JP2001166891A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2001166891A
JP2001166891A JP35027199A JP35027199A JP2001166891A JP 2001166891 A JP2001166891 A JP 2001166891A JP 35027199 A JP35027199 A JP 35027199A JP 35027199 A JP35027199 A JP 35027199A JP 2001166891 A JP2001166891 A JP 2001166891A
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Japan
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data
printer
host device
test
test data
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JP35027199A
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English (en)
Inventor
Koichi Fujii
晃一 藤井
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストでデータ転送速度を向上させること
ができる印刷装置を提供する。 【解決手段】 プリンタ14は、CPU16、ROM1
8、インターフェース制御部22等を備えている。イン
ターフェース制御部22は、ハンドシェイク制御部2
4、FIFOメモリ26、制御レジスタ28を備えてい
る。データ通信テストを行う場合、上位装置12はテス
トデータを出力すると共にStrobe信号をローレベ
ルにしてデータが出力されていることを示し、これを受
けてハンドシェイク制御部24は、Busy信号をハイ
レベルにして応答すると共にデータをFIFOメモリ2
6に取り込ませる。CPU16は、取り込んだテストデ
ータとROM18に記憶されたテストデータと比較し、
一致しない場合には、現在設定されている応答時間より
も大きい値の応答時間を制御レジスタ28に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷装置に係り、特
に、上位装置との間で所定の信号制御を行うことにより
双方向にデータ転送が可能な印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェットプリンタをはじめ
プリンタの低価格化が進み、一般家庭にもプリンタが普
及し始めている。このような低価格プリンタは、コスト
ダウンのために、プリンタ内にページ記述言語を展開す
る機能を持たず、上位装置側で印刷データの展開まで行
い、該展開したデータをプリンタに転送する、所謂ホス
トベースドプリンタが殆どとなっている。
【0003】このようなプリンタによるプリント画像の
画質を向上させるためにプリントの解像度を上げると、
パーソナルコンピュータ等の上位装置から送られるデー
タ量が増大する。
【0004】従って、印刷速度を保ったままプリントの
解像度を向上させるためには、プリンタにおけるデータ
処理能力を向上させるだけでなく、上位装置とプリンタ
を接続するインターフェイスのデータ転送速度を向上さ
せる必要がある。また、プリンタを高速化する際にも、
インターフェイスのデータ転送速度を向上させる必要が
ある。
【0005】特開平6−295285号公報には、上位
装置とプリンタに特別なインターフェイスを設け、プリ
ンタがデータを取り込むタイミングを示すデータストロ
ーブ信号の立ち上がりと立ち下がりの両方のタイミング
でプリンタがデータを取り込むことにより、データ転送
速度を向上させる技術が提案されている。
【0006】しかしながら、上記従来技術では、上位装
置とプリンタの双方に特別なインターフェイスが必要と
なり、コストが高くなってしまう。
【0007】ところで、上位装置とプリンタとを接続す
る標準インターフェイスの1つであったセントロニクス
準拠パラレルインターフェイスの機能を拡張し、上位装
置とプリンタとの間の双方向通信や、高速データ転送が
可能なIEEE1284規格が制定されている。
【0008】特に、IEEE1284規格ECPモード
は、上位装置とプリンタとの間のデータ授受の際に行わ
れる信号線の制御を簡素化すると共に、信号線制御をハ
ードウェア化することにより理論上2Mバイト/秒のデ
ータ転送速度を実現することができ、次世代のパーソナ
ルコンピュータとプリンタとを接続する標準パラレルイ
ンターフェイスとして期待されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
は、上位装置とプリンタとを接続するケーブルの品質や
上位装置の信号ドライブ回路の能力等によっては信号が
減衰してしまうため、使用するケーブルや上位装置によ
っては高速データ転送時にデータ転送エラーが発生して
しまう。例えば、信号の立ち上がりがなまるような場
合、プリンタでデータを取り込むタイミングが早すぎる
と、正しいデータが出力される前にデータを取り込んで
しまうため、データ転送エラーとなってしまう。
【0010】このため、IEEE1284規格ECPモ
ードを使用するプリンタでは、どのようなケーブルや上
位装置が接続された場合でもデータ転送エラーが発生し
ないように、プリンタの応答速度を遅くすることでデー
タ転送速度を下げている。従って、IEEE1284規
格ECPモードでのデータ転送速度は、500キロバイ
ト/秒程度が事実上の上限であった。
【0011】本発明は、上記問題を解決すべく成された
ものであり、低コストでデータ転送速度を向上させるこ
とができる印刷装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、上位装置が送信したデータ
の取り込みを要求する要求信号を受信すると共に、前記
要求信号の受信から、定められた経過時間が経過した後
に応答信号を前記上位装置に送信した後に前記データを
取り込む制御手段と、上位装置からテストデータを受信
し、受信結果に基づいて前記応答信号を前記上位装置に
送信するための前記定められた経過時間を変更する変更
手段と、を備えたことを特徴としている。
【0013】制御手段は、上位装置と印刷データ等のデ
ータの送受信を行うために、例えば複数の制御線及びデ
ータ線を介して上位装置と接続される。データ線には、
上位装置又は制御手段からのデータが出力される。ま
た、複数の制御線には、上位装置が送信したデータの取
り込みを要求する要求信号を出力するための制御線や、
この要求信号を制御手段が受信した場合に該制御手段が
応答信号を出力するための制御線等が含まれる。
【0014】制御手段は、要求信号を受信することによ
り、データ線上にデータが出力されていることを認識す
ることができ、要求信号を受信してから予め定められた
経過時間が経過した後に応答信号を上位装置に対して送
信した後に、データ線上のデータを取り込む。すなわ
ち、上位装置と制御手段とは、お互いにデータの送受信
の準備が整ったか否かを確認してデータの送受信を行
う。すなわち、所謂ハンドシェイク制御を行ってデータ
の送受信を行う。
【0015】変更手段は、上位装置からテストデータを
受信し、受信結果に基づいて前記応答信号を前記上位装
置に送信するための前記定められた経過時間を変更す
る。
【0016】テストデータは、上位装置と制御手段との
通信テストを行うためのデータであり、該通信テストを
行う場合には、上位装置からこのテストデータが送信さ
れる。テストデータは、例えば通常の印刷データと区別
するために特別なヘッダをデータの先頭に付けたデータ
を用いることができる。
【0017】変更手段は、例えば受信したテストデータ
が正常でなかった場合には、前記定められた経過時間、
すなわち応答時間を長くする。すなわち、上位装置から
送信されたテストデータが正常でない場合は、例えば上
位装置の信号ドライブの能力やデータ線の品質によりデ
ータ線上のデータが安定するまでに時間がかかると判断
することができ、応答信号の出力タイミングを遅らせる
ことにより確実にデータを取り込むことができる。そし
て、例えば応答時間を少しずつ長くしてデータ転送エラ
ーが発生しなくなるまで通信テストを行う。
【0018】これにより、上位装置の信号ドライブの能
力やデータ線の品質によりデータ線上のデータが安定す
るまでに時間がかかるような場合でも、確実にデータを
取り込むことができると共に、確実にデータを取り込む
ことができる範囲内で最速のデータ転送速度を実現する
ことができる。
【0019】また、変更手段は、上位装置から送信され
たテストデータが正常でなかった場合には、前記定めら
れた経過時間を短くするようにしてもよい。すなわち、
上位装置から送信されたテストデータが正常でない場合
は、まだ応答時間を短くしてデータ転送速度を上げるこ
とができると判断することができるため、例えば応答時
間を少しずつ短くしてデータ転送エラーが発生するまで
通信テストを行う。そして、データ転送エラーが発生し
た時点でその直前の経過時間、すなわち、データ転送エ
ラーが起きない最小の経過時間に変更することにより、
確実にデータを取り込むことができる範囲内で最速のデ
ータ転送速度を実現することができる。
【0020】また、変更手段は、請求項2にも記載した
ように、上位装置からテストデータを受信し、該受信し
たテストデータと予め定めたテストデータとを比較し、
比較結果に基づいて前記応答信号を前記上位装置に送信
するための前記定められた経過時間を変更するようにし
てもよい。
【0021】変更手段は、上位装置から送信されたテス
トデータと、例えば予め記憶手段に記憶された予め定め
たテストデータとを比較し、両者が一致しなかった場合
には、データ転送エラーが発生したと判断し、両者が一
致するように応答信号を上位装置に送信するための前記
定められた経過時間、すなわち応答時間を変更する。
【0022】例えば、上位装置から送信されたテストデ
ータと記憶手段に記憶されたテストデータとが一致しな
かった場合には、予め定めた経過時間を長くする。すな
わち、上位装置から送信されたテストデータと記憶手段
に記憶されたテストデータとが一致しない場合は、上位
装置の信号ドライブの能力やデータ線の品質によりデー
タ線上のデータが安定するまでに時間がかかると判断す
ることができ、応答信号の出力タイミングを遅らせるこ
とにより確実にデータを取り込むことができる。そし
て、例えば応答時間を少しずつ長くしてデータ転送エラ
ーが発生しなくなるまで通信テストを行う。
【0023】これにより、上位装置の信号ドライブの能
力やデータ線の品質によりデータ線上のデータが安定す
るまでに時間がかかるような場合でも、確実にデータを
取り込むことができると共に、確実にデータを取り込む
ことができる範囲内で最速のデータ転送速度を実現する
ことができる。
【0024】また、変更手段は、上位装置から送信され
たテストデータと記憶手段に記憶されたテストデータと
が一致した場合には、予め定めた経過時間を短くするよ
うにしてもよい。すなわち、上位装置から送信されたテ
ストデータと記憶手段に記憶されたテストデータとが一
致した場合は、まだ応答時間を短くしてデータ転送速度
を上げることができると判断することができるため、例
えば応答時間を少しずつ短くしてデータ転送エラーが発
生するまで通信テストを行う。そして、データ転送エラ
ーが発生した時点でその直前の経過時間、すなわち、デ
ータ転送エラーが起きない最小の経過時間に変更するこ
とにより、確実にデータを取り込むことができる範囲内
で最速のデータ転送速度を実現することができる。
【0025】なお、制御手段が、前記経過時間を記憶す
るメモリを備え、前記要求信号を受信した場合に、前記
メモリに記憶された経過時間を読み取り、該経過時間が
経過した後に応答信号を前記上位装置に送信し、前記変
更手段が、前記比較結果に基づいて経過時間を定め、定
めた経過時間を前記メモリに記憶させるようにしてもよ
い。
【0026】すなわち、変更手段は、応答時間の出力タ
イミングを変更したい場合には、比較結果に基づいて経
過時間を定め、定めた経過時間をメモリに記憶させる。
このようにすれば、変更手段は、応答時間の出力タイミ
ングを変更する場合には、メモリに記憶された経過時間
を書き換えるだけでよい。
【0027】なお、印刷装置の電源オフ時等に、メモリ
に記憶した経過時間をフラッシュROM等の不揮発性メ
モリに記憶させるようにしてもよい。これにより、次の
印刷装置の電源をオンした場合でも新たに通信テストを
行う手間を省くことができる。
【0028】また、上記の通信テストは、接続する上位
装置と前記制御線及びデータ線を含む接続ケーブルが同
一であれば、接続時に行うようにしてもよい。これによ
り、常に実現可能な最速のデータ転送速度でデータ転送
を行うことができる。
【0029】また、前記通信テストを印刷動作を行う直
前に毎回行うようにしてもよい。これにより、接続する
上位装置や接続ケーブルを交換した場合においても、常
に交換した上位装置又は接続ケーブルに応じた実現可能
な最速のデータ転送速度でデータ転送を行うことができ
る。
【0030】また、経過時間の上限値を予め定めてお
き、経過時間がこの上限値を超える場合には確実にデー
タ転送できる転送モードに変更するようにしてもよい。
【0031】また、経過時間が予め定めた所定値を超え
た場合に報知する報知手段を設けるようにしてもよい。
これにより、例えばユーザが接続ケーブルの品質に問題
があることを容易に認識することができ、接続ケーブル
を交換するなどの処置を行うことが可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、本発明の
第1実施形態について説明する。
【0033】図1には、上位装置12及びプリンタ14
の概略構成が示されている。
【0034】図1に示すように、プリンタ14は、変更
手段としてのCPU16、記憶手段としてのROM1
8、RAM20、制御手段としてのインターフェース制
御部22、警報装置23を備えている。インターフェー
ス制御部22は、ハンドシェイク制御部24、FIFO
メモリ26、制御レジスタ28を備えている。CPU1
6は、ROM18、RAM20、及びインターフェース
制御部22とコマンドやデータの授受が可能なようにバ
ス30により接続されている。
【0035】ROM18には、印刷制御を行うための制
御プログラムや、後述するデータ通信テストを行うとき
のテストデータ等が格納されている。CPU16は、R
OM18に格納された制御プログラムに従って印刷制御
を行う。
【0036】RAM20には、上位装置12から送信さ
れた印字データを一時的に格納する受信バッファ領域が
設けられている。
【0037】インターフェース制御部22は、上位装置
12とケーブル32により接続される。上位装置12に
は、プリンタ14に転送する印字データの作成やデータ
通信テストを行うためのプリンタドライバがインストー
ルされる。上位装置12は、データ通信テストを行う際
には、所定のコマンドをプリンタ14へ出力する。
【0038】ケーブル32は、図2に示すように、少な
くともStrobe信号線、Busy信号線、データ線
Data7〜Data0を備えている。このうち、St
robe信号線及びBusy信号線は図1に示すように
ハンドシェイク制御部24と接続され、データ線Dat
a7〜Data0は、FIFOメモリ26と接続され
る。
【0039】また、ケーブル32は、図2に示す信号線
以外にも、IEEE1284規格の各モードに遷移する
時に行うネゴシエーションに必要な信号線を備えてい
る。
【0040】Strobe信号は上位装置12から出力
され、Busy信号はハンドシェイク制御部24から出
力される。上位装置12及びハンドシェイク制御部24
は、データの送受信が正確に行われるように、例えばI
EEE1284ECPモードのプロトコルに従ってハン
ドシェイク制御を行う。
【0041】制御レジスタ28は、プリンタの応答時
間、データ転送モード、CPU16に対する割り込み発
生要因等のインターフェース制御部22の動作条件を設
定するためのレジスタであり、CPU16により設定さ
れる。
【0042】なお、データ転送モードとしては、前述の
IEEE1284ECPモードやIEEE1284ニブ
ルモード等がある。
【0043】FIFOメモリ26は、ハンドシェイク制
御部24と連動して上位装置12からのデータを取り込
む。また、FIFOメモリ26は、CPU16から上位
装置12へ送信するデータを保管する。
【0044】ハンドシェイク制御部24は、制御レジス
タ28に設定された動作条件に基づいて上位装置12と
データ通信を行う。
【0045】警報装置23は、例えばアラームやLED
等で構成され、データ転送エラー等が発生した場合等
に、アラームを鳴らしたり、LEDを点滅させるなどし
てユーザに警報するためのものである。
【0046】次に、IEEE1284ECPモードにつ
いて説明する。
【0047】IEEE1284ECPモードは、前述し
たように、上位装置とプリンタとの間のデータ授受の際
に行われる制御信号線の制御を簡素化すると共にハード
ウェア化することで理論上2Mバイト/秒のデータ転送
速度を実現するパラレルインターフェースである。
【0048】図3にIEEE1284ECPモードにお
けるデータ通信のタイミングチャートの例を示す。
【0049】まず、t1のタイミングにおいて、上位装
置12は、プリントデータをデータ線D7〜D0へ1バ
イト出力する。そして、上位装置12は、t2のタイミ
ングにおいて、Strobe信号をローレベルにセット
し、プリンタ14に対してデータ線D7〜D0上に有効
なデータが存在していることを示す。
【0050】プリンタ14のハンドシェイク制御部24
では、Strobe信号がローレベルになったことを検
出すると、t3のタイミングでBusy信号をハイレベ
ルにセットし、上位装置12に対して応答する。
【0051】上位装置12は、Busy信号がハイレベ
ルになったことを検出すると、t4のタイミングにおい
てStrobe信号をハイレベルにセットする。
【0052】ハンドシェイク制御部24は、Strob
e信号がハイレベルになったことを検出すると、データ
線D7〜D0上に出力されているデータを取り込むよう
にFIFOメモリ26に指示する。これにより、FIF
Oメモリ26は、データ線D7〜D0上に出力されてい
るデータを取り込む。
【0053】そして、データの取り込みが終了すると、
ハンドシェイク制御部24は、t5のタイミングでBu
sy信号をローレベルにセットし、次のデータの受信準
備ができたことを上位装置12に示す。上位装置12
は、これにより、t6のタイミングで次のデータを出力
する。以下同様にして上位装置12からプリンタ14へ
プリントデータを転送する。
【0054】なお、図3においてTrはプリンタ14の
応答時間を示し、このプリンタ14の応答時間Trは、
制御レジスタ28の設定により変更することができる。
【0055】次に、第1実施形態の作用を参照して説明
する。
【0056】図4には、プリンタ14のCPU16で実
行される制御ルーチンのフローチャートが示されてい
る。なお、図4に示す制御ルーチンは、例えば上位装置
12から出力されたデータを受信した際に割り込み処理
される。この割り込みの設定は、制御レジスタ28に対
して所定のデータを書き込むことにより行うことができ
る。
【0057】なお、初期状態では、データ転送モード
は、前述したIEEE1284ECPモードに設定され
ている。また、制御レジスタ28には、システムリセッ
ト後に行われる初期化処理により、第1回目のデータ通
信テストにおけるプリンタ応答時間Trの初期値が設定
される。これは、例えばIEEE1284ECPモード
が設定されている場合には、この規格で定められる最小
値の零に設定することができる。
【0058】まず、上位装置12は、データ通信テスト
を行う場合は、予め定めたテストデータをプリンタ14
へ送信する。
【0059】CPU12は、図4に示すステップ100
において、上位装置12からテストデータを受信したか
否かを判断する。データの受信は、前述した図3に示す
タイミングにより行われる。そして、受信したデータが
テストデータか否かの判断は、例えば以下のようにして
行う。
【0060】通常、印刷データにはデータの先頭にデー
タを識別するためのヘッダが付される。従って、テスト
データに印刷データのヘッダと異なるヘッダを付してお
くことにより、通常の印刷データとテストデータとを識
別することができる。
【0061】この場合、ステップ100では、受信した
データのヘッダが通常のテストデータを示すヘッダか否
かを判断すればよい。そして、受信したデータのヘッダ
が通常の印刷データを示すヘッダだった場合には、ステ
ップ100で否定され、ステップ108で通常の印刷処
理を行ってリターンする。
【0062】一方、受信したデータのヘッダがテストデ
ータを示すヘッダだった場合には、ステップ100で肯
定され、次のステップ102でデータ通信テストがOK
だったか否かを判断する。すなわち、受信したテストデ
ータとROM18に記憶された予め定めたテストデータ
とが一致するか否かを判断する。
【0063】そして、受信したテストデータとROM1
8に記憶された予め定めたテストデータとが一致した場
合は、ステップ102で肯定され、次のステップ104
においてテスト結果、すなわちデータ通信テストが成功
した旨のデータを上位装置12に送信し、データ通信テ
ストを終了する。
【0064】このテスト結果の送信は、例えばIEEE
1284規格のニブルモードやECPモードのリバース
転送モードを使用することにより行うことができる。な
お、転送モードの切り換えは、例えばハンドシェイク制
御部24が制御レジスタ28に所定のデータを書き込む
ことにより行うことができる。
【0065】一方、受信したテストデータとROM18
に記憶された予め定めたテストデータとが一致しなかっ
た場合は、ステップ102で否定され、ステップ106
においてプリンタ応答時間Trを現在設定されているプ
リンタ応答時間Trよりも1段階大きい値とし、制御レ
ジスタ28に書き込む。
【0066】そして、ステップ104において、テスト
結果、すなわちデータ通信テストが失敗した旨のデータ
を上位装置12に送信する。
【0067】これにより、次のデータ受信時には、プリ
ンタ14の応答時間が遅くなる。すなわち、Strob
e信号がローレベルになったことをハンドシェイク制御
部24が検出してから、該ハンドシェイク制御部24が
Busy信号をハイレベルにするまでの時間が長くな
る。
【0068】なお、プリンタ応答時間Trの制御は、ハ
ンドシェイク制御部24において、入力されるクロック
を制御レジスタ28にセットされた値だけカウントして
から上位装置12に対して応答する(Busy信号をハ
イレベルにする)ことにより行うことができる。
【0069】また、上位装置12では、データ通信テス
トが失敗した旨のデータを受信した場合には、再びテス
トデータをプリンタ14へ送信する。そして、プリンタ
14のCPU16は、データ通信テストが成功するまで
上記と同様の処理を行う。すなわち、データ通信テスト
が成功するまでプリンタ14の応答時間Trの値を徐々
に大きくしていく。
【0070】これにより、上位装置12やケーブル32
に応じて実現可能な範囲で最も速い転送速度でデータ転
送することができ、不必要にデータ転送速度が遅くなる
のを防止することができる。
【0071】なお、プリンタ応答時間Trの初期値は、
プリンタ14において必要とされるデータ転送レートが
予め分かっている場合には、このデータ転送レートに応
じた値に設定してもよい。また、前回制御レジスタ28
に設定した値を図示しない不揮発性メモリ等に格納して
おき、初期動作時に前記不揮発性メモリ内のデータを制
御レジスタ28に設定してもよい。
【0072】また、プリンタ応答時間Trの初期値をデ
ータ転送エラーが起きない程度の十分大きな値に設定し
ておき、データ通信テストがエラーになるまで徐々にプ
リンタ応答時間Trの値を小さくしていき、データ転送
エラーが起きた時点で、その直前のプリンタ応答時間T
rの値に設定し直すように制御してもよい。
【0073】また、データ通信テストを行うタイミング
としては、プリンタ14に接続される上位装置12及び
ケーブル32が固定であれば、プリンタドライバを上位
装置12にインストールした後に1回だけ行えばよい。
これにより、常に実現可能な最速のデータ転送速度でデ
ータ転送を行うことができる。
【0074】また、印刷処理を行う前に必ずデータ通信
テストを行うようにしてもよい。これにより、上位装置
12やケーブル32を交換した場合にも、自動的に実現
可能な最速のデータ転送速度に設定することができる。
【0075】また、プリンタ14からテストデータを上
位装置12へ送信して上位装置12側でテストデータが
一致するか否かを判断し、一致しない場合は応答時間を
変更するコマンドをプリンタ14に送信することで応答
時間の設定を変更するようにしてもよい。
【0076】[第2実施形態]次に、本発明の第2実施
形態について図5に示すフローチャートを参照して説明
する。
【0077】第2実施形態では、データ通信テストが失
敗した場合に、プリンタ応答時間Trが予め定めた最大
値以上の場合の処理について説明する。なお、第1実施
形態における図4に示すフローチャートと同一処理を行
うステップについては同一符号を付し、その詳細な説明
を省略する。
【0078】図5に示すステップ102においてデータ
通信テストが失敗した場合には、ステップ102で否定
され、ステップ110でプリンタ応答時間が予め定めた
最大値以上になっているか否かを判断する。
【0079】プリンタ応答時間が予め定めた最大値以上
になっている場合には、ステップ110で否定され、次
のステップ112においてデータ転送モードを例えばI
EEE1284規格コンパチブルモードに変更する。こ
のコンパチブルモードは、従来のセントロニクスインタ
ーフェースでのデータ転送も可能となるモードであり、
確実にデータ転送することができる。
【0080】一方、プリンタ応答時間が予め定めた最大
値以上になっていない場合には、ステップ110で肯定
され、次のステップ106において前述したようにプリ
ンタ応答時間Trを現在設定されているプリンタ応答時
間Trよりも1段階大きい値とし、制御レジスタ28に
書き込む。。
【0081】このように、プリンタ応答時間Trが最大
値以上になった場合には、確実にデータ転送できるモー
ドに変更してデータ転送することにより、確実にデータ
転送することができる。
【0082】[第3実施形態]次に、本発明の第3実施
形態について図6に示すフローチャートを参照して説明
する。
【0083】第3実施形態では、データ通信テストが成
功した場合で、プリンタ応答時間Trが予め定めた所定
値以上の場合の処理について説明する。なお、第1実施
形態における図4に示すフローチャートと同一処理を行
うステップについては同一符号を付し、その詳細な説明
を省略する。
【0084】図6に示すステップ102においてデータ
通信テストが成功した場合には、ステップ102で肯定
され、ステップ114でプリンタ応答時間が予め定めた
所定値以上になっているか否かを判断する。この所定値
は、例えば許容できる最も遅いデータ転送レートに対応
した値とする。
【0085】プリンタ応答時間が予め定めた所定値以上
になっている場合、すなわちデータ転送レートが許容で
きる転送レートでない場合には、ステップ114で否定
され、次のステップ116において警報装置23により
データ転送レートが遅い旨をユーザに報知する。これに
より、ユーザは例えばケーブル32の品質に問題がある
ことを予測することができ、ケーブルを交換する等の処
置をとることができる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通信テストの結果に基づいて応答信号の出力タイミング
を変更する変更手段を設けたので、上位装置の信号ドラ
イブの能力やデータ線の品質によりデータ線上のデータ
が安定するまでに時間がかかるような場合でも、確実に
データを取り込むことができると共に、確実にデータを
取り込むことができる範囲内で最速のデータ転送速度を
実現することができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係る印刷装置の概略構成図で
ある。
【図2】 ケーブルの信号線について説明するための図
である。
【図3】 各信号のタイミングチャートである。
【図4】 第1実施形態に係るCPUにおいて実行され
る制御ルーチンのフローチャートである。
【図5】 第2実施形態に係るCPUにおいて実行され
る制御ルーチンのフローチャートである。
【図6】 第3実施形態に係るCPUにおいて実行され
る制御ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
10 印刷装置 12 上位装置 14 プリンタ 16 CPU 18 ROM 20 RAM 22 インターフェース制御部 23 警報装置 24 ハンドシェイク制御部 26 FIFOメモリ 28 制御レジスタ 30 バス 32 ケーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置が送信したデータの取り込みを
    要求する要求信号を受信すると共に、前記要求信号の受
    信から、定められた経過時間が経過した後に応答信号を
    前記上位装置に送信した後に前記データを取り込む制御
    手段と、 上位装置からテストデータを受信し、受信結果に基づい
    て前記応答信号を前記上位装置に送信するための前記定
    められた経過時間を変更する変更手段と、 を備えた印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記変更手段は、上位装置からテストデ
    ータを受信し、該受信したテストデータと予め定めたテ
    ストデータとを比較し、比較結果に基づいて前記応答信
    号を前記上位装置に送信するための前記定められた経過
    時間を変更することを特徴とする請求項1記載の印刷装
    置。
JP35027199A 1999-12-09 1999-12-09 印刷装置 Pending JP2001166891A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011240514A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Seiko Epson Corp 記録システム、及び、記録システムの制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011240514A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Seiko Epson Corp 記録システム、及び、記録システムの制御方法

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