JP2001161606A - 循環式電気掃除機 - Google Patents

循環式電気掃除機

Info

Publication number
JP2001161606A
JP2001161606A JP35027699A JP35027699A JP2001161606A JP 2001161606 A JP2001161606 A JP 2001161606A JP 35027699 A JP35027699 A JP 35027699A JP 35027699 A JP35027699 A JP 35027699A JP 2001161606 A JP2001161606 A JP 2001161606A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
suction
dust
exhaust air
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35027699A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Nagashima
俊彦 長島
Hiroshi Yokoyama
広 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP35027699A priority Critical patent/JP2001161606A/ja
Publication of JP2001161606A publication Critical patent/JP2001161606A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nozzles For Electric Vacuum Cleaners (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、還流路内の排気風の集塵室への
流入を防止して吸込性能の低下を防止した循環式電気掃
除機を提供することにある。 【解決手段】 左右方向に分割された分割ケース11か
ら構成された本体ケース10内に、集塵袋(集塵装置)
40が収納された集塵室13、この集塵室13の下流に
設けられ電動送風機50が収容された送風機室14、前
記集塵室13に連通した吸込口34、前記電動送風機5
0の排気風を排出する排出口35、この排出口35に電
動送風機50からの排気風を導く還流路Kを有する循環
式電気掃除機において、前記本体ケース10内に形成さ
れる還流路Kを使用時に上側となる集塵室13の上壁1
2d(周壁)と本体ケース10の内壁との間に形成し、
電動送風機50の熱および重量によって上壁12dの接
合面が離れることを防止して還流路Kから集塵室への排
気風の流入を防止いて吸込性能の低下を防止した循環式
電気掃除機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、掃除機本体内に
設けられた電動送風機の吸引作用によって、吸込口体か
ら吸込気流とともに吸込んだ塵埃を集塵装置によって除
去した後、電動送風機から排気される排気風を吸込口体
に還流させて被掃除面に吹付けて、塵埃を吹出しこの塵
埃を吹出された排気風とともに吸込むことによって掃除
をする循環式電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、掃除機本体内に設けられた電動送
風機の吸引作用によって、吸込口体から吸込気流ととも
に吸込んだ塵埃を集塵装置によって除去した後、電動送
風機から排気される排気風を吸込口体に還流させて被掃
除面に吹付けて、塵埃を吹出しこの塵埃を吹出された排
気風とともに吸込むことによって掃除をする循環式電気
掃除機は広く知られている。
【0003】そして、この種の従来の循環式電気掃除機
は、掃除機本体の本体ケースを、合成樹脂によって形成
されるとともに組立時における作業性がよいことなどの
点から、使用時における上下方向の中心を分割面として
左右に分割した分割ケースをネジによって結合して形成
する方法が多く採用されている。
【0004】また、この種の従来の循環式電気掃除機は
上記のように分割ケースによって本体ケースを形成する
とともに、送風機室に収納して設けられた電動送風機か
らの排気風を還流させる還流路は、前記送風機室に隣接
してその上流側に形成され集塵装置を配設する集塵室の
下側の室壁と本体ケースの壁面とによって形成する構成
となっている。なお、循環式電気掃除機においては、電
動送風機からの排気風を還流させる還流路を集塵室と送
風機室と区画して、集塵室と送風機室の下側に形成する
ものであることから、上述のように本体ケースを左右方
向に分割することによりその形成が容易となるものであ
る。
【0005】そして、掃除中に電動送風機が駆動される
とこの電動送風機から発生する熱は本体ケースを構成す
る左右の分割ケースに伝達され、両分割ケースが熱によ
り膨張などにより変形を生じ、また、同時に電動送風機
の重量は両分割ケースに加わっていため、長期に亘って
使用されると両分割ケースは横方向に広げられ両分割ケ
ースによって形成されている集塵室の室壁の下側の合わ
せ目である接合縁の接合面の接合関係が不完全となり、
場合によっては間隙が生じてしまう場合が発生する。
【0006】このように集塵室の室壁の下側の接合縁の
接合面の接合関係が不完全になり間隙が生じると、その
間隙がたとえ微小であっても集塵室の圧力は大気圧より
も低くなっており、一方還流路の圧力は排気風によって
大気圧よりも大きくなっているため、集塵室内と還流路
内の圧力差は大きいため還流路内の排気風が集塵室内に
流入することになる。その結果、吸込性能が低下し吸込
口体からの吸引力が低下するという問題が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように分割ケー
スによって本体ケースを形成する構成とした従来の循環
式電気掃除機においては、送風機室に収納した電動送風
機からの排気風を還流させる還流路は、前記送風機室に
隣接してその上流側に形成され集塵装置を配設する集塵
室の下側の室壁と本体ケースの壁面とによって形成する
構成となっているため、掃除中に電動送風機から発生す
る熱および電動送風機の重量の作用によって両分割ケー
スは横方向に広げられ集塵室の室壁の下側の接合面の接
合関係が不完全となり場合によっては間隙が生じ、その
結果、還流路内の排気風が集塵室内に流入し、吸込性能
が低下して吸込口体からの吸引力が低下してしまうとい
うという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、請求項1の発明は、左右方向に分
割された分割ケースから構成された本体ケース内に、集
塵装置が配設された集塵室、この集塵室の下流に設けら
れ電動送風機が収容された送風機室、前記集塵室に連通
した吸込口、前記電動送風機の排気風を排出する排出
口、この排出口に前記電動送風機からの排気風を導く還
流路が設けられた掃除機本体と、吸込開口に連通する吸
込室およびこの吸込室の近傍に設けられた吹出口を有
し、前記掃除機本体に直接または連通管を介して接続さ
れる吸込口体とからなり、電動送風機の吸引作用によっ
て、前記吸込口体の吸込開口から吸込気流ととも吸込ん
だ塵埃を、集塵装置によって除去した後電動送風機から
排気される排気風を前記還流路、排出口を介して吸込口
体に還流させて吹出口から吹出させて被掃除面から塵埃
を吹出させるとともに、この塵埃を前記吹出口から吹出
された排気風とともに吸引する循環式電気掃除機におい
て、前記本体ケース内に形成される還流路を使用時に上
側となる前記集塵室の周壁と本体ケースの内壁との間に
形成した循環式電気掃除機としたものである。このよう
に請求項1の発明は、左右方向に分割した分割ケースに
よって形成され、内部に集塵室およびこの集塵室の下流
側に送風機室を形成した本体ケース内に形成され、排気
風を還流させる還流路を使用時に上側となる集塵室の周
壁と本体ケースの内壁との間に形成した循環式電気掃除
機としたものであることから、掃除中に電動送風機から
発生する熱を受けるものの、電動送風機の重量は両分割
ケースの集塵室の室壁の上側の接合面の接合関係を不完
全つまり広げるようには作用しないため、前記接合面に
間隙が生じることを防止できることとから、還流路内の
排気風が集塵室内に流入することによって生じる吸込性
能の低下を防止でき、したがって、吸込口体からの吸引
力は低下を防止できるという作用を有するものである。
【0009】また、本体ケースは左右方向に分割するも
のであることから、還流路の形成は容易にできるととも
に組立作業も容易となるものである。また、請求項2の
発明は、請求項1の発明において、集塵装置を出し入れ
する集塵室の開口を集塵室の使用時に下側または横側と
なる本体ケースの領域に形成した循環式電気掃除機とし
たものである。このように請求項2の発明は、請求項1
の発明において、集塵装置を出し入れする集塵室の開口
を集塵室の使用時に下側または横側となる本体ケースの
領域に形成した循環式電気掃除機としたことから、請求
項1の発明の作用に加えて、還流路を集塵装置出し入れ
用の開口と干渉させることなく集塵室の上部に形成でき
るという作用を有するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明のいわゆるステ
ック型と呼ばれている循環式電気掃除機に適用した場合
の実施の形態を図1ないし図6に基いて説明する。図1
はステック型の循環式電気掃除機(以下単に掃除機とい
う)Aの側面図である、この掃除機Aは、掃除機本体
1、この掃除機本体1に接続された連通管としての延長
管2、この延長管2の先端部に接続される吸込口体とし
ての床ブラシ3とから構成されている。
【0011】そして、前記掃除機本体1は、図2および
図3に示すように使用時における上下方向の中心を分割
面として左右に分割される分割ケース11、11とから
構成される本体ケース10、この本体ケース10内に形
成された後述する集塵室13、送風機室14およびバッ
テリ収納室15にそれぞれ設けられる集塵装置としての
集塵袋40、電動送風機50およびバッテリーBなどか
ら構成されている。
【0012】なお、以降の説明においては、延長管2側
を前部または前側といい、この前部と反対側を後部また
は後側ということとする。また、「左右」とは、使用時
において上側となる掃除機本体1を上方から見た状態を
指すものである。
【0013】前記本体ケース10を構成する分割ケース
11、11左右対称の形成され、これら両分割ケース1
1は、それぞれ接合する側を開口するとともにこの開口
縁を接合縁11aとし、これら両接合縁11aを互いに
接合して両者を図示しない結合ネジによって締結するこ
とによって、本体ケース10は形成される。また、前記
両分割ケース11内には、両者を結合した際に互いの先
端部が気密的に接合する前壁12b、中間壁12c、上
壁12d、後壁12eが形成されており、前記前壁12
b、中間壁12c、上壁12dおよび両分割ケース11
によって区画して集塵室13が形成されており、また、
中間壁12c、後壁12e、上壁12dおよび両分割ケ
ース11によって区画されて送風機室14が前記集塵室
13の下流側に形成されており、また、区後壁12eと
両分割ケース11とによって送風機室14の後部にバッ
テリー室15がそれぞれ形成されている。なお、前壁1
2b、中間壁12cおよび上壁12dは集塵室13の周
壁を形成するものである。
【0014】また、前壁12bよりも前方に位置する両
分割ケース11の前面壁11aにはそれぞれ半円形状の
切欠が形成されており、両分割ケース11が結合された
とき前記両切欠によって開口11bが形成されるように
なっている。また、前記両分割ケース11には前記開口
11bの近傍に、両分割ケース11を結合したとき嵌合
壁11cを形成する円弧状壁が形成されている。
【0015】また、前記両前壁12bにはそれぞれ両分
割ケース11を結合したとき嵌合孔12fを形成する半
円形状の切欠が形成されており、そして、前記嵌合孔1
2fにはパッキング20が取り付けられており、このパ
ッキング20に一端側を気密的に嵌合し、他端側を前記
嵌合壁11cに気密的に嵌合して嵌合筒30が取り付け
られている。なお、前記パッキング20には、貫通孔2
1が形成されており、この貫通孔21の周縁部には集塵
室13側を凸状とした環状リップ22が形成されてお
り、また、この環状リップ22には、円盤状からなり中
心から放射状に複数の切り込みを入れることによって、
常時は閉じており吸込気流が流れると開く複数の弁片か
らなる開閉弁23が形成されている。
【0016】この嵌合筒30は前記パッキング20側を
径小の筒部31に形成され、先端側つまり嵌合壁11c
側を径大の筒部32に形成されており、そして、径大な
筒部32と径小の筒部31とは段部33によって一体に
連結されている。そして、前記径小の筒部31の内部は
吸込口34を形成しており、また、前記段部33には周
方向に沿って複数の排出口35が形成されている。
【0017】また、前記前壁12bの後側近傍には係止
リブ12gが形成され、この係止リブ12gと対向する
側つまり下側には回動可能な係止片18が図示しない付
勢ばねによって、その先端部に設けた係止爪18aが常
時後述する集塵装置としての集塵袋40の口枠41を係
止するように付勢して取り付けられている。
【0018】また、前記送風機室14の上部側を区画し
ている前記上壁12dには開口12hが形成されてお
り、また、前記送風機室14および集塵室13の上部側
を区画している上壁12dおよび前記嵌合筒30の外周
壁と前記両分割ケース11の内壁とによって排気風を還
流させる還流路Kが形成されている。つまり、この還流
路Kは、前記送風機室14および集塵室13の上側つま
り掃除機を使用する際に上側となる位置に形成されてい
るものである。また、図2に示すように還流路Kは前記
排出口35に連通しているものである。
【0019】また、前記集塵室13の下側つまり前記還
流路Kが形成されている側と反対側には、集塵室13の
開口13bが形成されており、この開口13bはパッキ
ング17bを介して常時は気密的に開閉蓋17によって
閉蓋されるようになっている。なお、前記開口13bを
介して前記集塵装置としての集塵袋40が集塵室13内
に装着あるいは取り出すことができるようになってい
る。
【0020】そして、前記集塵袋40は開口41bを有
する前記口枠41と、この口枠41に取り付けられた紙
袋42とから構成されており、この集塵袋40は前記口
枠41の上側縁部を前記係止リブ12gに係止させると
ともに、下側を前記係止爪18aに係止されて集塵室1
3内に配設されるようになっている。また、集塵室13
内に配設された状態では、口枠41の開口41bは前記
嵌合筒30の径小の筒部31の吸込口34と対向してお
り、また、前記口枠41は、前記環状リップ22に圧接
している。
【0021】また、集塵室13内に配設された状態で
は、前記開閉弁23によって集塵袋40つまり紙袋42
内の塵埃が口枠41の開口41bから外部つまり吸込口
34内にこぼれることが防止されるようになっている。
【0022】また、前記中間壁12cには開口12mが
形成されており、この開口12mには、複数のスリット
状の通気孔19bが形成された隔壁19が設けられてお
り、この隔壁19の前側つまり集塵室13側には通気性
を有するウレタンフォームなどからなるフィルター45
が設けられている。
【0023】つぎに、前記送風機室14内に収納される
電動送風機50について説明する。この電動送風機50
は、電動機51、この電動機51の回転軸(不図示)に
取り付けられた図示しない遠心ファンおよび固定ファン
(整流板)、これら遠心ファンおよび固定ファンを覆う
とともに前記通気孔19bが形成された領域に対向する
吸引開口(不図示)が形成されたファンカバー52から
なるファン部53とから構成されている。そして、この
電動送風機50は、前側を前記ファンカバー52に嵌着
した緩衝体54によって気密的に支持され、また、後側
を電動機カバー55に形成した凸部55bを緩衝体56
を介して後壁12eに形成した凹部12nに嵌合支持さ
れて送風機室14内に収納されているものである。
【0024】そして、前記電動機カバー55は図2に示
すように前側を開口55aした有底筒状に形成されてお
り、また、周壁の上側の前記上壁12dに形成した開口
12hと対応する部位には流出口56bが形成された環
状壁56が形成されている。この環状壁56の外周をパ
ッキング57によって気密状態として流出口56bと開
口12hとは連通するようになっている。また、電動機
カバー55の前記開口55aは前記緩衝体54の外周に
気密的嵌合している。
【0025】つまり、電動送風機50は電動機カバー5
5によって気密的に包囲されており、ファン部53で吸
引された吸込気流はすべて電動機カバー55内に排気風
として流れ込み、そして、前記流出口56bおよび開口
12hを介して前記還流路K内に排出され、この還流路
Kを経て前記排出口54から延長管2内に排出される。
【0026】つぎに、前記バッテリー室15内には、複
数のバッテリーBが保持ケース15aに保持されて収納
されており、後述する開閉スイッチ4が閉成操作される
と前記バッテリーBから前記電動機51に駆動電流が供
給され、電動送風機50が駆動されるようになってい
る。また、前記バッテリーBは図示しない充電端子を介
して充電できるようになっている。
【0027】また、前記両分割ケース11の後端部に
は、両分割ケース11を結合することにより形成される
ハンドル16が形成されており、このハンドル16の近
傍に前記開閉スイッチ4が設けられているものである。
【0028】なお、本体ケース10の前側上部には係止
爪38aを有するクランプ38が設けられている。
【0029】つぎに、掃除機本体1に接続される延長管
2について説明する。この延長管2は、図2に示すよう
に内管61と外管65とから構成されており、この内管
61と外管65とは図4に示すように軸方向に沿って内
管61に沿って形成されたリブ62によって同心円状に
配置されている。そして、内管61の後端部は前記外管
65よりも所定寸法軸方向に延出するように設定されて
おり、この延出した部分は前記嵌合筒30の径小の筒部
31に挿入されて嵌合するようになっている。
【0030】また、外管65の後端部には環状溝66の
収納されてパッキング66aが取り付けられており、ま
た、前記環状溝66の先端部側近傍には鍔67が形成さ
れており、この鍔67は前記外管65の後端部を前記嵌
合筒30の径大の筒部32に挿入して嵌合したときに、
前記両分割ケース11の前面壁11aに当接してそれ以
上の挿入を阻止するようになっている。つまり、延長管
2の後端部をすなわち内管61および外管65の後端部
を径小の筒部31および径大の筒部62に挿入していく
と前記鍔67が前記前面壁11aに当接する。
【0031】そして、このとき内管61および外管65
は正常に嵌合した状態となっており、この状態では、内
管61は前記パッキング20の貫通孔21に対向つまり
連通しており、また、外管65は段部33に形成した排
出口34に対向つまり連通した状態となっている。ま
た、この時外管65の前記パッキング66が取り付けら
れている近傍に形成された係合凹部65aに、前記クラ
ンプ38の係止爪38aが係合して抜止されるようにな
っている。
【0032】また、延長管2の他端側つまり内管61の
他端側の端部は嵌合部63を形成するように径大に形成
されており、また、外管65の端部は内管61の端面よ
りも所定量延出して形成されており、この延出した部分
の内周面は同様に嵌合部68となっている。
【0033】なお、前記内管61の内部は吸込風路Sを
構成しており、また、外管65の内部つまり外管65の
内周面と内管61の外周面との間の空間は排気風路Hを
構成しているものである。
【0034】つぎに、前記延長管2に接続される床ブラ
シ3について説明する。この床ブラシ3は、図5、図6
に示すように、接続管70、この接続管70が回動可能
に接続されている本体部80、この本体部80内に配設
された回転清掃体90などから構成されている。
【0035】そして、前記接続管70は、前記延長管2
の外管65の嵌合部68に挿脱可能に差込接続される径
大な外管71と、この外管71の内側に一体かつ同心状
に形成されるとともに延長管2の内管61の嵌合部63
に挿脱可能に差込接続される径小な内管72と、両外管
71、内管72の軸方向と直交させて両側に突出させて
形成した枢軸管部73(図6参照)とから構成されてい
る。この枢軸間部73は円筒状に形成され内部を流路と
するとともに先端部には周方向に連続するフランジ73
aを一体に形成することによって嵌合溝73bが形成さ
れている。
【0036】また、前記外管71の一端は開放されてい
るとともに、他端は排気風路を形成している流路74を
介して前記枢軸管部73の連通路73cに連通するよう
になっている。また、前記外管71の外周面には合成ゴ
ムなどから形成された環状シール部材75が取り付けら
れており、また、図5および図6に示すようにフランジ
部71aが形成されており、このフランジ部71aが前
記外管65の先端部に当接するまで外管71は嵌合部6
8内に挿入される。
【0037】この挿入状態においては内管72は前記内
管61の嵌合部63に挿入されるとともに、外管71の
外周面と前記延長管2の外管65の嵌合部78の内周面
とは前記環状シール部材75によって気密状態に維持さ
れ、また、外管71と内管72との間に形成された前記
流路74は外管65内つまり排気風路Hに連通するよう
になっている。また、前記外管71には図2に示すよう
にクランプ69の係合爪69aが係脱する前記係合凹部
71bが形成されており、この係合凹部71bに前記係
合爪69aが係合することによって接続管70つまり床
ブラシ3は延長管2に抜止されて接続されるものであ
る。
【0038】また、外管71よりも長い内管72の軸方
向両端はいずれも開放され、この内管72は前記延長管
2の内管61の嵌合部63に挿入され、この内管72の
管内を通して塵埃を含んだ吸込気流は集塵袋40内に流
入するようになっている。なお、内管72の内部は吸込
風路を形成しているものである。
【0039】また、前記本体部80は、上部ケース8
1、この上部ケース81にネジによって結合される下部
ケース82および上部ケース81と下部ケース82との
間に挟み込まれる中ケース83から構成されている。
【0040】そして、前記上部ケース81と下部ケース
82には互いに対向して、前記嵌合溝73bに摺動可能
に嵌合する半円形状の軸受部84(図6には下部ケース
82側のみ図示)が形成され、両ケース81、82を結
合した際には、これら軸受部84が嵌合溝73bに摺動
可能に嵌合して前記接続管70に形成した両枢軸管部7
3を回動可能に軸支するようになっている。
【0041】また、本体部80内には、上部ケース81
と中ケース83とによって区画され中ケース83の上側
には前記外管71の流路74、枢軸管部73の連通路7
3cと連通する排気風路を形成している吹出し室90が
形成され、中ケース83の下側に吸込室91が形成され
ている。また、前記中ケース83の前側には吸込室91
に向けて(後述する吸込開口92の近傍位置)形成され
た吹出口94が形成されている。
【0042】また、前記吸込室91内には、回転軸10
1とこの回転軸101に形成したブレード102、ブラ
シ毛103とから構成された回転清掃体100が前記回
転軸101の両端部に設けた軸(不図示)を本体部80
の両側壁に設けた図示しない軸受に回動可能に軸支され
て配設されている。また、吸込室91は下部ケース82
の下面に設けた吸込開口92に連通しており、また、吸
込室91は前記接続管70の内管72に連通している。
また、下部ケース82の下側の前記吸込開口92の後側
近傍には、下面よりも先端部を突出させてブラシ105
が設けられている。
【0043】そして、前記吹出し室90に流入した排気
風は実線の矢印で示すように前記吹出口94から吸込室
91に吹出され、この吹出された排気風は前記回転清掃
体100のブレード102に吹き付けられ、このことに
よって回転清掃体100は矢印F方向に回転しブレード
102、ブラシ毛103の先端部によって被掃除面に存
在する塵埃を掻き揚げられ、また、前記吹出口94から
吹出され被掃除面に吹付けられる吹き上げられる。
【0044】この掻き揚げられ、また、吹出された塵埃
は吸込室91に吹出された排気風とともに点線の矢印で
示すように前記内管72、延長管2の内管61を経て集
塵室13の集塵袋40の紙袋42内に吸込気流として吸
込まれ、塵埃は紙袋42に捕捉され、塵埃が除去された
吸込気流は電動送風機50によって吸込まれた後、排気
風として還流路Kに排出され、この排気風は、排出口3
4、延長管2の外管65を経て再び床ブラシ3に戻され
て前記吹出口94から吸込室91に吹出され循環し、こ
の循環する空気によって被掃除面に存在する塵埃は効率
よく吸塵される。なお、掃除中における排気風は床ブラ
シ3の吸込室82に戻されて循環するものであることか
ら掃除中の騒音を低減できるものである。
【0045】つぎに、上記掃除機Aの掃除をする場合の
動作について説明する。まず、掃除機本体1に延長管2
および床ブラシ3を接続し、そして、前記ハンドル16
を把持し開閉スイッチ4を閉成操作する。この閉成操作
がされると電動送風機50が駆動し、この電動送風機5
0の吸引作用によって床ブラシの3の吸込開口92から
吸込まれる吸込気流とともに塵埃が吸込まれ、前記吸込
室91、内管72、延長管2の内管61を経て集塵室1
3に配設された集塵袋40つまり紙袋42内に吸込ま
れ、塵埃は紙袋42によって除去される。そして、塵埃
が除去された吸込気流は電動送風機50によって吸込ま
れた後、排気風として電動機カバー55の流出口56
b、上壁12dの開口12hを経て還流路Kに排出さ
れ、この排気風は、排出口34、延長管2の外管65を
経て再び床ブラシ3に戻され、吹出し室90を経て吹出
口94から吸込室91に吹出され、この吹出された排気
風は前記回転清掃体100のブレード102に吹き付け
られ、このことによって上述したように回転清掃体10
0は矢印F方向に回転しブレード102、ブラシ毛10
3の先端部によって被掃除面に存在する塵埃は掻き揚げ
られ、また、吹付けられる排気風によって吹出される。
【0046】そして、この掻き揚げられた塵埃および吹
出された塵埃は吸込室91に吹出された排気風ととも
に、再び前記内管72、延長管50の内管51を経て集
塵室13の集塵袋40の紙袋42内に吸込気流として吸
込まれることによって掃除がなされる。
【0047】そして、掃除が継続されていると電動送風
機50の温度は次第に上昇し、この温度つまり熱は、送
風機室14、集塵室13を形成している上壁12dにも
伝達されて膨張などの変形を生じさせように作用する
が、電動送風機50の重量は本体ケース10に対して鉛
直方向に作用することから、前記上壁12dの接合面を
押し広げようとする力は生じないため、長期に亘る使用
においても前記接合面の接合状態が不完全になり、間隙
などが生じることがないものである。したがって、電動
送風機50からの発熱および重量の作用に起因する上記
上壁12dの接合面を通して、還流路K内を流れる排気
風が集塵室13内に流れ込むことを確実に防止でき、吸
込性能の低下を防止できるものである。また、掃除中の
操作中に床ブラシ3が壁などに衝撃的に当るなどして、
掃除機本体に電動送風機50の重力が急激に加わったと
しても従来のもののように接合面が押し広げることはな
いものである。
【0048】このように上記掃除機Aは、左右方向に分
割した分割ケース11によって形成され、内部に集塵室
13およびこの集塵室13の下流側に送風機室14を形
成した本体ケース10内に形成され、排気風を還流させ
る還流路Kを使用時に上側となる集塵室13の室壁すな
わち周壁と本体ケース10の内壁との間に形成したこと
から、掃除中に電動送風機50から発生する熱を受けた
としても、電動送風機50の重量は両分割ケース11の
集塵室13の周壁の上側の接合面の接合関係を不完全と
するようにつまり広げるようには作用しないため間隙は
生じることを防止できることとから、還流路K内を流れ
る排気風が集塵室13内に流入することによって生じる
吸込性能の低下を防止でき、したがって、床ブラシ3か
らの吸引力の低下を防止できるものである。
【0049】また、集塵袋40を出し入れする集塵室1
3の開口13aを集塵室13の使用時に下側となる本体
ケース10の領域に形成したため、還流路Kを開口13
aと緩衝させることなく集塵室13の上方に形成できる
ものである。
【0050】なお、上記実施の形態においては、バッテ
リーBから電力を供給して電動機51を駆動する構成と
したが、これは当然商用電源から供給する構成としても
よいものである。また、上記実施の形態においては、床
ブラシ3の回転清掃体100を設ける構成としたが、こ
れは省略することもできるものであり、このように省略
する構成したときは、吹出口は吸込室の上部ではなく前
面側に形成するようにしてもよいものである。
【0051】また、上記実施の形態においては、この発
明をステック型の循環式電気掃除機に適用した場合につ
いて説明したが、これは他の形式例えばキャニスター
型、あるいは手持式型の循環式電気掃除機にも適用でき
るものである。
【0052】また、上記実施の形態においては、ステッ
ク型の循環式電気掃除機であることから連通管として延
長管2を用いることとしたが、キャニスター型の循環式
電気掃除機の場合は延長管および吸込みホースを連通管
として用いるようにしてもよく、また、手持式型の循環
式電気掃除機の場合は、連通管つまり延長管などを用い
ることなく直接掃除機本体に吸込みブラシなどの吸込口
体を接続するようにすることもでき、また、吸込口体を
掃除機本体に一体に設けることもできるものである。
【0053】また、上記実施の形態においては、還流路
Kを集塵室13の開口13aと干渉させないようにする
ために、本体ケース10の下側に設ける構成としたが、
これは横側に設けるようにしてもよいものである。この
ように横側に形成する場合は、上記キャニスター型、あ
るいは手持式型の循環式電気掃除機にこの発明を適用す
る場合に特に有効となる。
【0054】
【発明の効果】上記のように請求項1の発明は、左右方
向に分割した分割ケースによって形成され、内部に集塵
室およびこの集塵室の下流側に送風機室を形成した本体
ケース内に形成され、排気風を還流させる還流路を使用
時に上側となる集塵室の周壁と本体ケースの内壁との間
に形成した循環式電気掃除機としたものであることか
ら、掃除中に電動送風機から発生する熱を受けるもの
の、電動送風機の重量は両分割ケースの集塵室の室壁の
上側の接合面の接合関係を不完全つまり広げるようには
作用しないため、前記接合面に間隙が生じることを防止
できることとから、還流路内の排気風が集塵室内に流入
することによって生じる吸込性能の低下を防止でき、し
たがって、吸込口体からの吸引力は低下を防止できると
いう効果を有するものである。また、本体ケースは左右
方向に分割するものであることから、還流路の形成は容
易にできるとともに組立作業も容易となるという効果を
有するものである。また、請求項2の発明は、請求項1
の発明において、集塵装置を出し入れする集塵室の開口
を集塵室の使用時に下側または横側となる本体ケースの
領域に形成した循環式電気掃除機としたことから、請求
項1の発明の効果に加えて、還流路を開口と干渉させる
ことなく集塵室の上部に形成できるという効果を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態におけるステック
型の循環式電気掃除機の側面図。
【図2】上記循環式電気掃除機の一部を除いて断面した
断面図。
【図3】上記循環式電気掃除機の本体のケースの横方向
断面図(図2のX−X線部分での本体ケースのみの断
面)
【図4】上記循環式電気掃除機の延長管の横方向断面。
【図5】上記循環式電気掃除機の吸込口体(床ブラシ)
の縦方向断面図。
【図6】上記吸込口体(床ブラシ)の上部ケースを取外
した状態の平面図。
【符号の説明】
A 循環式電気掃除機 1 掃除機本体 2 延長管(連通管) 3 吸込口体 10 本体ケース 11 分割ケース 13 集塵室 14 送風機室 34 吸込口 35 排出口 40 集塵袋(集塵装置) 50 電動送風機 K 還流路 H 排気風路 S 吸込風路 92 吸込口体の吸込開口 94 吹出口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向に分割された分割ケースから構
    成された本体ケース内に、集塵装置が配設された集塵
    室、この集塵室の下流に設けられ電動送風機が収容され
    た送風機室、前記集塵室に連通した吸込口、前記電動送
    風機の排気風を排出する排出口、この排出口に前記電動
    送風機からの排気風を導く還流路が設けられた掃除機本
    体と、吸込開口に連通する吸込室およびこの吸込室の近
    傍に設けられた吹出口を有し、前記掃除機本体に直接ま
    たは連通管を介して接続される吸込口体とからなり、電
    動送風機の吸引作用によって、前記吸込口体の吸込開口
    から吸込気流ととも吸込んだ塵埃を、集塵装置によって
    除去した後電動送風機から排気される排気風を前記還流
    路、排出口を介して吸込口体に還流させて吹出口から吹
    出させて被掃除面から塵埃を吹出させるとともに、この
    塵埃を前記吹出口から吹出された排気風とともに吸引す
    る循環式電気掃除機において、前記本体ケース内に形成
    される還流路を使用時に上側となる前記集塵室の周壁と
    本体ケースの内壁との間に形成したことを特徴とする循
    環式電気掃除機。
  2. 【請求項2】 請求項1の発明において、集塵装置を出
    し入れする集塵室の開口を集塵室の使用時に下側または
    横側となる本体ケースの領域に形成したことを特徴とす
    る循環式電気掃除機。
JP35027699A 1999-12-09 1999-12-09 循環式電気掃除機 Pending JP2001161606A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35027699A JP2001161606A (ja) 1999-12-09 1999-12-09 循環式電気掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35027699A JP2001161606A (ja) 1999-12-09 1999-12-09 循環式電気掃除機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001161606A true JP2001161606A (ja) 2001-06-19

Family

ID=18409406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35027699A Pending JP2001161606A (ja) 1999-12-09 1999-12-09 循環式電気掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001161606A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005037046A1 (en) * 2003-08-21 2005-04-28 Zhouxin Zhang An air reflux assembly of the vaccum cleaner

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005037046A1 (en) * 2003-08-21 2005-04-28 Zhouxin Zhang An air reflux assembly of the vaccum cleaner
US7437798B2 (en) 2003-08-21 2008-10-21 Zhouxin Zhang Air reflux assembly of the vacuum cleaner

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4854006A (en) Floor nozzle for vacuum cleaner
JP2008132211A (ja) 電気掃除機の吸込口体
JP2001161606A (ja) 循環式電気掃除機
JP3162031B2 (ja) 吸込み口体及び電気掃除機
JP3163291B2 (ja) 吸込み口体及び電気掃除機
JP3482144B2 (ja) 空気循環式電気掃除機
JP3525065B2 (ja) 吸込み口体及び電気掃除機
JP3525067B2 (ja) 吸込み口体及び電気掃除機
JP3482145B2 (ja) 空気循環式電気掃除機
JP3782257B2 (ja) 循環式電気掃除機用延長管およびこの延長管を用いて循環式電気掃除機
US20230248195A1 (en) Cleaner
JP3668029B2 (ja) 空気循環式電気掃除機
CN113258721B (zh) 马达组件及表面清洁设备
JP3525066B2 (ja) 吸込み口体及び電気掃除機
JP5280960B2 (ja) 電気掃除機
JPH10108810A (ja) 電気掃除機
JP3819641B2 (ja) 吸込み口体及び電気掃除機
JP2000325268A (ja) 循環式電気掃除機
JP3542275B2 (ja) 空気循環式電気掃除機及び吸込み具
JP3482137B2 (ja) 吸込み口体及び電気掃除機
JP3470100B2 (ja) 吸込み口体及び電気掃除機
JP3542286B2 (ja) 吸込み口体及び電気掃除機
JP2001008861A (ja) 循環式電気掃除機
JP2001204662A (ja) 電気掃除機
KR20230120337A (ko) 청소기

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060110

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060516