JP2001159193A - 鋼管部材とコンクリート部材との接合構造 - Google Patents

鋼管部材とコンクリート部材との接合構造

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JP2001159193A
JP2001159193A JP34470499A JP34470499A JP2001159193A JP 2001159193 A JP2001159193 A JP 2001159193A JP 34470499 A JP34470499 A JP 34470499A JP 34470499 A JP34470499 A JP 34470499A JP 2001159193 A JP2001159193 A JP 2001159193A
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steel pipe
steel
pipe member
concrete
rod
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Kenji Umetsu
健司 梅津
Takehiko Odate
武彦 大館
Manabu Fujita
学 藤田
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Sumitomo Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で耐疲労性に優れ、構造上の弱点
のない鋼管部材とコンクリート部材との接合構造を提供
する。 【解決手段】 鋼管21の開口する端部から、この鋼管
内にPC鋼棒23を差し入れ、鋼管の端部付近の内側に
は、上記PC鋼棒を埋め込むように膨張性モルタル25
を充填する。鋼管の端部には、上記膨張性モルタルが硬
化するときの膨張を拘束する拘束部材を設け、硬化した
膨張性モルタルに圧縮力が導入されるようにする。これ
により、鋼管内面及びPC鋼棒と膨張性モルタルとの接
触面に圧接力を作用させ、これらを強固に一体化する。
PC鋼棒は鋼管の端部から突出するように配置してお
き、この突出部分を接合するコンクリート部材11に埋
め込む。上記拘束部材は、鋼管内面の軸線方向に沿って
溶接接合されたリブ22を有し、このリブが鋼管の端面
より突出したものとするのがよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願に係る発明は、土木構造
物又は建築構造物等として構築されるコンクリート・鋼
複合構造物において採用することができるもので、鋼管
部材とコンクリート部材とを接合する部分の構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】土木又は建築構造物等の構造材料とし
て、コンクリート又は鋼材が広く用いられている。コン
クリートは施工現場で任意の形状の部材を形成すること
ができ、維持管理が容易という利点を有しており、鋼材
は軽量で強固な構造を構築できるという利点を備えてい
る。そして、上記それぞれの利点を生かした構造として
コンクリート・鋼複合構造が提案されており、例えば、
道路橋・鉄道橋等における上床版及び下床版をコンクリ
ートで構成し、これらを鋼管斜材で連結するコンクリー
ト・鋼複合トラス橋がある。
【0003】このような構造物においては、コンクリー
ト部材と鋼部材との接合部で力を円滑に伝達するととも
に、大きな局部的応力の発生を抑え、構造上の弱点とな
らないようにしなければならない。このようなコンクリ
ート部材と鋼部材との接合構造として、例えば、コンク
リート・鋼複合トラス橋では、トラスの上弦材・下弦材
及び斜材を鋼部材によって一体に組み立て、上弦材及び
下弦材にスタッドジベル等を設けておいてコンクリート
からなる上床版及び下床版と一体化する構造が考えられ
ている。しかし、このような構造では鋼材の使用量が多
く、構築費用が多大となるとともに、鋼トラスの組み立
てに高い精度が要求され、コンクリートと鋼部材との複
合構造とするメリットが生かされないことになる。
【0004】このため、鋼斜材のそれぞれを直接コンク
リートの上床版又は下床版と接合する構造を採用するの
が望ましく、次のような接合構造が考えられている。図
7に示す接合構造は、斜材である鋼部材201の端部
に、この部材の軸線とほぼ直角に鋼板202を溶接し、
この鋼板から複数のスタッドジベル203を立設する。
そして、このスタッドジベル203を埋込むようにコン
クリートを打設して鋼部材201と一体に接合されたコ
ンクリート部材204を形成するものである。また、図
8に示す接合構造は、図7に示す例と同様に鋼部材21
1の端部に鋼板212を溶接接合し、この鋼板212に
穿設されたねじ孔にPC鋼棒又は棒鋼等の棒状鋼材21
3を螺合する。そして、このPC鋼棒又は棒鋼をコンク
リート内に埋込むことによってコンクリート部材214
と鋼部材211とを一体化するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7又
は図8に示すような接合構造では次のような問題点があ
る。図7に示すような構造では、鋼部材201に作用す
る力は、端部の鋼板202及びこれに溶接接合されたス
タッドジベル203を介してコンクリート部材204に
伝達される。このため、鋼部材201と鋼板202との
溶接部及び鋼板202とスタッドジベル203との溶接
部は十分な強度及び信頼性が要求され、溶接工程の管理
及び検査を厳重に行なう必要がある。また、溶接接合さ
れるスタッドジベル203には高強度の鋼材を用いるこ
とが難しく、必要なスタッドジベルの数が多くなって配
置が困難となる場合が生じる。さらに、複合トラス橋等
ではコンクリート部材と鋼部材との接合部に繰り返し変
動する力が作用することになり、鋼部材201と鋼板2
02との溶接接合部又はスタッドジベル203の基部が
疲労破壊を起こすことが考えられる。
【0006】一方、図8に示すような構造では、棒状鋼
材213としてPC鋼棒等の高強度鋼を用いることがで
き、本数を低減して接合部の構造を簡単なものにするこ
とができるが、棒状鋼材に螺条が設けられており、コン
クリート部材214と鋼部材211との接合部に大きな
軸力又は曲げモーメントが繰り返し作用すると、上記螺
条が設けられている部分で棒状鋼材213に疲労破壊が
生じることが考えられる。また、図7に示す構造と同様
に、鋼部材211と鋼板212との溶接接合部に疲労破
壊が生じるおそれもある。
【0007】本願に係る発明は、上記のような問題点に
鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構造で
耐疲労性に優れ、構造上の弱点のないコンクリート部材
と鋼管部材との接合構造を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、 鋼管部材の開口する
端部から、該鋼管部材の内部に棒状部材の一部が差し入
れられ、 この鋼管部材の端部付近の内側に、前記棒状
鋼材を埋込み、硬化時に膨張するとともに前記棒状鋼材
及び前記鋼管部材の内面と付着する充填材が充填され、
前記鋼管部材の端部には、端部の開口の一部をふさ
ぎ、前記充填材の膨張を拘束する拘束部材が設けられ、
前記棒状鋼材の前記鋼管部材端から突き出した部分
が、該鋼管部材と接合されるコンクリート部材内に埋め
込まれていることを特徴とする鋼管部材とコンクリート
部材との接合構造を提供する。
【0009】この接合構造では、鋼管部材の端部の内側
に充填された充填材が硬化時に膨張し、この膨張が鋼管
部材及び拘束部材によって拘束されるので、充填材に強
い圧縮応力が生じる。つまり、ケミカルプレストレスが
導入された状態となる。これにより、硬化した充填材は
鋼管部材の内面に強く押し付けられるとともに、鋼管部
材内に端部から差し入れられた棒状部材を包み込み、強
い圧接力が作用する。この圧接力及び充填材の付着力に
よって硬化した充填材と鋼管部材と棒状鋼材とは、強固
に一体化される。したがって鋼管部材に作用する引張力
は、充填材を介して棒状鋼材に伝達され、さらに棒状鋼
材の鋼管部材端から突き出した部分からコンクリート部
材に伝達される。
【0010】このように引張力が棒状鋼材の周面の広い
範囲に分布して作用する付着力によって伝達されるので
局部的に応力が集中することが少なく、変動する力が長
期にわたってくり返し作用する場合にも、棒状鋼材に疲
労破壊が生じるおそれを解消することができる。また、
上記ケミカルプレストレスは、鋼管部材に引張力が作用
したときにも、硬化した充填材に引張応力が生じない程
度に設定するのが望ましい。このようにケミカルプレス
トレスが導入されていることによって硬化した充填材に
ひびわれが生じるのを防止することができ、鋼管部材の
端部では、鋼管と棒状鋼材と硬化した充填材とが一体と
なって引張力に抵抗する。このため、棒状鋼材に作用す
る応力度の変動は低減され、耐疲労性が向上する。
【0011】また、上記拘束部材によって、硬化した充
填材が鋼管部材から抜け出すのを拘束することができ、
接合部分の信頼性を高めることができる。一方、鋼管部
材に作用する圧縮力は、鋼管部材の端面、拘束部材及び
鋼管部材内の充填材等を介して確実にコンクリート部材
に伝達される。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の鋼管部材とコンクリート部材との接合構造において、
前記拘束部材は、 前記鋼管部材の内面に、該鋼管部
材の軸線方向に沿って溶接接合された複数のリブと、
このリブに接合され、前記鋼管部材の軸線とほぼ直角に
支持された板状部材とを有するものとする。
【0013】この接合構造では、拘束部材が複数のリブ
によって鋼管部材に強固に固定され、これらのリブに接
合された板状部材とともに充填材を拘束する機能を確実
に果たすことになる。また、リブ間で充填材とコンクリ
ート部材が連続しており、コンクリート部材と鋼管部材
との間で断面が急変するのを緩和することができ、棒状
鋼材に局部的に大きな応力を生じるのを回避することが
できる。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の鋼管部材とコンクリート部材との接合構造において、
前記拘束部材は、 前記鋼管部材端部の内側に、架け
渡すように固定された板状部材、棒状部材又は格子状部
材とする。
【0015】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
に記載の鋼管部材とコンクリート部材との接合構造にお
いて、 前記拘束部材は、 前記鋼管部材端部の内側に
固定され、中心に向かって突出する部材とする。
【0016】上記請求項3又は請求項4に係る鋼管部材
とコンクリート部材との接合構造では、拘束部材を簡単
な構造として施工時の作業性を向上するとともに、充填
材の硬化時の膨張を有効に拘束して、鋼管部材と棒状鋼
材とを確実に一体化することができる。また、充填材と
コンクリート部材とが連続した状態とすることができ、
棒状鋼材の疲労破壊を防止することができる。
【0017】請求項5に記載の発明は、 鋼管部材の開
口する端部から該鋼管部材の内部に棒状鋼材の一部が差
し入れられ、 前記鋼管部材の端部の内面に、該鋼管部
材の軸線方向に沿って、複数のリブが溶接接合され、
該リブが延長されて前記鋼管部材の端面より突出し、
該リブの突出した部分及び前記棒状鋼材の前記鋼管部材
端から突き出した部分が、該鋼管部材と接合されるコン
クリート部材内に埋め込まれ、 前記鋼管部材の端部付
近の内側に、前記棒状鋼材及び前記リブを埋め込み、前
記コンクリート部材と連続するようにコンクリート又は
モルタルが充填されている鋼管部材とコンクリート部材
との接合構造を提供するものである。
【0018】この接合構造では、鋼管部材内に差し入れ
られた棒状鋼材は、鋼管部材内に充填されたコンクリー
ト又はモルタルの付着力によって鋼管部材と強固に一体
化される。したがって、鋼管部材に作用する引張力は、
内側に充填されたコンクリート又はモルタルに一旦伝え
られ、広い範囲に分布する付着力によってさらに棒状鋼
材に伝達される。そして、この棒状鋼材から、これが埋
め込まれたコンクリート部材に伝えられる。
【0019】一方、鋼管部材の端部の内面に溶接接合さ
れた複数のリブは、鋼管部材の端面より突出しており、
鋼管部材の端部での断面の急変が緩和される。また、鋼
管部材内に充填されたコンクリート又はモルタルはコン
クリート部材と連続したものとなる。したがって棒状鋼
材に局部的に大きな引張応力が生じることが回避され、
棒状鋼材の疲労破壊を防止することができる。また、鋼
管部材に大きな引張力が作用し、コンクリート又はモル
タルと鋼管部材の内面との付着力で充分に抵抗できない
ときには、上記複数のリブによって、鋼管部材内に充填
されたコンクリート又はモルタルが鋼管部材から抜け出
すのが抑止される。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の鋼管部材とコンクリート部材との接合構造において、
前記リブは、前記鋼管部材の内面の周方向に所定間隔
で設けられ、鋼管部材の中央部で互いに接合されたもの
とする。
【0021】この接合構造では、リブが鋼管部材に強固
に取り付けられるとともに、大きな剛性を有することに
なる。したがってこのリブが鋼管部材とコンクリート部
材との接合部分で曲げモーメント又はせん断力に対して
抵抗することになる。一般に、トラス構造で部材の格点
を剛結合とすると多少の曲げモーメント又はせん断力が
各部材の格点付近に生じることになるが、上記リブによ
って曲げモーメント又はせん断力に抵抗することが可能
となる。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項5に記載
の鋼管部材とコンクリート部材との接合構造において、
前記鋼管部材の端部の内側に充填されるコンクリート
又はモルタルは、硬化時に膨張性を有するものとする。
【0023】この接合構造では、鋼管部材の端部の内側
に充填されたコンクリート又はモルタルが硬化時に膨張
し、この膨張が鋼管部材の内周面及びリブによって拘束
される。これにより、鋼管部材とコンクリート又はモル
タルとの接触面、及び棒状鋼材とコンクリート又はモル
タルとの接触面に圧接力が作用し、これらが強固に一体
化される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本願に係る発明の実施の形
態を図に基づいて説明する。図1は、本願発明の一実施
形態であるコンクリート部材と鋼管部材との接合構造が
適用されるコンクリート・鋼複合トラス橋を示す概略側
面図及び断面図である。この複合トラス橋は、複数の橋
脚1a,1b及び橋台(図示しない)上に支持された連
続トラス2を有するものであり、このトラス構造は、プ
レストレスストコンクリートからなる上床版11と、こ
の下方に支持されるプレストレストコンクリートの下床
版12と、上記上床版11と下床版12とを連結する鋼
管の斜材13とで主要部が構成され、上床版11が上弦
材として、下床版12が下弦材として機能するものとな
っている。
【0025】上記上床版11は、橋の軸線方向に連続し
ており、この上に路面が形成されるもので、軸線方向及
びこれと直角方向にPC鋼材(図示しない)が埋設され
ている。そして、これらのPC鋼材を緊張し、コンクリ
ートに定着することによってプレストレスが導入されて
おり、上弦材として機能することによる圧縮力又は引張
力が作用した時にも、有害なひび割れ等が生じないよう
になっている。一方、下床版12も橋の軸線方向にプレ
ストレスが導入され、トラスの下弦材として機能するこ
とによる圧縮力及び引張力に耐え得るようになってい
る。上記斜材13は橋の軸線方向に傾斜するように配置
されており、傾斜方向が逆となった斜材13a,13b
が交互に配列されてワレントラスを形成している。そし
て、それぞれの斜材13a,13bは端部が上床版11
及び下床版12と接合されている。
【0026】図2は、上記コンクリート・鋼複合トラス
橋におけるコンクリートの上床版11と、鋼管からなる
斜材との接合部であって、本願発明の一実施形態である
コンクリート部材と鋼管部材との接合構造を示す断面図
である。この接合構造では、斜材を構成する鋼管21の
端部が開口し、この内側に断面を4分割するようにリブ
22が設けられている。そして、このリブ間から鋼管の
内部に、複数のPC鋼棒23が差し入れられ、その先端
部が鋼管内に固定された鋼板材24に係止されている。
このPC鋼棒が差し入れられた鋼管内には膨張性モルタ
ル25が充填され、このモルタルの付着力によって鋼管
21とPC鋼棒23とが一体となっている。また、PC
鋼棒23の他端は鋼管の端面から突き出し、上床版11
のコンクリート26内に埋め込まれている。
【0027】上記リブ22は、鋼管端部の内側の4ケ所
に軸線方向に沿って鋼板溶接接合したものであり、各々
の鋼板は鋼管21の中央部で互いに連続したものとなっ
ている。このリブ22は鋼管21の端面より突出するも
のとなっており、突出した部分に、この鋼管21の軸線
と直角方向に円形板27が溶接で取り付けられている。
【0028】上記PC鋼棒23は、全長にわたって周面
に凸部がほぼ一様に設けられた異形鋼棒であり、この凸
部がらせん状に設けられている。このらせん状の凸部
は、充填材である膨張性モルタル25との付着力を増大
する効果を有するとともに、ナット28をねじ込んで係
止するねじ山としての機能を有するものである。
【0029】上記鋼板材24は、鋼管21の内部に、こ
の鋼管の軸線と直角に溶接接合されている。この鋼板材
24には、差し入れられるPC鋼棒23の本数と同数の
円孔が設けられており、この円孔の背面側、つまりPC
鋼棒を差し入れる端部と反対側にナット28が溶接接合
されている。そして、鋼管21に差し入れられたPC鋼
棒23は、先端が上記ナット28に螺合され、このナッ
ト28を介して鋼板材24に係止されている。なお、上
記PC鋼棒23の鋼管21内に突き入れられる長さは、
膨張性モルタル25とPC鋼棒23との付着力がPC鋼
棒の引張強度を上回るように決定されている。
【0030】上記膨張性モルタル25は、セメントと砂
と水とを混合し、膨張性を生じさせる混和剤を混入した
もので、注入時には高い流動性を有し、鋼管21内面に
沿って及びPC鋼棒23の周りに隙間なく充填される。
この膨張性モルタル25は硬化時に膨張するが、鋼管内
面及び円形板27を有するリブ22に拘束され、上記P
C鋼棒23及び鋼管21の内面に強く圧接される。この
圧接力とモルタルが有する強い付着力によってPC鋼棒
23と膨張性モルタル25と鋼管21とが強固に一体化
され、鋼管21からなる斜材13に作用する引張力が膨
張性モルタル25及びPC鋼棒23を介してコンクリー
トからなる上床版11に伝達される。なお、上記鋼管2
1の内周面にビード溶接により螺旋状又は独立した複数
の凸状部を設け、膨張性モルタル25と鋼管21との一
体性をさらに高めることもできる。また、鋼管21が上
床版のコンクリート26に埋め込まれた部分の外周面に
もビード溶接による凸部を形成し、上床版のコンクリー
ト26との付着力を高めることもできる。一方、図2
(a)中の符号28は、鋼管とコンクリートとの接触部
を保護するための保護プレート36を示すものであり、
鋼管の腐食に対する保護及び雨水等の侵入を防ぐもので
ある。
【0031】上記のように上床版11であるコンクリー
ト部材と接合された斜材13は、図1に示すようなワレ
ントラスでは、傾斜方向が逆となるものが隣接して設け
られ、一般に、一方が主に引張力が作用する斜材13
a、他方は主に圧縮力が作用する斜材13bとなる。引
張力が主に作用する斜材13aでは、鋼管21の端面か
ら突き出してコンクリートの内部に埋込まれたPC鋼棒
23に大きな引張力が作用する。このため、PC鋼棒2
3とコンクリートとの付着力による力の伝達を補うこと
を目的として、PC鋼材の端部にナット29が螺合さ
れ、このナット29によりPC鋼棒23の端部にアンカ
ープレート30が係止されている。なお、主に圧縮力が
作用する斜材13bについても、鋼管31の端部にリブ
32が取り付けられ、このリブ32から鋼管31内に差
し入れられるPC鋼棒33、このPC鋼棒33が係止さ
れる鋼板材34及びナット38、鋼管31内に充填され
る膨張性モルタル35は、同じ構成を有するものである
が、前記引張力が主に作用する斜材13aと異なり、P
C鋼棒33の端部にアンカープレート及びナットは係止
されていない。
【0032】一方、この鋼管からなる斜材13と下床版
12との接合部、つまり上記鋼管の下端部も、同様の構
造となっており、下床版のコンクリートに埋込まれると
ともに一部が鋼管内に挿通されたPC鋼棒と、これを埋
込むように鋼管内に充填された膨張性モルタルとによっ
て、鋼管からなる斜材13と下床版12を形成するコン
クリートとの間で引張力及び圧縮力を伝達するように接
合されている。
【0033】上記のような構成の接合構造では、斜材で
ある鋼管21から上床版11に伝達される引張力は、膨
張性モルタル25を介してPC鋼棒23の周面の広い範
囲に分布する付着力によって該PC鋼棒23に伝達さ
れ、PC鋼棒23に局部的に大きな応力は発生しない。
また、鋼管21が上床版11のコンクリート内に一部が
埋め込まれており、さらにリブ22が鋼管21の端面よ
り突き出しているので、鋼管21の端面に沿ってコンク
リート26又はモルタル25にひびわれが生じるのが有
効に防止される。このため、PC鋼棒23にそって部材
の構成が急変することが少なくなり、PC鋼棒23の耐
疲労性に対する信頼性が著しく向上する。
【0034】また、上記リブ22は、拘束部材として機
能するものであり、膨張性モルタルの膨張を拘束して、
硬化したモルタルと鋼管21又はPC鋼棒23との付着
力を高める。また、このリブ22は、鋼管21の端面よ
り上床版のコンクリート26内に突き出しており、鋼管
端部の断面の急変を緩和する。さらに、上記のリブ間で
は鋼管の端部が開口しており、上床版のコンクリートと
鋼管内に充填された膨張性モルタル25とが連続するこ
とになる。このため、PC鋼棒23に作用する応力は局
部的に集中することはなく、長期間にわたってくり返し
荷重が作用する場合にも疲労破壊を生じる可能性を低減
することが可能となる。さらに、上部リブ22及び円形
板27は、鋼管21に大きな引張力が作用したときに、
図3に示すように、PC鋼棒23と一体となった膨張性
モルタル25が鋼管21から抜け出すのを拘束すること
になり、接合部の信頼性を高めることができる。
【0035】次に、上記接合構造の施工方法の一例につ
いて説明する。まず、鋼管21の内部の所定位置に鋼板
材24を溶接により接合する。この溶接は、円板状の鋼
板材24を所定位置に保持し、溶接器を鋼管内に差し入
れて、鋼板材の周囲の数点を鋼管内面に接合する。ま
た、この鋼板材24には、あらかじめナット28を溶接
によって取り付けておく。上記鋼板材24を取り付けた
後、端部にリブ22を溶接によって固定する。
【0036】このようにして加工された鋼管21にリブ
22間からPC鋼棒23を挿入し、鋼板材24に溶接接
合されたナット28に螺合して固定する。このような状
態で、図4(a)に示すように、モルタルを充填する側
の端部を下にしてこの鋼管21を縦に支持するととも
に、端部の型枠41を取り付ける。そして、鋼管21内
に注入口42から、未硬化の膨張性モルタルを注入し、
硬化される。これによりPC鋼材23と鋼管21とを一
体化する。なお、上記型枠41はモルタル25の膨張を
拘束し得る程度に強固なものとし、鋼管21にしっかり
と固定できるものが望ましい。そして、この型枠41の
撤去は、モルタルの膨張がほぼ収束する注入後数日が経
過したときに行なう。
【0037】このように膨張性モルタル25が充填さ
れ、型枠41が撤去された鋼管21は橋の架設位置に搬
送され、所定位置に支持される。そして、この鋼管と接
合される上床版及び下床版のコンクリートを打設するた
めの型枠が組み立てられる。上記型枠内には床版の鉄筋
(図示しない)、接合部補強筋37等を配置し、鋼管の
端部から突き出したPC鋼棒23を埋込むようにコンク
リートを打設し、コンクリートの上床版11を形成す
る。
【0038】なお、本実施形態では上記のようにPC鋼
材23と鋼管21とを一体化させるのに膨張性モルタル
を用いているが、鋼管の内径、PC鋼材の配置間隔等に
応じて、膨張性コンクリート、無収縮モルタル、無収縮
コンクリート、樹脂コンクリート等を用いることもでき
る。ここで膨張性を有しない充填剤を用いると膨張が拘
束されることによる圧縮力を期待することはできない
が、モルタル等の付着力で一体化することが可能であ
り、耐疲労性に優れた接合構造とすることが可能であ
る。
【0039】図5及び図6は、請求項1、請求項2、請
求項3又は請求項4に記載の発明の他の実施形態を示す
ものであり、コンクリート部材と接合される鋼管の端部
の構造及びPC鋼棒の配置を示す断面図及び鋼管の端面
図である。図5(a)に示す接合構造は、鋼管51の端
部の内側に4つリブ52が溶接によって接合され、これ
らのリブの奥側、つまり鋼管の端面と反対側に鋼円板5
3が固着されている。そして、この鋼円板53と鋼管5
1の内面との間が開口しており、ここから鋼管51内に
PC鋼棒54が差し入れられている。このPC鋼棒54
は、図1に示す接合構造と同様に、鋼管内に固定された
鋼板材(図示しない)に係止され、鋼板材より端部側に
膨張性モルタルが充填される。
【0040】上記リブ52及び鋼円板53は、拘束部材
として機能するものであり、膨張性モルタルの硬化時
に、その膨張を拘束して鋼管51とモルタル及びPC鋼
棒54とモルタルとを強固に一体化する。PC鋼棒54
の鋼管から突き出した部分は、図2に示す接合構造と同
様にコンクリート部材内に埋め込まれる。このような接
合構造でも、PC鋼棒はモルタルとの付着力によって引
張力を伝達するものとなっており、応力が集中すること
が少なく、耐疲労性に優れた接合構造となる。
【0041】図5(b)に示す構造は、図5(a)に示
す接合構造と拘束部材の形態が異なるもので、鋼管61
の端面に端プレート63が溶接接合され、鋼管内にリブ
62を設けて端プレート63を補強する構造となってい
る。この端プレート63の中心には円孔が設けられ、P
C鋼棒64はこの円孔に挿通され、鋼管内に差し入れら
れている。
【0042】図5(c)に示す構造は、図5(b)に示
す構造とほぼ同じものであるが、PC鋼棒74を挿通す
る孔が端プレート73の周縁に沿って4ケ所に設けられ
ており、これらの各々にPC鋼棒74が挿通されてい
る。
【0043】図6(a)に示す構造は、拘束部材とし
て、鋼管81の端部の内側に鋼プレート82を、鋼管内
を4分割するように固定したものである。この鋼プレー
ト82には複数の開口82aが設けられており、鋼管内
に充填される膨張性モルタルとの一体性が向上するよう
になっている。
【0044】図6(b)に示す構造は、拘束部材とし
て、鋼管91の端部の内側に、複数の鋼プレート92を
平行に架け渡すように固定したものである。この鋼プレ
ート92には、表面に凸部が規則的な配列で設けられた
縦鋼板が用いられ、膨張性モルタルとより強固に一体化
するようになっている。
【0045】図6(c)に示す構造は、拘束部材とし
て、鋼管101の端部の内周面に複数のスタドジベル1
02を取り付けたものである。また、図6(d)に示す
構造は、拘束部材として、格子状に組み合わせた鉄筋1
12を端部に取り付けたものである。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本願に係る鋼管部
材とコンクリート部材との接合構造では、鋼管部材から
コンクリート部材へ引張力を伝達する棒状鋼材が、鋼管
部材との間に介在する充填材によって鋼管部材と一体化
される。このため、充填材から棒状鋼材周面の広い範囲
に分布して作用する付着力によって力が伝達され、棒状
鋼材に応力の集中が生じることがなく、耐疲労性が向上
する。また、上記充填材として、硬化時に膨張するもの
を用いることによって、この膨張が鋼管部材及びこの鋼
管部材の端部に設けられた拘束部材によって拘束され、
硬化した充填材に圧縮応力が導入される。これにより鋼
管部材の内面と充填材及び充填材と棒状鋼材とが圧接さ
れ、強固に一体化される。一方、鋼管の端面より突出す
るリブを、鋼管内面に接合し、このリブの突出部分をコ
ンクリート部材内に埋め込むことによって、鋼管部材端
部における断面の急変を緩和することができ、耐疲労性
に優れた接合構造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態である鋼管部材とコンク
リート部材との接合構造が適用されるコンクリート・鋼
複合トラス橋の概略側面図及び断面図である。
【図2】図1に示すコンクリート・鋼複合トラス橋にお
ける斜材と上床版との接合構造であって、本願発明の一
実施形態である鋼管部材とコンクリート部材との接合構
造を示す断面図である。
【図3】図2の接合構造に作用する力を示す説明図であ
る。
【図4】図2に示す接合構造の施工方法の一部を示す概
略図である。
【図5】請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に
記載の発明の他の実施形態を示すもので、コンクリート
部材と接合される鋼管の端部の構造及びPC鋼棒の配置
を示す断面図及び鋼管の端面図である。
【図6】請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に
記載の発明の他の実施形態を示すもので、コンクリート
部材と接合される鋼管の端部の構造及びPC鋼棒の配置
を示す断面図及び鋼管の端面図である。
【図7】従来から知られている鋼管部材とコンクリート
部材との接合構造の一例を示す概略断面図である。
【図8】従来から知られている鋼管部材とコンクリート
部材との接合構造の他の例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 橋脚 2 トラス 11 上床版 12 下床版 13 斜材 21、31 鋼管 22、32 リブ 23、33 PC鋼棒 24、34 鋼板材 25、35 膨張性モルタル 26 コンクリート 27 円形板 28、29、38 ナット 30 アンカープレート 36 保護プレート 37 接合部補強筋 41 型枠 42 注入口 51、61、71、81、91、101、111 鋼
管 52、62、72 リブ 53 鋼円板 54、64、74、84、94、104、114 P
C鋼棒 63、73 端プレート 82、92 鋼プレート 102 スタッドジベル 112 鉄筋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 学 栃木県南河内郡河内町仁良川1726 住友建 設株式会社内 Fターム(参考) 2D059 BB33 GG01 GG55 2E125 AA04 AA44 AB13 AB15 AC07 AC08 AC16 AG28 AG32 AG41 AG48 AG49 AG60 BA32 BB08 BC09 BD01 BE01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼管部材の開口する端部から、該鋼管
    部材の内部に棒状部材の一部が差し入れられ、 この鋼管部材の端部付近の内側に、前記棒状鋼材を埋込
    み、硬化時に膨張するとともに前記棒状鋼材及び前記鋼
    管部材の内面と付着する充填材が充填され、 前記鋼管部材の端部には、端部の開口の一部をふさぎ、
    前記充填材の膨張を拘束する拘束部材が設けられ、 前記棒状鋼材の前記鋼管部材端から突き出した部分が、
    該鋼管部材と接合されるコンクリート部材内に埋め込ま
    れていることを特徴とする鋼管部材とコンクリート部材
    との接合構造。
  2. 【請求項2】 前記拘束部材は、 前記鋼管部材の内
    面に、該鋼管部材の軸線方向に沿って溶接接合された複
    数のリブと、 このリブに接合され、前記鋼管部材の軸
    線とほぼ直角に支持された板状部材とを有するものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の鋼管部材とコンク
    リート部材との接合構造
  3. 【請求項3】 前記拘束部材は、 前記鋼管部材端部
    の内側に、架け渡すように固定された板状部材、棒状部
    材又は格子状部材であることを特徴とする請求項1に記
    載の鋼管部材とコンクリート部材との接合構造。
  4. 【請求項4】 前記拘束部材は、 前記鋼管部材端部
    の内側に固定され、中心に向かって突出する部材である
    ことを特徴とする請求項1に記載の鋼管部材とコンクリ
    ート部材との接合構造。
  5. 【請求項5】 鋼管部材の開口する端部から該鋼管部
    材の内部に棒状鋼材の一部が差し入れられ、 前記鋼管部材の端部の内面に、該鋼管部材の軸線方向に
    沿って、複数のリブが溶接接合され、 該リブが延長されて前記鋼管部材の端面より突出し、 該リブの突出した部分及び前記棒状鋼材の前記鋼管部材
    端から突き出した部分が、該鋼管部材と接合されるコン
    クリート部材内に埋め込まれ、 前記鋼管部材の端部付近の内側に、前記棒状鋼材及び前
    記リブを埋め込み、前記コンクリート部材と連続するよ
    うにコンクリート又はモルタルが充填されていることを
    特徴とする鋼管部材とコンクリート部材との接合構造。
  6. 【請求項6】 前記リブは、前記鋼管部材の内面の周
    方向に所定間隔で設けられ、鋼管部材の中央部で互いに
    接合されたものであることを特徴とする請求項5に記載
    の鋼管部材とコンクリート部材との接合構造。
  7. 【請求項7】 前記鋼管部材の端部の内側に充填され
    るコンクリート又はモルタルは、硬化時に膨張性を有す
    るものであることを特徴とする請求項5に記載の鋼管部
    材とコンクリート部材との接合構造。
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