JP2001166279A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2001166279A
JP2001166279A JP2000322318A JP2000322318A JP2001166279A JP 2001166279 A JP2001166279 A JP 2001166279A JP 2000322318 A JP2000322318 A JP 2000322318A JP 2000322318 A JP2000322318 A JP 2000322318A JP 2001166279 A JP2001166279 A JP 2001166279A
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signal
waveform
liquid crystal
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scanning
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Application number
JP2000322318A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tomitani
央 富谷
Takayuki Tsuruki
孝之 鶴来
Yoshito Nakagawa
吉人 中川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示装置の抵抗成分によりCR充放電回
路が形成され、走査信号波形、および信号線駆動波形に
波形鈍りを生じ、表示画素にかかる実効電圧が変化し、
表示の濃淡ムラを発生し、その表示品位を低下させてい
た液晶表示装置において、表示濃淡ムラをなくし、均一
な表示を提供すること。 【解決手段】 液晶層と、この液晶層をはさむ短冊型の
複数の信号線31と走査線32がマトリクス状に交差す
るところを画素30とする液晶パネルと、信号線駆動回
路33と、走査線駆動回路34とを有する液晶表示装置
において、検出手段から得られる検出データに所定の演
算を施す演算回路38と、走査線に送る走査線信号波形
の波形幅を演算回路38の演算結果に基づいて変調させ
る波形幅調整手段とを備える液晶表示装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶層と、この液晶層をはさ
む短冊型の複数の信号線及び走査線がマトリクス状に交
差するところを画素とする液晶パネルを用いた液晶表示
装置においては、電圧平均化法により、液晶パネルを駆
動する方法が用いられている。図6は従来の液晶表示装
置に表示する表示パターンの一例を示し、図5は従来の
液晶表示装置の構成を示し、図7は図5における各部の
信号波形を示したものである。以下、従来の技術につい
て図5、図6、図7を用いて説明する。
【0003】図5において、液晶パネルの信号線1と走
査線2はマトリクス状に配列され、信号線1と走査線2
の交点を画素3としている。なお、表示画素は容量性の
負荷になる。液晶パネルの信号線1には信号線駆動回路
4を接続し、走査線2には走査線駆動回路5を接続す
る。前記信号線駆動回路4は一般にシリアルに送られて
くる表示画像データを取り込み、一走査期間において、
各信号線の表示画像を保持し、そのデータに応じて、M
OSアナログスイッチなどを用いて負荷を駆動するよう
な構成となっている。
【0004】一方、前記走査線駆動回路5は走査線を順
次走査するためにのシフトレジスタとMOSアナログス
イッチなどで負荷を駆動する構成であり、信号線駆動回
路4と前記走査線駆動回路5は半導体集積回路が一般的
に用いられる。電源回路6は所定の液晶駆動用電圧を前
記信号線駆動回路4と信号線駆動回路5に供給する。
【0005】制御回路7は表示される表示データおよ
び、同期信号など必要な制御信号を信号線駆動回路4と
走査線駆動回路5に与える構成となっている。液晶の駆
動においては液晶に直流電圧を印加させないように極性
を反転して駆動する。この駆動電圧の極性を正極性、負
極性とすると、電源回路6において供給される液晶駆動
電圧は図7に示すように、正の走査線選択電圧V0、負
の走査線選択電圧V4、走査線非選択電圧V2、正の信
号線選択電圧で、かつ負の信号線非選択電圧V1、負の
信号線選択電圧で、かつ正の信号線非選択電圧V3であ
り、前記液晶駆動電圧は、それぞれV0>V1>V2>
V3>V4であり、 V1−V2=V2−V3 V0−V2=V2−V4 のような関係になっている。
【0006】走査電極駆動回路5は走査線を一本ずつ順
に走査し、走査信号を各走査線に与える。信号線駆動回
路4は各信号線1に走査しようとする走査線上の画素の
表示状態に応じて所定の液晶駆動信号を印加することで
線順次駆動を行う。具体的には、液晶の交流化極性が正
のとき、走査線駆動回路5は走査する走査線2に対して
はV0を印加し、残りの走査線2にはV2を印加する。
信号線駆動回路4は走査する走査線2上の表示画素のう
ち、オン画素の存在する信号線1についてはV3を、オ
フ画素の存在する信号線1にはV1を印加する。
【0007】一方、液晶の交流化極性が負のときには走
査線駆動回路5は走査する走査線2に対してはV4を印
加し、残りの走査線2にはV2を印加する。信号線駆動
回路4は走査する走査線2上の表示画素のうち、オン画
素の信号線1についてはV1を、オフ画素の信号線1に
はV3を印加する。図6は液晶表示装置に表示する表示
パターンの一例を示したもので、8はオフ状態で、ま
た、8以外の領域はオン状態を表示したもので、ボック
ス状の表示パターン1を表示している。
【0008】図7において、21はフレーム信号FRM
で、フレームの開始位置を示す。フレーム信号と次のフ
レーム信号までの期間をフレーム期間28といい、この
フレーム期間28で一画面の描画を終える。22はラッ
チ信号LPで、フレーム期間28を走査線数、またはそ
れ以上の数で分割した制御信号で、次のパルスまでの期
間は一走査線あたりの走査期間29を示している。
【0009】走査電極駆動回路5はラッチ信号22によ
って、フレーム信号21をとりこみ、順次シフトするこ
とによって、走査線を一本ずつ順に走査し、走査信号パ
ルスを順に各走査線に与えている。24は図6の走査線
9の走査信号波形を示し、25は図6の信号線10の駆
動波形を示し、26は図6の信号線11の駆動波形を示
している。
【0010】各表示画素には信号線駆動波形と走査信号
波形の差分電圧が印加されることになる。23は交流化
制御信号Mで液晶に印加する極性を制御する信号であ
る。図7ではフレーム単位に極性を変化させ、交流化を
おこなう場合をしめしているが、数走査線ごとに交流化
反転を行う方法も広く知られている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の液晶表示装置に
おいては、液晶の容量と、走査線2、信号線1の配線抵
抗や信号線駆動回路4、走査線駆動回路5のアナログス
イッチのオン抵抗、電源回路6の出力インピーダンスな
どの抵抗成分によりCR充放電回路が形成され、走査信
号波形、および信号線駆動波形に波形鈍りを生じ、表示
画素にかかる実効電圧が変化し、表示の濃淡ムラを発生
することがあり、著しく、その表示品位を低下させてい
た。
【0012】とりわけ、図6に示すようにオンの背景画
面において、8の領域にボックス状のオフの表示パター
ン1を表示した場合に、表示パターンのある走査線に沿
った12の領域においては、表示パターン1の影響によ
って、8、12の領域外である部位よりもその表示輝度
が明るくなるといった帯状の表示濃淡ムラが発生し、著
しく表示品位を低下させ、課題となっていた。
【0013】一般に、液晶の容量はその表示状態で変化
し、オン状態ではオフ状態の2から4倍程度の容量をも
つため、オン画素の多い走査線では容量性負荷が大き
く、オフ画素が多い走査線では容量性負荷が比較的小さ
くなる。その結果、表示状態によって、走査信号波形の
鈍りかたが変化してしまうことによって液晶にかかる実
効電圧も変化してしまい、それがこの帯状表示濃淡ムラ
の原因となる。
【0014】従来、こうした帯状の表示濃淡ムラの改善
方法としては走査線1や信号線2の配線抵抗を下げた
り、信号線駆動回路4と走査線駆動回路5のアナログス
イッチのオン抵抗を下げたり、電源回路6の出力インピ
ーダンスを低下させたり、液晶の容量をさげるなどの処
置がなされてきたが、充分な低抵抗、低容量が得られ
ず、表示課題を解決するほどの効果を得ることはできな
かった。
【0015】また、特開平2−89号公報、特開平3−
21985号公報に記載されるように、波形鈍りによる
濃淡ムラを押さえるため、電源電圧を調整したり、波形
鈍りが生じた部分に電圧を印加したりして、濃淡ムラを
解決するものがあったが、消費電力を多く必要とした
り、回路構成を複雑にしていた。本発明は上記、課題を
解決するためのもので、前記帯状の表示濃淡ムラをなく
しかつ消費電力が少なく、回路構成を簡素にした液晶表
示装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、複数の信号線と走査線とをマトリクス状に配置して
構成した画素電極間に液晶層を配設してなる液晶パネル
と、前記信号線に信号線駆動波形を送る信号線駆動回路
と、前記走査線に走査線信号波形を送る走査線駆動回路
と、前記各走査線上の画素の表示状態を検出する検出手
段と、この検出手段から得られる検出データに所定の演
算を施す演算手段と、前記演算手段の演算結果に基づい
て前記走査線に送る走査線信号波形の波形幅を変調させ
る波形幅調整手段とを備え、前記液晶パネルの画素は前
記信号線駆動波形と前記走査線信号波形とが印加され
て、前記信号線駆動波形と前記走査線信号波形との差分
電圧で前記画素が表示される液晶表示装置であって、前
記画素の表示の数に応じて前記液晶パネルの容量が変化
し、さらに前記容量の変化で前記走査線信号波形の波形
鈍りも変化し、そして前記走査線信号波形の前記波形鈍
りの変化により前記画素にかかる実効電圧が変化するこ
とで液晶パネルの走査線に沿った領域に表示濃淡ムラが
生じるが、前記表示濃淡ムラをなくすように前記波形幅
調整手段が前記走査線信号波形の波形幅を変調すること
で前記走査線信号波形の実効電圧を制御し、前記波形幅
調整手段が演算手段の演算結果に基づいてパルス幅制御
信号を発生するパルス幅制御信号発生回路により構成さ
れ、前記パルス幅制御信号発生回路から出力されるパル
ス幅制御信号に応じて走査線信号波形の波形幅を前記走
査線駆動回路により変調することを特徴とする。
【0017】このようにして、走査線信号波形の波形幅
を変調し、各走査線に適切な実行電圧を与えて、表示濃
淡ムラをなくし且つ消費電力が少なく、回路構成を簡素
にした液晶表示装置を提供する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明は、複数の信号線と走査線
とをマトリクス状に配置して構成した画素電極間に液晶
層を配設してなる液晶パネルと、前記信号線に信号線駆
動波形を送る信号線駆動回路と、前記走査線に走査線信
号波形を送る走査線駆動回路とを有する液晶表示装置に
おいて、前記各走査線上の画素の表示状態を検出する検
出手段と、前記検出手段から得られる検出データに所定
の演算を施す演算回路と、前記走査線に送る走査線信号
波形の波形幅を前記演算回路の演算結果に基づいて変調
させる波形幅調整手段とを備える液晶表示装置であり、
検出データに応じて走査線信号波形の波形幅を変調し走
査線上の実行電圧を調整して波形鈍りによる実行電圧を
調整し、波形幅調整手段を前記演算回路の演算結果に基
づいてパルス幅制御信号を発生するパルス幅制御信号発
生回路により構成し、、前記パルス幅制御信号に応じて
走査線信号波形の波形幅を変調する走査線駆動回路とを
備えている。また、各走査線上の画素の表示状態を検出
する手段として、走査を行おうとする走査線上の画素の
オン数、あるいはオフ数を計数する回路を備えることに
よって、簡単な回路構成で画素の表示状態を検出しても
よい。
【0019】(実施の形態1)本発明の実施例について
図1、図2、図3を用いて説明する。図1は本発明の液
晶表示装置を示す構成図である。信号線31は液晶パネ
ルにおける信号線を示し、走査線32は液晶パネルにお
ける走査線をしめす。
【0020】信号線31と走査線32はマトリクス状に
配列され、信号線31と走査線32の交点を画素30と
している。なお、表示画素は容量性の負荷となる。信号
線駆動回路33は前記液晶パネルの信号線31に接続
し、前記信号線31を駆動する。走査線駆動回路34は
前記液晶パネルの走査線32に接続され、前記液晶パネ
ルの走査線32を駆動する。
【0021】電源回路35は本装置に必要な電源を供給
する。制御回路36は表示される表示データおよび、同
期信号など必要な制御信号を各ブロックに供給する。走
査線32の表示状態を検出する検出手段として、計数回
路39は制御回路36から送られる表示データのうち、
画素30をオンさせるデータの一走査期間におけるオン
数を計数するものである。このように、画素30のオン
数をカウントすることにより、液晶の表示状態を検出す
る事ができる。なお、前記計数回路39は表示データの
オフ数をカウントし、オフ数を計数するように構成して
もよい。また、階調濃淡データに関しても同様な計数が
可能である。
【0022】演算回路38は計数回路39によって計数
された各走査ラインごとの表示データに対して、所定の
演算を施すものである。この演算回路38では画素のオ
ン数が多い場合には、一走査あたりにおける実行電圧が
大きくなるように、パルス幅を大きくして演算する。そ
して、パルス幅制御信号発生回路37は演算回路38に
よって演算を施された結果にしたがって、走査信号のパ
ルス幅を広めたり、狭めたりするよう制御する信号を発
生し、走査線信号駆動回路34にあたえるものである。
このようにして、画素のオン数の多い場合には、電圧波
形の鈍りが大きく、期待している実行電圧より小さくな
る。ここで、パルス幅を広くすることによって、波形鈍
りによって失った実行電圧をおぎなう。
【0023】図2は本発明の実施例における各制御信号
および駆動波形の一例を示したタイミング図である。本
発明においても、従来例同様、電圧平均化法により、液
晶パネルを駆動する方法がもちいられ、液晶に直流電圧
を印加させないように極性を反転して駆動する。
【0024】この駆動電圧の極性を正極性、負極性とす
ると、電源回路35において供給される液晶駆動電圧は
図3に示すように、正の走査線選択電圧V0、負の走査
線選択電圧V4、走査線非選択電圧V2、正の信号線選
択電圧で、かつ負の信号線非選択電圧V1、負の信号線
選択電圧で、かつ正の信号線非選択電圧V3であり、前
記液晶駆動電圧は、それぞれV0>V1>V2>V3>
V4であり、 V1−V2=V2−V3 V0−V2=V2−V4 のような関係になっている。
【0025】走査線駆動回路34は走査線を一本ずつ順
に走査し、走査信号を各走査線に与える。信号線駆動回
路33は各信号線に走査線上の表示状態に応じて所定の
液晶駆動信号を印加することで線順次駆動をおこなう。
具体的には、液晶の交流化極性が正のとき、走査線駆動
回路34は走査する走査線32に対してはV0を印加
し、残りの走査線32にはV2を印加する。信号線駆動
回路33は走査する走査線32上の表示画素のうち、オ
ン画素のある信号線31についてはV3を、オフ画素の
ある信号線31にはV1を印加する。
【0026】一方、液晶の交流化極性が負のときには走
査線駆動回路34は走査する走査線32に対してはV4
を印加し、残りの走査線32にはV2を印加する。信号
線駆動回路33は走査する走査線32上の表示画素のう
ち、オン画素のある信号線31についてはV1を、オフ
画素のある信号線11にはV3を印加する。図2は液晶
表示装置に表示する表示パターンの一例を示したもの
で、40はオフ状態でボックス状表示パターン1を表示
している。また、40以外の領域はオン状態を表示して
いる。
【0027】図3において、51はフレーム信号FRM
で、フレームの開始位置を示す。フレーム信号と次のフ
レーム信号までの期間をフレーム期間58という。52
はラッチ信号LPで、フレーム期間58を走査線数、ま
たはそれ以上の数で分割した制御信号で、次のパルスま
での期間は一走査線あたりの走査期間を示している。走
査電極駆動回路22はラッチ信号52によって、フレー
ム信号51をとりこみ、順次シフトすることによって、
走査線を一本ずつ順に走査し、走査信号を各走査線に与
えている。
【0028】54は図2の走査線41の走査信号波形を
示し、55は図2の信号線42の信号線駆動波形をしめ
し、56は図2の信号線43の信号線駆動波形をしめし
ている。53は交流化制御信号Mで液晶に印加する極性
を制御する信号である。図2ではフレーム単位に極性を
変化させ、交流化をおこなう場合を示しているが、数走
査線ごとに交流化反転をおこなってもよい。
【0029】これまでの動作説明については従来例と同
じである。パルス幅制御信号59は各走査期間内におい
て、走査線駆動回路54の走査信号を制御するロジック
信号である。制御回路56より発生した表示データはシ
リアルに計数回路59に送られる。計数回路59では走
査する走査線上の画素の表示状態をシリアルに送られて
くる表示データをカウントすることによって計数し、検
出する。
【0030】計数回路39はデジタル回路によるカウン
タなどが用いられ、ラッチ信号52によってリセット
し、表示オンデータが送られくるごとに加算し、走査期
間終了後、各走査線上の表示オン数を出力する回路であ
る。演算回路38は計数回路39によって計数された走
査しようとする走査線上の表示オン数を入力として、所
定の演算を施し、演算結果を得るものである。演算回路
は所定の演算をROMなどを用いた演算テーブルの構成
にしたり、デジタル演算回路を用いて実現する。
【0031】パルス幅制御信号発生回路37は演算回路
38によって演算を施された演算結果にしたがって、走
査信号波形の波形幅を広めたり、狭めたりするよう変化
させるパルス幅制御信号59を発生するものである。パ
ルス幅制御信号発生回路37はデジタル回路によるダウ
ンカウンタなどで構成し、前記演算回路38の演算結果
をカウンタの初期値として取り込み、クロック信号によ
って、カウンタを減算する構成とすることで簡単に実現
できる。
【0032】走査線駆動回路34はパルス幅制御信号3
9がたとえば、Lレベルのとき、走査する走査線に対し
て、正極性の場合にはV0の電圧を、一方、負極性の場
合はV4の電圧をあたえる。また、パルス幅制御信号5
9がHレベルのときには、走査線駆動回路34は走査す
る走査線にたいしてV2の電圧をあたえるものである。
また、走査線駆動回路34は走査していない走査線に対
してはパルス幅制御信号59の状態によらず、V2の電
圧をあたえるように動作する。
【0033】各走査線に与えられる走査信号のパルス幅
と表示のオン数の関係は演算回路38の所定の演算を変
更することが可能である。図4に本実施例で用いた表示
のオン数と走査信号のパルス幅の関係を示す。本実施例
では帯状の表示濃淡ムラを打ち消すように、表示のオン
数が少ないと走査信号のパルス幅を狭くし、表示のオン
数が多いと走査信号のパルス幅を広くするようにして、
パルス幅制御信号59を発生する構成とした。
【0034】図4の(a)は表示のオン数と走査信号の
パルス幅を線形にした場合で、図4の(b)は表示のオ
ン数と走査信号のパルス幅の関係を非線形にして、オン
数が少ないほど、さらに走査信号のパルス幅を狭めるよ
うにした場合である。前記、表示オン数と走査信号のパ
ルス幅の関係を非線形にすることによって、表示濃淡ム
ラの補正の適合性を向上させることが可能である。
【0035】本実施例では帯状の表示濃淡ムラを解消す
るために、表示画素のオンが多く、波形鈍りの大きい場
合には走査信号のパルス幅を広くして、実効電圧を多く
与え、表示画素のオン数が少なく、波形鈍りの少ない場
合には走査信号のパルス幅を狭めて、実効電圧を少なく
するように走査信号をあたえて、表示濃淡ムラを補正し
てもよい。
【0036】以上述べたように、本実施例では走査する
走査電極に印加する走査信号波形の波形幅を表示オン数
に応じて変化させることによって、表示濃淡ムラを打ち
消すように電圧を制御することによって、表示濃淡ムラ
を大幅に改善することができる。また、走査線上の実行
電圧の変調手段として、走査線の波形幅を変調して、実
行電圧を制御しているので回路構成が簡素になり、表示
電力を大きく必要としない。なお、表示濃淡をもった中
間調の表示データに対しても同様に本発明は適用可能で
ある。
【0037】また、液晶の容量はその印加される電圧に
よって変化するため、印加される電圧を検出し、演算回
路の演算テーブルを複数個もって、印加される電圧によ
って、適時、演算テーブルをかえることにより、さらに
表示濃淡ムラにたいして、適応させることが可能であ
る。ここでは、走査線に対する走査線の実行電圧に関す
ることが記載されてあるが、信号線上の信号線駆動波形
の鈍りが原因で表示ムラが生じる場合、走査線の場合と
同様の方法で液晶ムラを取り除いてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明は簡単な回路構成
で安価に表示ムラを解消し、良好な表示を可能で、産業
的価値が大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の液晶表示装置の構成図
【図2】同液晶表示装置に表示する表示パターン図
【図3】同液晶表示装置の制御信号および駆動波形を示
したタイミング図
【図4】同表示のオン数と走査信号のパルス幅の関係を
示す図
【図5】従来の液晶表示装置の構成図
【図6】同液晶表示装置に表示する表示パターン図
【図7】同液晶表示装置の制御信号および駆動波形を示
したタイミング図
【符号の説明】
30 画素 31 信号線 32 走査線 33 信号線駆動回路 34 走査線駆動回路 35 電源回路 36 制御回路 37 パルス幅制御信号発生回路 38 演算回路 39 計数回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/36 G09G 3/36

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の信号線と走査線とをマトリクス状
    に配置して構成した画素電極間に液晶層を配設してなる
    液晶パネルと、前記信号線に信号線駆動波形を送る信号
    線駆動回路と、前記走査線に走査線信号波形を送る走査
    線駆動回路と、前記各走査線上の画素の表示状態を検出
    する検出手段と、この検出手段から得られる検出データ
    に所定の演算を施す演算手段と、前記演算手段の演算結
    果に基づいて前記走査線に送る走査線信号波形の波形幅
    を変調させる波形幅調整手段とを備え、前記液晶パネル
    の画素は前記信号線駆動波形と前記走査線信号波形とが
    印加されて、前記信号線駆動波形と前記走査線信号波形
    との差分電圧で前記画素が表示される液晶表示装置であ
    って、前記画素の表示の数に応じて前記液晶パネルの容
    量が変化し、さらに前記容量の変化で前記走査線信号波
    形の波形鈍りも変化し、そして前記走査線信号波形の前
    記波形鈍りの変化により前記画素にかかる実効電圧が変
    化することで液晶パネルの走査線に沿った領域に表示濃
    淡ムラが生じるが、前記表示濃淡ムラをなくすように前
    記波形幅調整手段が前記走査線信号波形の波形幅を変調
    することで前記走査線信号波形の実効電圧を制御し、前
    記波形幅調整手段が演算手段の演算結果に基づいてパル
    ス幅制御信号を発生するパルス幅制御信号発生回路によ
    り構成され、前記パルス幅制御信号発生回路から出力さ
    れるパルス幅制御信号に応じて走査線信号波形の波形幅
    を前記走査線駆動回路により変調することを特徴とする
    液晶表示装置。
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JP2008241930A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Sanyo Electric Co Ltd 液晶駆動装置

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