープ
レート28の色付きの表示部29が視認できず、操作者
に記録可能状態であることが目視によって認識される。
【0044】また、誤消去防止プラグ23が記録可能位
置に移動された状態においては、誤消去防止プラグ23
の被検出部26の下シェル7の誤消去防止検出孔22へ
の挿入状態が解除されており、該誤消去防止検出孔22
が開放されている(図15参照)。このように誤消去防
止検出孔22が開放されている状態において、テープカ
セット1がテープ記録装置の装着部に装着されたときに
は、テープ記録装置に設けられた検出ピンが誤消去防止
検出孔22に挿入され、テープカセット1の磁気テープ
への記録が可能であることが検出される。
【0045】誤消去防止プラグ23が記録可能位置に保
持されている状態において、操作突部24aを指で押し
下げて誤消去防止プラグ23を下方へ移動操作すると、
プラグ側係合部27bがカラープレート28のプレート
側係合部30の摺接突部30bと摺接され、このとき、
係止突部27が弾性変位しながら誤消去防止プラグ23
が下方へ移動される(図14参照)。
【0046】誤消去防止プラグ23がさらに下方へ移動
されると、プラグ側係合部27bがプレート側係合部3
0の第2の係合凹部30bに対応して位置され、弾性変
位され撓んでいた係止突部27が弾性復帰してプラグ側
係合部27bが第2の係合凹部30bに係合され、誤消
去防止プラグ23が記録不可位置に保持される(図13
参照)。このとき、係止突部27の弾性復帰によるプラ
グ側係合部27bの第2の係合凹部30bへの係合によ
って、記録不可位置まで操作されたことがクリック感と
して操作者に伝達される。
【0047】以上に記載した通り、テープカセット1
は、カセットシェル2とは別体で形成され収容部10に
配置されたカラープレート28に、誤消去防止プラグ2
3を記録可能位置又は記録不可位置に位置決めするため
の位置決め部(第1の係合凹部30a、第2の係合凹部
30b)を形成している。
【0048】従って、位置決め部を誤消去防止プラグ2
3の円滑な動作を確保するための所要の形状に形成する
ことができると共に収容部10内に位置決め部を容易に
設けることができるため、テープカセット1の小型化に
支障を来たすことなく誤消去防止プラグ23の円滑な動
作を確保することができる。
【0049】また、誤消去防止プラグ23の移動方向が
テープカセット1の厚み方向であるため、誤消去防止プ
ラグ23を移動させるためのスペースが小さくて済み、
テープカセット1の一層の小型化を図ることができる。
【0050】さらに、テープカセット1にあっては、位
置決め部としてカラープレート28に第1の係合凹部3
0aと第2の係合凹部30bを設け、誤消去防止プラグ
23にプラグ側係合部27bを設け、両者を係合して位
置決めを行うため、誤消去防止プラグ23の記録可能位
置又は記録不可位置における位置決めを確実に行うこと
ができる。
【0051】さらにまた、プレート側係合部30に2つ
の曲面状の第1の係合凹部30a、第2の係合凹部30
bを形成すると共にプラグ側係合部27bを曲面状の突
部に形成したので、誤消去防止プラグ23の円滑な移動
を確保することができると共に操作者に良好なクリック
感が付与され操作性の向上を図ることができる。
【0052】加えて、誤消去防止プラグ23のプラグ側
係合部27が弾性変位可能に形成されているため、誤消
去防止プラグ23を移動させるための力量が小さくて済
み、一層の操作性の向上を図ることができる。
【0053】尚、上記には、プレート側係合部30に2
つの曲面状の第1の係合凹部30a、第2の係合凹部3
0bを形成すると共にプラグ側係合部27bを曲面状の
突部に形成した場合を示したが、逆に、プレート側係合
部30に2つの曲面状の突部を設けると共にプラグ側係
合部を曲面状の凹部に形成してもよい。
【0054】また、上記には、誤消去防止プラグ23の
プラグ側係合部27を弾性変位可能とした場合を示した
が、例えば、誤消去防止プラグ23に弾性変位可能な部
分を設けるのではなくカラープレート28に弾性変位可
能な部分を設けてもよく、また、誤消去防止プラグ23
及びカラープレート28の双方に弾性変位可能な部分を
設けて両者を係合させるようにしてもよい。
【0055】上記した実施の形態において示した各部の
形状及び構造は、何れも本発明の実施を行うに際しての
具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによ
って本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあ
ってはならないものである。
【0056】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明テープカセットは、テープ状記録媒体を巻装
したテープリールを内部において回転自在に支持すると
共に収容部を有するカセットシェルと、収容部において
テープ状記録媒体に対する情報信号の記録が可能な記録
可能位置と記録が不可能な記録不可位置との間を移動可
能な誤消去防止プラグと、収容部に配置されると共にテ
ープ状記録媒体に対する信号の記録可又は記録不可の状
態を識別するための表示部を有するカラープレートとを
備えたテープカセットであって、カラープレートに誤消
去防止プラグを記録可能位置と記録不可位置とに選択的
に位置決めする位置決め部を形成したことを特徴とす
る。
【0057】従って、位置決め部を誤消去防止プラグの
円滑な動作を確保するための所要の形状に形成すること
ができると共に収容部内に位置決め部を容易に設けるこ
とができるため、テープカセットの小型化に支障を来た
すことなく誤消去防止プラグの円滑な動作を確保するこ
とができる。
【0058】請求項2に記載した発明にあっては、誤消
去防止プラグの移動方向をカセットシェルの厚み方向と
したので、誤消去防止プラグを移動させるためのスペー
スが小さくて済み、テープカセットの一層の小型化を図
ることができる。
【0059】請求項3に記載した発明にあっては、上記
カラープレートに位置決め部としてプレート側係合部を
設け、誤消去防止プラグにプレート側係合部に係合する
プラグ側係合部を設けたので、誤消去防止プラグの記録
可能位置又は記録不可位置における位置決めを確実に行
うことができる。
【0060】請求項4に記載した発明にあっては、プレ
ート側係合部又はプラグ側係合部の一方を曲面状の凹部
に形成すると共に他方を曲面状の突部に形成したので、
誤消去防止プラグの円滑な移動を確保することができる
と共に操作者に良好なクリック感が付与され操作性の向
上を図ることができる。
【0061】請求項5に記載した発明にあっては、プレ
ート側係合部又はプラグ側係合部の一方又は双方を弾性
変位可能としたので、誤消去防止プラグを移動させるた
めの力量が小さくて済み、一層の操作性の向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図15と共に本発明テープカセットの
実施の形態を示すものであり、本図はテープカセットの
斜視図である。
【図2】要部の拡大分解斜視図である。
【図3】下シェルに誤消去防止プラグとカラープレート
が組み付けられた状態を示す拡大斜視図である。
【図4】要部を一部を切り欠いて示す拡大斜視図であ
る。
【図5】下シェルに誤消去防止プラグが組み付けられた
状態を示す拡大平面図である。
【図6】下シェルに誤消去防止プラグとカラープレート
が組み付けられた状態を示す拡大平面図である。
【図7】図8及び図9と共に誤消去防止プラグを示すも
のであり、本図は拡大平面図である。
【図8】拡大背面図である。
【図9】拡大右側面図である。
【図10】図11及び図12と共にカラープレートを示
すものであり、本図は拡大平面図である。
【図11】拡大背面図である。
【図12】拡大右側面図である。
【図13】図14及び図15と共に誤消去防止プラグの
動作を示すものであり、本図は誤消去防止プラグが記録
不可位置に保持されている状態を示す拡大断面図であ
る。
【図14】誤消去防止プラグが操作されて移動されてい
る状態を示す拡大断面図である。
【図15】誤消去防止プラグが記録可能位置に保持され
ている状態を示す拡大断面図である。
【図16】図17及び図18と共に従来のテープカセッ
トにおける誤消去防止プラグの動作を示すものであり、
本図は誤消去防止プラグが記録可能位置に保持されてい
る状態を示す拡大断面図である。
【図17】誤消去防止プラグが操作されて移動されてい
る状態を示す拡大断面図である。
【図18】誤消去防止プラグが記録不可位置に保持され
ている状態を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1…テープカセット、2…カセットシェル、10…収容
部、23…誤消去防止プラグ、27b…プラグ側係合
部、28…カラープレート、29…表示部、30…プレ
ート側係合部、30a…第1の係合凹部(位置決め
部)、30b…第2の係合凹部(位置決め部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ状記録媒体を巻装したテープリー
    ルを内部において回転自在に支持すると共に収容部を有
    するカセットシェルと、収容部においてテープ状記録媒
    体に対する情報信号の記録が可能な記録可能位置と記録
    が不可能な記録不可位置との間を移動可能な誤消去防止
    プラグと、収容部に配置されると共にテープ状記録媒体
    に対する信号の記録可又は記録不可の状態を識別するた
    めの表示部を有するカラープレートとを備えたテープカ
    セットであって、 カラープレートに誤消去防止プラグを記録可能位置と記
    録不可位置とに選択的に位置決めする位置決め部を形成
    したことを特徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】 誤消去防止プラグの移動方向をカセット
    シェルの厚み方向としたことを特徴とする請求項1に記
    載のテープカセット。
  3. 【請求項3】 上記カラープレートの位置決め部として
    プレート側係合部を設け、 誤消去防止プラグにプレート側係合部に係合するプラグ
    側係合部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のテ
    ープカセット。
  4. 【請求項4】 プレート側係合部又はプラグ側係合部の
    一方を曲面状の凹部に形成すると共に他方を曲面状の突
    部に形成したことを特徴とする請求項3に記載のテープ
    カセット。
  5. 【請求項5】 プレート側係合部又はプラグ側係合部の
    一方又は双方を弾性変位可能としたことを特徴とする請
    求項3に記載のテープカセット。
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