JP2001160666A - モジュール基板及びその製造方法 - Google Patents

モジュール基板及びその製造方法

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JP2001160666A JP34122999A JP34122999A JP2001160666A JP 2001160666 A JP2001160666 A JP 2001160666A JP 34122999 A JP34122999 A JP 34122999A JP 34122999 A JP34122999 A JP 34122999A JP 2001160666 A JP2001160666 A JP 2001160666A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板等に反りが生じる場合であっても端面電
極をマザーボードに確実に接続する。 【解決手段】 基板11の端面11Cには、端面開口溝
14と端面開口溝14の溝底側に設けた端面電極15と
からなる端面スルーホール13を形成する。そして、端
面開口溝14には半田17を収容して固定する。このと
き、半田17は、端面開口溝14内に位置する電極対面
部17Aと、基板11の端面11Cよりも前方に突出し
た前方突出部17Bとを有する。これにより、半田17
を加熱したときには、半田17の前方突出部17Bが基
板11の裏面11B側に垂下し、端面スルーホール13
とマザーボードの電極パッドとの間を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半田付けによって
マザーボードと電気的に接続するためのモジュール基板
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化に伴い、回路基
板に実装される半導体IC、能動部品、受動部品等の電
子部品の高密度化が進んでいる。このため、中間検査の
重要性、実装の容易性等の観点から、電子部品をモジュ
ール基板に予めサブアッセンブリした後、このモジュー
ル基板を半田付け等の接合手段を用いてマザーボードに
取り付けている(例えば特開昭63−204693号公
報等)。
【0003】このような従来技術によるモジュール基板
は、図16ないし図19に示すように、略四角形状の絶
縁性樹脂材料と導体からなる配線とから構成される基板
1と、該基板1の外周縁に凹湾曲状に設けられた複数の
端面スルーホール2とからなり、該各端面スルーホール
2は略半円形状の端面開口溝2Aと、該端面開口溝2A
の内壁面に設けられた端面電極2Bとによって構成され
ると共に、前記端面開口溝2A内には半田2Cが充填さ
れている。また、端面電極2Bには基板1の表面側に設
けられた配線3が接続され、該配線3を通じて端面電極
2Bは基板1の表面側中央に設けられた電子部品4に接
続されている。
【0004】そして、このように構成されたモジュール
基板をマザーボード5上に載置した状態で加熱する。こ
れにより、端面スルーホール2の半田2Cが溶融してマ
ザーボード5上の電極パッド6に付着し半田付けを行う
ことができる。この結果、端面電極2Bと電極パッド6
との間には、図17および図18に示すように、半田が
滑らかな湾曲形状をなすフィレット7が形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、基板1の表面に実装された電子部品4をマ
ザーボード5の電極パッド6と電気的に接続するため
に、基板1の表面には導体による配線3が設けられてい
る。また、基板1としては、電子部品4をアースに接続
するための接地用配線パターンが基板1の内部に設けら
れた多層基板が使用されることもある。
【0006】この場合、導体からなる配線3等と基板1
を構成する樹脂材料とでは熱膨張率が異なるため、基板
1の加工時や半田付けに伴う加熱時等に、図17中の矢
示A方向に示すような湾曲した反りが基板1に生じるこ
とがある。また、同様にマザーボード5にも反りが生じ
ることがあり、基板1の端面電極2Bとマザーボード5
の電極パッド6との間に隙間が生じることがある。
【0007】この結果、端面スルーホール2の半田2C
を加熱によって溶融させても、その表面張力によって半
田2Cは、図19に示すように略球形状となってマザー
ボード5の電極パッド6に接触せず、端面電極2Bを電
極パッド6に接続できないという問題がある。
【0008】更に、近年は電子機器の薄型化に伴って、
基板1やマザーボード5を薄くする傾向がある。このた
め、基板1、マザーボード5の反りが大きくなり、端面
電極2Bと電極パッド6との接続不良が生じ易い。
【0009】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、基板等に反りが生じる
場合であっても端面電極をマザーボードに確実に接続す
ることができるモジュール基板及びその製造方法を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、表面側に電子部品が搭載される基板
と、該基板の外周縁を形成する端面に設けられ前記電子
部品に接続される端面電極とからなるモジュール基板に
適用される。
【0011】そして、請求項1の発明によるモジュール
基板の特徴は、端面電極には基板の裏面側に設けられる
マザーボードに接続するための半田を設け、該半田は基
板の端面よりも前方に突出させたことにある。
【0012】このように構成したことにより、モジュー
ル基板をマザーボード上に載置した状態で加熱すること
によって、端面電極に設けた半田は溶融する。このと
き、溶融した半田のうち端面電極に接触した部位は、端
面電極との接合状態が保持されるものの、基板の端面よ
りも前方に突出した部位は、支持するものを失い基板の
裏面側に垂下する。このため、基板とマザーボードの電
極パッドとの間に隙間が形成されるときであっても、端
面電極と電極パッドとを溶融した半田によって接続する
ことができ、これらの間にフィレットを形成することが
できる。
【0013】また、請求項2の発明は、基板には端面に
開口した端面開口溝を設け、該端面開口溝の内壁面には
前記端面電極を設け、前記半田は前記端面開口溝内に位
置して端面電極と対面する電極対面部と、該電極対面部
から基板の端面よりも前方に突出して設けられた前方突
出部とによって構成したことにある。
【0014】これにより、基板等を加熱することによっ
て端面開口溝に収容された半田は溶融する。このとき、
半田のうち電極対面部は端面電極との接合状態が保持さ
れるものの、前方突出部は支持するものを失うため、基
板の裏面側に垂下する。この結果、基板とマザーボード
の電極パッドとの間に隙間が形成されるときであって
も、端面電極と電極パッドとを溶融した半田によって接
続することができる。
【0015】また、請求項3の発明は、端面電極を端面
開口溝の内壁面の一部に設けたことにある。
【0016】これにより、加熱によって半田が溶融した
ときには、この溶融した半田は端面開口溝の内壁面の一
部に設けられた端面電極によって基板に付着した状態で
支持される。一方、基板の端面側から突出した半田は、
端面開口溝内に収容された半田のうち端面電極に接触し
ない部位は、支持するものがないから、基板の裏面側に
垂下する。また、端面開口溝内に収容された半田のうち
端面電極に接触しない部位も、支持するものがないか
ら、基板の端面側から突出した半田と連なって基板の裏
面側に垂下する。このため、基板の裏面側に垂下する半
田の量を増加させることができ、基板とマザーボードの
電極パッドとの間に大きな隙間が形成されるときであっ
ても、端面電極と電極パッドとの間を半田によって接続
することができる。
【0017】また、請求項4の発明は、基板の表面側に
は、端面開口溝の周囲に位置して端面電極に接続された
電極接続部と該電極接続部から電子部品に向けて延びる
線路部とからなる配線を設け、該配線の電極接続部のう
ち前記端面電極よりも基板の端面側に位置する部位はレ
ジスト膜によって覆う構成としたことにある。
【0018】この場合、レジスト膜によって配線の電極
接続部のうち電極よりも基板の端面側に位置する部位を
覆うから、この部位の電極接続部が半田に接触すること
はなくなる。半田が溶融したときには、電極と接触した
部位の半田は、電極と電極接続部とに引き付けられて接
合状態が保持されるものの、他の部位の半田は、支持す
るものがないから、容易に基板の裏面側に垂下させるこ
とができる。
【0019】また、請求項5の発明は、基板の表面側に
は、端面開口溝の周囲に位置して端面電極に接続された
電極接続部と該電極接続部から電子部品に向けて延びる
線路部とからなる配線を設け、該配線の電極接続部は前
記端面電極の内壁面と対応した位置まで延びる構成とし
たことにある。
【0020】これにより、配線の電極接続部は電極の内
壁面に対応した位置まで延び、電極の内壁面から基板の
端面側には設けられることはない。このため、端面開口
溝に収容された半田のうち電極に接触した部位は、配線
の電極接続部に接触し、他の部位は電極接続部に接触す
ることがない。従って、半田が溶融したときには、電極
と接触した部位の半田は、電極と電極接続部とに引き付
けられて接合状態が保持されるものの、他の部位の半田
は、支持するものがないから、容易に基板の裏面側に垂
下させることができる。
【0021】また、請求項6の発明は、端面電極は基板
の端面に設けられた平面電極からなり、半田は基板の端
面よりも前方に突出した状態で該平面電極に取付けたこ
とにある。
【0022】これにより、基板に穴加工等を施すことな
く基板の端面に平面電極を配設することができる。そし
て、平面電極には基板の端面側に突出した状態で半田を
取り付けたから、加熱によって溶融した半田を平面電極
に沿って基板の裏面側に垂下し、端面電極と電極パッド
との間を接続することができる。
【0023】さらに、請求項7の発明は、表面側に電子
部品が搭載される基板と、該基板の外周縁に設けられ前
記電子部品に接続される端面電極とからなり、該端面電
極にはマザーボードと接続するための半田が設けられた
モジュール基板の製造方法であって、加工用基板に貫通
孔を形成して該貫通孔の内壁面に電極膜を設け、前記加
工用基板に前記貫通孔の一部を切除して貫通孔に隣接す
る半田収容孔を形成し、プッシュバック金型を用いて該
半田収容孔を通って前記加工用基板を切断し、前記貫通
孔と半田収容孔とに半田を収容して固定し、前記半田を
基板の端面よりも前方に突出して設ける構成としたこと
にある。
【0024】これにより、貫通孔に隣接して半田収容孔
を設け、半田収容孔に向けて内壁面が露出した端面電極
を形成することができる。次に、プッシュバック金型を
用いて半田収容孔を通って加工用基板を切断することに
より、加工用基板から基板を打抜き加工すると共に、こ
の基板を元の位置に押し戻す。このとき、基板の端面に
は端面開口溝を設けることができると共に、端面開口溝
を基板の端面よりも前方に突出した半田収容孔に連続し
て配置することができる。次に、加工用基板を切断した
状態で貫通孔と半田収容孔とに半田を収容して固定する
ことによって、半田は端面電極に接合するものの、半田
収容孔とは分離可能となる。この結果、加工用基板から
基板を分離するときには、基板の端面電極に半田を取付
けた状態にできる共に、半田収容孔のうち基板の端面よ
りも前方に突出していた分だけ半田を基板の端面から突
出させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
モジュール基板を図1ないし図15に基づき詳細に説明
する。
【0026】まず、図1ないし図10は、本発明の第1
の実施の形態を示し、図中、11は例えば絶縁性樹脂材
料と導体による配線パターン(図示せず)を交互に積層
して形成した積層体からなる基板で、該基板11の外周
縁には後述する複数の端面スルーホール13が形成され
ている。なお、基板11は、縦横の長さ寸法が例えば3
0mm程度の略四角形状に形成されている。また、基板
11の表面11A中央側には、半導体IC、能動部品、
あるいは受動部品等の電子部品12が実装されている。
【0027】13,13,…は基板11の外周縁を形成
する4辺の端面11Cに設けられた端面スルーホール
で、該各端面スルーホール13は、後述する端面開口溝
14、端面電極15によって構成されている。
【0028】14,14,…は基板11の外周縁に凹湾
曲状をなして設けられた端面開口溝で、該各端面開口溝
14は、図2に示すように基板11の端面11Cから1
mm程度に亘って略直線状に延び後述の半田17を収容
する半田収容部14Aと、該半田収容部14Aに連続し
て溝底側に設けられ、半田収容部14Aと協働して半田
を収容する略半円形状の電極形成部14Bとによって構
成されている。また、電極形成部14Bは、1mm程度
の内径寸法を有すると共に、その内壁面には後述する端
面電極15が形成されている。そして、端面開口溝14
は、基板11の厚さ方向に貫通して設けられ、基板11
の表面11Aと裏面11Bとに略半長円穴形状の開口を
形成している。
【0029】15,15,…は端面開口溝14の内壁面
の一部に設けられた端面電極で、該端面電極15は、端
面開口溝14の溝底側(奥部側)に位置して電極形成部
14Bを覆った状態で形成されている。
【0030】16は端面電極15と電子部品12との間
を接続する配線で、該配線16は、端面開口溝14の周
囲に位置して端面電極15に接続された円弧状の電極接
続部16Aと、該電極接続部16Aから基板11の中央
部側に向けて延び電子部品12に接続された線路部16
Bとによって構成されている。
【0031】17,17,…は各端面開口溝14に収容
されて固定された半田で、該半田17は、端面開口溝1
4内に位置して端面電極15と対面する電極対面部17
Aと、該電極対面部17Aから基板11の端面11Cよ
りも前方に突出して設けられた略四角形状の前方突出部
17Bとによって構成されている。そして、半田17
は、加熱炉等によって加熱することによって溶融してそ
の先端が基板11の裏面11B側に垂下する。これによ
り、半田17は、マザーボード5の電極パッド6に接触
することによって、端面電極15と電極パッド6との間
に後述のフィレット25を形成するものである。
【0032】本実施の形態によるモジュール基板は上述
の如き構成を有するものであり、次にその製造方法を図
3ないし図9を参照しつつ説明する。なお、本実施の形
態では図3に示すように1枚の加工用基板21から1枚
のモジュール基板を加工する場合を例に挙げている。
【0033】まず、図3に示す貫通孔加工工程では、例
えば1枚のモジュール基板を製造するための加工用基板
21を円形の金型によって打ち抜き、多数個の貫通孔2
2を列状(枠状)に加工する。
【0034】次に、図4および図5に示す配線加工工程
では、加工用基板21の表面側にフォトレジスト等のマ
スクを形成し、エッチング処理を施すことによって配線
16′を設ける。このとき、配線16′の電極接続部1
6A′は、貫通孔22の周囲に位置して貫通孔22を取
囲むリング状に形成されている。また、電極接続部16
A′には紐状の線路部16B′が接続され、該線路部1
6B′は加工用基板21の中央側に向けて延びている。
【0035】そして、配線加工工程の後には、電極膜加
工工程として貫通孔22にメッキ処理等を施し、貫通孔
22の内壁面には全面に亘って電極膜23を形成する。
このとき、電極膜23は、配線16′の電極接続部16
A′に接続されている。
【0036】次に、図6に示す半田収容孔加工工程で
は、加工用基板21を四角形の金型よって打ち抜き、各
貫通孔22に隣接して略四角形状の半田収容孔24を加
工する。このとき、貫通孔22のうち略半分は半田収容
孔24によって切除されるから、残余の貫通孔22には
略半円弧状の端面電極15が形成されると共に、該端面
電極15には略U字状の電極接続部16Aと線路部16
Bからなる配線16が接続される。また、半田収容孔2
4は、貫通孔22から加工用基板21の外縁側に向けて
延び、後述の基板切断工程によって基板11が切断され
たときの端面11Cとなる位置を跨いで設けられてい
る。
【0037】次に、図7に示す基板切断工程では、略四
角形状の金型によって図6中の二点鎖線で示す位置で加
工用基板21を切断する。このとき、加工用基板21
は、略四角形状の基板11と残余の枠部21Aとに分離
するものの、いわゆるプッシュバック金型を用いること
によって、基板11を枠部21A内の位置にはめ戻す。
そして、半田収容孔24を通って加工用基板21を切断
するから、基板11には、端面11Cに開口した端面ス
ルーホール13が形成されると共に、基板11と枠部2
1Aとの間には端面スルーホール13と一体化した半田
収容孔24が残存することとなる。
【0038】次に、図8に示す半田収容工程では、半田
収容孔24と貫通孔22(端面スルーホール13)に溶
融した半田17を収容(充填)して冷却し、固定する。
このとき、半田17は、端面スルーホール13の溝底側
に設けられた端面電極15に付着し、半田収容孔24内
を満たした状態で保持される。なお、溶融した半田17
を充填する代わりに、ペースト状のクリーム半田、粒状
の半田を半田収容孔24等に収容し、これを加熱、冷却
することによって、半田収容孔24内に半田17を固定
してもよい。
【0039】最後に、図9に示す基板分離工程では、加
工用基板21の枠部21Aから基板11を取外す。これ
により、基板11の端面スルーホール13には、半田1
7が取付けられると共に、半田収容孔24は基板11と
枠部21Aとに跨がって形成されているから、該半田1
7には基板11の端面11Cよりも前方(先方)に突出
した前方突出部17Bを形成される。
【0040】本実施の形態によるモジュール基板は上述
の製造方法によって形成されるものであり、次にこのモ
ジュール基板をマザーボード上に接合する場合について
説明する。
【0041】まず、従来技術と同様にモジュール基板を
マザーボード5上に載置した状態で加熱する。これによ
り、溶融した半田17は、端面開口溝14に設けられた
端面電極15によって基板11に付着した状態に支持さ
れる。このとき、半田17は端面開口溝14内に位置す
る電極対面部17Aと基板11の端面11Cよりも先方
に突出した前方突出部17Bからなり、従来技術のよう
に端面開口溝14内にのみ半田17を設けた場合に比べ
て、その量が多く、重量も重くなっている。しかも、端
面電極15は端面開口溝14の内壁面のうち一部の箇所
にしか設けられていないから、端面電極15が設けられ
ていない端面開口溝14の半田収容部14Aに収容され
ていた半田17′は、端面電極15によって支持するこ
とができず、表面張力のバランスを失って、図10中に
二点鎖線で示すように基板11の裏面11B側に垂下す
る。
【0042】この結果、基板11に反りが発生してしま
った場合のように、基板11の端面スルーホール13と
マザーボード5の電極パッド6との間に例えば0.4m
m程度の隙間が形成されるときであっても、半田17′
の先端がマザーボード5の電極パッド6に接触するか
ら、基板11の端面電極15とマザーボード5の電極パ
ッド6とを溶融した半田17′によって接続することが
でき、これらの間にフィレット25を形成することがで
きる。
【0043】かくして、本実施の形態では、半田17を
基板11の端面11Cよりも前方に突出させる構成とし
たから、端面電極15に多量の半田17を取付けること
ができる。このため、半田17を溶融させることによっ
て、半田17のうち基板11の端面11Cから前方に突
出した前方突出部17Bは支持するものを失うから、端
面電極15側に接合された半田17に連なりつつ、基板
11の裏面11B側に垂下する。この結果、基板11等
に反りが生じ、基板11の端面スルーホール13とマザ
ーボード5の電極パッド6との間に隙間が発生するとき
であったも、垂下した半田17によって端面スルーホー
ル13と電極パッド6との間を接続し、これらの間にフ
ィレット25を形成することができる。
【0044】また、端面電極15を端面開口溝14の内
壁面のうち一部の箇所に設けたから、加熱等によって半
田17を溶融させたときには、半田17の表面張力のバ
ランスを崩し易くし、半田17を容易に基板11の裏面
11B側に垂下させることができる。このため、半田1
7によって基板11等の反りを吸収し、端面電極15と
電極パッド6との間を確実に接続することができる。
【0045】さらに、端面開口溝14を、基板11の端
面11Cに開口した半田収容部14Aと、該半田収容部
14Aに連続して端面電極15が形成された電極形成部
14Bとによって構成したから、従来技術のように端面
開口溝14の内壁面の全面に亘って端面電極15を設け
た場合に比べて、より多量の半田17を端面開口溝14
内に収容できる。
【0046】従って、半田17が溶融したときには、半
田収容部14Aに充填された半田17は、前方突出部1
7Bと協働して溶融した半田17全体の表面張力のバラ
ンスを崩し、電極形成部14Bに設けられた端面電極1
5に連なりつつ基板11の裏面11B側に垂下する。こ
の結果、端面電極15と電極パッド6との間に比較的大
きな隙間が形成されるときであっても、これらの間を確
実に接続することができる。
【0047】また、本実施の形態では加工用基板21か
ら基板11を切断する基板切断工程でプッシュバック金
型を用いる構成としたから、ダイヤモンドカッタ等を用
いて加工用基板21を切断する場合に比べて切断に伴う
切粉が発生することがない。このため、加工用基板21
の切断後に基板11等の洗浄を行う必要がなく、基板1
1等の洗浄を省くことができ、生産性を向上することが
できる。
【0048】次に、図11は本発明の第2の実施の形態
を示し、本実施の形態の特徴は、端面電極に接続された
配線のうち端面電極よりも基板の端面側に位置する部位
をレジスト膜によって覆う構成としたことにある。な
お、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の
構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するもの
とする。
【0049】31は基板11の表面11A側に略全面に
亘って設けられたレジスト膜で、該レジスト膜31は、
基板11の表面11Aにレジストを塗布することによっ
て形成され、配線16等を覆っている。そして、レジス
ト膜31には、配線16の電極接続部16Aのうち端面
電極15に接続された端面開口溝14の溝底側に位置す
る部位を露出させる半円弧状の切欠部31Aが設けられ
ている。また、レジスト膜31は、切欠部31Aの両端
に位置して電極接続部16Aのうち端面電極15よりも
基板11の端面11C側に位置する略三角形の部位を覆
う複数の被覆部31B,31B,…を有している。そし
て、レジスト膜31は、配線16等の表面を保護し、そ
の腐食を防止している。
【0050】かくして、このように構成される本実施の
形態でも前記第1の実施の形態と同様の作用効果を得る
ことができる。しかし、本実施の形態では、レジスト膜
31の被覆部31Bによって略U字状をなす電極接続部
16Aの両端側を覆う構成としたから、加熱によって半
田17が溶融したときに該半田17が電極接続部16A
に引付けられることがなくなる。
【0051】即ち、図12に示す比較例のように、端面
電極15と基板11の端面11C側との間に設けられた
配線16の電極接続部16Aが露出する構成とした場合
には、溶融した半田17は、その表面張力によって盛り
上がると共に、電極接続部16Aに引き付けられて矢示
B方向に拡がる傾向がある。このため、端面電極15と
基板11の端面11Cとの間に位置する半田17は、電
極接続部16Aによって基板11の表面11A側に引き
付けられ、裏面側11B側に垂下しにくい傾向がある。
【0052】これに対し、本実施の形態では、配線16
の電極接続部16Aのうち端面電極15よりも基板11
の端面11C側に位置する部位をレジスト膜31によっ
て覆う構成としたから、溶融した半田17が電極接続部
16Aの両端側に接触することがなくなる。このとき、
端面電極15よりも基板11の端面11C側に配設され
た半田17は、支持するものを失うから、基板11の裏
面11B側に容易に垂下する。これにより、半田17の
前方突出部17Bと共に半田収容部14Aに収容された
半田17をも確実に垂下させることができ、端面電極1
5と電極パッド6との間の隙間を補うことができる。
【0053】次に、図13は本発明の第3の実施の形態
を示し、本実施の形態の特徴は配線の電極接続部を前記
端面電極の内壁面と対応した位置まで延伸させる構成と
したことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の
実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その
説明を省略するものとする。
【0054】41,41,…は基板11の端面11Cに
設けられた端面スルーホールで、該各端面スルーホール
41は、後述する端面開口溝42、端面電極43によっ
て構成されている。
【0055】42,42,…は基板11の端面11Cに
開口して設けられた略四角形状の端面開口溝で、該各端
面開口溝42は、基板11の端面11Cから略直線状に
延びる半田収容部42Aと、該半田収容部42Aに連続
して溝底側に設けられた略コ字状の電極形成部42Bと
によって構成されている。
【0056】43,43,…は端面開口溝42の内壁面
の一部に設けられた端面電極で、該端面電極43は、端
面開口溝42の溝底側に位置して電極形成部42Bを覆
った状態で形成されている。
【0057】44は端面電極43と電子部品(図示せ
ず)との間を接続する配線で、該配線44は、端面開口
溝42の周囲に位置して端面電極43に接続された略コ
字状の電極接続部44Aと、該電極接続部44Aから基
板11の中央部側に向けて延びた線路部44Bとによっ
て構成されている。また、配線44の電極接続部44A
は、端面電極43の内壁面に対応した位置まで延びるも
のの、端面電極43の位置よりも基板11の端面11C
側には延びていない。このため、端面開口溝42の周囲
のうち端面電極43よりも基板11の端面11C側は、
基板11の表面11Aが露出した状態となっている。
【0058】45,45,…は各端面開口溝42に収容
されて固定された半田で、該半田45は、端面開口溝4
2内に位置して端面電極43と対面する電極対面部45
Aと、該電極対面部45Aから基板11の端面11Cよ
りも前方に突出して設けられた略四角形状の前方突出部
45Bとによって構成されている。
【0059】かくして、本実施の形態でも前記第1の実
施の形態と同様の作用効果を得ることができる。しか
し、本実施の形態では、配線44の電極接続部44A
は、端面電極43の内壁面に対応した位置まで延びる構
成としたから、端面開口溝42に収容された半田45の
うち端面電極43よりも基板11の端面11C側に位置
する部位は、電極接続部44Aに接触せず、電極接続部
44Aによって基板11の表面11A側に引き付けられ
ることはなくなる。
【0060】このため、第2の実施の形態のように配線
44をレジスト膜等によって覆うことなく、半田収容部
42Aに収容した半田45を半田45の前方突出部45
Bと共に基板11の裏面11B側に垂下させることがで
き、製造工程を簡略化し、生産性を向上することができ
る。
【0061】次に、図14は本発明の第4の実施の形態
を示し、本実施の形態の特徴は端面開口溝の内壁面には
全面に亘って端面電極を設ける構成としたことにある。
なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一
の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するも
のとする。
【0062】51,51,…は基板11の端面11Cに
設けられた端面スルーホールで、該各端面スルーホール
51は、後述する端面開口溝52、端面電極53によっ
て構成されている。
【0063】52,52,…は基板11の端面11Cに
開口して設けられた略半円形状の端面開口溝で、該各端
面開口溝52の内壁面には全面に亘って略半円弧状の端
面電極53が設けられている。
【0064】54は端面電極53と電子部品(図示せ
ず)との間を接続する配線で、該配線54は、端面開口
溝52の周囲に位置して端面電極53に接続された略半
円弧形状の電極接続部54Aと、該電極接続部54Aか
ら基板11の中央部側に向けて延びた線路部54Bとに
よって構成されている。
【0065】55,55,…は各端面開口溝52に収容
されて固定された略円柱状の半田で、該半田55は、端
面開口溝52内に位置して端面電極53と対面する略半
円形状の電極対面部55Aと、該電極対面部55Aから
基板11の端面11Cよりも前方に突出して設けられた
残余の半円形状をなす前方突出部55Bとによって構成
されている。
【0066】かくして、本実施の形態でも前記第1の実
施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0067】次に、図15は本発明の第5の実施の形態
を示し、本実施の形態の特徴は基板の端面には端面電極
としての平板電極を設け、該平板電極に半田を取付ける
構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前記
第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。
【0068】61,61,…は基板11の端面11Cに
直接的に設けられた端面電極としての平面電極で、該平
面電極61は基板11の端面11Cに平面状に設けら
れ、基板11の厚さ方向に沿って延びている。そして、
平面電極61は、基板11の表面11A側に設けられた
配線62に接続されている。
【0069】63,63,…は平面電極61に取付けら
れた略半円柱状の半田で、該半田63は、平面電極61
に沿って基板11の厚さ方向に延びると共に、その全体
が基板11の端面11Cよりも突出して前方側(前側)
に配設されている。
【0070】かくして、本実施の形態でも前記第1の実
施の形態と同様の作用効果を得ることができる。しか
し、本実施の形態では、基板11の端面11Cに平面電
極61を直接的に形成したから、基板11の穴加工等を
省くことができ、生産性を向上することができる。ま
た、基板11の表面11Aに全面に亘って電子部品等を
配置することができ、基板11に端面開口溝等を設けた
場合に比べて、基板11の有効面積を増加させることが
できる。
【0071】また、端面電極として平面状の平面電極6
1を用いるから、端面電極を円弧形状等にした場合に比
べて半田63を取囲むことがなく、半田63に作用して
基板11の表面11A側に向う表面張力を低減すること
ができる。このため、半田63を基板11の裏面11B
側に容易に垂下させることができ、平面電極61と電極
パッドとの間を確実に接続することができる。
【0072】さらに、半田63は基板11の端面11C
よりも前側にのみ位置する構成としたから、基板11の
端面11Cよりも前側にフィレットを形成することがで
き、フィレットの形状を視認し易くし、半田63によっ
て平面電極61と電極パッドとの間の接合状態を容易に
確認することができる。
【0073】なお、前記第1ないし第4の実施の形態で
は、端面開口溝14,42,52を半円穴形状、四角形
状、半円形状等に形成するものとしたが、例えば楕円形
状でもよく、五角形状等の他の角形状に形成してもよ
い。
【0074】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、半田を基板の端面よりも前方に突出させる構成と
したから、端面電極に多量の半田を取付けることができ
る。このため、半田を溶融させることによって、半田の
うち基板の端面から突出した部位は支持するものを失う
から、端面電極側に接合された半田に連なりつつ、基板
の裏面側に垂下させることができる。従って、基板等に
反りが生じて基板の端面電極とマザーボードの電極パッ
ドとの間に隙間が発生するときであったも、垂下した半
田によって端面電極と電極パッドとの間を接続し、これ
らの間にフィレットを形成することができる。
【0075】また、請求項2の発明によれば、基板には
端面に開口した端面開口溝を設け、該端面開口溝の内壁
面には端面電極を設け、半田は端面開口溝内に位置して
端面電極と対面する電極対面部と、該電極対面部から基
板の端面よりも前方に突出して設けられた前方突出部と
によって構成したから、加熱によって半田が溶融したと
きには、半田のうち電極対面部は端面電極との接合状態
が保持されるものの、前方突出部は支持するものを失っ
て基板の裏面側に垂下する。このとき、溶融した前方突
出部は端面開口溝内に収容された半田を伴いつつ基板の
裏面側に垂下するから、基板の端面電極とマザーボード
の電極パッドとの間に比較的大きな隙間が形成されると
きであっても、これらの間を接続することができる。
【0076】また、請求項3の発明によれば、端面電極
を端面開口溝の内壁面のうち一部の箇所に設けたから、
加熱等によって半田を溶融させたときには、半田の表面
張力のバランスを崩し易くし、半田を容易に基板の裏面
側に垂下させることができる。このため、半田によって
基板等の反りを吸収し、端面電極と電極パッドとの間を
確実に接続することができる。
【0077】また、請求項4の発明によれば、配線の電
極接続部のうち端面電極よりも基板の端面側に位置する
部位をレジスト膜によって覆う構成としたから、溶融し
た半田が当該部位の電極接続部に接触することがなくな
る。このとき、端面よりも前方に突出した半田は、端面
電極よりも基板の端面側に配設された半田と共に、支持
するものを失うから、基板の裏面側に容易に垂下する。
これにより、端面開口溝の半田収容部に収容された半田
を確実に垂下させ、端面電極と電極パッドとの間の隙間
を補うことができる。
【0078】また、請求項5の発明によれば、配線の電
極接続部は端面電極の内壁面に対応した位置まで延びる
構成としたから、端面開口溝に収容された半田のうち端
面電極よりも基板の端面側に位置する部位は、電極接続
部に接触せず、電極接続部によって基板の表面側に引き
付けられることがなくなる。このため、基板の端面より
も前方に突出した半田に加えて端面開口溝に収容された
半田をも基板の裏面側に垂下させることができ、基板等
の反りを吸収することができる。
【0079】また、請求項6の発明によれば、基板の端
面に平面電極を形成したから、基板の穴加工等を省くこ
とができ、生産性を向上することができる。しかも、基
板の表面に全面に亘って電子部品等を配置することがで
き、基板に端面開口溝等を設けた場合に比べて、基板の
有効面積を増加させることができる。さらに、端面電極
として平面状の平面電極を用いるから、端面電極を円弧
形状等にした場合に比べて半田を取囲むことがなく、半
田に作用する表面張力を低減することができる。このた
め、半田を基板の裏面側に容易に垂下させることがで
き、平面電極と電極パッドとの間を確実に接続すること
ができる。
【0080】さらに、請求項7の発明によれば、プッシ
ュバック金型を用いて加工用基板から基板を切断する構
成としたから、ダイヤモンドカッタ等を用いて加工用基
板を切断する場合に比べて切断に伴う切粉が発生するこ
とがない。このため、加工用基板の切断後に基板等の洗
浄を行う必要がなく、基板等の洗浄を省くことができ、
生産性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるモジュール基
板を示す斜視図である。
【図2】図1中の端面スルーホールを拡大して示す要部
拡大斜視図である。
【図3】加工用基板に貫通孔を形成した状態を示す平面
図である。
【図4】貫通孔の周囲に配線を形成し、貫通孔内に電極
膜を設けた状態を示す平面図である。
【図5】図4中のa部を拡大して示す要部拡大平面図で
ある。
【図6】貫通孔に隣接して半田収容孔を形成した状態を
示す要部拡大平面図である。
【図7】プッシュバック金型によって加工用基板を切断
した状態を示す平面図である。
【図8】図7中の貫通孔と半田収容孔とに半田を収容し
た状態を示す要部拡大平面図である。
【図9】加工用基板からモジュール基板を取外した状態
を示す要部拡大平面図である。
【図10】第1の実施の形態によるモジュール基板をマ
ザーボードに接合した状態を示す要部拡大断面図であ
る。
【図11】第2の実施の形態による端面スルーホールを
拡大して示す要部拡大斜視図である。
【図12】第2の実施の形態の比較例による端面スルー
ホールを拡大して示す要部拡大斜視図である。
【図13】第3の実施の形態による端面スルーホールを
拡大して示す要部拡大斜視図である。
【図14】第4の実施の形態による端面スルーホールを
拡大して示す要部拡大斜視図である。
【図15】第5の実施の形態による平面電極、半田等を
拡大して示す要部拡大斜視図である。
【図16】従来技術によるモジュール基板を示す斜視図
である。
【図17】図16中のモジュール基板をマザーボードに
接合した状態を示す断面図である。
【図18】図17中の端面スルーホールを拡大して示す
要部拡大断面図である。
【図19】基板が反って端面スルーホールと電極パッド
との間に隙間が生じた状態を示す図18と同様位置の要
部拡大断面図である。
【符号の説明】
5 マザーボード 6 電極パッド 11 基板 12 電子部品 13,41,51 端面スルーホール 14,42,52 端面開口溝 14A,42A 半田収容部 14B,42B 電極形成部 15,43,53 端面電極 17,45,55,63 半田 17A,45A,55A 電極対面部 17B,45B,55B 前方突出部 21 加工用基板 22 貫通孔 24 半田収容孔 25 フィレット 16,44,54,62 配線 44A,54A 電極接続部 44B,54B 線路部 31 レジスト膜 61 平面電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中路 博行 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 5E317 AA04 AA07 AA22 BB01 CC15 CC25 CD25 CD27 CD31 CD32 CD34 GG07 5E319 AA03 AA07 AB05 AC01 AC12 AC20 BB05 CC36 CD29 GG03 GG13 5E344 AA01 AA21 BB02 BB06 CC05 CC08 CC11 CC25 CD09 DD03 DD19 EE26

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面側に電子部品が搭載される基板と、
    該基板の外周縁を形成する端面に設けられ前記電子部品
    に接続される端面電極とからなるモジュール基板におい
    て、前記端面電極には前記基板の裏面側に設けられるマ
    ザーボードに接続するための半田を設け、該半田は基板
    の端面よりも前方に突出させたことを特徴とするモジュ
    ール基板。
  2. 【請求項2】 前記基板には端面に開口した端面開口溝
    を設け、該端面開口溝の内壁面には前記端面電極を設
    け、前記半田は前記端面開口溝内に位置して端面電極と
    対面する電極対面部と、該電極対面部から基板の端面よ
    りも前方に突出して設けられた前方突出部とによって構
    成してなる請求項1に記載のモジュール基板。
  3. 【請求項3】 前記端面電極は前記端面開口溝の内壁面
    の一部に設けてなる請求項2に記載のモジュール基板。
  4. 【請求項4】 前記基板の表面側には、前記端面開口溝
    の周囲に位置して端面電極に接続された電極接続部と該
    電極接続部から前記電子部品に向けて延びる線路部とか
    らなる配線を設け、該配線の電極接続部のうち前記端面
    電極よりも基板の端面側に位置する部位はレジスト膜に
    よって覆う構成としてなる請求項3に記載のモジュール
    基板。
  5. 【請求項5】 前記基板の表面側には、前記端面開口溝
    の周囲に位置して端面電極に接続された電極接続部と該
    電極接続部から前記電子部品に向けて延びる線路部とか
    らなる配線を設け、該配線の電極接続部は前記端面電極
    の内壁面と対応した位置まで延びる構成としてなる請求
    項3に記載のモジュール基板。
  6. 【請求項6】 前記端面電極は基板の端面に設けられた
    平面電極からなり、前記半田は基板の端面よりも前方に
    突出した状態で該平面電極に取付けてなる請求項1に記
    載のモジュール基板。
  7. 【請求項7】 表面側に電子部品が搭載される基板と、
    該基板の外周縁に設けられ前記電子部品に接続される端
    面電極とからなり、該端面電極にはマザーボードと接続
    するための半田が設けられたモジュール基板の製造方法
    であって、加工用基板に貫通孔を形成して該貫通孔の内
    壁面に電極膜を設け、前記加工用基板に前記貫通孔の一
    部を切除して貫通孔に隣接する半田収容孔を形成し、プ
    ッシュバック金型を用いて該半田収容孔を通って前記加
    工用基板を切断し、前記貫通孔と半田収容孔とに半田を
    収容して固定し、前記半田を基板の端面よりも前方に突
    出して設けてなるモジュール基板の製造方法。
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