JP2001156743A - 通信システム及びその受信装置 - Google Patents
通信システム及びその受信装置Info
- Publication number
- JP2001156743A JP2001156743A JP33679399A JP33679399A JP2001156743A JP 2001156743 A JP2001156743 A JP 2001156743A JP 33679399 A JP33679399 A JP 33679399A JP 33679399 A JP33679399 A JP 33679399A JP 2001156743 A JP2001156743 A JP 2001156743A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synchronization
- signal
- synchronization signal
- data
- communication system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Abstract
号を送信することによって、同期検出精度の向上及び復
調タイミングの最適化を実現できる通信システム及びそ
の受信装置を提供する。 【解決手段】各フレーム毎にフレーム同期信号が配置さ
れ、予約領域の各スロット毎にパケット同期信号が配置
され、非予約領域に送信ブロック毎にパケット同期信号
が配置される送信信号対して、受信装置は、フレーム同
期検出回路でフレーム同期信号を検出し、フレーム同期
を保持し、パケット同期検出回路によって、フレームカ
ウンタのカウント値に応じて復調タイミングを粗調整
し、各スロット毎にあるパケット同期信号を検出し、復
調タイミングを高精度に制御し、非予約領域において、
検出したパケット同期信号に応じて復調タイミングを制
御するので、復調タイミングを最適化でき、復調データ
の誤り率を低減できる。
Description
を用いた通信システム及びその受信装置、特に、同期信
号を検出し、それをもとに信号復調のタイミングを高精
度に制御可能な受信装置に関するものである。
を行う無線通信システム、例えば、ワイアレス・ホーム
ネットワークにおいて、送信側では、複数の情報データ
で構成されているフレームをデータ伝送の単位として送
信する。各フレームに、OFDM変調の単位であるシン
ボルが複数含まれている。各フレームのなかに、伝送対
象である情報データ及び制御信号の他に、受信側におい
て受信信号を復調するタイミングを制御するための同期
信号が挿入されている。受信装置では、受信されたフレ
ーム毎に設けられている同期信号に基づいて、復調タイ
ミングを制御することによって、信号復調タイミングの
最適化をはかる。
来の通信システムでは、同期信号は各情報単位、例え
ば、各フレーム毎に1種類しかなかったため、受信装置
において復調タイミングを生成する場合に、参照可能な
同期タイミングが一つしかなかった。これは受信情報単
位、或いは検出した同期信号をもとに復調する情報単位
が小さいときには有効である。しかし、復調する情報単
位が大きいとき、即ち、1種類の同期信号をもとに全受
信情報を復調する場合、送受信装置の間のクロック信号
誤差が累積することによって、各復調情報単位において
受信データの後部での復調精度が、受信データの先頭部
での復調精度より悪化し、各復調情報単位の後部におけ
る復調データの誤り率が増大するという不利益がある。
のであり、その目的は、複数種類の同期信号を用いてO
FDM変調信号を送信することによって、同期検出精度
の向上及び復調タイミングの最適化を実現できる通信シ
ステム及びその受信装置を提供することにある。
め、本発明の通信システムは、送信データの属性に応じ
て、上記送信データを少なくとも第1と第2の二つのデ
ータ領域に配置し、各データ領域において上記送信デー
タを変調して送信シンボルを形成する送信データ処理手
段、上記第1のデータ領域に第1の同期信号を挿入する
第1の同期信号生成手段と、上記第2のデータ領域を少
なくとも2つのサブ領域に分割し、各サブ領域毎に第2
の同期信号を挿入する第2の同期信号生成手段とを含む
送信装置と、受信信号から上記第1の同期信号を検出す
る第1の同期検出手段と、上記第1の同期検出手段によ
って検出された上記第1の同期信号に応じて、受信処理
における基準クロック信号を生成する基準クロック生成
手段と、上記受信信号から上記第2の同期信号を検出す
る第2の同期検出手段と、上記第2の同期検出手段によ
って検出された上記第2の同期信号に応じて、上記第2
のデータ領域における各サブ領域の復調タイミングを制
御する復調タイミング制御手段とを含む受信装置とを有
する。
属性に応じて、少なくとも第1と第2の二つのデータ領
域に配置された複数の送信データによって一つの伝送単
位が形成され、上記各伝送単位に第1の同期信号が挿入
され、上記第2のデータ領域において、複数の送信デー
タからなる少なくとも2つのサブ領域それぞれに第2の
同期信号が挿入される変調信号を受信する受信装置であ
って、受信信号から上記第1の同期信号を検出する第1
の同期検出手段と、上記第1の同期検出手段によって検
出された上記第1の同期信号に応じて、受信処理におけ
る基準クロック信号を生成する基準クロック生成手段
と、上記受信信号から上記第2の同期信号を検出する第
2の同期検出手段と、上記第2の同期検出手段によって
検出された上記第2の同期信号に応じて、上記第2のデ
ータ領域における各サブ領域の復調タイミングを制御す
る復調タイミング制御手段とを有する。
ロックをカウントし、上記第1の同期検出手段によって
検出された上記第1の同期信号のタイミングに応じて、
カウント値を制御するカウンタを有し、上記第2の同期
検出手段は、上記カウンタのカウント値に応じて、上記
第2の同期信号を検出するタイミングを粗調整する。
び第2の同期信号は、疑似乱数データ列、例えば、所定
の符号長をもつM系列であり、上記第1の同期検出手段
は、上記第1の同期信号と同じ疑似乱数データ列を用い
て、上記受信信号との相互相関値を計算し、算出した上
記相互相関値が予め設定されたしきい値との比較結果に
応じて、上記第1の同期信号を検出し、上記第2の同期
検出手段は、上記第2の同期信号と同じ疑似乱数データ
列を用いて、上記受信信号との相互相関値を計算し、算
出した上記相互相関値が予め設定されたしきい値との比
較結果に応じて、上記第2の同期信号を検出する。
号は、所定の符号長をもつM系列、あるいはゴールド符
号系列である。さらに、上記同期信号は、所定のデータ
系列をOFDM変調した変調信号に応じて生成され、ま
たは、当該OFDM変調した変調信号のうち、実数部若
しくは虚数部の信号に応じて生成される。
単位において、上記第2のデータ領域に続き、第3のデ
ータ領域が設けられ、当該第3のデータ領域に第3の同
期信号が挿入され、上記第3の同期信号を検出する第3
の同期検出手段と、上記第3の同期検出手段によって検
出された上記第3の同期信号に応じて、上記第3のデー
タ領域における復調のタイミングを制御する第2の復調
タイミング制御手段とを有する。
同期信号は、上記第2の同期信号と同じ疑似乱数データ
列によって構成されている。
信号は、上記送信データをOFDM変調された変調信号
である。
成する送信装置及び受信装置の構成及び動作についてそ
れぞれ説明する。本発明の通信システムにおいて、送信
装置によってOFDM変調された送信データが、例え
ば、電波によって送信される。受信装置によって、受信
された電波信号に基づき、OFDM復調し、送信データ
を再生する。送信装置によって、送信データを一定の長
さをもつフレーム単位に区切って送信されるので、受信
装置ではフレーム単位で受信データを復調して、送信デ
ータを再生する。
ロック図を示している。図示のように、この送信装置は
フレーム同期信号生成回路1、制御情報生成回路2、パ
ケット同期信号生成回路3、マッピング回路4−1,4
−2、送信データ合成回路5、逆フーリエ変換回路(I
FFT)6、帯域制限フィルタ7、D/Aコンバータ
8、送信回路9及びアンテナ10によって構成されてい
る。
毎にフレーム同期符号F_SYNCを生成し、マッピン
グ回路4−1に供給する。フレーム同期信号生成回路1
は、所定のデータ系列を生成し、それを同期符号系列と
してマッピング回路4−1に供給する。受信装置では、
フレーム毎に検出されるフレーム同期符号F_SYNC
に応じて、フレーム同期の引き込みを行い、フレーム同
期を保持する。制御情報生成回路2は、通信システム内
の端末及び資源管理情報によって構成された制御情報C
NTを生成し、マッピング回路4−1に供給する。
号F_SYNC及び及び制御情報CNTに応じて、予め
設定されたディジタル変調方式に基づき信号点の配置を
行う。ここで、ディジタル変調方式は、通常のディジタ
ル通信などに用いられている変調方式であり、例えば、
QPSK,DQPSK,16QAM,64QAMなどの
何れかの変調方式または、これらの組み合わせである。
マッピング回路4−1によって、制御情報が変調され
る。フレーム同期符号F_SYNC及び変調された制御
情報によって、各フレームにおけるマネジメント領域が
形成される。
内の予約領域において、複数のシンボルからなるスロッ
ト単位にパケット同期符号S_SYNCまたはA_SY
NCの何れかを生成し、マッピング回路4−2に供給す
る。ここで、パケット同期符号S_SYNC及びA_S
YNCは、フレーム同期符号F_SYNCと同じく、疑
似乱数列、例えば、所定の符号長をもつM系列のデータ
によって構成される。なお、フレーム同期符号F_SY
NC、パケット同期符号S_SYNC及びA_SYNC
はそれぞれ異なる符号配列をもつM系列のデータであ
る。また、パケット同期符号S_SYNCとA_SYN
Cは同じ符号配列をもつM系列であってもよい。
号生成回路3によって生成されたパケット同期符号S_
SYNC、A_SYNC、送信データSD1及びSD2
に応じて、予め設定されたディジタル変調方式に基づき
信号点の配置を行う。送信データSD1をスロット単位
に区切り、各スロットの先頭に、パケット同期符号S_
SYNCに応じて生成されたパケット同期信号を挿入す
る。所定数のスロット、例えば、2〜3スロットによっ
て、フレームの予約領域の送信データを形成する。さら
に、マッピング回路4−2は、送信データSD2の先頭
に、パケット同期信号生成回路3によって生成されたパ
ケット同期符号A_SYNCに応じて生成されるパケッ
ト同期信号を挿入して、非予約領域の送信データを形成
する。
域、予約領域及び非予約領域のデータを所定の順序に結
合して、1フレームの送信データを形成する。逆フーリ
エ変換回路6が、送信データ合成回路5によって生成さ
れた送信データを逆フーリエ変換する。逆フーリエ変換
によって、OFDM変調が実行され、マネジメント領域
において、制御情報に応じたシンボルが形成され、予約
領域及び非予約領域それぞれにおいて、送信データに応
じたシンボルが形成される。
れた信号の所定の帯域、例えば、高域の周波数成分を制
限し、D/Aコンバータ7に供給する。帯域制限フィル
タ7の制限帯域幅は、例えば、送信回路9の通過帯域幅
に応じて設定される。帯域制限フィルタ7によって帯域
制限が行われたOFDM変調信号がD/Aコンバータ8
によってアナログ信号に変換され、さらに送信回路9に
よって高周波帯域(RF)に変調され、増幅されたあ
と、アンテナ10を介して空中に放射される。
ム同期信号生成回路1によって生成されるフレーム同期
符号F_SYNCがOFDM変調され、その変調信号が
同期信号として送信される。この場合、OFDM変調信
号の実数部または虚数部の何れかまたは実数部と虚数部
両方を用いて、同期信号として送信することも可能であ
る。また、同期符号をOFDM変調せずに、そのままD
/Aコンバータ8によってアナログ信号に変換し、同期
信号として送信することもできる。図2は、このような
送信装置の一構成例を示している。
1aによって生成されるフレーム同期符号F_SYNC
は、IFFT回路6の出力データとともに選択回路12
に入力される。当該選択回路6は、何れかデータ系列を
選択して帯域制限フィルタ7に出力する。例えば、フレ
ームの先頭にフレーム同期シンボルを送信する場合に、
選択回路12は、フレーム同期信号生成回路1aによっ
て生成されるフレーム同期符号F_SYNCを選択し、
フレーム同期シンボルを送信した後、選択回路12は、
IFFT回路6によって出力される制御情報及びそれに
続く送信データのOFDM変調信号を選択して出力す
る。フレーム同期シンボルを送信する場合、フレーム同
期信号生成回路1aによって生成されるフレーム同期符
号F_SYNCは、帯域制限フィルタ7によって帯域が
制限され、送信回路の通過帯域幅以内に制限される符号
系列がD/Aコンバータ8に供給される。
成されるフレーム同期符号F_SYNCは、疑似乱数
(PN)の符号系列、例えば、所定の符号長をもつM系
列である。また、フレーム同期符号F_SYNCは、ゴ
ールド符号系列によって構成することもできる。
れるフレームの構造を示す図である。図示のように、各
フレームは、それぞれマネジメント領域、予約領域及び
非予約領域によって構成されている。マネジメント領域
の先頭には、フレーム同期シンボルが配置され、その
後、例えば、通信システム内の端末及び資源管理情報に
よって形成された管理情報シンボルが続く。フレーム同
期シンボルは、上述した送信装置におけるフレーム同期
信号生成回路1によって生成されたフレーム同期符号F
_SYNCに応じて生成される。ここで、フレーム同期
符号F_SYNCは、所定の符号長をもつ疑似乱数列、
例えば、符号長15のM系列によって構成される。
有効シンボル期間とガードインターバル期間によって構
成されている。ガードインターバル期間は、伝送路のマ
ルチパスの影響を軽減するための信号期間であり、有効
シンボル期間の信号波形を巡回して繰り返したものであ
る。本実施形態においては、例えば、各シンボルは72
ビットのデータからなり、その内、64ビットのデータ
は、有効シンボル期間に対応し、8ビットのデータは、
ガードインターバル期間に対応する。
ように、符号長15のM系列データであり、OFDM変
調によって、同相成分のIチャネルデータと直行成分の
Qチャネルデータの2チャネルのデータがそれぞれ形成
される。このため、マネジメント領域の先頭に配置され
ているフレーム同期シンボルには、フレーム同期符号F
_SYNCのデータがOFDM変調されたデータが含ま
れる。フレーム同期シンボルに続いて、制御情報CNT
に応じて生成された制御情報シンボルが配置される。
は、3つのスロットによって構成されている。各スロッ
トは、m(mは自然数、m>2)個のシンボルによって
構成されている。各スロットの先頭に、パケット同期符
号S_SYNCに応じて生成された同期シンボルが配置
されている。上述したように、パケット同期符号S_S
YNCは、フレーム同期信号と同じように、符号長15
のM系列によって構成れ、ただし、フレーム同期符号と
は符号配列が異なる。各スロットの先頭に配置されてい
る同期シンボルにおいて、72ビットの内、15ビット
のパケット同期符号S_SYNCに応じて生成されたI
チャネルデータとQチャネルデータが含まれる。各スロ
ットにおいて、同期シンボルに続いて、送信データSD
1に応じて生成された送信データシンボルが配置され
る。
符号A_SYNCに応じて生成された同期シンボルが配
置され、それ以後は、送信データSD2に応じて生成さ
れた送信データシンボルが続く。
よって送信されたフレームにおいて、マネジメント領域
の先頭にフレーム同期符号F_SYNCに応じたフレー
ム同期シンボルが配置され、予約領域の各スロット毎
に、パケット同期符号S_SYNCに応じて生成したパ
ケット同期シンボルが配置され、非予約領域の先頭にパ
ケット同期符号A_SYNCに応じて生成したパケット
同期シンボルが配置されている。この配置に従って、受
信装置は、フレーム同期シンボルに応じてフレーム同期
信号を検出し、それに応じてフレーム同期を保持する。
フレーム同期が安定した保持されている場合、予約領域
の各スロットに配置されているパケット同期シンボルに
応じて、パケット同期符号S_SYNCを検出して、ス
ロット毎に同期を確保し、さらに、検出されたパケット
同期符号S_SYNCに応じて、予約領域の送信データ
を復調するタイミングを制御する。非予約領域におい
て、その先頭に配置されているパケット同期シンボルに
応じて、パケット同期符号A_SYNCを検出して、検
出したパケット同期符号A_SYNCに応じて、当該非
予約領域のデータ復調のタイミングを制御する。以下、
本発明の通信システムにおける受信装置の構成及び動作
について、図面を参照しつつ、さらに詳細に説明する。
成例を示すブロック図である。本実施形態の受信装置
は、アンテナ10、プリアンプ20、周波数変換器3
0、PLL回路40、A/Dコンバータ50、シリアル
/パラレル変換器(S/P変換器)60、フーリエ変換
回路(FFT)70、パラレル/シリアル変換器(P/
S変換器)80、復調器90、制御回路100、フレー
ム同期検出回路110、初期同期回路及びDLL(Dela
y Locked Loop )回路120、フレームカウンタ13
0、パケット同期検出回路140及び復調タイミング制
御回路150によって構成されている。。
について説明する。アンテナ10は、送信側によって送
信されたOFDM変調信号を受信し、受信信号をプリア
ンプ20に出力する。プリアンプ20は、アンテナ10
によって受信した高周波のOFDM変調信号を増幅し、
周波数変換器30に供給する。周波数変換器30は、P
LL回路40によって生成されたローカル発振信号に応
じて、受信信号の高周波のキャリアを中間周波数帯域ま
たはベースバンドに変換する。PLL回路40は、プリ
アンプ20によって増幅された信号に基づき、送信側で
用いられたクロック信号と同じ周波数をもち、位相が同
相するローカル発振信号を生成し、周波数変換回路30
に供給する。
0によってベースバンドに変換された受信信号をディジ
タル信号に変換し、フレーム同期検出回路110、パケ
ット同期検出回路140及びS/P変換器60にそれぞ
れ出力する。S/P変換器60は、A/Dコンバータ5
0から得られたシリアルの変換データをパラレルデータ
に変換し、フーリエ変換回路70に供給する。フーリエ
変換回路70は、復調タイミング制御回路150によっ
て設定されたFFT窓において、S/P変換器60から
得られた変換データに対してフーリエ変換を行い、OF
DM変調されたデータを復調する。
0によって復調されたパラレルのデータをシリアルデー
タに変換し、復調器90に供給する。復調器90は、P
/S変換器80から順次入力された再生データに対し
て、送信装置のマッピング回路で用いられた変調方式に
応じた復調処理を行い、もとの情報データを再生する。
ここで、例えば、送信側においてDQPSK変調によっ
て情報データをマッピングする場合、復調器90は、D
QPSK復調処理を行う。
調されたマネジメント領域の情報データを受けて、それ
に応じて所定の信号処理または演算を行う。例えば、受
信した制御信号に応じて受信装置の各部分回路に対し
て、制御信号を出力し、受信装置全体の動作を制御す
る。
ンバータ50から得られた変換データに応じて、マッチ
ドフィルタ処理によって、フレーム同期信号を検出す
る。初期同期回路及びDLL回路120は、フレーム同
期検出回路110によって検出したフレーム同期信号に
応じて、初期同期信号を生成し、さらにDLL回路を用
いてフレーム同期タイミングの引き込みを行う。
よってフレーム同期信号を十分に引き込んだ状態におい
てフレーム同期検出信号をトリガーとして、カウントア
ップを行う。その後、フレーム同期信号は安定して検出
される。検出されたフレーム同期信号に応じて、フレー
ムカウンタ130のカウント値がリセットされる。
同期が安定して保持されている場合、予約領域におい
て、各スロットに配置されているパケット同期符号S_
SYNCを検出し、非予約領域において、送信される情
報シンボルの先頭に配置されているパケット同期符号A
_SYNCを検出する。復調タイミング制御回路150
は、パケット同期検出回路140によって検出したパケ
ット同期符号S_SYNCまたはA_SYNCに応じ
て、フーリエ変換回路70におけるFFT変換処理のタ
イミングを制御する。即ち、復調タイミング制御回路1
50は、FFT窓を生成する。上述したように、フーリ
エ変換回路70は、FFT窓が開いている間に、S/P
変換器60から供給されたデータに対してフーリエ変換
を行う。このため、FFT窓のタイミングが最適に制御
されているか否かによって、受信情報の復調精度が左右
される。
関数に鋭いピーク値をもつ特徴を有する。このため、フ
レーム同期及びパケット同期の検出は、同期符号のM系
列データと受信データとの相互相関値を算出して、受信
データに同期符号が含まれたとき、当該同期符号の受信
タイミングに応じて、算出された相互相関値にピークが
現れる。当該ピーク値の有無に応じて、フレーム同期ま
たはパケット同期の捕捉を実現でき、さらに、相互相関
値にピークの出現タイミングに応じて、フレーム同期ま
たはパケット同期を保持し、安定化できる。
期検出回路110及びパケット同期検出回路140によ
って、上述したフレーム同期符号F_SYNC及びパケ
ット同期符号S_SYNC,A_SYNCと同様なM系
列データを用いて、受信データとの相互相関値CORR
を算出し、算出した相互相関値に応じて、同期信号が検
出されたか否かを判断する。例えば、相互相関値COR
Rが予め設定したしきい値THを越えたとき、同期信号
が検出されたと見なす。
同期信号検出、フレーム同期保持、安定化、予約、非予
約領域用パケット同期信号検出及び復調タイミング制御
の手順を示すフローチャートである。以下、これらのフ
ローチャート及び図4に示す構成図を参照しつつ、本発
明の通信システムにおける受信装置の動作を説明する。
なお、ここで、フレーム同期とは、フレーム同期符号F
_SYNCを検出し、それに応じてフレーム同期を引き
込み、フレーム同期を安定化させることを意味し、パケ
ット同期とは、パケット同期符号S_SYNCまたはA
_SYNCを検出して、それに応じてパケット同期を保
持し、安定化することを意味する。上述したように、パ
ケット同期符号S_SYNCとA_SYNCは同じM系
列の符号であってもよい。即ち、予約領域と非予約領域
において、同じパケット同期符号を用いることができ
る。
ーム同期処理(ステップS1)とパケット同期処理(ス
テップS2)の2つの処理によって構成されている。図
6と図7は、それぞれステップS1とS2の処理を詳細
に示している。
いて、まず、ステップS11において、初期同期処理で
あるか否かを判断し、初期同期処理の場合、ステップS
12の処理が実行され、初期同期処理ではない場合、ス
テップS14の処理が実行される。ステップS12にお
いて、初期同期信号捕捉処理が行われる。ここで、受信
装置のフレーム同期検出回路110によって、フレーム
同期符号F_SYNCと同じM系列データを用いて、受
信データとの相互相関値CORRを計算する。相互相関
値CORRが予め設定されたしきい値THを越えたと
き、または、しきい値THを越えた相互相関値が複数得
られた場合には、その中から最大の相互相関値を検出し
た時点で初期同期捕捉が成功したと見なす。
路及びDLL回路120によって、捕捉された初期同期
信号を判断し、判断結果に応じて初期捕捉が再開される
か、またはフレーム同期の引き込みが行われる。送信装
置によって送信されたフレームは、一定の長さを有する
ので、フレーム同期信号がフレーム長を周期に、繰り返
して送信される。このため、ステップS13において、
捕捉されたフレーム同期信号が周期性を有するか否かを
判断し、周期性を有する場合、捕捉されたフレーム同期
信号が正しいと判断し、ステップS14の処理が実行さ
れる。一方、捕捉されたフレーム同期信号に周期性がな
い場合には、フレーム同期捕捉が誤りとして、ステップ
S11に戻り、再度初期フレーム同期信号捕捉が行われ
る。
合、ステップS14の処理が実行され、DLL回路によ
って、フレーム同期の引き込みが行われる。DLL回路
において、捕捉されたフレーム同期信号のタイミングに
応じて、遅延素子の遅延時間が制御され、それに応じて
生成される基準クロック信号の周波数または位相が制御
され、送信装置において用いられたクロック信号と同期
の基準クロック信号が再生される。当該基準クロック信
号が受信装置における時間の基準として、それぞれの部
分回路に供給される。
同期が安定するか否かが判断され、安定した場合、フレ
ームカウンタがスタートする(ステップS16)、安定
していない場合、フレーム同期引き込みを継続して行わ
れる。
ーム同期が獲得できる。また、フレーム処理の結果、送
信装置に使用されるクロック信号と同期の基準クロック
信号が生成され、当該基準クロック信号によって、フレ
ームカウンタがカウントする。各フレームにおいて、例
えば、マネジメント領域に含まれている制御情報に応じ
て、マネジメント領域、予約領域及び非予約領域の長さ
を予め取得できるので、フレームカウンタのカウント値
に基づいて、受信データがどの領域に属しているかを認
識でき、これらの情報に基づき、パケット同期処理S2
が行われ、受信信号の復調及びデータの再生が制御され
る。
まず、受信データが予約領域に属しているか否かが判断
され(ステップS21)、予約領域に属している場合、
ステップS22の処理が実行され、予約領域に属してい
ない場合、ステップS26の処理が実行される。予約領
域にある場合、ステップS22において、フレームカウ
ンタを参照して、パケット同期窓のタイミングが制御さ
れる。上述したように、予約領域において、複数のシン
ボルで構成されたスロット毎に同期シンボルが設けられ
る。マネジメント領域の情報データの中に、マネジメン
ト領域のデータ長、要約領域における各スロットのシン
ボル数などの情報を示すデータが含まれている。このた
め、受信装置の制御回路100は、受信されたマネジメ
ント領域の情報データを復調することによって、要約領
域における各スロット毎に設けられている同期シンボル
の位置情報を知ることができる。この情報及びフレーム
カウンタ130のカウント値に応じて、予約領域におけ
る同期シンボルの出現するタイミングをほぼ予測でき
る。
が実際予測したタイミングよりずれることが起こりう
る。例えば、通信路が無線で、送受信器内部の遅延、伝
送路における伝播遅延などの影響によて、受信装置によ
ってされる同期シンボルのタイミングが予測値より数ク
ロック分、前後に揺らぐ現象が起こる。従って、フレー
ムカウンタのカウント値を参照して予約領域における同
期シンボルの検出タイミングを推定する場合、情報デー
タより取得した同期シンボルのタイミングの前後数クロ
ックの間、予約領域の同期シンボルをシーケンシャルに
検出しなければならない。ここで、このシーケンシャル
検出の間をパケット同期検出窓が開いていると定義す
る。
出窓が開いているか否かが判断され、パケット同期検出
窓が開いている場合、次のステップS24の処理が実行
され、逆にパケット同期検出窓が開いていない場合、ス
テップS22に戻り、フレームカウンタのカウント値を
参照してパケット同期窓の設定が行われる。このよう
に、フレームカウンタのカウント値に応じて、予約領域
の各スロットにおけるパケット同期信号のおよその出現
タイミングを予測し、それに応じてパケット同期窓を開
いてパケット同期信号を検出する処理は、パケット同期
タイミングの粗調整という。パケット同期タイミングの
粗調整によって、予約領域におけるパケット同期信号の
出現タイミングにあわせてパケット同期窓が開かれ、当
該パケット同期窓のなかにパケット同期タイミングを検
出でき、それに応じて復調タイミングを高精度に制御で
きる。
制御が行われる。図8は、復調タイミング制御の処理手
順を示している。図8に示すように、まず、ステップS
201において、現在指定されている領域にあるか否か
が判断される。例えば、予約領域のパケット同期を行う
場合、予約領域が終了し、非予約領域に入った場合、復
調タイミング制御が終了する。指定された領域、ここで
は、予約領域にあると判断された場合、ステップS20
2の処理が行われる。
信号が検出されたか否かが判断される。パケット同期信
号が検出された場合、次のステップS203の処理が実
行され、逆にパケット同期信号が検出されていない場
合、ステップS201に戻る。パケット同期信号の検出
は、受信装置にあるパケット同期信号検出回路140に
よって行われる。パケット同期信号検出回路140は、
パケット同期符号S_SYNCまたはA_SYNCを用
いて、A/Dコンバータ50から入力された受信データ
との相互相関値CORRを計算する。算出した相互相関
値CORRが予め設定されたしきい値THを越えた場
合、パケット同期信号が検出されたと判断する。なお、
同時にしきい値THを越えた相互相関値CORRが複数
検出された場合、その中から最大の相互相関値を検出し
た時点で同期獲得と判断する。
プS203において、検出されたパケット同期信号のタ
イミング、即ち、相互相関値のピーク値が出現したタイ
ミングに応じて、復調カウンタのカウント値DCを調整
する。復調カウンタのカウント値DCに応じて、受信デ
ータをOFDM復調するためのFFT処理の窓が設定さ
れる。即ち、復調カウンタのカウント値に応じて、FF
T窓を開くタイミングが制御される。このため、復調カ
ウンタを高精度に制御することによって、OFDM復調
の誤り率を低減できる。
ウンタのカウント値DCに1を加算する。そして、ステ
ップS205において、復調カウンタのカウント値DC
がデータブロックの先頭にあるか否かが判断され、当該
判断の結果、カウント値DCがデータブロックの先頭に
ある場合、ステップS206の処理が実行され、逆にカ
ウント値DCがデータブロックの先頭ではない場合、ス
テップS204に戻り、カウント値DCに1が加算され
る。
タイミング信号が発生される。そして、ステップS20
7において、さらに、復調カウンタのカウント値DCに
1が加算される。ステップS208において、加算され
たカウント値DCがFFT処理の開始タイミングに達し
たか否かが判断される。当該判断の結果、カウント値D
CがFFT処理の開始タイミングに達した場合、ステッ
プS209の処理が実行され、FFT処理の開始タイミ
ングに達していない場合、ステップS207に戻り、復
調カウンタのカウント値DCに1が加算される。
イミング信号が発生される。FFT開始タイミング信号
がフーリエ変換回路70に入力される。フーリエ変換回
路70は、FFT開始タイミング信号に応じて、FFT
処理を開始する。即ち、FFT開始タイミング信号によ
って、FFT窓は開かれる。これに応じて、フーリエ変
換回路70は、所定のデータ長に対してFFT処理を行
い、OFDM復調処理を行う。
後、指定領域が終了したか否かが判断される(ステップ
S210)。当該判断の結果、指定した領域が終了した
場合、復調タイミング制御が終了し、一方、指定領域が
まだ終了していない場合、ステップS201に戻り、次
のパケット同期信号が検出され、それに応じて次回のF
FT処理のタイミング制御が行われる。
約領域におけるパケット同期処理が行われ、各スロット
毎に挿入されているパケット同期信号が検出され、検出
したパケット同期信号のタイミングに応じて復調カウン
タが調整され、それに応じてFFT窓が開かれる。この
ため、予約領域において、スロット毎に挿入されている
パケット同期信号に応じて、タイミング調整が行われ、
復調タイミング、即ち、FFT窓のタイミングを高精度
に制御でき、OFDM復調におけるデータの誤り率を低
く抑制することが可能である。
について説明する。図7に示すように、ステップS24
において、予約領域における復調タイミング制御が行わ
れ、それに応じて予約領域の各伝送シンボルが復調さ
れ、情報データが再生される。
るか否かが判断され、当該判断の結果、予約領域にある
場合、ステップS22に戻り、パケット同期窓の設定が
行われる。一方、予約領域になく、即ち、予約領域が既
に終了した場合、ステップS26の処理が行われ、非予
約領域における復調タイミングの制御が行われる。
御の処理は、上述した図8に示すタイミング処理と同じ
である。即ち、非予約領域において、各データブロック
の先頭に設けられているパケット同期信号が検出され、
検出したパケット同期信号のタイミングに応じて復調カ
ウンタが調整され、復調カウンタのカウント値DCに応
じてFFT窓が開かれる。このため、非予約領域におい
て、各データブロック毎に挿入されているパケット同期
信号に応じて、タイミング調整が行われ、復調タイミン
グ、即ち、FFT窓のタイミングを高精度に制御でき、
OFDM復調におけるデータの誤り率を低く抑制するこ
とが可能である。
断され、当該判断の結果、非予約領域が終了した場合、
パケット同期処理が完了する。一方、非予約領域が終了
していない場合、ステップS26に戻り、非予約領域に
おいて次のパケット同期信号が検出され、検出されたパ
ケット同期信号のタイミングに応じて、次のデータブロ
ックの復調処理が行われる。
ームカウンタのカウント値に応じて、予約領域におい
て、パケット同期タイミングの粗調整が行われ、パケッ
ト同期窓においてスロットに設けられているパケット同
期信号を高精度に検出できるので、予約領域において高
精度の復調を実現できる。一方、非予約領域において、
パケット同期信号の出現タイミングが予知できないの
で、パケット同期タイミングの粗調整を行わず、パケッ
ト同期信号を検出し、それに応じて復調タイミングが制
御されるので、所望の復調精度で受信データを復調でき
る。
ムにおいて、送信装置によってマネジメント領域、予約
領域及び非予約領域からなる伝送フレームを送信単位と
して送信し、各フレームの先頭にフレーム同期信号を含
むフレーム同期シンボルが配置され、予約領域の各スロ
ット毎にパケット同期信号を含むパケット同期シンボル
が配置され、非予約領域において送信シンボルの先頭に
パケット同期信号を含むパケット同期シンボルが配置さ
れる。受信装置において、フレーム同期検出回路でフレ
ーム同期信号を検出し、それに応じてフレーム同期を保
持し、基準クロック信号生成し、フレームカウンタを制
御する。パケット同期検出回路によって、フレームカウ
ンタのカウント値に応じて予約領域の各スロット毎にあ
るパケット同期信号を検出し、それに応じて復調タイミ
ング制御を行い、FFT処理によってOFDM復調し、
受信データを再生し、非予約領域において、検出したパ
ケット同期信号に応じて復調タイミング制御を行い、復
調を行うので、予約領域においてパケット同期信号を高
精度に検出でき、復調データの誤り率を低減できる。
テム及びその受信装置によれば、フレーム同期信号に応
じてフレーム同期を保持し、予約領域及び非予約領域に
おいて、受信情報単位、例えば、予約領域のスロット単
位毎に設けられているパケット同期信号に応じて、復調
タイミングを調整することができ、復調精度を向上で
き、復調データの誤り率を低減できる。また、フレーム
同期信号に応じて制御されたフレームカウンタのカウン
ト値及び既知の制御情報に基づき、予約領域において復
調タイミングの粗調整を行った上、スロット毎に検出さ
れたパケット同期信号に応じて復調タイミングを高精度
に調整できる。また、非予約領域において、送信データ
ブロックの先頭に設けられているパケット同期信号に応
じて復調タイミングを調整できる。このため、異なる2
種類以上の同期信号を用いることによって、フレーム同
期を維持しながら、予約領域において復調タイミングを
高精度に調整でき、復調データの誤り率を低減できる。
さらに、異なる2種類以上の同期信号を用いることによ
って、送受信装置の間にクロックずれが大きい場合にお
いて、復調タイミングの修正を受信情報単位毎に独立し
て行うことができ、復調精度の向上を実現でき、特に可
変長の受信情報を復調する場合に、受信情報単位毎に復
調タイミングを最適化させることができ、復調データの
誤り率を低減できる利点がある。
例を示すブロック図である。
成例を示すブロック図である。
示す図である。
例を示すブロック図である。
手順を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
検出の手順を示すフローチャートである。
トである。
路、3…パケット同期信号生成回路、4−1,4−2…
マッピング回路、5…送信データ合成回路、6…逆フー
リエ変換回路、7…帯域制限フィルタ、8…D/Aコン
バータ、9…送信回路、10…アンテナ、12…選択回
路、20…プリアンプ、30…周波数変換器、40…P
LL回路、50…A/Dコンバータ、60…シリアル/
パラレル変換器(S/P変換器)、70…フーリエ変換
回路(FFT)、80…パラレル/シリアル変換器(P
/S変換器)、90…復調器、100…制御回路、11
0…フレーム同期検出回路、120…初期同期回路及び
DLL回路、130…フレームカウンタ、140…パケ
ット同期検出回路、150…復調タイミング制御回路。
Claims (28)
- 【請求項1】送信データの属性に応じて、上記送信デー
タを少なくとも第1と第2の二つのデータ領域に配置
し、各データ領域において上記送信データを変調して送
信シンボルを形成する送信データ処理手段、 上記第1のデータ領域に第1の同期信号を挿入する第1
の同期信号生成手段と、 上記第2のデータ領域を少なくとも2つのサブ領域に分
割し、各サブ領域毎に第2の同期信号を挿入する第2の
同期信号生成手段とを含む送信装置と、 受信信号から上記第1の同期信号を検出する第1の同期
検出手段と、 上記第1の同期検出手段によって検出された上記第1の
同期信号に応じて、受信処理における基準クロック信号
を生成する基準クロック生成手段と、 上記受信信号から上記第2の同期信号を検出する第2の
同期検出手段と、 上記第2の同期検出手段によって検出された上記第2の
同期信号に応じて、上記第2のデータ領域における各サ
ブ領域の復調タイミングを制御する復調タイミング制御
手段とを含む受信装置とを有する通信システム。 - 【請求項2】上記基準クロックをカウントし、上記第1
の同期検出手段によって検出された上記第1の同期信号
のタイミングに応じて、上記カウンタ値を制御するカウ
ンタを有し、 上記第2の同期検出手段は、上記カウンタのカウント値
に応じて、上記第2の同期信号を検出するタイミングを
粗調整する請求項1記載の通信システム。 - 【請求項3】上記第1及び第2の同期信号は、疑似乱数
列によって形成される請求項1記載の通信システム。 - 【請求項4】上記第1の同期検出手段は、上記第1の同
期信号と同じ疑似乱数列を用いて、上記受信信号との相
互相関値を計算し、算出した上記相互相関値が予め設定
されたしきい値との比較結果に応じて、上記第1の同期
信号を検出する請求項3記載の通信システム。 - 【請求項5】上記第2の同期検出手段は、上記第2の同
期信号と同じ疑似乱数列を用いて、上記受信信号との相
互相関値を計算し、算出した上記相互相関値が予め設定
されたしきい値との比較結果に応じて、上記第2の同期
信号を検出する請求項3記載の通信システム。 - 【請求項6】上記第1及び第2の同期信号は、所定の符
号長をもつM系列である請求項1記載の通信システム。 - 【請求項7】上記第1及び第2の同期信号は、ゴールド
符号である請求項1記載の通信システム。 - 【請求項8】上記第1及び第2の同期信号は、所定のデ
ータ系列をOFDM変調した変調信号に応じて生成され
る請求項1記載の通信システム。 - 【請求項9】上記第1及び第2の同期信号は、所定のデ
ータ系列をOFDM変調した変調信号のうち、実数部の
信号に応じて生成される請求項1記載の無線通信システ
ム。 - 【請求項10】上記第1の同期信号生成手段は、所定の
データ系列をOFDM変調した変調信号のうち、虚数部
の信号に応じて生成される請求項1記載の無線通信シス
テム。 - 【請求項11】上記第1の同期信号の符号系列と上記第
2の同期信号の符号系列は、位相が異なるだけの互いに
同一の符号系列である請求項1記載の無線通信システ
ム。 - 【請求項12】上記第2のデータ領域に続き、第3のデ
ータ領域が設けられ、 上記送信装置に、上記第3のデータ領域に第3の同期信
号を挿入する第3の同期信号生成手段を有し、 上記受信装置に、上記第3の同期信号を検出する第3の
同期検出手段と、 上記第3の同期検出手段によって検出された上記第3の
同期信号に応じて、上記第3のデータ領域における復調
のタイミングを制御する第2の復調タイミング制御手段
とを有する請求項1記載の通信システム。 - 【請求項13】上記第3の同期信号は、上記第2の同期
信号と同じ疑似乱数列によって構成されている請求項1
2記載の通信システム。 - 【請求項14】上記送信データ処理手段は、上記各デー
タ領域において、上記送信データをOFDM変調する請
求項1記載の通信システム。 - 【請求項15】送信データの属性に応じて、少なくとも
第1と第2の二つのデータ領域に配置された複数の送信
データによって一つの伝送単位が形成され、それぞれの
上記伝送単位に第1の同期信号が挿入され、上記第2の
データ領域において、複数の送信データからなる少なく
とも2つのサブ領域それぞれに第2の同期信号が挿入さ
れる変調信号を受信する受信装置であって、 受信信号から上記第1の同期信号を検出する第1の同期
検出手段と、 上記第1の同期検出手段によって検出された上記第1の
同期信号に応じて、受信処理における基準クロック信号
を生成する基準クロック生成手段と、 上記受信信号から上記第2の同期信号を検出する第2の
同期検出手段と、 上記第2の同期検出手段によって検出された上記第2の
同期信号に応じて、上記第2のデータ領域における各サ
ブ領域の復調タイミングを制御する復調タイミング制御
手段とを有する受信装置。 - 【請求項16】上記基準クロックをカウントし、上記第
1の同期検出手段によって検出された上記第1の同期信
号のタイミングに応じて、カウント値を制御するカウン
タを有し、 上記第2の同期検出手段は、上記カウンタのカウント値
に応じて、上記第2の同期信号を検出するタイミングを
粗調整する請求項15記載の受信装置。 - 【請求項17】上記第1及び第2の同期信号は、疑似乱
数データ列である請求項15記載の受信装置。 - 【請求項18】上記第1の同期検出手段は、上記第1の
同期信号と同じ疑似乱数データ列を用いて、上記受信信
号との相互相関値を計算し、算出した上記相互相関値が
予め設定されたしきい値との比較結果に応じて、上記第
1の同期信号を検出する請求項17記載の受信装置。 - 【請求項19】上記第2の同期検出手段は、上記第2の
同期信号と同じ疑似乱数データ列を用いて、上記受信信
号との相互相関値を計算し、算出した上記相互相関値が
予め設定されたしきい値との比較結果に応じて、上記第
2の同期信号を検出する請求項17記載の受信装置。 - 【請求項20】上記第1及び第2の同期信号は、所定の
符号長をもつM系列である請求項15記載の受信装置。 - 【請求項21】上記第1及び第2の同期信号は、ゴール
ド符号である請求項15記載の受信装置。 - 【請求項22】上記第1及び第2の同期信号は、所定の
データ系列をOFDM変調した変調信号に応じて生成さ
れる請求項15記載の受信装置。 - 【請求項23】上記第1及び第2の同期信号は、所定の
データ系列をOFDM変調した変調信号のうち、実数部
の信号に応じて生成される請求項15記載の受信装置。 - 【請求項24】上記第1の同期信号生成手段は、所定の
データ系列をOFDM変調した変調信号のうち、虚数部
の信号に応じて生成される請求項15記載の受信装置。 - 【請求項25】上記第1の同期信号を形成する符号系列
と上記第2の同期信号を形成する符号系列は、位相が異
なるだけの互いに同一の符号系列である請求項15記載
の受信装置。 - 【請求項26】上記各伝送単位において、上記第2のデ
ータ領域に続き、第3のデータ領域が設けられ、当該第
3のデータ領域に第3の同期信号が挿入され、 上記第3の同期信号を検出する第3の同期検出手段と、 上記第3の同期検出手段によって検出された上記第3の
同期信号に応じて、上記第3のデータ領域における復調
のタイミングを制御する第2の復調タイミング制御手段
とを有する請求項15記載の受信装置。 - 【請求項27】8上記第3の同期信号は、上記第2の同
期信号と同じ疑似乱数データ列によって構成されている
請求項26記載の受信装置。 - 【請求項28】上記変調信号は、上記送信データをOF
DM変調された変調信号である請求項15記載の受信装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33679399A JP4193311B2 (ja) | 1999-11-26 | 1999-11-26 | 通信システム及びその受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33679399A JP4193311B2 (ja) | 1999-11-26 | 1999-11-26 | 通信システム及びその受信装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001156743A true JP2001156743A (ja) | 2001-06-08 |
JP2001156743A5 JP2001156743A5 (ja) | 2006-04-20 |
JP4193311B2 JP4193311B2 (ja) | 2008-12-10 |
Family
ID=18302746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33679399A Expired - Fee Related JP4193311B2 (ja) | 1999-11-26 | 1999-11-26 | 通信システム及びその受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4193311B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002103947A1 (fr) * | 2001-06-15 | 2002-12-27 | Sony Corporation | Circuit de generation de positionnement temporel de demodulation et appareil de demodulation |
JP2007514331A (ja) * | 2003-09-02 | 2007-05-31 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 時分割多重パイロットを使用するブロードキャストofdmシステムにおける同期化 |
JP2012090260A (ja) * | 2010-09-13 | 2012-05-10 | Ntt Docomo Inc | 無線システムにおけるノードと、ノードの時刻同期及び周波数同期をとる方法 |
JP2012532488A (ja) * | 2009-06-29 | 2012-12-13 | トムソン ライセンシング | ロバスト及び高効率のfecフレームヘッダの回復の方法及び装置 |
US8433005B2 (en) | 2004-01-28 | 2013-04-30 | Qualcomm Incorporated | Frame synchronization and initial symbol timing acquisition system and method |
US8654303B2 (en) | 2007-07-03 | 2014-02-18 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display device |
US8724447B2 (en) | 2004-01-28 | 2014-05-13 | Qualcomm Incorporated | Timing estimation in an OFDM receiver |
-
1999
- 1999-11-26 JP JP33679399A patent/JP4193311B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002103947A1 (fr) * | 2001-06-15 | 2002-12-27 | Sony Corporation | Circuit de generation de positionnement temporel de demodulation et appareil de demodulation |
US7336738B2 (en) | 2001-06-15 | 2008-02-26 | Sony Corporation | Demodulation timing generation circuit and demodulation apparatus |
JP2007514331A (ja) * | 2003-09-02 | 2007-05-31 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 時分割多重パイロットを使用するブロードキャストofdmシステムにおける同期化 |
US8433005B2 (en) | 2004-01-28 | 2013-04-30 | Qualcomm Incorporated | Frame synchronization and initial symbol timing acquisition system and method |
US8724447B2 (en) | 2004-01-28 | 2014-05-13 | Qualcomm Incorporated | Timing estimation in an OFDM receiver |
US8654303B2 (en) | 2007-07-03 | 2014-02-18 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display device |
JP2012532488A (ja) * | 2009-06-29 | 2012-12-13 | トムソン ライセンシング | ロバスト及び高効率のfecフレームヘッダの回復の方法及び装置 |
JP2012090260A (ja) * | 2010-09-13 | 2012-05-10 | Ntt Docomo Inc | 無線システムにおけるノードと、ノードの時刻同期及び周波数同期をとる方法 |
US8675636B2 (en) | 2010-09-13 | 2014-03-18 | Ntt Docomo, Inc. | Node in a wireless system and method for time and frequency synchronizing nodes in a wireless system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4193311B2 (ja) | 2008-12-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6993084B1 (en) | Coarse frequency synchronisation in multicarrier systems | |
JP3636145B2 (ja) | 復調タイミング生成回路および復調装置 | |
JP4397964B2 (ja) | 送信方法、受信方法、伝送方法および受信装置 | |
US6590872B1 (en) | Receiver with parallel correlator for acquisition of spread spectrum digital transmission | |
EP0901260A2 (en) | Frame and symbol synchronisation in multicarrier receivers | |
US6731624B1 (en) | Sync signal detection method and radio communication system | |
JP4154570B2 (ja) | 復調された受信信号から複素数データサンプルを生成する受信機において同調周波数オフセットを決定する方法および無線lan受信機 | |
JP4193311B2 (ja) | 通信システム及びその受信装置 | |
JP3124717B2 (ja) | 直交周波数分割多重信号の伝送方法およびその受信装置 | |
WO2001013559A1 (en) | Multi-carrier signal transmitter and multi-carrier signal receiver | |
JPH09275364A (ja) | スペクトラム拡散通信用同期装置 | |
KR100641609B1 (ko) | 상·하향링크 제어장치가 구비된 오에프디엠/티디디 방식중계장치 및 상·하향링크 중계방법 | |
JP2001285248A (ja) | 同期信号検出方法及び無線通信装置 | |
JP4406998B2 (ja) | 同期獲得方法及び無線通信装置 | |
JP2009089061A (ja) | 受信機及び周波数ホッピング同期方法 | |
US6345067B1 (en) | Clock regenerating circuit in direct spread spectrum communication system | |
JP2000315991A (ja) | クロック周波数制御方法及びこれに用いる受信装置 | |
JP2001203663A (ja) | 直交周波数分割多重伝送システム | |
JP2000068974A (ja) | Ofdm受信装置 | |
JP2001211137A (ja) | データ伝送装置の同期制御方法 | |
JP4397951B2 (ja) | 送信方法、受信方法、伝送方法および受信装置 | |
JP2000138647A (ja) | ディジタル伝送装置 | |
JP4129271B2 (ja) | 送信方法、受信方法、伝送方法および受信装置 | |
US20030002595A1 (en) | Signal receiver of OFDM system and method for receiving signals thereof | |
JP2008211365A (ja) | 復調器およびフレーム同期方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060308 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060308 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080402 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080603 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080804 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080902 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080915 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |