JP2626666B2 - 放電加工方法 - Google Patents

放電加工方法

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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、型彫放電加工、ワイヤカット放電加工のよ
うに相対向する電極と被加工体間の加工間隙に休止時間
をおいて繰返し加工用パルスを供給して放電パルスを繰
返し発生させると共に、両者間に相対的な加工送りを与
えて加工を行なう放電加工方法の改良に関する。
〔従来技術〕
従来第1図に示すように、電極1と被加工体2の対向
する加工間隙に電源3、スイッチ4、及びパルス発生回
路5より成る加工用電源装置を設け、且つ前記加工間隙
に検出用の電源6を設け、これにより加工間隙の状態を
検出制御回路7によって検出し、間隙状態が一定条件に
あるとき前記パルス発生回路5を駆動制御する装置が提
案されている。これによれば、検出電源6により加工間
隙に検査用電圧を加え、制御回路により間隙の通電状態
を検出して加工用パルスの供給を制御することができ
る。又検出制御回路で加工間隙の短絡等の異常が検出さ
れたときは加工パルスの供給を停止する等の制御を迅速
にすることができる。
〔問題点〕
前記検出電源からは定常直流に限らずパルス電圧を加
える場合もある。電圧によって放電回路のケーブル等に
存在するストレイキャパシタンスに相当する充電が行な
われ、この充電により放電が起り、加工面を電蝕させて
傷付けたりピンホールを発生したりする。又一旦アーク
放電、集中放電が発生すると、これを防止することがで
きないし、ワイヤカット放電加工装置の場合には断線を
起し易い。又直流電圧のアナログ的検出では加工間隙の
状態が正確には判別し難いといった欠点があった。
このような欠点に対処するために、加工間隙の通電状
態を検出する検出用電源として例えば第2図のように高
周波電源を設けることが考えられる。第2図に於て、8
は高周波電源で、LC共振回路10を通して電極1、被加工
体2の加工間隙に高周波を供給し加工間隙の状態を検出
する。9は高周波電源8のオン・オフスイッチで交流ス
イッチが用いられ、パルス発生回路5の位相反転パルス
によってスイッチング制御される。11は加工間隙に供給
される高周波を検出するLC共振回路で、共振コンデンサ
からの検出信号を判別制御回路12に供給し、該制御回路
12は検出信号の判別によって設定範囲にあるときはパル
ス発生回路5に信号を加えて加工パルスの発生供給を駆
動制御する。
電極1、被加工体2間の加工間隙にスイッチ4オフに
より前の放電が終えると同時に若しくは微小遅延時間を
置いてパルス発生回路5から信号が加わりスイッチ9が
オンして高周波電源8より加工間隙に高周波を加える。
これにより検出用の共振回路11は加工間隙の高周波に共
振し加工間隙の状態変化に対応して共振状態を変化す
る。加工間隙は絶縁回復状態にあるとき、励起された状
態にあるとき等、その状態により高周波インピーダンス
が変化し、これにより共振周波数が変化して検出出力が
鋭く変化するから、共振回路11のコンデンサ端子の信号
を検出し制御回路12で検出信号を論理判別することによ
って、加工間隙の通電状態(絶縁状態)を正確に検出し
判別することができ、又、直流電圧を加えて間隙状態を
検出する場合のようにストレイキャパシタンスの充電に
基づく放電によって電蝕を起し加工面を傷付けたりピン
ポールを生じさせたりすることなく間隙状態を検出する
ことができる。制御回路12には予め判定基準を入力して
おき、検出信号を高速のマイクロ処理によりこれと比較
すること等エキスパートシステムにより間隙状態を高速
判定処理をする。これにより加工間隙に高周波電圧を加
えて励起した状態、放電前駆現象等を検出し基準判別値
に合致したとき制御信号を出力しパルス発生回路を駆動
制御しスイッチ4をオンして加工間隙に加工用パルスの
供給制御をして安定した正常放電を行なわせ、この高周
波による加工間隙の状態検出と検出に基づく加工用パル
スの制御を繰返すことにより放電を繰返して発生し安定
した高速度の放電加工を行なうことができる。
尚、共振回路11からの信号検出は共振コイルから検出
してもよい。
又共振回路のL、Cに抵抗を並列接続して設け、イン
ダクタンス若しくはキャパシタンス分の変化と抵抗分の
変化を検出して両信号による判別を行なうことができ、
高精密の検出ができる。
このように加工間隙の通電状態検出用の電源として高
周波電源を用いれば、加工面を傷付けることなく加工間
隙の通電状態を検出し、又、加工用パルスの供給を間隙
状態に応じて適確に制御して加工することができるが、
時間的に変化する間隙状態を的確に検出する上で未だ十
分とは言えない。
このような問題点に鑑み、本発明は、加工用パルスの
休止時間中に加工間隙に高周波を供給して間隙の通電状
態を検出し、検出信号に応じて加工用パルスの供給を制
御して加工を行なう放電加工に於て、加工間隙の時間的
な変化状態を的確に検出して加工用パルスの供給を適確
に制御し得るようにすることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本発明の放電加工方法は、
加工間隙を介して対向する電極と被加工体間に接続され
る加工用電源と該加工用電源をオン・オフするスイッチ
と該スイッチを開閉制御するパルスを発生して加工用パ
ルスを休止時間をおいて繰返し加工間隙に供給するパル
ス発生回路とから成る加工用電源装置と、加工間隙に通
電状態検出のための高周波を供給する検出用高周波電源
と、該検出用高周波電源から加工間隙に供給される高周
波を検出する検出回路とを設け、前記高周波を前記休止
時間中に間歇的に供給し、前記検出回路の検出信号によ
り加工間隙の通電状態を判別し、該判別結果に応じて前
記パルス発生回路の作動を制御して加工用パルスの加工
間隙への供給を制御しながら加工することを特徴とす
る。
〔実施例〕
以下、図面に基づき本発明の実施例を説明する。
第3図は本発明の一実施例を示す回路図であり、第1
図、第2図と同符号は同一構成部分を示す。
13はパルス信号を発振してスイッチ9をオン・オフス
イッチングする独立発振器であり、該発振器13から加工
用パルスの休止時間に比して十分に短い周期でパルス信
号が発振されて、高周波電源8による高周波の加工間隙
への供給が該休止時間中に間歇的に行なわれる。そし
て、この間歇的な高周波の供給によって時間的に変化す
る加工間隙の状態がエキスパートシステムの判別制御回
路12によって高速正確に検出することができ、加工間隙
の変化状態によって加工用パルスの予測制御をすること
ができ、加工用パルスの発生、中断、休止時間の延長等
の制御をすること又、第3図の実施例によれば、このよ
うに加工用パルスの供給を最適に予測制御することがで
きると共に、間歇的な高周波の供給が加工用パルスの休
止時間だけでなく加工用パルス印加中も行なわれるか
ら、この高周波印加による放電誘発作用によって放電パ
ルスを安定して繰返し発生させて能率良く加工を行なう
ことができる。
尚、加工間隙に供給する高周波はHF電圧を一定にして
供給する以外に第6図に示すようにHF電圧を一定の割合
で変化させて供給することができ、これによりS/Nを向
上した検出測定をすることができる。
電極1には、ワイヤカットをする場合は、線径0.05〜
0.3mmφ程度のワイヤ電極を用いる。検出用の高周波電
源には通常の加工用パルスの繰返周波数より充分高い通
常1MHz以上の高周波電源を用いる。例えば0.05mmφのMo
ワイヤ電極を用いてワイヤカットするとき、10MHz、PP3
0Vの高周波電源を共振回路を経て加工間隙に供給し、共
振回路により約150mA程度の高周波検出により間隙の状
態を判別し加工用パルスの供給を制御するようにしたと
き、断線等が全くなく安定加工することができた。尚、
前記高周波は2μs時間幅のオンし、2μs時間幅のオ
フするスイッチング制御した。
第4図は、加工間隙に加える高周波電源に周波数の異
なる2組の電源14,15を設けた本発明の他の実施例を示
す回路図であり、図示していないが、第3図の実施例と
同様に各高周波電源14及び15の高周波出力をオン・オフ
する交流スイッチ9及び該交流スイッチ9のスイッチン
グ動作を制御する独立発振器13が設けられて、加工間隙
に高周波が間歇的に供給される。高周波電源14は例えば
3MHzで共振回路16を経て加工間隙に供給し、他方の高周
波電源15は例えば15MHzで共振回路17を経て加工間隙に
結合する。18及び19は各共振回路の電流を検出するため
に設けられたロゴスキコイルで検出信号をAI若しくはエ
キスパートシステムの制御回路20に加えて判別処理す
る。2つの検出コイル18,19の検出信号の位相及び大き
さ等の判別により加工間隙の変化傾向、変化方向を一層
的確に検出し測定することができ、制御回路20の信号に
より加工用パルス電源を制御し加工用パルスを最適に応
答制御することができる。又、2種類の高周波を加工間
隙に供給することにより、放電を誘発させて加工能率を
高める作用が向上する。
第5図は2つのRC共振回路21,22と中間タップ抵抗23
によりブリッジを形成し、ブリッジの両端に2組の高周
波電源14,15を接続し、ブリッジに接続された加工間隙
から信号検出するようにした本発明の他の実施例を示す
回路図であり、図示していないが、この第5図の実施例
に於ても、第3図の実施例と同様に各高周波電源14及び
15の高周波出力をオン・オフする交流スイッチ9及び該
交流スイッチ9のスイッチング動作を制御する独立発振
器13が設けられて、加工間隙に高周波が間歇的に供給さ
れる。2組の高周波電源は一方が1〜15MHz、他方が3
〜30MHz程度の異なる周波数に設定するが、勿論高周波
電源は1組とすることができる。
尚高周波の検出には高周波電圧、高周波電流を単独に
検出する以外に両信号を同時に検出して比較判別するこ
とによって正確な間隙状態を判別することができる。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明によれば、加工用パルス休止時間
中に加工間隙に高周波を間歇的に供給して加工間隙の通
電状態を検出し判別するようにしたから、直流電圧を加
えて間隙状態を検出する従来技術のようにストレイキャ
パシタンスの充電に基づく放電によって電蝕を起こし加
工面を傷付けたりピンポールを生じさせたりすることな
く間隙状態を検出することができ、又、時間的に変化す
る加工間隙の通電状態の変更傾向を的確に検出して加工
用パルスの供給を適確に予測制御することができるた
め、安定した精度の良い加工を能率良く行なうことがで
きる。
又、周波数の異なる2種類以上の高周波を供給するこ
とにより、加工間隙の通電状態の時間的な変化傾向、変
化方向を一層的確に検出して加工用パルスの供給を適確
に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は従来の放電加工方法を示す回路図、第
3図は本発明の一実施例を示す回路図、第4図と第5図
は本発明の他の実施例を示す回路図、第6図は間歇的に
供給される高周波の一例を示す電圧波形図である。 1……電極 2……被加工体 3……電源 4……スイッチ 5……パルス発生回路 8……高周波電源 9……スイッチ 10,11……共振回路 12……制御回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加工間隙を介して対向する電極と被加工体
    間に接続される加工用電源と該加工用電源をオン・オフ
    するスイッチと該スイッチを開閉制御するパルスを発生
    して加工用パルスを休止時間をおいて繰返し加工間隙に
    供給するパルス発生回路とから成る加工用電源装置と、
    加工間隙に通電状態検出のための高周波を供給する検出
    用高周波電源と、該検出用高周波電源から加工間隙に供
    給される高周波を検出する検出回路とを設け、前記高周
    波を前記休止時間中に間歇的に供給し、前記検出回路の
    検出信号により加工間隙の通電状態を判別し、該判別結
    果に応じて前記パルス発生回路の作動を制御して加工用
    パルスの加工間隙への供給を制御しながら加工すること
    を特徴とする放電加工方法。
  2. 【請求項2】検出用高周波電源が、周波数の異なる2種
    類以上の高周波電源から構成される特許請求の範囲第1
    項に記載の放電加工方法。
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