JP2002228405A - 変位検出装置 - Google Patents

変位検出装置

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JP2002228405A
JP2002228405A JP2001028867A JP2001028867A JP2002228405A JP 2002228405 A JP2002228405 A JP 2002228405A JP 2001028867 A JP2001028867 A JP 2001028867A JP 2001028867 A JP2001028867 A JP 2001028867A JP 2002228405 A JP2002228405 A JP 2002228405A
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displacement
magnetic flux
magnetic
mechanical element
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Toshihiro Yamaki
利宏 八巻
Hidetaka Ozawa
英隆 小沢
Yasuo Shimizu
康雄 清水
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】変位検出装置の機械的強度を向上させ、磁石の
破損を回避し、かつ変位出力特性を向上させる。 【解決手段】変位検出装置は、変位可能な機械要素と、
該機械要素に連結した部材の内部に設けられ、機械要素
の変位方向に磁化された磁石と、該磁石からの磁束を検
知して、検知した磁束量に応じたセンサ出力を出力する
磁気センサとを備え、該センサ出力に基づいて、前記機
械要素の変位を検出する。機械要素に連結した部材の内
部に磁石が収容されるので、磁石の破損を回避すること
ができると共に、磁石を中実な形状とすることで磁石の
体積を増加し、センサ出力特性を向上させることができ
る。機械要素はエンジンの吸排気バルブまたはアマチャ
であることができ、この場合、バルブに伝達軸を介して
連結されたスプリングシート内に磁石が収容される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、機械要素の変位
を検出する装置に関し、より具体的には、電磁アクチュ
エータにより駆動される機械要素の変位を、変位方向に
磁化された磁石から発生する磁束に基づいて検出する装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に機械要素を駆動するアクチュエー
タにおいて、電磁的に駆動することが行われている。電
磁アクチュエータによる駆動は、電気信号によって電磁
石のコイルを励磁することにより発生する電磁石の吸引
力によって、機械要素を駆動する。電気信号を制御する
ことによって駆動のタイミングおよび駆動力をいかよう
にも変えることができるので、精密なタイミング制御お
よび可変制御が望まれる分野で多く利用されている。
【0003】電磁アクチュエータは、典型的には、対向
した電磁石の中間部に、それぞれオフセット荷重を予め
与えた状態の一対のばねで挟まれた可動鉄片すなわちア
マチャを備える。アマチャにはバルブが連結されてい
る。対向した電磁石に交互に電力を供給すると、アマチ
ャが駆動され、よってバルブが駆動される。
【0004】ところで、今後の可能性としてエンジン吸
排気バルブには電磁アクチュエータを適用することが望
まれている。電磁アクチュエータによって吸排気バルブ
を駆動すれば、バルブタイミングを多様に制御すること
が可能になり、エンジンの出力特性および燃費の改善が
可能となる。バルブタイミングを適切に制御するには、
電磁アクチュエータによって駆動されるバルブの変位を
正確に検出する必要がある。
【0005】機械要素の変位を検出する様々な方法が提
案されており、たとえば特許公報2749748号に
は、電磁石と可動磁石部材の間にある空隙の磁束密度を
測定して可動磁石部材の変位を検出する方法が記載され
ている。また同公報の別の実施形態として、電磁石と可
動磁石部材の間にある空隙のキャパシタンスを測定する
ことにより、可動磁石部材の変位を検出する方法が記載
されている。その他にも、例えば過電流を検出すること
により、または差動トランスにより変位を検出する方法
が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような方法による変位検出においては、良好なS/N
比を得るのにシールド線などを使用するのでコストが高
くなること、駆動信号と検出信号とが別個であり、波形
整形などの処理回路も必要となるので、ハーネス本数お
よび部品点数が増大すること、微弱信号を検出するので
外乱の影響を受けやすく安定した出力を得ることが困難
であることなどの問題点があった。また、空隙の磁束密
度を測定する場合に線形な出力特性を得るには、上下の
空隙の磁束密度を計測する必要があり、やはり部品点数
が増加するという問題点があった。
【0007】ここで、アマチャに連結して設けられ、ア
マチャの変位方向に磁化された磁石と、該磁石からの磁
束を検知して、検知した磁束量に応じたセンサ出力を出
力する磁気センサとを備え、該磁気センサの出力に基づ
いてアマチャの変位を検出する装置について以下検討す
る。図8に、この変位検出装置の概要を示す。図に示さ
れるように、この変位検出装置の一実施例においては、
磁石は円筒形状の永久磁石であり、永久磁石は、伝達軸
を介してアマチャに連結されている。また、この永久磁
石は、アマチャを下方にバイアスするスプリング(図示
せず)を支持するスプリングシート上にはめこまれてい
る。アマチャが変位すると、伝達軸を介してアマチャに
連結された磁石が変位する。磁気センサが検知する磁石
からの磁束量は、磁石の変位に従って変化するので、磁
気センサの出力に基づいてアマチャ(バルブ)の変位を
検出することができる。
【0008】しかしながら、このようにスプリングシー
トの外に磁石を配置すると、機械的要因により磁石およ
びハウジングの間で干渉(接触、衝突など)が発生した
場合に、磁石にクラック(ひび、割れ目など)が発生す
るおそれがある。さらに、干渉が大きい場合には、磁石
が欠落するおそれがある。磁石にクラックおよび欠落が
発生すると、磁石から発生する磁束の分布に片寄りが生
じ、アマチャの変位を正確に検出することができなくな
るおそれがある。
【0009】図9のグラフは、図8に示される変位検出
装置のセンサ出力特性を示す。アマチャは、閉弁側終端
位置(変位=−4mm)と開弁側終端位置(変位=+4
mm)の間で変位する。グラフ100は、変位検出装置
が正常に動作している場合のセンサ出力特性を示し、グ
ラフ101および102は、磁石にクラック、欠落など
の破損が生じた場合のセンサ出力特性を示す。このグラ
フから明らかなように、磁石に破損が生じると、変位に
対するセンサ出力の傾きが一定とならず、また開弁およ
び閉弁状態におけるセンサ出力が、正常時の出力特性に
比べて大きく変化するおそれがある。このように変位に
対して線形な出力を得ることができないと、バルブの駆
動をアマチャの変位に基づいて制御している場合、燃
費、エミッション低減、振動騒音などのエンジン性能に
支障をもたらすおそれがある。とりわけ磁石が欠落する
と、磁性材で構成されているばね、アマチャおよび電磁
石のヨークなどの部位に磁石が付着し、摺動部材に噛み
込まれてバルブが動作不良となるおそれがある。
【0010】したがって、ハーネス本数および部品点数
の増加を招くことなく、安価な構造で機械要素の変位を
検出することができるとともに、機械的強度が向上され
た変位検出装置が必要とされている。また、たとえ磁石
にクラックが生じても、変位の検出性能に影響を及ぼさ
ない構造を有する変位検出装置が必要とされている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1の発明の変位検出装置は、変位可能な機械
要素と、該機械要素に連結した部材の内部に設けられ、
該機械要素の変位方向に磁化された磁石と、該磁石から
の磁束を検知して、検知した磁束量に応じたセンサ出力
を出力する磁気センサとを備え、該センサ出力に基づい
て、前記機械要素の変位を検出するという構成をとる。
【0012】請求項1の発明によると、機械要素に連結
した部材の内部に磁石が設けられるので、変位検出装置
の機械的強度が向上する。さらに、磁石にクラックが生
じても、変位検出の性能に影響を及ぼすことなく機械要
素の変位を検出することができる。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明の変位
検出装置において、磁石が中実であるという構成をと
る。
【0014】請求項2の発明によると、磁石が中実なの
で磁石の体積が増大するので、磁気センサの出力特性を
向上させることができる。
【0015】請求項3の発明は、請求項1の発明の変位
検出装置において、磁気センサがホール素子であり、セ
ンサ出力がホール電圧であるという構成をとる。
【0016】請求項3の発明によると、磁気センサとし
て磁束密度に比例したホール電圧を出力するホール素子
を使用するので、簡単な構造で変位に線形な出力を安定
的に得ることができる。
【0017】請求項4の発明は、請求項1の発明の変位
検出装置において、磁石の変位方向の長さが、前記機械
要素が変位する量より長く、磁気センサにより検知され
る磁束量が、前記磁石の変位に対して線形に変化すると
いう構成をとる。
【0018】請求項4の発明によると、機械要素が変位
する量にわたって、変位に対して線形な出力を得ること
ができるので、変位を容易かつ正確に検出することがで
きる。
【0019】請求項5の発明は、請求項1の発明の変位
検出装置において、前記機械要素に連結した部材は円筒
形状部分を有しており、磁石が、該円筒形状部分に収容
されることのできる円柱形状を有するという構成をと
る。
【0020】請求項5の発明によると、円筒形状部分を
有した部材の内部に磁石を収容することができるので、
変位検出装置の機械的強度が向上する。さらに、磁石に
クラックが生じても、変位検出の性能に影響を及ぼすこ
となく機械要素の変位を検出することができる。
【0021】請求項6の発明は、請求項1の発明の変位
検出装置において、磁石が永久磁石であるという構成を
とる。
【0022】請求項6の発明によると、機械要素に連結
した部材に磁石を取り付けるのが容易である。また、す
でに磁化されているので、磁石からの磁束を簡単に検出
することができる。
【0023】請求項7の発明は、請求項1の発明の変位
検出装置において、前記機械要素に連結した部材は、ス
プリングを支持するスプリングシートを含み、該スプリ
ングシートが、非磁性材または非磁性材に近い特性を持
つ材料からなるという構成をとる。
【0024】請求項7の発明によると、スプリングシー
トが非磁性材または非磁性材に近い特性を持つ材料で構
成されるので、磁場の乱れが抑制され、より正確に変位
を検出することができる。
【0025】請求項8の発明は、請求項1の発明の変位
検出装置において、機械要素が、エンジンの吸排気バル
ブであるという構成をとる。
【0026】請求項8の発明によると、エンジンの吸排
気のバルブの変位を検出することができるので、バルブ
タイミングの精度を向上させることができる。
【0027】請求項9の発明は、請求項7の発明の変位
検出装置において、スプリングシートは、伝達軸を介し
てエンジンの吸排気バルブに連結されており、該伝達軸
が、非磁性材または非磁性材に近い特性を持つ材料から
なるという構成をとる。
【0028】請求項9の発明によると、漏れ磁束の影響
を軽減することができるので、より正確に機械要素の変
位を検出することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】次に図面を参照してこの発明の実
施の形態を、エンジンのバルブを駆動する電磁アクチュ
エータを例にとって説明する。しかし、この発明は、エ
ンジンのバルブを駆動する電磁アクチュエータに限定さ
れるものではなく、広く機械要素を駆動する装置に適用
することができる。
【0030】図1は、この発明の変位検出装置65が搭
載される電磁アクチュエータ60およびその制御装置5
0の全体的な構成を示すブロック図である。制御装置5
0は、マイクロコンピュータおよびこれに付随する回路
素子で構成され、各種センサからの信号を受け取る入力
インターフェース51、中央演算処理装置53(以下
「CPU」という)、実行するプログラムおよびデータ
を格納するROM54(読み取り専用メモリ)、実行時
の作業領域を提供し演算結果などを記憶するRAM55
(ランダムアクセスメモリ)、およびエンジン各部に制
御信号を送る出力インターフェース52を備える。
【0031】制御装置50の入力インターフェース51
には、変位検出装置65から変位を表す信号が入力され
る。また、エンジン回転数(Ne)、エンジン水温(T
w)、吸気温(Ta)、バッテリ電圧(VB)、イグニ
ションスイッチ(IGSW)を表す各種センサ79からの信
号が入力され、さらに要求負荷検出手段78によって検
出された所望のトルクが入力される。要求負荷検出手段
78は、たとえばアクセルペダルの踏み込み量を検出す
るアクセルペダルセンサにより実現することができる。
【0032】これらの入力に基づいて、制御装置50
は、電力供給のタイミング、供給する電圧の大きさ、電
圧を供給する時間などのパラメータを、予めROM54
に格納されている制御プログラムに従って決定し、電磁
アクチュエータ60を適切に制御するための制御信号を
出力インターフェース52を介して出力する。
【0033】駆動回路77は、制御装置50からの制御
信号に従って、定電圧源75から供給される電圧(たと
えば、12V)を所定の電流になるようスイッチング
し、電磁アクチュエータ60の電磁石63に供給する。
【0034】電磁アクチュエータ60は、バルブ61、
アマチャ62、電磁石63および変位検出装置65を備
える。電磁石63に印加された電圧により、電磁石63
に電流が流れ、これによりアマチャ62に変位が生じ
る。アマチャ62の変位に応じて、バルブ61は開閉駆
動される。
【0035】変位検出装置65は、永久磁石66および
磁気センサとしてのホール素子67を備える。永久磁石
66は、アマチャ62の変位に従って連動する。ホール
素子67には、ホール素子用電圧源71から電流が供給
される。ホール素子67は、永久磁石66から発生する
磁束密度に比例した電圧を出力する。ホール素子67の
出力端子のうち一方は制御装置50に接続されており、
ホール素子67の出力電圧を表す信号が入力インターフ
ェース51を介して制御装置50に送られる。ホール素
子67の出力端子のうちの他方は接地されている(図の
73)。
【0036】この実施例では、1台の自動車に吸気バル
ブ8個および排気バルブ8個の計16個のバルブを搭載
しており、したがって電磁アクチュエータ60が16個
存在し、それぞれに変位検出装置65が搭載される。上
記のホール素子67のアース線73をすべての電磁アク
チュエータ60について共通化することで、信号線の数
を減らすことができる。また、ホール素子用電圧源71
からホール素子67への信号線を並列に接続することに
より、信号線の数を減らすことができる。こうして、電
磁アクチュエータ60ごとに必要な信号線は、ホール素
子67から入力インターフェース51への信号線のみと
なり、全体として16個のバルブに対し合計18線のみ
で変位検出装置65をすべての電磁アクチュエータ60
に搭載することができる。
【0037】図2は、図1に示されたこの発明の変位検
出装置65が搭載される電磁アクチュエータ60の全体
的な概略構造の断面図を示す。電磁アクチュエータ60
は、バルブ開閉部30、駆動部31および変位検出搭載
部32から構成されている。またこの実施例では、バル
ブ開閉部30、駆動部31および変位検出搭載部32に
わたって伸長する伝達軸8は、アマチャの挙動の振れを
防止してバルブの開閉動作を円滑に行うことができるよ
う、伝達軸8a、8bおよび8cに分割されて構成され
ている。
【0038】バルブ開閉部30は、内燃機関の吸気通路
または排気通路(以下、吸排気通路という)2に設けら
れて該吸排気通路2を開閉するバルブ61を備える。バ
ルブ61は、電磁アクチュエータ60によって上方向に
駆動されるとエンジンの吸排気通路2に設けられたバル
ブシート7に密着して停止し、吸排気通路2を閉じる。
バルブ61は、電磁アクチュエータ60によって下方向
に駆動されるとバルブシート7を離れ、バルブシート7
から所定の距離離れた位置まで下降して吸排気通路2を
開く。
【0039】バルブ61には、その上方に向かって伝達
軸8が連結されている。伝達軸8aの下端はバルブ61
に一体に連結され、吸排気通路2の上壁部に設けられた
バルブガイド9によって軸方向に運動可能に保持されて
いる。さらに、伝達軸8aは、バルブガイド9の周りに
設けられた下部スプリングシート10および上部スプリ
ングシート11の間に設けられた第1のスプリング部材
12によって上方に付勢されている。こうして、伝達軸
8aは、常に上方に向かって第1のスプリング部材12
により付勢力が付与される。
【0040】駆動部31は、バルブ61を駆動するため
の機構を備える。駆動部31における非磁性材(以下、
「非磁性材」という用語には、非磁性材に近い特性を持
つ材料も含まれるとする)のハウジング18内には、上
方位置に設けられたソレノイド型の第1の電磁石5、下
方位置に設けられたソレノイド型の第2の電磁石6が設
けられている。図1に示した電磁石63は、この第1の
電磁石5または第2の電磁石6に対応する。第1の電磁
石5は磁気ヨーク15で、第2の電磁石6は磁気ヨーク
16で囲まれている。さらに、第1の電磁石5および第
2の電磁石6の間には、アマチャ62が配置される。ア
マチャ62は円盤状の磁性金属によって形成されてお
り、第1の電磁石5および第2の電磁石6の磁気的吸引
力により上下に移動するよう構成されている。以下、ア
マチャ62の変位する方向を単に変位方向という。
【0041】駆動部31における伝達軸8bは、伝達軸
8aの上端にキャップ部材20を介して連結され、第2
の電磁石6の内側を貫通し、非磁性材による円筒状のガ
イド13を介して軸方向に運動可能なように支持されて
いる。伝達軸8bの上端は、アマチャ62を下方から支
持する。
【0042】駆動部31における伝達軸8cの下端は、
アマチャ62を上方から支持し、伝達軸8bの延長線上
を上方に伸長し、第1の電磁石5の内側を貫通し、非磁
性材による円筒状のガイド14を介して軸方向に運動可
能なように支持されている。伝達軸8cの上端は、スプ
リングシート25の下側に連結される。
【0043】スプリングシート25の上方には、固定部
材24を介して設けられた上部スプリングシート17が
あり、下部スプリングシート25および上部スプリング
シート17の間の第2のスプリング部材19により、伝
達軸8cは下方に付勢されている。こうして、伝達軸8
cは、常に下方に向かって第2のスプリング部材19に
より付勢力が付与される。したがって、第1のスプリン
グ部材12の上方への付勢力および第2のスプリング部
材19の下方への付勢力により、アマチャ62は伝達軸
8bおよび8cによって上下に支持され、第1の電磁石
5および第2の電磁石6のいずれにも駆動電流が印加さ
れない状態では、第1の電磁石5および第2の電磁石6
の間の適宜な位置、例えば中央にくるようなバランスで
保持される。
【0044】変位検出搭載部32は、スプリングシート
25およびセンサハウジング22を備え、ここに、この
発明による変位検出装置65が搭載される。スプリング
シート25は伝達軸8の延長線上に連結され、その上方
部分に、円筒形状の突出部分26を有している。この円
筒形状の突出部分26の内部に、永久磁石66(図4を
参照)が収容される。センサハウジング22は、スプリ
ングシート25の突出部分26に対向するようスプリン
グシート25の上方に設けられ、円筒形状をした固定部
材24の内側表面に固定される。固定部材24の底部に
おける外側表面には、スプリングシート17が設けられ
ている。センサハウジング22には、スプリングシート
25の突出部分26を収容することができるよう、下向
きに円筒状のガイド穴23が設けられている。ガイド穴
23の周壁には、ホール素子67(図3を参照)が配置
される。
【0045】ここで、スプリングシート25は、非磁性
材(たとえば、SUH660のような合金)または非磁
性材に近い特性を持つ材料(たとえば、SUS303)
であるのが好ましい。磁性材とすると磁気的なバランス
が崩れるおそれがあるからである。
【0046】また、スプリングシート25に連結される
伝達軸8を、非磁性材(たとえば、SUH660)また
は非磁性材の特性に近い材料(たとえば、SUS30
3)で構成するのが好ましい。第1および第2の電磁石
5および6とスプリングシート25は、伝達軸8を介し
て配置されている。したがって、伝達軸8を非磁性材で
構成することにより、第1の電磁石5および第2の電磁
石6が通電されたときの漏れ磁束の、スプリングシート
25の上方部分に対する影響を、抑制することができ
る。図に示されるように、伝達軸8は、8a、8bおよ
び8cの3つの部分から構成されている。伝達軸8cの
部分だけでなく、伝達軸8bおよび8cの2つの部分を
も非磁性材で構成することができる。
【0047】第1の電磁石5に電流が供給されると、第
1の電磁石のヨーク15およびアマチャ62が磁化され
て互いに吸引しあい、アマチャ62が上方向に引きつけ
られる。その結果、伝達軸8によりバルブ61が上方向
に駆動され、バルブシート7に密着して停止し、閉状態
になる。第1の電磁石5への電流供給を停止し、第2の
電磁石6に電流を流すと、第2の電磁石のヨーク16お
よびアマチャ62が磁化されてアマチャ62を下方向に
吸引する力が働き、ばねのポテンシャルエネルギーと相
まってアマチャ62が下方向に駆動され、第2の電磁石
のヨーク16に接触した状態で停止する。その結果、伝
達軸8によりバルブ61が下方向に駆動され、バルブ6
1は開状態になる。
【0048】図3は、図2に示された電磁アクチュエー
タ60の変位検出搭載部32の一部を拡大した内部の断
面構造の概略を示す。前述したように、変位検出搭載部
32は、スプリングシート25およびセンサハウジング
22を備えており、これらを介して変位検出装置65が
取り付けられる。変位検出装置65は、永久磁石66お
よびホール素子67を備える。永久磁石66は、変位方
向に磁化された円柱形状の磁石である(図4を参照)。
スプリングシート25の上方に突出した部分26は円筒
形状を有しており、この円筒形状の突出部分26の内部
に、永久磁石66が収容される。ホール素子67は、セ
ンサハウジング22のガイド穴23の周壁に、その感磁
面が突出部分26の側面に並行して対向するようはめこ
まれる。図2および詳しくは図4に示されるように、永
久磁石66が内部に搭載されたスプリングシート25
は、伝達軸8cを介してアマチャ62に連結されるの
で、永久磁石66の変位を検出することによりアマチャ
62の変位を検出することができる。
【0049】図4は、スプリングシート25の突出部分
26、該突出部分26の内部に収容される永久磁石6
6、およびホール素子67の形状を示す。永久磁石66
は中実であり、円柱形状を有している。また、永久磁石
66は、上部がN極および下部がS極に磁化されてい
る。図に示されるように、永久磁石66は、スプリング
シート25の円筒形状をした突出部分26の内部に上か
ら収容され、その後、たとえばエポキシ樹脂のような材
料でスプリングシート25内に封止される。
【0050】図2に示されるように、伝達軸8は、8
a、8bおよび8cの3つの部分から構成されている。
この第3の実施形態では、少なくとも伝達軸8cの部分
が、非磁性材で構成される。しかし、伝達軸8bおよび
8cの2つの部分を非磁性材で構成することができ、ま
たは8a〜8cの3つの部分すべてを非磁性材で構成す
るようにしてもよい。また、この第3の実施形態におい
ても、前述したように、スプリングシート25は非磁性
材から構成されるのが好ましい。
【0051】このように、磁石がスプリングシートの内
部に固定されるので、変位検出装置の機械的強度が向上
する。すなわち、たとえスプリングシート25がセンサ
ハウジング22(図3)と干渉を起こしても、磁石に破
損が生じるおそれがない。また、スプリングシート25
とセンサハウジング22の間で強い干渉があって磁石に
クラックが生じた場合でも、磁石がスプリングシート内
に配置されているので磁石から発生する磁気的特性に変
化はなく、よってホール素子によって検知されるセンサ
出力特性は保証される。また、磁石が欠落しても、欠落
した磁石が周囲の部材に付着することはないので、バル
ブの動作不良を引き起こすおそれがない。
【0052】ここで、便宜上、図4に示されるようにx
およびy軸を設定する。伝達軸に連結されたアマチャ6
2は、y軸に沿って変位する。スプリングシートの突出
部分26は、外径7mmおよび内径6mmの円筒形状で
ある。永久磁石66は、直径が6mm弱の円柱形状であ
り、y軸方向の長さ(以下、磁石長という)は9mmで
ある。永久磁石66の磁石長は、アマチャ62の検出す
べき変位量より大きい値を持つよう定められる。これ
は、後述するように、永久磁石66の磁石長の範囲にわ
たって、ホール素子67により検知される磁束密度が、
y軸方向の変位に対して線形に得られるからである。し
たがって、通常自動車の動弁系の場合、アマチャの変位
量が6〜8mmに及ぶので、磁石長は余裕を持たせて少
し長い9mmに設定される。
【0053】ホール素子67のx軸上の位置は、突出部
分26の側面から所定距離離れて配置され、この実施例
では1.0mmの距離に配置される。この距離が離れす
ぎると、ホール素子67が検知できる磁束密度が大きく
低下するので、1〜2mmぐらいが好ましい。ホール素
子67のy軸方向の位置は、アマチャ62が、図1の第
1の電磁石5および第2の電磁石6の間の中央にあると
き(すなわち、第1の電磁石5および第2の電磁石6の
いずれにも電流が印加されていない状態にあるとき)の
永久磁石66のy軸方向の中心位置が、ホール素子67
の中心に合うよう配置される。こうして、ホール素子6
7は、永久磁石66からの磁束密度のx軸成分を検知す
る。
【0054】図4に示される構造は、磁石およびホール
素子の間にスプリングシートの側面が配置されるので、
図8に示される構造と比較して、磁石およびホール素子
の間の距離が長くなっている。すなわち、図8の例では
磁石およびホール素子の間の距離が1.0mmであるの
に対し、図4の構造では、磁石およびホール素子の間は
1.5mmである。このことは、ホール素子によるセン
サ出力特性の低下につながるが、磁石の体積を増大させ
ることにより回避することができる。図4の構造による
と、磁石は中実な円柱形状を有しており、図8に示され
る円筒形状の磁石と比較して、約1.5倍の体積を持
つ。結果として、磁石から発生する磁束量が増大し、図
8に示されるものよりもセンサ出力特性が向上する。
【0055】永久磁石66の形状および該磁石の磁化の
強さは、センサハウジング22のガイド穴23の大き
さ、および検出される磁束の大きさを考慮して最適化さ
れる。永久磁石66は、他の実施例では上記とは逆の方
向に磁化することもできる。また、永久磁石66の代わ
りに電磁石を用いることもでき、さらに円柱形状とは別
の他の任意の形状の磁石を用いることができる。また、
中実ではない形状の磁石を用いることもでき、円筒形状
のまま体積を増大させるようにしてもよい。さらに、磁
気センサの出力特性を向上させるため、磁石の材質を調
整することができる。
【0056】図5は、ホール素子の原理を説明するため
の図である。ホール素子は、磁界に比例した電圧が得ら
れる素子であり、構造が簡単で小型、また機械的に動く
部分を持たないので丈夫で安定などの特長を持つ。図5
の(a)に示すように、図1に示されたホール素子用電
圧源71からの電圧Vccをホール素子67に印加して電
流Ihを流す。この状態でホール素子67を磁界H(す
なわち磁束密度B)の中に置くと、ホール素子67中の
電流Ihが力を受け、端子41および43間にホール電
圧Vhが発生する。電圧Vhは、以下の式(1)で表さ
れる。
【0057】
【数1】 Vh=Ks・Ih・Bcosθ 式(1)
【0058】ここで、Bcosθは磁束密度Bのx軸成分
(すなわち、ホール素子の感磁面に対して垂直な方向)
であり、以下Bsで表す。Ksはホール係数と呼ばれる
ホール素子固有の値であり、電流Ihは、電圧源Vcc
(たとえば、5V)および入力抵抗値により定められる
駆動電流であり、いずれも使用するホール素子に応じて
規定される。
【0059】式(1)から明らかなように、ホール電圧
Vhは磁束密度Bsに比例する。図5の(b)は、ホー
ル電圧Vhおよび磁束密度Bsの比例関係を示すグラフ
である。このように、ホール素子67を使用してホール
電圧Vhを測定することにより磁束密度Bsを容易に検
出することができる。さらに、ホール電圧Vhの極性に
より、磁場の極性(NおよびS)を判別することもでき
る。
【0060】図6は、永久磁石66の磁束密度のx軸成
分Bsと、永久磁石66のy軸方向の変位との関係を示
すグラフである。図6の(a)は、図4の永久磁石66
を示し、便宜上、永久磁石66の中心を原点として左右
方向にx軸、上下方向にy軸を設定する。永久磁石66
は、y軸に沿って上下に変位する。また、永久磁石66
の磁石長は9mmと想定する。さらに、x軸上に原点か
らの距離1.5mmのところに点Aをとる。この点Aの
位置は、前述したようにホール素子67が置かれる位置
に対応する。
【0061】図6の(b)のグラフは、y軸上を永久磁
石66が上下に変位した時のy軸方向の位置に対する、
点Aにおける磁束密度Bsの変化を示す。永久磁石66
の中心がy=0の位置にあるとき、永久磁石66のN極
およびS極からの磁界がx軸方向では打ち消し合うの
で、磁束密度Bsはゼロとなる。永久磁石66は、上が
N極および下がS極として磁化されており、磁化されて
いる方向に変位するので、永久磁石66が原点から上に
向かって(すなわちy軸の+方向に)変位すると、磁束
密度Bsは負の領域で増加する(ここでの増加とは、磁
束密度Bsの絶対値としての値、すなわち|Bs|が増
加することを意味する)。永久磁石66の中心がy=+
4.5mmの位置まで変位したとき、磁束密度Bsは極
値をもつ。反対に、永久磁石66が原点から下に向かっ
て(すなわちy軸の−方向に)変位すると、磁束密度B
sは正の領域で増加し、y=−4.5mmの位置まで変
位したとき、磁束密度Bsは極値をもつ。
【0062】図6の(b)のグラフで示される磁束密度
および変位の関係は、永久磁石66の磁石長に依存して
変化する。磁石長9mmの永久磁石66が、その中心を
原点として上下に変位した場合、磁束密度Bsは、永久
磁石66の磁石長の半分の値(すなわち、±4.5m
m)に対応する位置で極値をとり、磁石長に対応する−
4.5<y<4.5の範囲において、y軸方向の変位に
対して線形な関係を持つ。したがって、永久磁石の磁石
長を、検出すべき変位量より長いものとすれば、検出さ
れる変位は永久磁石からの磁束密度と線形な関係を有
し、容易に変位を検出することができる。
【0063】また、図6の(b)のグラフは、永久磁石
66のSおよびN極から点Aまでの距離(この例では、
1.5mm)にも依存して変化する。すなわち、点Aの
原点からの距離を変更すると、点Aにおける磁束密度B
sの大きさが変化し、グラフに示される線形特性が変化
する。しかし、このような場合でも、磁石長が9mmな
らば、−4.5<y<4.5の範囲において磁束密度B
sはy軸方向の変位に対して線形な関係を持つ。
【0064】このように、ホール素子67を点Aに配置
すれば、図6の(b)に示される永久磁石66の変位に
対して線形な関係を持つ磁束密度Bsがホール素子67
により検知され、図5を参照して説明したように、検知
した磁束密度Bsに比例したホール電圧Vhが出力され
る。
【0065】図7は、ホール素子67によって出力され
るホール電圧Vh(V)および永久磁石66の変位の関
係を示すグラフである。グラフ110は、図4に示され
る構造を有する変位検出装置によって測定されたセンサ
出力特性を示し、グラフ111は、図8に示される構造
によって測定されたセンサ出力特性を示す。
【0066】前述したように、出力ホール電圧Vhと磁
束密度Bsは比例関係にあり、さらに磁束密度Bsは、
永久磁石の磁石長に対応する範囲における変位に対して
線形な関係をもつ。したがって、図7のグラフ110お
よび111に示されるように、ホール電圧Vhは、磁石
長の範囲内において変位に対して線形な関係をもつ。
【0067】グラフ110は、グラフ111よりも良好
な出力特性を有する。これは、図8に示される磁石より
も、図4に示される磁石の方が大きい体積を持つからで
ある。このように、この発明に従う変位検出装置よる
と、磁石をスプリングシート内に配置することにより磁
石の体積を増大させることができるので、センサ出力特
性を向上させることができる。
【0068】こうして、図1に示される制御装置50
は、変位検出装置65のホール素子67から出力された
ホール電圧Vhを入力インターフェース51を介して受
け取り、これに基づいてアマチャ62の変位を検出す
る。制御装置50は、この検出された変位に基づいて、
電磁アクチュエータ60を適切に制御するための制御信
号を、出力インターフェース52を介して駆動回路77
に出力する。
【0069】他の実施形態においては、ホール素子の代
わりに他の磁気センサを使用して変位検出装置を実現す
ることができる。たとえば、磁気抵抗素子(MR素子)
は、磁界の変化に比例して抵抗が変化する。したがっ
て、磁気抵抗素子から、抵抗の変化に応じた出力電圧を
取り出すことにより、磁場の変化を検出することができ
る。
【0070】
【発明の効果】この発明によると、機械要素に連結した
部材の内部に磁石が設けられるので、変位検出装置の機
械的強度を向上させることができる。さらにこの発明に
よると、磁石にクラックが生じても、変位検出の性能に
影響を及ぼすことなく機械要素の変位を検出することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における電磁アクチュエー
タおよびその制御装置の全体を示すブロック図。
【図2】この発明の一実施例における電磁アクチュエー
タの機械的構造を示す図。
【図3】この発明の一実施例における変位検出装置の機
械的構造を示す図。
【図4】この発明の一実施例におけるスプリングシー
ト、永久磁石およびホール素子の形状を示す図。
【図5】(a)ホール素子の原理、および(b)磁束密
度と出力ホール電圧のグラフを示す図。
【図6】この発明の一実施例における(a)永久磁石、
および(b)永久磁石の変位と磁束密度の関係を示す
図。
【図7】この発明の一実施例および提案されている実施
例におけるセンサ出力特性を示すグラフ。
【図8】提案されている、磁石をスプリングシートの外
に配置した変位検出装置の構造を示す図。
【図9】変位検出装置が正常な場合のセンサ出力特性、
および変位検出装置の磁石に破損が生じた場合のセンサ
出力特性を示すグラフ。
【符号の説明】
8 伝達軸 22 センサハウ
ジング 25 スプリングシート 26 スプリング
シートの突出部分 50 制御装置 60 電磁アクチ
ュエータ 61 バルブ 62 アマチャ 66 永久磁石 67 ホール素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 康雄 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 2F063 AA02 BA06 CA28 CA29 DA01 DA05 DB04 DD06 GA52 LA29 ZA01 2G064 AA15 AB03 AB23 BD11 2G087 AA15 CC02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変位可能な機械要素と、 前記機械要素に連結した部材の内部に設けられ、前記機
    械要素の変位方向に磁化された磁石と、 前記磁石からの磁束を検知して、検知した磁束量に応じ
    たセンサ出力を出力する磁気センサとを備え、 前記センサ出力に基づいて、前記機械要素の変位を検出
    する変位検出装置。
  2. 【請求項2】前記磁石が中実である請求項1に記載の変
    位検出装置。
  3. 【請求項3】前記磁気センサがホール素子であり、前記
    センサ出力がホール電圧である請求項1に記載の変位検
    出装置。
  4. 【請求項4】前記磁石の変位方向の長さが、前記機械要
    素が変位する量より長く、前記磁気センサにより検知さ
    れる磁束量が、前記磁石の変位に対して線形に変化する
    請求項1に記載の変位検出装置。
  5. 【請求項5】前記機械要素に連結した部材は円筒形状部
    分を有しており、前記磁石が、該円筒形状部分に収容さ
    れることのできる円柱形状を有する請求項1に記載の変
    位検出装置。
  6. 【請求項6】前記磁石が永久磁石である請求項1に記載
    の変位検出装置。
  7. 【請求項7】前記機械要素に連結した部材は、スプリン
    グを支持するスプリングシートを含み、該スプリングシ
    ートが、非磁性材または非磁性材に近い特性を持つ材料
    からなる請求項1に記載の変位検出装置。
  8. 【請求項8】前記機械要素が、エンジンの吸排気バルブ
    である請求項1に記載の変位検出装置。
  9. 【請求項9】前記スプリングシートは、伝達軸を介して
    エンジンの吸排気バルブに連結されており、該伝達軸
    が、非磁性材または非磁性材に近い特性を持つ材料から
    なる請求項7に記載の変位検出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100673698B1 (ko) 2004-04-08 2007-01-24 가부시키가이샤 고마츠 세이사꾸쇼 변위센서
JP2015145816A (ja) * 2014-02-03 2015-08-13 アイシン精機株式会社 変位センサ
CN110595665A (zh) * 2019-09-09 2019-12-20 上海钧嵌传感技术有限公司 一种压力检测传感器及检测方法
CN112964353A (zh) * 2021-04-21 2021-06-15 中国地震局工程力学研究所 一种双磁路传感器

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