JP2001183748A - 画像サイズの判定方法及び装置 - Google Patents

画像サイズの判定方法及び装置

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JP2001183748A
JP2001183748A JP36555899A JP36555899A JP2001183748A JP 2001183748 A JP2001183748 A JP 2001183748A JP 36555899 A JP36555899 A JP 36555899A JP 36555899 A JP36555899 A JP 36555899A JP 2001183748 A JP2001183748 A JP 2001183748A
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Toshio Ito
俊夫 伊藤
Asami Itou
麻美 伊藤
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真フイルムに記録されたフルサイズコマと
パノラマサイズコマとを精度良く検出する。 【解決手段】 判定手法の異なるアルゴリズムA、B、
Cにより、画像のサイズを判定する。アルゴリズムAの
判定では、累積ヒストグラムに基づくサイズ判定を行
い、パノラマサイズらしき疑わしいものも含めて、パノ
ラマサイズと判定する。アルゴリズムBの判定では、画
像の平面的な最大濃度分布によるサイズ判定を行い、パ
ノラマサイズらしきもののなかから、フルサイズのもの
を判定する。アルゴリズムCでは、フイルム幅方向にお
ける画像濃度の変化点に基づき、画像端を検出してサイ
ズ判定を行う。判定手法の異なる複数のサイズ判定処理
を行うので、パノラマサイズを精度よく検出することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像サイズの判定
方法及び装置に関し、特に写真フイルムに記録された画
像が標準サイズか、又はこの標準サイズよりもサイズが
小さい異サイズかを識別する画像サイズの判定方法及び
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1本の写真フイルムに異なるサイズ(例
えば標準サイズとパノラマサイズ等)の画像を混在記録
することができるカメラが広く流通してきている。この
ため、写真焼付工程では、焼付処理を自動的に行うため
に、写真フイルムに記録された各画像のサイズを自動的
に検出する必要がある。この各画像のサイズの検出につ
いては従来より種々の検出方法が提案されている。
【0003】例えば、特開平8−304934号公報に
は、写真フイルムの画像記録範囲を含む測定領域内の画
像データに基づき、写真フイルムに記録された画像を、
測定領域内において低濃度部の範囲が広い画像又は狭い
画像等に分類し、この分類結果に応じて最適なサイズ判
定アルゴリズムを用いて、画像のサイズを検出してい
る。
【0004】これにより、写真フイルムに記録された画
像のサイズを高い確度で識別することができる。例え
ば、露出アンダでネガフイルムに記録された標準サイズ
(フルサイズ)の画像の場合には、パノラマサイズの画
像の記録範囲外でかつ標準サイズの画像の記録範囲内に
対応する所定領域の濃度は、フイルムベースの濃度に近
い低い値となる。また、画像サイズがパノラマサイズで
あってもカメラの不良等によりパノラマサイズ画像の記
録範囲外にカブリ等が生じている画像については、この
部分がフイルムベースの濃度と大きく異なる高い値とな
る。このような画像の場合には、画像サイズの誤判定が
発生することが多かったが、上記提案によれば、これら
の画像について先ず分類を行い、この分類結果に応じ
て、最適な画像サイズの判定アルゴリズムを用いるた
め、画像サイズの判定精度を向上させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提
案の画像サイズ判定方法であっても、誤判定が発生する
こともあり、更なる判定精度の向上が望まれていた。
【0006】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、画像サイズを精度よく判定することができる画像
サイズの判定方法及び装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、画像が記録された写真フ
イルム上の画像記録範囲を含む測定領域内の多数箇所に
おける濃度を各々測定し、この測定濃度に基づき前記画
像が標準サイズか、又はこの標準サイズよりもサイズが
小さい異サイズかを識別する画像サイズの判定方法にお
いて、判定手法の異なる複数の画像サイズ判定処理を行
い、この判定処理により画像サイズを判定し、第1の判
定処理では異サイズらしき疑わしいものは異サイズと判
定しておき、第2の判定処理で、この異サイズと判定さ
れたものの中から標準サイズを判定している。
【0008】請求項2記載の発明では、第1の判定処理
で、前記測定領域内の異サイズ画像の領域外の多数箇所
における濃度に基づき累積ヒストグラムを作成し、この
累積ヒストグラムにより標準サイズか否かを判定し、第
1の判定処理で標準サイズと判定されないときには第2
の判定処理を行い、前記第2の判定処理では、写真フイ
ルムの幅方向の各ラインにおいて、最大濃度を示した測
定点の位置が、前記測定領域内の異サイズ画像の領域内
にあるときに異サイズと判定している。
【0009】請求項3記載の発明では、前記第1の判定
処理で、前記異サイズ画像の領域内の多数箇所における
濃度に基づき濃度平均値を求め、この濃度平均値から判
定点と閾値とを決定し、前記累積ヒストグラムにおいて
前記判定点の濃度が閾値を超えているときに標準サイズ
と判定している。
【0010】請求項4記載の発明では、前記第2の判定
処理後に第3の判定処理を行い、この第3の判定処理を
次のようにして行っている。まず、測定領域内において
異サイズ画像のサイドエッジを含み写真フイルムの幅方
向に一定幅を有するサイドエッジ存在領域に対して、写
真フイルムの幅方向の各ラインにおいて、濃度変化点を
求め、この求めた変化点の位置が最も多いところを画像
エッジと認識し、画像エッジがサイドエッジ存在領域の
外側端部位置にあるときには標準サイズと判定し、画像
エッジがサイドエッジ存在領域の外側端部位置を除いた
位置にあり且つこの画像エッジの外側領域に濃度を有す
る測定点がないときに異サイズと判定している。
【0011】請求項5記載の発明では、前記第3の判定
処理結果により、画像エッジが異サイズ画像のエッジ位
置にあり、この画像エッジの外側に濃度を有する測定点
があるときに、この測定点を含む領域が撮影日時画像か
否かを判定し、撮影日時画像のときに異サイズと判定し
ている。また、請求項6記載の発明では、画像サイズの
判定を阻害する画像の領域を記憶しておき、この領域内
の測定濃度を判定処理に用いないようにしている。
【0012】請求項7記載の発明では、画像が記録され
た写真フイルム上の画像記録範囲を含む測定領域内の画
像データを取り込み、この取り込んだ画像データに基づ
き前記画像が標準サイズか、又はこの標準サイズよりも
サイズが小さい異サイズかを識別する画像サイズの判定
装置において、前記測定領域内であって異サイズ画像の
領域外の前記画像データに基づき、累積ヒストグラムを
作成する手段と、異サイズ画像の領域内の前記画像デー
タに基づき濃度平均値を求め、この濃度平均値から判定
点と閾値とを決定し、前記累積ヒストグラムにおいて前
記判定点の濃度が閾値を超えているときに標準サイズと
判定し、それ以外は異サイズと判定する第1の判定手段
と、前記測定領域内の画像データに基づき、写真フイル
ムの幅方向の各ラインにおいて、最大濃度を示す画素の
位置が、前記測定領域内の異サイズ画像の領域内にある
ときに異サイズと判定し、それ以外は標準サイズと判定
する第2の判定手段とを備えている。なお、請求項8記
載の発明のように、前記第1の判定手段による判定処理
後に、第2の判定手段による判定処理を行うことが好ま
しい。
【0013】請求項9記載の発明では、前記測定領域内
において異サイズ画像のサイドエッジを含み写真フイル
ムの幅方向に一定幅を有するサイドエッジ存在領域に対
して、写真フイルムの幅方向の各ラインにおいて濃度変
化点を求め、この求めた変化点の位置が最も多いところ
を画像エッジと認識し、画像エッジがサイドエッジ存在
領域の外側端部位置にあるときには標準サイズと判定
し、画像エッジがサイドエッジ存在領域の外側端部位置
を除いた位置にあり且つこの画像エッジの外側領域に濃
度を有する測定点がないときに異サイズと判定する第3
の判定手段を備え、この第3の判定手段は、前記第2の
判定手段による判定処理後に判定処理を行っている。
【0014】請求項10記載の発明では、前記第3の判
定処理結果により、画像エッジが異サイズ画像のエッジ
位置にあり、この画像エッジの外側領域に濃度を有する
測定点があるときに、この測定点の領域が撮影日時画像
か否かを判定し、撮影日時画像のときに異サイズと判定
している。なお、請求項11記載の発明のように、画像
サイズの判定を阻害する画像の領域を記憶しておき、こ
の領域内の測定濃度データを判定処理に用いないことが
好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】図2は、本発明を実施したデジタ
ルプリントシステムの概略構成図である。このプリント
システム10は、ラインCCDスキャナ11、画像処理
装置12、レーザープリンタ13、及びプロセサ14を
含んで構成されている。そして、ラインCCDスキャナ
11及び画像処理装置12は入力機16として一体化さ
れており、レーザープリンタ13及びプロセサ14は出
力機17として一体化されている。
【0016】図3は、ラインCCDスキャナ11の光学
系の概略構成を示している。この光学系は、メタルハラ
イドランプやハロゲンランプ等からなる光源21を備え
ている。光源21はリフレクタ22にその焦点位置で配
置されている。リフレクタ22は赤外光(IR)を透過
する材料により構成されており、その反射面が放物面状
に形成されている。光源21からの光はリフレクタ22
により反射され、写真フイルム20に向けて照射され
る。なお、光源21としてはLED等を用いてもよい。
【0017】光源21の光射出側には、IRカットフィ
ルタ24、光量調整絞り板25、バランスフィルタ2
6、光拡散ボックス27、拡散板27aが光軸Lに沿っ
て順に配置されている。光量調整絞り板25は光軸Lへ
の挿入位置が可変とされており、これにより光量が調整
される。また、バランスフィルタ26は色温度調整のた
めに、ネガフイルム用フィルタ26aとリバーサルフイ
ルム用フィルタ26bとが設けられており、これらのひ
とつが選択的に光軸Lに挿入される。
【0018】写真フイルム20は、フイルムキャリア2
8によって、画像記録面が光軸Lと垂直になるように搬
送される。フイルムキャリア28は、キャリアベース3
0、フイルムマスク31、搬送ローラ対32等を備えて
おり、写真フイルム20を矢印Xで示す長手方向に送
る。フイルムキャリア28は、135タイプ、IX24
0タイプや、その他の110,120,220タイプ用
にそれぞれ設けられており、フイルム種別に適合するも
のをスキャナ11にセットすることで、各種フイルムの
画像を読み取ることができる。
【0019】フイルムマスク31は写真フイルム20の
幅方向に沿って配置されており、その開口31aの長さ
は、写真フイルム20の幅よりも少し大きく形成されて
おり、写真フイルム20の先端、後端、両側端の各エッ
ジを含むように、結像レンズユニット35を介してイメ
ージセンサ36により撮像される。また、写真フイルム
のパーフォレーションが位置する部分にはNDフイルタ
が配置されている。このNDフイルタは、パーフォレー
ションを通過した光でイメージセンサ36のCCDの出
力が飽和しないように、この部分の光量を下げる。
【0020】結像レンズユニット35及びイメージセン
サ36は、写真フイルム20を挟んで光源21と反対側
に、光軸Lに沿って順に配置されている。結像レンズユ
ニット35は、写真フイルム20に記録された画像をイ
メージセンサ36の受光面に結像させる。図3では結像
レンズユニット35は単一のレンズのみを示している
が、この結像レンズユニット35は複数枚のズームレン
ズなどであってもよい。
【0021】イメージセンサ36は、R、G、BのCC
Dセル列を写真フイルム20の送り方向(図3の矢印X
方向)に並べて構成されている。各CCDセル列は、C
CDセルを写真フイルム20の幅方向にライン状に並べ
て構成されている。これにより、CCDセルの配列方向
にフイルム画像の読み取りの主走査がなされる。また、
写真フイルム20が送られることによりフイルム画像読
み取りの副走査がなされる。なお、イメージセンサ36
には、3本のCCDセル列が写真フイルム20の送り方
向に沿って所定のピッチで順に配置されているので、同
一の画素におけるR、G、Bの各成分色の検出タイミン
グには時間差が生じる。このため、本実施形態では、各
成分色毎に異なる遅延時間で測光信号の検出タイミング
を遅延しており、これにより同一の画素のR、G、Bの
測光信号がラインCCDから同時に出力される。ライン
CCDからの出力信号は増幅回路37で増幅された後
に、A/D変換器38でデジタル信号に変換され、これ
が画像処理装置12に送られる。
【0022】画像処理装置12では、スキャンデータか
らプリント対象の画像のフレーム(コマ)を特定し、こ
のコマの記録用画像データをレーザープリンタ13に送
る。レーザープリンタ13はR、G、Bのレーザー光源
と変調部とを備えている。そして、記録用画像データに
応じてレーザー光を変調し、この変調したレーザー光を
印画紙に照射し、走査露光によって印画紙に画像を記録
する。また、プロセサ14は、走査露光済みの印画紙に
対し、発色現像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理を施
す。これにより印画紙上に画像が形成される。
【0023】次に、画像処理装置12の構成について説
明する。図4に示すように、画像処理装置12は、デー
タ処理部40、対数変換器41、プレスキャンメモリ4
2、ファインスキャンメモリ43、プレスキャン処理部
44、ファインスキャン処理部45、及び条件設定部4
6を有する。この他に、画像処理装置12は、例えばパ
ーソナルコンピュータ等のように、入力部や表示部51
を介して、処理装置14を含むプリントシステム全体の
制御や管理を行う制御部を備えている。
【0024】スキャナ11から画像処理装置12へ供給
されたRGBの各デジタル信号は、先ず、データ処理部
40において、暗時補正、欠陥画素補正、シェーディン
グ補正等の所定のデータ処理が施され、この後に、対数
変換器41によって対数変換されて濃度データとされ
る。この濃度データは画像データとして、プレスキャン
の場合にはプレスキャンメモリ42に記憶され、ファイ
ンスキャンの場合にはファインスキャンメモリ43に記
憶される。
【0025】プレスキャンメモリ42に記憶された画像
データは、条件設定部46及びプレスキャン処理部44
に読み出され処理される。また、ファインスキャンメモ
リ43に記憶された画像データは、ファインスキャン処
理部45に読み出され処理される。プレスキャン処理部
44及びファインスキャン処理部45は、それぞれ画像
データ処理部47,48及び画像データ変換部49,5
0を有する。
【0026】プレスキャン処理部44及びファインスキ
ャン処理部45の各画像データ処理部47,48では、
条件設定部46によって設定される処理条件に応じて、
スキャナ11で読み取られた画像データに所定の画像処
理を施す部位で、解像度が異なること以外には、基本的
に同じ処理が行われる。なお、両処理部における画像処
理は特に限定されず、公知の各種の画像処理が適用可能
である。
【0027】画像処理としては、例えばLUT(ルック
アップテーブル)を用いたグレイバランス調整、階調補
正、および濃度(明るさ)調整、マトリクス(MTX)
による撮影光源種補正や画像の彩度調整(色調整)があ
る。また、ローパスフィルタ、加算器、LUT、MTX
等を用い、または、これらを適宜組み合わせて行う平均
化処理や補間演算等を用いた、電子変倍処理、覆い焼き
処理(濃度ダイナミックレンジの圧縮/伸長)、シャー
プネス(鮮鋭化)処理等が挙げられる。
【0028】プレスキャン処理部44の画像データ変換
部49は、画像データ処理部47からの画像データを、
必要に応じて間引いて、例えば3次元LUT等を用い、
表示部51による表示用の画像データに変換して表示部
51に供給する。同様に、ファインスキャン処理部45
の画像データ変換部50は、画像データ処理部48によ
って処理された画像データを、3次元LUT等を用い、
レーザープリンタ13用の画像データに変換してレーザ
ープリンタ13に供給する。
【0029】条件設定部46はセットアップ部55、キ
ー補正部56、及びパラメータ統合部57を有する。こ
の条件設定部46は、プレスキャン処理部44及びファ
インスキャン処理部45における各種の処理条件や、プ
レスキャン及びファインスキャンの読み取り条件やスキ
ャンの読み取り条件を設定する。例えば、写真フイルム
20のバーコードに記録されたフイルム種情報から、予
め保持しているフイルム種に対応するフイルムベースの
濃度情報に基づきプレスキャンの読み取り条件を決定す
る。また、プレスキャンした画像データから、写真フイ
ルム20の濃度ヒストグラムの作成や、平均濃度、ハイ
ライト(最低濃度)、シャドー(最高濃度)等の画像特
徴量の算出を行って、ファインスキャンの読み取り条件
を決定し、必要に応じて行われるオペレータからの指示
等に応じて、グレイバランス調整、濃度調整、階調補正
等を行うLUTの作成、MTX演算式の作成、先鋭度補
正係数の算出を行い、プレスキャン処理部44及びファ
インスキャン処理部45における各種の画像処理条件を
設定する。更には、プレスキャンの画像データに基づ
き、写真フイルム20に記録されている各画像コマのエ
ッジ位置の特定、及び画像サイズの判定を行う。
【0030】キー補正部56は、キーボード58にあら
かじめ設定されている濃度(明るさ)、色、コントラス
ト、シャープネス、彩度等を調整するキーや、マウス等
の入力部から入力された各種の指示等に応じて、画像処
理条件の調整量を算出し、これをパラメータ統合部57
に供給する。
【0031】パラメータ統合部57は、セットアップ部
55によって設定された画像処理条件を受け取って、こ
れをプレスキャン処理部44及びファインスキャン処理
部45に設定する。また、キー補正部56で算出された
調整量に応じて、各部位に設定した画像処理条件を補正
したり、再設定する。
【0032】図1は、セットアップ部55における画像
コマのサイズ判定処理を示すフローチャートである。こ
のサイズ判定処理は、プレスキャンデータに基づき行わ
れる。図5は、プレスキャンデータの一例を表示したも
のである。このプレスキャンデータ59は、写真フイル
ム20よりも1周り大きい撮像範囲(測定領域)で撮像
されており、これにより、写真フイルム画像60の周囲
に、何も無い背景画像61が含まれている。また、写真
フイルム20には、フルサイズコマの他にパノラマサイ
ズコマが混在して記録されている。
【0033】図1に示すように、画像コマのサイズ判定
処理では、先ずアルゴリズムAによるサイズ判定処理が
行われ、この判定処理でフルサイズとは判定されなかっ
たコマに対して、アルゴリズムBによるサイズ判定処理
が行われる。そして、アルゴリズムBによるサイズ判定
処理でフルサイズとは判定されなかたコマに対してアル
ゴリズムCによるサイズ判定処理を行う。このように、
異なるアルゴリズムによるサイズ判定処理を繰り返すた
め、精度よくサイズを判定することができる。
【0034】図6はアルゴリズムAによるサイズ判定処
理のフローチャートを示すものである。このサイズ判定
処理では、先ず図7に示すような累積ヒストグラムを作
成する。この累積ヒストグラムは、図8に示すように、
フルサイズコマ領域FAからパノラマサイズコマ領域P
Aを除いた、上端部領域UA、下端部領域DAの画像デ
ータに基づき作成される。累積ヒストグラムは、濃度を
横軸に、個数/総数を縦軸にとったもので、その濃度以
下の画素の個数の総数に対する比率を示したものであ
る。なお、図7では、各ヒストグラムの頂点を結んだ線
で表現してあり、各ヒストグラム自体は表示していな
い。
【0035】次に、パノラマサイズコマ領域PA内の画
像データに基づき、その濃度平均値DPAave を算出す
る。そして、この濃度平均値DPAave から、判定点J1
及び上部閾値A1,下部閾値A2を決定する。濃度平均
値DPAave がD1以下の場合には、アンダー露出コマと
判定して、この場合には、判定点をJ1とする。また、
閾値A1,A2は、濃度平均値DPAave に一定値C1,
C2を加算して求める。濃度平均値DPAave がD1を超
えてD2未満の場合には、ノーマル露出コマと判定し
て、この場合には判定点をJ2(J2<J1)とする。
このときの閾値A3,A4は、濃度平均値DPAave に一
定値C3(C3>C1),C4(C4>C2)を加算し
て求める。濃度平均値DPAave がD2以上の場合には、
オーバー露出コマと判定して、この場合には判定点をJ
3(J3<J2)とする。閾値A5,A6は、濃度平均
値DPAave に一定値C5(C5>C3),C6(C6>
C4)を加算して求める。このように、パノラマサイズ
コマ領域の濃度平均値DPAaveに基づき、判定点及び閾
値を変更するので、露出の過不足に応じて確実にフルサ
イズコマを判定することができる。なお、好ましい判定
値及び一定値の範囲は、0.85<J1<0.98、
0.7<J2<0.9、0.5<J3<0.8、−0.
15d<C1<−0.05d、−0.05d<C2<
0.1d、−0.15<C3<0.05d、0<C4<
0.1d、−0.05d<C5<0.05d、0.05
d<C6<0.2dである。
【0036】次に、前記累積ヒストグラムにおいて、判
定点における濃度が上部閾値A1を上回っているときに
はフルサイズと判定し、下部閾値A2を下回っていれば
パノラマサイズと判定する。なお、判定点及び閾値は、
疑わしきものはなるべくパノラマと判定する方向に設定
している。そして、次のアルゴリズムBの処理により、
パノラマと判定されたものの中からフルサイズを抜き出
す処理を行う。
【0037】図9に示すアルゴリズムBの処理では、画
像の平面的な最大濃度分布により画像サイズを判定す
る。先ず、図10に示すように、フルサイズコマ領域F
A内の画像データに基づき、画像の短辺方向(フイルム
幅方向)の各画素ラインPLの最大濃度を抽出する。次
に、この抽出した最大濃度を有する画素Pの分布によ
り、各サイズを判定する。図10(A)に示すように、
各ラインPLにおける最大濃度を示した画素Pが全てパ
ノラマサイズコマ領域PA内にあるときには、パノラマ
サイズと判定する。また、それ以外の場合、すなわち図
10(B)に示すように、各ラインにおける最大濃度を
示した画素Pがパノラマサイズコマ領域PAを外れたフ
ルサイズコマ領域FA内に1つでもあれば、フルサイズ
と判定する。
【0038】このように、アルゴリズムAの判定処理
で、パノラマサイズコマらしきものについては、パノラ
マサイズの判定をしておき、次のアルゴリズムBの判定
処理で、パノラマサイズコマ領域外に最大濃度を有する
画素があるとき、フルサイズと判定するので、誤判定が
少なくなり、判定精度が上がる。特に、アルゴリズムA
の判定処理における累積ヒストグラムでは、フルサイズ
コマのグラフとパノラマサイズコマのグラフとが逆転す
る現象がある。この逆転現象はアンダー露出コマで頻発
し、オーバー露出コマではほとんど発生しない。したが
って、逆転現象が発生したアンダー露出コマにおいてア
ルゴリズムAの判定処理で判定もれがあっても、アルゴ
リズムBの判定処理でこの判定もれをなくすことがで
き、判定精度が上がる。
【0039】なお、パノラマサイズコマであっても、カ
メラによっては、前記上端部領域UA、下端部領域DA
内に画像が記録されることがある。図11は、このよう
なパノラマ判定を阻害する画像の一例を示している。例
えば、パノラマサイズコマ領域PAの枠外に記録された
撮影日時画像71,72、パノラマフレームであること
を知らせるためのパノラママーク画像73,74,7
5、カメラの構造上、機種によっては撮影されてしまう
ことがある画像76,77,78,79等がある。これ
らのパノラマ判定阻害画像の記録位置及びサイズは一定
しているため、これらのパノラマ判定阻害画像領域を予
め記録しておき、この部分の画像データはアルゴリズム
Bでは用いないようにする。
【0040】アルゴリズムBの処理で、パノラマサイズ
と判定されたコマに対しては、図12に示すアルゴリズ
ムCのサイズ判定処理を行う。このサイズ判定処理で
は、先ず、図13に示すように、パノラマサイズコマの
フイルム幅方向の端縁である上サイドエッジSEL1、
下サイドエッジSEL2が存在しうる領域EA1,EA
2の画像データに対して、フイルム幅方向の画素ライン
PLにおける画像濃度の変化点を外側から内側に向かっ
て検索する。各サイドエッジ存在領域EA1,EA2
は、各サイドエッジSEL1,SEL2を基準にしてそ
の外側が広い面積を有するように設定してある。なお、
サイドエッジ存在領域EA1,EA2の幅W1は狭くし
てある。これにより、演算処理数が減り、その分だけ処
理時間が短縮される。
【0041】次に、各領域EA1,EA2内の画像に対
して、画像濃度の変化点を外側から内側に向かって検索
する。この検索結果により、求めた濃度変化点の画素位
置がフイルム送り方向で最も多いところを画像エッジと
認識する。
【0042】図14は、このようにして求めた濃度変化
点の分布状態を示すグラフである。横軸は、フイルム幅
方向の座標位置を示し、縦軸は、フイルム幅方向におい
て検出した画像エッジの数を示している。標準的なパノ
ラマサイズコマの場合には、(A)に示すように、パノ
ラマサイズコマの画像エッジが位置する座標におけるヒ
ストグラムH1の数が著しく多くなっている。また、
(B)に示すように、標準的なフルサイズコマの場合に
は、検索開始位置の座標におけるヒストグラムH2の数
が著しく多くなっている。更に、(C)に示すように、
フルサイズコマの夜景の場合には、濃度変化点がフイル
ム幅方向で分散しており、画像エッジと判定したヒスト
グラムH3の数は少ない。また、パノラマサイズで撮影
日時画像がパノラマサイズコマ領域PAの外側に写され
ている場合には、(D)に示すように(A)のパターン
に加えて、その画像エッジと判定したヒストグラムH3
の外側座標位置に撮影日時画像の画像による画像エッジ
を表すヒストグラムH4が現れる。
【0043】このような画像エッジの分布を示すグラフ
から、フルサイズかパノラマサイズかの判定を行う。そ
して、画像エッジと判定したヒストグラムH2,H3が
サイドエッジ存在領域EA1,EA2のフイルム幅方向
両端部近くの座標位置(検索開始位置)にあるときには
フルサイズと判定する。
【0044】また、サイドエッジ存在領域EA1,EA
2内に画像エッジがあると判定した場合には、画像エッ
ジがあると判定した画素位置に対してフイルム幅方向の
外側に画像が存在する場合には、この画像が撮影日時画
像か否かを判定する。そして、撮影日時画像でない場合
にはフルサイズと判定し、撮影日時画像の場合にはパノ
ラマサイズと判定する。
【0045】撮影日時画像か否かの判定は次のようにし
て行う。撮影日時画像の記録位置は予め判っているの
で、この記録位置情報に基づき撮影日時画像の記録領域
を特定する。次に、この特定領域内の画像濃度を検索
し、濃度があると認識された画像の寸法が、予め登録さ
れている撮影日時画像の寸法内に収まっていれば撮影日
時画像と認識する。
【0046】上記実施形態では、アルゴリズムAの処理
により、パノラマサイズらしき疑わしいものについて
は、パノラマサイズと判定しておき、次のアルゴリズム
B、Cにおいて、上記判定のパノラマサイズの中からフ
ルサイズと判定されるものを除くようにしているが、こ
の他に、図15に示すように、上記アルゴリズムA,
B,Cの処理を全てのコマに対して行い、これの判定結
果を多数決して、この多数決の結果により各サイズの判
定を最終的に決定してもよい。この場合にも、複数のア
ルゴリズムの判定結果を利用するため、判定精度を上げ
ることができる。また、上記各実施形態において、アル
ゴリズムA,B,Cの処理順序を適宜変更してもよい。
【0047】上記実施形態では、アルゴリズムBの処理
で、図11に示すようなパノラマ判定阻害画像領域の画
像データを除いて処理を行うようにしたが、他のアルゴ
リズムA、Cの処理においても、同様にパノラマ判定阻
害画像領域の画像データを除いて処理してもよい。この
場合に、アルゴリズムCの処理では、撮影日時画像か否
かの判断が不要になる。
【0048】上記実施形態では、アルゴリズムCの処理
で、図13に示すサイドエッジ存在領域EA1,EA2
を用いたが、このサイドエッジ存在領域EA1,EA2
は上記のものの他に、図16に示すように、パノラマサ
イズのサイドエッジSEL3とフルサイズのサイドエッ
ジSEL4とを含む範囲としたサイドエッジ存在領域E
A3〜EA6を用いてもよい。
【0049】上記実施形態ではアルゴリズムA,B,C
の各処理を行うようにしたが、この他の公知のアルゴリ
ズムを追加して、各サイズの判定を行ってもよい。上記
実施形態では、R,G,Bの各色のプレスキャン画像デ
ータに基づきアルゴリズムA,B,Cの各処理を行って
いるが、この他に、これらの内の1色、又は2色を用い
て各アルゴリズムの判定を行ってもよい。
【0050】上記実施形態では、異サイズコマとしてパ
ノラマサイズコマについて説明したが、この他に、フル
サイズコマよりもアスペクト比の小さい他のワイドビジ
ョンサイズ等の他の異サイズコマに対しても本発明を適
用してもよい。また、これらアスペクト比の異なる3種
以上の画像サイズを判別してもよい。
【0051】上記実施形態では、デジタルプリントシス
テムに本発明を実施したが、この他に写真フイルムの透
過光を焼付レンズで感光材料に結像し焼付露光するアナ
ログ方式のプリントシステムに本発明を実施してもよ
い。この場合には、先ずプレスキャンを行って、このプ
レスキャン画像データに基づき各画像コマの位置及びサ
イズを特定する。そして、特定した位置データに基づき
プリント時に焼付位置に各画像コマを位置決めする。ま
た、サイズの判定結果に基づきペーパーマスクの開口を
調節する。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、判定手法の異なる複数
のサイズ判定処理を行い、この判定処理により異サイズ
コマを判定するから、判定精度を上げることができる。
特に、第1の判定処理では異サイズらしき疑わしいもの
は異サイズと判定しておき、第2の判定処理で、この異
サイズの中から標準サイズのものを抜き出すことによ
り、精度よく異サイズコマを検出することができる。
【0053】第1の判定処理では、測定領域内の異サイ
ズ画像の領域外の多数箇所における濃度に基づき作成し
た累積ヒストグラムにより標準サイズか否かを判定し、
第1の判定処理で標準サイズと判定されないときには第
2の判定処理を行い、第2の判定処理では、写真フイル
ムの幅方向の各ラインにおいて、最大濃度を示した測定
点の位置が、前記測定領域内の異サイズ画像の領域内に
あるときに異サイズと判定することにより、各コマのエ
ッジを検出する必要がないので、エッジが不明確な各コ
マに対しても、サイズ判定を確実に行うことができる。
【0054】第1の判定処理では、前記異サイズ画像の
領域内の多数箇所における濃度に基づき濃度平均値を求
め、この濃度平均値から判定点と閾値とを決定し、前記
累積ヒストグラムにおいて前記判定点の濃度が閾値を超
えているときに標準サイズと判定するから、判定点と閾
値とを変更することにより、異サイズらしき疑わしいも
のは異サイズと判定することが可能になる。
【0055】第2の判定処理後に第3の判定処理を行
い、この第3の判定処理は、前記測定領域内において異
サイズ画像のサイドエッジを含み写真フイルムの幅方向
に一定幅を有するサイドエッジ存在領域に対して、写真
フイルムの幅方向の各ラインにおいて、濃度変化点を求
め、この求めた変化点の位置が最も多いところを画像エ
ッジと認識し、画像エッジがサイドエッジ存在領域の外
側端部位置にあるときには標準サイズと判定し、画像エ
ッジがサイドエッジ存在領域の外側端部位置を除いた位
置にあり且つこの画像エッジの外側領域に濃度を有する
測定点がないときに異サイズと判定することにより、各
画像エッジを加味したサイズ判定を行うことができ、よ
り一層判定精度を上げることができる。
【0056】第3の判定処理結果により、画像端が異サ
イズコマの端部位置にあり、この画像端の外側領域に濃
度を有する測定点があるときに、この測定点の領域が撮
影日時画像か否かを判定し、撮影日時画像のときに異サ
イズコマと判定することにより、異サイズコマ領域以外
に撮影日時画像が記録された異サイズコマを精度よく検
出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像サイズの判定方法の要旨を示すフ
ローチャートである。
【図2】デジタルプリントシステムの概略構成を示すブ
ロック図である。
【図3】スキャナの概略構成を示す斜視図である。
【図4】画像処理装置を示す機能ブロック図である。
【図5】プレスキャンデータの一例を示す説明図であ
る。
【図6】アルゴリズムAの判定処理を示すフローチャー
トである。
【図7】アルゴリズムAで作成する累積ヒストグラムの
一例を示すグラフである。
【図8】累積ヒストグラムを作成するための画像データ
の範囲を示す説明図である。
【図9】アルゴリズムBの判定処理を示すフローチャー
トである。
【図10】各画素ラインの最大濃度を抽出して、画像サ
イズを判定する説明図であり、(A)はパノラマサイズ
と判定される場合、(B)はフルサイズと判定される場
合を示している。
【図11】パノラマ判定阻害画像の一例を示す説明図で
ある。
【図12】アルゴリズムCの判定処理を示すフローチャ
ートである。
【図13】アルゴリズムCで用いる画像データの範囲を
示す説明図である。
【図14】濃度変化点の分布状態を示すグラフである。
【図15】各アルゴリズムの処理を全コマに対し行い多
数決する他の実施形態におけるフローチャートである。
【図16】アルゴリズムCで用いる別の画像データの範
囲を示す説明図である。
【符号の説明】
10 デジタルプリントシステム 11 ラインCCDスキャナ 12 画像処理装置 20 写真フイルム 28 フイルムキャリア 31 フイルムマスク 35 結像レンズユニット 59 プレスキャンデータ 60 写真フイルム画像 61 背景画像 FA フルサイズコマ領域 PA パノラマサイズコマ領域 UA 上端部領域 DA 下端部領域 J1〜J3 判定点 A1〜A6 閾値 PL 画素ライン P 画素

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像が記録された写真フイルム上の画像
    記録範囲を含む測定領域内の多数箇所における濃度を各
    々測定し、この測定濃度に基づき前記画像が標準サイズ
    か、又はこの標準サイズよりもサイズが小さい異サイズ
    かを識別する画像サイズの判定方法において、 判定手法の異なる複数の画像サイズ判定処理を行い、こ
    の判定処理により画像サイズを判定し、第1の判定処理
    では異サイズらしき疑わしいものは異サイズと判定して
    おき、第2の判定処理で、この異サイズと判定されたも
    のの中から標準サイズを判定することを特徴とする画像
    サイズの判定方法。
  2. 【請求項2】 第1の判定処理では、前記測定領域内の
    異サイズ画像の領域外の多数箇所における濃度に基づき
    累積ヒストグラムを作成し、この累積ヒストグラムによ
    り標準サイズか否かを判定し、 第1の判定処理で標準サイズと判定されないときには第
    2の判定処理を行い、前記第2の判定処理では、写真フ
    イルムの幅方向の各ラインにおいて、最大濃度を示した
    測定点の位置が、前記測定領域内の異サイズ画像の領域
    内にあるときに異サイズと判定することを特徴とする請
    求項1記載の画像サイズの判定方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の判定処理では、前記異サイズ
    画像の領域内の多数箇所における濃度に基づき濃度平均
    値を求め、この濃度平均値から判定点と閾値とを決定
    し、前記累積ヒストグラムにおいて前記判定点の濃度が
    閾値を超えているときに標準サイズと判定することを特
    徴とする請求項2記載の画像サイズの判定方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の判定処理後に第3の判定処理
    を行い、この第3の判定処理は、 前記測定領域内において異サイズ画像のサイドエッジを
    含み写真フイルムの幅方向に一定幅を有するサイドエッ
    ジ存在領域に対して、写真フイルムの幅方向の各ライン
    において、濃度変化点を求め、この求めた変化点の位置
    が最も多いところを画像エッジと認識し、画像エッジが
    サイドエッジ存在領域の外側端部位置にあるときには標
    準サイズと判定し、画像エッジがサイドエッジ存在領域
    の外側端部位置を除いた位置にあり且つこの画像エッジ
    の外側領域に濃度を有する測定点がないときに異サイズ
    と判定することを特徴とする請求項2又は3記載の画像
    サイズの判定方法。
  5. 【請求項5】 前記第3の判定処理結果により、画像エ
    ッジが異サイズ画像のサイドエッジ位置にあり、この画
    像エッジの外側に濃度を有する測定点があるときに、こ
    の測定点を含む領域が撮影日時画像か否かを判定し、撮
    影日時画像のときに異サイズと判定し、撮影日時画像以
    外のときに標準サイズと判定することを特徴とする請求
    項4記載の画像サイズの判定方法。
  6. 【請求項6】 画像サイズの判定を阻害する画像の領域
    を記憶しておき、この領域内の測定濃度を判定処理に用
    いないことを特徴とする請求項1ないし4いずれか1つ
    記載の画像サイズの判定方法。
  7. 【請求項7】 画像が記録された写真フイルム上の画像
    記録範囲を含む測定領域内の画像データを取り込み、こ
    の取り込んだ画像データに基づき前記画像が標準サイズ
    か、又はこの標準サイズよりもサイズが小さい異サイズ
    かを識別する画像サイズの判定装置において、 前記測定領域内であって異サイズ画像の領域外の前記画
    像データに基づき、累積ヒストグラムを作成する手段
    と、異サイズ画像の領域内の前記画像データに基づき濃
    度平均値を求め、この濃度平均値から判定点と閾値とを
    決定し、前記累積ヒストグラムにおいて前記判定点の濃
    度が閾値を超えているときに標準サイズと判定し、それ
    以外は異サイズと判定する第1の判定手段と、 前記測定領域内の画像データに基づき、写真フイルムの
    幅方向の各ラインにおいて、最大濃度を示す画素の位置
    が、前記測定領域内の異サイズ画像の領域内にあるとき
    に異サイズと判定し、それ以外は標準サイズと判定する
    第2の判定手段とを備えたことを特徴とする画像サイズ
    の判定装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の判定手段による判定処理後
    に、第2の判定手段による判定処理を行うことを特徴と
    する請求項7記載の画像サイズの判定装置。
  9. 【請求項9】 前記測定領域内において異サイズ画像の
    サイドエッジを含み写真フイルムの幅方向に一定幅を有
    するサイドエッジ存在領域に対して、写真フイルムの幅
    方向の各ラインにおいて濃度変化点を求め、この求めた
    変化点の位置が最も多いところを画像エッジと認識し、
    画像エッジがサイドエッジ存在領域の外側端部位置にあ
    るときには標準サイズと判定し、画像エッジがサイドエ
    ッジ存在領域の外側端部位置を除いた位置にあり且つこ
    の画像エッジの外側領域に濃度を有する測定点がないと
    きに異サイズと判定する第3の判定手段を備え、 この第3の判定手段は、前記第2の判定手段による判定
    処理後に判定処理を行うことを特徴とする請求項8記載
    の画像サイズの判定装置。
  10. 【請求項10】 前記第3の判定処理結果により、画像
    エッジが異サイズ画像のサイドエッジ位置にあり、この
    画像エッジの外側領域に濃度を有する測定点があるとき
    に、この測定点の領域が撮影日時画像か否かを判定し、
    撮影日時画像のときに異サイズと判定し、撮影日時画像
    以外のときに標準サイズと判定することを特徴とする請
    求項9記載の画像サイズの判定装置。
  11. 【請求項11】 画像サイズの判定を阻害する画像の領
    域を記憶しておき、この領域内の測定濃度データを判定
    処理に用いないことを特徴とする請求項7ないし9いず
    れか1つ記載の画像サイズの判定装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006171529A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Noritsu Koki Co Ltd フィルムのベース濃度検出方法

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