JP2001156662A - 受信機 - Google Patents

受信機

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JP2001156662A
JP2001156662A JP33682999A JP33682999A JP2001156662A JP 2001156662 A JP2001156662 A JP 2001156662A JP 33682999 A JP33682999 A JP 33682999A JP 33682999 A JP33682999 A JP 33682999A JP 2001156662 A JP2001156662 A JP 2001156662A
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reception
frequency
received
electric field
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Ryoji Gamo
良次 蒲生
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Alpine Electronics Inc
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Alpine Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信電波の遮断範囲に含まれたことを精度よ
く検出することができる受信機を提供すること。 【解決手段】 制御部80は、メインFE部20によっ
て放送波を受信中に、この放送波の受信レベルが所定値
より低くなっていないかどうかをシグナルメータ44の
出力に基づいて監視する。所定値よりも低くなると、制
御部80は、サブFE部120によって受信周波数帯域
に含まれる他の放送波を受信して、シグナルメータ14
4の出力に基づいてそれらの放送波の受信レベルを調
べ、全ての放送波の受信レベルが所定値よりも低いとき
に、トンネルに進入したことを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載されて
ラジオ放送やテレビジョン放送を受信する受信機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】乗用車やトラック等の各種の車両には、
AMラジオ受信機、FMラジオ受信機あるいはテレビジ
ョン受信機等の各種の受信機が搭載されている。利用者
は、希望する放送局に合わせて受信周波数を設定するこ
とにより、所望の放送を聴取することができる。例え
ば、FMラジオ受信機について考えると、車両がトンネ
ルに進入すると、放送波の受信が困難となるため、その
ままの受信状態を維持するとノイズが発生することにな
って好ましくない。このため、車載用の受信機には、車
両がトンネル等に進入したことを検出して自動的に受信
レベルを下げたり、出力音をミュート(消音)したりし
て、耳障りなノイズを出力しないようにする機能が搭載
されているものもある。
【0003】また、複数の放送局が同一プログラムを放
送するためにネットワークを構成している場合もあり、
一つの放送波が受信不可能な状態になったときに、同じ
ネットワークに含まれる代替局の放送波を受信する場合
もある。したがって、ある放送波の受信電界強度(受信
レベル)が低下したときに、走行中の車両がこの放送波
の放送エリアから外れたことに起因するものであって代
替局の放送波に切り替えればよいのか、トンネル等の受
信電波の遮断範囲に進入したことに起因するものであっ
て上述したミュート等を行ったり、トンネル内の放送波
に切り替える必要があるのかを判断するために、トンネ
ルへの進入の有無を検出する必要がある。
【0004】例えば、従来のトンネル進入の検出方法と
しては、受信機において現在受信中の放送波の受信レベ
ルが低下したときに、代替局の有無を調べる方法があ
る。走行中の車両がトンネルに進入した場合には、現在
受信中の放送波のみならずいずれの代替局の放送波の受
信も不可能になるため、この状態を調べてトンネルに進
入したことを検出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の受信機では、全ての代替局の放送波を受信できない
ときに走行中の車両がトンネルに進入したことを検出し
ているため、同一プログラムのネットワークを構成する
各放送局の放送エリア内から外れる地域が存在する場合
に、各放送エリアからこの地域に進入したときに、トン
ネルの進入を誤検出するという問題があった。また、従
来の受信機は、現在受信中の放送波の受信レベルが一時
的に低下した場合であっても、代替局の放送波を探すた
めに受信周波数を切り替えていたため、音切れが発生す
るという問題があった。
【0006】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、受信機の設置場所が受信電
波の遮断範囲に含まれたことを精度よく検出することが
できる受信機を提供することにある。また、本発明の他
の目的は、受信機の設置場所が受信電波の遮断範囲に含
まれたか否かを検出する際の音切れを防止することがで
きる受信機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の受信機は、第1の受信手段によって第
1の放送波を受信し、この受信状態を維持しながら、第
2の受信手段によって、受信可能周波数帯域に含まれる
他の第2の放送波を受信している。そして、これら第1
および第2の放送波の各受信電界強度を第1および第2
の電界強度検出手段によって検出し、この検出結果に基
づいて第1の判定手段によって受信電波の遮断範囲に含
まれているか否かを判定している。実際に受信可能な他
の放送波がないときにトンネル等の受信電波の遮断範囲
に含まれることを検出することにより、検出精度を高め
ることができる。また、第1の受信手段の他に第2の受
信手段を有するため、現在受信中の第1の放送波の受信
状態を維持しながら、受信可能周波数帯域に含まれる他
の第2の放送波の受信状態を調べることができる。この
ため、受信機の設置場所が受信電波の遮断範囲に含まれ
るか否かを調べる際の音切れの発生を防止することがで
きる。
【0008】また、放送波検出手段によって、受信可能
周波数帯域の各周波数に対応する放送波の有無を調べる
ことにより第2の放送波を予め検出しておいて、この検
出された第2の放送波の受信周波数に関するデータを第
1の記憶手段に記憶しておくことが望ましい。第1の電
界強度検出手段によって第1の放送波の受信電界強度が
低下したことが検出されたときに、第1の記憶手段に記
憶されているデータに基づいて第2の放送波を選択的に
受信して、それらの受信周波数に対応する受信電界強度
のみを調べることができるため、受信電波の遮断範囲に
含まれているか否かの判定を短時間で行うことができ
る。
【0009】また、本発明の受信機は、第3の受信手段
によって放送波を受信し、この放送波の受信電界強度が
低くなったことを第3の電界強度検出手段によって検出
したときに、この第3の受信手段の受信周波数を切り替
えて、現在受信中の放送波以外の放送波を受信し、それ
らの受信電界強度が所定値よりも低いときに受信電波の
遮断範囲に含まれることを検出している。受信可能周波
数帯域に含まれる放送波の受信電界強度を調べて受信電
波の遮断範囲に含まれることを検出しているため、検出
精度を高めることができる。また、受信可能周波数帯域
に含まれる放送波の受信周波数に関するデータを記憶し
た第2の記憶手段を用い、このデータに基づいて放送波
を選択的に受信して、それらの受信周波数に対応する受
信電界強度のみを調べることができるため、受信電波の
遮断範囲に含まれているか否かの判定を短時間で行うこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態の受信機について、図面を参照しながら説明する。
【0011】〔第1の実施形態〕図1は、本発明を適用
した第1の実施形態の受信機の構成を示す図である。図
1に示す車載用受信機1は、アンテナ10、メインフロ
ントエンド(メインFE)部20、サブフロントエンド
(サブFE)部120、バンドパスフィルタ(BPF)
40、140、中間周波(IF)増幅器42、142、
シグナルメータ44、144、音声復調部50、アンプ
60、スピーカ70、制御部80、操作部82、表示部
84を含んで構成されている。
【0012】メインFE部20は、アンテナ10を介し
て受信した信号の中から所望の受信周波数(同調周波
数)成分を抽出するとともにこの抽出した信号に対して
周波数変換を行う。バンドパスフィルタ40は、メイン
FE部20から出力される周波数変換後の信号から所定
の周波数成分のみを抽出して中間周波数信号を出力す
る。中間周波増幅器42は、バンドパスフィルタ40か
ら出力される一定周波数の中間周波信号を増幅する。シ
グナルメータ44は、中間周波増幅器42から出力され
る増幅後の中間周波信号をAM検波して直流電圧レベル
に変換することにより、受信している放送波の受信電界
強度(受信レベル)を検出する。
【0013】また、サブFE部120は、アンテナ10
を介して受信した信号の中から所望の受信周波数(同調
周波数)成分を抽出するとともにこの抽出した信号に対
して周波数変換を行う。バンドパスフィルタ140は、
サブFE部120から出力される周波数変換後の信号か
ら所定の周波数成分のみを抽出して中間周波数信号を出
力する。中間周波増幅器142は、バンドパスフィルタ
140から出力される一定周波数の中間周波信号を増幅
する。シグナルメータ144は、中間周波増幅器142
から出力される増幅後の中間周波信号をAM検波して直
流電圧レベルに変換することにより、受信している放送
波の受信電界強度(受信レベル)を検出する。
【0014】音声復調部50は、中間周波増幅器42か
ら出力される中間周波信号に対して所定の復調処理を行
うことにより音声信号を出力する。例えば、FM放送波
を受信する場合であれば、音声復調部50は、中間周波
信号に対して検波処理を行ってコンポジット信号を生成
し、このコンポジット信号に基づいてステレオ復調処理
を行ってL信号とR信号に分離する処理を行う。アンプ
60は、音声復調部50から出力される音声信号を増幅
してスピーカ70から出力する。
【0015】制御部80は、メインFE部20およびサ
ブFE部120における同調周波数の設定等を行うこと
により受信機1の全体を制御する。この制御部80は、
受信機1の制御を行う際に必要な各種データを一時的に
格納するメモリ90を有している。操作部82は、利用
者からの操作指示を入力するための各種操作キーを備え
る。表示部84は、受信中の放送波の周波数や利用者に
よる操作状況を表示するものであり、例えば液晶表示装
置(LCD)によって構成されている。
【0016】また、上述したメインFE部20は、高周
波増幅器22、局部発振部24、混合回路26を含んで
構成されている。高周波増幅器22は、アンテナ10を
介して入力される受信信号を高周波増幅する。局部発振
部24は、電圧制御型発振器(VCO)28と位相同期
ループ(PLL)制御部30から構成され、制御部80
から出力される受信周波数設定信号に応じた発振周波数
の局部発振信号を出力する。PLL制御部30は、制御
部80から出力される受信周波数設定信号とVCO28
の発振出力信号とに基づいて制御電圧を発生し、VCO
28は、この制御電圧に応じた周波数の発振動作を行
う。PLL制御部30は、内部に分周比が変更可能な可
変分周器を有しており、この分周比を制御部80から出
力される受信周波数設定信号に応じて可変することによ
り、VCO28の発振周波数が変更される。混合回路2
6は、高周波増幅器22から出力される信号と局部発振
部24から出力される信号を混合することにより周波数
変換を行う。
【0017】また、サブFE部120は、メインFE部
20と基本的に同じ構成を有しており、高周波増幅器1
22、局部発振部124、混合回路126を含んで構成
されている。サブFE部120に含まれる各構成によっ
て行われる動作は、上述したメインFE部20に含まれ
る各構成の動作と同じであるため、詳細な説明について
は省略する。
【0018】上述したメインFE部20が第1の受信手
段に、シグナルメータ44が第1の電界強度検出手段
に、サブFE部120が第2の受信手段に、シグナルメ
ータ144が第2の電界強度検出手段に、制御部80が
第1の判定手段にそれぞれ対応している。また、制御部
80が放送波検出手段に、メモリ90が第1の記憶手段
にそれぞれ対応している。
【0019】本実施形態の受信機1は、このような構成
を有しており、次にその動作を説明する。図2および図
3は、本実施形態の受信機1の動作手順を示す流れ図で
あり、主に制御部80による制御動作の手順が示されて
いる。
【0020】受信機1の電源が投入されると、制御部8
0は、メインFE部20に対して所定の受信周波数を設
定する(ステップ100)。例えば前回の受信動作にお
いて最後に受信していた放送波の受信周波数に対応する
受信周波数設定信号が、制御部80からメインFE20
に含まれる局部発振部24に対して出力され、メインF
E部20の受信周波数が設定される。その後、設定され
た受信周波数を有する放送波がメインFE部20によっ
て受信される(ステップ101)。
【0021】次に、制御部80は、サブFE部120の
受信周波数を受信可能な周波数帯域の下限周波数に設定
する(ステップ102)。例えば、日本国内においてF
M放送波を受信する場合であれば、受信可能な周波数帯
域が76.0〜90.0MHzであるので、制御部80
は、サブFE部120の受信周波数を76.0MHzに
設定する。具体的な設定方法は、上述したメインFE部
20と同様であり、所定の受信周波数設定信号が制御部
80からサブFE部120に含まれる局部発振部124
に対して出力されて、サブFE部120の受信周波数が
設定される。
【0022】次に、制御部80は、シグナルメータ14
4から出力される受信レベル(サブFE部120に対応
した受信レベル)が所定値以上であるか否かを調べるこ
とにより、現在のサブFE部120の同調周波数に対応
する受信信号(放送波)が存在するか否かを判断する
(ステップ103)。現在の同調周波数に対応する受信
信号が存在する場合には肯定判断を行って、次に制御部
80は、上述したステップ102においてサブFE部1
20に対して設定した受信周波数に関するデータをメモ
リ90に記憶する(ステップ104)。ここで記憶され
る受信周波数が、受信機1が現在受信可能な放送波の受
信周波数である。また、現在の同調周波数に対応する受
信信号が存在しない場合(ステップ103において否定
判断された場合)には、この受信周波数の放送波は存在
しないものと判断し、制御部80は、受信周波数の記憶
を行わない。なお、メモリ90に記憶される受信周波数
に関するデータは、受信周波数そのものでもよいし、代
わりにPLL制御部130内の可変分周器の分周比を用
いるようにしてもよい。
【0023】メモリ90に対するデータの記憶動作が終
了すると、あるいは、ステップ103の判定において否
定判断がなされると、次に制御部80は、サブFE部1
20の受信周波数を所定値だけ増加させる(ステップ1
05)。例えば、上述したように日本国内においてFM
放送波を受信する場合であれば、制御部80は、最小の
受信周波数間隔である0.1MHzだけ受信周波数を増
加させる。
【0024】その後、制御部80は、ステップ105に
おいて増加させた受信周波数が、受信可能な周波数帯域
の上限周波数より大きいか否かを判断する(ステップ1
06)。上述したように、日本国内においてFM放送波
を受信する場合であれば、ステップ105において求め
た受信周波数が90.0MHz以上となったか否かを判
断すればよい。受信周波数が所定の上限周波数以下の場
合には、ステップ106において否定判断がなされ、そ
の後ステップ103に戻って受信信号が存在するか否か
の判定以降の動作が繰り返される。
【0025】図4は、制御部80内のメモリ90に記憶
されるデータの一例を示す図である。図4に示すよう
に、受信可能であると判断された放送波の受信周波数に
関するデータが、例えば、80.0MHz、82.1M
Hz、83.6MHz……というようにメモリ90に記
憶される。
【0026】また、ステップ105において設定した受
信周波数が所定の上限周波数より大きい場合(上述した
FM放送波の例では、90.0MHzより大きい場合)
には、ステップ106において肯定判断がなされ、次に
制御部80は、シグナルメータ44から出力される信号
を調べ、現在メインFE部20で受信中の放送波の受信
レベルが所定値より低いか否かを判断する(ステップ1
07)。メインFE部20で受信中の放送波の受信レベ
ルが所定値より高い場合には否定判断がなされ、制御部
80は、上述したステップ103〜106で示した受信
可能な放送波に対応する受信周波数の検索処理が終了し
た時点から所定時間(例えば、5分間)が経過したか否
かを判定する(ステップ108)。所定時間が経過して
いた場合には肯定判断がなされ、その後ステップ102
に戻って、サブFE部120による受信周波数の検索処
理が繰り返される。このように、受信可能な放送波に対
応する受信周波数の検索処理を所定の時間間隔で行うこ
とにより、車両の移動等によって受信電界強度が変化し
た場合であってもその都度受信可能な放送波を検索し
て、対応する受信周波数をメモリ90に記憶することが
できる。
【0027】また、所定時間が経過していない場合に
は、上述したステップ108において否定判断がなさ
れ、制御部80は、利用者により操作部82が操作され
て、受信する放送波を変更する旨の指示がなされたか否
かを判定する(ステップ109)。受信する放送波の変
更指示がなされていない場合には、ステップ107に戻
り、メインFE部20で受信中の放送波の受信レベルが
所定値より低いか否かの判定以降の動作が繰り返され
る。また、受信する放送波の変更指示がなされた場合に
は、上述したステップ109において肯定判断がなさ
れ、制御部80は、メインFE部20の受信周波数を利
用者による操作指示に対応して変更する(ステップ11
0)。その後、ステップ101以降の動作が繰り返され
る。
【0028】また、上述したステップ107において、
メインFE部20で受信中の放送波の受信レベルが所定
値より低いと判断された場合(肯定判断がなされた場
合)に、制御部80は、上述したステップ104に示し
た処理によってメモリ90に格納されたデータを読み出
すことにより、現在受信可能な放送波の受信周波数を取
得する(ステップ111)。例えば、制御部80は、周
波数の低い方から順に一つずつ対応するデータを読み出
す。上述した図4に示した例では、初めに80.0MH
zに対応するデータが読み出される。なお、周波数の高
い方から順にデータを読み出してもよい。
【0029】次に制御部80は、ステップ111におい
て取得した受信周波数をサブFE部120に対して設定
して受信動作を行わせ、この時にシグナルメータ144
から出力される信号を調べることにより、この受信周波
数に対応する放送波の受信レベルが所定値より低いか否
かを判定する(ステップ112)。この受信レベルを判
定する基準となる所定値は、上述したステップ107に
おいてメインFE部20で受信中の放送波の受信レベル
を判定する際に基準とした所定値と同じ値である。受信
レベルが所定値より低い場合(ステップ112において
肯定判断がなされた場合)に、制御部80は、メモリ9
0に格納されているデータを調べ、受信可能な放送波が
他にあるか否かを判定する(ステップ113)。
【0030】読み出されていないデータが制御部80内
のメモリ90に存在している場合には、受信可能な放送
波が他にあるということなので、制御部80は、ステッ
プ111に戻り、受信可能な放送波の受信周波数を取得
する処理以降の動作を繰り返す。上述した図4に示した
例では、2番目の82.1MHzに対応するデータが読
み出される。
【0031】また、上述したステップ112において否
定判断がなされた場合(受信レベルが所定値よりも高い
場合)には、メインFE部20で受信中の放送波の受信
レベルが所定値より低いか否かを判定するステップ10
7以降の動作が繰り返される。
【0032】また、制御部80内のメモリ90に格納さ
れたデータが全て読み出された場合には、ステップ11
3において否定判断がなされ、制御部80は、車両がト
ンネル等に進入したことを検出する(ステップ11
4)。上述したステップ111〜113の処理では、受
信可能な放送波の中で受信レベルが所定値より高いもの
が一つでもあれば、その時点でステップ112において
否定判断がなされ、制御部80は、ステップ107に戻
り、メインFE部20で受信中の放送波の受信レベルが
所定値より低いか否かの判定以降の動作を繰り返すよう
になっている。すなわち、ステップ113においては、
受信可能な全ての放送波の受信レベルが所定値よりも低
い場合にのみ否定判断がなされることとなる。したがっ
て、ステップ113において否定判断がなされた場合
に、制御部80は、受信可能な全ての放送波の受信レベ
ルが所定値より低いことから、車両がトンネル等に進入
したことにより受信機の設置位置が受信電波の遮断範囲
に含まれたものと判断する。
【0033】トンネル等への進入を検出すると、制御部
80は、メインFE部20で受信していた放送波の受信
周波数に関するデータをメモリ90に記憶した後に(ス
テップ115)、アンプ60のゲイン値を制御すること
によりミュート動作を行う(ステップ116)。
【0034】次に制御部80は、サブFE部120に対
して、受信可能な周波数帯域の下限周波数から上限周波
数までの間を所定の間隔で変化させて受信周波数を設定
し、シグナルメータ144から出力される信号を調べる
ことにより、トンネル内で受信可能な放送波が存在する
か否かを判定する(ステップ117)。受信可能な放送
波が存在する場合には、ステップ117において肯定判
断がなされ、制御部80は、アンプ60のミュート動作
を終了させて、この放送波に対応する受信周波数をメイ
ンFE部20に対して設定し、この放送波を受信する
(ステップ118)。
【0035】また、トンネル内で受信可能な放送波が存
在しない場合には、上述したステップ117において否
定判断がなされ、次に制御部80は、アンプ60のミュ
ート動作を継続しながら、上述したステップ115にお
いてメモリ90に記憶した受信周波数(トンネル進入の
直前にメインFE部20において受信していた放送波の
受信周波数)のデータを読み出し、この受信周波数をサ
ブFE部120に対して設定する(ステップ119)。
設定された受信周波数に対応する放送波がサブFE部1
20によって受信されると、制御部80は、シグナルメ
ータ144から出力される信号を調べることにより、サ
ブFE部144で受信中の放送波の受信レベルが所定値
より高いか否かを判定する(ステップ120)。受信レ
ベルが所定値より低い場合には否定判断がなされ、この
ステップ120の判定が繰り返される。また、受信レベ
ルが所定値より高い場合には、制御部80は、車両がト
ンネル等を脱出したと判断し、メモリ90に格納された
データを読み出すことにより、メインFE部20の受信
周波数をトンネル進入以前の受信周波数に再度設定する
(ステップ121)。その後、ステップ101に戻り、
制御部80によって設定された受信周波数を有する放送
波をメインFE部20によって受信する動作以降の動作
が繰り返される。
【0036】このように、本実施形態の受信機1では、
メインFE部20によって所定の受信周波数を有する第
1の放送波を受信し、このメインFE部20による受信
動作を維持した状態でサブFE部120によって受信可
能な周波数帯域に含まれる他の放送波を受信し、これら
第1および第2の放送波の受信レベルをシグナルメータ
44および144によって検出しており、これら第1お
よび第2の放送波の受信レベルが全て所定値よりも低下
した場合に、トンネルに進入したことを検出している。
したがって、トンネルへの進入、すなわち受信機1の設
置位置が受信電波の遮断範囲に含まれたことを精度良く
検出することができる。特に、受信可能な周波数帯域に
含まれる放送波の受信周波数に関するデータを制御部8
0内にメモリ90に記憶しておき、メインFE部20に
よって受信されている放送波の受信レベルが所定値より
低下した場合に、メモリ90に記憶されたデータに基づ
いて、サブFE部120により第2の放送波を選択的に
受信して受信レベルを検出しているので、車両がトンネ
ルに進入したか否かの判定、すなわち受信電波の遮断範
囲に入ったか否かの判定を短時間で行うことができる。
【0037】また、メインFE部20の他にサブFE部
120を有するため、メインFE部20を用いて現在受
信中の放送波の受信状態を維持しながら、受信可能周波
数帯域に含まれる他の放送波の受信状態を調べることが
できるため、車両がトンネルに進入したか否かを調べる
際の音切れの発生を防止することができる。
【0038】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変
形実施が可能である。例えば、上述した実施形態におい
ては、トンネルに進入したことを検出した際に、トンネ
ル内で受信可能な放送波の検出(図3に示したステップ
117の処理)をサブFE部120により行い、受信可
能な放送波が検出された場合にはこの放送波をメインF
E部20で受信していたが、受信可能な放送波の検出動
作をメインFE部20で行うようにしてもよい。この場
合には、制御部80は、メインFE部20に対して、受
信可能な周波数帯域の下限周波数から上限周波数までの
間を所定の間隔で変化させて受信周波数を設定し、シグ
ナルメータ44から出力される信号を調べることによ
り、トンネル内で受信可能な放送波が存在するか否かを
判定すればよい。
【0039】また、上述した実施形態では、車両がトン
ネルを脱出したか否かの判断を行う際には、トンネル進
入前にメインFE部20において受信していた放送波の
受信周波数をサブFE部120に対して設定して受信を
行い、この放送波の受信レベルが所定値より高くなった
場合にトンネル脱出を検出していたが、トンネル進入前
に受信可能であった全ての放送波の受信レベルを調べる
ようにしてもよい。トンネル進入前に受信可能であった
放送波の受信周波数については、制御部80内のメモリ
90に格納されたデータを読み出すことにより調べるこ
とができるので、この受信周波数を順にサブFE部12
0に設定すれば、受信可能であった全ての放送波の受信
レベルを調べることができる。
【0040】また、トンネル進入を検出した後に、所定
期間(例えば、5分間)経過しても、サブFE部120
によって受信中の放送波(トンネル進入前に受信してい
た放送波、あるいは、トンネル進入前に受信可能であっ
た全ての放送波)の受信レベルが所定値より高くならな
い場合には、受信可能な周波数帯域の全域に対して、受
信可能な放送波の検出を行うようにしてもよい。例え
ば、トンネルを脱出するまでに数分〜数十分かかるよう
な長いトンネルを通過することにより、トンネル進入前
と進入後において放送波の受信エリアが異なってしまっ
た場合にも、上述したように受信可能な放送波の検出を
行うことにより、トンネル脱出を検出することができ
る。
【0041】また、上述した実施形態では、シグナルメ
ータ144は中間周波増幅器142から出力される中間
周波信号に基づいて受信レベルを検出していたが、混合
回路126から出力される信号に基づいて受信レベルを
検出するようにしてもよい。この場合には、バンドパス
フィルタ140と中間周波増幅器142を省略して構成
を簡略化することができる。
【0042】また、上述した実施形態では、メインFE
部20によっていずれかの放送波を受信しているとき
に、それ以外に受信可能な放送波をサブFE部120に
よって検出してその受信周波数をメモリ90に記憶し、
メインFE部20によって受信していた放送波の受信レ
ベルが所定値より低くなったときに、メモリ90に記憶
されている受信周波数に対応する放送波の受信レベルを
調べることにより、トンネルに進入したことを検出する
ようにしたが、メモリ90を用いずにこの検出動作を行
うようにしてもよい。すなわち、メインFE部20によ
っていずれかの放送波を受信しているときに、サブFE
部120による受信可能な放送波の検出動作およびその
受信周波数のメモリ90への記憶動作は行わず、メイン
FE部20によって受信していた放送波の受信レベルが
所定値より低くなったときに、受信可能な周波数帯域の
全周波数(例えば、日本国内のFM放送波の場合には7
6.0〜90.0MHzに含まれる0.1MHz間隔の
全周波数)について受信レベルが所定値より低いことを
調べてトンネルに進入したことを検出するようにしても
よい。
【0043】〔第2の実施形態〕図5は、本発明を適用
した第2の実施形態における受信機2の構成を示す図で
ある。図5に示す受信機2は、アンテナ10、フロント
エンド(FE)部220、バンドパスフィルタ(BP
F)40、中間周波(IF)増幅器42、シグナルメー
タ44、音声復調部50、アンプ60、スピーカ70、
制御部80、操作部82、表示部84を含んで構成され
ている。FE部220は、基本的に上述した第1の実施
形態におけるメインFE部20と同じ構成を有してお
り、高周波増幅器222、局部発振部224、混合回路
226を備えている。また、制御部80は、内部にメモ
リ90を備えている。このように、本実施形態の受信機
2は、基本的には上述した第1の実施形態における受信
機1からサブFE部120、バンドパスフィルタ14
0、中間周波増幅器142、シグナルメータ144を省
略した構成となっており、その他の構成の動作等につい
ては基本的に同じであるため、各構成の詳細な説明につ
いては省略する。
【0044】上述したFE部220が第3の受信手段
に、シグナルメータ44が第3の電界強度検出手段に、
メモリ90が第2の記憶手段に、制御部80が制御手段
および第2の判定手段にそれぞれ対応している。
【0045】次に、本実施形態の受信機2の動作を説明
する。図6は、本実施形態の受信機2の動作手順を示す
流れ図であり、主に制御部80による制御動作の手順が
示されている。
【0046】受信機2の電源が投入されると、制御部8
0は、FE部220に対して所定の受信周波数を設定す
る(ステップ200)。例えば前回の受信動作において
最後に受信していた放送波の受信周波数に対応する受信
周波数設定信号が、制御部80からFE220に含まれ
る局部発振部224に対して出力され、FE部220の
受信周波数が設定される。次に制御部80は、受信周波
数に関するデータをメモリ90に記憶する(ステップ2
01)。その後、設定された受信周波数を有する放送波
がFE部220によって受信される(ステップ20
2)。
【0047】次に、制御部80は、シグナルメータ44
から出力される信号を調べ、FE部220において受信
中の放送波の受信レベルが所定値より低いか否かを判断
する(ステップ203)。FE部220で受信中の放送
波の受信レベルが所定値より高い場合には、ステップ2
03において否定判断がなされ、制御部80は、利用者
により操作部82が操作されて、受信周波数の変更指示
がなされたか否かを判定する(ステップ204)。受信
周波数の変更指示がなされていない場合には、ステップ
203に戻り、FE部220で受信中の放送波の受信レ
ベルが所定値より低いか否かの判定以降の動作が繰り返
される。また、受信する放送波の変更指示がなされた場
合には、上述したステップ204において肯定判断がな
され、制御部80は、FE部220に対して設定する受
信周波数を利用者による操作指示に対応して変更する
(ステップ205)。その後、ステップ201に戻り、
ステップ205において変更された受信周波数に対応す
る放送波の受信動作以降の動作が繰り返される。
【0048】また、上述したステップ203において、
FE部220で受信中の放送波の受信レベルが所定値よ
り低いと判断された場合には、制御部80は、メモリ9
0に格納されているデータを読み出すことにより、現在
の受信エリアにおいて受信可能な放送波の受信周波数を
取得する(ステップ206)。具体的には、例えば、制
御部80は、周波数が低い方から順に一つずつ対応する
データを読み出す。なお、本実施形態では、現在の受信
エリアにおいて受信可能な放送波の受信周波数に関する
データがあらかじめメモリ90に格納されているものと
する。
【0049】なお、現在の受信エリアにおいて受信可能
な放送波の受信周波数に関するデータについては、上述
した第1の実施形態の場合と同様に、受信可能な周波数
帯域に含まれる放送波を所定時間毎に検出して、受信可
能な放送波の受信周波数に対応するデータをメモリ90
に格納するようにしてもよい。また、受信可能な放送波
に対応するデータを複数の受信エリアに対応して用意し
ておき、受信機の設置位置に応じた受信エリアを適宜選
択し、対応するデータを用いるようにしてもよい。
【0050】次に制御部80は、ステップ206におい
て取得した受信周波数をFE部220に設定して受信動
作を行わせ、この受信動作と並行してシグナルメータ4
4から出力される信号を調べることにより、この受信周
波数に対応する放送波の受信レベルが所定値より低いか
否かを判定する(ステップ207)。受信レベルが所定
値より低い場合には、制御部80は、メモリ90に格納
されたデータを調べ、受信可能な放送波が他にあるか否
かを判定する(ステップ208)。
【0051】受信可能な放送波がまだ存在する場合に
は、制御部80は、ステップ206に戻り、受信可能な
放送波の受信周波数を取得する処理以降の動作を繰り返
す。また、上述したステップ207において、受信レベ
ルが所定値よりも高いと判定された場合には、現在受信
中の放送波の受信レベルが所定値より低いか否かを判定
するステップ203以降の動作が繰り返される。
【0052】また、現在の受信エリアにおいて受信可能
な放送波の受信周波数に関するデータがメモリ90から
全て読み出された後にステップ208で否定判断がなさ
れるということは、各受信周波数を有する放送波の受信
レベルが全て所定値より低かったということなので、制
御部80は、車両がトンネル等に進入したことを検出し
(ステップ209)、アンプ60のゲイン値を制御して
ミュート動作を行う(ステップ210)。次に制御部8
0は、上述したステップ201においてメモリ90に記
憶されたデータを読み出すことにより、トンネル進入前
に受信していた放送波の受信周波数を取得し、この受信
周波数をFE部220に設定する(ステップ211)。
【0053】その後、制御部80は、シグナルメータ4
4から出力される信号に基づいて、FE部220で受信
されている放送波の受信レベルが所定値より高いか否か
を判定する(ステップ212)。FE部220で受信さ
れている放送波の受信レベルが所定値より低い場合に
は、ステップ212において否定判断がなされ、制御部
80は、車両がまだトンネルを脱出していないと判断
し、ステップ212の判定動作を繰り返す。また、FE
部220で受信されている放送波の受信レベルが所定値
より高い場合には、制御部80は、車両がトンネルを脱
出したものと判断し、アンプ60のゲイン値を制御して
ミュート状態を解除し、音声出力を再開する(ステップ
213)。その後、制御部80は、ステップ203に戻
り、FE部220で受信中の放送波の受信レベルが所定
値より低いか否かの判定以降の動作を繰りかえす。
【0054】このように、本実施形態の受信機2では、
FE部220で受信中の放送波の受信レベルが所定値よ
りも低下したときに、予めメモリ90に格納されている
データに基づいて受信可能周波数帯域中の他の放送波の
受信レベルを調べ、いずれの放送波の受信レベルも所定
値よりも低いときに車両がトンネルに進入したことを検
出している。したがって、予めメモリ90に記憶されて
いる放送波のみについて受信レベルを調べればよいこと
から、トンネルに進入したことを短時間に検出すること
ができる。
【0055】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変
形実施が可能である。例えば、上述した各実施形態で
は、主にトンネルに進入したことを検出する動作につい
て説明したが、トンネル以外にも、大きな地下駐車場の
ような受信電波が遮断される範囲に車両が進入したこと
を検出するようにしてもよい。
【0056】また、上述した各実施形態では、FM放送
波を受信中に車両がトンネルに進入する場合を例にとっ
て説明したが、これに限定されるものではなく、AM放
送波やテレビジョン放送波等を受信しているときにトン
ネルに進入したことを検出する場合においても、本発明
を適用することができる。
【0057】また、トンネル進入を検出した後に、所定
期間(例えば5分間)経過しても、トンネル進入前に受
信していた放送波の受信レベルが所定値より高くならな
い場合には、受信可能な周波数帯域の全域に対して、受
信可能な放送波の検出を行うようにしてもよい。例え
ば、車両がトンネルを脱出するまでに数分〜数十分かか
るような長いトンネルを通過することにより、トンネル
進入前と進入後において放送波の受信エリアが異なって
しまった場合にも、上述したようにして受信可能な放送
波の検出を行うことにより、トンネル脱出を検出するこ
とができる。
【0058】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、実際
に受信可能な他の放送波がないときにトンネル等の受信
電波の遮断範囲に含まれることを検出しており、検出精
度を高めることができる。また、第1の受信手段の他に
第2の受信手段を有するため、現在受信中の第1の放送
波の受信状態を維持しながら、受信可能周波数帯域に含
まれる他の第2の放送波の受信状態を調べることができ
るため、受信電波の遮断範囲に含まれるか否かを調べる
際の音切れの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の受信機の構成を示す図であ
る。
【図2】第1の実施形態における受信機の動作手順を示
す流れ図である。
【図3】第1の実施形態における受信機の動作手順を示
す流れ図である。
【図4】制御部内のメモリに記憶されるデータの一例を
示す図である。
【図5】第2の実施形態における受信機の構成を示す図
である。
【図6】第2の実施形態における受信機の動作手順を示
す流れ図である。
【符号の説明】
1、2 受信機 10 アンテナ 20 メインフロントエンド(メインFE)部 22、122、222 高周波増幅器 24、124、224 局部発振部 26、126 226 混合回路 40、140 バンドパスフィルタ(BPF) 42、142 中間周波(IF)増幅器 44、144 シグナルメータ 50 音声復調部 60 アンプ 70 スピーカ 80 制御部 90 メモリ 120 サブフロントエンド(サブFE)部 220 フロントエンド(FE)部
フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 AA00 BA21 BA27 BA30 DA07 5K020 CC01 CC03 DD25 EE01 EE04 EE05 EE16 GG01 GG04 GG09 HH13 NN10 5K061 AA04 BB01 CC08 CC11 CC16 CC23 CC26 CC27 CC31 CC42 CC45 JJ06 JJ07 JJ24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の受信周波数を有する第1の放送波
    を受信する第1の受信手段と、 前記第1の放送波の受信電界強度を検出する第1の電界
    強度検出手段と、 前記第1の受信手段による受信動作を維持した状態で、
    受信可能周波数帯域に含まれる他の第2の放送波を受信
    する第2の受信手段と、 前記第2の受信手段によって受信する前記第2の放送波
    の受信電界強度を検出する第2の電界強度検出手段と、 前記第1および第2の電界強度検出手段によって検出さ
    れた前記第1および第2の放送波の受信電界強度に基づ
    いて、受信電波の遮断範囲に含まれているか否かを判定
    する第1の判定手段と、 を備えることを特徴とする受信機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記受信可能周波数帯域の各周波数に対応する放送波の
    有無を調べることにより、前記第2の放送波の検出を行
    う放送波検出手段と、 前記放送波検出手段によって検出された前記第2の放送
    波の受信周波数に関するデータを記憶する第1の記憶手
    段と、 をさらに備え、前記第1の電界強度検出手段によって前
    記第1の放送波の受信電界強度が所定値よりも低下した
    ことが検出されたときに、前記第1の記憶手段に記憶さ
    れたデータを読み出して前記第2の受信手段による前記
    第2の放送波の受信動作を行うことを特徴とする受信
    機。
  3. 【請求項3】 所定の受信周波数を有する放送波を受信
    する第3の受信手段と、 前記第3の受信手段によって受信中の前記放送波の受信
    電界強度を検出する第3の電界強度検出手段と、 受信可能周波数帯域に含まれる前記放送波の受信周波数
    に関するデータを記憶する第2の記憶手段と、 前記第3の受信手段によって受信中の前記放送波の受信
    電界強度が所定値よりも低下したときに、前記第2の記
    憶手段に記憶されたデータに基づいて、受信中の前記放
    送波以外の他の放送波を前記第3の受信手段によって選
    択的に受信させる制御を行う制御手段と、 前記第3の電界強度検出手段によって検出される前記他
    の放送波の受信電界強度に基づいて、受信電波の遮断範
    囲に含まれているか否かを判定する第2の判定手段と、 を備えることを特徴とする受信機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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