JP2001166154A - 光ファイバ心線余長収納ケース - Google Patents

光ファイバ心線余長収納ケース

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JP2001166154A
JP2001166154A JP35275099A JP35275099A JP2001166154A JP 2001166154 A JP2001166154 A JP 2001166154A JP 35275099 A JP35275099 A JP 35275099A JP 35275099 A JP35275099 A JP 35275099A JP 2001166154 A JP2001166154 A JP 2001166154A
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工 黒川
Takashi Kawamura
隆 河村
Etsuo Tanabe
悦男 田辺
Kazuyoshi Nakamura
一義 中村
Akihisa Kajitani
明久 梶谷
Yasuyuki Mukai
保行 向
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Shodensha Co Ltd
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Shodensha Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持棒に吊り下げるタイプの光ファイバ心線
余長収納ケースで、蓋を開いた状態に保持できるように
して、光ファイバ心線の収納作業を一人で行えるように
する。 【解決手段】 光ファイバ心線の余長を収納するケース
本体12と、このケース本体12の上端縁に開閉可能に連結
された蓋14とを有し、上端縁の両端付近に形成された１
対の取付け穴18を、１対の支持棒20に取り付けることに
より、支持棒20に吊り下げられるようになっている光フ
ァイバ心線余長収納ケースにおいて、前記取付け穴18は
ケース本体12のみに形成し、蓋14の前記取付け穴18に相
当する部分とその下部は切欠き部34とし、この切欠き部
34に、蓋14が閉じているときは前記取付け穴18の下部に
位置し、蓋14を開くと弾性変形により支持棒20を乗り越
えて支持棒20に引っ掛かるようになっている係止片36を
突設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、支持棒に吊り下げ
るタイプの光ファイバ心線余長収納ケースに関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の光ファイバ心線余長収納
ケースを図４に示す。この余長収納ケース10は、ばね弾
性のあるプラスチックシートを折り曲げ成形することに
より、光ファイバ心線の余長を収納するケース本体12
と、蓋14を形成したものである。蓋14はケース本体12と
上端縁の折り曲げ部16で連結された状態にあり、弾性変
形により開閉可能である。またケース本体12及び蓋14の
上端縁両端付近には取付け穴18が形成されている。
【０００３】この余長収納ケース10は、１対の取付け穴
18を、それと同じ間隔で配置された１対のリング状の支
持棒20に取り付けることにより、支持棒20に吊り下げら
れるようになっている。なおケース本体12及び蓋14に
は、上端縁から取付け穴18に達するスリット（図示せ
ず）が形成されており、取付け穴18はこのスリットを通
して支持棒20に取り付けられるようになっている。
【０００４】１対のリング状の支持棒20は支持アーム22
に固定され、支持アーム22は連結フレーム24に固定され
ている。連結フレーム24は、図５に示すように、両端の
端末フレーム26を連結するものである。端末フレーム26
には光ケーブルの端部を位置決めするスペーサ28が一体
に設けられている。これらの部材は水密構造の筐体30内
に収納されるようになっている。
【０００５】図５から明らかなように、１対のリング状
の支持棒20は筐体30内に中心部に配置されており、この
支持棒20に吊り下げられた余長収納ケース10は、リング
状の支持棒20をガイドとして支持棒20のまわりに回転移
動可能である。したがって支持棒20には、図５（ｃ）に
示すように多数の余長収納ケース10を放射状に取り付け
ることができ、これにより多数の光ファイバ心線を収納
することができるようになっている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従来の、支持棒に吊り
下げるタイプの光ファイバ心線余長収納ケースは、前述
のように、ばね弾性のあるプラスチックシートを折り曲
げ成形することにより作られたものであるため、蓋は下
端縁を指でつまんで持ち上げれば、弾性変形して簡単に
開くことができる。しかし蓋は、開く力を解除すると、
ばね弾性で閉じた状態に戻ってしまうために、開いた状
態に保持することが困難である。このため従来の余長収
納ケースでは、光ファイバ心線の収納作業を一人で行う
ことが難しく、光ファイバ心線の収納作業が二人がかり
になるという問題があった。
【０００７】本発明の目的は、以上のような問題点に鑑
み、支持棒に吊り下げるタイプの光ファイバ心線余長収
納ケースで、蓋を開いた状態に保持できるようにするこ
とにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、光ファイバ心線の余長を収納するケース本体
と、このケース本体の上端縁に開閉可能に連結された蓋
とを有し、上端縁の両端付近に形成された１対の取付け
穴を、この取付け穴と同じ間隔で配置された１対の支持
棒に取り付けることにより、支持棒に吊り下げられるよ
うになっている光ファイバ心線余長収納ケースにおい
て、前記取付け穴はケース本体のみに形成し、蓋の前記
取付け穴に相当する部分とその下部は切欠き部とし、こ
の切欠き部に、蓋が閉じているときは前記取付け穴の下
部に位置し、蓋を開くと弾性変形により支持棒を乗り越
えて支持棒に引っ掛かるようになっている係止片を突設
したことを特徴とするものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。図１ないし図３は本発明の一
実施形態を示す。この光ファイバ心線余長収納ケース10
は、従来同様、光ファイバ心線の余長を収納するケース
本体12と、このケース本体12の上端縁に開閉可能に連結
された蓋14とを有している。図１（ａ）、（ｂ）及び図
２は蓋14を閉じた状態を、図１（ｃ）、（ｄ）及び図３
は蓋14を開いた状態を示している。
【００１０】ケース本体12と蓋14は上端縁でヒンジ部32
により開閉可能に連結されている。ヒンジ部32による連
結であるため、蓋14は図３のように全開することが可能
である。
【００１１】余長収納ケース10をリング状の支持棒20に
取り付けるための取付け穴18は、ケース本体12のみに形
成され、蓋14には形成されていない。蓋14の両端の、前
記取付け穴18に相当する部分とその下部は、蓋14を開い
たときに支持棒20に当たらないように、切欠き部34とな
っている。この切欠き部34には、蓋14が閉じた状態のと
きに取付け穴18の下部に位置するように係止片36が突設
されている。この係止片36は、蓋14を開いていくと支持
棒20に当たるが、さらに開くと弾性変形して支持棒20を
乗り越えられるようになっている。
【００１２】このため蓋14を、係止片36が支持棒20を乗
り越える角度まで開くと、蓋14は、それを開いておく力
が解除されても、係止片36が支持棒20の内周側に引っ掛
かるため、図１（ｃ）、（ｄ）のように開いた状態を保
持することが可能である。このような状態を保持できれ
ば、光ファイバ心線の収納作業を一人で行うことが可能
である。
【００１３】なお図において、38ａ〜38ｄはケース本体
12に設けた光ファイバ心線の飛び出し防止片である。以
上の実施形態では支持棒20がリング状である場合を示し
たが、支持棒20は直線状である場合もある。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、支
持棒に吊り下げるタイプの光ファイバ心線余長収納ケー
スで、蓋を開いた状態に保持できるようにしたので、光
ファイバ心線の収納作業を一人で簡単に行うことが可能
となり、工数節減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明に係る光ファイバ心線余長収納ケース
の一実施形態を支持棒に吊り下げた状態で示す、（ａ）
は蓋を閉じた状態の正面図、（ｂ）は同側面図、（ｃ）
は蓋を開いた状態の正面図、（ｄ）は同側面図。
【図２】 図１の余長収納ケースの蓋を閉じた状態を示
す、（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図、（ｃ）は底面
図。
【図３】 図１の余長収納ケースの蓋を開いた状態を示
す、（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図、（ｃ）は底面
図。
【図４】 従来の光ファイバ心線余長収納ケースを支持
棒に吊り下げた状態で示す、（ａ）は平面図、（ｂ）は
正面図、（ｃ）は側面図。
【図５】 図４の余長収納ケースの筐体への収納状態を
示す、（ａ）は平面図、（ｂ）は正面図、（ｃ）は側面
図。
【符号の説明】
10：余長収納ケース 12：ケース本体 14：蓋 18：取付け穴 20：リング状の支持棒 22：支持アーム 32：ヒンジ部 34：切欠き部 36：係止片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 隆 東京都品川区西五反田５丁目23番８号 株 式会社正電社内 (72)発明者 田辺 悦男 東京都品川区西五反田５丁目23番８号 株 式会社正電社内 (72)発明者 中村 一義 東京都千代田区大手町二丁目３番１号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 梶谷 明久 東京都千代田区大手町二丁目３番１号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 向 保行 東京都千代田区大手町二丁目３番１号 日 本電信電話株式会社内 Ｆターム(参考） 2H038 CA37 CA38

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】光ファイバ心線の余長を収納するケース本
    体（12）と、このケース本体（12）の上端縁に開閉可能
    に連結された蓋（14）とを有し、上端縁の両端付近に形
    成された１対の取付け穴（18）を、この取付け穴（18）
    と同じ間隔で配置された１対の支持棒（20）に取り付け
    ることにより、支持棒（20）に吊り下げられるようにな
    っている光ファイバ心線余長収納ケースにおいて、 前記取付け穴（18）はケース本体（12）のみに形成し、
    蓋（14）の前記取付け穴（18）に相当する部分とその下
    部は切欠き部（34）とし、この切欠き部（34）に、蓋
    （14）が閉じているときは前記取付け穴（18）の下部に
    位置し、蓋（14）を開くと弾性変形により支持棒（20）
    を乗り越えて支持棒（20）に引っ掛かるようになってい
    る係止片（36）を突設したことを特徴とする光ファイバ
    心線余長収納ケース。
JP35275099A 1999-12-13 1999-12-13 光ファイバ心線余長収納ケース Expired - Lifetime JP3856191B2 (ja)

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JPH0792332A (ja) * 1993-09-24 1995-04-07 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ケーブル接続箱
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