JP2001157194A - インターホン装置 - Google Patents

インターホン装置

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JP2001157194A
JP2001157194A JP33300999A JP33300999A JP2001157194A JP 2001157194 A JP2001157194 A JP 2001157194A JP 33300999 A JP33300999 A JP 33300999A JP 33300999 A JP33300999 A JP 33300999A JP 2001157194 A JP2001157194 A JP 2001157194A
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JP
Japan
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monitor display
display unit
unit
monitor
angle
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Pending
Application number
JP33300999A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Araki
義久 荒木
Hirofumi Sugiyama
浩文 杉山
Tomoyoshi Nakaigawa
知由 中井川
Hiroyuki Kawana
啓之 川名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP33300999A priority Critical patent/JP2001157194A/ja
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  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 親機の構造を厚くしないでモニタ表示部の最
適視野角度の範囲を広げ、且つ使用者の高さを自動的に
判断して視野角度を調整したり、使用を終了したとき自
動的にモニタ表示部がインターホン装置に収納されるよ
うにする。 【解決手段】 モニタ軸24をモニタ表示部23の中央
部位置より偏らせた位置に設けた。これによって、収納
深さL2を従来の収納深さL1と同じにしても、モニタ
表示部23の傾斜角θ2を従来の傾斜角θ1よりも大き
くすることが出来る。よって、親機21を厚くしなくて
も、広い視野角範囲に調整することが出来る。また、使
用者の高さや音声やなどを検知して、使用者に最適な傾
斜角にモニタ表示部を自動調整することが出来る。さら
に、指で触れるだけで角度調整したり、最適位置でロッ
クすることも出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像伝送機能付き
インターホン装置、特に、モニタ表示画面の角度調整が
可能なインターホン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、音声と共に映像も伝送できる
映像伝送機能付きインターホン装置が好んで用いられて
いる。図6は従来の映像伝送機能付きインターホン装置
の外観斜視図であり、親機61と子機62とを備えてお
り、子機62のカメラ(図示せず)に映った訪問者64
が親機61のモニタ表示部63に訪問者映像65として
映像されるようになっている。インターホン装置の使用
者は、ハンドセット66によって音声を聞きながら、モ
ニタ表示部63の画面を見て玄関先の訪問者64と応対
することができる。
【0003】このような映像伝送機能付インターホン装
置においては、通常、モニタ表示部63は液晶画面にな
っているので、見る人の視野角により画面の見やすさが
変わってくる。そこで、自分に適した視野角に調整でき
る映像伝送機能付インターホン装置が、種々報告されて
いる。例えば、特開平7−222140号公報には、コ
ントラスト調整スイッチと連動する視野角選択スイッチ
を設けて、このスイッチを操作することによって、表示
画面を自分の見やすい視野角にして、映像を映し出すこ
とのできる技術が報告されている。さらに、実開昭62
−21689号公報には、画像表示部を回動できる駆動
機構を設けて、使用者の目の高さに応じて視野角を調整
できるインターホン装置が報告されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の映像伝送機能付きインターホン装置は、モ
ニタ画面の視野角度を広くするためにモニタ表示部の回
転角度を広く取ると、親機の筐体構造が厚くなり、すな
わち親機の断面高さが高くなって、壁などへの取りつけ
勝手が悪くなる。また、親機を薄くしようとすると、モ
ニタ表示部の回転角度が狭くなって、広い視野範囲で最
適画像を映し出すことができなくなる。すなわち、従来
の映像伝送機能付きインターホン装置は、このようなト
レイドオフの関係を解消することができないので、親機
を厚い構造にして視野角の範囲を広くするか、薄い構造
にして視野角の範囲を狭くするかの何れかの犠牲を強い
られている。
【0005】さらに、従来の映像伝送機能付きインター
ホン装置は、使用者の目の高さを判断して自動的にモニ
タ表示部の角度調整をしたり、モニタ監視の使用を終了
したときには、自動的にモニタ表示部の飛び出し部分を
収納したりするような、使い勝手のよさは備えられてい
ない。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、親機の構造を厚くすること
なく、モニタ表示部の最適視野角度の範囲を大きくする
ことができ、且つ使用者の高さを自動的に判断して視野
角度を調整したり、使用を終了したとき自動的にモニタ
表示部がインターホン装置に収納されるようにすること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のインターホン装置は、モニタ表示部を有
する親機と子機とを備えて、両者間で音声及び映像を伝
送することのできる映像伝送機能付きのインターホン装
置であって、モニタ表示部が、映像の視野角となる傾斜
角を可変すべく回転軸を介して親機に設けられ、回転軸
は、モニタ表示部の中央部位置より、偏らせた位置にモ
ニタ表示部の回転中心がくるように設置されていること
を特徴とする。
【0008】すなわち、モニタ表示部の回転駆動軸をモ
ニタ表示部の中央部位置から何れかの側へ偏心させて設
ければ、モニタ表示部の収納深さを深くしなくても、モ
ニタ表示部の傾斜角(すなわち、視野角)を広くするこ
とができる。これによって、親機の断面厚さを厚くしな
くても、視野角度の範囲を広くすることができ、背の高
い大人から子供までに対応して見やすい視野角に可変す
ることができる。また、回転駆動軸をモニタ表示部の端
部にすれば、収納深さを厚くしなくても90度の範囲ま
で視野角を変えることができるので、机の上に置いた状
態でもモニタ表示部を見やすい角度にすることができ
る。
【0009】しかし、上述のようにモニタ表示部の傾斜
角範囲を広くしても、いちいち手によって見やすい位置
を調整していたのでは使い勝手がよくない。
【0010】そこで、本発明は、さらに、親機に設けら
れているテンキー部から数値情報を入力すると、入力さ
れた数値に対応して、モニタ表示部の傾斜角が制御され
ることを特徴とする。これによって、例えば、大人は
「1」、非使用時は「2」、子供は「3」などの数値を
入力すると、モニタ表示部は、入力された数値に対応す
る傾斜角に自動的に制御される。もちろん、傾斜角に対
応する数値を予め登録しておく必要はある。
【0011】また、本発明は、親機の取り付け方向の少
なくとも上部位置と下部位置に、人体の高さを検知する
高さ検知手段を設け、この高さ検知手段が検知した情報
に基づいて、モニタ表示部の視野角が制御されることを
特徴とする。すなわち、大人が親機の前に立ったとき
は、上下の高さ検知手段が反応し、子供が立ったときは
下部の高さ検知手段のみが反応し、非使用時には何れの
検知手段も反応しない。これらの各々の検知情報をデー
タ化して、それぞれに対応してモニタ表示部の傾斜角を
自動的に制御することもできる。
【0012】また、本発明は、親機と子機との間で音声
の送受信を行うためのハンドセットを用いて、ハンドセ
ットのマイクが受信した音声情報に基づいて、モニタ表
示部の傾斜角が制御されることを特徴とする。この場合
も、予め、マイクが受信した音声とそれに対応する傾斜
角を登録しておく。そして、例えば、大人が発声したと
きは、その音声が認識されて、モニタ表示部が、大人に
最適な視野角となる傾斜角に自動的に制御される。
【0013】また、本発明は、親機には人体の接触を検
知する接触検知手段が設けられ、子機からの映像情報が
モニタ表示部に入力されたとき、モニタ表示部は可動可
能な状態となり、接触検知手段が人体の接触を検知して
いる間は、モニタ表示部は傾斜角を可変することを特徴
とする。すなわち、モニタ装置の使用状態において、モ
ニタ表示部に映像が映ったら、見やすい側に、モニタ表
示部の表面を指で触れる。すると、触れている間中はモ
ニタ表示部の傾斜角が変化するので、最も見やすい傾斜
角になったら指を離せばよい。
【0014】また、本発明は、インターホン装置の使用
を終了したときには、モニタ表示部は、親機のフェース
面と平行位置になり、親機の所定の位置に収納されるこ
とを特徴とする。これによって、使用しているときはモ
ニタ表示部がそれぞれの使用者にとって最も見やすい傾
斜角になって飛び出しているが、使用していないときは
インターホン装置の親機と平行は平面となって収納され
るので納まりがよい。
【0015】また、本発明は、接触検知手段は、他の情
報に基づいてモニタ表示部の傾斜角を制御しているとき
は、機能を停止していることを特徴とする。すなわち、
高さ検知手段や音声情報に基づいてモニタ表示部の傾斜
角が制御されているときに、指で触れて傾斜角が変わっ
てしまうと、最適な視野角が得られないばかりではな
く、傾斜角の制御系が乱れてしまうので、他の情報に基
づいてモニタ表示部の傾斜角を制御しているときは、指
で触れてもモニタ表示部が動かないようにロックしてお
くことが望ましい。
【0016】あるいは、接触検知手段の情報に基づいて
モニタ表示部の傾斜角を制御する機能と、他の情報に基
づいて前記モニタ表示部の傾斜角を制御する機能は、何
れかだけが動作するように、任意に選択できるようにし
てもよい。また、親機に、モニタ表示装置の傾斜角の調
整機能をロック及び解除することのできるロックスイッ
チを設けてもよい。これによって、不必要なときにモニ
タ表示部の傾斜角が動くことを防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明にお
けるインターホン装置の実施の形態について詳細に説明
する。図1は、本発明の映像伝送機能付きインターホン
装置の外観斜視図である。このインターホン装置は、室
内の壁などに設置された親機1と、玄関などに設置され
た子機2とが接続されてインターホンシステムを構成し
ている。
【0018】親機1は、子機2のカメラ(図示せず)が
撮影した訪問者4を、訪問者映像5として映し出すモニ
タ表示部3と、子機2との間で音声の送受信を行うハン
ドセット6と、数字などで情報を入力するテンキー部7
と、利用者の高さを検知するための下部高さ検知センサ
8及び上部高さ検知センサ9とを備えている。
【0019】モニタ表示部3は、液晶表示される訪問者
映像5(すなわち、モニタ画面)を見やすい視野角度に
変更できるように、図の上下方向に自在に回転できるよ
うに構成されている。モニタ表示部3の視野角度は、テ
ンキー部7による入力や、ハンドセット6による音声
や、下部高さ検知センサ8及び上部高さ検知センサ9な
どの信号によって調整することができるが、これらの動
作の詳細は後述する。
【0020】図1において、インターホン装置の親機1
は、子機2の図示しないカメラが撮影した訪問者4の映
像情報を音声と共に受信し、映像情報は、モニタ表示部
3に訪問者映像5として液晶表示される。しかし、液晶
表示機は、液晶表示の性能から、正面から見ないと映像
が薄れたりして、コントラストが不明瞭な映像になった
りする。そのため、最も映像を見やすい状態にするため
に、モニタ表示部3の傾斜角(すなわち使用者の視野
角)を変えている。例えば、親機1を大人が使用すると
きと子供が使用するときとでは、それぞれの目の位置が
異なるので、モニタ表示部3の傾斜角を変えて使用す
る。
【0021】次に、図2を用いて、本発明における一の
実施の形態による親機を従来の親機と比較しつつ、説明
する。
【0022】すなわち、図2は、モニタ表示部の傾斜角
を変えたときの親機の一部を断面した側面図であり、
(a)は従来技術による親機の側面図、(b)は本発明
による親機の側面図である。すなわち、従来は、同図
(a)のように、親機11のモニタ収納部12に収めら
れたモニタ表示部13が、モニタ表示部13の長手方向
の中央部に位置するモニタ軸14によって自在に回転し
て、モニタ正面A1の傾斜角θ1を任意に変えられるよ
うに構成されている。これによって、使用者の目の位置
が変わっても、常に、モニタ正面A1からモニタ表示部
13が見えるように傾斜角θ1が調整できるようになっ
ている。
【0023】ところが、傾斜角θ1は、モニタ収納部1
2の収納深さL1に規制されてしまう。すなわち、収納
深さL1を大きくすれば傾斜角θ1を大きくすることが
できるが、その分、親機11の断面厚さが厚くなってし
まい、壁などに取りつけたときに出っ張りすぎて使い勝
手が悪くなる。大人と子供とに対応できるようにするた
めには、出来るだけ傾斜角θ1を大きくして、モニタ表
示部13を大きく回転できるようにしたいが、従来のモ
ニタ装置ではこのようなトレイドオフの関係が生じてし
まう。
【0024】そこで、本発明における一の実施の形態で
は、図2(b)のように、モニタ軸24を、モニタ表示
部23の長手方向の中央部位置より一方の側に偏らせて
(図では下部方向に偏らせて)設置する。これによっ
て、モニタ表示部3の回転中心がその中央位置より偏ら
せることになって親機21のモニタ収納部22の収納深
さL2が、同図(a)の収納深さL1と同じであって
も、モニタ正面A2と親機21の平面の直角軸とがなす
傾斜角θ2は、同図(a)の場合の傾斜角θ1より大き
くすることが出来る。すなわち、モニタ収納部22を深
くすることなく(したがって、親機21を厚くすること
なく)、モニタ表示部23の視野角を大きく変化させる
ことができ、背の高い大人と、子供とに充分対応するこ
とができる。
【0025】また、モニタ軸24の位置を変えれば傾斜
角θ2の大きさをさらに変えることができ、モニタ軸2
4をモニタ表示部23の下部の端部に設置すれば、傾斜
角θ2は、親機21の平面の垂直軸に対して90度の範
囲で変化させることができる。すなわち、親機21を机
などにおいてモニタ表示部23を見ても、液晶のモニタ
画面を見やすい位置に調整することができる。尚、図2
(b)では、モニタ軸24をモニタ表示部23の下方に
移動した場合について表しているが、これに限らず、モ
ニタ軸24をモニタ表示部23の中央部より上方に移動
してもよい。この場合は、モニタ表示部23は、図と反
対方向の上向きに傾斜する。
【0026】図1において、インターホンの親機1を壁
に取り付けるときに、大人がハンドセット6を最も取り
やすい位置は、胸の位置より少し高いところである。し
かし、この位置では、特に背の低い子供や年寄りにとっ
ては、モニタ表示部3が目線よりはるかに高くなるた
め、モニタ表示部3の調整角を相当下方に向けないと、
訪問者映像5を見やすくすることができない。
【0027】このような場合、図2(b)のように、モ
ニタ表示部23の回転軸であるモニタ軸24を、中央部
よりさらに下方に偏心させると、親機21のモニタ収納
部22の収納深さL2を大きくしなくても(すなわち、
図2(a)の従来技術の収納深さL1と同じであって
も)、傾斜角θ2をより大きくすることが出来る。した
がって、親機21の断面を厚くすることなく、背の高い
大人から背の低い子供までに対応して、モニタ表示部2
3を見やすい角度に調節することができる。
【0028】また、図2(b)の本発明におけるモニタ
正面A2の傾斜角θ2を、図2(a)の従来技術におけ
るモニタ正面A1の傾斜角θ1と同じにする場合には、
本発明の収納深さL2を従来の収納深さL1より小さく
してもよい。すなわち、モニタ表示部の傾斜角を従来技
術と同じにする場合は、本発明による親機の断面厚さ
を、従来技術よりさらに薄くすることができる。
【0029】また、図1における本発明の映像伝送機能
付きインターホン装置において、モニタ表示部3の角度
を最適位置に調整するのに、使用する人毎に調整してい
たのでは、インターホン装置の使用に際して余計な操作
が必要になったり、子供や老人には扱いにくいなどの不
具合が生じる。本発明では、インターホン装置の使用者
に対応して、自動的にモニタ表示部3の角度が調整でき
るようになっている。
【0030】すなわち、図1のテンキー部7より数値を
入力したり、下部高さ検知センサ8及び上部高さ検知セ
ンサ9から信号を受信したり、ハンドセット6が音声の
種類を検知したりすると、制御回路によってモニタ表示
部3の傾斜角が最適位置に自動的に調整されるようにな
っている。
【0031】図3は、高さ検知センサの検知状態を示す
模式図であり、(a)は大人を検知した場合、(b)は
子供を検知した場合を示す。すなわち、図3(a)に示
すように、大人32を検知した場合は、親機31の下部
高さ検知センサ34と上部高さ検知センサ35の両方が
反応して2つの検知信号を送信する。また、図3(b)
に示すように、子供33を検知した場合は、親機31の
下部高さ検知センサ34のみが反応して1つの検知信号
を送信する。
【0032】図5は、本発明の映像伝送機能付きインタ
ーホン装置におけるモニタ表示部の傾斜角制御システム
を示すブロック図である。この傾斜角制御システムは、
傾斜角を制御する制御回路と、制御回路によって制御さ
れる制御機構とによって構成されている。
【0033】制御機構は、親機36に載置されており、
モニタ表示部37と、モニタ軸38と、テンキー部39
と、下部高さ検知センサ40と、上部高さ検知センサ4
1と、タッチセンサ42と、モータ43と、ハンドセッ
ト44と、マイク45と、フック46とを備えている。
また、制御回路は、検知部47と、CPU48と、A/
D変換部49と、映像増幅部50と、メモリ51と、音
声認識部52と、音声増幅部53と、モータ駆動部54
と、タッチセンサインターフェイス(I/F)55と、
テンキーインターフェイス(I/F)56と、フックイ
ンターフェイス(I/F)57とによって構成されてい
る。さらに、子機58に設置されたカメラ59からの信
号が入力されるように構成されている。
【0034】先ず、図5を用いて、テンキー部39より
数値を入力した場合に、モニタ表示部37の傾斜角が所
望の角度に自動調整される制御について説明する。予
め、テンキー部39によって、キーナンバーに対応する
モニタ表示部37の傾斜角度を登録しておく。これによ
って、メモリ51には、キーナンバーとモニタ表示部3
7の傾斜角度との対応関係がテーブルにして記録され
る。
【0035】そして、子機58のカメラ59に訪問者
(図示せず)が撮影されて、親機36のモニタ表示部3
7に訪問者の映像が映し出され、使用者が、例えば、テ
ンキー部39よりキーナンバー「3」を押すと、このキ
ー情報がテンキーI/F56よりCPU48に送信され
る。すると、CPU48は、メモリ51のテーブルを参
照して、キーナンバー[3]に対応する角度信号をモー
タ駆動部54に送信してモータ43を駆動し、モニタ軸
38を回転させる。モータ43の回転軸とモニタ軸38
は、例えば、ラックとピニオンのような機構になってい
るので、モータ43の回転によってモニタ軸38が回転
駆動すると、モニタ表示部37を傾斜させることができ
る。
【0036】このとき、テンキー部39より「3」が入
力されたので、それに対応する角度だけモニタ表示部3
7が傾斜する。例えば、大人は「1」、非使用時は
「2」、子供、老人は「3」に対応する傾斜角を予め登
録しておき、それぞれの使用者が対応する数値のキーナ
ンバーを入力すれば、モニタ表示部37を、それぞれの
使用者及び使用状態に最適な傾斜角に自動調整すること
ができる。
【0037】図4は、使用者及び使用状態に対応したキ
ーナンバーによるモニタ表示部の傾斜角の状態図であ
る。すなわち、図4の(A)のように、大人が親機を使
用するときにキーナンバー「1」を押せば、モニタ傾斜
角は上向きになり、非使用時にキーナンバー「2」を押
せば親機のフェース面と平行になって、親機に収納可能
な状態になり、子供が使用するときにキーナンバー
「3」を押せばモニタ傾斜角は下向きになるように、予
め設定しておき、それぞれの状態によって所望のキーナ
ンバーを操作することで、モニタ表示部を最適位置にす
ることができる。
【0038】次に、高さ検知センサによってモニタ表示
部の傾斜角を自動調整する制御について説明する。図3
において、大人32が親機31に接近すると下部高さ検
知センサ34と上部高さ検知センサ35が反応し、子供
33が接近すると下部高さ検知センサ34だけが反応す
ることを説明した。このような高さ検知信号を用いて、
図5における制御のシステムを説明する。
【0039】この場合も、前述のキーナンバーの場合と
同じように、予め、高さ検知センサの信号の種類と、モ
ニタ表示部の傾斜角の対応関係を登録しておく。これに
よって、メモリ51にはこの対応関係が記録され、CP
U48は、メモリ51の対応テーブルを参照して、それ
ぞれの信号を送信することができるようになっている。
【0040】先ず、子機58に来訪者(図示せず)が来
てカメラ59に撮影されると親機36のモニタ表示部3
7に来訪者の映像が映し出される。そして親機36の前
に、例えば、大人がに近づくと、下部高さ検知センサ4
0と上部高さ検知センサ41が反応し、子供が来ると下
部高さ検知センサ40のみが反応する。
【0041】そして、高さ検知センサの反応の度合いに
応じたデータを、検知部47によって、例えば、4bi
tデータにデータ化してCPU48に送る。すなわち、
大人によって下部高さ検知センサ40と上部高さ検知セ
ンサ41が反応したときは[1000]、子供によって
下部高さ検知センサ40が反応したときは[010
0]、未使用状態で、何れの高さ検知センサも反応しな
いときは[0001]、となるようにデータ化してCP
U48に送信する。
【0042】このようにして、検知部47によって、シ
ンプルな4bitあるいは8bitのデータを生成して
CPU48に送信する。すると、CPU48は、メモリ
51に記録されている傾斜角と高さ検知センサのデータ
との対応テーブルを参照して、データに応じた角度信号
をモータ駆動部54に送信し、モータ43を駆動してモ
ニタ軸38を回転させる。これによって、モニタ表示部
37を所望の角度だけ傾斜させることができる。すなわ
ち、前述のキーナンバーの入力と同様に、図4に示すよ
うに、各検知結果から、(A)大人が使用の状態、
(B)非使用時、(C)子供が使用の状態、のそれぞれ
のモニタ傾斜角に自動調整することが出来る。
【0043】次に、インターホン装置のハンドセットに
よって音声を識別して、モニタ表示部の傾斜角を自動調
整する制御について説明する。図5において、予め、音
声の種類とモニタ表示部の傾斜角の対応関係を登録して
おく。これによって、メモリ51にはこの対応関係が記
録され、CPU48は、メモリ51の対応テーブルを参
照して所望の制御信号を送信することができるようにな
っている。
【0044】先ず、子機58に来訪者(図示せず)が来
て、呼出ボタン(図示せず)にて呼び出すと、対応する
人がハンドセット44を取り上げてマイク45に向かい
音声を発声する。すると、この音声は音声増幅部53で
増幅されて音声認識部52に入力されてCPU48に送
信される。すると、CPU48は、受信した音声をメモ
リ51に記憶されている音声パターンと比較して、マイ
ク45に入力された音声に対応する角度信号をモータ駆
動部54に送信する。そして、モニタ駆動部54はモー
タ43を回転してモニタ表示部37を所望の傾斜角に制
御する。
【0045】すなわち、図4に示すように、各音声信号
から、(A)大人が使用の状態、(B)非使用時、
(C)子供が使用の状態のそれぞれを認識して、モニタ
傾斜角を各状態に最適な角度に自動調整することが出来
る。
【0046】さらに、インターホン装置としての動作が
終わり、ハンドセット44を親機36の所定の位置に戻
すと、フック46が動作して、フック信号がフックI/
F57を介してCPU48に入力される。これによっ
て、CPU48はモータ駆動部54に対して、モニタ表
示部37の傾斜角が親機36のフェース面と平行になる
ように信号を送信する。これによってモータ43が回転
し、図4の(B)に示す収納状態にモニタ表示部37を
回転させることができる。
【0047】また、本発明の映像伝送機能付きインター
ホン装置は、モニタ表示部を指でタッチするだけで傾斜
角を調整することができる。すなわち、図5において、
子機58に訪問者(図示せず)が訪れると、訪問者がカ
メラ59に撮像されて、その映像が映像増幅部50で増
幅された後、A/D変換部49でデジタル化され、映像
信号としてCPU48に入力される。すると、モニタ表
示部37に設置されているタッチセンサ42が機能を開
始する。これによって、親機36の使用者は、モニタ表
示部37を移動したい角度の方向に指をタッチすると、
タッチセンサ42からの信号がタッチセンサI/F55
よりCPU48に入力される。
【0048】このようにして、モニタ表示部37を指で
タッチしている間中、すなわち、タッチセンサ42がC
PU48に信号を送信している間中、CPU48はモー
タ駆動部54に信号を送り続けるので、モータ駆動部5
4は回転信号を出し続けてモータ43を回転させ、モニ
タ表示部37の傾斜角を移動させる。そして、利用者
は、モニタ表示部37が最も見やすい角度になったら指
を離せば、その位置でモニタ表示部37は停止する。こ
のような制御によって、利用者は、訪問者映像が最も見
やすくなるまで、モニタ表示部37を回転させたい方向
にタッチし続けていれば、モニタ表示部37を簡単に所
望の傾斜角に調整することが出来る。
【0049】尚、タッチセンサ42によるモニタ表示部
37の角度制御機能と、前述のテンキー部39による入
力や、上下高さセンサ40、41による検出信号や、ハ
ンドセット44の音声による角度制御機能とが混在する
と、操作する人が混乱する虞がある。したがって、タッ
チセンサ42が機能しているときは他の信号による機能
を停止するようにしたり、他の信号による機能が働いて
いるときは、タッチセンサ42は機能しないようにロッ
クしておく必要がある。
【0050】すなわち、タッチセンサ42からの信号を
入力するタッチセンサI/F55と、他の信号のインタ
ーフェイス(テンキーI/F56やフックI/F57な
ど)との間にOR機能を持たせて、タッチセンサ42か
ら信号を入力しているときは、他の信号はCPU48に
入力されないようにしたり、あるいは、他の信号による
傾斜角制御が行われているときはタッチセンサ42から
の信号はCPU48に入力されないようにする。これら
の選択は、親機36の所定の操作によって任意に設定で
きるようにする。
【0051】また、タッチセンサ42で制御を開始し
て、モニタ表示部37が所望の傾斜角に調整された後の
一定時間は、CPU48からモータ駆動部54に信号が
出力されないようにすれば、他の信号によってモニタ表
示部37が再移動することはないので、さらに使い勝手
がよくなる。尚、親機36の操作しやすい位置に、タッ
チセンサ42を機能させるか否かを選択するための選択
スイッチを設けてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の映像伝送
機能付きインターホン装置によれば、親機に備えられた
モニタ表示部の回転駆動軸の位置を、中心軸部分から何
れかの側へ偏心させることによって、親機に設けられた
モニタ表示部の収納スペースを薄くしても、大きな角度
でモニタ表示部を角度調整することができる。また、従
来と同じ傾斜角度でよければ、収納スペースを従来より
浅くすることができ、その分、インターホン親機を薄く
することができる。したがって、インターホン親機を壁
などに取り付けたとき、出っ張りが少なくなると共に、
モニタ表示部の傾斜角を大きく変えることができるの
で、広い範囲の使用者が最適なモニタ画像を見ることが
でき、極めて使い勝手のよいインターホン装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像伝送機能付きインターホン装置の
外観斜視図
【図2】モニタ表示部の傾斜角を変えたときの親機の一
部を断面にした側面図であり、(a)は従来技術による
親機の側面図、(b)は本発明における一実施の形態に
よる親機の側面図
【図3】高さ検知センサの検知状態を示す模式図であ
り、(a)は大人を検知した場合、(b)は子供を検知
した場合
【図4】使用者及び使用状態に対応した情報による、モ
ニタ表示部の傾斜角の状態図
【図5】本発明の映像伝送機能付きインターホン装置に
おける、モニタ表示部の傾斜角制御システムを示すブロ
ック図
【図6】従来の映像伝送機能付きインターホン装置の外
観斜視図
【符号の説明】
1、11、21、31、36 親機 2、58 子機 3、13、23、37 モニタ表示部 4 訪問者 5 訪問者映像 6、44 ハンドセット 7、39 テンキー部 8、34、40 下部高さ検知センサ 9、35、41 上部高さ検知センサー 12、22 モニタ収納部 14、24、38 モニタ軸 32 大人 33 子供 42 タッチセンサ 43 モータ 45 マイク 46 フック 47 検知部 48 CPU 49 A/D変換部 50 映像増幅部 51 メモリ 52 音声認識部 53 音声増幅部 54 モータ駆動部 55 タッチセンサインターフェイス(I/F) 56 テンキーインターフェイス(I/F) 57 フックインターフェイス(I/F) 59 カメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中井川 知由 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 川名 啓之 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5C054 FA02 FA07 HA22 5K023 AA05 HH04 HH06 PP16 5K038 CC03 DD15 DD18 DD23 FF04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モニタ表示部を有する親機と子機との間
    で、音声及び映像を伝送する映像伝送機能付きのインタ
    ーホン装置であって、前記モニタ表示部は、前記親機に
    対して映像の視野角となる傾斜角を可変すべく回転軸を
    介して前記親機に設けられており、 前記回転軸は、前記モニタ表示部の中央部位置より偏ら
    せた位置に前記モニタ表示部の回転中心がくるように設
    けたことを特徴とするインターホン装置。
  2. 【請求項2】 前記親機には、数値情報を入力するテン
    キー部が設けられ、前記テンキー部から入力した数値に
    対応して、前記モニタ表示部の傾斜角を制御するように
    構成したことを特徴とする請求項1に記載のインターホ
    ン装置。
  3. 【請求項3】 前記親機には、取り付け方向における、
    少なくとも上部位置と下部位置に、人体の高さを検知す
    る高さ検知手段が設けられ、 前記高さ検知手段が検知した情報に基づいて、前記モニ
    タ表示部の傾斜角が制御されることを特徴とする請求項
    1または2に記載のインターホン装置。
  4. 【請求項4】 前記親機には、前記子機との間で音声の
    送受信を行うハンドセットが設けられ、 前記ハンドセットのマイクが受信した音声情報に基づい
    て、前記モニタ表示部の傾斜角が制御されることを特徴
    とする請求項1に記載のインターホン装置。
  5. 【請求項5】 前記親機には、人体の接触を検知する接
    触検知手段が設けられ、前記子機からの映像情報が前記
    モニタ表示部に入力されたとき、前記モニタ表示部は可
    動可能な状態となり、 前記接触検知手段が人体の接触を検知している間は、前
    記モニタ表示部は傾斜角を可変することを特徴とする請
    求項1に記載のインターホン装置。
  6. 【請求項6】 前記インターホン装置の使用を終了した
    とき、前記モニタ表示部は、前記親機のフェース面と平
    行位置になり、前記親機の所定の位置に収納されること
    を特徴とする請求項2〜請求項5の何れかに記載のイン
    ターホン装置。
  7. 【請求項7】 前記接触検知手段は、他の情報に基づい
    て前記モニタ表示部の傾斜角を制御しているときは、制
    御機能を停止していることを特徴とする請求項5または
    請求項6に記載のインターホン装置。
  8. 【請求項8】 前記接触検知手段の情報に基づいて前記
    モニタ表示部の傾斜角を制御する機能と、他の情報に基
    づいて前記モニタ表示部の傾斜角を制御する機能は、択
    一的に、任意に選択できることを特徴とする請求項5ま
    たは請求項6に記載のインターホン装置。
  9. 【請求項9】 前記親機には、前記モニタ表示装置の傾
    斜角の調整機能をロック及び解除することのできるロッ
    クスイッチが設けられていることを特徴とする請求項2
    〜請求項8の何れかに記載のインターホン装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006325169A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Nakayo Telecommun Inc センサ機能付き内線電話機
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KR101186315B1 (ko) 2005-08-26 2012-09-27 엘지전자 주식회사 이동통신 단말기

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