JP2001159792A - 写真フイルムの端縁検出方法及び装置 - Google Patents

写真フイルムの端縁検出方法及び装置

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JP2001159792A
JP2001159792A JP34254399A JP34254399A JP2001159792A JP 2001159792 A JP2001159792 A JP 2001159792A JP 34254399 A JP34254399 A JP 34254399A JP 34254399 A JP34254399 A JP 34254399A JP 2001159792 A JP2001159792 A JP 2001159792A
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Toshio Ito
俊夫 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真フイルムの端縁を精度良く検出する。 【解決手段】 写真フイルムの幅及び長さを超えて写真
フイルムの画像データを取り込む。背景画像の濃度に基
づきフイルム検出濃度基準値を求める。フイルム送り方
向に並んだ各画素につき、隣接する画素との濃度の移動
平均を算出する。移動平均が前記基準値を超えたとき
に、この画素位置をフイルム送り方向の端縁として特定
する。フイルム幅方向の両端部付近の画像データに基づ
き、フイルム幅方向において内から外へ向かって、隣接
する画素の濃度差を求める。この濃度差が所定値を超え
た画素のうち、濃度の値が最も小さい値を示した画素を
求める。この画素位置をフイルム幅方向の端縁として特
定する。画像データに基づき写真フイルムの端縁を特定
するから、フイルムの蛇行の影響を受けることがなく、
端縁を精度よく検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フイルムの端
縁検出方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真フイルムに記録された画像コマをフ
イルムキャリア等において特定する方法として、写真フ
イルムの透過濃度を用いる方法がある。例えばネガフイ
ルムでは、ベース部分は透過濃度が低く、画像コマの範
囲内では透過濃度が高い。この透過濃度の差に基づき、
画像コマとベース部分との境、すなわち画像コマのエッ
ジを検出し、これに基づき画像コマの記録位置を特定し
ている。このように、画像コマのエッジに基づき記録位
置を特定する場合には、カメラによる機差によって、画
像コマの長さやピッチなどが変動した場合でも、これに
対応することができる。したがって、定量送りによる画
像コマの位置決めに比べて、精度よく画像コマをプリン
ト位置等へ位置決めすることができる。
【0003】フイルムキャリアでは、写真フイルムの側
縁部に記録されているDXコードやコマ番号等の各種バ
ーコードを読み取るために、バーコードセンサを設けて
いる。このバーコードセンサの読み取り精度を上げるた
めに、例えば特開平2−124553号公報では、フイ
ルムの蛇行等に追従する連動手段を設け、この連動手段
を介して、フイルム上のバーコードとバーコードセンサ
との位置を常に一定に保っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
読み取り方式では、写真フイルムに接触する連動手段を
設ける必要があり、構成が複雑になるという問題があ
る。また、写真フイルムの側縁にノッチや、パーフォレ
ーションの目切れ、補修テープ等がある場合には、これ
らの影響を受けて、バーコードの読み取り精度が低下す
るという問題がある。
【0005】本発明は上記課題を解決するものであり、
写真フイルムに接触する方式を用いることなく、写真フ
イルムの端縁を精度よく検出することができる写真フイ
ルムの端縁検出方法及び装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、写真フイルムの幅又は長
さを超えて写真フイルムの画像データを取り込み、前記
画像データの写真フイルム画像と背景画像との濃度差に
応じて、写真フイルムの端縁を特定している。なお、前
記写真フイルムの画像データを、写真フイルム1本分の
ものとすることが好ましい。
【0007】請求項3記載の発明では、写真フイルムの
画像データに基づき、フイルム送り方向の両端縁を特定
し、次にこの両端縁に挟まれた画像データに基づきフイ
ルム幅方向の両端縁を特定している。これにより、効率
良く、写真フイルムの各端縁を特定することができる。
【0008】請求項4記載の発明では、前記背景画像の
一部の濃度を検出し、この濃度値に基づき写真フイルム
のフイルム送り方向の端縁を検出する基準値を決定し、
フイルム送り方向に並んだ各画素につき、隣接する画素
との濃度平均を算出し、この濃度平均が前記基準値を超
えたときに、この画素位置に基づきフイルム送り方向の
端縁を特定している。
【0009】また、請求項5記載の発明では、フイルム
送り方向の両端縁間の画像データ中のフイルム幅方向の
両端部付近の画像データに基づき、フイルム幅方向にお
いて内から外へ向かって、隣接する画素の濃度差を求
め、この濃度差が所定値を超えた画素のうち、濃度の値
が最も小さい値を示した画素に基づき、フイルム幅方向
の端縁を特定している。
【0010】請求項6記載の発明では、写真フイルムは
コマ番号コード情報を備えており、前記フイルム送り方
向の両端縁間の画像データに基づき、フイルム幅方向端
縁の最頻値を求め、この最頻値を論理的な幅方向端縁と
し、この論理的な幅方向端縁に対して現実の幅方向端縁
が不一致の場合に前記コード情報の読み取り不能箇所と
判定している。
【0011】請求項7記載の発明では、写真フイルムは
ネガフイルムであり、前記用いる画像データは緑色画像
データとしている。これにより、ネガフイルムの各端縁
を確実に検出することができる。
【0012】請求項8記載の発明では、写真フイルムの
幅及び長さを超えて写真フイルムの画像データを取り込
む撮像手段と、前記撮像手段の画像データ中の写真フイ
ルム画像と背景画像との濃度差を検出し、この濃度差が
発生する位置を端縁とする端縁判定手段とを備えてい
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図2は、本発明を実施したデジタ
ルプリントシステムの概略構成図である。このプリント
システム10は、ラインCCDスキャナ11、画像処理
装置12、レーザープリンタ13、及びプロセサ14を
含んで構成されている。そして、ラインCCDスキャナ
11及び画像処理装置12は入力機16として一体化さ
れており、レーザープリンタ13及びプロセサ14は出
力機17として一体化されている。
【0014】図3は、ラインCCDスキャナ11の光学
系の概略構成を示している。この光学系は、メタルハラ
イドランプやハロゲンランプ等からなる光源21を備え
ている。光源21はリフレクタ22にその焦点位置で配
置されている。リフレクタ22は赤外光(IR)を透過
する材料により構成されており、その反射面が放物面状
に形成されている。光源21からの光はリフレクタ22
により反射され、写真フイルム20に向けて照射され
る。なお、光源21としてはLED等を用いてもよい。
【0015】光源21の光射出側には、IRカットフィ
ルタ24、光量調整絞り板25、バランスフィルタ2
6、光拡散ボックス27、拡散板27aが光軸Lに沿っ
て順に配置されている。光量調整絞り板25は光軸Lへ
の挿入位置が可変とされており、これにより光量が調整
される。また、バランスフィルタ26は色温度調整のた
めに、ネガフイルム用フィルタ26aとリバーサルフイ
ルム用フィルタ26bとが設けられており、これらのひ
とつが選択的に光軸Lに挿入される。
【0016】写真フイルム20は、フイルムキャリア2
8によって、画像記録面が光軸Lと垂直になるように搬
送される。フイルムキャリア28は、キャリアベース3
0、フイルムマスク31、搬送ローラ対32等を備えて
おり、写真フイルム20を矢印Xで示す長手方向に送
る。フイルムキャリア28は、135タイプ、IX24
0タイプや、その他の110,120,220タイプ用
にそれぞれ設けられており、フイルム種別に適合するも
のをスキャナ11にセットすることで、各種フイルムの
画像を読み取ることができる。
【0017】フイルムマスク31は写真フイルム20の
幅方向に沿って配置されており、その開口31aの長さ
は、写真フイルム20の幅よりも少し大きく形成されて
おり、写真フイルム20の先端、後端、両側端の各エッ
ジを含むように、結像レンズユニット35を介してイメ
ージセンサ36により撮像される。また、写真フイルム
のパーフォレーションが位置する部分にはNDフイルタ
が配置されている。このNDフイルタは、パーフォレー
ションを通過した光でイメージセンサ36のCCDの出
力が飽和しないように、この部分の光量を下げる。
【0018】結像レンズユニット35及びイメージセン
サ36は、写真フイルム20を挟んで光源21と反対側
に、光軸Lに沿って順に配置されている。結像レンズユ
ニット35は、写真フイルム20に記録された画像をイ
メージセンサ36の受光面に結像させる。図3では結像
レンズユニット35は単一のレンズのみを示している
が、この結像レンズユニット35は複数枚のズームレン
ズなどであってもよい。
【0019】イメージセンサ36は、R、G、BのCC
Dセル列を写真フイルム20の送り方向(図3の矢印X
方向)に並べて構成されている。各CCDセル列は、C
CDセルを写真フイルム20の幅方向にライン状に並べ
て構成されている。これにより、CCDセルの配列方向
にフイルム画像の読み取りの主走査がなされる。また、
写真フイルム20が送られることによりフイルム画像読
み取りの副走査がなされる。なお、イメージセンサ36
には、3本のCCDセル列が写真フイルム20の送り方
向に沿って所定のピッチで順に配置されているので、同
一の画素におけるR、G、Bの各成分色の検出タイミン
グには時間差が生じる。このため、本実施形態では、各
成分色毎に異なる遅延時間で測光信号の検出タイミング
を遅延しており、これにより同一の画素のR、G、Bの
測光信号がラインCCDから同時に出力される。ライン
CCDからの出力信号は増幅回路37で増幅された後
に、A/D変換器38でデジタル信号に変換され、これ
が画像処理装置12に送られる。
【0020】画像処理装置12では、スキャンデータか
らプリント対象の画像コマを特定し、このプリント対象
画像コマの記録用画像データをレーザープリンタ13に
送る。レーザープリンタ13はR、G、Bのレーザー光
源と変調部とを備えている。そして、記録用画像データ
に応じてレーザー光を変調し、この変調したレーザー光
を印画紙に照射し、走査露光によって印画紙に画像を記
録する。また、プロセサ14は、走査露光済みの印画紙
に対し、発色現像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理を施
す。これにより印画紙上に画像が形成される。
【0021】次に、画像処理装置12の構成について説
明する。図4に示すように、画像処理装置12は、デー
タ処理部40、対数変換器41、プレスキャンメモリ4
2、ファインスキャンメモリ43、プレスキャン処理部
44、ファインスキャン処理部45、及び条件設定部4
6を有する。この他に、画像処理装置12は、例えばパ
ーソナルコンピュータ等のように、入力部や表示部51
を介して、処理装置14を含むプリントシステム全体の
制御や管理を行う制御部を備えている。
【0022】スキャナ11から画像処理装置12へ供給
されたRGBの各デジタル信号は、先ず、データ処理部
40において、暗時補正、欠陥画素補正、シェーディン
グ補正等の所定のデータ処理が施され、この後に、対数
変換器41によって対数変換されて濃度データとされ
る。この濃度データは画像データとして、プレスキャン
の場合にはプレスキャンメモリ42に記憶され、ファイ
ンスキャンの場合にはファインスキャンメモリ43に記
憶される。
【0023】プレスキャンメモリ42に記憶された画像
データは、条件設定部46及びプレスキャン処理部44
に読み出され処理される。また、ファインスキャンメモ
リ43に記憶された画像データは、ファインスキャン処
理部45に読み出され処理される。プレスキャン処理部
44及びファインスキャン処理部45は、それぞれ画像
データ処理部47,48及び画像データ変換部49,5
0を有する。
【0024】プレスキャン処理部44及びファインスキ
ャン処理部45の各画像データ処理部47,48では、
条件設定部46によって設定される処理条件に応じて、
スキャナ11で読み取られた画像データに所定の画像処
理を施す部位で、解像度が異なること以外には、基本的
に同じ処理が行われる。なお、両処理部における画像処
理は特に限定されず、公知の各種の画像処理が適用可能
である。
【0025】画像処理としては、例えばLUT(ルック
アップテーブル)を用いたグレイバランス調整、階調補
正、および濃度(明るさ)調整、マトリクス(MTX)
による撮影光源種補正や画像の彩度調整(色調整)があ
る。また、ローパスフィルタ、加算器、LUT、MTX
等を用い、または、これらを適宜組み合わせて行う平均
化処理や補間演算等を用いた、電子変倍処理、覆い焼き
処理(濃度ダイナミックレンジの圧縮/伸長)、シャー
プネス(鮮鋭化)処理等が挙げられる。
【0026】プレスキャン処理部44の画像データ変換
部49は、画像データ処理部47からの画像データを、
必要に応じて間引いて、例えば3次元LUT等を用い、
表示部51による表示用の画像データに変換して表示部
51に供給する。同様に、ファインスキャン処理部45
の画像データ変換部50は、画像データ処理部48によ
って処理された画像データを、3次元LUT等を用い、
レーザープリンタ13用の画像データに変換してレーザ
ープリンタ13に供給する。
【0027】条件設定部46はセットアップ部55、キ
ー補正部56、及びパラメータ統合部57を有する。こ
の条件設定部46は、プレスキャン処理部44及びファ
インスキャン処理部45における各種の処理条件や、プ
レスキャン及びファインスキャンの読み取り条件やスキ
ャンの読み取り条件を設定する。例えば、写真フイルム
20のバーコードに記録されたフイルム種情報から、予
め保持しているフイルム種に対応するフイルムベースの
濃度情報に基づきプレスキャンの読み取り条件を決定す
る。また、プレスキャンした画像データから、写真フイ
ルム20の濃度ヒストグラムの作成や、平均濃度、ハイ
ライト(最低濃度)、シャドー(最高濃度)等の画像特
徴量の算出を行って、ファインスキャンの読み取り条件
を決定し、必要に応じて行われるオペレータからの指示
等に応じて、グレイバランス調整、濃度調整、階調補正
等を行うLUTの作成、MTX演算式の作成、先鋭度補
正係数の算出を行い、プレスキャン処理部44及びファ
インスキャン処理部45における各種の画像処理条件を
設定する。更には、プレスキャンの画像データに基づ
き、写真フイルム20に記録されている各画像コマのエ
ッジ位置を特定する。
【0028】キー補正部56は、キーボード58にあら
かじめ設定されている濃度(明るさ)、色、コントラス
ト、シャープネス、彩度等を調整するキーや、マウス等
の入力部から入力された各種の指示等に応じて、画像処
理条件の調整量を算出し、これをパラメータ統合部57
に供給する。
【0029】パラメータ統合部57は、セットアップ部
55によって設定された画像処理条件を受け取って、こ
れをプレスキャン処理部44及びファインスキャン処理
部45に設定する。また、キー補正部56で算出された
調整量に応じて、各部位に設定した画像処理条件を補正
したり、再設定する。
【0030】図5は、セットアップ部55における画像
コマのエッジ位置を特定する処理を示すフローチャート
である。このエッジ位置の特定処理は、プレスキャンデ
ータに基づき行われる。図6は、プレスキャンデータの
一例を表示したものである。このプレスキャンデータ5
9は、写真フイルム20よりも1周り大きい撮像範囲で
撮像されており、これにより、写真フイルム画像60の
周囲に、何も無い背景画像61が含まれている。
【0031】先ず、プレスキャンデータ59に基づき、
写真フイルム画像60の先端60a及び後端60bが検
出される。プレスキャンデータ59は、写真フイルム2
0よりも一回り大きい撮像範囲とされているので、この
データ内には、写真フイルム画像60とその周りの何も
無い背景画像61とが存在している。そして、背景画像
は写真フイルム画像よりも濃度が低い画素の集合にな
る。このため、写真フイルム画像60とそれ以外の何も
無い背景画像61との濃度変化により、写真フイルム画
像60の先端60a、後端60b、両側端60c,60
dを検出する。
【0032】本発明では、写真フイルムの端縁を確実に
検出することができるように、緑色の画像データを用い
ている。これは、ネガフイルムはオレンジベースで構成
されるため、赤色画像データの場合には見づらくなり、
また青色は光量として弱いからである。
【0033】各端縁の検出では、先ず図1に示すよう
に、フイルム送り方向の両端縁を検出し、次に、図7に
示すように、この両端縁間の画像データのフイルム幅方
向の端部の画像データを用いて、フイルム幅方向の両端
縁(側縁)を検出する。
【0034】図1に示すように、フイルム送り方向の両
端縁の検出では、先ず、基準値を決定する。このため、
プレスキャンデータ59の一方の端から2ライン目まで
で、フイルム幅方向(主走査方向)の中央部領域(全幅
に対し1/2の領域)の各画素について濃度平均値DI
Bを求め、これを背景画像61の濃度値とする。そし
て、この背景画像の濃度値に対してフイルムベース濃度
の最低値である0.1d(濃度値)を加算した値を、フ
イルム検出濃度基準値DSにする。
【0035】次に、プレスキャンデータ59の幅方向中
央部の画素について、フイルム送り方向(副走査方向)
で、濃度の移動平均DMi(iは副走査方向での画素位
置)を求める。移動平均DMiは、隣接する画素との濃
度平均である。この移動平均DMiは、画像データの副
走査方向において、一端から他端に向けて行う。そし
て、求めた移動平均DMiと前記フイルム検出濃度基準
値DSとを比較する。そして、この移動平均DMiがフ
イルム検出濃度基準値DSを超えたときに、この画素を
写真フイルムの先端縁60aの位置とする。同様にし
て、画像データの副走査方向において、他端から一端に
向けて、移動平均の算出と基準値比較とを行い、他端側
のフイルム端縁(後端縁)60bを検出する。
【0036】次に、図7に示すように、得られたフイル
ム両端縁60a,60bの間の画像データの主走査方向
(フイルム幅方向)の両端部の画像データに基づき、フ
イルムの両側縁を検出する。図6に示すように、本実施
形態では画像データの主走査方向の長さは画素数で22
4画素(=36.87mm)である。これに対して、現像
済み写真フイルムに対する寸法の規格は無く、実測では
最小幅で34.6mm程度である。また、フイルム側縁か
らパーフォレーションまでの幅が2±0.15mmであ
る。フイルム端は画像端に対して少しの余裕(隙間)を
持つため、画像データの端から1.98mm(12画素)
の領域を検索範囲62とする。
【0037】この検索範囲62の画像データに対して、
フイルムの内側から外側に向かって、各画素のG濃度を
比較する。そして、0.2dの濃度差があるもののう
ち、濃度の値が最も小さい値を示したところをフイルム
の側縁とする。このフイルムの側縁の検出は上部と下部
とについて行う。このフイルムの側縁の特定を、フイル
ム先端60aから後端60bまで行う。なお、側縁を抽
出する際に、単に最低濃度点をフイルムの側縁として採
用すると、目切れ等でパーフォレーションが広がってい
る部分を側縁と誤認する場合や、実際の側縁の数画素外
側が最低濃度点になる場合があり、好ましくない。ま
た、濃度差が最大のところを側縁として採用すると、バ
ーコードの白部分(濃度無し部分)と黒部分(濃度有り
部分)との境界を側縁と誤認することがある。0.2d
の濃度差があり、濃度値が最も小さい値を示したところ
をフイルムの側縁60c,60dに採用することで、上
記のような誤認が無くなる。
【0038】このフイルム側縁60c,60dに基づき
バーコード、特にコマ番号バーコードの位置が特定され
る。そして、この特定エリアに対してバーコードの解読
処理を行い、コマ番号を知ることができる。
【0039】しかし、フイルムによってはノッチが付さ
れていたり、パーフォレーションの目切れ部分が補修テ
ープで補修がされていることがある。このような場合
に、上記側縁の検出処理ではこれらを検出することがで
きない。このようなノッチ部分や補修テープ部分にある
バーコードはノッチや補修テープによりバーコードの解
読が不能になったり、誤った解読結果が得られることが
ある。これをキャンセルするために、これらノッチ部分
や補修テープの位置で画像データ上において読取不能マ
ーク情報を付し、このマーク情報が付された付近のバー
コードは読み取らないようにする。これにより、誤った
コマ番号を採用することがなくなる。なお、本実施形態
ではコマ番号コード情報として、バーコード形態のもの
を読み取るようにしたが、この他に英数字からなるコマ
番号コード情報をパターン認識等により読み取る場合に
本発明を適用してもよい。
【0040】読取不能マーク情報を付けるか否かは、次
の判断基準により行う。先ず、フイルム幅方向端縁の最
頻値を副走査方向において求める。すなわち、フイルム
送り方向の両端縁間のフイルム側縁の最頻値を求める。
そして、この最頻値を論理的な幅方向端縁とする。この
論理的な幅方向端縁に対して現実の幅方向端縁が2画素
(0.33mm)以上離れている場合に、論理的幅方向端
縁の付近にある画像がバーコードの読み取り処理に使用
することができないとして、バーコード読み取り不能マ
ーク情報を付す。この読取不能マーク情報により、この
マーク情報が付された近傍のバーコードは読み取られる
ことがなく、誤ったコマ番号が入力されることが無くな
る。
【0041】次に、写真フイルム内の各画像コマのエッ
ジの特定処理について説明する。先ず、フイルム先端6
0aを基準にして、写真フイルム画像60内の幅方向の
中央部の領域(例えば標準コマ画像の面積の1/4の面
積を有する領域)内の一番低い濃度を抽出し、この一番
低い濃度をフイルムベースの濃度Dfbとする。
【0042】次に、フイルム送り方向(副走査方向)の
全領域に渡って、フイルムベース濃度Dfbよりも一定閾
値A1 (例えばA1=0.1d)以上の濃度を有する画
素を抽出する。この画素の抽出により、各画像コマが矩
形枠として現れる。この矩形枠が、標準の画像コマのサ
イズに近い値である場合には、これを画像コマFとして
判定し、その画像コマFの位置データを登録する。判定
基準は、標準画像コマの矩形枠の長辺をLSa、短辺を
LSbとし、検出した矩形枠の長辺をFLa、短辺をF
Lbとしたときに、下記の条件式を満たすときに画像コ
マFとして各エッジの位置を登録する。 LSa−LC1≦FLa≦LSa+LC1 LSb−LC2≦FLb≦LSb+LC2 なお、LC1,LC2は、判定に際して許容範囲を与え
る数値であり、mmに換算して、0.5〜3.0mmの範囲
で好ましく用いられる。また、短辺LSbの判定は省略
し、長辺LSaのみの判定により、各エッジの位置を登
録してもよい。
【0043】本実施形態では、画像コマFの各エッジ位
置を特定するために、写真フイルム画像60の先端60
aを基準にして、各エッジ位置までの副走査方向の画素
数を用いているが、これはその他の距離データ等の位置
を特定することができるものであればよい。例えば、画
素数をフイルム送りのための送りモータの駆動パルス数
に換算したものを用いてもよい。
【0044】次に、各登録画像コマFが所定の隙間を持
って、つながっているか否かを判定する。すなわち、登
録した画像コマFが標準の隙間G1で連続しているか否
かを判定する。不連続部分がある場合には、閾値をA1
から僅かに上げた閾値A2(例えば、A2=0.3dを
用いて、再度、不連続部分について、画素の抽出を行
う。この閾値A1よりも僅かに大きい閾値A2を用いる
ことにより、露光過多で撮影されたコマのコマ画像を正
しく認定することができる。
【0045】例えば、カメラによる撮影時に露光過多で
撮影された場合には、コマとコマとの間にも画像と判定
することができる濃度が存在する。この場合に閾値A1
を用いると、この濃度部分も拾ってしまい、結果として
各コマが連続した大きなコマ画像となる。閾値を上げる
ことで、この隙間部分の濃度画素をキャンセルすること
ができ、連続した大きなコマ画像を正規の複数のコマ画
像として認識することができる。
【0046】なお、本実施形態では、閾値をA1,A2
の二段階に設定して、これら露光過多で撮影されたコマ
に起因するエッジ不明瞭によるコマ画像を識別可能にし
ているが、これは、1回又は3回以上の閾値変更により
識別してもよい。
【0047】これら閾値を上げて画素を抽出をした後
に、未だ不連続部分がある場合には、閾値A1よりも僅
かに小さい閾値A3(例えばA3=0.05d)を用い
て、コマ画像Fの抽出を行う。このコマ画像Fの抽出に
より、夜景等の絵柄で1コマの画像の中に複数の画像が
散在している場合に、これらを1まとまりの矩形枠とし
て検出することができる場合がある。これにより、コマ
画像の検出精度が向上する。
【0048】図8は、閾値A1,A2,A3を用いた各
基準値により抽出した各登録画像コマを示すもので、
(A)は基準値Dfb+A1による登録画像コマF1を示
し、(B)は基準値Dfb+A2による登録画像コマF2
を示し、(C)は基準値Dfb+A3による登録画像コマ
F3を示している。
【0049】このようにして、全ての画像コマFが検出
された場合には、画像コマFの位置を特定する処理を終
える。また、閾値を変更しての再度の画素の抽出でも、
図8(C)に示すように、画像コマFを抽出することが
できない場合には、図9に示すように、本発明の画像コ
マの位置判定方法により、上記確定した画像コマF1〜
F3に基づき、未登録画像コマの位置を推測し、登録す
る。位置の推測は、確定した各画像コマF1〜F3に基
づき、画像コマF1〜F3の長さ平均FLave、及び隙
間平均Gave を求め、この長さ平均FLave 及び隙間平
均Gave を用いて、確定したコマF1〜F3のエッジを
基準にして決定する。
【0050】図9は、確定した画像コマF1、F2の間
に、未確定画像コマF5がある場合を示したものであ
る。未確定画像コマF5は、例えば図示のように、2つ
の濃度エリアDA1,DA2を有するように分断されて
おり、しかも濃度エリアDA2中の後端側のエッジが不
明瞭になっている。カメラでは、写真フイルム20の送
り量にバラツキが発生することがあるが、撮影する画面
の大きさには変化が無いことに着目し、この撮影画面サ
イズを判断基準として、不明瞭なエッジを有する画像コ
マの記録位置を特定する。この確定した画像コマに基づ
く未確定画像コマの各エッジの特定処理の一例を図9に
示す。
【0051】先ず、不明瞭なエッジ位置の画像コマF5
に対するエッジ位置候補Ep1,Ep2を抽出する。次
に、不明瞭なエッジ位置候補Ep1,Ep2と、明瞭な
エッジEf1,Ef2を有する画像コマF1,F2との
位置関係を求める。すなわち、既に確定した画像コマF
1,F2のエッジEf1,Ef2を基準にして、この確
定エッジEf1,Ef2から不明瞭なエッジ位置候補E
p1,Ep2までの距離(本実施形態では画素数)を求
める。図9では、先ず矢印Xで示すフイルム順送り方向
において、先頭側確定コマF1の後端確定エッジEf1
から不明瞭な画像コマF5のエッジ位置候補Ep1,E
p2までの距離La,Lbを求める。次に、矢印Yで示
すフイルム逆送り方向において、後端側確定コマF2の
先端確定エッジEf2から不明瞭な画像コマF5のエッ
ジ位置候補Ep1,Ep2までの距離Lc、Ldを求め
る。そして、これらの距離La〜Ldのうち、最も標準
寸法との差が少ないものを選択し、これを画像のエッジ
位置と特定する。標準寸法は、エッジ位置を特定した各
画像コマの平均から求める。
【0052】図9では、Laが最も標準寸法に近いの
で、このLaとなるエッジ位置候補Ep1を確定エッジ
Ef3として特定する。このように、矢印Xで示す写真
フイルムの順送り方向における画像解析による各エッジ
位置候補Ep1,Ep2の距離La,Lbと、矢印Yで
示す写真フイルムの逆送り方向における画像解析による
エッジ位置候補Ep1,Ep2の距離Lc,Ldとを利
用して行うので、確実にエッジ位置を特定することがで
きる。次に、確定したエッジに対して1コマ分の平均長
さFLave を加算し、この値を有する位置を他方の確定
エッジEf4として登録する。
【0053】なお、上記実施形態では、不明瞭なエッジ
位置候補Ep1,Ep2を特定する際に、隣接する確定
エッジEf1,Ef2を有する登録画像コマF1,F2
を用いたが、本発明はこれに限定されることなく、他の
離れた位置にある登録画像コマF1,F2,F3を用い
てもよい。また、先端側の確定エッジを用いて、不明瞭
な連続コマの先端側エッジを特定し、後端側の確定エッ
ジを用いて同様に不明瞭な連続コマの後端側エッジを特
定してもよい。このように、先端側又は後端側でのエッ
ジの特定に際して、同じサイドのエッジを用いること
で、判定精度をより一層上げることができる。
【0054】上記実施形態では、エッジ位置候補を抽出
し、これらのエッジ位置候補と確定したエッジとの距離
を求め、これらの距離が予め求めた平均距離に最も近い
ものを確定エッジとして登録したが、この他に、エッジ
位置が確定した各コマの平均ピッチを求め、このピッチ
に基づきエッジ位置候補を特定してもよい。例えば、記
録位置を特定した画像コマのエッジを基準にして前記ピ
ッチの整数倍分だけ離れた位置に、前記エッジ位置候補
があるか否かを判定し、エッジがある場合にこのエッジ
を画像コマの確定エッジとする。
【0055】コマ番号をプリント写真の裏面に記録する
場合には、プレスキャンデータに基づきコマ番号バーコ
ード位置を特定する。そして、先頭コマについて、この
コマ番号バーコードを解析し、コマ番号を求める。この
解析したコマ番号に基づき、各コマ画像のコマ番号を割
り振る。なお、前記読取不能マークの近くにあるコマ番
号の場合や、先頭コマのコマ番号がカブリや汚れ等によ
って読み取りできない場合には、解析可能なコマ番号及
びこのコマ番号が記録されているコマ画像とに基づき、
その他のコマ画像のコマ番号を割り振る。
【0056】ファインスキャンでは、プレスキャンデー
タで特定した各コマの位置データに基づきファインスキ
ャンデータから、各コマの画像データを抽出する。そし
て、この抽出した画像データに基づき、各種の画像処理
を行い、この画像処理後の記録データをプリンタに出力
する。
【0057】図10は、撮影時のフイルム送り不良によ
り、隣接する画像コマの一部が絵重なり状態となってい
る場合を示している。この場合にも、確定データに基づ
きコマ位置を推定するため、これを正確に検出すること
ができる。すなわち、確定した画像コマの確定エッジE
f1,Ef2に基づき、未確定画像コマF4,F5のエ
ッジ位置候補Ep3,Ep4を上記と同様にして確定さ
せ、この確定したエッジEf3,Ef4に対して1コマ
分の平均長さFLave を加算した位置を他方の確定エッ
ジEf5,Ef6として登録する。このように、絵が重
なって連続した画像コマに対しても、写真フイルムの一
方の送り方向における画像解析と、写真フイルムの他方
の送り方向における画像解析とを利用して行うので、確
実にエッジ位置を特定することができる。この絵重なり
画像コマの場合には、絵重なり部分を含んだ画像コマと
してプリントを行うが、この他に、絵重なり部分の画像
データを用いることなく、プリントを行ってもよい。
【0058】なお、上記実施形態では、プレスキャン画
像データに基づき画像コマの位置を特定しているが、フ
ァインスキャン画像データに基づき画像コマの位置を特
定してもよい。
【0059】上記実施形態では、デジタルプリントシス
テムに本発明を実施したが、この他に写真フイルムの透
過光を焼付レンズで感光材料に結像し焼付露光するアナ
ログ方式のプリントシステムに本発明を実施してもよ
い。この場合には、先ずプレスキャンを行って、このプ
レスキャン画像データに基づき各画像コマの位置を特定
し、この特定した位置データに基づきプリント時に焼付
位置に各画像コマを位置決めする。
【0060】上記実施形態ではDXコードをバーコード
センサで検出し、このDXコードによるフイルム種別情
報に基づきプレスキャン時の読み取り条件を変更した
が、この他に、フイルム種別は他の方法で入力してもよ
い。また、フイルム種別を用いることなく、予め設定し
た読み取り条件でプレスキャンしてもよい。
【0061】上記実施形態では写真フイルムの端縁を検
出し、これに基づきバーコードの位置を特定して、バー
コードの読み取り精度を上げるようにしたが、この他
に、フイルムの側縁位置の変化をフイルム送り方向で検
出することにより、フイルムの蛇行量を検出することが
できる。また、フイルムの途中でフイルム幅が変化する
場合にも、フイルムの端縁を確実に検出することができ
る。更には、フイルムの幅をフイルム全般に渡って計測
することもできる。
【0062】上記実施形態ではカラーネガフイルムにつ
いて説明したが、この他に、画像検出色を最適化するこ
とにより、カラーリバーサルフイルムやモノクロネガフ
イルムについても同様の処理が可能になる。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、写真フイルムの幅又は
長さを超えて写真フイルムの画像データを取り込み、前
記画像データの写真フイルム画像と背景画像との濃度差
に応じて、写真フイルムの端縁を特定したから、メカニ
カルなセンサを用いることなく、写真フイルムの端縁を
精度よく検出することができる。特に、写真フイルムの
画像データを、写真フイルム1本分のものとすることに
より、写真フイルムの先端、後端、両側縁の各端縁を検
出することができる。
【0064】写真フイルムの画像データに基づき、フイ
ルム送り方向の両端縁を特定し、次にこの両端縁に挟ま
れた画像データに基づきフイルム幅方向の両端縁を特定
することにより、効率よく写真フイルムの各端縁を検出
することができる。
【0065】請求項4記載の発明では、背景画像の一部
の濃度を検出し、この濃度値に基づき写真フイルムのフ
イルム送り方向の端縁を検出する基準値を決定し、フイ
ルム送り方向に並んだ各画素につき、隣接する画素との
濃度平均を算出し、この濃度平均が前記基準値を超えた
ときに、この画素位置に基づきフイルム送り方向の端縁
を特定するから、フイルムの先端及び後端を確実に検出
することができる。
【0066】請求項5記載の発明では、フイルム送り方
向の両端縁間の画像データ中のフイルム幅方向の両端部
付近の画像データに基づき、フイルム幅方向において内
から外へ向かって、隣接する画素の濃度差を求め、この
濃度差が所定値を超えた画素のうち、濃度の値が最も小
さい値を示した画素に基づき、フイルム幅方向の端縁を
特定するから、フイルムの両側縁を効率よくしかも精度
よく検出することができる。
【0067】請求項6記載の発明では、写真フイルムは
コマ番号コード情報を備えており、前記フイルム送り方
向の両端縁間の画像データに基づき、フイルム幅方向端
縁の最頻値を求め、この最頻値を論理的な幅方向端縁と
し、この論理的な幅方向端縁に対して現実の幅方向端縁
が不一致の場合に前記コード情報の読み取り不能箇所と
判定するから、コマ番号コード情報の読み取り不良の発
生を抑えることができる。
【0068】請求項7記載の発明では、写真フイルムは
ネガフイルムであり、前記用いる画像データを緑色画像
データとしたから、オレンジベースを有する写真フイル
ムの端縁、画像コマのエッジを確実に検出することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の写真フイルムの端縁検出方法におい
て、フイルム送り方向の端縁を検出する処理を示すフロ
ーチャートである。
【図2】デジタルプリントシステムの概略構成を示すブ
ロック図である。
【図3】スキャナの概略構成を示す斜視図である。
【図4】画像処理装置を示す機能ブロック図である。
【図5】画像処理装置における画像コマの記録位置を特
定する処理を示すフローチャートである。
【図6】プレスキャンデータの一例を示す説明図であ
る。
【図7】写真フイルムのフイルム幅方向端縁を検出する
手順を示すフローチャートである。
【図8】基準値を変えて抽出された登録画像コマを示す
説明図である。
【図9】既に確定した登録画像コマを用いた不明瞭なエ
ッジの特定方法を示す説明図である。
【図10】連続する画像コマが絵重なり状態のときにエ
ッジの特定方法を示す説明図である。
【符号の説明】
10 デジタルプリントシステム 11 ラインCCDスキャナ 12 画像処理装置 20 写真フイルム 28 フイルムキャリア 31 フイルムマスク 35 結像レンズユニット 59 プレスキャンデータ 60 写真フイルム画像 61 背景画像 F1〜F5 画像コマ Ep1〜Ep4 エッジ位置候補 Ef1〜Ef6 確定エッジ La,Lb,Lc,Ld 距離 FLave コマの平均長さ GLave コマの平均隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H106 AB16 BA47 BA55 5B047 AA05 AB02 AB04 BA01 BB02 BC05 BC07 BC09 BC11 BC18 CB11 DA04 DB01 5C062 AB03 AB17 AB22 AC02 AC04 AC10 AC27 AC61 AC65 AE03 5C072 AA05 CA02 DA02 DA04 DA09 DA16 DA21 EA05 FB12 FB18 NA01 RA01 UA02 UA06 UA17 VA03 WA04 XA05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フイルムの端縁を検出する方法にお
    いて、 写真フイルムの幅又は長さを超えて写真フイルムの画像
    データを取り込み、前記画像データの写真フイルム画像
    と背景画像との濃度差に応じて、写真フイルムの端縁を
    特定することを特徴とする写真フイルムの端縁検出方
    法。
  2. 【請求項2】 前記写真フイルムの画像データを、写真
    フイルム1本分のものとしたことを特徴とする請求項1
    記載の写真フイルムの端縁検出方法。
  3. 【請求項3】 前記写真フイルムの画像データに基づ
    き、フイルム送り方向の両端縁を特定し、次にこの両端
    縁に挟まれた画像データに基づきフイルム幅方向の両端
    縁を特定することを特徴とする請求項2記載の写真フイ
    ルムの端縁検出方法。
  4. 【請求項4】 前記背景画像の一部の濃度を検出し、こ
    の濃度値に基づき写真フイルムのフイルム送り方向の端
    縁を検出する基準値を決定し、フイルム送り方向に並ん
    だ各画素につき、隣接する画素との濃度平均を算出し、
    この濃度平均が前記基準値を超えたときに、この画素位
    置に基づきフイルム送り方向の端縁を特定することを特
    徴とする請求項2又は3記載の写真フイルムの端縁検出
    方法。
  5. 【請求項5】 前記フイルム送り方向の両端縁間の画像
    データ中のフイルム幅方向の両端部付近の画像データに
    基づき、フイルム幅方向において内から外へ向かって、
    隣接する画素の濃度差を求め、この濃度差が所定値を超
    えた画素のうち、濃度の値が最も小さい値を示した画素
    に基づき、フイルム幅方向の端縁を特定することを特徴
    とする請求項4記載の写真フイルムの端縁検出方法。
  6. 【請求項6】 前記写真フイルムはコマ番号コード情報
    を備えており、前記フイルム送り方向の両端縁間の画像
    データに基づき、フイルム幅方向端縁の最頻値を求め、
    この最頻値を論理的な幅方向端縁とし、この論理的な幅
    方向端縁に対して現実の幅方向端縁が不一致の場合に前
    記コード情報の読み取り不能箇所と判定することを特徴
    とする請求項5記載の写真フイルムの端縁検出方法。
  7. 【請求項7】 前記写真フイルムはネガフイルムであ
    り、前記用いる画像データは緑色画像データであること
    を特徴とする請求項1ないし6いずれか1つ記載の写真
    フイルムの端縁検出方法。
  8. 【請求項8】 写真フイルムの幅及び長さを超えて写真
    フイルムの画像データを取り込む撮像手段と、前記撮像
    手段の画像データ中の写真フイルム画像と背景画像との
    濃度差を検出し、この濃度差が発生する位置を端縁とす
    る端縁判定手段とを備えたことを特徴とする写真フイル
    ムの端縁検出装置。
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