JP2001155921A - 電磁式弁駆動装置 - Google Patents

電磁式弁駆動装置

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JP2001155921A
JP2001155921A JP33639199A JP33639199A JP2001155921A JP 2001155921 A JP2001155921 A JP 2001155921A JP 33639199 A JP33639199 A JP 33639199A JP 33639199 A JP33639199 A JP 33639199A JP 2001155921 A JP2001155921 A JP 2001155921A
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Japan
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valve
driving device
magnetic sensor
magnetic
electromagnetic valve
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JP33639199A
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English (en)
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Hiroyuki Hattori
宏之 服部
Takashi Deo
隆志 出尾
Masahiko Asano
昌彦 浅野
Tatsuo Iida
達雄 飯田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コイルスプリングの内周側に配設される磁気セ
ンサにより弁変位量を検出するようにした電磁式弁駆動
装置において、その検出精度を向上させる。 【解決手段】弁駆動装置は、下端部に弁10が設けられ
た弁軸20、この弁軸20に固定されたアーマチャ2
3、一対のコイルスプリング21,22及び電磁石3
1,32を備える。弁軸20の上端部には磁石62が設
けられる。ハウジング24により支持されるセンサリテ
ーナ26には、この磁石62と対向する位置に磁気セン
サ61が取り付けられる。これら磁気センサ61及び磁
石62は一方のコイルスプリング21の内周側に配設さ
れる。軟磁性材料からなるシールド部材70は、上記コ
イルスプリング21をその外周側及び上端側から覆うよ
うにして配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば内燃機関
の吸気弁や排気弁等を開閉駆動するための電磁式弁駆動
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の吸気弁や排気弁等を開閉駆動
するための弁駆動装置として、これら弁を電磁駆動する
ようにしたものが知られている。この種の電磁式弁駆動
装置は、弁の軸に固定されたアーマチャ、このアーマチ
ャを吸引する電磁石、アーマチャを電磁石から離間させ
るように付勢するコイルスプリング等を備えて構成され
ている。そして、電磁石の通電制御を通じてアーマチャ
が所定のタイミングで変位させられることにより、弁が
開閉駆動される。
【0003】また、こうした電磁式弁駆動装置では、弁
の開閉駆動を精度良く行うために、また、必要以上の駆
動力によって弁が開閉駆動されることによる騒音や振動
の発生を抑制するために、センサによって弁の変位量を
検出するとともに、その検出結果に基づいて電磁石の通
電を制御するのが望ましい。このため、例えば特開平1
1−81940号公報に記載される装置では、こうした
弁の変位量を検出するために、弁軸の上端部に取り付け
られた被検出体(金属板)と、この被検出体の上方に離
間して配設され、被検出体の変位に伴って生じる磁界変
化を検出する磁気センサとを備えるようにしている。し
かしながら、弁変位量を検出するために、こうした磁気
センサ等を備えるようにすると、その構成の大型化を招
くこととなる。例えば、上記公報に記載の装置にあって
は、弁軸の上方側に、これら被検出体や磁気センサを配
設するスペースが新たに必要になる。
【0004】そこで、こうした構成の大型化を極力回避
するために、例えば特開平9−217859号公報に記
載されるように、磁気センサを上記コイルスプリングの
内周側に配設することが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにコイルスプ
リングの内周側に磁気センサが配設されることで、確か
にスペースの有効化が図られ、構成の大型化を回避する
ことができるようにはなる。しかしながらその一方で、
こうした構成にあっては、磁気センサと上記電磁石との
間の距離が自ずと短いものとなり、磁気センサは電磁石
によって形成される磁界の影響を受け易いものとなる。
このため、磁気センサの検出結果は必ずしも上記被検出
体の変位、即ち弁の変位に伴う磁界変化を正確に反映す
るものとはならなくなり、その検出精度も当然低いもの
とならざるを得ない。
【0006】この発明は、こうした従来の実情に鑑みて
なされたものであり、その目的は、コイルスプリングの
内周側に配設される磁気センサにより弁変位量を検出す
るようにした電磁式弁駆動装置において、その検出精度
を向上させることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段及びその作用効果について以下に記載する。請求
項1に記載した発明では、弁軸と、この弁軸に固定され
たアーマチャと、前記弁軸の基端部よりも更に基端側に
設けられ、前記弁軸を開弁側或いは閉弁側に付勢するコ
イルスプリングと、このコイルスプリングの付勢力に抗
して前記アーマチャを吸引することにより前記弁軸を閉
弁側或いは開弁側に変位させる電磁石と、前記弁軸の基
端部に取り付けられた被検出体及び前記コイルスプリン
グの内周側に配設される磁気センサと備え、前記電磁石
の通電制御を通じて弁を開閉駆動するとともに、この弁
の開閉駆動に伴う前記被検出体の変位に応じて生じる磁
界変化を同磁気センサによって検出するようにした電磁
式弁駆動装置において、前記コイルスプリングをその外
周側から覆うことにより前記磁気センサを前記電磁石に
より形成される磁界からシールドする磁気シールド部材
を備えるようにしている。
【0008】上記構成によれば、磁気センサは磁気シー
ルド部材によって電磁石の外乱磁界からシールドされる
ようになり、その外乱磁界による悪影響を抑制して同磁
気センサの検出精度を高めることができるようになる。
【0009】尚、上記「磁気センサ」には、ホール素子
や磁気抵抗素子を用いたセンサや、磁気ダイオード、磁
気トランジスタ等の接合型素子を用いたセンサが含まれ
る。この場合には、上記被検出体として磁石が採用され
る。この他、上記「磁気センサ」には、被検出体に渦電
流が流れるのに伴なって形成される交流磁界を検出する
渦電流式のセンサも含まれる。この場合には、上記被検
出体として鉄、アルミニウム、銅等の磁石以外の金属材
料が採用される。
【0010】請求項2に記載した発明では、請求項1に
記載した電磁式弁駆動装置において、前記磁気シールド
部材は、前記コイルスプリングを前記弁軸方向における
基端側から更に覆うものであるとしている。
【0011】上記構成によれば、請求項1に記載した発
明の作用効果に加えて、磁気シールド部材のシールド性
能を向上させることができ、磁気センサの検出精度を更
に高めることができるようになる。
【0012】請求項3に記載した発明では、請求項1又
は2に記載した電磁式弁駆動装置において、前記磁気シ
ールド部材は、前記コイルスプリングを外周側から覆う
部分と前記電磁石との間の距離が、前記弁の開閉駆動に
伴って前記被検出体が前記電磁石に最も近接する位置ま
で変位したときの同被検出体と前記電磁石との間の距離
よりも短くなるように設定されてなるとしている。
【0013】上記構成によれば、弁の開閉駆動に伴って
被検出体が電磁石に最も近接する位置まで変位したとき
においても、同被検出体はその外周が磁気シールド部材
によって覆われるようになる。従って、請求項1又は2
に記載した発明の作用効果に加えて、被検出体と磁気セ
ンサとの間に形成される磁界が電磁石によって形成され
る磁界の影響により乱されるのを抑制することができ、
磁気センサの検出精度を更に高めることができるように
なる。
【0014】請求項4に記載した発明では、請求項1乃
至3のいずれかに記載した電磁式弁駆動装置において、
前記磁気シールド部材は、前記コイルスプリングの基端
部が当接される当接部を含み、該当接部により前記コイ
ルスプリングの位置決めを行うものであるとしている。
【0015】上記構成によれば、請求項1乃至3のいず
れかに記載した発明の作用効果に加えて、磁気シールド
部材がコイルスプリングの位置決め部材としての機能も
併せ有するものとなるため、こうした位置決めにかかる
部材の点数を減らすことができ、構成の簡略化を図るこ
とができるようになる。
【0016】請求項5に記載した発明では、請求項1乃
至4のいずれかに記載した電磁式弁駆動装置において、
前記磁気シールド部材は、前記コイルスプリングの内周
側にまで延設される延設部分を含み、この延設部分によ
って前記磁気センサの外周部を更に覆うものであるとし
ている。
【0017】上記構成によれば、請求項1乃至4のいず
れかに記載した発明の作用効果に加えて、磁気センサ
は、磁気シールド部材によって二重にシールドされるよ
うになるため、電磁石の磁界による悪影響をより確実に
抑制することができ、磁気センサの検出精度を更に高め
ることができるようになる。
【0018】請求項6に記載した発明では、請求項5に
記載した電磁式弁駆動装置において、前記被検出体は磁
石により構成され、前記磁気シールド部材は、前記磁気
センサの外周部を覆う部分が前記被検出体側に更に延設
されるとともに、この延設部分の肉厚が前記被検出体に
近接するほど薄くなるように前記延設部分の前記磁気セ
ンサの外周部を覆う側の面がテーパ状に形成されてなる
としている。
【0019】一般に、磁石により形成される磁界の強さ
(磁束密度)を磁気センサにより検出するようにした場
合、その検出される磁束密度Bと、磁石及び磁気センサ
の間の距離Lとの間には一般に、 B∝1/(L^2)(「^2」は二乗を示す) といった関係が成立することが知られている。この式か
ら明らかなように、磁束密度Bと上記距離Lとの間には
線形的な関係がなく、同磁束密度Bは、上記距離Lが短
くなるのに伴ってより大きく増大するようになる。換言
すれば、上記距離Lが短くなるのに従って磁気センサを
通過することなく漏洩する漏洩磁束の量がより大きく減
少するようになる。従って、この磁束密度Bから上記距
離L、換言すれば磁気センサに対する磁石の相対位置を
検出しようとする場合には、磁束密度Bを一旦、上記関
係に基づいて変換する処理が必要になる。
【0020】この点、請求項6に記載した上記構成で
は、弁の開閉駆動に伴って被検出体が磁気センサに近接
する際、同被検出体から磁気シールド部材の上記延設部
分に漏洩する磁束の量を、被検出体が磁気センサに近接
するほど大きく増大させることができ、磁気センサを通
過する磁束の密度を被検出体の変位量に応じて線形的に
変化させることができるようになる。従って、上記構成
によれば、請求項5に記載した発明の作用効果に加え
て、磁気センサの出力信号を被検出体の変位量、即ち弁
の変位量に応じて線形的に変化させることが可能になる
ため、上記のような出力信号の変換処理を省略すること
ができるようになる。
【0021】請求項7に記載した発明では、請求項5に
記載した電磁式弁駆動装置において、前記被検出体は、
前記延設部分に内包されるように前記磁気センサ側に延
伸されるとともに前記延設部分により支持されるもので
あるとしている。
【0022】上記構成によれば、請求項5に記載した発
明の作用効果に加えて、被検出体が弁の変位と無関係に
振動してしまうのを抑制することができ、こうした振動
に起因する検出精度の悪化を抑制することができるよう
になる。
【0023】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]以下、この発
明の第1の実施形態について図1〜3を参照して説明す
る。
【0024】図1及び図2は、本実施形態にかかる電磁
式弁駆動装置の断面構造を概略的に示している。この弁
駆動装置は、吸気弁や排気弁といった内燃機関の弁10
を開閉駆動するものであり、同内燃機関のシリンダヘッ
ド12に取り付けられている。また、このように弁駆動
装置によって上記弁10が開閉駆動されることにより、
吸気ポートや排気ポートといった燃焼室13に通じる機
関ポート14が同弁10により開閉される。
【0025】この弁駆動装置は、前記弁10がその下端
部に一体に設けられる弁軸20、この弁軸20を軸方向
に往復駆動させるためのアッパスプリング21及びロア
スプリング22並びに第1の電磁石31及び第2の電磁
石32、弁10の変位量を検出するための磁気センサ6
1及び磁石62等を備えて構成されている。
【0026】弁軸20には、Fe,Ni,Co等からな
る軟磁性材料により円板状に形成されたアーマチャ23
が固定されている。また、このアーマチャ23を挟むよ
うにして、同アーマチャ23の上方に上記第1の電磁石
31が、下方に第2の電磁石32がそれぞれシリンダヘ
ッド12に固定されて設けられている。尚、図1では、
弁軸20の変位に伴ってアーマチャ23が第2の電磁石
32の上面に吸着された状態を示している。
【0027】これら各電磁石31,32は、アーマチャ
23と同様に軟磁性材料によって構成され、その中央に
おいて上記弁軸20が摺動可能に挿通されたコア33,
34と、これらコア33,34内に弁軸20をその中心
として配設された円環状のコイル35,36とをそれぞ
れ備えて構成されている。また、各コア33,34内に
おいて、第1の電磁石31の上側及び第2の電磁石32
の下側には、円環状の第1の永久磁石41及び第2の永
久磁石42が弁軸20を中心としてそれぞれ設けられて
いる。
【0028】また、弁軸20において第2の電磁石32
の下方に延びる部分には、ロアリテーナ52が取り付け
られている。そして、このロアリテーナ52とシリンダ
ヘッド12との間には、上記ロアスプリング22が設け
られている。このロアスプリング22により、ロアリテ
ーナ52及び弁軸20は、弁10を閉弁させる側に、即
ち上方に向けて付勢されている。
【0029】一方、弁軸20の上端部には、アッパリテ
ーナ51が取り付けられている。また、第1の電磁石3
1の上方には、このアッパリテーナ51を囲むようにし
て略円筒状をなすハウジング24が設けられている。こ
のハウジング24の内部には、有蓋円筒状のシールド部
材70がアッパリテーナ51を上方から覆うようにして
設けられている。このシールド部材70は、上記アーマ
チャ23やコア33,34と同様に軟磁性材料によって
形成されており、ハウジング24に嵌合される円筒部7
1と、この円筒部71の上部を閉塞する蓋部72とを備
えている。
【0030】上記蓋部72の下側にはセンサリテーナ2
6が設けられている。このセンサリテーナ26は、非磁
性材料によって形成されており、上記蓋部72の下面に
固定される円板状の固定部26aと、同固定部26aの
略中央から下方に延びるセンサ取付部26bとを備えて
いる。このセンサリテーナ26の下側には、環状のスプ
リングシート27がセンサ取付部26bに外嵌されて取
り付けられている。このスプリングシート27も、セン
サリテーナ26と同様に、非磁性材料によって形成され
ている。
【0031】また、ハウジング24内においてシールド
部材70の上側には、非磁性材料からなる円板状の固定
蓋25が同ハウジング24に螺着されている。シールド
部材70、センサリテーナ26、及びスプリングシート
27は、この固定蓋25によってハウジング24内にお
ける位置決めがなされている。
【0032】上記アッパスプリング21は、スプリング
シート27とアッパリテーナ51との間に設けられてい
る。従って、このアッパスプリング21は、シールド部
材70によりその外周側及び上端側から覆われた状態と
なっている。また、アッパリテーナ51及び弁軸20
は、このアッパスプリング21によって弁10を開弁さ
せる側に、即ち下方に向けて付勢されている。
【0033】センサ取付部26bの下面には、ホール素
子等の磁気素子によって構成される磁気センサ61がア
ッパスプリング21の内周側に位置して取り付けられて
いる。一方、アッパリテーナ51の上部には、磁気セン
サ61と対向する位置に磁石62が取り付けられてい
る。この磁石62によって形成される磁界の磁束密度に
応じた信号が磁気センサ61から出力される。
【0034】次に、こうした弁駆動装置によって弁10
を開閉駆動する際の各電磁石31,32の通電態様につ
いて説明する。図1に示されるように、アーマチャ23
が第2の電磁石32の下面に吸着されて弁10が全開状
態となっているときから同弁10を全閉状態に移行させ
る際には、第2の永久磁石42の磁界方向と逆方向の磁
界が形成されるように、第2の電磁石32のコイル36
に対して所定の電流(開放電流)が供給される。こうし
た開放電流がコイル36に供給されることにより、第2
の永久磁石42の磁界が第2の電磁石32の磁界によっ
て打ち消され、アーマチャ23はロアスプリング22の
付勢力によって付勢されることにより上方に変位するよ
うになる。
【0035】一方、第1の電磁石31のコイル35に対
しては、第1の永久磁石41の磁界方向と同方向の磁界
が形成されるように所定の電流(吸引電流)が供給され
る。こうした吸引電流がコイル35に供給されることに
より、第1の永久磁石41の磁力と第1の電磁石31の
電磁力とによってアーマチャ23は更に上方に吸引され
るようになる。その結果、図2に示されるように、アー
マチャ23は第1の電磁石31の下面に吸着され、弁1
0は全閉状態となる。
【0036】これに対して、弁10が全閉状態となって
いるときから同弁10を全開状態に移行させる際には、
第1の永久磁石41の磁界方向と逆方向の磁界が形成さ
れるように、第1の電磁石31のコイル35に対して所
定の電流(開放電流)が供給される。こうした開放電流
がコイル35に供給されることにより、第1の永久磁石
41の磁界が第1の電磁石31の磁界によって打ち消さ
れ、アーマチャ23はアッパスプリング21の付勢力に
よって付勢され下方に変位するようになる。
【0037】一方、第2の電磁石32のコイル36に対
しては、第2の永久磁石42の磁界方向と同方向の磁界
が形成されるように所定の電流(吸引電流)が供給され
る。こうした吸引電流がコイル36に供給されることに
より、第2の永久磁石42の磁力と第2の電磁石32の
電磁力とによってアーマチャ23は更に下方に吸引され
るようになる。その結果、アーマチャ23は第2の電磁
石32の上面に吸着され、弁10は全開状態となる。
【0038】また、このように各電磁石31,32の通
電制御を通じて弁10が開閉駆動される際には、弁軸2
0の変位に伴なって磁気センサ61と磁石62との間の
距離が変化し、これに応じて磁気センサ61を通過する
磁束密度も変化するようになる。従って、この磁気セン
サ61から出力される信号は、磁気センサ61と磁石6
2との間の距離、換言すれば弁10の変位量に応じて変
化するものとなる。各電磁石31,32のコイル35,
36に供給される電流の大きさは、弁10が必要十分な
駆動力をもって開閉駆動されるように、この磁気センサ
61の出力信号に基づいて制御されている。
【0039】ところで、この磁気センサ61を通過する
磁束密度の大きさが、各電磁石31,32や各永久磁石
41,42の磁界により変化することがあると、同磁気
センサ61の出力信号が弁10の変位量を正確に反映す
るものとはならなくなる。
【0040】そこで、本実施形態にかかる弁駆動装置で
は、シールド部材70を備えることにより、こうした各
電磁石31,32や各永久磁石41,42の外乱磁界に
よって磁気センサ61の出力信号が変化するのを抑制す
るようにしている。
【0041】次に、こうしたシールド部材70の磁気シ
ールド作用について説明する。図3は、図1において上
記シールド部材70の近傍を拡大して示している。尚、
同図3において、アーマチャ23は第2の電磁石32の
上面に吸着され、弁10が全開状態にあるものとする。
従って、磁石62の下面と第1の電磁石31の上面とは
最も近接した状態にある。
【0042】同図に矢印で示されるように、シールド部
材70が設けられることにより、第1の電磁石31及び
第1の永久磁石41によって形成される磁束は、その大
部分がこのシールド部材70の内部を通過するようにな
る。こうした傾向は、第2の電磁石32及び第2の永久
磁石42によって形成される磁束についても同様であ
る。
【0043】従って、シールド部材70の外側から同部
材70の内部を通過して磁気センサ61及び磁石62の
近傍にまで到達する磁束の量が極めて少なくなる。即
ち、磁気センサ61は、シールド部材70によって各電
磁石31,32や各永久磁石41,42の外乱磁界から
シールドされるようになる。その結果、こうした外乱磁
界による悪影響を抑制して磁気センサ61の検出精度を
高めることができ、その検出結果の信頼性を向上させる
ことができるようになる。
【0044】更に、シールド部材70は、その円筒部7
1の下端部と第1の電磁石31の上面との間の距離L1
が、磁石62の下面と第1の電磁石31の上面との間の
距離L2よりも短くなるように配設されている。即ち、
弁10が全開状態となって磁石62が第1の電磁石31
に最も近接する位置まで変位したときにおいても、同磁
石62はその外周がシールド部材70の円筒部71によ
って覆われている。その結果、シールド部材70の磁気
シールド作用をより確実なものとすることができ、磁気
センサ61の検出精度を更に高めることができるように
なる。
【0045】以上説明したように、本実施形態によれば
次の作用効果を奏することができるようになる。 (1)磁気センサ61を各電磁石31,32や各永久磁
石41,42の外乱磁界からシールドするシールド部材
70を設けることにより、その外乱磁界による悪影響を
抑制して同磁気センサ61の検出精度を高めることがで
き、その検出結果の信頼性を向上させることができるよ
うになる。
【0046】(2)磁石62が第1の電磁石31に最も
近接した位置にあるときでも同磁石62がシールド部材
70によって覆われるように同部材70を配設するよう
にしたため、シールド部材70の磁気シールド作用をよ
り確実なものとすることができ、磁気センサ61の検出
精度を更に高めることができる。
【0047】[第2の実施形態]次に、この発明にかか
るその他の実施形態について説明する。尚、以下では、
第1の実施形態と同等の機能を有する構成部材について
の説明は割愛する。
【0048】まず、この発明の第2の実施形態について
上記第1の実施形態との相違点を中心に説明する。図4
は、本実施形態の弁駆動装置において、シールド部材7
0の近傍を拡大して示している。本実施形態の弁駆動装
置では、このシールド部材70の形状及びその機能が第
1の実施形態と相違している。
【0049】即ち、同図4に示されるように、シールド
部材70において、その蓋部72の略中央には挿通孔7
2aが形成されている。更に、蓋部72において、この
挿通孔72aの外周部分は下方に向けて僅かに延設され
ている。
【0050】アッパスプリング21は、この蓋部72の
延設部分によって位置決めされた状態で、その上端部が
蓋部72に当接されている。このように本実施形態の弁
駆動装置では、シールド部材70がアッパスプリング2
1の位置決め部材としての機能を兼ね備えている。従っ
て、こうした位置決め部材を別部材として敢えて設ける
必要が無く、第1の実施形態にて説明したスプリングシ
ート27は省略されている。
【0051】また、センサリテーナ26は、その固定部
26aが上記蓋部72の上側に配置されるとともに、セ
ンサ取付部26bが上記挿通孔72a内に挿通されてい
る。固定蓋25は、このセンサリテーナ26の固定部2
6aを蓋部72との間で挟むようにしてハウジング24
に螺着されている。
【0052】以上説明した本実施形態にかかる弁駆動装
置では、第1の実施形態において説明した(1)及び
(2)の作用効果に加えて、 (3)シールド部材70がアッパスプリング21の位置
決め部材としての機能も併せ有するものとなるため、こ
うした位置決めにかかる部材の点数を減らすことがで
き、構成の簡略化を図ることができる。といった作用効
果を奏することができるようになる。
【0053】[第3の実施形態]次に、この発明の第3
の実施形態について上記第1の実施形態との相違点を中
心に説明する。
【0054】図5は、本実施形態の弁駆動装置におい
て、シールド部材70の近傍を拡大して示している。本
実施形態の弁駆動装置では、このシールド部材70の形
状が第1の実施形態と相違している。
【0055】即ち、同図5に示されるように、シールド
部材70において、その蓋部72の略中央には挿入孔7
3が形成されている。更に、蓋部72において、この挿
入孔73の外周には、その周縁部分から下方に延びる筒
状の延設部74が設けられている。この延設部74の下
端部分は、アッパスプリング21の内周側に位置してい
る。上記スプリングシート27は、この延設部74に外
嵌されることでシールド部材70に取り付けられてい
る。
【0056】また、センサリテーナ26は、その固定部
26aが蓋部72の上側に配置されるとともに、センサ
取付部26bが磁気センサ61とともに上記挿入孔73
内に上方から挿入されている。固定蓋25は、このセン
サリテーナ26の固定部26aを蓋部72との間で挟む
ようにしてハウジング24に螺着されている。
【0057】更に、上記延設部74は、その下端部分が
磁気センサ61の下面に達するまで延びており、磁気セ
ンサ61の外周を全体にわたって覆っている。このた
め、一部の磁束がシールド部材70の円筒部71や蓋部
72を通過したとしても、その磁束は延設部74の内部
を通過するようになるため、磁気センサ61にまで達す
ることは殆ど無い。即ち、磁気センサ61は、シールド
部材70の円筒部71や蓋部72に加え、更に延設部7
4によっても各電磁石31,32や各永久磁石41,4
2の外乱磁界からシールドされるようになる。
【0058】以上説明した本実施形態にかかる弁駆動装
置では、第1の実施形態において説明した(1)及び
(2)の作用効果に加えて、 (4)磁気センサ61は、シールド部材70により二重
にシールドされるようになるため、外乱磁界による悪影
響をより確実に抑制することができ、磁気センサ61の
検出精度を更に高めることができるようになる。といっ
た作用効果を奏することができるようになる。
【0059】[第4の実施形態]次に、この発明の第4
の実施形態について上記第3の実施形態との相違点を中
心に説明する。
【0060】図6は、本実施形態の弁駆動装置におい
て、シールド部材70の近傍を拡大して示している。本
実施形態の弁駆動装置では、このシールド部材70の形
状が第3の実施形態と相違している。
【0061】即ち、同図6に示されるように、シールド
部材70の延設部74は、磁気センサ61の下面よりも
更に下方、即ち上記磁石62に向けて延設されている。
また、この延設部74において磁気センサ61よりも下
方に位置する部分は、その内周面がテーパ状に形成され
ることで、磁石62に近接する側ほど薄くなるように、
その肉厚が設定されている。本実施形態では、上記のよ
うに延設部74を形成するようにしているため、磁気セ
ンサ61を通過する磁束の密度を弁10のリフト量に応
じて線形的に変化させることができるようになる。ま
た、こうした線形性が保たれるように、延設部74の肉
厚が設定されている。
【0062】例えば、上述した第3の実施形態のよう
に、延設部74が磁気センサ61の下面よりも下方に延
設されていない構成においては、磁石62が磁気センサ
61に近接することにより弁10のリフト量が小さくな
るほど、磁気センサ61を通過する磁束の密度、換言す
れば磁気センサ61の出力信号がより大きく増大するよ
うになる。
【0063】図7の二点鎖線は、こうした弁10のリフ
ト量と磁気センサ61の出力信号との関係を示してい
る。同図に示されるように、これらリフト量と出力信号
とは線形的な関係を有していない。従って、磁気センサ
61の出力信号から弁10のリフト量を求めるには、同
出力信号を図7の二点鎖線に示されるような関係に基づ
いてマップ演算する等、出力信号の変換処理を行う必要
がある。この点については既に述べたとおりである。
【0064】これに対して、本実施形態の構成によれ
ば、図8に示されるように、磁石62が磁気センサ61
に近接するほど、磁石62は、延設部74の内周面に対
してより近接して位置するようになる。従って、磁石6
2が磁気センサ61に近接するほど、磁石62から延設
部74に漏洩する磁束の量は大きく増大するようにな
る。その結果、磁気センサ61を通過する磁束の密度を
磁石62の変位量に応じて線形的に変化させることがで
き、図7に実線で示されるように、弁10のリフト量と
磁気センサ61の出力信号との関係を線形的なものとす
ることができるようになる。
【0065】以上説明した本実施形態にかかる弁駆動装
置では、第1の実施形態及び第3の実施形態において説
明した(1),(2),(4)の作用効果に加えて、 (5)磁気センサ61の出力信号を弁10変位量に応じ
て線形的に変化させることが可能になるため、上記のよ
うな磁気センサ61の出力信号の変換処理を省略するこ
とができ、ひいてはその変換処理用のマップデータや変
換処理用回路を省略することができる。といった作用効
果を奏することができるようになる。
【0066】[第5の実施形態]次に、この発明の第5
の実施形態について上記第1の実施形態との相違点を中
心に説明する。
【0067】図9は、本実施形態の弁駆動装置におい
て、シールド部材70の近傍を拡大して示している。本
実施形態の弁駆動装置では、このシールド部材70、磁
気センサ61、及び磁石62の形状が第1の実施形態と
相違している。
【0068】即ち、同図9に示されるように、シールド
部材70において、その蓋部72の略中央には挿入孔7
7が形成されている。更に、蓋部72において、この挿
入孔77の外周には、その周縁部分から下方に延びる筒
状の延設部78が設けられている。この延設部78の下
端部分は、アッパスプリング21の内周側に位置してい
る。上記スプリングシート27はこの延設部78に外嵌
されることによりシールド部材70に取り付けられてい
る。
【0069】また、センサリテーナ26は、その固定部
26aが上記蓋部72の上側に配置されている。固定蓋
25は、このセンサリテーナ26の固定部26aを蓋部
72との間で挟むようにしてハウジング24に螺着され
ている。
【0070】センサ取付部26bの下面には、中心孔6
5aを有する筒状の磁気センサ65が取り付けられてい
る。これらセンサ取付部26b及び磁気センサ65は、
上記挿入孔77内に上方から挿入されており、それらセ
ンサ取付部26b及び磁気センサ65の外周は延設部7
8によって覆われている。従って、磁気センサ65は、
シールド部材70の円筒部71及び蓋部72と上記延設
部78との双方によって二重にシールドされることとな
る。
【0071】また、延設部78の下端部には、磁気セン
サ65の下端面を覆うようにして円環状の軸受79が設
けられている。アッパリテーナ51の上部には、上方に
延びる円柱状の磁石66が取り付けられている。この磁
石66の上端側部分は上記軸受79に挿通され、同軸受
79によって往復動可能に支持されている。更に、この
磁石66において軸受79よりも上方に位置する部分
は、磁気センサ65の中心孔65a内に挿入されてい
る。本実施形態では、弁10の変位に伴って磁石66の
上記中心孔65aに挿入される部分の長さが変化し、そ
れに応じて変化する磁束密度を磁気センサ65によって
検出するようにしている。
【0072】以上説明した本実施形態にかかる弁駆動装
置では、第1の実施形態及び第3の実施形態において説
明した(1),(2),(4)の作用効果に加えて、 (6)磁石66が弁10の変位と無関係に振動してしま
うのを抑制することができ、こうした振動に起因する検
出精度の悪化を抑制することができるようになる。とい
った作用効果を奏することができるようになる。
【0073】以上説明した各実施形態は以下のように構
成を変更して実施することもできる。 ・上記各実施形態では、アッパスプリング21を外周側
から覆う円筒部71と同アッパスプリング21を上端側
から覆う蓋部72とによってシールド部材70を構成す
るようにしたが、これら各実施形態において、この蓋部
72を省略し、シールド部材70を円筒部71のみによ
って構成するようにしてもよい。
【0074】図10〜図13は、このように蓋部72を
省略した場合における、各実施形態に対応した構成の変
更例を示している。図10は、第1の実施形態に対応す
る構成変更例を示している。この例では、円筒部71の
上端側部分にセンサリテーナ26及びスプリングシート
27が内嵌されるとともに、円筒部71の上端部及びセ
ンサリテーナ26の固定部26aが固定蓋25によって
支持される。
【0075】図11は、第3の実施形態に対応する構成
変更例を示している。この例では、円筒部71とは別部
材の筒部75がセンサ取付部26b及び磁気センサ61
の外周部を覆うようにして設けられる。この筒部75は
円筒部71と同様、軟磁性材料からなり、これら筒部7
5及び円筒部71によってシールド部材70が構成され
る。
【0076】また、図12及び図13はそれぞれ、第
4,5の実施形態に対応する構成変更例を示している。
これらの例では、上記筒部75が第4,5の実施形態に
おける延設部74,78(図6,9参照)と同様にして
構成される。
【0077】・第5の実施形態では、磁石66において
磁気センサ65の中心孔65aに挿入される部分の長さ
を変化させるとともに、それに伴う磁束密度の変化を磁
気センサ65により検出するようにしたが、第1〜4の
実施形態と同様に、磁気センサ61と磁石62との間の
距離を変化させ、それに伴う磁束密度の変化を磁気セン
サ61により検出するようにしてもよい。
【0078】・上記各実施形態において、シールド部材
70を構成する円筒部71、蓋部72、延設部74,7
8は、一体に形成されるものであっても、別部材として
構成されるものであってもよい。但し、別部材として構
成するようにした場合には、磁束の漏洩量を極力少なく
し、その磁気シールド性能を高めるうえで、これら各部
を互いに接触させるようにすることが望ましい。
【0079】・上記各実施形態ではシールド部材70を
軟磁性材料によって形成するようにしたが、同部材70
の形成材料は鉄等の透磁率の高い材料であれば任意に採
用することができる。
【0080】・上記各実施形態の弁駆動装置では、一対
のコイルスプリング21,22及び一対の各電磁石3
1,32により弁10を開閉駆動する構成としたが、例
えばアッパスプリング21及び第1の電磁石31のみを
備える構成によって弁10を開閉駆動することもでき
る。
【0081】・上記各実施形態の弁駆動装置において、
各永久磁石41,42を省略した構成を採用することも
できる。 ・上記各実施形態においては、内燃機関の吸気弁や排気
弁の弁駆動装置に適用する場合を例にして説明したが、
本発明にかかる弁駆動装置は、こうした内燃機関の弁に
限られず、その他の各種弁の駆動装置として適用するこ
とができる。
【0082】・第1〜3の実施形態、第5の実施形態、
並びに上記各変更例において、磁気センサ61,65を
渦電流式センサに変更するとともに、被検出体としての
磁石62,66を鉄、アルミニウム、銅等の金属材料に
よって構成するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態にかかる電磁式弁駆動装置の断
面構造を示す概略的に示す断面図。
【図2】同電磁式弁駆動装置の断面構造を示す概略的に
示す断面図。
【図3】同電磁式弁駆動装置のシールド部材近傍を拡大
して示す断面図。
【図4】第2の実施形態における電磁式弁駆動装置のシ
ールド部材近傍を拡大して示す断面図。
【図5】第3の実施形態における電磁式弁駆動装置のシ
ールド部材近傍を拡大して示す断面図。
【図6】第4の実施形態における電磁式弁駆動装置のシ
ールド部材近傍を拡大して示す断面図。
【図7】弁のリフト量変化に対する磁気センサの出力信
号の変化態様を示すグラフ。
【図8】同電磁式弁駆動装置の磁気センサ近傍を拡大し
て示す断面図。
【図9】第5の実施形態における電磁式弁駆動装置のシ
ールド部材近傍を拡大して示す断面図。
【図10】構成変更例における電磁式弁駆動装置のシー
ルド部材近傍を拡大して示す断面図。
【図11】構成変更例における電磁式弁駆動装置のシー
ルド部材近傍を拡大して示す断面図。
【図12】構成変更例における電磁式弁駆動装置のシー
ルド部材近傍を拡大して示す断面図。
【図13】構成変更例における電磁式弁駆動装置のシー
ルド部材近傍を拡大して示す断面図。
【符号の説明】
10…弁、12…シリンダヘッド、13…燃焼室、14
…機関ポート、20…弁軸、21…アッパスプリング、
22…ロアスプリング、23…アーマチャ、24…ハウ
ジング、25…固定蓋、26…センサリテーナ、26a
…固定部、26b…センサ取付部、27…スプリングシ
ート、31…第1の電磁石、32…第2の電磁石、3
3,34…コア、35,36…コイル、41…第1の永
久磁石、42…第2の永久磁石、51…アッパリテー
ナ、52…ロアリテーナ、61,65…磁気センサ、6
2,66…磁石、65a…中心孔、70…シールド部
材、71…円筒部、72…蓋部、72a…挿通孔、7
3,77…挿入孔、74,78…延設部、75…筒部、
79…軸受。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 昌彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 (72)発明者 飯田 達雄 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 Fターム(参考) 2F063 AA02 BA06 CA16 DA05 GA08 GA52 3H106 DA07 DA25 DA26 DB02 DB12 DB28 DB32 DC02 DD07 DD09 EE48 FB07 5E048 AB01 AC06 AD07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁軸と、この弁軸に固定されたアーマチャ
    と、前記弁軸の基端部よりも更に基端側に設けられ、前
    記弁軸を開弁側或いは閉弁側に付勢するコイルスプリン
    グと、このコイルスプリングの付勢力に抗して前記アー
    マチャを吸引することにより前記弁軸を閉弁側或いは開
    弁側に変位させる電磁石と、前記弁軸の基端部に取り付
    けられた被検出体及び前記コイルスプリングの内周側に
    配設される磁気センサと備え、前記電磁石の通電制御を
    通じて弁を開閉駆動するとともに、この弁の開閉駆動に
    伴う前記被検出体の変位に応じて生じる磁界変化を同磁
    気センサによって検出するようにした電磁式弁駆動装置
    において、 前記コイルスプリングをその外周側から覆うことにより
    前記磁気センサを前記電磁石により形成される磁界から
    シールドする磁気シールド部材を備えることを特徴とす
    る電磁式弁駆動装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した電磁式弁駆動装置にお
    いて、 前記磁気シールド部材は、前記コイルスプリングを前記
    弁軸方向における基端側から更に覆うものであることを
    特徴とする電磁式弁駆動装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載した電磁式弁駆動装
    置において、 前記磁気シールド部材は、前記コイルスプリングを外周
    側から覆う部分と前記電磁石との間の距離が、前記弁の
    開閉駆動に伴って前記被検出体が前記電磁石に最も近接
    する位置まで変位したときの同被検出体と前記電磁石と
    の間の距離よりも短くなるように設定されてなることを
    特徴とする電磁式弁駆動装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載した電磁
    式弁駆動装置において、 前記磁気シールド部材は、前記コイルスプリングの基端
    部が当接される当接部を含み、該当接部により前記コイ
    ルスプリングの位置決めを行うものであることを特徴と
    する電磁式弁駆動装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載した電磁
    式弁駆動装置において、 前記磁気シールド部材は、前記コイルスプリングの内周
    側にまで延設される延設部分を含み、この延設部分によ
    って前記磁気センサの外周部を更に覆うものであること
    を特徴とする電磁式弁駆動装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載した電磁式弁駆動装置にお
    いて、 前記被検出体は磁石により構成され、 前記磁気シールド部材は、前記磁気センサの外周部を覆
    う部分が前記被検出体側に更に延設されるとともに、こ
    の延設部分の肉厚が前記被検出体に近接するほど薄くな
    るように前記延設部分の前記磁気センサの外周部を覆う
    側の面がテーパ状に形成されてなることを特徴とする電
    磁式弁駆動装置。
  7. 【請求項7】請求項5に記載した電磁式弁駆動装置にお
    いて、 前記被検出体は、前記延設部分に内包されるように前記
    磁気センサ側に延伸されるとともに前記延設部分により
    支持されることを特徴とする電磁式弁駆動装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103161582A (zh) * 2011-12-12 2013-06-19 现代自动车株式会社 对控制进气阀开启和闭合的致动器进行控制的装置和方法
JP2014029296A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Tlv Co Ltd ドレン流量計
WO2016194207A1 (ja) * 2015-06-04 2016-12-08 三菱電機株式会社 電磁アクチュエータ

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