JP2001166033A - レーダ装置 - Google Patents

レーダ装置

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JP2001166033A
JP2001166033A JP34759699A JP34759699A JP2001166033A JP 2001166033 A JP2001166033 A JP 2001166033A JP 34759699 A JP34759699 A JP 34759699A JP 34759699 A JP34759699 A JP 34759699A JP 2001166033 A JP2001166033 A JP 2001166033A
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JP
Japan
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received signal
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JP34759699A
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Inventor
Masaru Kawaguchi
優 川口
Hiroyuki Takano
博之 高野
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Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ターゲットの検出を高精度で行うことが可能な
レーダ装置を得る。 【解決手段】対数増幅器22は、受信信号Sxを増幅し
て増幅受信信号Slを得る。差動増幅回路24は、この
増幅受信信号Slと抑圧信号Sgとから、差動出力Vd
を得る。演算回路30は、この差動出力Vdに対して逆
対数変換処理を施して伸長し、さらに、抑圧レベルVg
に基づく伸長率で伸長処理を行う。そして、演算回路3
0は、これら逆対数変換処理および伸長処理によって得
られたレベル変換出力Vyを表示装置32に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーダ装置に関
し、特に、ターゲットの検出を高精度で行うことが可能
なレーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーダ装置における受信信号の増幅回路
には、ダイナミックレンジが広いという利点から、対数
増幅器が広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、対数増
幅器を用いて増幅回路を構成した場合、上述したよう
に、広いダイナミックレンジが得られるという利点があ
る一方、レベルが高い受信信号同士においては、互いの
レベルの差が圧縮されてしまい、ターゲットの検出精度
を十分に確保することができなくなるおそれがある。
【0004】この発明は、前記の不都合を解決するため
になされたものであり、ターゲットの検出を高精度で行
うことが可能なレーダ装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るレーダ装
置は、アンテナを備えた受信部からの受信信号を増幅し
て増幅受信信号を得る対数増幅手段と、一方の入力であ
る前記増幅受信信号のレベルと他方の入力である所定の
抑圧レベルとに対する差動出力を得る差動増幅手段と、
前記差動出力に対して逆対数変換処理を施して逆対数変
換出力を得る逆対数変換手段とを備えている(請求項1
記載の発明)。
【0006】この場合、逆対数変換出力においては、各
受信信号に対応するレベル同士の差が強調されており、
従って、ターゲットを確実に検出することが可能とな
る。
【0007】さらに、レーダ装置は、前記抑圧レベルに
応じた伸長率を設定する手段と、前記逆対数変換手段か
らの前記逆対数変換出力を前記伸長率に基づいて伸長す
る手段とを備えている(請求項2記載の発明)。
【0008】このため、伸長された逆対数変換出力にお
いては、レベル同士の差が一層強調されており、従っ
て、ターゲットを一層確実に検出することが可能とな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0010】図1は、この発明の一実施の形態が適用さ
れた、船舶用、航空機用等のレーダ装置10の構成を示
している。
【0011】レーダ装置10は、レーダアンテナ18を
有するレーダ受信部20を備えている。そして、このレ
ーダ受信部20において、レーダアンテナ18を介して
得られた受信信号Sxは、対数増幅器(対数増幅手段)
22に供給される。
【0012】対数増幅器22は、レーダ受信部20から
の受信信号Sxを増幅して、増幅受信信号Slとして差
動増幅回路(差動増幅手段)24に供給する。
【0013】この場合、増幅受信信号SlのレベルVl
は、例えば、次の(1)式に示すように、受信信号Sx
のレベルVxの対数関数で表される。
【0014】 Vl=α×log(1+β×Vx) … (1) なお、αおよびβは係数である。
【0015】差動増幅回路24には、入力として、対数
増幅器22からの増幅受信信号Slとともに、コントロ
ール部25から抑圧信号Sgが供給されている。差動増
幅回路24は、これら増幅受信信号SlのレベルVlと
抑圧信号SgのレベルVgとのレベル差に応じた差動出
力VdをA/D変換器26に対して出力する。
【0016】この場合、差動出力Vdは、例えば、次の
(2)式に示すように、増幅受信信号SlのレベルVl
と抑圧信号SgのレベルVgの関数で表される。
【0017】Vd=Vl−Vg … (2) なお、コントロール部25においては、抑圧信号Sgの
レベルVgを手動で設定できるようにしてもよい。この
場合、抑圧信号SgのレベルVgは、増幅受信信号Sl
に含まれるクラッタのレベルとほぼ同じ値、または、該
クラッタのレベルよりも僅かに低い値に設定することが
好ましい。
【0018】また、増幅受信信号SlのレベルVlのピ
ーク値を検出して、このピーク値をコントロール部25
に供給する手段を設け、この手段からのピーク値に基づ
いて、コントロール部25における抑圧信号Sgのレベ
ルVgの設定を自動または手動で行うようにしてもよ
い。
【0019】A/D変換器26においてデジタル変換さ
れた差動出力Vdは、演算回路30に供給される。
【0020】また、コントロール部25からの抑圧信号
Sgは、A/D変換器28においてデジタル変換された
後に、抑圧レベル(抑圧信号Sgのレベル)Vgとして
演算回路30に供給される。
【0021】図2は、演算回路30の構成を示す機能ブ
ロック図である。演算回路30は、逆対数変換手段4
2、伸長手段44および伸長率設定手段46を備えてい
る。
【0022】逆対数変換手段42は、A/D変換器26
からの差動出力Vdに対して逆対数変換処理を施して逆
対数変換出力Veを得る。この逆対数変換処理において
は、対数増幅器22で圧縮された受信信号Sxのレベル
Vxの差(レーダ受信部20で順次得られた受信信号S
x同士のレベルVxの差)が伸長される。そして、逆対
数変換手段42は、得られた逆対数変換出力Veを伸長
手段44に供給する。
【0023】この場合、逆対数変換出力Veは、例え
ば、次の(3)式に示すように、差動出力Vdの逆対数
関数で表される。
【0024】Ve=10Vd/α−1 … (3) すなわち、差動出力Vdに対しては、該差動出力Vdの
値が大きいほど(すなわち、対応する受信信号Sxのレ
ベルVxが高いほど)、伸長される量も大きくなる。
【0025】伸長率設定手段46は、A/D変換器28
からの抑圧レベルVgに基づいて、逆対数変換手段42
で得られた逆対数変換出力Veをさらに伸長させるため
の伸長率kを設定する。
【0026】この場合、伸長率kは、例えば、次の
(4)式に示すように、抑圧レベルVgの逆対数関数で
表される。
【0027】k=10Vg/α/γ … (4) なお、γは、係数である。
【0028】伸長手段44は、逆対数変換手段42で得
られた逆対数変換出力Veを、伸長率設定手段46で得
られた伸長率kに基づいて伸長し、レベル変換出力Vy
として出力する。この伸長処理においては、対数増幅器
22で圧縮された受信信号SxのレベルVxの差が一層
伸長される。
【0029】この場合、レベル変換出力Vyは、例え
ば、次の(5)式に示すように、伸長率kおよび逆対数
変換出力Veの関数で表される。
【0030】Vy=k×Ve … (5) なお、この(5)式は、前記(1)式の変形によって得
られる増幅受信信号SlのレベルVlの逆対数関数と、
前記(2)式とに基づいて得ることができる。
【0031】図1に示すように、演算回路30で得られ
たレベル変換出力Vyは、図示しない表示器を備える表
示装置32に供給される。そして、この表示器の図示し
ない画面上に、ターゲットの情報が、レベル変換出力V
yの大きさによって表示される。
【0032】このように、この発明の一実施の形態が適
用されたレーダ装置10においては、対数増幅器22に
おける増幅の際に圧縮された受信信号SxのレベルVx
の差が、逆対数変換手段42における逆対数変換処理に
よって伸長される。このため、逆対数変換手段42で得
られた逆対数変換出力Veにおいては、所望のターゲッ
トに対応するレベルと、このレベルに近い、例えば、ク
ラッタのレベルとの差が強調されている。従って、ター
ゲットを確実に検出することが可能となる。
【0033】さらに、逆対数変換手段42における逆対
数変換処理によって得られた逆対数変換出力Veに対し
ては、抑圧レベルVgに応じた伸長率kでさらに伸長処
理を施して、レベル変換出力Vyを得るようにしてい
る。このため、レベル変換出力Vyにおいては、所望の
ターゲットに対応するレベルと、このレベルに近い、例
えば、クラッタのレベルとの差が一層強調されている。
従って、ターゲットを一層確実に検出することができ
る。
【0034】すなわち、この発明の一実施の形態が適用
されたレーダ装置10においては、ターゲットの検出を
高精度で行うことができる。
【0035】
【発明の効果】この発明によれば、対数増幅器において
増幅された受信信号は、逆対数変換手段において逆対数
変換される。このため、高レベルの受信信号に対して
も、増幅の際に圧縮されていたレベルの差を伸長させる
ことができる。従って、ターゲットの検出を高精度で行
うことが可能なレーダ装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態が適用されたレーダ装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のレーダ装置を構成する演算回路の機能ブ
ロック図である。
【符号の説明】
10…レーダ装置 18…レーダアンテナ 20…レーダ受信部 22…対数増幅器 24…差動増幅回路 25…コントロール部 26…A/D変換器 28…A/D変換器 30…演算回路 32…表示装置 42…逆対数変換手段 44…伸長手段 46…伸長率設定手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナを備えた受信部からの受信信号を
    増幅して増幅受信信号を得る対数増幅手段と、 一方の入力である前記増幅受信信号のレベルと、他方の
    入力である所定の抑圧レベルとに対する差動出力を得る
    差動増幅手段と、 前記差動出力に対して逆対数変換処理を施して逆対数変
    換出力を得る逆対数変換手段とを備えることを特徴とす
    るレーダ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のレーダ装置において、 さらに、前記抑圧レベルに応じた伸長率を設定する手段
    と、 前記逆対数変換手段からの前記逆対数変換出力を前記伸
    長率に基づいて伸長する手段とを備えることを特徴とす
    るレーダ装置。
JP34759699A 1999-12-07 1999-12-07 レーダ装置 Pending JP2001166033A (ja)

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