JP2001162445A - ワイヤ放電加工装置 - Google Patents

ワイヤ放電加工装置

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JP2001162445A
JP2001162445A JP35202199A JP35202199A JP2001162445A JP 2001162445 A JP2001162445 A JP 2001162445A JP 35202199 A JP35202199 A JP 35202199A JP 35202199 A JP35202199 A JP 35202199A JP 2001162445 A JP2001162445 A JP 2001162445A
Authority
JP
Japan
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voltage
wire
workpiece
output
electric discharge
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Withdrawn
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JP35202199A
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English (en)
Inventor
Yasuo Suzuki
靖夫 鈴木
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Via Mechanics Ltd
Original Assignee
Hitachi Via Mechanics Ltd
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Publication date
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕上げ加工におけるインコーナ部の加工形状
精度を向上することができ、また、加工物とワイヤの相
対的な位置決め制御に対する加工物の板厚の影響を除く
ことができるワイヤ放電加工装置を提供すること。 【解決手段】 比較器21により、加工物9とワイヤ2
との間の極間電圧と、予め定める電圧Esを比較する。
極間電圧が電圧Esよりも高い場合は、制御電圧出力回
路23を動作させ、制御電圧Vmを出力させる。そし
て、出力された制御電圧Vmを平滑回路12で平滑し、
その値に応じて加工物9とワイヤ2の相対的な位置を制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工物とワイヤと
の間の電圧を測定し、測定値に応じてワイヤと加工物を
相対的に位置決めするワイヤ放電加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のワイヤ放電加工装置の構
成図である。図で、繰出しボビン1に巻かれたワイヤ2
は、上ローラ3および下ローラ4により向きを変えら
れ、巻取ローラ5により巻き取られる。直流の電圧を出
力するパルス電源6のマイナス側の出力端子は、大地
(G)とワイヤ2に接触する給電子7に接続されてい
る。また、パルス電源6のプラス側の出力端子はXYテ
ーブル8に載置された加工物9と、抵抗10とコンデン
サ11とからなる平滑回路12の一方の端子に接続され
ている。平滑回路12の他方の端子13に出力される端
子電圧がサーボ信号としてNC(数値)制御装置14に
入力される。15は加工液を供給するためのノズルであ
る。
【0003】次に、上記従来のワイヤ放電加工装置の動
作を説明する。先ず、巻取ローラ5を回転させ、ワイヤ
2を走行させると共に、ノズル15から図中に矢印で示
す方向に加工液を供給する。次に、パルス電源6をオン
して、ワイヤ2と加工物9との間(以下、極間とい
う。)にパルス電圧を供給し、極間に発生する間欠的ア
ーク放電の放電エネルギにより、加工物9を所望の加工
形状に放電加工する。
【0004】次に、加工物8とワイヤ2の相対的な位置
決め制御について説明する。図4は、従来の仕上げ加工
時における各部の出力波形を示す図であり、(a)はパ
ルス電源6の出力電圧を、(b)は極間電圧を、(c)
は放電電流を、(d)は端子13の端子電圧を示してい
る。パルス電源6は予め定める周期でオンオフされ、図
中の期間Ti(i=1〜5。また、Tiは0.1〜0.
5μSである。)はオン、期間ti(i=1〜5)はオ
フされる。パルス電源6が期間Tiにおいて電圧E0を
出力すると、各部の出力波形は以下のようになる。
【0005】(1)放電が発生しない場合(期間T1〜
t3) 期間T1,T2,T3における極間電圧は無負荷電圧、
すなわちパルス電源6の出力電圧E0に等しく、放電電
流は0である。加工液として導電度が10μS/cm程
度の水道水を用いる場合、期間t1,t2,t3では極
間に漏れ電流が流れ、通電ケーブル等の浮遊容量に蓄え
られていた電気量が放出される。この結果、極間電圧
は、E0からE1まで徐々に低下する。また、端子電圧
は略Ed0であり、予め定める適正な電圧範囲(以下、
単に適正電圧という。)よりも高い。端子電圧が適正電
圧よりも高い場合、NC装置14は、予め定める速度
(以下、速度vという。)よりも速い速度で加工物8を
ワイヤ2に接近させる。
【0006】(2)放電が発生した場合(期間T4〜t
5) 放電が発生すると、放電電流が流れ、極間電圧はE0か
ら略Eaに低下し、端子電圧はEd1になる。Ed1が
適正電圧の場合、NC装置14は速度vで加工物8をワ
イヤ2に接近させる。そして、放電が頻繁に発生するこ
とによりEd1が適正電圧よりも低くなると、NC装置
は加工物9をワイヤ2に接近させる速度を速度vよりも
遅くする。
【0007】また、図示を省略するが、極間が短絡した
場合、NC装置14は、速度vよりも速い速度で加工物
9をワイヤ2から後退させることにより極間を広げ、短
絡が解除されてから、再び加工物8をワイヤ2に接近さ
せる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パルス電源
6の出力条件を同じにしても、加工物の板厚により極間
電圧が変動する。すなわち、例えばE0が80Vの場
合、期間t1,t2,t3における次のパルス電圧が出
力される寸前のE1値は、加工物の板厚が10mmのと
きは70V程度、板厚が60mmのときは60V程度に
なる。また、加工形状によっても極間電圧は変動する。
すなわち、インコーナ部(加工物に形成する凹部)を加
工する場合には、極間電圧は低下し、端子電圧は点線で
示す値になる。
【0009】図5は、従来技術によるインコーナ部の加
工結果を示す平面図であり、ワイヤを2点鎖線で示して
ある。極間に発生する放電の頻度が適切であっても、イ
ンコーナ部では極間電圧が低下する結果、XYテーブル
の移動速度が抑えられることが多い。放電の発生頻度が
適切であるにもかかわらず移動速度が抑えられると、加
工部に必要以上のエネルギが入力される結果、点線で示
す加工形状に対して実線で示すような食い込みが発生
し、加工形状精度が低下する。
【0010】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、仕上げ加工におけるインコーナ部の加工形
状精度を向上することができ、また、加工物とワイヤの
相対的な位置決め制御に対する加工物の板厚の影響を除
くことができるワイヤ放電加工装置を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、加工物とワイヤとの間の電圧を測定し、
測定値に応じて前記ワイヤと前記加工物を相対的に位置
決めするワイヤ放電加工装置において、前記測定値と予
め定める判定値とを比較し、前記測定値が前記判定値以
上の場合は、予め定める値の制御電圧を出力する制御電
圧出力回路を設け、前記制御電圧に応じて前記ワイヤと
前記加工物を相対的に位置決めすることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。図1は、本発明に係るワイヤ放電
加工装置の構成図であり、図3と同じものまたは同一機
能のものは同一符号を付して説明を省略する。比較器2
0のプラス側の入力端子は加工物9に、マイナス側の入
力端子は給電子7に接続され、出力端子は比較器21の
プラス側の入力端子に接続されている。比較器21のマ
イナス側の入力端子には可変抵抗器22から電圧Esが
入力される。電圧Esの値は、極間電圧Eaの最大値よ
りも高く、極間電圧E1の最小値よりも低い値に設定さ
れている。比較器21の出力端子は制御電圧出力回路2
3の入力端子に接続されている。制御電圧出力回路23
の出力端子は平滑回路12に接続されている。
【0013】次に、本実施の形態の動作を説明する。
【0014】図2は、本発明に係る仕上げ加工時におけ
る各部の出力波形を示す図であり、(a)はパルス電源
6の出力電圧を、(b)は極間電圧を、(c)は比較器
21の出力信号を、(d)は制御電圧出力回路23の出
力電圧を、(e)は端子電圧を示している。パルス電源
6は従来と同様に、図中の期間Ti(i=1〜5)はオ
ン、期間ti(i=1〜5)はオフされる。そして、各
部の出力波形は以下のようになる。
【0015】(1)放電が発生しない場合(期間T1〜
t3) 期間T1,T2,T3における極間電圧は無負荷電圧、
すなわちパルス電源6の出力電圧E0に等しい。期間t
1,t2,t3では加工液を介して極間に漏れ電流が流
れ、極間電圧は、E0からE1まで徐々に低下する。E
1はEsより高いから、比較器21から信号が出力さ
れ、制御電圧出力回路23は平滑回路12に対して電圧
Vmを出力する。この場合の端子電圧は略Ed01であ
り、適正電圧よりも高い。そこで、NC装置14は、速
度vよりも速い速度で加工物8をワイヤ2に接近させ
る。
【0016】(2)放電が発生した場合(期間T4〜t
5) 放電が発生すると、極間電圧はE0から略Eaに低下す
る。極間電圧がEs以下になると、比較器21からは信
号が出力されず、制御電圧出力回路23は電圧を出力し
ない。この結果、端子電圧はEd11になる。端子電圧
Ed11が適正電圧である場合、NC装置14は速度v
で加工物8をワイヤ2に接近させる。また、端子電圧E
d11が適正電圧よりも低くい場合、NC装置は加工物
9をワイヤ2に接近させる速度を速度vよりも遅くす
る。
【0017】なお、上記ではパルス電源6が直流電源で
ある場合について説明したが、極間電圧を整流すること
により、本発明を交流のパルス電源に対しても適用する
ことができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
加工物とワイヤとの間の電圧を測定し、測定値に応じて
前記ワイヤと前記加工物を相対的に位置決めするワイヤ
放電加工装置において、極間電圧を放電が発生したかど
うかで2値化し、2値化した結果により予め定める電圧
を出力し、出力された電圧を平滑して極間電圧に対応さ
せるから、加工形状や加工物の板厚が極間電圧に与える
影響を除去でき、加工形状精度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイヤ放電加工装置の構成図であ
る。
【図2】本発明に係る仕上げ加工時における各部の出力
波形を示す図である。
【図3】従来のワイヤ放電加工装置の構成図である。
【図4】従来の仕上げ加工時における各部の出力波形を
示す図である。
【図5】従来技術によるインコーナ部の加工結果を示す
平面図である。
【符号の説明】
2 ワイヤ 9 加工物 12 平滑回路 21 比較器 23 制御電圧出力回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月27日(2000.1.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工物とワイヤとの間の電圧を測定し、
    測定値に応じて前記ワイヤと前記加工物を相対的に位置
    決めするワイヤ放電加工装置において、前記測定値と予
    め定める判定値とを比較し、前記測定値が前記判定値以
    上の場合は、予め定める値の制御電圧を出力する制御電
    圧出力回路を設け、前記制御電圧に応じて前記ワイヤと
    前記加工物を相対的に位置決めすることを特徴とするワ
    イヤ放電加工装置。
JP35202199A 1999-12-10 1999-12-10 ワイヤ放電加工装置 Withdrawn JP2001162445A (ja)

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Effective date: 20070306