JP2001157893A - 紫外線殺菌装置 - Google Patents

紫外線殺菌装置

Info

Publication number
JP2001157893A
JP2001157893A JP34353499A JP34353499A JP2001157893A JP 2001157893 A JP2001157893 A JP 2001157893A JP 34353499 A JP34353499 A JP 34353499A JP 34353499 A JP34353499 A JP 34353499A JP 2001157893 A JP2001157893 A JP 2001157893A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sterilizing
treated water
lamp
detection sensor
germicidal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34353499A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Kenmochi
昭次 剣持
Akinori Hatano
晶紀 波多野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP34353499A priority Critical patent/JP2001157893A/ja
Publication of JP2001157893A publication Critical patent/JP2001157893A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Water Treatments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 殺菌ランプの汚れ具合を確実に検知して洗浄
タイミングを遅らせることなく洗浄が行なえるようにす
ると共に、洗浄で使用した処理水が環境に悪影響を与え
ることがないようにする。 【解決手段】 上下に長い殺菌筒15の上部に、その殺
菌筒15より流路断面積の大きい上方開放口17から処
理水をオーバーフローさせる拡大筒部19を設ける一
方、殺菌筒15内に、少なくとも複数の殺菌ランプ23
と、殺菌ランプ23の汚れを検出する殺菌ランプ汚れ検
知センサ25と、圧縮された空気を殺菌ランプ23へ向
けて吹き出す散気ノズル27とを設ける構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、下水処理放流水
の殺菌に適する紫外線殺菌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の下水処理放流水の殺菌としては、
例えば、紫外線殺菌がある。紫外線殺菌は、下水処理放
流水が流れる流路内に紫外線ランプを配置し、紫外線ラ
ンプからの紫外線によって殺菌を行なうようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】紫外線ランプは、下水
処理放流水内に沈んでいる所からランプ表面が汚れる。
【0004】ランプ表面の汚れは効率の低下を招くた
め、定期的にランプ汚れを取除く作業を行なう。
【0005】この作業は、ランプを分解取出し後、手作
業で洗浄を行なうために殺菌ランプの維持・管理が大変
に面倒であった。この面倒な洗浄作業を解消する手段と
して、自動で殺菌ランプの汚れを取除く装置が公知とな
っているが、洗剤に50%リン酸液を使用する所から、
環境問題に悪影響を及ぼす。また、殺菌ランプの汚れ具
合及び寿命を確実に把握するのが難しかった。
【0006】そこで、この発明は、殺菌ランプの汚れ具
合を確実に検知して洗浄タイミングを遅らせることなく
洗浄が行なえるようにすると共に、環境にも悪影響を与
えることのない紫外線殺菌装置を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明の請求項1によれば、処理水が送りこまれ
る殺菌筒と、殺菌筒の上部に設けられ、処理水をオーバ
ーフローさせる拡大筒部と、殺菌筒内に設けられ、処理
水を殺菌する少なくとも複数の紫外線殺菌ランプと、殺
菌ランプの汚れを検出する殺菌ランプ汚れ検知センサ
と、検知センサの結果に基づいて、殺菌ランプに圧縮空
気を吹き出す散気ノズルとを有する。
【0008】これにより、殺菌ランプの汚れ具合は殺菌
ランプ汚れ検出センサによって的確に検知される。一
方、ランプの汚れが確認されると洗浄液を殺菌筒内に送
り込むと共に、散気ノズルから圧縮空気を殺菌ランプへ
向けて噴射し、ランプ表面の洗浄を行なう。洗浄後の洗
浄液は、流路断面積の大きな拡大筒部において、流れが
整えられて均等な流れが得られると共に、上方開放口か
らほぼ均等にオーバーフローさせることができる。
【0009】また、この発明の請求項2によれば、複数
の殺菌ランプを、殺菌ランプの汚れ検知センサから等距
離の位置に配置する。
【0010】これにより、ランプ表面が汚れてくると、
例えば、照射強度が低下するため、その照射強度を殺菌
ランプ汚れ検知センサが検知することで、各殺菌ランプ
の汚れ具合を知ることができる。しかも等距離にあるた
め、それぞれの汚れ具合が正確にわかる。また、ランプ
表面の汚れを取除いた後でも、照射強度が低下している
ようならば、寿命として判断し、新しいものと交換す
る。
【0011】また、この発明の請求項3によれば、拡大
筒部の上方開放口からオーバーフローした洗浄液を濃縮
する濃縮機と、濃縮機で濃縮した濃縮液を焼却する焼却
炉とを備える。
【0012】これにより、拡大筒部の上方開放口からオ
ーバーフローした洗浄液は濃縮機によって濃縮され、そ
の濃縮液は焼却炉によって焼却される。この結果、環境
に悪影響を与えることはない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図3の図面を参照
しながらこの発明の実施の形態について具体的に説明す
る。
【0014】図1において1は汚泥貯留部,3は紫外線
殺菌装置,5は濃縮機,7は焼却炉をそれぞれ示してい
る。
【0015】汚泥貯留部1は、処理水供給管9からフロ
ート弁11により処理水が常に一定量送り込まれると共
に、汚泥貯留部1に送り込まれた処理水は処理水ポンプ
13によって紫外線殺菌装置3により送り込まれるよう
になっている。
【0016】紫外線殺菌装置3は、上下に長い殺菌筒1
5の上部に、その殺菌筒15より流路断面積の大きい上
方開放口17を備えた拡大筒部19が設けられている。
殺菌筒15の底部は前記処理水ポンプ13及び流量制御
弁14を介して汚泥貯留部1と接続連通し、底部側から
処理水が送り込まれるようになっている。
【0017】殺菌筒15内には、複数の殺菌ランプ23
と殺菌ランプ汚れ検知センサ25と散気ノズル27と処
理水の透過度をみる透過度計29とを有する一方、洗剤
注入ポンプ31及び注入弁32を介して洗剤タンク33
が接続している。また、殺菌筒15の内部には洗浄ビー
ス37が一定量充填され、通常は自重により底部に沈ん
でいる。
【0018】散気ノズル27は減圧弁39及び開閉弁4
1を介して空気圧縮機43と接続連通し、洗浄運転時に
おいて、圧縮空気を殺菌ランプ23へ向けて吹き出すよ
うになっている。
【0019】殺菌ランプ23は紫外線によって殺菌を行
なうもので、この実施形態では上下方向に3本配置され
ている。いずれの殺菌ランプ23も殺菌ランプ汚れ検知
センサ25から等距離aの位置に配置され、各殺菌ラン
プ23の正確な検知が可能となっている。
【0020】殺菌ランプ汚れ検知センサ25は、殺菌ラ
ンプ23の表面の汚れによる照射強度を検知し、後述す
る流路切換弁45を切換え制御する。
【0021】透過度計29は、処理水の透過度を検知
し、透過度が70%以下の時、循環路側へ、以上の時放
流側へそれぞれ前記流路切換弁45を作動制御する。
【0022】殺菌筒15の上部に設けられた拡大筒部1
9は、矩形に形成されていて、前後左右の上方開放口1
7からの処理水は、オーバーフロー水受け47にほぼ均
等にオーバーフローする形状となっている。
【0023】オーバーフロー水受け47の底部は一方へ
向けて下降傾斜し、その下降底部49は流路切換弁45
を介して放流側となる排水路51及び循環路側となる循
環流路53とそれぞれ連通している。循環流路53は汚
泥貯留部1と、排水路51は外の排水路とそれぞれ連通
し、流路切換弁45を切換えることで、排水路51側
へ、あるいは、循環流路53側への切換えが可能となっ
ている。
【0024】殺菌筒15の底部は、ドレンタンク55を
介して濃縮機57と連通している。ドレンタンク55
は、開閉弁59の開により殺菌筒15内の処理水が入口
63から送り込まれると共に、処理水を焼却する時に
は、消泡剤タンク61から消泡剤が送り込まれるように
なっている。
【0025】濃縮機57は、内部に上下に長い伝熱胴
(図示していない)を有し、取入口64から加熱蒸気が
送り込まれ、送り込まれた加熱蒸気は取出口65から図
外のボイラーへ戻る循環を繰返すことで、伝熱胴に高温
の熱が与えられるようになっている。伝熱胴の内部に
は、モータMによって回転動力が与えられる主軸と、そ
の主軸に取付けられたブレード(いずれも図示していな
い)が設けられ、回転するブレードによって、伝熱胴に
処理水が振り出された時に、水分が蒸発し、下部の取出
部67から粉体として取出す機能と、洗浄液を濃縮液と
して取出部67から取出すようになっていて、取出部6
7の濃縮液はポンプ69によってエマルジョン燃焼の燃
焼炉71内へ送り込まれる。燃焼炉71は、送り込まれ
た濃縮液を燃焼処理する。
【0026】一方、濃縮機57は、凝縮器73を介して
真空ポンプ75と接続し、処理水に洗剤が送り込まれた
状態の洗浄水が濃縮機57内において真空ポンプ75に
よる減圧時に水分が除去されることで、濃縮液となる。
この作動時に発生する水分は凝縮器73により凝縮処理
されるようになっている。
【0027】次に、動作について説明する。
【0028】(殺菌モード)透過度計29により透過度
が70%以上の時、処理水ポンプ13と流量制御弁14
を制御し、定格流量の50%で運転を行なう。80%以
上の時、定格流量の70%で運転を行なう。90%以上
の時、定格流量の100%で運転を行なう。
【0029】(洗浄モード)殺菌ランプ23の汚れによ
る紫外線照射強度を殺菌ランプ汚れ検出センサ25で検
知し透過度計29の測定値により補償し、定格値以下に
なったらば、洗浄開始信号を出力する。この場合、各殺
菌ランプ23の正確な汚れ具合がわかると共に、流路切
換弁45は循環流路53側へ切換える。
【0030】次に殺菌筒15内に一定量の洗剤を注入す
る。
【0031】洗剤注入が終ったならば、処理水ポンプ1
3及び流量制御弁14を用いて循環流路を定格の数倍に
あげ、重力沈降している洗浄ビーズ37を殺菌ランプ2
3上まで舞いあげる。
【0032】同時に、空気圧縮機43を起動し、洗浄ビ
ーズ37を水流とバブリングで激しく殺菌ランプ23の
面にあて汚れを洗い落とす。
【0033】この時、激しく踊る洗浄ビーズ37は拡大
筒部19において、減速され流れが整えられるため、上
方開放口17からオーバーフローすることがなくなると
共に、洗浄水は均等にオーバーフローするようになる。
【0034】一定時間経過後 開閉弁59を開き、一定の水位まで洗浄水を抜く。
【0035】次に、開閉弁59を閉じ、再び殺菌筒15
内に処理水を満たし、中和作業を行なう。
【0036】一定時間経過後 中和作業で使用した中和水を抜く。
【0037】中和水が抜けたならば、再び殺菌筒15内
に処理水を満たす。
【0038】これで殺菌ランプ23の表面の洗浄は終了
する。
【0039】(復旧)殺菌ランプ23を点灯し、照射強
度回復を確認後、流路切換弁45を放流側となる排水路
5に切替えて復旧する。
【0040】この場合、洗浄後も、規定の照射強度に達
しない場合には寿命として判断し、新しい殺菌ランプ2
3と交換する。
【0041】(焼却モード)まず、ドレンタンク55
に、消泡剤タンク61から一定量の消泡剤を注入する。
【0042】次に、真空ポンプ75で濃縮機57内を減
圧に保持し消泡剤含入の洗浄水を吸引する。
【0043】この時の濃縮液は濃縮液取出部67に集ま
りポンプ69で焼却炉71に送る。焼却炉71で濃縮液
を炎の中に噴霧状にして焼却する。
【0044】これにより、環境に悪影響を与えることは
ない。
【0045】
【発明の効果】以上、説明したようにこの発明によれ
ば、複数の殺菌ランプの汚れ具合を、正確に検知するこ
とができる。また、拡大筒部によって乱れた流れを整え
ることができると共に、均等な流速が得られる。しか
も、オーバーフローするオーバーフロー水の管理が容易
となる。
【0046】また、濃縮液は焼却処理するため、環境に
悪影響を与えることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる紫外線殺菌装置を含む全体の
概要説明図。
【図2】紫外線殺菌装置の概要側面図。
【図3】図2を上からみた概要平面図。
【符号の説明】
15 殺菌筒 17 上方開放口 19 拡大筒部 23 殺菌ランプ 25 殺菌ランプ汚れ検知センサ 27 散気ノズル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理水が送りこまれる殺菌筒と、殺菌筒
    の上部に設けられ、処理水をオーバーフローさせる拡大
    筒部と、殺菌筒内に設けられ、処理水を殺菌する少なく
    とも複数の紫外線殺菌ランプと、殺菌ランプの汚れを検
    出する殺菌ランプ汚れ検知センサと、検知センサの結果
    に基づいて、殺菌ランプに圧縮空気を吹き出す散気ノズ
    ルと、を有することを特徴とする紫外線殺菌装置。
  2. 【請求項2】 複数の殺菌ランプは、殺菌ランプの汚れ
    検知センサから等距離の位置に配置されていることを特
    徴とする請求項1記載の紫外線殺菌装置。
  3. 【請求項3】 拡大筒部の上方開放口からオーバーフロ
    ーした洗浄液を濃縮する濃縮機と、濃縮機で濃縮した濃
    縮液を焼却する焼却炉とを備えていることを特徴とする
    請求項1記載の紫外線殺菌装置。
JP34353499A 1999-12-02 1999-12-02 紫外線殺菌装置 Pending JP2001157893A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34353499A JP2001157893A (ja) 1999-12-02 1999-12-02 紫外線殺菌装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34353499A JP2001157893A (ja) 1999-12-02 1999-12-02 紫外線殺菌装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001157893A true JP2001157893A (ja) 2001-06-12

Family

ID=18362271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34353499A Pending JP2001157893A (ja) 1999-12-02 1999-12-02 紫外線殺菌装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001157893A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200006074A (ko) * 2017-04-28 2020-01-17 에프센 엔지니어링 에이/에스 물체를 조사하기 위한 시스템 및 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200006074A (ko) * 2017-04-28 2020-01-17 에프센 엔지니어링 에이/에스 물체를 조사하기 위한 시스템 및 방법
KR102660916B1 (ko) 2017-04-28 2024-04-25 에프센 엔지니어링 에이/에스 물체를 조사하기 위한 시스템 및 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102458208B (zh) 具有臭氧产生器和臭氧排除装置的家用电器及其相关方法
JP2003305348A (ja) オゾン水生成システム及びその制御方法
WO2007074733A1 (ja) 空気調和装置
KR101796894B1 (ko) 다단 세정식 탈취장치
CN102872663B (zh) 一种空气水洗装置和基于该装置的空气水洗方法
CN207476912U (zh) 一种蔬果及肉类食品消毒净化机
JPH08281039A (ja) 空気清浄機
WO2017104136A1 (ja) 空気浄化装置
JP2001157893A (ja) 紫外線殺菌装置
KR20100087465A (ko) 공기조화기의 세척 장치 및 그 제어 방법
JP2005013788A (ja) 空気清浄機および処理液pH値制御方法
CN210374717U (zh) 一种化工节能用热量回收设备
KR200179033Y1 (ko) 세정기능을 갖는 폐수 증발 농축 장치
JP2000271030A (ja) 浴槽残り湯の再利用装置
JP2012120717A (ja) 手指洗浄乾燥装置
KR950004074Y1 (ko) 공기 청정장치
JP4841763B2 (ja) 排水方法
JP2001153393A (ja) 空気調和機
JP3890435B2 (ja) 空気清浄化装置
KR101044120B1 (ko) 초음파 진동을 이용한 액체무화증발기
KR970007651B1 (ko) 공기청정기의 급/배수장치
KR20180054195A (ko) 물을 이용한 에어 케어 장치 및 그 방법
KR0129849Y1 (ko) 가습발생장치가 설치된 정수기
JP2003028460A (ja) 水 槽
JPH06185758A (ja) 気体の除塵・除菌装置