JP2001165839A - 走査型プローブ顕微鏡 - Google Patents

走査型プローブ顕微鏡

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JP2001165839A
JP2001165839A JP34835399A JP34835399A JP2001165839A JP 2001165839 A JP2001165839 A JP 2001165839A JP 34835399 A JP34835399 A JP 34835399A JP 34835399 A JP34835399 A JP 34835399A JP 2001165839 A JP2001165839 A JP 2001165839A
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temperature
scanner
preheating temperature
probe microscope
outer cylinder
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Ryuichi Matsuzaki
隆一 松崎
Akihiko Honma
昭彦 本間
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Seiko Instruments Inc
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Seiko Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャナ外筒の設定温度を粗動温度から予熱
温度に切替えた時点から、被測定物の測定を開始できる
ようになるまでの時間を短縮できる走査型プローブ顕微
鏡を提供することにある。 【解決手段】 スキャナ14、15を試料30にアプロ
ーチする際に、温度設定部61にて、粗動温度から予熱
温度の間の温度を多段階に設定する。これにより、スキ
ャナ外筒15、粘性体17、スキャナ内筒14は多段階
の温度になり、その都度、スキャナ14、15間の歪み
が除去され、この歪みの除去は短時間で行われるので、
ボイスコイルモータ3のコイル6に流れる電流を短時間
で安定化させることができるようになる。なお、前記多
段階の温度設定の予熱温度への設定の直前に、該予熱温
度より低い温度に設定するようにしても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は走査型原子間力顕
微鏡(AFM)等の走査型プローブ顕微鏡に関し、特
に、被測定物にアプローチを開始してから、該被測定物
を測定できる状態に至るまでの時間を短縮できるように
した走査型プローブ顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の走査型プローブ顕微鏡の一例を、
図1、図8を参照して説明する。図8は図1の温度設定
部61の具体例を示す回路図である。スキャナをステー
ジ31上に載置された被測定物30に近付ける、すなわ
ちアプローチする時には、まず、CPU56は粗動温度
を設定する可変抵抗71(図8参照)を選択し、電流源
65からスキャナ外筒15に巻回されたヒータ16に電
流を流し、粘性体17が所定の粗動温度になるようにス
キャナ外筒15を加熱する。該粗動温度の制御は、前記
温度設定部61、温度データ変換部62、比較器63、
PI制御部64、および電流源65の作用により行われ
る。
【0003】粘性体17が所定の粗動温度になり軟化す
ると、目標値設定部52に目標値がセットされ、電流源
54がオンされる。そうすると、ボイスコイルモータ3
のコイル6に電流が流れてボイスコイルモータ3は力を
発生し、その力は可動子4、スピンドル8へ伝わる。ス
ピンドル8は、ばね11、12を介してスキャナ内筒1
4に接続されているので、粘性体17が粗動温度になっ
て軟化していると、スキャナ内筒14は外筒15からず
れ、検出体であるカンチレバー10が被測定物30に近
接するようになる。カンチレバー10が被測定物30に
接触すると、自己検知型のカンチレバー10からの信号
が変化し、検出器9から出力される検出信号が比較器5
1で目標値設定部52に設定された目標値と比較され
る。比較器51からの誤差信号は、PI(比例積分)制
御部53に入力され、PI制御部53はカンチレバー1
0が被測定物30に一定の力で接するように電流源54
に制御信号を与える。
【0004】CPU56は、PI制御部53の信号をA
/D変換器55を通して読込み、カンチレバー10が被
測定物30にアプローチしたか否かをチェックしてい
る。CPU56はアプローチしたことを検出すると、ス
キャナ外筒15が予熱温度になるように可変抵抗72
(図8参照)を選択する。該予熱温度は粗動温度より約
10°C程度低い温度であり、粘性体17を硬化させス
キャナ内筒14を外筒15に固定させる。
【0005】スキャナ内筒14が外筒15に固定される
と、X,Yボイスコイルモータ41、42(42は図示
せず)に走査信号を供給してカンチレバー10をX,Y
方向に走査し、PI制御部53の信号をA/D変換器5
5を介して取込み、被測定物30の表面形状を測定す
る。測定データはメモリ57に蓄えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】さて、カンチレバー1
0が被測定物30にアプローチされたことにより、前記
したように、スキャナ外筒15が粗動温度からこれより
低い温度である予熱温度に切り替えられると、スキャナ
内筒14、外筒15(以下、スキャナ14、15と呼
ぶ)の温度は室温、筐体への熱伝導等により冷やされ、
所定時間後に予熱温度になる。
【0007】この温度低下に伴い、スキャナ14、15
の縮み量は、図9のように、時間t(横軸)と共に増加
する。図中のt0 は予熱温度に切替えられた時間、t3
はスキャナ内筒14、外筒15および粘性体17の歪み
が該予熱温度で安定化した時間を示す。一方、粘性体1
7は予熱温度に切替えられた時点から、時間と共に硬く
なるので、前記ボイスコイルモータ3のコイル6に一定
電流を流した時のスキャナ14と15のずれ速度は、図
10に示すように、粘性体17が予熱温度に近付くにつ
れて指数関数的に低下する。図中のTa は粗動温度、
(Ta −ΔT)は予熱温度を示す。
【0008】したがって、カンチレバー10を被測定物
30にアプローチする時に、図11(b) に示されている
ように、カンチレバー10が被測定物30に接した時間
t0で、スキャナ外筒15の設定温度を粗動温度Ta か
ら予熱温度(Ta −ΔT)に切替えると、前記コイル6
に流れる電流は同図(a) のように変化する。すなわち、
時間t0 からスキャナ14、15の温度が低下し始める
と、最初はスキャナ14、15の縮み量(または縮み速
度)よりずれ速度の方が大きいからコイル電流は急激に
低下する。しかし、時間t1 になると、縮み速度とずれ
速度が等しくなり、時間t1 を過ぎると、縮み速度の方
がずれ速度より大きくなり、これらが再び等しくなる時
間t2 までは、コイル電流は増加する。時間t2 を過ぎ
ると、縮み速度とずれ速度はほぼ均衡しながら徐々に小
さくなる。このため、時間t2 からt3 までは、コイル
電流は徐々に減少し、安定状態に入る。
【0009】時間t3 に達すると、スキャナをXY方向
に走査する動作が開始され、被測定物30の画像データ
が、前記のようにしてメモリ57に蓄えられる。なお、
前記時間t3 以前、すなわちボイスコイルモータ3のコ
イル6に流れる電流が安定しない間に被測定物30の観
測を開始すると、該コイル6に流れる電流が観測データ
に重畳し、得られた画像データは、例えばY軸方向に傾
いたデータとなる。また、この傾き量が大きいと、Z軸
の制御範囲を越えてしまい、画像が得られないという事
態にもなる。
【0010】したがって、被測定物30の観測を開始す
るには、前記時間t3 以降でなければならないが、従来
装置では、時間t0 からt3 までに長い時間がかかり、
観測開始までの待ち時間が長いという問題があった。こ
の発明の目的は、前記した従来技術の問題点を除去し、
スキャナ外筒の設定温度を粗動温度から予熱温度に切替
えた時点から、被測定物の測定を開始できるようになる
までの時間を短縮できる走査型プローブ顕微鏡を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、本発明は、スキャナ内筒の先端に取り付けられ
た検出体を被測定物にアプローチさせる時に、スキャナ
外筒およびスキャナ内筒の設定温度を多段階に制御し
て、前記スキャナ外筒とスキャナ内筒との間に挿入され
た粘性体の軟化温度である粗動温度から、硬化温度であ
る予熱温度まで下げるようにした点に特徴がある。
【0012】この特徴によれば、前記粘性体が軟化して
いる間に、スキャナ外筒とスキャナ内筒間に発生する温
度低下に起因する歪みを、段階的に除去できるので、ボ
イスコイルモータのコイルに流れる電流を短時間に安定
化させることができるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態の構成
を示すブロック図であり、図2は本実施形態のアプロー
チ時の概略の動作を示すフローチャートである。電流値
検出部50は、電流源54からコイル6に流れる電流を
検出し、検出データをCPU56に送出する。温度設定
部61は、後述するように、例えば複数段階の温度を設
定することができる。温度データ変換部62は温度セン
サ18の検出信号を電圧データに変換する。比較器63
は該温度データ変換部62の出力と温度設定部61で設
定された温度とを比較し、前者が後者より大きければ+
の信号、小さければ−の信号を出力する。比較器63の
出力は、PI制御部64で比例積分され、電流源65を
制御する。この制御により、スキャナ14、15は、温
度設定部61で設定された温度に保持される。他の構成
は、既に説明されているので、説明を省略する。
【0014】次に、本実施形態のアプローチの動作を、
図2のフローチャート、および図3(a)(b)のタイミング
チャートを参照して説明する。図3(a) の縦軸はボイス
コイルモータ3のコイル6に流れる電流、横軸は時間、
同図(b) の縦軸は温度設定部61の設定温度、横軸は時
間を示す。ステップS1でアプローチ開始の指示があっ
たか否かの判断がなされ、この判断が肯定になると、ス
テップS2に進んで、温度設定部61の設定温度が粗動
温度Ta に設定される。次に、ステップS3で電流源6
5がオンにされ、ヒータ16に電流が供給される。温度
センサ18はスキャナ外筒15の温度を検知し、検知信
号を温度データ変換部62とCPU56に供給する。最
初は、スキャナ外筒15の温度は粗動温度Ta より低い
ので、比較器63からは+の信号が出力され、PI制御
部64から大きな電流を流す指示が与えられる。
【0015】以上の動作が続けられ、ステップS4の判
断が肯定になると、すなわちスキャナ外筒15の温度が
粗動温度Ta 以上になると粘性体17は軟化したことに
なるから、ステップS5に進んで、電流源54をオンに
する。ステップS6ではコイル6の電流が予め定められ
た電流値i0 に等しくなったか否かが判断され、この判
断が否定の時にはステップS5に戻り、フィードバック
制御が続行される。この時、カンチレバー10が被測定
物30に接触しても、従来方法とは異なり、直ぐに設定
温度を下げないようにするので、粘性体17の縮み量は
少なく、かつスキャナ14、15間のずれは速いから、
コイル6に流れる電流は直ぐに前記i0に下がる。
【0016】ステップS6の判断が肯定になると、ステ
ップS7に進んで設定温度が(Ta−4/8ΔT)にさ
れる。ここに、ΔT=(粗動温度)−(予熱温度)であ
る。ステップS8では、ステップS6と同様に、コイル
6の電流=i0 になったか否かの判断がなされ、否定の
場合はステップS7に戻り、フィードバック制御が続行
される。設定温度が(Ta −4/8ΔT)にされると、
スキャナ14、15は収縮を始めるが、予熱温度(Ta
−ΔT)より高いので、スキャナ14、15間のずれは
予熱温度の時より速く、コイル6に流れる電流は直ぐに
前記i0 に下がる。
【0017】ステップS8の判断が肯定になると、ステ
ップS9に進んで、設定温度が(Ta −6/8ΔT)に
され、ステップS10でコイル6の電流=i0 になった
か否かが判断される。ステップS10の判断が肯定にな
ると、ステップS11に進んで、設定温度が(Ta −7
/8ΔT)にされ、ステップS12でコイル6の電流=
i0 になったか否かが判断される。この時も、設定温度
が予熱温度より高いので、スキャナ14、15間のずれ
は予熱温度の時より速く、コイル6に流れる電流は直ぐ
に前記i0 に下がる。
【0018】ステップS12の判断が肯定になると、ス
テップS13で設定温度が予熱温度である(Ta −Δ
T)にされ、ステップS14で電流値が安定するまで待
ち、アプローチ動作を終了する。前記実施形態によれ
ば、図3(a)(b)から明らかなように、設定温度の制御を
多段にして予熱温度まで下げるようにしたので、粘性体
17が柔らかい間に、すなわち粘性体17の温度が予熱
温度より高くスキャナ14、15のずれ速度が速い間
に、歪み、すなわちスキャナ14、15の縮みと粘性体
17によるスキャナ14、15のずれの残りを、段階的
に除去できるようになり、結果的に短時間で、コイル6
に流れる電流を安定させることができるようになる。例
えば、従来装置の1/3〜1/5程度の時間に短縮でき
るようになる。なお、前記実施形態の温度設定は一例で
あり、温度設定を段階的に低減させるのであれば、他の
温度設定であっても良い。
【0019】次に、本発明の第2実施形態を、図4およ
び図5を参照して説明する。図4は本実施形態の要部の
フローチャートを示し、図2のステップS1〜S12ま
では同一であるので図示を省略されている。また、図5
(a) ,(b) は、それぞれ、コイル6に流れる電流値、設
定温度のタイミングチャートである。この実施形態は、
前記第1の実施形態に比べて、ステップS12の後にス
テップS15、S16を挿入した点にある。すなわち、
本実施形態では、ステップS15で、一旦予熱温度より
低い温度(=Ta −9/8ΔT)に設定し、その後予熱
温度(=Ta −ΔT)に設定(ステップS13)するよ
うにした点に特徴がある。
【0020】この実施形態によれば、段階的な温度制御
の最後の方に、予熱温度より低い温度の設定を挿入する
ことにより、スキャナ14、15の熱による縮みを大き
くすることができ、コイル6に流れる電流を一旦大きく
することができる。そうすると、ボイスコイルモータ3
から発生される力を一時的に大きくすることができ、続
いて1/8ΔTだけ温度を上げて予熱温度にすることに
より、スキャナ14、15を速くずらせて該スキャナ1
4、15の歪みを速く除去できるようになる。このた
め、コイル6に流れる電流を、前記第1実施形態より、
短時間で安定化させることができるようになる。
【0021】図6、図7は、前記温度設定部61の具体
例を示す回路図である。図6の可変抵抗71、72、7
3、74、75は、それぞれ粗動温度Ta 、予熱温度T
a −ΔT、Ta −4/8ΔT、Ta −6/8ΔT、Ta
−7/8ΔTを設定するものであり、その選択は、CP
U56から、スイッチ手段81、82、83、84、8
5に指令を出すことにより行われる。なお、前記第2実
施形態の場合には、Ta −9/8ΔTを設定する可変抵
抗と選択スイッチ手段をもう1個追加すれば良い。
【0022】図7は、D/A変換器91を用いた場合の
回路例である。スキャナ外筒15と内筒14の間隔は加
工精度のばらつきにより変化する。このため、これらの
筒の間に挿入される粘性体17の量も変わり、同じ温度
でも、スキャナ外筒15と内筒14のずれ速度は変わ
る。したがって、粗動温度および予熱温度は、装置1台
々々調整する必要がある。また、ずれ速度は、図10に
示したような特性を示すので、予熱温度は粗動温度から
推測することができる。粗動温度は、遅ければアプロー
チに時間がかかり、速ければカンチレバーが試料に衝突
して壊れてしまう恐れがある。したがって、粗動速度
は、調整できるようにしておくのが好適であり、本具体
例では、可変抵抗器93を用いて調整できるようにす
る。
【0023】可変抵抗器93で調整された粗動温度はA
/D変換器92を介してCPU56に読込まれる。CP
U56は、この粗動温度から予熱温度を計算する。次い
で、CPU56は、該粗動温度および予熱温度から、粗
動温度Ta 、予熱温度Ta −ΔT、Ta −4/8ΔT、
Ta −6/8ΔT、Ta −7/8ΔT、(およびTa−
9/8ΔT)に相当するデジタルデータを求め、前記し
た所定のタイミングでD/A変換器91に出力する。D
/A変換器91は該デジタルデータをアナログ信号に変
換して、出力する。
【0024】前記実施形態では、スキャナ14、15の
温度を段階的に粗動温度から予熱温度まで下げるように
したが、本発明はこれに限定されず連続的に下げるよう
にしても良い。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、検出体が被測定物にアプローチを開始してか
ら、ボイスコイルモータのコイルに流れる電流が安定す
るまでの時間を、従来より大幅に、例えば1/3〜1/
5程度に短縮することができる。このため、測定者は被
測定物をステージにセットした後、該被測定物の測定を
短時間で開始できるようになり、操作性を大幅に向上さ
せることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の一実施形態の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図3】本実施形態の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図4】本発明の第2実施形態の要部の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図5】第2実施形態の動作を説明するためのタイミン
グチャートである。
【図6】温度設定部の一具体例を示す回路図である。
【図7】温度設定部の他の具体例を示す回路図である。
【図8】従来装置の温度設定部の構成を示すブロック図
である。
【図9】粗動温度から予熱温度に変えた時のスキャナの
縮み量を示す図である。
【図10】粗動温度から予熱温度に変えた時のスキャナ
のずれ速度を示す図である。
【図11】従来装置のアプローチ動作のタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
3…ボイスコイルモータ、 6…コイル、 14…スキャナ内筒、 15…スキャナ外筒、 16…ヒータ、 18…温度センサ、 30…試料、 56…CPU、 61…温度設定部、 62…温度データ変換部、 63…比較器、 64…PI制御部、 65…電流源。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Z軸方向の力を発生するボイスコイルモ
    ータと、該ボイスコイルモータによってZ軸方向に移動
    させられるスキャナ内筒と、筐体に固定されたスキャナ
    外筒と、該スキャナ内筒とスキャナ外筒との間に挿入さ
    れた粘性体と、該スキャナ外筒を加熱する手段とを備
    え、被測定物の表面に検出体を近接させて、該被測定物
    の表面の画像データを得る走査型プローブ顕微鏡におい
    て、 前記スキャナ内筒の先端に取り付けられた前記検出体を
    前記被測定物にアプローチさせる時に、前記スキャナ外
    筒およびスキャナ内筒の設定温度を多段階に制御して、
    前記粘性体の軟化温度である粗動温度から、硬化温度で
    ある予熱温度まで下げるようにしたことを特徴とする走
    査型プローブ顕微鏡。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の走査型プローブ顕微鏡
    において、 前記粗動温度と予熱温度との間で、多段階に制御するこ
    とを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の走査型プロー
    ブ顕微鏡において、 前記多段階の制御において、予熱温度に設定する前に、
    該予熱温度より低い設定温度を設けるようにすることを
    特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の走査型プローブ顕微鏡
    において、 前記予熱温度より低い温度設定が、予熱温度設定の直前
    であることを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
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