JP2001160165A - 検知装置と検知対象物の処理装置 - Google Patents

検知装置と検知対象物の処理装置

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JP2001160165A
JP2001160165A JP34529799A JP34529799A JP2001160165A JP 2001160165 A JP2001160165 A JP 2001160165A JP 34529799 A JP34529799 A JP 34529799A JP 34529799 A JP34529799 A JP 34529799A JP 2001160165 A JP2001160165 A JP 2001160165A
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JP34529799A
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Yuji Matsumoto
裕司 松本
Satoshi Watanabe
聡 渡辺
Hiroshi Fukuda
浩 福田
Masato Suda
正人 須田
Giichi Tagami
義一 田神
Kei Takizawa
圭 滝沢
Shinya Watanabe
伸也 渡辺
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Original Assignee
Toshiba Corp
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    • G06V30/248Character recognition characterised by the processing or recognition method involving plural approaches, e.g. verification by template match; Resolving confusion among similar patterns, e.g. "O" versus "Q"
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、通常の検知処理での検知対象物
の処理対象数を低下させることなく、より高性能な検知
処理を行うことができ、全体の検知性能を向上させるこ
とができる。 【解決手段】 この発明は、高速な検知処理によって検
知の判断が困難と判断された検知対象物について、各セ
ンサ部から取得した物理特性を示す検知結果をデータ蓄
積器に蓄積しておき、高速な検知処理によって精査検知
が必要であると判断された検知対象物に対して、データ
蓄積器に保存されているデータを用いて非リアルタイム
に精査処理部において検知処理を行い、精査処理部から
の検知結果としての検知対象物のカテゴリーに対応する
保管庫に分配するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、搬送路上を搬送
する検知対象物の物理特性から対応する検知対象物が特
定の対象物であることを検知する検知装置と検知対象物
の処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、搬送路上を搬送する検知対象物の
種々の物理特性を検知する検知装置には、図14に示す
ように、検知対象物に対して複数の物理特性を検知する
ため、複数のセンサ部が搬送上に設置されている。
【0003】このような検知装置内で検知対象物は搬送
路上を個別に搬送される。この搬送路上に設置されるセ
ンサ部は、検知対象物の検知したい物理特性を感知でき
るものを選択する。通常の場合、検知対象物の検知した
い物理特性は複数あるので、種々の物理特性を感知する
種々のセンサ部が搬送路上に点在することになる。
【0004】これらのセンサ部により感知された検知対
象の物理特性は、電気信号として伝送路を介して検知処
理部に送られる。検知処理部では、センサ部から送られ
た電気信号に対して、検知対象物の当該物理特性の検知
処理を行う。また、全ての物理特性の検知処理が終了す
ると、検知結果を総合的に,判断して統括部に所定の出
力を行う。
【0005】統括部では検知対象を検知処理部からの検
知結果に応じた指示を対象物振り分け器に出し、対象物
振り分け器によって対象物を処理結果に対応した別々の
保管庫へと保管される。
【0006】図15は、従来の検知装置におけるセンサ
部と検知処理部の構成例を示す図である。図15に示す
ように、各センサ部のセンサによって感知した検知対象
物の物理特性は、電気信号に変換されてアンプによって
増幅した後に、伝送路によって各センサ部に対応して設
置されている検知処理部に伝送される。
【0007】これらの検知処理部ではセンサ部から伝送
された電気信号をA/D変換器によりディジタルデータ
に変換し、検知処理器にて検知処理を行い、この検知処
理器と中央演算器との共有メモリに検知結果を書き込む
ことによって検知結果を中央演算器に伝える。
【0008】中央演算器では、各センサ部から得た電気
信号を基に検知した情報を解析し、所定の動作を指示す
る信号を検知出力部に出力する。
【0009】通常、ひとつの検知対象にかけられる処理
時間と単位時間あたりの処理可能な対象数(スループッ
ト)とは相反する。検知処理に高速性を要求される状況
下においては、各検知処理の処理時間が限られるため、
複雑な計算処理を必要とする手法などの処理時間を長時
間必要とする処理手法を行うことができない。
【0010】そのため、検知結果が不確定と判断された
りあるいは無理に結果を判断したために誤確定してしま
うケースがある。
【0011】また、各種センサは検知対象の搬送路上に
点在するため、センサから得られる検知対象の物理特性
データを取得する時間はセンサの配置位置によって異な
る。そのため、複数の種類のセンサから得られた検知対
象の物理特性データを用いた処理手法の実現は、処理速
度やハードのコスト面から困難があった。
【0012】通常の処理において、検知判定が不可能で
あった対象物、あるいはさらに詳細なカテゴリに分配す
る必要のある対象物は、オペレータなどの人の五感によ
って1つ1つ判別されたり、再びセンサ等を含む通常の
検知装置とほぼ同機能を備えた精査処理を行う検知処理
機に通して最終結果を得るなどの必要があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、この
発明は、通常の検知処理での検知対象物の処理対象数を
低下させることなく、より高性能な検知処理を行うこと
ができ、全体の検知性能を向上させることができる検知
装置と検知対象物の処理装置を提供することを目的とし
ている。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の検知装置は、
検知対象物から得られる物理特性情報を得る第1の取得
手段と、この第1の取得手段により得られた物理特性情
報を、上記検知対象物を特定する特定データとともに蓄
積する蓄積手段と、上記第1の取得手段により得られた
物理特性情報から対応する検知対象物が特定の対象物で
あることを判定する第1の判定手段と、この第1の判定
手段により特定の対象物であると判定された際、当該検
知対象物の特定データに基づいて上記蓄積手段から対応
する物理特性情報を得る第2の取得手段と、この第2の
取得手段により得られた物理特性情報に基づいて上記対
象物に対して上記第1の判定手段の判定より詳細な判定
を行う第2の判定手段とからなる。
【0015】この発明の検知対象物の処理装置は、検知
対象物から得られる物理特性情報を得る第1の取得手段
と、この第1の取得手段により得られた物理特性情報
を、上記検知対象物を特定する特定データとともに蓄積
する蓄積手段と、上記第1の取得手段により得られた物
理特性情報から対応する検知対象物を判定する第1の判
定手段と、この第1の判定手段による判定結果に基づい
て対象となる検知対象物を振分けて第1の集積部に集積
するとともに、上記第1の判定手段による判定結果が得
られなかった検知対象物を第2の集積部に振分けて集積
する集積手段と、上記第1の判定手段による判定結果が
得られなかった検知対象物を示す情報に基づいて上記蓄
積手段から対応する物理特性情報を得る第2の取得手段
と、この第2の取得手段により得られた物理特性情報に
基づいて上記対象物に対して上記第1の判定手段の判定
より詳細な判定を行う第2の判定手段と、上記第2の集
積部が設定され、この第2の集積部に集積されている検
知対象物を順次取出し上記第2の判定手段による判定結
果に基づいて別々のカテゴリーの第3の集積部に集積す
る処理手段とからなる。
【0016】この発明の検知装置は、検知対象物から得
られる物理特性情報を得る第1の取得手段と、この第1
の取得手段により得られた物理特性情報を、上記検知対
象物を特定する特定データとともに蓄積する蓄積手段
と、上記第1の取得手段により得られた物理特性情報か
ら対応する検知対象物が特定の対象物であることを判定
する第1の判定手段と、この第1の判定手段により特定
の対象物であると判定された際、当該検知対象物の特定
データに基づいて上記蓄積手段から対応する物理特性情
報を得る第2の取得手段と、この第2の取得手段により
得られた物理特性情報に基づいて上記対象物に対して上
記第1の判定手段の判定より詳細な判定を行う第2の判
定手段と、この第2の判定手段による判定結果を出力す
る出力手段とからなる。
【0017】この発明の検知対象物の処理装置は、検知
対象物から得られる物理特性情報を得る第1の取得手段
と、上記第1の取得手段により得られた物理特性情報か
ら対応する検知対象物を判定する第1の判定手段と、こ
の第1の判定手段による判定結果に基づいて対象となる
検知対象物を振分けて第1の集積部に集積するととも
に、上記第1の判定手段による判定結果が得られなかっ
た検知対象物を第2の集積部に振分けて集積する集積手
段と、上記第1の判定手段による判定結果が得られなか
った検知対象物を特定する特定データを蓄積媒体に蓄積
するとともに、上記第1の取得手段により得られた物理
特性情報を、上記検知対象物を特定する特定データとと
もに蓄積する蓄積手段とからなる検知装置と、上記蓄積
媒体から判定結果が得られなかった当該検知対象物を特
定する特定データを読出し、この特定データに対応する
物理特性情報を得る第2の取得手段と、この第2の取得
手段により得られた物理特性情報に基づいて上記対象物
に対して上記第1の判定手段の判定より詳細な判定を行
う第2の判定手段と、上記第2の集積部が設定され、こ
の第2の集積部に集積されている検知対象物を順次取出
し上記第2の判定手段による判定結果に基づいて別々の
カテゴリーの第3の集積部に集積する処理手段とからな
る精査装置とからなる。
【0018】この発明の検知装置は、検知対象物から得
られる物理特性情報を得る第1の取得手段と、この第1
の取得手段により得られた物理特性情報を、上記検知対
象物を特定する特定データとともに蓄積する蓄積手段
と、上記第1の取得手段により得られた物理特性情報か
ら対応する検知対象物の検知結果が注目するものである
ことを判定する第1の判定手段と、この第1の判定手段
により検知対象物の検知結果が注目するものであると判
定された際、当該検知対象物の特定データに基づいて上
記蓄積手段から対応する物理特性情報を得る第2の取得
手段と、この第2の取得手段により得られた物理特性情
報に基づいて画像化を行ったりあるいは統計値を算出す
る処理手段と、この処理手段による処理結果を出力する
出力手段とからなる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0020】まず、第1の実施形態について説明する。
【0021】図1は、検知対象物Sを処理する検知対象
物の処理装置(検知システム)の概略構成を示す図であ
る。
【0022】上記検知対象物の処理装置は、図示しない
供給部から供給される種々の物理特性(物理特性情報)
を有する検知対象物Sを個別に搬送する搬送路1と、こ
の搬送路1によって搬送される検知対象物Sの種々の物
理特性を第1の検知処理と第2の検知処理の2種類の検
知処理を用いて検知する検知装置2と、この検知装置2
の第1の検知処理の検知結果に基づいて上記搬送路1に
より搬送された検知対象物Sを振分ける対象物振り分け
器3と、この対象物振り分け器3によって振分けられた
検知対象物Sを保管する複数の保管庫4a、…と、上記
検知装置2の第2の検知処理の検知結果(後述する精査
処理部16からの検知結果)に基づいて1つの保管庫4
cからの検知対象物Sを別の保管庫5、…にソートする
ソータ(処理手段)6とから構成されている。
【0023】上記対象物振り分け器3が、後述する統括
部15からの検知結果に応じた指示に基づいて上記搬送
路1により搬送された検知対象物Sを振分けることによ
り、検知対象物Sが検知結果に対応した保管庫4a、…
に保管される。
【0024】上記保管庫4cが精査を必要とする検知対
象の保管庫とする。
【0025】上記検知装置2における第1の検知処理
は、上記検知対象物Sが後述するセンサ部11、…に対
向してから対象物振り分け器3に到達するまでの搬送時
間内(検知処理時間の制約)に処理される検知処理(通
常の検知処理)である。
【0026】上記検知装置2における第2の検知処理
は、時間の制限がなかったり、長い処理時間が掛かる高
度なアルゴリズムの検知処理であり、上記第1の検知処
理よりも高度な検知処理である。この第2の検知処理と
しては、FFT(ファーストフーリエトランレーショ
ン:高速フーリエ変換)などの処理量の大きい検知処理
である。
【0027】図1、図2に示すように、この検知装置2
は、複数のセンサ部(第1の取得手段)11、…、分配
器12、検知処理部13、データ蓄積器(蓄積手段)1
4、統括部(第1の判定手段)15、精査処理部(第2
の取得手段、第2の判定手段)16により構成されてい
る。分配器12と、検知処理部13、データ蓄積器14
とは、データバス17により接続されている。
【0028】センサ部11、…は、搬送路1上を搬送さ
れる検知対象物Sの種々の物理特性を検知(感知)する
ものである。検知対象物Sに対して感知すべき物理特性
が複数あるため、それらの感知すべきそれぞれの物理特
性に対応する複数種類のセンサ部11、…が搬送路1に
点在している。上記センサ部11、…の検知出力は、分
配器12に供給される。
【0029】センサ部11、…は、それぞれセンサ11
a、アンプ11b、A/D変換器11cにより構成され
ている。
【0030】センサ11aは、搬送路1上を搬送されて
いる検知対象物Sの物理特性をアナログの電気信号に変
換するものである。アンプ11bは、センサ11aから
のアナログの電気信号を増幅するものである。A/D変
換器11cは、アンプ11bからの増幅されたアナログ
の電気信号をディジタル信号に変換しクロック信号とと
もに分配器12に出力するものである。
【0031】分配器12は、上記センサ部11、…から
の検知出力、つまり検知対象物Sの種々の物理特性を検
知処理部13、データ蓄積器14に供給するものであ
る。分配器12は、非同期でかつ並列に供給される各セ
ンサ部11、…からの1走査ラインごとの検知出力を、
直列の出力データに置換して次の1走査ラインの走査時
に、検知処理器12に出力するものである。分配器12
は、上記置換を統括部(中央演算器)15から供給され
る水平同期信号と基準クロックとを用いて上記置換を行
うようになっている。
【0032】検知処理部13は、複数の検知処理器13
a、…と複数の共有メモリ13b、…により構成され、
各センサ部11、…からの1つの検知対象物Sごとの種
々の物理特性に基づく検知処理を行うものである。上記
1つの検知処理器13aと1つの共有メモリ13bとが
組になっており、1つの検知処理器13aによる物理特
性に基づく検知処理の結果が対応する共有メモリ13b
に記憶される。上記共有メモリ13b、…はバス13c
により接続され、統括部15により共有されるものであ
る。上記検知処理器13aは、対象となる検知対象物S
が対象物振り分け器3に到達するまでの搬送時間内に処
理される検知処理(通常の検知処理、第1の検知処理)
を行うものである。
【0033】データ蓄積器14は、各センサ部11、…
からの検知対象物Sの種々の物理特性(どのセンサ部1
1からのデータかを示す識別子を含む)に統括部15か
ら供給される対象となる検知対象物Sのインデックス情
報(特定データ)を付与して蓄積するものである。
【0034】この検知対象物Sのインデックス情報は、
例えば、検知システムの起動時を’0’として、順次、
搬送路1上を搬送される検知対象物S毎にシリアルナン
バを付けたもので、統括部15より与えられる。このイ
ンデックス情報を付与するのは、図1で説明したように
各センサ部11、…が搬送路2上に点在するために、同
一の検知対象物のデータがセンサ部11、…毎に別々の
タイミングで入力され、データだけでは切り分けること
が困難であるからである。
【0035】統括部15は、中央演算器により構成さ
れ、検知処理部13からの(つまり共有メモリ13b、
…から読出した)検知対象物Sごとの種々の物理特性に
基づく検知処理の結果を受けて、これらの検知処理の結
果に基づいて検知結果を総合的に判断し、この検知結果
に応じた指示を対象となる検知対象物Sが対象物振り分
け器3に搬送されるまでの時間内に(リアルタイムに)
対象物振り分け器3に出力するものである。この場合、
統括部15は、上記時間内に検知結果が判断できなかっ
た際に、検知結果無しに応じた指示を対象となる検知対
象物Sが対象物振り分け器3に搬送されるまでの時間内
に対象物振り分け器3に出力するものである。
【0036】これにより、対象物振り分け器3は統括部
15からの検知結果に応じた指示に基づいて対象となる
検知対象物Sを振分けて保管庫4a、4bに集積し、統
括部15からの検知結果無しに応じた指示に基づいて対
象となる検知対象物Sを保管庫4cに集積する。
【0037】統括部15は、上記時間内に検知結果が判
断できなかった際に、その対象となる検知対象物Sのイ
ンデックス情報を精査の必要な検知結果として精査処理
部16へ出力するようになっている。精査の必要な検知
結果としては、逐次的あるいは一定の量の処理対象が溜
まった際に、精査処理部16へ出力するようになってい
る。まとめて出力する場合、図3に示すように、インデ
ックス情報数と各精査処理を行う検知対象のインデック
ス情報(例えば5ビット)列とが出力される。
【0038】精査処理部16は、統括部15からのイン
デックス情報数とインデックス情報列を受取り、この受
取ったインデックス情報ごとに対応するデータを1つず
つデータ蓄積器14から読込み、高度なアルゴリズムの
検知処理(第2の検知処理、FFTなど)を行うもので
ある。この精査処理部16は、検知結果に応じた指示を
インデックス番号(保管庫4cにおける検知対象物Sの
集積順に対応)とともにソータ6へ出力するようになっ
ている。
【0039】上記保管庫4cは人手を介して、またはレ
ール(図示しない)に沿い自動的に移動させるなどの方
法でソータ6の被ソート対象に設定されるようになって
いる。
【0040】上記ソータ6は、精査処理部16からのイ
ンデックス番号ごとの検知結果と、保管庫4cから取出
される検知対象物Sの取出し順とに基づいて、保管庫
5、…に選択的に集積するものである。これにより、精
査処理部16からの検知結果としての検知対象物Sのカ
テゴリーに対応する保管庫5、…に検知対象物Sが保管
されるようになる。ソータ6には、セットされた保管庫
4cから順次検知対象物Sを1枚ずつ取出す取出しロー
ラ21、この取出しローラ21により取出された検知対
象物Sを搬送する搬送路22、この搬送路22により搬
送される検知対象物Sを保管庫5、…に選択的に振分け
るゲート23、…、上記精査処理部16からの検知結果
に基づいてゲート23、…の切換え制御を行う制御部2
4により構成されている。
【0041】この際、保管庫4cに収納されている検知
対象物Sの順番等の情報を用いて保管庫5、…に振分け
たり、検知対象物Sとしての例えば有価証券等に含まれ
る記番号を用いてOCR(図示しない)で読取り、この
得られた記番号を蓄積データに付加して対応づけて保管
庫5、…に振分けたりする。
【0042】上記保管庫4cに収納されている検知対象
物Sの順番等の情報を用いて保管庫5、…に振分ける場
合、図4に示すように、精査処理部16から上記保管庫
4cに収納されている検知対象物Sの順番を示すインデ
ックス番号に対応する検知結果からなるデータ列が制御
部24に供給される。これにより、制御部24はこのデ
ータ列に基づいて、セットされた保管庫4cから順次検
知対象物Sを1枚ずつ取出し、保管庫5、…に振分けら
れて保管される。上記インデックス番号は精査処理を行
ったものに対して新たに振りなおされる。
【0043】図5は、上記分配器12の回路の構成例を
示すものである。この回路は、各センサ部11、…のA
/D変換器11cからの電気信号とクロック信号とが入
力される先入れ先出し(FIFO)方式のFIFOメモ
リ31a、31b、…、31k、これらのFIFOメモ
リ31a、…のデータを中央演算器15から与えられる
基準クロック、および水平同期信号に基づいて、出力す
るデータバス17のビット数に合わせた幅のデータを直
列に並べた出力データとしてデータバス17へ出力する
制御を行う出力制御回路32から構成されている。
【0044】上記FIFOメモリ31a、…に入力され
る入力信号は、それぞれ非同期で、各センサ部11、…
に対応する各A/D変換器11c、…のクロック(第1
のクロック)の周波数に基づく間隔のディジタル信号で
ある。各FIFOメモリ31a、…は、これらの入力信
号をそれぞれデータ幅が8ビットごとのデータに変換す
る。
【0045】さらに、FIFOメモリ31a、…は、図
6に示すように、この8ビットのデータがどのセンサ部
11からのデータかを示す4ビットの識別子を付与して
12ビット単位の出力データを生成する。各FIFOメ
モリ31a、…で生成される12ビット単位の出力デー
タは、出力制御回路32により上記各A/D変換器11
c、…のクロック(第1のクロック)の周波数よりも速
い基準クロック(第2のクロック)の周波数に基づく間
隔に従って12ビット単位の直列のデータとして12ビ
ットのデータバス17に出力される。
【0046】検知処理器13aは、図7に示すように、
4ビットの識別子デコードして選択的にイネーブル信号
を出力する識別子デコーダ51とそれぞれ別々の物理特
性に基づいた検知処理を実行する複数の処理ハードウェ
ア52、…により構成されている。識別子デコーダ51
は分配器12からデータバス17を介して供給される1
2ビットの内の4ビットの識別子に基づいて対応する1
つの処理ハードウェア52にイネーブル信号を出力する
ことにより、分配器12からデータバス17を介して供
給される12ビットの内の残りの8ビットのデータが上
記イネーブル信号が供給されている処理ハードウェア5
2に受入れられて処理されるようになっている。
【0047】これにより、センサ部11の物理特性に対
応した検知処理を実行する処理ハードウェア52により
検知処理が実行されるようになっている。
【0048】各処理ハードウェア52の検知処理結果
は、対応する共有メモリ13bに記憶されるようになっ
ている。
【0049】上記出力制御回路32は、図8の(a)
(b)に示す、水平同期信号と基準クロックとに基づい
て、図8の(c)に示すように、各センサ部11、…か
らの1走査ライン分のデータを各FIFOメモリ31
a、…に記憶する。ついで、出力制御回路32は、次の
水平同期信号と基準クロックとに基づいて、図8の
(d)に示すように、FIFOメモリ31aに記憶され
ているデータ(4ビットの識別子を含む)から順に、デ
ータバス17へ出力するものである。
【0050】この結果、非同期でかつ並列に供給される
各センサ部11、…からの1走査ラインごとの検知出力
を、直列の出力データに置換して次の1走査ラインの走
査時に、検知処理部13に出力するものである。
【0051】上記データ蓄積器14は、分配器12から
データバス17上に出力される出力データを各データご
とに付与されている識別子と統括部15から供給される
対象となる検知対象物Sのインデックス情報とを含めて
書き込むことによってデータを収集するものである。
【0052】図9は、データ蓄積器14に収集されたデ
ータの一例を示す図である。図9では、上記センサ部1
1、…がk個、そのうちセンサ部1,センサ部2の1ラ
インのデータ数がn、センサ部kの1ラインのデータ数
がm、各センサ部1からkにより収集されるデータのラ
イン数(検知対象物Sの1枚における走査ライン数)を
j、検知対象物Sの数をi、データ幅を8ビット、セン
サ部11を示す識別子を4ビット、検知対象物Sを示す
インデックス情報(INDEX)を5ビットとしてい
る。
【0053】すなわち、左上のS1 0からS1
が、センサ部1の1ライン目のデータであり、例えばセ
ンサ11aの各CCDからの1ライン分の信号に対応す
るデータである。各S1 0は、8ビットのデータと4
ビットの識別子と5ビットのインデックス情報により構
成されている。
【0054】また、上記左上部のj1に対応する複数走
査ライン分のS1 0からS1 nが、1枚目の検知対
象物Sに対応するセンサ部1のデータとなっている。
【0055】また、上記左上部のj1に対応する複数走
査ライン分のS2 0からS2 nが、1枚目の検知対
象物Sに対応するセンサ部2のデータとなっている。
【0056】さらに、上記j1に対応する複数走査ライ
ン分のSk 0からSk nが、1枚目の検知対象物S
に対応するセンサ部kのデータとなっている。
【0057】また、j2に対応する複数走査ライン分の
S1 0からS1 nが、2枚目の検知対象物Sに対応
するセンサ部1のデータとなっている。
【0058】また、j2に対応する複数走査ライン分の
S2 0からS2 nが、2枚目の検知対象物Sに対応
するセンサ部2のデータとなっている。
【0059】さらに、j2に対応する複数走査ライン分
のSk 0からSk nが、2枚目の検知対象物Sに対
応するセンサ部kのデータとなっている。
【0060】また、jiに対応する複数走査ライン分の
S1 0からS1 nが、i枚目の検知対象物Sに対応
するセンサ部1のデータとなっている。
【0061】また、jiに対応する複数走査ライン分の
S2 0からS2 nが、i枚目の検知対象物Sに対応
するセンサ部2のデータとなっている。
【0062】さらに、jiに対応する複数走査ライン分
のSk 0からSk nが、i枚目の検知対象物Sに対
応するセンサ部kのデータとなっている。
【0063】なお、図3、図6、図9に示すインデック
ス情報は5ビットに限らず、8ビット構成であっても良
い。
【0064】また、精査処理部16から出力される保管
庫4cに収納されている検知対象物Sの検知結果に基づ
いて、ソータ6により検知結果に基づくカテゴリーによ
り保管庫5、…へ振分ける場合について説明したが、精
査処理部16により精査処理された検知結果が1件ごと
あるいは複数件まとめてディスプレイあるいはプリンタ
等の出力機器により出力されるようにしても良い。この
場合、この出力された内容に基づいて、オペレータが保
管庫4cに収納されている検知対象物Sを保管庫5、…
へ振分けるようになっている。
【0065】次に、上記のような構成において、動作を
説明する。
【0066】すなわち、検知対象物Sが図示しない供給
部から順次取出されて搬送路1上を搬送されることによ
り、センサ部11、…により検知対象物Sの物理特性が
検知され、この検知出力が分配器12に供給される。
【0067】この際、統括部15は供給部から順次取出
される検知対象物Sに対するインデックス情報を生成
し、搬送制御に伴って管理する。
【0068】上記分配器12は、上記センサ部11、…
からの検知出力、つまり検知対象物Sの種々の物理特性
を検知処理部13、データ蓄積器14に供給する。
【0069】データ蓄積器14は、各センサ部11、…
からの検知対象物Sの種々の物理特性(識別子を含む)
に統括部15から供給される対象となる検知対象物Sの
インデックス情報を付与して蓄積する。
【0070】上記検知処理部13は、各センサ部11、
…からの1つの検知対象物Sごとの種々の物理特性に基
づく検知処理を行う。
【0071】これにより、統括部15は、検知処理部1
3の共有メモリ13b、…から読出した検知対象物Sご
との種々の物理特性に基づく検知処理の結果を受けて、
これらの検知処理の結果に基づいて検知結果を総合的に
判断し、この検知結果に応じた指示を対象となる検知対
象物Sが対象物振り分け器3に搬送されるまでの時間内
に(リアルタイムに)対象物振り分け器3に出力する。
この場合、統括部15は、上記時間内に検知結果が判断
できなかった際に、検知結果無しに応じた指示を対象と
なる検知対象物Sが対象物振り分け器3に搬送されるま
での時間内に対象物振り分け器3に出力する。
【0072】これにより、対象物振り分け器3は統括部
15からの検知結果に応じた指示に基づいて対象となる
検知対象物Sを振分けて保管庫4a、4bに集積し、統
括部15からの検知結果無しに応じた指示に基づいて対
象となる検知対象物Sを保管庫4cに集積する。
【0073】また、統括部15は、精査の必要な検知結
果として、インデックス情報数と各精査処理を行う検知
対象のインデックス情報列とを精査処理部16へ出力す
る。このインデックス情報数と各精査処理を行う検知対
象のインデックス情報列とは、上記保管庫4cに集積さ
れた各検知対象物Sに対応している。
【0074】この結果、精査処理部16は、統括部15
からのインデックス情報数とインデックス情報列を受取
り、この受取ったインデックス情報ごとに対応するデー
タを1つずつデータ蓄積器14から読込み、高度なアル
ゴリズムの検知処理を行い、この検知結果を新たなイン
デックス番号(保管庫4cにおける検知対象物Sの集積
順に対応)を付与して記憶する。
【0075】そして、上記保管庫4cは人手を介して、
またはレール(図示しない)に沿い自動的に移動させる
などの方法でソータ6の被ソート対象に設定される。こ
の際、精査処理部16のインデックス番号が付与されて
いる検知結果(図4参照)の一覧がソータ6に出力され
る。
【0076】この後、ソータ6は保管庫4cの検知対象
物Sを順次取出し、この検知対象物Sに対応するインデ
ックス番号の検知結果に基づいて、保管庫5、…に選択
的に集積(分配)する。これにより、精査処理部16か
らの検知結果としての検知対象物Sのカテゴリーに対応
する保管庫5、…に検知対象物Sが保管される。
【0077】上記したように、高速な検知処理が可能な
検知システムによって検知対象物を処理するものにおい
て、高速な検知処理によって検知の判断が困難と判断さ
れた検知対象物について、各センサ部から取得した物理
特性を示す検知結果をデータ蓄積器に蓄積しておき、高
速な検知処理によって精査検知が必要であると判断され
た検知対象物に対して、データ蓄積器に保存されている
データを用いて非リアルタイムに精査処理部において検
知処理を行い、精査処理部からの検知結果としての検知
対象物のカテゴリーに対応する保管庫に分配するように
したものである。
【0078】なお、上記第1の実施形態では、精査処理
部16での高度なアルゴリズムの検知処理に基づく検知
結果に応じて、ソータにより保管庫4cに保管されてい
る検知対象物Sがこの検知対象物Sのカテゴリーに対応
する保管庫5、…に分配される場合について説明した
が、これに限らず、第2の実施形態として、図10に示
すように、精査処理部16での検知結果を出力する精査
処理出力部(出力手段)41としてのディスプレイある
いはプリンタを設け、このディスプレイの表示内容ある
いはプリンタのプリント内容に基づいて、オペレータに
より保管庫4cに保管されている検知対象物Sをこの検
知対象物Sのカテゴリーに対応する保管庫5、…に分配
するようにしても良い。
【0079】また、上記第1の実施形態では、検知装置
内に精査処理部を有している場合について説明したが、
これに限らず、第3の実施形態として、図11に示すよ
うに、通常検知装置42と精査検知装置43とに分離
し、通常検知装置42と精査検知装置43とのデータの
やり取りにデータ蓄積メディア(蓄積媒体)44を用い
るようにしても良い。
【0080】この場合、1台の精査検知装置43で複数
の通常検知装置42に対する精査検知処理を行うことが
できる。
【0081】上記データ蓄積メディア44は、図12に
示すように、1Mバイトの検知結果記録領域44aと6
00Mバイトの検知データ記録領域44bとから構成さ
れる。検知結果記録領域44aには、上記統括部15か
らの精査の必要な検知結果としての、インデックス情報
数と各精査処理を行う検知対象のインデックス情報列と
が記録され、検知データ記録領域44bには、第1の実
施形態のデータ蓄積器14に蓄積される検知対象物Sご
との各センサ部11、…からの検知対象物Sの種々の物
理特性に識別子とインデックス情報とが付与されている
データが記録されている。
【0082】通常検知装置42は、複数のセンサ部1
1、…、分配器12、検知処理部13、データ蓄積器
(蓄積手段)45、統括部15、対象物振り分け器3と
からなり、精査検知装置43は、データ蓄積器(第2の
取得手段)46、精査処理部47、ソータ6からなる。
【0083】データ蓄積器45は、分配器12からの検
知対象物Sごとの各センサ部11、…からの検知対象物
Sの種々の物理特性に識別子とインデックス情報とを付
与したデータを記録データ蓄積メディア44の検知デー
タ記録領域44bに記録し、統括部15からの精査の必
要な検知結果としての、インデックス情報数と各精査処
理を行う検知対象のインデックス情報列とを検知結果記
録領域44aに記録するものである。
【0084】データ蓄積器46は、記録データ蓄積メデ
ィア44の検知結果記録領域44aのデータと検知デー
タ記録領域44bのデータとを読出して精査処理部47
へ出力するものである。精査処理部47はデータ蓄積器
46の検知結果記録領域44aからのインデックス情報
数とインデックス情報列を受取り、この受取ったインデ
ックス情報ごとに対応するデータを1つずつ記録データ
蓄積メディア44の検知データ記録領域44bから読込
み、高度なアルゴリズムの検知処理(第2の検知処理、
FFTなど)を行うものである。この精査処理部47
は、検知結果に応じた指示をインデックス番号(保管庫
4cにおける検知対象物Sの集積順に対応)とともにソ
ータ6へ出力する。
【0085】また、第4の実施形態として、統括部によ
る検知結果が特別な結果だった場合に、その特別な結果
の内容を報知するようにしても良い。
【0086】この場合、図13に示すように、第1の実
施形態の図1から精査処理部16とソータ6とを削除
し、データ抽出部(処理手段)51と注目データ出力部
(出力手段)52を追加した構成となっている。データ
抽出部51には統括部15とデータ蓄積器14とが接続
されている。データ抽出部51には統括部15から検知
結果と対応するインデックス情報が供給され、このイン
デックス情報に対応するデータをデータ蓄積器14から
読込み、注目データ出力部52としての表示部により表
示する。
【0087】上記例では、特異な検知結果が発生した場
合すぐに出力する場合について説明したが、一連の処
理、例えば1000個の検知対象物の検知処理が終了し
た後、その処理により発生した特異な検知結果を記録し
ておき、まとめて、図3に示すようなインデックス情報
数と複数のインデックス情報列からなるデータを統括部
15からデータ抽出部51に出力するようにしても良
い。
【0088】この場合、データ抽出部51では、受信し
たデータを解読し、検知対象のインデックス情報に対応
した検知データをデータ蓄積器14から読み込む。この
際、データに含まれるインデックス情報、センサIDと
しての識別子などからデータを判断し抽出することが可
能である。データ抽出部51では、読み込んだデータか
らデータの画像化や統計値を算出する。この際、データ
抽出部51では、一旦データをメモリ(図示しない)に
入力した後、CPUやDSP(デジタル シグナル プ
ロセッサ)によって計算する方法などを用いても良い。
データ抽出部51では蓄積データから加工したデータを
注目データ出力部52に送る。注目データ出力部52で
は、加工したデータをオペレータやシステム管理者など
に表示する。この際、実際の検知対象との照合がとれる
ように、検知対象の画像やOCRなどの手段によって得
られた検知対象の識別番号を表示するようにしても良
い。
【0089】上記したように、リアルタイム処理によっ
て行われる検知処理では検知判断の困難であった検知対
象を、全体的な検知処理のスループットを低下させるこ
となく、より精密に検知処理を行うことが可能となる。
【0090】また、高速な検知システムにおいて取得し
たセンサからの物理特性データをそのまま利用するた
め、精密検知処理の際に検知判断に必要な物理特性を再
び入力する必要がないためコストの低減につながる。
【0091】また、通常の検知装置の検知処理のスルー
プットを低下させることなく、また、再び検知対象物か
ら物理特性を得る仕組みを持つ必要なしに、全体の検知
性能を向上させることができる。
【0092】また、複数のセンサ部から得られた物理特
性情報をひとつの処理の入力にすることが可能となるた
め、より高性能の検知処理が可能となる。
【0093】さらに、人や再び検知処理機において対象
物の物理特性を受ける必要がなく精査処理を行うことが
できるため、人の手間や処理機の簡略化が可能となる。
【0094】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、通常の検知処理での検知対象物の処理対象数を低下
させることなく、より高性能な検知処理を行うことがで
き、全体の検知性能を向上させることができる検知装置
と検知対象物の処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態の検知対象物の処理
装置の概略構成を示す図。
【図2】検知対象物の処理装置の要部の概略構成を示す
ブロック図。
【図3】統括部から出力されるインデックス情報数と各
精査処理を行う検知対象のインデックス情報列を示す
図。
【図4】精査処理部から出力される検知対象物の順番を
示すインデックス番号に対応する検知結果からなるデー
タ列を示す図。
【図5】分配器の回路の構成例を示す図。
【図6】データ蓄積に関するデータ列を示す図。
【図7】検知処理器の構成例を示す図。
【図8】水平同期信号、基準クロック、各センサからの
入力信号、および出力データの関係を説明するためのタ
イミングチャート。
【図9】データ蓄積器により収集されるデータを説明す
るための図。
【図10】この発明の第2の実施形態の検知対象物の処
理装置の概略構成を示す図。
【図11】この発明の第3の実施形態の検知対象物の処
理装置の概略構成を示す図。
【図12】データ蓄積メディアの記録領域の構成例を示
す図。
【図13】この発明の第4の実施形態の検知対象物の処
理装置の概略構成を示す図。
【図14】従来の検知装置の概略構成を示す図。
【図15】従来の検知装置の概略構成を示す図。
【符号の説明】
1…搬送路 2…検知装置 3…対象物振り分け器 4a、〜…保管庫 6…ソータ 11、〜…センサ部 12…分配器 13…検知処理部 14…データ蓄積器 15…統括部 16…精査処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 浩 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 須田 正人 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 田神 義一 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 滝沢 圭 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 渡辺 伸也 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 Fターム(参考) 3E041 BA20 BB10 CB03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検知対象物から得られる物理特性情報を
    得る第1の取得手段と、 この第1の取得手段により得られた物理特性情報を、上
    記検知対象物を特定する特定データとともに蓄積する蓄
    積手段と、 上記第1の取得手段により得られた物理特性情報から対
    応する検知対象物が特定の対象物であることを判定する
    第1の判定手段と、 この第1の判定手段により特定の対象物であると判定さ
    れた際、当該検知対象物の特定データに基づいて上記蓄
    積手段から対応する物理特性情報を得る第2の取得手段
    と、 この第2の取得手段により得られた物理特性情報に基づ
    いて上記対象物に対して上記第1の判定手段の判定より
    詳細な判定を行う第2の判定手段と、 を具備したことを特徴とする検知装置。
  2. 【請求項2】 検知対象物から得られる物理特性情報を
    得る第1の取得手段と、 この第1の取得手段により得られた物理特性情報を、上
    記検知対象物を特定する特定データとともに蓄積する蓄
    積手段と、 上記第1の取得手段により得られた物理特性情報から対
    応する検知対象物を判定する第1の判定手段と、 この第1の判定手段による判定結果に基づいて対象とな
    る検知対象物を振分けて第1の集積部に集積するととも
    に、上記第1の判定手段による判定結果が得られなかっ
    た検知対象物を第2の集積部に振分けて集積する集積手
    段と、 上記第1の判定手段による判定結果が得られなかった検
    知対象物を示す情報に基づいて上記蓄積手段から対応す
    る物理特性情報を得る第2の取得手段と、 この第2の取得手段により得られた物理特性情報に基づ
    いて上記対象物に対して上記第1の判定手段の判定より
    詳細な判定を行う第2の判定手段と、 上記第2の集積部が設定され、この第2の集積部に集積
    されている検知対象物を順次取出し上記第2の判定手段
    による判定結果に基づいて別々のカテゴリーの第3の集
    積部に集積する処理手段と、 を具備したことを特徴とする検知対象物の処理装置。
  3. 【請求項3】 検知対象物から得られる物理特性情報を
    得る第1の取得手段と、 この第1の取得手段により得られた物理特性情報を、上
    記検知対象物を特定する特定データとともに蓄積する蓄
    積手段と、 上記第1の取得手段により得られた物理特性情報から対
    応する検知対象物が特定の対象物であることを判定する
    第1の判定手段と、 この第1の判定手段により特定の対象物であると判定さ
    れた際、当該検知対象物の特定データに基づいて上記蓄
    積手段から対応する物理特性情報を得る第2の取得手段
    と、 この第2の取得手段により得られた物理特性情報に基づ
    いて上記対象物に対して上記第1の判定手段の判定より
    詳細な判定を行う第2の判定手段と、 この第2の判定手段による判定結果を出力する出力手段
    と、 を具備したことを特徴とする検知装置。
  4. 【請求項4】 検知対象物から得られる物理特性情報を
    得る第1の取得手段と、 上記第1の取得手段により得られた物理特性情報から対
    応する検知対象物を判定する第1の判定手段と、 この第1の判定手段による判定結果に基づいて対象とな
    る検知対象物を振分けて第1の集積部に集積するととも
    に、上記第1の判定手段による判定結果が得られなかっ
    た検知対象物を第2の集積部に振分けて集積する集積手
    段と、 上記第1の判定手段による判定結果が得られなかった検
    知対象物を特定する特定データを蓄積媒体に蓄積すると
    ともに、上記第1の取得手段により得られた物理特性情
    報を、上記検知対象物を特定する特定データとともに蓄
    積する蓄積手段とからなる検知装置と、 上記蓄積媒体から判定結果が得られなかった当該検知対
    象物を特定する特定データを読出し、この特定データに
    対応する物理特性情報を得る第2の取得手段と、 この第2の取得手段により得られた物理特性情報に基づ
    いて上記対象物に対して上記第1の判定手段の判定より
    詳細な判定を行う第2の判定手段と、 上記第2の集積部が設定され、この第2の集積部に集積
    されている検知対象物を順次取出し上記第2の判定手段
    による判定結果に基づいて別々のカテゴリーの第3の集
    積部に集積する処理手段とからなる精査装置と、 を有することを特徴とする検知対象物の処理装置。
  5. 【請求項5】 検知対象物から得られる物理特性情報を
    得る第1の取得手段と、 この第1の取得手段により得られた物理特性情報を、上
    記検知対象物を特定する特定データとともに蓄積する蓄
    積手段と、 上記第1の取得手段により得られた物理特性情報から対
    応する検知対象物の検知結果が注目するものであること
    を判定する第1の判定手段と、 この第1の判定手段により検知対象物の検知結果が注目
    するものであると判定された際、当該検知対象物の特定
    データに基づいて上記蓄積手段から対応する物理特性情
    報を得る第2の取得手段と、 この第2の取得手段により得られた物理特性情報に基づ
    いて画像化を行ったりあるいは統計値を算出する処理手
    段と、 この処理手段による処理結果を出力する出力手段と、 を具備したことを特徴とする検知装置。
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