JP2001159911A - 物流工数評価装置および物流工数評価方法 - Google Patents

物流工数評価装置および物流工数評価方法

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JP2001159911A JP2000065224A JP2000065224A JP2001159911A JP 2001159911 A JP2001159911 A JP 2001159911A JP 2000065224 A JP2000065224 A JP 2000065224A JP 2000065224 A JP2000065224 A JP 2000065224A JP 2001159911 A JP2001159911 A JP 2001159911A
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Masaaki Takao
昌明 高尾
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要とする物流のための人員工数をより正確
に算出でき、かつ必要な人員までも時間ごとに整理して
把握可能とする。 【解決手段】 品番データ記憶部11と、棚位置データ
記憶部12と、工数マスタデータ記憶部13と、展開デ
ータ記憶部14と、在庫データ記憶部15と、工数デー
タ記憶部16とを備え、データ抽出部2は、これら記憶
部11〜15から工数算出に必要なデータを順次抽出し
て工数算出部3に供給し、工数算出部3は、これらのデ
ータに基づき、部品供給作業内容を決定して工数を算出
し、その算出結果を工数データ記憶部16に記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅を構成する各
ユニットを工場で生産する場合のように、棚に保管され
ている各種大型部品等を組立エリアに供給して1つのユ
ニットを生産するのに必要な工数を評価する物流工数評
価装置および物流工数評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、部品供給作業に必要な工数を
算出するものとして、特開平10−268907号公報
に記載の評価支援装置が開示されている。
【0003】この評価支援装置は、物流作業の要素作業
ごとの標準作業時間をあらかじめ工数マスタテーブルに
登録しておき、製品を構成する部品ごとに、作業を構成
する要素作業や必要なパラメータ(運搬距離等)を登録
するようになっている。そして、この登録結果に基づ
き、工数マスタテーブルに登録されているデータを呼び
出して、合計作業時間を算出するようになっている。こ
の際、合計作業時間は、作業回数と標準作業時間との積
として計算され、作業回数は部品の梱包単位等と、1日
の必要量とから算出される。
【0004】ここで、ユニット住宅の生産における部品
供給について考える。
【0005】ユニット住宅とは、図31に示すような、
箱形の構造体(ユニット)を複数積み重ねて1戸の住宅
とする工法で、図32にそのイメージ図を示すように、
ユニットごとに部品を工場で組み付けることが特徴であ
る。
【0006】住宅の細部の仕様は1つ1つ異なるため、
ユニットに組み付ける部品や数量も、ユニットごとに異
なる。このような特徴を持つユニットを生産する生産工
程への部品供給は、ユニット単位で必要量のみ供給する
形態がとられている。また、ユニットという大きな物を
生産する関係上、構成する部品もそのサイズや重量が大
きい場合が多く、移載作業等においては1人作業のみな
らず、2人作業が必要となる場合も多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような特徴を有す
るユニット住宅の生産に、前記の評価支援装置を用いた
場合には、以下に示すような種々の問題を生じる。
【0008】すなわち、従来技術の評価支援装置は類似
製品を大量に生産する方式を前提としている。そのた
め、ユニットごとに構成する部品や数量が異なり、かつ
ユニットに必要量だけ供給する方式に適用する場合に
は、ユニットを構成する部品1つ1つに対して構成要素
作業やパラメータを入力する必要があり、莫大な工数が
必要となる。
【0009】従来技術の評価支援装置では、同種の要素
作業であれば同じ時間で作業可能であるといった利点が
あるが、2人作業となったり、作業時間が増加するよう
な、大きな部品の作業工数については全く考慮されてい
ない。
【0010】工数集計は1日単位で行われているが、1
日の中でも忙しい時間帯と暇な時間帯とがあるため、1
日に必要な平均工数で人員を手配しても、忙しい時間帯
には部品供給が間に合わず、組立ラインの生産を止めて
しまう可能性がある。また、暇な時間帯は単に手待ち状
態になってしまうため、実作業時間以上に供給作業人員
を配置せざるを得ないといった問題があった。
【0011】さらに、実際の組立工程は進捗の進み遅れ
があり、この場合に、事前に手配した人員だけでは組立
工程に適切なタイミングで部品を供給しきれない場合が
発生する。
【0012】本発明はかかる種々の問題点を解決すべく
創案されたもので、その目的は、必要とする物流のため
の人員工数をより正確に算出できるとともに、必要な人
員までも時間ごとに整理して把握できる物流工数評価装
置および物流工数評価方法を提供することにある。ま
た、他の目的は、暇な時間帯に供給作業を先行させて供
給バッファに滞留させておき、忙しい時間帯にその滞留
させた部品を組立工程に流すことで、供給作業の負荷を
平準化し、部品供給人員を最終限に抑えるような部品供
給計画を立てることのできる物流工数評価装置を提供す
ることにある。さらに、他の目的は、組立工程の進捗に
合わせて部品供給計画を再作成することにより、組立工
程の進捗に進み遅れがあっても、組立工程における部品
不足やバッファ容量オーバーなどの問題が発生しないよ
うに考慮し、あわせてラインの状況を無視して、再作成
即開始といったことにならないように、前倒し限界時刻
等を考慮した物流工数評価装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の物流工数評価装置は、部品品番と部品の大
きさおよび重量とを記憶する品番データ記憶部と、各棚
の位置とそこまでの距離とを記憶する棚位置データ記憶
部と、物流作業を構成する作業分類と作業条件と作業者
数と作業時間と作業可能重量に上限がある場合には最大
作業可能重量とを記憶する工数マスタデータ記憶部と、
製品番号とその製品を構成する部品品番および数量とを
記憶する展開データ記憶部と、棚番号と保管されている
部品品番と数量とを記憶する在庫データ記憶部と、算出
された工数データを記憶する工数データ記憶部と、これ
ら記憶部から工数算出に必要なデータを順次抽出し、部
品供給作業内容を決定して工数を算出し、前記工数デー
タ記憶部に記憶する工数算出処理部とを備え、前記工数
算出処理部は、任意の製品番号とその製品の部品品番お
よび数量とを前記展開データ記憶部から抽出し、その抽
出した部品品番について、前記在庫データ記憶部から抽
出した棚関連データと前記工数マスタデータ記憶部から
抽出した移動工数に関連する作業分類のデータとに基づ
いて、棚までの移動工数を算出し、その移動工数を前記
工数データ記憶部に記憶する手段と、前記工数マスタデ
ータ記憶部から抽出した移載のための準備工数に関連す
る作業分類のデータと前記棚位置データ記憶部から抽出
した棚の位置データとに基づいて、移載のための準備工
数を算出し、その準備工数を前記移動工数に加算して前
記工数データ記憶部に上書き記憶する手段と、前記品番
データ記憶部から抽出した品番データと前記工数マスタ
データ記憶部から抽出した移載工数に関連する作業分類
のデータとに基づいて、移載工数を算出し、その移載工
数を前記移動工数と準備工数との和に加算して前記工数
データ記憶部に上書き記憶する手段と、前記工数マスタ
データ記憶部から抽出した移載後の処理工数に関連する
作業分類のデータに基づいて、移載後の処理工数を算出
し、その移載後の処理工数を前記移動工数と準備工数と
移載工数との和に加算して前記工数データ記憶部に上書
き記憶する手段と、1つの製品番号を構成する全ての部
品品番について、前記各手段での工数算出を繰り返し実
施する手段と、全ての部品品番についての工数算出を終
了後、前記棚位置データ記憶部から抽出した組立工程ま
での距離データと前記工数マスタデータ記憶部から抽出
した組立工程への移動工数に関連する作業分類のデータ
とに基づいて、最後の棚から組立工程までの移動工数を
算出し、その移動工数を、前記移載後の処理工数と移動
工数と移載工数と準備工数との和に加算して前記工数デ
ータ記憶部に上書き記憶する手段とを備えていることを
特徴とする。
【0014】また、本発明の物流工数評価方法は、部品
品番と部品の大きさおよび重量とを記憶する品番データ
記憶部と、各棚の位置とそこまでの距離とを記憶する棚
位置データ記憶部と、物流作業を構成する作業分類と作
業条件と作業者数と作業時間と作業可能重量に上限があ
る場合には最大作業可能重量とを記憶する工数マスタデ
ータ記憶部と、製品番号とその製品を構成する部品品番
および数量とを記憶する展開データ記憶部と、棚番号と
保管されている部品品番と数量とを記憶する在庫データ
記憶部と、算出された工数データを記憶する工数データ
記憶部とを有する物流工数評価装置を用いた物流工数評
価方法であって、任意の製品番号とその製品の部品品番
および数量とを前記展開データ記憶部から抽出する手順
と、その抽出した部品品番について、前記在庫データ記
憶部から棚関連データを抽出し、前記工数マスタデータ
記憶部から移動工数に関連する作業分類のデータを抽出
し、これらのデータに基づいて、棚までの移動工数を算
出する手順と、この算出した移動工数を前記工数データ
記憶部に記憶する手順と、前記工数マスタデータ記憶部
から移載のための準備工数に関連する作業分類のデータ
を抽出し、前記棚位置データ記憶部から棚の位置データ
を抽出し、これらのデータに基づいて、移載のための準
備工数を算出する手順と、この算出した準備工数を前記
移動工数に加算して前記工数データ記憶部に上書き記憶
する手順と、前記品番データ記憶部から品番データを抽
出し、前記工数マスタデータ記憶部から移載工数に関連
する作業分類のデータを抽出し、これらのデータに基づ
いて、移載工数を算出する手順と、この算出した移載工
数を前記移動工数と準備工数との和に加算して前記工数
データ記憶部に上書き記憶する手順と、前記工数マスタ
データ記憶部から移載後の処理工数に関連する作業分類
のデータを抽出して、移載後の処理工数を算出する手順
と、この算出した移載後の処理工数を前記移動工数と準
備工数と移載工数との和に加算して前記工数データ記憶
部に上書き記憶する手順と、1つの製品番号を構成する
全ての部品品番について、前記各手段での工数算出を繰
り返し実施する手順と、全ての部品品番についての工数
算出を終了後、前記棚位置データ記憶部から組立工程ま
での距離データを抽出し、前記工数マスタデータ記憶部
から組立工程への移動工数に関連する作業分類のデータ
を抽出し、これらのデータに基づいて、最後の棚から組
立工程までの移動工数を算出する手順と、この算出した
移動工数を、前記移載後の処理工数と移動工数と移載工
数と準備工数との和に加算して前記工数データ記憶部に
上書き記憶する手順とを備えたことを特徴とする。
【0015】また、本発明の物流工数評価装置は、部品
品番と部品の大きさおよび重量とを記憶する品番データ
記憶部と、各棚の位置とそこまでの距離とを記憶する棚
位置データ記憶部と、物流作業を構成する作業分類と作
業条件と作業者数と作業時間と作業可能重量に上限があ
る場合には最大作業可能重量とを記憶する工数マスタデ
ータ記憶部と、組立工程で生産する製品品番と生産開始
時刻とを記憶する組立工程データ記憶部と、製品番号と
その製品を構成する部品品番および数量とを記憶する展
開データ記憶部と、棚番号と保管されている部品品番と
数量とを記憶する在庫データ記憶部と、算出された供給
開始時刻別、作業者数別の作業時間を記憶する工数デー
タ記憶部と、これら記憶部から工数算出に必要なデータ
を順次抽出し、部品供給作業内容を決定して工数を算出
し、前記工数データ記憶部に記憶する工数算出処理部
と、前記工数データ記憶部に記憶された供給開始時刻
別、作業者数別の作業時間を集計し、時間帯別、作業者
数別の作業時間として出力するデータ集計出力処理部と
を備え、前記工数算出処理部は、生産する製品番号と生
産開始時刻とを前記組立工程データ記憶部から抽出する
とともに、その抽出した製品番号とその製品の部品品番
および数量とを前記展開データ記憶部から抽出し、その
抽出した部品品番について、前記在庫データ記憶部から
抽出した棚関連データと前記工数マスタデータ記憶部か
ら抽出した移動工数に関連する作業分類のデータとに基
づいて、棚までの移動作業時間を算出し、その移動作業
時間を供給開始時刻別、作業者数別に対応させて前記工
数データ記憶部に記憶する手段と、前記工数マスタデー
タ記憶部から抽出した移載のための準備工数に関連する
作業分類のデータと前記棚位置データ記憶部から抽出し
た棚の位置データとに基づいて、移載のための準備作業
時間を算出し、その準備作業時間を、供給開始時刻別、
作業者数別に一致する前記移動作業時間に加算して前記
工数データ記憶部に上書き記憶する手段と、前記品番デ
ータ記憶部から抽出した品番データと前記工数マスタデ
ータ記憶部から抽出した移載工数に関連する作業分類の
データとに基づいて、移載作業時間を算出し、その移載
作業時間を、供給開始時刻別、作業者数別に一致する前
記移動作業時間と準備作業時間との和に加算して前記工
数データ記憶部に上書き記憶する手段と、前記工数マス
タデータ記憶部から抽出した移載後の処理工数に関連す
る作業分類のデータに基づいて、移載後の処理作業時間
を算出し、その移載後の処理作業時間を、供給開始時刻
別、作業者数別に一致する前記移動作業時間と準備作業
時間と移載作業時間との和に加算して前記工数データ記
憶部に上書き記憶する手段と、1つの製品番号を構成す
る全ての部品品番について、前記各手段での工数算出を
繰り返し実施する手段と、全ての部品品番についての工
数算出を終了後、前記棚位置データ記憶部から抽出した
組立工程までの距離データと前記工数マスタデータ記憶
部から抽出した組立工程への移動工数に関連する作業分
類のデータとに基づいて、最後の棚から組立工程までの
移動作業時間を算出し、その移動作業時間を、供給開始
時刻別、作業者数別に一致する前記移載後の処理作業時
間と移動作業時間と移載作業時間と準備作業時間との和
に加算して前記工数データ記憶部に上書き記憶する手段
とを備えていることを特徴とする。
【0016】また、本発明の物流工数評価方法は、部品
品番と部品の大きさおよび重量とを記憶する品番データ
記憶部と、各棚の位置とそこまでの距離とを記憶する棚
位置データ記憶部と、物流作業を構成する作業分類と作
業条件と作業者数と作業時間と作業可能重量に上限があ
る場合には最大作業可能重量とを記憶する工数マスタデ
ータ記憶部と、組立工程で生産する製品品番と生産開始
時刻とを記憶する組立工程データ記憶部と、製品番号と
その製品を構成する部品品番および数量とを記憶する展
開データ記憶部と、棚番号と保管されている部品品番と
数量とを記憶する在庫データ記憶部と、算出された供給
開始時刻別、作業者数別の作業時間を記憶する工数デー
タ記憶部とを有する物流工数評価装置を用いた物流工数
評価方法であって、生産する製品番号と生産開始時刻と
を前記組立工程データ記憶部から抽出するとともに、そ
の抽出した製品番号とその製品の部品品番および数量と
を前記展開データ記憶部から抽出する手順と、その抽出
した部品品番について、前記在庫データ記憶部から棚関
連データを抽出し、前記工数マスタデータ記憶部から移
動工数に関連する作業分類のデータを抽出し、これらの
データに基づいて、棚までの移動作業時間を算出する手
順と、この算出した移動作業時間を、供給開始時刻別、
作業者数別に対応させて前記工数データ記憶部に記憶す
る手順と、前記工数マスタデータ記憶部から移載のため
の準備工数に関連する作業分類のデータを抽出し、前記
棚位置データ記憶部から棚の位置データを抽出し、これ
らのデータに基づいて、移載のための準備作業時間を算
出する手順と、この算出した準備作業時間を、供給開始
時刻別、作業者数別に一致する前記移動作業時間に加算
して前記工数データ記憶部に上書き記憶する手順と、前
記品番データ記憶部から品番データを抽出し、前記工数
マスタデータ記憶部から移載工数に関連する作業分類の
データを抽出し、これらのデータに基づいて、移載作業
時間を算出する手順と、この算出した移載作業時間を、
供給開始時刻別、作業者数別に一致する前記移動作業時
間と準備作業時間との和に加算して前記工数データ記憶
部に上書き記憶する手順と、前記工数マスタデータ記憶
部から移載後の処理工数に関連する作業分類のデータを
抽出して、移載後の処理作業時間を算出する手順と、こ
の算出した移載後の処理作業時間を、供給開始時刻別、
作業者数別に一致する前記移動作業時間と準備作業時間
と移載作業時間との和に加算して前記工数データ記憶部
に上書き記憶する手順と、1つの製品番号を構成する全
ての部品品番について、前記各手段での工数算出を繰り
返し実施する手順と、全ての部品品番についての工数算
出を終了後、前記棚位置データ記憶部から組立工程まで
の距離データを抽出し、前記工数マスタデータ記憶部か
ら組立工程への移動工数に関連する作業分類のデータを
抽出し、これらのデータに基づいて、最後の棚から組立
工程までの移動作業時間を算出する手順と、この算出し
た移動作業時間を、供給開始時刻別、作業者数別に一致
する前記移載後の処理作業時間と移動作業時間と移載作
業時間と準備作業時間との和に加算して前記工数データ
記憶部に上書き記憶する手順と、前記工数データ記憶部
に記憶された供給開始時刻別、作業者数別の作業時間を
集計し、時間帯別、作業者数別の作業時間として出力す
る手順とを備えていることを特徴とする。
【0017】また、本発明の物流工数評価装置は、上記
構成の物流工数評価装置において、製品番号、主作業者
番号、開始時刻、終了時刻を記憶する供給工程データ記
憶部と、製品番号と滞留量とを記憶するバッファ滞留量
データ記憶部と、集計開始時刻、集計終了時刻、補助作
業者番号、作業時間、作業負荷を記憶する補助作業者負
荷データ記憶部とをさらに備えるとともに、前記各記憶
部より工数算出に必要なデータを順次抽出するデータ抽
出部によって抽出されたデータに基づき、主作業者が1
名の場合について、どの製品番号に対する部品供給作業
をいつからいつまで実施するかといった部品供給に関す
る工程計画を作成し、前記供給工程データ記憶部に記憶
する部品供給工程計画作成部と、前記抽出されたデータ
に基づき、バッファ滞留量が規定値に収まるように、部
品供給に関する工程計画を修正し、前記供給工程データ
記憶部に記憶する部品供給工程計画修正部と、前記抽出
されたデータに基づき、各製品番号の組立直前の時点で
組立ライン前バッファに滞留している、供給された部品
セット数を算出し、前記バッファ滞留量データ記憶部に
記憶するバッファ滞留量算出部と、前記抽出されたデー
タに基づき、時間帯ごと、補助作業者ごとの作業時間、
および負荷率を算出し、前記補助作業者負荷データ記憶
部に記憶する補助作業者負荷算出部とをさらに備えたこ
とを特徴とする。
【0018】また、本発明の物流工数評価装置は、上記
構成において、前記組立工程データ記憶部には、前記組
立工程で生産する製品番号と生産開始時刻の他に、さら
に組立工程においてどの製品番号についての組立に着手
したかを示す着手フラグが記憶可能に設けられるととも
に、前記データ抽出部によって前記組立工程データ記憶
部、前記工数データ記憶部および前記供給工程データ記
憶部より抽出されたデータに基づき、部品供給作業が所
定の時刻以降で実施され得るように部品供給に関する工
程計画を調整して、前記供給工程データ記憶部に記憶す
る部品供給工程計画調整部をさらに備えたことを特徴と
する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0020】図1は、本発明の物流工数評価装置のシス
テム構成を示すブロック図であり、請求項1および2に
対応した実施の形態1を示している。
【0021】−実施の形態1− 本実施の形態1では、この物流工数評価装置は、ユニッ
ト住宅の外壁を供給する際の工数評価に用いている。
【0022】外壁は、図30に示すような各棚に品番ご
とに保管されている。本実施の形態では、7列、3段に
区切られた計21個の棚を有する棚本体が、3列に配置
されおり、各棚本体の右側が、各棚本体への入り口とな
っている。図30では、各棚の棚列をイ〜トで示し、棚
行をA〜Cで示し、段数を数値で示している。このよう
に配置された棚本体の各棚と組立エリア(組立工程)と
の間を、フォークリフト等の運搬装置が移動するように
なっている。
【0023】図1に示すように、この物流工数評価装置
は、データ通信部1と、データ抽出部2と、工数算出部
3と、データ出力部4とを備えており、データ抽出部2
および工数算出部3が、品番データ記憶部11、棚位置
データ記憶部12、工数マスタデータ記憶部13、展開
データ記憶部14、在庫データ記憶部15のそれぞれの
記憶内容に従って処理を実行し、工数算出部3で算出さ
れた工数データが、工数データ記憶部16に記憶される
ようになっている。
【0024】データ通信部1は、図示しない外部のホス
トコンピュータと接続されており、上記した各記憶部1
1〜15に記憶するデータをホストコンピュータから受
信して、各記憶部に格納する。
【0025】データ抽出部2は、各記憶部11〜15よ
り必要なデータを抽出する。
【0026】工数算出部3は、データ抽出部2により抽
出されたデータに基づいて工数を算出し、工数データ記
憶部16に記憶する。
【0027】データ出力部4は、工数データ記憶部16
に記憶されているデータを出力する装置であり、本実施
の形態ではCRT等の表示装置やプリンタ等が用いられ
ている。
【0028】なお、請求項1に記載の工数算出処理部
は、本実施の形態1ではデータ抽出部2と工数算出部3
とで実現されている。
【0029】図2は、上記した各記憶部11〜16の記
憶内容を示している。
【0030】(a)は品番データ記憶部11の記憶内容
を示しており、部品品番と、部品の大きさ(巾、長さ、
高さ)と、重量とが記憶される。
【0031】(b)は棚位置データ記憶部12の記憶内
容を示しており、棚記号と、その棚までの距離とが記憶
される。ここで、棚記号とは、図30に示す各棚の行、
列、段の位置を示す記号のことであり、後述する在庫デ
ータの棚行、棚列、棚段の記号と一致する。また、距離
とは、図30に示すように、棚記号が行の場合は、組立
エリアから当該棚行の入り口までの距離を、列の場合
は、該当する棚行の入り口から当該棚列までの距離を、
段の場合は、棚の床からの高さをそれぞれ表している。
【0032】(c)は工数マスタデータ記憶部13の記
憶内容を示しており、物流作業を構成する作業分類と、
作業条件と、作業者数と、作業時間と、作業可能重量に
上限がある場合には最大作業可能重量とが記憶される。
ここで、作業分類は、移動、準備、移載に分類されてい
る。この作業分類は、次の作業条件によりさらに細分化
されており、その細分化された作業分類に従って、作業
者数と作業時間とが記憶されている。また、最大作業可
能重量は、移載の場合にのみデータがセットされる。例
えば、同一の部品を複数個移載する場合、最大作業可能
重量以内であれば1回の作業でその複数個全部を移載で
きることになる。
【0033】(d)は展開データ記憶部14の記憶内容
を示しており、製品番号と、その製品を構成する部品品
番と数量とが記憶される。ここで、製品番号はユニット
を示す番号となっている。
【0034】(e)は在庫データ記憶部15の記憶内容
を示しており、棚行、棚列、棚段別に、保管されている
部品品番と数量とが記憶される。
【0035】(f)は工数データ記憶部16の記憶内容
を示しており、工数算出部3によって算出された各段階
での工数の和が記憶される。
【0036】次に、上記構成の物流工数評価装置の動作
について、図3および図4に示すフローチャートを参照
して説明する。
【0037】品番ごとに部品(外壁)が保管されている
各棚から、ユニットごとに部品を取り出して組立エリア
(組立工程)に供給する作業は、次のような流れとな
る。
【0038】(1)空パレットxを持ってフォークリフ
トで目的とする部品の保管されている棚まで移動する。
【0039】(2)空パレットxを降ろす。
【0040】(3)棚から目的の品番が載っているパレ
ットyをフォークリフトで降ろす。
【0041】(4)必要枚数をパレットyから空パレッ
トxに人手で移載する。
【0042】(5)パレットyを棚に戻す。
【0043】(6)パレットxをフォークリフトに積載
する。
【0044】(7)次の目的品番の棚まで移動する。
【0045】(8)上記(2)〜(7)の作業を、ユニ
ットを構成する全ての品番について繰り返す。
【0046】(9)パレットxを積載し、フォークリフ
トで組立エリア(例えば図30に示す外壁サブ組立工
程)に移動する。
【0047】以上の作業の流れに従って、上記構成の物
流工数評価装置の動作を説明する。
【0048】工数評価に当たり、データ通信部1を介し
てホストコンピュータから1日分の製品の展開データお
よび現時点での在庫データを受信し、展開データ記憶部
14および在庫データ記憶部15に記憶する。また、工
数データ記憶部16に0をセットする(ステップS
1)。
【0049】この後、データ抽出部2は、展開データ記
憶部14に記憶された展開データ(図2(d))より、
最初の製品番号について、その製品を構成する部品品番
と数量とを得る(ステップS2)。そして後、最初の部
品品番を抽出し(ステップS3)、この抽出した最初の
部品品番について、ステップS4以降の処理を実行す
る。すなわち、棚までの移動工数の算出、移載のための
準備工数の算出、移載工数の算出、移載後の処理工数の
算出、棚から組立エリアまでの移動工数の算出、を実行
する。以下、順を追って説明する。
【0050】[棚までの移動工数の算出]まず、棚まで
の移動工数を算出するために、データ抽出部2は、在庫
データ記憶部15より、当該部品品番が保管されている
棚を1つ抽出し、その棚の棚桁、棚列、棚段を得る(ス
テップS41)。次に、データ抽出部2は、得られた棚
行、棚列を元に、棚位置データ記憶部12より、棚行、
棚列までの距離を得る(ステップS42)。
【0051】次に、工数算出部3は、得られた棚行、棚
列までの距離より、移動距離を算出する(ステップS4
3)。例えば、製品番号A001、部品品番a1の場
合、棚行、棚列は図2(b)に示す棚位置データから棚
行「A」、棚列「イ」であり、各々の距離は「50」、
「5」であるので、当該棚までの距離は「50+5=5
5」となる。
【0052】次に、データ抽出部2は、工数マスタデー
タ記憶部13より、作業分類の項が「移動」のうち、適
切な条件のデータを抽出する。この場合の移動は、上記
の作業フローの(1)に当たり、空パレットを積載して
の移動であるため、データ抽出部2は工数マスタデータ
記憶部13より、作業分類=「移動」、作業条件=「フ
ォーク(空パレット)」のデータを選択し、作業者数
1、作業時間Bを得る(ステップS44)。
【0053】次に、工数算出部3は、このようにして得
られたデータ「作業者数1、作業時間B」と、上記の移
動距離「55」との積(この場合は、55×1×B)を
移動工数として、工数データ記憶部16に記憶する(ス
テップS45)。
【0054】[移載のための準備工数の算出]次に、移
載のための準備工数を算出する。この作業は、上記の作
業フローの(2)、(3)に当たる。
【0055】まず、データ抽出部2は、工数マスタデー
タ記憶部13より、作業分類=「準備」、作業条件=
「パレット降ろし」のデータを得る。この場合は、図2
(c)に示す工数マスタデータより、作業者数1、作業
時間Dが得られる(ステップS51)。
【0056】次に、工数算出部3は、この積(この場合
は、1×D)を算出し、工数データ記憶部16に記憶さ
れている移動工数との和を求め、工数データ記憶部16
に上書き記憶する(ステップS52)。
【0057】次に、データ抽出部2は、棚段を元に棚位
置データ記憶部12より棚高さの情報を得る(ステップ
S53)。例えば、製品品番A001、部品品番a1の
場合は、在庫データ(図2(e))より棚段が2であ
り、この棚段2は、棚位置データ(図2(b))より距
離2であるので、棚高さ情報として2を得る。
【0058】次に、データ抽出部2は、工数マスタデー
タ記憶部13より、作業分類=「準備」、作業条件=
「棚パレット移動」のデータを得る。この場合は、作業
者数1、作業時間Eを得る(ステップS54)。
【0059】次に、工数算出部3は、このようにして得
られたデータ「作業者数1、作業時間E」と、工数デー
タ記憶部16に記憶されているデータ「移動工数」との
和(移動工数+準備工数)を求めて、工数データ記憶部
16に上書き記憶する(ステップS55)。
【0060】[移載工数の算出]次に、移載工数を算出
する。この作業は、上記の作業フローの(4)、(5)
に当たる。
【0061】まず、データ抽出部2は、品番データ記憶
部112より、当該品番の大きさ、重量の情報を得る
(ステップS61)。例えば、製品品番A001、部品
品番a1の場合は、巾1000、長さ2000、高さ2
0、重量24である。
【0062】次に、データ抽出部2は、この巾、長さ、
高さのうち最大の値を抽出(この場合は、2000)
し、工数マスタデータ記憶部13の作業分類=「移載」
のうち、この条件に合うデータ(この場合は、L>18
00)を抽出し、作業者数、作業時間、最大作業可能重
量(この場合は、それぞれ2、H、50)を得る(ステ
ップS62)。
【0063】次に、工数算出部3は、移載回数を求める
(ステップS63、S64)。すなわち、最大作業可能
重量を部品重量で除した数の整数部(この場合は、50
/24=2.08より、2)が同時作業可能な数量とな
る(ステップS63)。そして、必要供給数量を、この
同時作業可能量で除した数の小数点以下を切り上げた数
(この場合は、3/2=1.5より、2)が、移載回数
となる(ステップS64)。この移載回数と、作業者
数、作業時間との積(この場合は、2×2×H)が、移
載工数となる。
【0064】工数算出部3は、この結果(移載工数=移
載回数×作業者数×作業時間)と、工数データ記憶部1
6に記憶されているデータ「移動工数+準備工数」との
和(移動工数+準備工数+移載工数)を求めて、工数デ
ータ記憶部16に上書き記憶する(ステップS65)。
【0065】[移載後の処理工数の算出]次に、移載後
の処理工数を算出する。この作業は、上記の処理フロー
の(6)、(7)に当たる。
【0066】まず、データ抽出部2は、工数マスタデー
タ記憶部13より、作業分類=「準備」、作業条件=
「棚パレット移動」のデータを選択し、作業者数1、作
業時間Eを得る(ステップS71)。
【0067】次に、工数算出部3は、この得られたデー
タ「作業者数1、作業時間E」と、ステップS53で得
られた棚高さ「2」との積(この場合は、2×1×E)
と、工数データ記憶部16に記憶されているデータ(移
動工数+準備工数+移載工数)との和を求めて、工数デ
ータ記憶部16に上書き記憶する(ステップS72)。
【0068】次に、データ抽出部2は、工数マスタデー
タ記憶部13より、作業分類=「準備」、作業条件=
「パレット積載」のデータを得る。この場合は、作業者
数1、作業時間Fを得る(ステップS73)。
【0069】次に、工数算出部3は、得られたデータの
積(この場合は、1×F)と、工数データ記憶部16に
記憶されているデータ(移載後の処理工数(前半)+移
動工数+準備工数+移載工数)との和を求めて、工数デ
ータ記憶部16に上書き記憶する(ステップS74)。
【0070】以上の処理(ステップS3〜ステップS7
4)を、当該製品品番を構成する全ての部品品番につい
て実施する(ステップS8)。
【0071】ここで、2つ目以降の部品品番が保管され
ている棚への移動については、上記で説明した[棚まで
の移動工数の算出](ステップS41〜ステップS4
5)と若干異なるので、ここで補足説明をしておく。
【0072】2つ目の部品品番について、棚までの移動
工数の算出を開始すると、データ抽出部2は、在庫デー
タ記憶部15より当該部品品番が保管されている棚を1
つ抽出し、棚行、棚列、棚段を得る。
【0073】次に、工数算出部3は、得られた棚行、棚
列を元に、棚位置データ記憶部12より、次の棚に移動
するまでの距離を得る。ここで、次の棚への移動は、一
旦棚行の入り口まで戻り、次の棚行に移動した後、目的
の棚列まで移動する必要がある。従って、この場合の移
動距離は、前回の棚列までの距離と、(前回棚行−今回
棚行)の絶対値と、今回棚列までの距離との和となる。
例えば、次の品番が製品番号A001、部品品番がa2
の場合、棚行、棚列は、図2(e)に示す在庫データか
ら「B」、「ロ」であり、それぞれの棚位置データは、
図2(b)に示す棚位置データから「60」、「9」で
ある。そして、前回の棚行、棚列が、ステップS43に
示すように、「50」、「5」であるので、今回の棚ま
での距離は、「5+|50−60|+9=24」とな
る。
【0074】次に、データ抽出部2は、工数マスタデー
タ記憶部13より、作業分類の項が「移動」のうち、適
切な条件のデータを抽出する。この場合の移動は、上記
の作業フローの(7)に当たり、部品を積載したパレッ
トを積んでの移動であるため、データ抽出部2は工数マ
スタデータ記憶部13より、作業分類=「移動」、作業
条件=「フォーク(積載パレット)」のデータを選択
し、作業者数1、作業時間Cを得る。
【0075】次に、工数算出部3は、このようにして得
られたデータ「作業者数1、作業時間C」と、上記の移
動距離「24」との積(この場合は、24×1×C)を
移動工数として、この移動工数のデータと、工数データ
記憶部16に記憶されているデータとの和を求めて、工
数データ記憶部16に上書き記憶する。
【0076】[棚から組立エリアまでの移動工数の算
出]最後に、揃え終えた全ての部品が積載されたパレッ
トを積んで、組立エリアの組立工程に移動する工数を算
出する。
【0077】まず、工数算出部3は、最後に移載した棚
位置データより、組立工程までの移動距離を得る(ステ
ップS91)。このときの移動は、まず棚行の入り口ま
で移動し、その後、組立工程まで戻るため、その距離
は、棚列までの距離+棚行までの距離となる。例えば、
最後に移載した品番が製品番号A001、部品品番a3
の場合、保管されている棚の棚行、棚列は、図2(e)
に示す在庫データから「A」、「ロ」であり、それぞれ
の棚位置データは、図2(b)に示す棚位置データから
「50」、「9」である。そのため、ここから組立工程
までの距離は、「9+50=59」となる。
【0078】次に、データ抽出部2は、工数マスタデー
タ記憶部13より、作業分類=「移動」、作業条件=
「フォーク(積載パレット)」のデータを得る。この場
合は、作業者数1、作業時間Cを得る(ステップS9
2)。
【0079】次に、工数算出部3は、このようにして得
られたデータ「作業者数1、作業時間C」と、上記の移
動距離「59」との積(この場合は、59×1×C)を
移動工数として、この移動工数のデータと、工数データ
記憶部16に記憶されているデータとの和を求めて、工
数データ記憶部16に上書き記憶する(ステップS9
3)。
【0080】以上の処理(ステップS2〜ステップS9
3)を、1日分の展開データ全てについて行うことで、
工数データ記憶部16には、1日の部品供給の総工数が
記憶される。
【0081】得られた工数データは、データ出力部4に
出力することによって確認することができる。これによ
り、例えば1日分の総工数が1100分であるとの結果
が出力され、かつ1工数/日が450分であるとした場
合、管理者は、1100/450=2.44より、3人
の作業者が必要であると判断し、人員手配計画を行うこ
とができる。
【0082】図5は、本発明の物流工数評価装置の他の
実施の形態を示すブロック図であり、請求項3および4
に対応した実施の形態2を示している。
【0083】−実施の形態2− 本実施の形態2の物流工数評価装置の基本的な構成は、
図1に示す実施の形態1の物流工数評価装置とほぼ同様
であるので、同じ機能ブロックには同符号を付すことと
し、ここでは詳細な説明を省略する。
【0084】すなわち、本実施の形態2の物流工数評価
装置は、図1に示す実施の形態1の物流工数評価装置に
対して、組立工程で生産する製品品番と生産開始時刻と
を記憶する組立工程データ記憶部17と、供給開始時刻
別、作業者数別の作業時間を集計するデータ集計部5と
が追加された構成となっている。
【0085】また、これに伴い、工数算出部3での算出
処理が若干異なるとともに、工数データ記憶部16に記
憶されるデータの形式も、算出された供給開始時刻別、
作業者数別の作業時間を記憶するようになっている。
【0086】なお、請求項3記載の工数算出処理部は、
本実施の形態2ではデータ抽出部2と工数算出部3とで
実現されており、データ集計出力処理部は、データ集計
部5とデータ出力部4とで実現されている。
【0087】図6は、上記した組立工程データ記憶部1
7と工数データ記憶部16の記憶内容を示している。
【0088】(a)は組立工程データ記憶部17の記憶
内容を示しており、製品番号と生産開始時刻(組立開始
時刻)とが記憶される。また、(b)は工数データ記憶
部16の記憶内容を示しており、部品供給開始時刻と、
作業者数と、作業時間とが記憶される。
【0089】図7および図8は、本実施の形態2の物流
工数評価装置の動作を示すフローチャートである。図7
および図8から明らかなように、本実施の形態2の物流
工数評価装置の動作は、図3および図4に示す実施の形
態1の物流工数評価装置の動作とほとんど同じである。
従って、図7および図8では、異なるステップのみに、
そのステップ番号の後に英語の小文字「a、b、c・・
・」を添えて示すこととし、同じステップには同じステ
ップ番号を付している。
【0090】以下、図7および図8に示すフローチャー
トに従って、本実施の形態2の物流工数評価装置の動作
を説明する。
【0091】工数評価に当たり、データ通信部1を介し
てホストコンピュータから1日分の組立工程データと、
これに対応する製品の展開データおよび現時点での在庫
データを受信し、組立工程データ記憶部17、展開デー
タ記憶部14および在庫データ記憶部15にそれぞれ記
憶する(ステップS1a)。
【0092】この後、データ抽出部2は、組立工程デー
タ記憶部17に記憶された組立工程データ(図6
(a))より、最初に生産する製品品番と、生産開始時
刻とを抽出する(ステップS2a)。
【0093】次に、データ抽出部2は、展開データ記憶
部14に記憶された展開データ(図2(d))より、当
該製品番号について、その製品を構成する部品品番と数
量とを得る(ステップS2b)。
【0094】次に、工数算出部3は、工数データ記憶部
16に新しい行を2つ作成し、その2行ともに、部品供
給開始時刻の項に、生産開始時刻から一定時間(この場
合は30分としている)を引いた時刻を記憶する。ま
た、一方の行には作業者数に1を、もう一方の行には作
業者数に2を記憶する(ステップS2c)。以下、当該
製品番号についての処理を行う間、工数算出結果はこの
2行のいずれかに記憶される。
【0095】この後、最初の部品品番を抽出し(ステッ
プS3)、この抽出した最初の部品品番について、ステ
ップS4以降の処理を実行する。すなわち、棚までの移
動工数の算出、移載のための準備工数の算出、移載工数
の算出、移載後の処理工数の算出、棚から組立エリア
(組立工程)までの移動工数の算出、を実行する。以
下、順を追って説明する。
【0096】[棚までの移動工数の算出]まず、棚まで
の移動工数を算出するために、データ抽出部2は、在庫
データ記憶部15より、当該部品品番が保管されている
棚を1つ抽出し、その棚の棚桁、棚列、棚段を得る(ス
テップS41)。次に、データ抽出部2は、得られた棚
行、棚列を元に、棚位置データ記憶部12より、棚行、
棚列までの距離を得る(ステップS42)。
【0097】次に、工数算出部3は、得られた棚行、棚
列までの距離より、移動距離を算出する(ステップS4
3)。例えば、製品番号A001、部品品番a1の場
合、棚行、棚列は図2(b)に示す棚位置データから棚
行「A」、棚列「イ」であり、各々の距離は「50」、
「5」であるので、当該棚までの距離は「50+5=5
5」となる。
【0098】次に、データ抽出部2は、工数マスタデー
タ記憶部13より、作業分類の項が「移動」のうち、適
切な条件のデータを抽出する。この場合の移動は、上記
の作業フローの(1)に当たり、空パレットを積載して
の移動であるため、データ抽出部2は工数マスタデータ
記憶部13より、作業分類=「移動」、作業条件=「フ
ォーク(空パレット)」のデータを選択し、作業者数
1、作業時間Bを得る(ステップS44)。
【0099】次に、工数算出部3は、このようにして得
られたデータ作業時間「B」と、上記の移動距離「5
5」との積(この場合は、55×B)を移動工数(移動
時間)として、工数データ記憶部16の作業者数が一致
する方の行(この場合は作業者数1)に記憶する(ステ
ップS45a)。
【0100】[移載のための準備工数の算出]次に、移
載のための準備工数を算出する。この作業は、上記の作
業フローの(2)、(3)に当たる。
【0101】まず、データ抽出部2は、工数マスタデー
タ記憶部13より、作業分類=「準備」、作業条件=
「パレット降ろし」のデータを得る。この場合は、図2
(c)に示す工数マスタデータより、作業者数1、作業
時間Dが得られる(ステップS51)。
【0102】次に、工数算出部3は、この作業時間
「D」と、工数データ記憶部16の作業者が一致する方
の行(この場合は作業者数1)の作業時間の項のデータ
との和を求め、工数データ記憶部16の同一行の作業時
間の項に上書き記憶する(ステップS52a)。
【0103】次に、データ抽出部2は、棚段を元に棚位
置データ記憶部12より棚高さの情報を得る(ステップ
S53)。例えば、製品品番A001、部品品番a1の
場合は、在庫データ(図2(e))より棚段が2であ
り、この棚段2は、棚位置データ(図2(b))より距
離2であるので、棚高さ情報として2を得る。
【0104】次に、データ抽出部2は、工数マスタデー
タ記憶部13より、作業分類=「準備」、作業条件=
「棚パレット移動」のデータを得る。この場合は、作業
者数1、作業時間Eを得る(ステップS54)。
【0105】次に、工数算出部3は、このようにして得
られた作業時間「E」と、ステップS53で求めた棚高
さ「2」との積(この場合は2×E)と、工数データ記
憶部16の作業者数が一致する方の行(この場合は作業
者数1)の作業時間の項のデータとの和を求めて、工数
データ記憶部16の同一行の作業時間の項に上書き記憶
する(ステップS55a)。
【0106】[移載工数の算出]次に、移載工数を算出
する。この作業は、上記の作業フローの(4)、(5)
に当たる。
【0107】まず、データ抽出部2は、品番データ記憶
部112より、当該品番の大きさ、重量の情報を得る
(ステップS61)。例えば、製品品番A001、部品
品番a1の場合は、巾1000、長さ2000、高さ2
0、重量24である。
【0108】次に、データ抽出部2は、この巾、長さ、
高さのうち最大の値を抽出(この場合は、2000)
し、工数マスタデータ記憶部13の作業分類=「移載」
のうち、この条件に合うデータ(この場合は、L>18
00)を抽出し、作業者数、作業時間、最大作業可能重
量(この場合は、それぞれ2、H、50)を得る(ステ
ップS62)。
【0109】次に、工数算出部3は、移載回数を求める
(ステップS63、S64)。すなわち、最大作業可能
重量を部品重量で除した数の整数部(この場合は、50
/24=2.08より、2)が同時作業可能な数量とな
る(ステップS63)。そして、必要供給数量を、この
同時作業可能量で除した数の小数点以下を切り上げた数
(この場合は、3/2=1.5より、2)が、移載回数
となる(ステップS64)。この移載回数と作業時間と
の積(この場合は、2×H)が、移載工数となる。
【0110】工数算出部3は、この結果「2×H」と、
工数データ記憶部16の作業者数が一致する方の行(こ
の場合は作業者数2)の作業時間の項のデータとの和を
求めて、工数データ記憶部16の同一行の作業時間の項
に上書き記憶する(ステップS65a)。
【0111】[移載後の処理工数の算出]次に、移載後
の処理工数を算出する。この作業は、上記の処理フロー
の(6)、(7)に当たる。
【0112】まず、データ抽出部2は、工数マスタデー
タ記憶部13より、作業分類=「準備」、作業条件=
「棚パレット移動」のデータを選択し、作業者数1、作
業時間Eを得る(ステップS71)。
【0113】次に、工数算出部3は、この得られた作業
時間「E」と、ステップS53で得られた棚高さ「2」
との積(この場合は、2×E)と、工数データ記憶部1
6の作業者数が一致する方の行(この場合は作業者数
1)の作業時間の項のデータとの和を求めて、工数デー
タ記憶部16の同一行の作業時間の項に上書き記憶する
(ステップS72a)。
【0114】次に、データ抽出部2は、工数マスタデー
タ記憶部13より、作業分類=「準備」、作業条件=
「パレット積載」のデータを得る。この場合は、作業者
数1、作業時間Fを得る(ステップS73)。
【0115】次に、工数算出部3は、この作業時間
「F」と、工数データ記憶部16の作業者数が一致する
方の行(この場合は作業者数1)の作業時間の項のデー
タとの和を求めて、工数データ記憶部16の同一行の作
業時間の項に上書き記憶する(ステップS74a)。
【0116】以上の処理(ステップS3〜ステップS7
4a)を、当該製品品番を構成する全ての部品品番につ
いて実施する(ステップS8)。
【0117】ここで、2つ目以降の部品品番が保管され
ている棚への移動については、上記で説明した[棚まで
の移動工数の算出](ステップS41〜ステップS45
a)と若干異なるので、ここで補足説明をしておく。
【0118】2つ目の部品品番について、棚までの移動
工数の算出を開始すると、データ抽出部2は、在庫デー
タ記憶部15より当該部品品番が保管されている棚を1
つ抽出し、棚行、棚列、棚段を得る。
【0119】次に、工数算出部3は、得られた棚行、棚
列を元に、棚位置データ記憶部12より、次の棚に移動
するまでの距離を得る。ここで、次の棚への移動は、一
旦棚行の入り口まで戻り、次の棚行に移動した後、目的
の棚列まで移動する必要がある。従って、この場合の移
動距離は、前回の棚列までの距離と、(前回棚行−今回
棚行)の絶対値と、今回棚列までの距離との和となる。
例えば、次の品番が製品番号A001、部品品番がa2
の場合、棚行、棚列は、図2(e)に示す在庫データか
ら「B」、「ロ」であり、それぞれの棚位置データは、
図2(b)に示す棚位置データから「60」、「9」で
ある。そして、前回の棚行、棚列が、ステップS43に
示すように、「50」、「5」であるので、今回の棚ま
での距離は、「5+|50−60|+9=24」とな
る。
【0120】次に、データ抽出部2は、工数マスタデー
タ記憶部13より、作業分類の項が「移動」のうち、適
切な条件のデータを抽出する。この場合の移動は、上記
の作業フローの(7)に当たり、部品を積載したパレッ
トを積んでの移動であるため、データ抽出部2は工数マ
スタデータ記憶部13より、作業分類=「移動」、作業
条件=「フォーク(積載パレット)」のデータを選択
し、作業者数1、作業時間Cを得る。
【0121】次に、工数算出部3は、このようにして得
られた作業時間「C」と、上記の移動距離「24」との
積(この場合は、24×C)を移動時間として、このデ
ータと、工数データ記憶部16の作業者数が一致する方
の行(この場合は作業者数1)の作業時間の項のデータ
との和を求めて、工数データ記憶部16の同一行の作業
時間の項に上書き記憶する。
【0122】[棚から組立エリアまでの移動工数の算
出]最後に、揃え終えた全ての部品が積載されたパレッ
トを積んで、組立エリアの組立工程に移動する工数を算
出する。
【0123】まず、工数算出部3は、最後に移載した棚
位置データより、組立工程までの移動距離を得る(ステ
ップS91)。このときの移動は、まず棚行の入り口ま
で移動し、その後、組立工程まで戻るため、その距離
は、棚列までの距離+棚行までの距離となる。例えば、
最後に移載した品番が製品番号A001、部品品番a3
の場合、保管されている棚の棚行、棚列は、図2(e)
に示す在庫データから「A」、「ロ」であり、それぞれ
の棚位置データは、図2(b)に示す棚位置データから
「50」、「9」である。そのため、ここから組立工程
までの距離は、「9+50=59」となる。
【0124】次に、データ抽出部2は、工数マスタデー
タ記憶部13より、作業分類=「移動」、作業条件=
「フォーク(積載パレット)」のデータを得る。この場
合は、作業者数1、作業時間Cを得る(ステップS9
2)。
【0125】次に、工数算出部3は、この作業時間
「C」と、上記の移動距離「59」との積(この場合
は、59×C)を移動時間として、このデータと、工数
データ記憶部16の作業者数が一致する方の行(この場
合は作業者数1)の作業時間の項のデータとの和を求め
て、工数データ記憶部16の同一行の作業時間の項に上
書き記憶する(ステップS93a)。
【0126】以上の処理(ステップS2a〜ステップS
93a)を、1日分の組立工程データ全てについて行う
(ステップS10)。
【0127】次に、データ集計部5にて工数データの集
計を行う(ステップS11a)。本実施の形態2では、
供給開始時刻を1時間ごとに区切り、その範囲内で、作
業者別に、作業時間を集計している。
【0128】得られた工数データは、データ出力部4に
より、時間帯別、作業者数別の作業時間として出力す
る。その出力例を図9に示す。これにより、管理者は、
時間帯別に必要な作業者数を知ることができるので、必
要に応じて予め他の生産ラインに、時間帯を指定して応
援作業者を依頼することができる。
【0129】ところで、上記実施の形態1および実施の
形態2は、組立ラインに対してジャストタイムで部材を
供給するものとし、部材供給作業の負荷変動に応じて作
業人員を増減することで対処することを前提としてい
る。しかしながら、1日のうちで部品供給が忙しい時間
帯と暇な時間帯とがあっても、暇な時間帯は単に手待ち
の状態になってしまうことになる。そこで、次の実施の
形態3では、暇な時間帯に供給作業を先行させて供給バ
ッファに滞留させておき、忙しい時間帯にその滞留させ
た部品を組立工程に流すことで、供給作業の負荷を平準
化し、部品供給人員を最小限に抑えるような部品供給計
画を立てることを目的としている。なお、実施の形態3
の物流工数評価装置では、部品の供給方式として、セッ
ト供給方式(ある製品番号を組み立てるのに必要な全て
の部品を、1セットにしてまとめて組立ラインに供給す
る方式)を前提としている。
【0130】−実施の形態3− 図10は、本実施の形態3の物流工数評価装置のシステ
ム構成を示すブロック図であり、請求項5に対応してい
る。
【0131】この物流工数評価装置において、データ通
信部1、データ抽出部2、工数算出部3、品番データ記
憶部11、棚位置データ記憶部12、工数マスタデータ
記憶部13、展開データ記憶部14、在庫データ記憶部
15、工数データ記憶部16、組立工程データ記憶部1
7は、図5に示す実施の形態2の物流工数評価装置とほ
ぼ同様であるので、ここでは同ブロックに同符号を付す
こととし、詳細な説明は省略する。
【0132】本実施の形態3では、上記構成にさらに、
製品番号、主作業者番号、開始時刻、終了時刻を記憶す
る供給工程データ記憶部18と、製品番号と滞留量とを
記憶するバッファ滞留量データ記憶部19と、集計開始
時刻、集計終了時刻、補助作業者番号、作業時間、作業
負荷を記憶する補助作業者負荷データ記憶部20とをさ
らに備えるとともに、部品供給工程計画作成部21と、
部品供給工程計画修正部22と、バッファ滞留量算出部
23と、補助作業者負荷算出部24と、供給工程データ
記憶部18の記憶内容および補助作業者負荷データ記憶
部20の記憶内容を出力するデータ出力部41とを、さ
らに備えた構成としている。
【0133】部品供給工程計画作成部21は、データ抽
出部2によって組立工程データ記憶部17および工数デ
ータ記憶部16より抽出されたデータに基づき、部品供
給に関する工程計画を作成する。工程計画は、主作業者
が1名の場合について、どの製品番号に対する部品供給
作業を、いつからいつまで実施するかについて決定する
もので、その結果は供給工程データ記憶部18に記憶さ
れる。
【0134】部品供給工程計画修正部22は、データ抽
出部2によって組立工程データ記憶部17、工数データ
記憶部16、供給工程データ記憶部18およびバッファ
滞留量データ記憶部19より抽出されたデータに基づ
き、部品供給に関する工程計画を、バッファ滞留量が規
定値に収まるように修正する。修正結果は、供給工程デ
ータ記憶部18に記憶される。
【0135】バッファ滞留量算出部23は、データ抽出
部2によって組立工程データ記憶部17および供給工程
データ記憶部18より抽出されたデータに基づき、各製
品番号の組立直前の時点で組立ライン前バッファに滞留
している、供給された部品セット数を算出する。ここ
で、部品セット数とは、ある製品番号を組み立てるのに
必要な全ての部品の固まりを指す。算出結果は、バッフ
ァ滞留量データ記憶部19に記憶される。
【0136】補助作業者負荷算出部24は、データ抽出
部2によって工数データ記憶部16および供給工程デー
タ記憶部18より抽出されたデータに基づき、時間帯ご
と、補助作業者ごとの作業時間、および負荷率を算出す
る。ここで、負荷率とは、ある時間帯における総作業時
間/時間帯の幅を指し、これが100%を超えている時
間帯がある場合、その時間帯は、1名の補助作業者での
作業補助は不可能であり、補助作業者の増員が必要であ
ることを示す。算出結果は、補助作業者負荷データ記憶
部20に記憶される。
【0137】ここで、主作業者および補助作業者につい
て補足説明を行う。本実施の形態3の装置では、住宅の
生産のような、大型部品の供給作業を想定しており、す
でに説明しているように、部品供給作業は、移動、準
備、移載といった作業で構成される。ここで、大型部品
の場合、移動、準備の作業は一般にフォークリフト等を
用いる作業となっており、1名の作業者で作業可能じあ
るのに対し、移載作業は人手に頼ることが多く、かつ1
名だけでの作業は困難である場合が多い。従って、本実
施の形態3の装置では、作業者を主作業者と補助作業者
とに分けて考える。主作業者は移動、準備、移載といっ
た部品供給作業全般に従事するのに対し、補助作業者
は、主に移載作業において、主作業者のみでは作業が困
難な場合に補助する作業者である。従って、ある製品に
対する部品供給作業において、主作業者の作業時間はそ
の製品の部品供給作業にかかる時間と一致するのに対
し、補助作業者の作業時間はそれよりも必ず少なくな
る。
【0138】次に、上記構成の物流工数評価装置の動作
について説明する。
【0139】工数評価に当たり、データ通信部1を介し
てホストコンピュータより、1日分の組立工程データ
と、対応する製品の展開データと、現時点での在庫デー
タとを受信し、各々組立工程データ記憶部17、展開デ
ータ記憶部14および在庫データ記憶部15に記憶す
る。これらの記憶内容は、その他の品番データ記憶部1
1、棚位置データ記憶部12、工数マスタデータ記憶部
13を含め、図6(a)に示す記憶内容、および図2
(a)〜(e)に示す記憶内容と同じであるとする。
【0140】ここで、本実施の形態3の物流工数評価装
置の全体的な動作について、図11に示すフローチャー
トを参照して説明する。
【0141】本実施の形態3の物流工数評価装置では、
まず、(A)製品番号別、作業者数別の部品供給作業時
間を算出する(具体的には、後述する図12および図1
3に示すフローチャート)。次に、(B)ここで算出さ
れた供給作業時間と組立工程計画とに基づいて、主作業
者1名の場合の組立に必要な部品供給をいつから開始す
ればよいのかという、製品番号別の部品供給工程計画を
作成する(具体的には、後述する図14に示すフローチ
ャート)。次に、(C)先程作成された部品供給計画
を、バッファ量が規定値以内になるように修正する(具
体的には、後述する図15および図16に示すフローチ
ャート)。因みに、この修正は、バッファ量が規定値を
超える原因となっている部品供給作業について、主作業
者を増員する形で修正する(具体的には、図16に示す
フローチャート)。以上の処理(図12ないし図16)
により、主作業者が、何名、いつからいつまで必要かと
いう部品供給計画が作成される。最後に、(D)補助作
業者については、時間帯別の補助作業者負荷率を算出す
ることにより(具体的には、後述する図17および図1
8に示すフローチャート)、どの時間帯に何名の補助作
業者が必要かという情報とする。
【0142】以下、上記(A)〜(D)の処理動作につ
いて、具体的に説明する。
【0143】まず、(A)製品番号別、作業者数別の部
品供給作業時間の算出について、図12に示すフローチ
ャートを参照して説明する。
【0144】図19は、この(A)の処理の結果として
記憶された工数データ記憶部16の記憶内容を示してい
る。ただし、同図(a)は、図6(a)に一部記載され
ているものと同じデータであり、同図(b)に示すの
が、この(A)の処理によって算出された製品番号別、
作業者数別の部品供給作業時間のデータである。また、
図12および図13に示す部品供給作業時間の算出フロ
ーは、図7および図8に示す動作フローと同じ処理ステ
ップがほとんどであるので、同じ処理ステップには同じ
ステップ番号を付すこととする。
【0145】まず、データ抽出部2は、工数マスタデー
タ記憶部13より、作業者数の最大値を抽出する(ステ
ップS101)。次に、データ抽出部2は、図17
(a)に示す組立工程データより、最初に生産する製品
番号を1つ抽出する(ステップS2a′)。
【0146】次に、工数算出部3は、工数データ記憶部
16に新しい行を複数作成する(ステップS102)。
挿入する行の数は、各行とも製品番号の項に、組立工程
データ記憶部17より抽出した製品番号をセットする。
また、各行の作業者数の項は、1から始まる連番をセッ
トする(2行挿入した場合には片方の行の作業阿古の項
に1を、もう一方の行に2をセットする)。以下、その
製品番号についての処理を行う間、工数算出結果はここ
で挿入した行のいずれかに記憶される。
【0147】次に、データ抽出部2は、図2(d)に示
す展開データより、その製品番号について、それを構成
する部品品番と数量と得る(ステップS2b)。
【0148】そして後、まず最初の部品品番を抽出して
(ステップS3)、以下、ステップS41〜ステップS
10の処理を実行する。この処理は、すでに図7および
図8を用いて実施の形態2のところで説明しているの
で、ここでは説明を省略するが、[棚までの移動工数の
算出](ステップS41〜ステップS45a)、[移載
のための準備工数の算出](ステップS51〜55
a)、[移載工数の算出](ステップS61〜65
a)、[移載後の処理工数の算出](ステップS71〜
74a)、[棚から組立エリアまでの移動工数の算出]
(ステップS91〜93a)、以上の処理(ステップS
2a′〜ステップS93a)を、1日分の組立工程デー
タ全てについて行う(ステップS10)、となってい
る。
【0149】このようにして算出された部品供給作業時
間の結果が、図19(b)に示されている。
【0150】次に、上記(B)の処理(図11に示す
(B)の処理)、すなわち、主作業者1名の場合の製品
番号別部品供給工程計画の作成について、図14のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0151】図20は、この処理の結果として記憶され
た供給工程データ記憶部18の記憶内容を示している。
【0152】まず、データ抽出部2は、組立工程データ
記憶部17より、組立工程計画に割り付いている製品番
号を、後ろから順に1つ抽出する(ステップS11
1)。本実施の形態3の場合は、まず製品番号A028
が抽出される。
【0153】次に、供給工程データ記憶部18に新しい
行をセットする(ステップS112)。
【0154】そして、この行の製品番号の項に、先程抽
出した製品番号(A028)をセットし、主作業者番号
の項に「1」をセットする(ステップS113)。ここ
で、主作業者番号とは、主作業者各々に割り当てられた
番号であり、この番号が同一であることは、同一の主作
業者であることを示す。本処理では、主作業者が1名の
場合の部品供給工程計画を作成しているため、主作業者
番号の項には必ず「1」がセットされる。
【0155】次に、その製品番号(A028)に対する
部品供給作業の終了時刻を決定する。部品供給は、基本
的には組立工程が必要とするタイミングに合わせて供給
することとするが、作業が重なる場合には、重ならない
ように着手を前にずらせて対応することとする。着手を
前にずした場合、部品が早めに組立工程に供給されるこ
ととなり、供給バッファに滞留することとなるが、作業
が重なったままの場合だと主作業者が2名必要なのに対
し、作業を重ならないようにずらすことで、主作業者が
1名で作業できることになる。
【0156】次に、ステップS111で選択した製品番
号(A028)の行の生産開始時刻が、組立工程データ
記憶部の中で最も大きいか否か(最後に割り付いている
か否か)を判断し(ステップS114)、組立工程計画
の最後に割り付いている場合は、ステップS116へと
動作を進め、そうでない場合にはステップS115へと
動作を進める。
【0157】ステップS115では、データ抽出部2に
より供給工程データ記憶部18から部品供給工程計画の
開始時刻の最小値を抽出し、製品番号の生産開始時刻と
比較する。そして、部品供給開始時刻≧生産開始時刻の
場合には、ステップS117へと動作を進め、そうでな
い場合にはステップS116へと動作を進める。
【0158】ステップS116では、その製品番号の部
品供給を、組立工程が必要とするタイミングに合わせて
供給しても作業が重ならないため、部品供給作業の終了
時刻=組立工程での生産開始時刻とする。具体的には、
データ抽出部2により、製品番号(A028)の生産開
始時刻の項の値を読み取り、挿入した行の終了時刻の項
にセットする。この例では、製品番号(A028)の終
了時刻の項に、A028の生産開始時刻である15:4
5をセットする(図20参照)。
【0159】一方、ステップS117では、その製品番
号の部品供給を、組立工程が必要とするタイミングに合
わせて供給すると作業が重なるため、その製品番号の部
品供給作業を、重ならないように前にずらす。具体的に
は、データ抽出部2により供給工程データ記憶部18か
ら抽出した部品供給工程計画の開始時刻の最小値を、挿
入した行の終了時刻の項にセットする。
【0160】この例では、製品番号A027を抽出した
時点では、部品供給工程計画の開始時刻の最小値は1
5:28であり、A027の生産開始時刻は15:30
であるため、15:20を終了時刻の項にセットする
(図20参照)。また、製品番号A001を抽出した時
点での部品供給計画の開始時刻の最小値は9:08であ
り、製品番号A001の生産開始時刻は9:00である
ため、9:00を終了時刻の項にセットする(図20参
照)。
【0161】次に、ステップS118では、その製品番
号に対する部品供給作業の開始時刻を算出する。開始時
刻は、終了時刻から、部品供給所要時間だけ逆上った時
刻である。ここで、部品供給所要時間は、 Σその製品番号の作業者数別作業時間 である。作業者数別作業時間は、上記(A)の処理で算
出し、すでに工数データ記憶部16に記憶されている
(図19(b)参照)。この例の製品番号A001の場
合は、作業者数1の作業時間が7時間、作業者数2の作
業時間が9時間となっているので、部品供給所要時間は
7+9=16(分)となり、開始時刻は8:44とな
る。
【0162】ここで、作業者数別作業時間の和をとるの
は次の理由による。
【0163】上記したように、本実施の形態3の物流工
数評価装置では、部品供給作業が主作業者と補助作業者
とによって実施されることを想定しており、主作業者は
部品供給作業全般に従事する。従って、部品供給所要時
間=主作業者の作業時間である。一方、工数データ記憶
部16には、作業者数別に作業時間が記憶されている
が、主作業者は複数作業者による作業の場合も作業に従
事しているため、作業者数別の作業時間の和が、主作業
者の作業時間となる。
【0164】ステップS119では、以上の処理を、組
立工程データ記憶部17に記憶(図19(a)参照)さ
れている全ての製品番号について繰り返す。
【0165】以上の処理により、主作業者が1名の場合
の部品供給工程計画の作成が完了する(図20参照)。
【0166】しかし、上記の処理(図14のフロー)で
作成された部品供給工程計画は、組立工程に間に合うよ
うに部品が供給され、かつ主作業者が1名で作業できる
ように平準化されているが、組立工程前の供給バッファ
にどの程度部品セットが滞留しているかは考慮されてい
ない。実際には、バッファ容量は有限であるため、バッ
ファ量を考慮した部品供給工程計画の修正が必要とな
る。
【0167】次に、上記(B)の処理(図11に示す
(B)の処理)、すなわち、主作業者1名の場合の製品
番号別部品供給工程計画の作成について、図14のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0168】次に、上記(C)の処理(図11に示す
(C)の処理)、すなわち、作成された部品供給計画
を、バッファ量が規定値以内になるように修正する処理
について、図15および図16に示すフローチャートを
参照して説明する。
【0169】図15は、部品供給工程計画を修正する動
作フローチャート、図16はバッファ滞留量の算出フロ
ーチャートをそれぞれ示している。また、図21(a)
は修正後の部品供給工程計画を、図21(b)は修正前
の部品供給工程計画に基づくバッファ滞留量算出結果
を、図21(c)は修正後の部品供給工程計画に基づく
バッファ滞留量算出結果を、それぞれ示している。
【0170】まず、製品番号別の生産開始時点でのバッ
ファ滞留量を算出する(ステップS121)。ここで、
「生産開始時点でのバッファ滞留量」とは、組立工程に
おいて、各製品番号の組立に着手する直前の時点で、バ
ッファに部品セットが何セット滞留しているかを表した
ものである。ここで、このステップS121の具体的な
処理を、図16に示すフローチャートを参照して説明す
る。
【0171】まず、ステップS121−1では、データ
抽出部2は組立工程データ記憶部17より、生産開始時
刻が早い順に1行抽出し、製品番号、生産開始時刻を抽
出する。この例では、製品番号A001、生産開始時刻
9:00のデータが抽出される。
【0172】次のステップS121−2では、バッファ
滞留量データ記憶部19に新しい行を挿入する。
【0173】次のステップS121−3では、挿入した
行の製品番号の項に、先程抽出した製品番号をセットす
る。
【0174】次のステップS121−4では、データ抽
出部2は、供給工程データ記憶部18の終了時刻が、先
程抽出した生産開始時刻以下である行数をカウントす
る。この数値は、その製品番号の生産開始時刻直前まで
に組立工程に供給された部品セットの総数(M)を示
す。この例では、製品番号A001の場合では1であ
る。
【0175】次のステップS121−5では、データ抽
出部2は、組立工程データ記憶部17の生産開始時刻
が、先程抽出した生産開始時刻より小さい行数をカウン
トする。この数値は、その製品番号の生産開始直前まで
に組立工程にて生産された製品数(N)を示す。この例
では、製品番号A001の場合では0である。
【0176】次のステップS121−6では、(M)−
(N)が、組立工程に供給され、かつまだ生産に用いら
れていない部品セット数を示す。
【0177】次のステップS121−7では、ステップ
S121−6で求めた値を、先程、バッファ滞留量デー
タ記憶部19に挿入した行の滞留量の項にセットする。
【0178】次のステップS121−8では、以上の処
理を、組立工程計画の全ての製品番号について繰り返
す。
【0179】以上の処理により、製品番号別、生産開始
時点でのバッファ滞留量を算出できる。
【0180】次に、図15に示すステップS122に戻
って、データ抽出部2はバッファ滞留量データ記憶部1
9を検索し、バッファ滞留量が規定値(事前に登録され
ている)を超えている製品番号を抽出する。ここで、条
件を満たす製品番号が一つもなければ処理を終了する。
この例では、バッファ滞留量の規定値を2としている。
【0181】次のステップS123では、条件を満たす
製品番号がある場合、データ抽出部2は組立工程データ
記憶部17より、それらの製品番号の中で生産開始時刻
を抽出し、生産開始時刻が最も遅い製品番号を得る。
【0182】次のステップS124では、さらに組立工
程データ記憶部17より、その製品番号の割り付いてい
る製品番号(以下、応援対象製品番号ともいう)を得
る。本実施の形態3の物流工数評価装置では、この製品
番号に対する部品供給作業を、応援作業者にて実施する
ことを考える。この例では、製品番号A021が応援対
象製品番号である。
【0183】次のステップS125では、データ抽出部
2は供給工程データ記憶部18より、製品番号の項が、
応援対象製品番号と同一の行を抽出し、次のステップS
126で、抽出した行から主作業者番号の値を得る。
【0184】次のステップS127では、この主作業者
番号の値に+1したものを新しい主作業者番号として、
抽出した行の主作業者番号に上書きセットする。これ
は、応援対象製品の部品供給作業を、別の主作業者によ
って実施することを示す。この例の製品番号A021で
は、主作業者番号に新たに2がセットされている(図2
1(a)参照)。次に、この応援対象製品の部品供給終
了時刻を決定する。部品供給は、基本的には組立工程が
必要とするタイミングに合わせて供給することとする
が、作業が重なる場合には、着手を前にずらして対応す
ることとする。
【0185】次のステップS128では、データ抽出部
2により、供給工程データ記憶部18から、主作業者番
号が先程の新しい主作業者番号と一致している行の中
で、開始時刻が最小である行を抽出する。
【0186】次のステップS129では、ステップS1
28で抽出された行がないか否かを判断する。そして、
ステップS128で抽出された行がない場合(先程の新
しい主作業者番号がセットされた行がない場合)には、
ステップS131へと動作を進め、抽出された行がある
場合には、ステップS130へと動作を進める。
【0187】ステップS130では、データ抽出部2に
より組立工程データ記憶部17から、製品番号が応援対
象製品番号である行の生産開始時刻を抽出し、先程抽出
された行の開始時刻と比較(部品供給開始時刻≧生産開
始時刻)する。その結果、部品供給開始時刻≧生産開始
時刻である場合には、ステップS130へと動作を進
め、そうでない場合にはステップS132へと動作を進
める。
【0188】ステップS131では、その製品番号の部
品供給を、組立工程が必要とするタイミングに合わせて
供給しても作業が重ならないため、データ抽出部2によ
り組立工程データ記憶部17から応援対象製品番号の生
産開始時刻の項の値を読み取り、挿入した行の終了時刻
の項にセットする。
【0189】ステップS132では、その製品番号の部
品供給を、組立工程が必要とするタイミングに合わせて
供給すると、同一主作業者での作業が重なるため、応援
対象製品番号の部品供給作業を、重ならないように前に
ずらす。具体的には、先程抽出した行の開始時刻を、挿
入した行の終了時刻の項にセットする。この例の製品番
号A021の場合は、主作業者番号2である他の行が存
在しないので、生産開始時刻14:00を終了時刻の項
にセットする(図21(a)参照)。
【0190】次のステップS133では、その製品番号
に対する部品供給作業の開始時刻を算出する。開始時刻
は、趣旨雨量時刻から、部品供給所要時間だけ逆上った
時刻である。ここで、部品供給所要時間は、 Σその製品番号の作業者数別作業時間 であり、作業者数別作業時間は工数データ記憶部16に
記憶されている。この例の製品番号A021の場合は、
作業者数1の作業時間が16時間、作業者数2の作業時
間が7時間となっているので、部品供給所要時間は16
+7=23(分)となり、開始時刻は13:37とな
る。
【0191】以上の処理により、1つの応援対象製品番
号に対する部品供給作業が、応援作業者によって実施さ
れるので、再びバッファ滞留量の算出処理(ステップS
121)に戻り、再び処理を実施する。先程の処理でバ
ッファ滞留量が規定値を超えていれば、再び部品供給工
程計画の修正処理を行い、バッファ滞留量が規定値内に
収まっていれば、その結果をデータ出力部41によりプ
リントアウトし、次の処理に進む。プリントアウトした
結果に従い、監督者は応援作業者が必要であれば、それ
に応じて事前の他工程に応援を依頼することができる。
【0192】ここまでの処理で、主作業者に関する部品
供給工程計画が完了する。
【0193】しかし、補助作業者については、上記した
ように主作業者の作業時間より少ないため、時間帯別の
補助作業者の負荷率を算出する。そして、負荷率が10
0%を超えている時間帯があれば、その時間帯において
は補助作業者の増員が必要であると判断する。
【0194】次に、上記(D)の処理(図11に示す
(D)の処理)、すなわち、時間帯別補助作業者負荷率
を算出する処理について、図17および図18に示すフ
ローチャートを参照して説明する。図17および図18
は、時間帯別補助作業者負荷率算出の動作フローチャー
トを示している。また、図22は時間帯別補助作業者負
荷率の算出結果を示している。
【0195】まず、最大補助作業者数を得る(ステップ
S151)。すなわち、工数データ記憶部16より作業
者数の項の最大値を得、この値に−1した値を、最大補
助作業者数とする(作業者数には主作業者1名が含まれ
ているため、これを差し引く必要がある)。この例で
は、作業者数の最大値は2であるため、最大補助作業者
数は1である。
【0196】次のステップS152では、初回集計開始
時刻を決定する。データ抽出部2は、供給工程データ記
憶部18より開始時刻の最小値を読み出し、これを集計
間隔(予め設定されており、この例では30分である)
で切り捨てた時刻を、初回集計開始時刻とする。この例
では、開始時刻の最小値が8:44であるため、これを
30分で切り捨てた時刻8:30が初回集計開始時刻と
なる。
【0197】次のステップS153では、最終集計終了
時刻を決定する。データ抽出部2は供給工程データ記憶
部18より最終時刻の最大値を読み出し、これを集計間
隔(予め設定されおり、この例では30分である)で切
り上げた時刻を、最終集計終了時刻とする。この例で
は、最終時刻の最大値が15:45であるため、これを
30分で切り上げた時刻16:00が最終集計終了時刻
となる。
【0198】次のステップS154では、補助作業者負
荷データ記憶部20に新しい行を作成する。作成する行
数は、先程算出した最大補助作業者数と同じである。
【0199】次のステップS155では、その作成した
行の補助作業者番号の項に、1から始まる連番をセット
する。ここで、補助作業者番号とは、補助作業者各々に
割り当てられた番号であり、この番号が同一であること
は、同一の補助作業者であることを示す。この例では、
最大補助作業者数は1であるため、作成する行も1行の
みであり、補助作業者番号の項には1がセットされる。
この後、挿入した行の集計開始時刻を設定する。
【0200】次のステップS156では、上記の処理が
初回の集計開始時刻および集計終了時刻の設定であるか
否かを判断する。そして、初回の処理である場合には、
ステップS157へと動作を進め、先程算出した初回集
計開始時刻を、挿入した行の集計開始時刻の項にセット
し、初回集計開始時刻+集計間隔(この例では30分)
の時刻を、集計終了時刻の項にセットする。一方、ステ
ップS156での判断が、初回の処理でない場合には、
ステップS158へと動作を進め、前回算出した初回集
計開始時刻を、挿入した行の集計開始時刻の項にセット
し、初回集計開始時刻+集計間隔(この例では30分)
の時刻を、集計終了時刻の項にセットする。また、セッ
トした集計開始時刻から集計終了時刻までの間に、補助
作業者が作業する時間を、補助作業者番号別に集計す
る。ここで、補助作業者の作業時間は、対象となる製品
番号の部品供給所要時間に対して同様にかかってくると
考える。例えば、この例の製品番号A008の場合、図
19(b)に示すように、作業者数1の作業時間が8
分、作業者数2の作業時間が8分であるため、部品供給
所要時間は8+8=16(分)である。ここで、補助作
業者が行う作業は、作業者数2の作業時間8分が対象で
ある。このとき、この補助作業者数は、A008の部品
供給作業が行われている間、8/16=0.5の作業負
荷であると考える。すなわち、A008の部品供給作業
が4分間行われた時点で、補助作業者の作業した時間は
4×0.5=2(分)であると考えることとする。
【0201】次のステップS159では、挿入した行の
作業時間を「0」にセットする。
【0202】次のステップS160では、データ抽出部
2により、供給工程データ記憶部18から次の条件を満
たさない行を抽出する。すなわち、 供給開始時刻<集計終了時刻 または、 供給開始時刻≧集計終了時刻 ここで抽出した行は、集計開始時刻から集計終了時刻ま
でに、少しでも作業が含まれている部品供給作業である
ことを示す。この例において集計開始時刻=9:00、
集計終了時刻=9:30の場合、製品番号A002、A
003、A004に対する行が抽出される。
【0203】次のステップS161では、ステップS1
60で抽出した行のうち1つを選択する。そして、次の
ステップS162〜ステップS168において、集計開
始時刻から集計終了時刻までの間に、選択した部品供給
作業がどの程度重なっているかを、時間比率として計算
する。
【0204】すなわち、ステップS162では、供給開
始時刻≦集計開始時刻であるか否かを判断する。そし
て、供給開始時刻≦集計開始時刻である場合には、次に
ステップS163において、供給終了時刻≧集計終了時
刻であるか否かを判断する。そして、この判断において
供給終了時刻≧集計終了時刻である場合には、ステップ
S164へと動作を進め、時間比率=集計単位/(供給
終了時刻引く供給開始時刻)を計算して、ステップS1
69へと動作を進める。一方、ステップS163におい
て、供給終了時刻≧集計終了時刻でないと判断した場合
には、ステップS165へと動作を進め、時間比率=
(供給終了時刻−集計時刻)/(供給終了時刻−供給開
始時刻)を計算して、ステップS169へと動作を進め
る。
【0205】また、ステップS162において、供給開
始時刻≦集計開始時刻でないと判断した場合には、次に
ステップS166において、供給終了時刻≧集計終了時
刻であるか否かを判断する。そして、供給終了時刻≧集
計終了時刻であると判断した場合には、ステップS16
7へと動作を進め、時間比率=(集計終了時刻−供給開
始時刻)/(供給終了時刻−供給開始時刻)を計算し
て、ステップS169へと動作を進める。一方、ステッ
プS166において、供給終了時刻≧集計終了時刻でな
いと判断した場合には、ステップS168において、時
間比率=1とし、ステップS169へと動作を進める。
【0206】上記ステップS162〜ステップS168
の処理を具体的に説明すると、この例では、集計開始時
刻=9:00、集計終了時刻=9:30、製品番号A0
04の場合は、時間比率の計算がステップS167の計
算となり、 時間比率=(集計終了時刻=9:30−供給開始時刻
9:22)/(供給終了時刻9:42−供給開始時刻
9:22)=8/20=0.4 となる。
【0207】次のステップS169からステップS17
9において、ステップS161で選択した行の製品番号
における部品供給所要時間、および補助作業者番号別の
作業時間を算出する。
【0208】すなわち、ステップS169では、ステッ
プS161で選択した行から製品番号を得る。次のステ
ップS170では、工数データ記憶部16から、製品番
号がステップS161で選択した製品番号と同一の行を
抽出する。次のステップS171では、ステップS17
0で抽出した行から、作業者数別の作業時間を得る。次
のステップS172では、ステップS169で得た製品
番号における部品供給所要時間を下式により算出する。
【0209】 部品供給所要時間=Σ作業者数別の作業時間 そして、次のステップS173では、n=1にセット
し、次のステップS174では、ステップS161で選
択した部品供給作業について、補助作業者別の作業時間
を下式により算出する。
【0210】 次のステップS175では、集計開始時刻から集計終了
時刻の間の補助作業者の作業時間を下式により算出す
る。
【0211】集計時間内での補助作業者作業時間=(ス
テップS174で求めた値×時間比率) 次のステップS176では、ステップS154で挿入し
た行のうち補助作業者番号=nの行の作業時間の項のデ
ータを読み出し、ステップS174で求めた補助作業者
番号nの作業時間との和をとり、同じ行の作業時間の項
に再びセットする。
【0212】次のステップS177では、n≧最大補助
作業者数であるか否かを判断する。その結果、n≧最大
補助作業者数であれば、ステップS179へと動作を進
める。一方、n≧最大補助作業者数でない場合には、ス
テップS178へと動作を進め、n=n+1とする。
【0213】ここで、上記ステップS169〜ステップ
S178の処理をまとめると、次のようになる。すなわ
ち、補助作業者番号n(nは正の整数)の作業時間は、
ステップS174より、 である。すなわち、補助作業者番号を1、2とし、2名
作業、3名作業がある場合、補助作業者2は3名作業時
のみ補助するが、補助作業者1は2名作業、3名作業と
もに補助すると考える。そして、この補助作業者別作業
時間に、先程の時間比率を乗じた値が、集計開始時刻〜
集計終了時刻の間に補助作業者が作業した時間となる。
上記の例において、集計開始時刻=9:00、集計終了
時刻=9:30、製品番号A004の場合は、補助作業
者は1名であり、この補助作業者の作業時間は4(分)
である。時間比率は上記の通り0.4であるので、4×
0.4=1.6(分)が、この集計間隔において補助作
業者1が作業した時間となる。この値と、ステップS1
54で挿入した行の作業時間との項のデータとの和をと
って、同じ項に上書きする。
【0214】ステップS179では、このようなステッ
プS162〜ステップS178の処理を、ステップS1
60で抽出された全ての行について繰り返し実施するこ
とにより、ステップS156〜ステップS158で設定
された集計開始時刻〜集計終了時刻の間の、補助作業者
別の作業時間が得られる。
【0215】次のステップS180では、ステップS1
54で挿入した行について、負荷率=作業時間/集計時
間を算出する。負荷率とは、補助作業者別の作業時間と
集計間隔との比であり、100%以内であれば1名で作
業が可能であることを示す。この例においては、集計開
始時刻=9:00、集計終了時刻=9:30の場合、補
助作業者1の作業時間は8.6(分)であり、集計間隔
は30分より、負荷率は8.6/30=29%となる
(図22参照)。
【0216】次のステップS181では、以上の処理
(ステップS154〜ステップS180)を、最終集計
終了時刻まで繰り返す。
【0217】以上の処理により、時間帯別、補助作業者
別の負荷率が得られる。この結果をデータ出力部41よ
りプリントアウトすることで、監督者はどの時間帯に何
名の補助作業者が必要かを判断し、必要に応じて他工程
に事前に支援を要請することができる。また、上記実施
の形態2では12時台から15時台まで、主作業者が2
名必要であることになるが、本実施の形態3によれば、
主作業者には13:37〜14:00の間だけ1名応援
するだけでよく、人員の増減が極小に抑えられているこ
とが分かる。
【0218】ところで、上記実施の形態3による物流工
数の評価を、組立工程計画が作成された時点で1度だけ
実施しても、実際には組立工程は進捗状況の進み遅れが
ある。この場合、事前に手配した人員だけでは組立工程
に適切なタイミングで部品を供給しきれない場合が発生
する。そこで、次の実施の形態4では、組立工程の進捗
に合わせて部品供給計画を再作成することにより、組立
工程の進捗に進み遅れがあっても、組立工程における部
品不足やバッファ容量オーバーなどの問題が発生しない
ように考慮し、あわせてラインの状況を無視して、再作
成即開始といったことにならないように、前倒し限界時
刻等を考慮したものである。
【0219】−実施の形態4− 図23は、本実施の形態4の物流工数評価装置のシステ
ム構成を示すブロック図であり、請求項6に対応してい
る。
【0220】この物流工数評価装置において、データ通
信部1、データ抽出部2、工数算出部3、品番データ記
憶部11、棚位置データ記憶部12、工数マスタデータ
記憶部13、展開データ記憶部14、在庫データ記憶部
15、工数データ記憶部16、組立工程データ記憶部1
7、供給工程データ記憶部18、バッファ滞留量データ
記憶部19、補助作業者負荷データ記憶部20、部品供
給工程計画作成部21、部品供給工程計画修正部22、
バッファ滞留量算出部23、補助作業者負荷算出部24
は、図10に示す実施の形態3の物流工数評価装置とほ
ぼ同様であるので、ここでは同ブロックに同符号を付す
こととし、詳細な説明は省略する。
【0221】本実施の形態4では、上記構成にさらに、
部品供給工程計画調整部25を備えた構成となってい
る。
【0222】部品供給工程計画調整部25は、データ抽
出部2によって組立工程データ記憶部17、工数データ
記憶部16および供給工程データ記憶部18より抽出さ
れたデータに基づき、部品供給作業が所定の時刻以降で
実施され得るように部品供給に関する工程計画を調整し
て、供給工程データ記憶部18に記憶する。
【0223】また、組立工程データ記憶部17には、組
立工程で生産する製品番号と生産開始時刻の他に、さら
に組立工程においてどの製品番号についての組立に着手
したかを示す着手フラグが記憶可能となっている。
【0224】次に、上記構成の物流工数評価装置の動作
について説明する。
【0225】工数評価に当たり、データ通信部1を介し
てホストコンピュータより、1日分の組立工程データ
と、対応する製品の展開データと、現時点での在庫デー
タとを受信し、各々組立工程データ記憶部17、展開デ
ータ記憶部14および在庫データ記憶部15に記憶す
る。これらの記憶内容は、その他の品番データ記憶部1
1、棚位置データ記憶部12、工数マスタデータ記憶部
13を含め、図6(a)に示す記憶内容、および図2
(a)〜(e)に示す記憶内容と同じであるとする。な
お、組立工程データ記憶部17に記憶される組立工程デ
ータにつていは、組立工程の進捗が大きくくずれた場合
にも、修正されたものがホストコンピュータから送信さ
れるが、この場合も組立工程データ記憶部17に上書き
される。
【0226】ここで、本実施の形態4の物流工数評価装
置の全体的な動作について、図24に示すフローチャー
トを参照して説明する。なお、図22に示すフローチャ
ートにおいて、図11に示すフローチャートと同じステ
ップには、同符号(A〜D)を付すこととする。また、
ほとんど同じステップには、その符号に′を付すことと
する。
【0227】本実施の形態4の物流工数評価装置では、
まず、(E)処理が新規の組立工程計画に対するもの
か、修正された組立工程計画に対するものかを判断す
る。その結果、新規の場合(Noと判断された場合)に
は、(A)製品番号別、作業者数別の部品供給作業時間
を算出する(具体的には、前述の図12および図13に
示すフローチャート)。次に、(B′)ここで算出され
た供給作業時間と組立工程計画とに基づいて、主作業者
1名の場合の組立に必要な部品供給をいつから開始すれ
ばよいのかという、製品番号別の部品供給工程計画を作
成する(具体的には、後述する図25に示すフローチャ
ート)。一方、修正された組立工程計画に対するもので
ある場合には、さらに、部品供給作業が所定の時刻以降
に実施されるように調整する(後述する図25に示すフ
ローチャート)。次に、(F)処理が新規の組立工程計
画に対するものか、修正された組立工程計画に対するも
のかを判断する。その結果、修正された組立工程計画に
対するものである場合には、(G)部品供給工程計画を
組立工程の変更に合わせて調整する(後述する図26に
示すフローチャート)。一方、新規の場合(Noと判断
された場合)には、(C)先程作成された部品供給計画
を、バッファ量が規定値以内になるように修正する(具
体的には、前述の図15および図16に示すフローチャ
ート)。因みに、この修正は、バッファ量が規定値を超
える原因となっている部品供給作業について、主作業者
を増員する形で修正する(具体的には、前述の図16に
示すフローチャート)。以上の処理(図12ないし図1
6)により、主作業者が、何名、いつからいつまで必要
かという部品供給計画が作成される。最後に、(D)補
助作業者については、時間帯別の補助作業者負荷率を算
出することにより(前述の図17および図18に示すフ
ローチャート)、どの時間帯に何名の補助作業者が必要
かという情報とする。
【0228】以下、上記(E)〜(D)の処理動作につ
いて、具体的に説明する。
【0229】まず、(A)製品番号別、作業者数別の部
品供給作業時間の算出については、すでに実施の形態3
のところで、図12および図13に示すフローチャート
を参照して説明しているので省略する。
【0230】次に、上記(B′)の処理(図24に示す
(B′)の処理)について説明するが、ここでの処理
は、主作業者1名の場合の製品番号別部品供給工程計画
の作成が、新規の場合と変更された場合とがある。その
ため、ここでは、説明が重複することになるが、新規の
場合と、変更された場合とに分けて説明を行うものとす
る。
【0231】(B′)新規の場合 まず、新規の組立工程計画(図27(a)参照)につい
ての処理を、図25のフローチャートを参照して説明す
る。なお、この処理の結果として記憶された組立工程デ
ータ記憶部17の記憶内容は、実施の形態3の図20で
示したものと同じである。
【0232】まず、データ抽出部2は、組立工程データ
記憶部17より、着手フラグに値がセットされておら
ず、かつ生産開始時刻が大きい順に1行抽出し、その行
の製品番号を抽出する(ステップS211)。この例で
は、図27(a)に示す組立工程計画データに基づき、
まず製品番号A028が抽出される。
【0233】次のステップS212では、供給工程デー
タ記憶部18から、製品番号の値が、ステップS211
で得た製品番号と同一の行を抽出する。今回は新規の組
立工程計画に対する処理のため、供給工程データ記憶部
18にはその製品番号は存在しない。
【0234】次のステップS213では、ステップS2
12で抽出された行があるか否かを判断する。その結
果、ある場合にはステップS216へと動作を進め、な
い場合にはステップS214へと動作を進める。今回は
新規の組立工程計画に対する処理のため、抽出された行
はなく、ステップS214に進む。
【0235】ステップS214では、供給工程データ記
憶部18に新しい行をセットする。
【0236】次のステップS215では、この行の製品
番号の項に、ステップS211で抽出した製品番号をセ
ットし、主作業者番号の項に「1」をセットする。ここ
で、主作業者番号とは、主作業者各々に割り当てられた
番号であり、この番号が同一であることは、同一の主作
業者であることを示す。本処理では、主作業者が1名の
場合の部品供給工程計画を作成しているため、主作業者
番号の項には必ず「1」がセットされる。
【0237】次に、その製品番号に対する部品供給作業
の終了時刻を決定する。部品供給は、基本的には組立工
程が必要とするタイミングに合わせて供給することとす
るが、作業が重なる場合には、重ならないように着手を
前にずらせて対応することとする。着手を前にずした場
合、部品が早めに組立工程に供給されることとなり、供
給バッファに滞留することとなるが、作業が重なったま
まの場合だと主作業者が2名必要なのに対し、作業を重
ならないようにずらすことで、主作業者が1名で作業で
きることになる。
【0238】次のステップS216では、ステップS2
11で選択した製品番号の行の生産開始時刻が、組立工
程データ記憶部の中で最も大きいか否か(最後に割り付
いているか否か)を判断し、組立工程計画の最後に割り
付いている場合は、ステップS218へと動作を進め、
そうでない場合にはステップS217へと動作を進め
る。
【0239】ステップS217では、データ抽出部2に
より供給工程データ記憶部18から部品供給工程計画の
開始時刻の最小値を抽出し、製品番号の生産開始時刻と
比較する。そして、部品供給開始時刻≧生産開始時刻の
場合には、ステップS219へと動作を進め、そうでな
い場合にはステップS218へと動作を進める。
【0240】ステップS218では、ステップS214
で挿入した行の終了時刻の項に、ステップS211で抽
出した製品番号の組立開始時刻をセットする。すなわ
ち、その製品番号の部品供給を、組立工程が必要とする
タイミングに合わせて供給しても作業が重ならないた
め、部品供給作業の終了時刻=組立工程での生産開始時
刻とする。具体的には、データ抽出部2により、製品番
号の生産開始時刻の項の値を読み取り、ステップS21
2で抽出した行、またはステップS214で挿入した行
の終了時刻の項にセットする。この例では、製品番号
(A028)の終了時刻の項に、A028の生産開始時
刻である15:45をセットする(図20参照)。
【0241】一方、ステップS219では、ステップS
214で挿入した行の終了時刻の項に、供給工程データ
記憶部18の開始時刻の最小値をセットする。すなわ
ち、その製品番号の部品供給を、組立工程が必要とする
タイミングに合わせて供給すると作業が重なるため、そ
の製品番号の部品供給作業を、重ならないように前にず
らす。具体的には、データ抽出部2により供給工程デー
タ記憶部18から抽出した部品供給工程計画の開始時刻
の最小値を、ステップS212で抽出した行、またはス
テップS214で挿入した行の挿入した行の終了時刻の
項にセットする。
【0242】この例では、製品番号A027を抽出した
時点では、部品供給工程計画の開始時刻の最小値は1
5:28であり、A027の生産開始時刻は15:30
であるため、15:20を終了時刻の項にセットする
(図20参照)。また、製品番号A001を抽出した時
点での部品供給計画の開始時刻の最小値は9:08であ
り、製品番号A001の生産開始時刻は9:00である
ため、9:00を終了時刻の項にセットする(図20参
照)。
【0243】次に、ステップS220では、その製品番
号に対する部品供給作業の開始時刻を算出する。開始時
刻は、終了時刻から、部品供給所要時間だけ逆上った時
刻である。ここで、部品供給所要時間は、 Σその製品番号の作業者数別作業時間 である。作業者数別作業時間は、上記(A)の処理で算
出し、すでに工数データ記憶部16に記憶されている
(図19(b)参照)。この例の製品番号A001の場
合は、作業者数1の作業時間が7時間、作業者数2の作
業時間が9時間となっているので、部品供給所要時間は
7+9=16(分)となり、開始時刻は8:44とな
る。
【0244】ここで、作業者数別作業時間の和をとるの
は次の理由による。
【0245】上記したように、本実施の形態3の物流工
数評価装置では、部品供給作業が主作業者と補助作業者
とによって実施されることを想定しており、主作業者は
部品供給作業全般に従事する。従って、部品供給所要時
間=主作業者の作業時間である。一方、工数データ記憶
部16には、作業者数別に作業時間が記憶されている
が、主作業者は複数作業者による作業の場合も作業に従
事しているため、作業者数別の作業時間の和が、主作業
者の作業時間となる。
【0246】ステップS221では、以上の処理を、組
立工程データ記憶部17に記憶(図27(a)参照)さ
れている、着手フラグの値がセットされていない全ての
製品番号について繰り返す。
【0247】以上の処理により、主作業者が1名の場合
の部品供給工程計画の作成が完了する(図20参照)。
【0248】(B′)組立工程が変更された場合 組立工程が計画に対して大きく進み遅れが出た場合、修
正された組立工程計画がホストコンピュータより送信さ
れ、組立工程データ記憶部17に上書き記憶される。こ
のとき、すでに組立工程において着手された製品番号の
行については、着手フラグに1がセットされている(図
27(b)参照)。
【0249】図27(b)に示す例では、12:50の
時点で10分の進みがあったために、以降の組立工程計
画を10分前にずらして修正された計画であり、製品番
号A016まではすでに組立に着手または完了している
ため、着手フラグに1がセットされている。
【0250】修正された組立工程計画に対し、本実施の
形態4の物流工数評価装置では、まず製品番号別の部品
供給工程計画を作成する。この処理は、上記の部品供給
工程計画作成部21で行う。ここで注意が必要なのは、
すでに着手している部品供給作業については、その変更
は不可能であることである。また、新しい部品供給計画
に従った作業に変更するためには、新たな作業者の手配
等の準備時間が必要である。そこで、本物流工数評価装
置では、現在の時刻にこの準備時間を加えた時刻までに
着手する予定の部品供給計画に対しては、変更は行われ
ないこととしている。この例においては、この準備期間
を10分としているため、先程の12:50に10分を
足した12:00までに着手する部品供給計画(製品番
号A019以前の計画)については、処理を行わない。
なお、この処理の結果として記憶される供給工程データ
記憶部18の記憶内容を図28(a)に示す。
【0251】まず、データ抽出部2は、組立工程データ
記憶部17より、着手フラグに値がセットされておら
ず、かつ生産開始時刻が大きい順に1行抽出し、その行
の製品番号を抽出する(ステップS211)。この例で
は、図27(b)に示す組立工程計画データに基づき、
まず製品番号A028が抽出される。。
【0252】次のステップS212では、供給工程デー
タ記憶部18から、製品番号の値が、ステップS211
で得た製品番号と同一の行を抽出する。
【0253】次のステップS213では、ステップS2
12で抽出された行があるか否かを判断する。その結
果、ある場合にはステップS216へと動作を進め、な
い場合にはステップS214へと動作を進める。今回は
修正された組立工程計画に対する処理のため、ステップ
S216に進む。
【0254】次のステップS216では、ステップS2
11で選択した製品番号の行の生産開始時刻が、組立工
程データ記憶部の中で最も大きいか否か(最後に割り付
いているか否か)を判断し、組立工程計画の最後に割り
付いている場合は、ステップS218へと動作を進め、
そうでない場合にはステップS217へと動作を進め
る。
【0255】ステップS217では、データ抽出部2に
より供給工程データ記憶部18から部品供給工程計画の
開始時刻の最小値を抽出し、製品番号の生産開始時刻と
比較する。そして、部品供給開始時刻≧生産開始時刻の
場合には、ステップS219へと動作を進め、そうでな
い場合にはステップS218へと動作を進める。
【0256】ステップS218では、ステップS212
で抽出した行、またはステップS214で挿入した行の
終了時刻の項に、ステップS211で抽出した製品番号
の組立開始時刻をセットする。すなわち、その製品番号
の部品供給を、組立工程が必要とするタイミングに合わ
せて供給しても作業が重ならないため、部品供給作業の
終了時刻=組立工程での生産開始時刻とする。具体的に
は、データ抽出部2により、製品番号の生産開始時刻の
項の値を読み取り、ステップS212で抽出した行の終
了時刻の項にセットする。この例では、製品番号(A0
28)の終了時刻の項に、A028の生産開始時刻であ
る15:45をセットする(図20参照)。
【0257】一方、ステップS219では、ステップS
212で抽出した行の終了時刻の項に、供給工程データ
記憶部18の開始時刻の最小値をセットする。すなわ
ち、その製品番号の部品供給を、組立工程が必要とする
タイミングに合わせて供給すると作業が重なるため、そ
の製品番号の部品供給作業を、重ならないように前にず
らす。具体的には、データ抽出部2により供給工程デー
タ記憶部18から抽出した部品供給工程計画の開始時刻
の最小値を、ステップS212で抽出した行の挿入した
行の終了時刻の項にセットする。
【0258】次に、ステップS220では、その製品番
号に対する部品供給作業の開始時刻を算出する。開始時
刻は、終了時刻から、部品供給所要時間だけ逆上った時
刻である。ここで、部品供給所要時間は、 Σその製品番号の作業者数別作業時間 である。作業者数別作業時間は、上記(A)の処理で算
出し、すでに工数データ記憶部16に記憶されている。
【0259】ステップS221では、以上の処理を、組
立工程データ記憶部17に記憶(図27(b)参照)さ
れている、着手フラグの値がセットされていない全ての
製品番号について繰り返す。この例では、製品番号A0
28からA020までに対して実施している。
【0260】以上の処理により、修正された組立工程計
画に対する、主作業者が1名の場合の部品供給工程計画
の作成が完了する。
【0261】次に、部品供給作業が所定の時刻以降に実
施されるように、部品供給計画を調整する。この処理
は、図24に示す(G)の処理である。
【0262】ここで、所定の時刻について補足する。上
記したように、この例においては、製品番号A019以
前の部品供給計画については修正していない。この製品
番号A019は、主作業者番号1の作業者が作業を行っ
ている。従って、次のA020を主作業者番号1の作業
者が実施しようとする場合、A019の終了時刻13:
09以降にしか作業に着手できない。そこで、この1
3:09を前倒し限界時刻とする。そして、着手フラグ
がセットされていない製品番号(この例ではA020以
降)の部品供給計画に対し、その開始時刻が前倒し限界
時刻より早くなっている作業に対し、これを別の作業者
によって実施するよう調整する必要がある。この調整を
行うのが本処理(G)である。以下、図26に示すフロ
ーチャートを参照して、本処理(G)を説明する。な
お、の結果として記憶された供給工程データ記憶部18
の記憶内容を図28(b)に示す。
【0263】まず、データ抽出部2は、供給工程データ
記憶部18から主作業者番号の最大値を抽出し、これを
最大主作業者番号とする(ステップS311)。
【0264】次のステップS312では、データ抽出部
2は、組立工程データ記憶部17のうち、着手フラグに
データがセットされている行の製品番号を抽出する。
【0265】次のステップS313では、データ抽出部
2は、供給工程データ記憶部18から、ステップS31
2で抽出した製品番号の終了時刻の最大値を、主作業者
番号別に取得し、これを主作業者番号別の前倒し限界時
刻とする。この例においては、最大主作業者番号は1で
あり、主作業者番号1における前倒し限界時刻は製品番
号A019における13:09である。
【0266】次のステップS314では、データ抽出部
2は、組立工程データ記憶部17のうち、着手フラグに
データがセットされていない行の製品番号を抽出し、次
のステップS315で、nに1をセットする。
【0267】次のステップS316では、データ抽出部
2は、供給工程データ記憶部18から、製品番号がステ
ップS314で得られた製品番号に含まれ、かつ主作業
者番号nである行のうち、開始時刻が主作業者番号nの
前倒し限界時刻より小さな行を抽出する。この例では、
製品番号A020、A021の行が抽出される。
【0268】次のステップS317では、ステップS3
16で抽出された行の中から、開始時刻が大きい順に1
行選択する。この例では、まずA021が選択される。
【0269】ステップS318では、n+1したものを
新しい主作業者番号として、ステップS317で選択し
た行の主作業者番号に上書きセットする。この例の製品
番号A021では、主作業者番号に新たに2がセットさ
れる。次に、この応援対象製品番号の部品供給終了時刻
を決定する。部品供給は、基本的には組立工程から必要
とするタイミングに合わせて供給することとするが、作
業が重なる場合には、着手を前にずらして対応すること
とする。
【0270】次のステップS319では、まず、データ
抽出部2により、供給工程データ記憶部18から、主作
業者番号がステップS317の主作業者番号と一致して
いる行の中で、開始時刻が最小である行を抽出する。
【0271】次のステップS320では、ステップS3
19で抽出された行がない場合(先程の新しい主作業者
番号がセットされた行がない場合)には、ステップS3
22へと処理を進め、抽出された行がある場合には、ス
テップS321へと処理を進める。
【0272】ステップS321では、データ抽出部2に
より組立工程データ記憶部17から、ステップS319
で抽出された行の部品供給開始時刻と、ステップS31
7で選択した製品番号の生産開始時刻とを比較する。そ
して、部品供給開始時刻≧生産開始時刻の場合には、ス
テップS322へと動作を進め、そうでない場合にはス
テップS323へと動作を進める。
【0273】ステップS322では、その製品番号の部
品供給を、組立工程が必要とするタイミングに合わせて
供給しても作業が重ならないため、データ抽出部2によ
り組立工程データ記憶部17からステップS317で選
択した製品番号の生産開始時刻の項の値を読み取り、ス
テップS317で選択した行の終了時刻の項にセットす
る。
【0274】一方、ステップS323では、その製品番
号の部品供給を、組立工程が必要とするタイミングに合
わせて供給すると、同一主作業者での作業が重なるた
め、ステップS317で選択した製品番号の部品供給作
業を、重ならないように前にずらす。具体的には、ステ
ップS319で抽出した行の開始時刻を、ステップS3
17で選択した行の終了時刻の項にセットする。この例
の製品番号A021の場合は、主作業者番号2である他
の行が存在しないので、生産開始時刻13:50を終了
時刻の項にセットする。
【0275】次のステップS324では、その製品番号
に対する部品供給作業の開始時刻を算出する。開始時刻
は、終了時刻から、部品供給所要時間だけ逆上った時刻
である。ここで、部品供給所要時間は、 Σその製品番号の作業者数別作業時間 である。この作業者数別作業時間は、工数データ記憶部
16に記憶されている。この例の製品番号A021の場
合は、作業者数1の作業時間が16時間、作業者数2の
作業時間が7時間となっているので、部品供給所要時間
は16+7=23(分)となる。従って、開始時刻は1
3:27となる。
【0276】次のステップS325では、ステップS3
16で抽出した全ての行について、ステップS317以
降の処理を繰り返す。そして、その抽出された全ての行
の処理を終了すると、次のステップS326において、
n=n+1とし、次のステップS327において、n>
最大主作業者番号となるまで、ステップS316以降の
処理を繰り返す。
【0277】この後、新規の組立工程データに対する処
理と同様に、部品供給工程計画修正処理、時間帯別補助
作業者負荷率算出を行う。この例においては、部品供給
工程計画の調整を行った後のバッファ滞留量(図29参
照)が、規定値以内に全て収まっているため、部品供給
工程計画の修正は行われない。
【0278】
【発明の効果】本発明の物流工数評価装置および物流工
数評価方法によれば、住宅の生産のような、大型部品を
必要量供給するのにかかる工数を自動的に算出できるの
で、必要な人員計画を事前に行うことができる。
【0279】また、本発明の物流工数評価装置および物
流工数評価方法によれば、住宅の生産のような、大型部
品を必要量供給するのにかかる工数を、作業時間帯別、
作業者数別に自動的に算出できるので、供給作業の負荷
変動に合わせた人員計画を事前に行うことができる。そ
のため、人員不足による供給の遅れや、供給人員過剰を
防ぐことができ、より効率的な作業が可能となる。
【0280】また、本発明の物流工数評価装置によれ
ば、住宅の生産のような、大型部品を必要量供給するに
際し、暇な時間帯に供給作業を先行させて供給バッファ
に滞留させておき、忙しい時間帯にその滞留させた部品
を組立工程に流すことで、供給作業の負荷を平準化し、
部品供給人員を最小限に抑えることができる。
【0281】また、本発明の物流工数評価装置によれ
ば、住宅の生産のような、大型部品を必要量供給するに
際し、組立工程の進捗に合わせて部品供給計画を再作成
することにより、組立工程の進捗に進み遅れがあって
も、組立工程における部品不足や供給バッファの容量オ
ーバーといった問題が発生しない。すなわち、組立工程
計画が途中で修正になった場合においても、組立工程前
の供給バッファを有効に活用して、供給人員を極小にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の物流工数評価装置のシステム構成を示
すブロック図であり、請求項1ないし4に対応した実施
の形態1および2を示している。
【図2】(a)〜(f)は、各記憶部の記憶内容を示す
説明図である。
【図3】実施の形態1の物流工数評価装置の動作を示す
フローチャートである。
【図4】実施の形態1の物流工数評価装置の動作を示す
フローチャートである。
【図5】本発明の物流工数評価装置のシステム構成を示
すブロック図であり、請求項3および4に対応した実施
の形態2を示している。
【図6】(a)は組立工程データ記憶部の記憶内容を示
す説明図、(b)は工数データ記憶部の記憶内容を示す
説明図である。
【図7】実施の形態2の物流工数評価装置の動作を示す
フローチャートである。
【図8】実施の形態2の物流工数評価装置の動作を示す
フローチャートである。
【図9】時間帯別、作業者数別に作業時間を表示してい
る例を示す説明図である。
【図10】本発明の物流工数評価装置のシステム構成を
示すブロック図であり、請求項5に対応した実施の形態
3を示している。
【図11】本実施の形態3の物流工数評価装置の全体的
な動作を示すフローチャートである。
【図12】本実施の形態3における製品番号別、作業者
数別の部品供給作業時間の算出処理を示すフローチャー
トである。
【図13】本実施の形態3における製品番号別、作業者
数別の部品供給作業時間の算出処理を示すフローチャー
トである。
【図14】本実施の形態3における製品番号別の部品供
給工程計画の作成処理を示すフローチャートである。
【図15】本実施の形態3における部品供給工程計画の
作成処理を示すフローチャートである。
【図16】本実施の形態3におけるバッファ滞留量の算
出処理を示すフローチャートである。
【図17】本実施の形態3における時間帯別補助作業者
負荷率の算出処理を示すフローチャートである。
【図18】本実施の形態3における時間帯別補助作業者
負荷率の算出処理を示すフローチャートである。
【図19】工数データ記憶部の記憶内容を示す説明図で
ある。
【図20】供給工程データ記憶部の記憶内容を示す説明
図である。
【図21】(a)は供給工程データ記憶部の修正後の記
憶内容を表形式で示す説明図、(b)はバッファ滞留量
データ記憶部の修正前の記憶内容を示す説明図、(c)
はバッファ滞留量データ記憶部の修正後の記憶内容を示
す説明図である。
【図22】補助作業者負荷データ記憶部の記憶内容を示
す説明図である。
【図23】本発明の物流工数評価装置のシステム構成を
示すブロック図であり、請求項6に対応した実施の形態
4を示している。
【図24】本実施の形態4の物流工数評価装置の全体的
な動作を示すフローチャートである。
【図25】本実施の形態4における製品番号別の部品供
給工程計画の作成処理を示すフローチャートである。
【図26】本実施の形態4における部品供給工程計画調
整処理を示すフローチャートである。
【図27】(a)は組立工程データ記憶部の記憶内容
(着手フラグがセットされていない状態)を示す説明
図、(b)は組立工程データ記憶部の記憶内容(着手フ
ラグがセットされている状態)を示す説明図である。
【図28】(a)は供給工程データ記憶部の調整前の記
憶内容を示す説明図、(b)は供給工程データ記憶部の
調整後の記憶内容を示す説明図である。
【図29】バッファ滞留量データ記憶部の調整後の記憶
内容を示す説明図である。
【図30】部品を保管する棚の配置構造を示す説明図で
ある。
【図31】ユニット住宅の工法をイメージ的に示す説明
図である。
【図32】ユニット住宅の生産工程をイメージ的に示す
説明図である。
【符号の説明】 1 データ通信部 2 データ抽出部 3 工数算出部 4 データ出力部 5 データ集計部 11 品番データ記憶部 12 棚位置データ記憶部 13 工数マスタデータ記憶部 14 展開データ記憶部 15 在庫データ記憶部 16 組立工程データ記憶部 17 組立工程データ記憶部 18 供給工程データ記憶部 19 バッファ滞留量データ記憶部 20 補助作業者負荷データ記憶部 21 部品供給工程計画作成部 22 部品供給工程計画修正部 23 バッファ滞留量算出部 24 補助作業者負荷算出部 25 部品供給工程計画調整部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/60 680B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品品番と部品の大きさおよび重量とを
    記憶する品番データ記憶部と、各棚の位置とそこまでの
    距離とを記憶する棚位置データ記憶部と、物流作業を構
    成する作業分類と作業条件と作業者数と作業時間と作業
    可能重量に上限がある場合には最大作業可能重量とを記
    憶する工数マスタデータ記憶部と、製品番号とその製品
    を構成する部品品番および数量とを記憶する展開データ
    記憶部と、棚番号と保管されている部品品番と数量とを
    記憶する在庫データ記憶部と、算出された工数データを
    記憶する工数データ記憶部と、これら記憶部から工数算
    出に必要なデータを順次抽出し、部品供給作業内容を決
    定して工数を算出し、前記工数データ記憶部に記憶する
    工数算出処理部とを備え、 前記工数算出処理部は、 任意の製品番号とその製品の部品品番および数量とを前
    記展開データ記憶部から抽出し、その抽出した部品品番
    について、前記在庫データ記憶部から抽出した棚関連デ
    ータと前記工数マスタデータ記憶部から抽出した移動工
    数に関連する作業分類のデータとに基づいて、棚までの
    移動工数を算出し、その移動工数を前記工数データ記憶
    部に記憶する手段と、 前記工数マスタデータ記憶部から抽出した移載のための
    準備工数に関連する作業分類のデータと前記棚位置デー
    タ記憶部から抽出した棚の位置データとに基づいて、移
    載のための準備工数を算出し、その準備工数を前記移動
    工数に加算して前記工数データ記憶部に上書き記憶する
    手段と、 前記品番データ記憶部から抽出した品番データと前記工
    数マスタデータ記憶部から抽出した移載工数に関連する
    作業分類のデータとに基づいて、移載工数を算出し、そ
    の移載工数を前記移動工数と準備工数との和に加算して
    前記工数データ記憶部に上書き記憶する手段と、 前記工数マスタデータ記憶部から抽出した移載後の処理
    工数に関連する作業分類のデータに基づいて、移載後の
    処理工数を算出し、その移載後の処理工数を前記移動工
    数と準備工数と移載工数との和に加算して前記工数デー
    タ記憶部に上書き記憶する手段と、 1つの製品番号を構成する全ての部品品番について、前
    記各手段での工数算出を繰り返し実施する手段と、 全ての部品品番についての工数算出を終了後、前記棚位
    置データ記憶部から抽出した組立工程までの距離データ
    と前記工数マスタデータ記憶部から抽出した組立工程へ
    の移動工数に関連する作業分類のデータとに基づいて、
    最後の棚から組立工程までの移動工数を算出し、その移
    動工数を、前記移載後の処理工数と移動工数と移載工数
    と準備工数との和に加算して前記工数データ記憶部に上
    書き記憶する手段とを備えていることを特徴とする物流
    工数評価装置。
  2. 【請求項2】 部品品番と部品の大きさおよび重量とを
    記憶する品番データ記憶部と、各棚の位置とそこまでの
    距離とを記憶する棚位置データ記憶部と、物流作業を構
    成する作業分類と作業条件と作業者数と作業時間と作業
    可能重量に上限がある場合には最大作業可能重量とを記
    憶する工数マスタデータ記憶部と、製品番号とその製品
    を構成する部品品番および数量とを記憶する展開データ
    記憶部と、棚番号と保管されている部品品番と数量とを
    記憶する在庫データ記憶部と、算出された工数データを
    記憶する工数データ記憶部とを有する物流工数評価装置
    を用いた物流工数評価方法であって、 任意の製品番号とその製品の部品品番および数量とを前
    記展開データ記憶部から抽出する手順と、 その抽出した部品品番について、前記在庫データ記憶部
    から棚関連データを抽出し、前記工数マスタデータ記憶
    部から移動工数に関連する作業分類のデータを抽出し、
    これらのデータに基づいて、棚までの移動工数を算出す
    る手順と、 この算出した移動工数を前記工数データ記憶部に記憶す
    る手順と、 前記工数マスタデータ記憶部から移載のための準備工数
    に関連する作業分類のデータを抽出し、前記棚位置デー
    タ記憶部から棚の位置データを抽出し、これらのデータ
    に基づいて、移載のための準備工数を算出する手順と、 この算出した準備工数を前記移動工数に加算して前記工
    数データ記憶部に上書き記憶する手順と、 前記品番データ記憶部から品番データを抽出し、前記工
    数マスタデータ記憶部から移載工数に関連する作業分類
    のデータを抽出し、これらのデータに基づいて、移載工
    数を算出する手順と、 この算出した移載工数を前記移動工数と準備工数との和
    に加算して前記工数データ記憶部に上書き記憶する手順
    と、 前記工数マスタデータ記憶部から移載後の処理工数に関
    連する作業分類のデータを抽出して、移載後の処理工数
    を算出する手順と、 この算出した移載後の処理工数を前記移動工数と準備工
    数と移載工数との和に加算して前記工数データ記憶部に
    上書き記憶する手順と、 1つの製品番号を構成する全ての部品品番について、前
    記各手段での工数算出を繰り返し実施する手順と、 全ての部品品番についての工数算出を終了後、前記棚位
    置データ記憶部から組立工程までの距離データを抽出
    し、前記工数マスタデータ記憶部から組立工程への移動
    工数に関連する作業分類のデータを抽出し、これらのデ
    ータに基づいて、最後の棚から組立工程までの移動工数
    を算出する手順と、 この算出した移動工数を、前記移載後の処理工数と移動
    工数と移載工数と準備工数との和に加算して前記工数デ
    ータ記憶部に上書き記憶する手順とを備えたことを特徴
    とする物流工数評価方法。
  3. 【請求項3】 部品品番と部品の大きさおよび重量とを
    記憶する品番データ記憶部と、各棚の位置とそこまでの
    距離とを記憶する棚位置データ記憶部と、物流作業を構
    成する作業分類と作業条件と作業者数と作業時間と作業
    可能重量に上限がある場合には最大作業可能重量とを記
    憶する工数マスタデータ記憶部と、組立工程で生産する
    製品品番と生産開始時刻とを記憶する組立工程データ記
    憶部と、製品番号とその製品を構成する部品品番および
    数量とを記憶する展開データ記憶部と、棚番号と保管さ
    れている部品品番と数量とを記憶する在庫データ記憶部
    と、算出された供給開始時刻別、作業者数別の作業時間
    を記憶する工数データ記憶部と、これら記憶部から工数
    算出に必要なデータを順次抽出し、部品供給作業内容を
    決定して工数を算出し、前記工数データ記憶部に記憶す
    る工数算出処理部と、前記工数データ記憶部に記憶され
    た供給開始時刻別、作業者数別の作業時間を集計し、時
    間帯別、作業者数別の作業時間として出力するデータ集
    計出力処理部とを備え、 前記工数算出処理部は、 生産する製品番号と生産開始時刻とを前記組立工程デー
    タ記憶部から抽出するとともに、その抽出した製品番号
    とその製品の部品品番および数量とを前記展開データ記
    憶部から抽出し、その抽出した部品品番について、前記
    在庫データ記憶部から抽出した棚関連データと前記工数
    マスタデータ記憶部から抽出した移動工数に関連する作
    業分類のデータとに基づいて、棚までの移動作業時間を
    算出し、その移動作業時間を供給開始時刻別、作業者数
    別に対応させて前記工数データ記憶部に記憶する手段
    と、 前記工数マスタデータ記憶部から抽出した移載のための
    準備工数に関連する作業分類のデータと前記棚位置デー
    タ記憶部から抽出した棚の位置データとに基づいて、移
    載のための準備作業時間を算出し、その準備作業時間
    を、供給開始時刻別、作業者数別に一致する前記移動作
    業時間に加算して前記工数データ記憶部に上書き記憶す
    る手段と、 前記品番データ記憶部から抽出した品番データと前記工
    数マスタデータ記憶部から抽出した移載工数に関連する
    作業分類のデータとに基づいて、移載作業時間を算出
    し、その移載作業時間を、供給開始時刻別、作業者数別
    に一致する前記移動作業時間と準備作業時間との和に加
    算して前記工数データ記憶部に上書き記憶する手段と、 前記工数マスタデータ記憶部から抽出した移載後の処理
    工数に関連する作業分類のデータに基づいて、移載後の
    処理作業時間を算出し、その移載後の処理作業時間を、
    供給開始時刻別、作業者数別に一致する前記移動作業時
    間と準備作業時間と移載作業時間との和に加算して前記
    工数データ記憶部に上書き記憶する手段と、 1つの製品番号を構成する全ての部品品番について、前
    記各手段での工数算出を繰り返し実施する手段と、 全ての部品品番についての工数算出を終了後、前記棚位
    置データ記憶部から抽出した組立工程までの距離データ
    と前記工数マスタデータ記憶部から抽出した組立工程へ
    の移動工数に関連する作業分類のデータとに基づいて、
    最後の棚から組立工程までの移動作業時間を算出し、そ
    の移動作業時間を、供給開始時刻別、作業者数別に一致
    する前記移載後の処理作業時間と移動作業時間と移載作
    業時間と準備作業時間との和に加算して前記工数データ
    記憶部に上書き記憶する手段とを備えていることを特徴
    とする物流工数評価装置。
  4. 【請求項4】 部品品番と部品の大きさおよび重量とを
    記憶する品番データ記憶部と、各棚の位置とそこまでの
    距離とを記憶する棚位置データ記憶部と、物流作業を構
    成する作業分類と作業条件と作業者数と作業時間と作業
    可能重量に上限がある場合には最大作業可能重量とを記
    憶する工数マスタデータ記憶部と、組立工程で生産する
    製品品番と生産開始時刻とを記憶する組立工程データ記
    憶部と、製品番号とその製品を構成する部品品番および
    数量とを記憶する展開データ記憶部と、棚番号と保管さ
    れている部品品番と数量とを記憶する在庫データ記憶部
    と、算出された供給開始時刻別、作業者数別の作業時間
    を記憶する工数データ記憶部とを有する物流工数評価装
    置を用いた物流工数評価方法であって、 生産する製品番号と生産開始時刻とを前記組立工程デー
    タ記憶部から抽出するとともに、その抽出した製品番号
    とその製品の部品品番および数量とを前記展開データ記
    憶部から抽出する手順と、 その抽出した部品品番について、前記在庫データ記憶部
    から棚関連データを抽出し、前記工数マスタデータ記憶
    部から移動工数に関連する作業分類のデータを抽出し、
    これらのデータに基づいて、棚までの移動作業時間を算
    出する手順と、 この算出した移動作業時間を、供給開始時刻別、作業者
    数別に対応させて前記工数データ記憶部に記憶する手順
    と、 前記工数マスタデータ記憶部から移載のための準備工数
    に関連する作業分類のデータを抽出し、前記棚位置デー
    タ記憶部から棚の位置データを抽出し、これらのデータ
    に基づいて、移載のための準備作業時間を算出する手順
    と、 この算出した準備作業時間を、供給開始時刻別、作業者
    数別に一致する前記移動作業時間に加算して前記工数デ
    ータ記憶部に上書き記憶する手順と、 前記品番データ記憶部から品番データを抽出し、前記工
    数マスタデータ記憶部から移載工数に関連する作業分類
    のデータを抽出し、これらのデータに基づいて、移載作
    業時間を算出する手順と、 この算出した移載作業時間を、供給開始時刻別、作業者
    数別に一致する前記移動作業時間と準備作業時間との和
    に加算して前記工数データ記憶部に上書き記憶する手順
    と、 前記工数マスタデータ記憶部から移載後の処理工数に関
    連する作業分類のデータを抽出して、移載後の処理作業
    時間を算出する手順と、 この算出した移載後の処理作業時間を、供給開始時刻
    別、作業者数別に一致する前記移動作業時間と準備作業
    時間と移載作業時間との和に加算して前記工数データ記
    憶部に上書き記憶する手順と、 1つの製品番号を構成する全ての部品品番について、前
    記各手段での工数算出を繰り返し実施する手順と、 全ての部品品番についての工数算出を終了後、前記棚位
    置データ記憶部から組立工程までの距離データを抽出
    し、前記工数マスタデータ記憶部から組立工程への移動
    工数に関連する作業分類のデータを抽出し、これらのデ
    ータに基づいて、最後の棚から組立工程までの移動作業
    時間を算出する手順と、 この算出した移動作業時間を、供給開始時刻別、作業者
    数別に一致する前記移載後の処理作業時間と移動作業時
    間と移載作業時間と準備作業時間との和に加算して前記
    工数データ記憶部に上書き記憶する手順と、 前記工数データ記憶部に記憶された供給開始時刻別、作
    業者数別の作業時間を集計し、時間帯別、作業者数別の
    作業時間として出力する手順とを備えていることを特徴
    とする物流工数評価方法。
  5. 【請求項5】 製品番号、主作業者番号、開始時刻、終
    了時刻を記憶する供給工程データ記憶部と、 製品番号と滞留量とを記憶するバッファ滞留量データ記
    憶部と、 集計開始時刻、集計終了時刻、補助作業者番号、作業時
    間、作業負荷を記憶する補助作業者負荷データ記憶部と
    をさらに備えるとともに、 前記各記憶部より工数算出に必要なデータを順次抽出す
    るデータ抽出部によって抽出されたデータに基づき、主
    作業者が1名の場合について、どの製品番号に対する部
    品供給作業をいつからいつまで実施するかといった部品
    供給に関する工程計画を作成し、前記供給工程データ記
    憶部に記憶する部品供給工程計画作成部と、 前記抽出されたデータに基づき、バッファ滞留量が規定
    値に収まるように、部品供給に関する工程計画を修正
    し、前記供給工程データ記憶部に記憶する部品供給工程
    計画修正部と、 前記抽出されたデータに基づき、各製品番号の組立直前
    の時点で組立ライン前バッファに滞留している、供給さ
    れた部品セット数を算出し、前記バッファ滞留量データ
    記憶部に記憶するバッファ滞留量算出部と、 前記抽出されたデータに基づき、時間帯ごと、補助作業
    者ごとの作業時間、および負荷率を算出し、前記補助作
    業者負荷データ記憶部に記憶する補助作業者負荷算出部
    とをさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載の物
    流工数評価装置。
  6. 【請求項6】 前記組立工程データ記憶部には、前記組
    立工程で生産する製品番号と生産開始時刻の他に、さら
    に組立工程においてどの製品番号についての組立に着手
    したかを示す着手フラグが記憶可能に設けられるととも
    に、前記データ抽出部によって前記組立工程データ記憶
    部、前記工数データ記憶部および前記供給工程データ記
    憶部より抽出されたデータに基づき、部品供給作業が所
    定の時刻以降で実施され得るように部品供給に関する工
    程計画を調整して、前記供給工程データ記憶部に記憶す
    る部品供給工程計画調整部をさらに備えたことを特徴と
    する請求項5に記載の物流工数評価装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011070467A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Sumitomo Wiring Syst Ltd 切圧機段取指示システム
JP2012003649A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Kozo Keikaku Engineering Inc 作業分析装置、作業分析方法、およびプログラム
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JP2014026611A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 Fujitsu Ltd 搬送要員数算出プログラム、搬送要員数算出装置、及び搬送要員数算出方法

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