JP2001161320A - もずくの鮮度保持方法 - Google Patents
もずくの鮮度保持方法Info
- Publication number
- JP2001161320A JP2001161320A JP35284199A JP35284199A JP2001161320A JP 2001161320 A JP2001161320 A JP 2001161320A JP 35284199 A JP35284199 A JP 35284199A JP 35284199 A JP35284199 A JP 35284199A JP 2001161320 A JP2001161320 A JP 2001161320A
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- JP
- Japan
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- mozuku
- freshness
- nemacystus decipiens
- seawater
- sterilized
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 もずくの鮮度低下を防止でき、生産性に優れ
たもずくの鮮度保持方法を提供する。 【解決手段】 殺菌したもずく60〜80重量%を、海
水40〜20重量%とともに遮光した密閉容器に収容
し、温度0〜15℃で保存する。
たもずくの鮮度保持方法を提供する。 【解決手段】 殺菌したもずく60〜80重量%を、海
水40〜20重量%とともに遮光した密閉容器に収容
し、温度0〜15℃で保存する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、もずくの輸送また
は保管時に鮮度が低下することを防止し、さらにその後
のパッケージング工程などにおいても、生産性の優れた
もずくの鮮度保持方法に関する。
は保管時に鮮度が低下することを防止し、さらにその後
のパッケージング工程などにおいても、生産性の優れた
もずくの鮮度保持方法に関する。
【0002】
【従来の技術】摘採された藻体は、洗浄、雑藻除去、脱
水の工程、さらにそのあとに塩蔵工程を経て1〜5トン
タンクに貯蔵される。これらの工程の多くは機械化され
ているが、雑藻除去工程だけは人手で行われている。品
質管理上の留意点は、鮮度と夾雑物の混入を避けること
である。流通形態は、通常18kg詰め容器で行われて
いるが、最終的な消費形態は少量パック詰めにより行わ
れている。
水の工程、さらにそのあとに塩蔵工程を経て1〜5トン
タンクに貯蔵される。これらの工程の多くは機械化され
ているが、雑藻除去工程だけは人手で行われている。品
質管理上の留意点は、鮮度と夾雑物の混入を避けること
である。流通形態は、通常18kg詰め容器で行われて
いるが、最終的な消費形態は少量パック詰めにより行わ
れている。
【0003】このような従来の方法においては、塩蔵に
よってもずくの鮮度が保持されているが、塩蔵工程で
は、通常、塩化ナトリウム20〜25重量%に藻体80
〜75重量%を添加して行われている。塩蔵によっても
ずくは脱水されてしぼむため、長期にしかも大量に遠隔
地へ輸送するには便利な方法であり、利用する際には海
水などで戻すことによって、もとの形状が復元される。
よってもずくの鮮度が保持されているが、塩蔵工程で
は、通常、塩化ナトリウム20〜25重量%に藻体80
〜75重量%を添加して行われている。塩蔵によっても
ずくは脱水されてしぼむため、長期にしかも大量に遠隔
地へ輸送するには便利な方法であり、利用する際には海
水などで戻すことによって、もとの形状が復元される。
【0004】しかし、塩蔵では藻体を塩化ナトリウムで
保持するため、浸透圧によって藻体中のミネラル分が藻
体外に放出され、新鮮なもずくと比較すると色や味が劣
るという欠点がある。とくに、長期間保存されたものほ
ど、その傾向が強くなっていく。さらに、塩蔵によって
保存された藻体から塩化ナトリウムを取り除くために、
藻体を洗浄する工程が不可欠であって、生産性にも劣る
ものであった。
保持するため、浸透圧によって藻体中のミネラル分が藻
体外に放出され、新鮮なもずくと比較すると色や味が劣
るという欠点がある。とくに、長期間保存されたものほ
ど、その傾向が強くなっていく。さらに、塩蔵によって
保存された藻体から塩化ナトリウムを取り除くために、
藻体を洗浄する工程が不可欠であって、生産性にも劣る
ものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題点
を解決し、もずくの輸送または保管時に鮮度が低下する
ことを防止するとともに、生産性にも優れたもずくの鮮
度保持方法を提供することを目的とする。
を解決し、もずくの輸送または保管時に鮮度が低下する
ことを防止するとともに、生産性にも優れたもずくの鮮
度保持方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、殺
菌したもずく60〜80重量%を、海水40〜20重量
%とともに遮光した密閉容器に収容し、温度0〜15℃
で保存することを特徴とするもずくの鮮度保持方法(請
求項1)に関する。
菌したもずく60〜80重量%を、海水40〜20重量
%とともに遮光した密閉容器に収容し、温度0〜15℃
で保存することを特徴とするもずくの鮮度保持方法(請
求項1)に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、殺菌したもずく60〜
80重量%を、海水40〜20重量%とともに遮光した
密閉容器に収容し、温度0〜15℃で保存することを特
徴とするもずくの鮮度保持方法である。
80重量%を、海水40〜20重量%とともに遮光した
密閉容器に収容し、温度0〜15℃で保存することを特
徴とするもずくの鮮度保持方法である。
【0008】本発明で使用するもずくとしては、いとも
ずく、ふともずく、沖縄もずくなどがあげられる。
ずく、ふともずく、沖縄もずくなどがあげられる。
【0009】本発明で使用するもずくは、摘採ののち殺
菌することが必要である。殺菌方法としては、とくに制
限されないが、たとえばオゾン殺菌、紫外線殺菌などの
殺菌方法以外に、殺菌された海水または深層水などによ
り洗浄する方法も使用できる。また、深層水には、ミネ
ラル分などの栄養分が多く含まれているために、洗浄液
として好適に使用することができる。
菌することが必要である。殺菌方法としては、とくに制
限されないが、たとえばオゾン殺菌、紫外線殺菌などの
殺菌方法以外に、殺菌された海水または深層水などによ
り洗浄する方法も使用できる。また、深層水には、ミネ
ラル分などの栄養分が多く含まれているために、洗浄液
として好適に使用することができる。
【0010】殺菌したもずくは海水とともに密閉容器中
で保存されるが、殺菌したもずくと海水の量に対するも
ずくの量で表される比率は、60〜80重量%であるこ
とが必要であるが、65〜75重量%であることが好ま
しい。ここで使用する保存用の海水としては、前述した
理由で深層水を好適に使用することも可能である。
で保存されるが、殺菌したもずくと海水の量に対するも
ずくの量で表される比率は、60〜80重量%であるこ
とが必要であるが、65〜75重量%であることが好ま
しい。ここで使用する保存用の海水としては、前述した
理由で深層水を好適に使用することも可能である。
【0011】殺菌したもずくと海水は密閉容器中で保存
されるが、密閉容器としてはとくに制限はなく、金属
製、ガラス製、プラスチック製のいずれの容器も使用す
ることができるが、容器の腐食がなく、軽量である点
で、プラスチック製の容器が好ましい。また、この容器
は、少なくとも外気と遮断されていなければならない。
さらに密閉容器は、遮光されていなければならない。
されるが、密閉容器としてはとくに制限はなく、金属
製、ガラス製、プラスチック製のいずれの容器も使用す
ることができるが、容器の腐食がなく、軽量である点
で、プラスチック製の容器が好ましい。また、この容器
は、少なくとも外気と遮断されていなければならない。
さらに密閉容器は、遮光されていなければならない。
【0012】殺菌したもずくと海水には、さらに乳酸を
添加することができる。乳酸を添加することによって、
より長い期間、鮮度保持することが可能となる。
添加することができる。乳酸を添加することによって、
より長い期間、鮮度保持することが可能となる。
【0013】もずくの保管温度は、0〜15℃であるこ
とが必要であるが、4〜9℃であることが好ましく、5
〜8℃であることがより好ましい。
とが必要であるが、4〜9℃であることが好ましく、5
〜8℃であることがより好ましい。
【0014】
【発明の効果】本発明のもずくの鮮度保持方法によれ
ば、もずくの輸送時に鮮度が低下することを防止し、さ
らにその後のパッケージング工程などにおいても、生産
性が優れている。
ば、もずくの輸送時に鮮度が低下することを防止し、さ
らにその後のパッケージング工程などにおいても、生産
性が優れている。
Claims (1)
- 【請求項1】 殺菌したもずく60〜80重量%を、海
水40〜20重量%とともに遮光した密閉容器に収容
し、温度0〜15℃で保存することを特徴とするもずく
の鮮度保持方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35284199A JP2001161320A (ja) | 1999-12-13 | 1999-12-13 | もずくの鮮度保持方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35284199A JP2001161320A (ja) | 1999-12-13 | 1999-12-13 | もずくの鮮度保持方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001161320A true JP2001161320A (ja) | 2001-06-19 |
Family
ID=18426815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35284199A Pending JP2001161320A (ja) | 1999-12-13 | 1999-12-13 | もずくの鮮度保持方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001161320A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007020416A (ja) * | 2005-07-12 | 2007-02-01 | Human Life & Science Sha:Kk | がごめ昆布から昆布エキスを粉末状態で抽出する方法 |
JP2008508891A (ja) * | 2004-08-12 | 2008-03-27 | スウィートウェル・ナムローゼ・フェンノートシャップ | 機能性砂糖代替物 |
-
1999
- 1999-12-13 JP JP35284199A patent/JP2001161320A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008508891A (ja) * | 2004-08-12 | 2008-03-27 | スウィートウェル・ナムローゼ・フェンノートシャップ | 機能性砂糖代替物 |
JP2007020416A (ja) * | 2005-07-12 | 2007-02-01 | Human Life & Science Sha:Kk | がごめ昆布から昆布エキスを粉末状態で抽出する方法 |
JP4704827B2 (ja) * | 2005-07-12 | 2011-06-22 | 有限会社ヒューマンライフ&サイエンス社 | がごめ昆布から昆布エキスを粉末状態で抽出する方法 |
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