JP2001155827A - コネクタ - Google Patents
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- JP2001155827A JP2001155827A JP33287399A JP33287399A JP2001155827A JP 2001155827 A JP2001155827 A JP 2001155827A JP 33287399 A JP33287399 A JP 33287399A JP 33287399 A JP33287399 A JP 33287399A JP 2001155827 A JP2001155827 A JP 2001155827A
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- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 共通の圧接端子を使用し得る分岐用のコネク
タを提供する。 【解決手段】 両圧接端子10は同一形状であって、基
板11の後端から延出部14が一側に振って形成され、
その左右の側縁から一対の圧接刃15が対向して形成さ
れる。ハウジング20の後端側には、左右2つの端子挿
入溝24が壁25で仕切られて形成されている。圧接端
子10が端子挿入溝24に沿って挿入されると、圧接刃
15は端子挿入溝24の長さ方向のほぼ中央部に位置す
る。3枚の壁25にわたって、圧接刃15の対向した向
きと等しい斜めの電線挿入溝30A,30Bが、各圧接
刃15を通るように形成される。前後の電線挿入溝30
A,30Bに沿ってそれぞれ幹線17を嵌めると、各圧
接端子10の圧接刃15に載り、続いて押し込むことで
圧接接続される。
タを提供する。 【解決手段】 両圧接端子10は同一形状であって、基
板11の後端から延出部14が一側に振って形成され、
その左右の側縁から一対の圧接刃15が対向して形成さ
れる。ハウジング20の後端側には、左右2つの端子挿
入溝24が壁25で仕切られて形成されている。圧接端
子10が端子挿入溝24に沿って挿入されると、圧接刃
15は端子挿入溝24の長さ方向のほぼ中央部に位置す
る。3枚の壁25にわたって、圧接刃15の対向した向
きと等しい斜めの電線挿入溝30A,30Bが、各圧接
刃15を通るように形成される。前後の電線挿入溝30
A,30Bに沿ってそれぞれ幹線17を嵌めると、各圧
接端子10の圧接刃15に載り、続いて押し込むことで
圧接接続される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、幹線に分岐線を接
続する場合等に用いるコネクタに関する。
続する場合等に用いるコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイヤハーネスの幹線から分岐線
を引き出す部分に用いるコネクタとして、図9に示すよ
うなものが知られている。このものは、コネクタハウジ
ング1内に圧接端子2が左右に2本並んで収容され、こ
の圧接端子2は、タブ3の後方に左右一対の圧接刃4が
対向状に設けられた形状であって、圧接刃4を含む後端
側が、ハウジング1に形成された開口5を通して外部に
開放されている。そして、2本の幹線6が圧接端子2と
直交する向きで配線され、それぞれ対応する圧接端子2
の圧接刃4に個別に圧接接続されることで、各幹線6に
対して、分岐線側の端子金具と接続可能な圧接端子2が
個別に接続された状態となる。
を引き出す部分に用いるコネクタとして、図9に示すよ
うなものが知られている。このものは、コネクタハウジ
ング1内に圧接端子2が左右に2本並んで収容され、こ
の圧接端子2は、タブ3の後方に左右一対の圧接刃4が
対向状に設けられた形状であって、圧接刃4を含む後端
側が、ハウジング1に形成された開口5を通して外部に
開放されている。そして、2本の幹線6が圧接端子2と
直交する向きで配線され、それぞれ対応する圧接端子2
の圧接刃4に個別に圧接接続されることで、各幹線6に
対して、分岐線側の端子金具と接続可能な圧接端子2が
個別に接続された状態となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のもの
は、幹線6を圧接端子2と直交する向きで圧接するよう
になっていたため、2本の幹線6を互いに干渉すること
なく対応する圧接端子2に個別に圧接するには、両圧接
端子2の圧接刃4の位置を前後にずらさざるを得ない。
これはすなわち、圧接刃4の形成位置を異にした2種類
の圧接端子2を必要とすることになり、回路数が増えれ
ば、その分圧接刃4の形成位置が異なる複数種の圧接端
子2が必要になるという問題があった。本発明は上記の
ような事情に基づいて完成されたものであって、その目
的は、共通の圧接端子を使用し得る分岐用のコネクタを
提供するところにある。
は、幹線6を圧接端子2と直交する向きで圧接するよう
になっていたため、2本の幹線6を互いに干渉すること
なく対応する圧接端子2に個別に圧接するには、両圧接
端子2の圧接刃4の位置を前後にずらさざるを得ない。
これはすなわち、圧接刃4の形成位置を異にした2種類
の圧接端子2を必要とすることになり、回路数が増えれ
ば、その分圧接刃4の形成位置が異なる複数種の圧接端
子2が必要になるという問題があった。本発明は上記の
ような事情に基づいて完成されたものであって、その目
的は、共通の圧接端子を使用し得る分岐用のコネクタを
提供するところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、相手端子と接続さ
れる接続部の後方に圧接部を設けた圧接端子が、コネク
タハウジングに複数本並んで装着され、前記圧接端子と
交差する方向に配線された複数の被覆電線が、それぞれ
対応する圧接端子の圧接部に個別に圧接されるようにし
たコネクタにおいて、前記圧接端子の圧接部は、前記被
覆電線が前記圧接端子の軸線方向と直交する方向から角
度をなした向きでこの圧接部に圧接できるように斜め姿
勢で形成されている構成としたところに特徴を有する。
めの手段として、請求項1の発明は、相手端子と接続さ
れる接続部の後方に圧接部を設けた圧接端子が、コネク
タハウジングに複数本並んで装着され、前記圧接端子と
交差する方向に配線された複数の被覆電線が、それぞれ
対応する圧接端子の圧接部に個別に圧接されるようにし
たコネクタにおいて、前記圧接端子の圧接部は、前記被
覆電線が前記圧接端子の軸線方向と直交する方向から角
度をなした向きでこの圧接部に圧接できるように斜め姿
勢で形成されている構成としたところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記コネクタハウジングは、前記圧接端子が
個別に収容されるキャビティが設けられるとともに、各
キャビティにおける前記圧接部の収容部分ではこの圧接
部を外部に開放すべく一面が開口された構造となってお
り、この開口された部分の前記キャビティの側壁には、
圧接する被覆電線が挿入される電線挿入溝が、前記圧接
部の向きと整合した斜め方向に沿って形成されていると
ころに特徴を有する。請求項3の発明は、請求項2に記
載のものにおいて、前記コネクタハウジングの開口には
カバーが装着され、このカバーの裏面には前記被覆電線
を前記圧接部に向けて押さえる電線押さえ部が形成され
ているところに特徴を有する。
において、前記コネクタハウジングは、前記圧接端子が
個別に収容されるキャビティが設けられるとともに、各
キャビティにおける前記圧接部の収容部分ではこの圧接
部を外部に開放すべく一面が開口された構造となってお
り、この開口された部分の前記キャビティの側壁には、
圧接する被覆電線が挿入される電線挿入溝が、前記圧接
部の向きと整合した斜め方向に沿って形成されていると
ころに特徴を有する。請求項3の発明は、請求項2に記
載のものにおいて、前記コネクタハウジングの開口には
カバーが装着され、このカバーの裏面には前記被覆電線
を前記圧接部に向けて押さえる電線押さえ部が形成され
ているところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>圧接部を斜
め姿勢としたことで、並列された各圧接端子において圧
接部の前後方向の位置が同じであったとしても、各被覆
電線を斜めにしつつ互いに干渉することなく対応する圧
接端子の圧接部に圧接することができる。複数回路の分
岐用のコネクタを形成するに当たり、形状が同じの1種
類の圧接端子が利用でき、もって製造コストを削減する
ことができる。
め姿勢としたことで、並列された各圧接端子において圧
接部の前後方向の位置が同じであったとしても、各被覆
電線を斜めにしつつ互いに干渉することなく対応する圧
接端子の圧接部に圧接することができる。複数回路の分
岐用のコネクタを形成するに当たり、形状が同じの1種
類の圧接端子が利用でき、もって製造コストを削減する
ことができる。
【0007】<請求項2の発明>被覆電線を電線挿入溝
に入れつつ圧接部に押し込むことによって、スムーズに
圧接作業を行うことができる。 <請求項3の発明>カバーを被着することにより圧接部
分が保護され、また電線押さえ部が被覆電線を押さえて
良好な圧接状態を維持する。
に入れつつ圧接部に押し込むことによって、スムーズに
圧接作業を行うことができる。 <請求項3の発明>カバーを被着することにより圧接部
分が保護され、また電線押さえ部が被覆電線を押さえて
良好な圧接状態を維持する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図8に基づいて説明する。この実施形態では、被
覆電線からなる2本の幹線17(図7,8参照)にそれ
ぞれ分岐線を接続することに用いるコネクタを例示して
いる。このコネクタは、図1に示すように、圧接端子1
0と、この圧接端子10を収容するコネクタハウジング
20(以下、単にハウジングという)と、このハウジン
グ20の後端側に被着されるカバー32とを備えてい
る。
ないし図8に基づいて説明する。この実施形態では、被
覆電線からなる2本の幹線17(図7,8参照)にそれ
ぞれ分岐線を接続することに用いるコネクタを例示して
いる。このコネクタは、図1に示すように、圧接端子1
0と、この圧接端子10を収容するコネクタハウジング
20(以下、単にハウジングという)と、このハウジン
グ20の後端側に被着されるカバー32とを備えてい
る。
【0009】圧接端子10は雄側であって、2本準備さ
れている。2本の圧接端子10は同じ形状に形成され、
図2にも示すように、細長い基板11の前端から、相手
の雌側の端子金具と接続されるタブ12が突設されてい
るとともに、基板11から金属ランス13が裏面側に切
り起こして形成されている。基板11の後端には、やや
幅狭となった延出部14が形成されている。この延出部
14は、圧接端子10の軸線方向に対して一側(後方か
ら見て左側)に所定角度振って形成されている。この延
出部14の左右の側縁からは、一対の圧接刃15が対向
状に立ち上がって形成されている。
れている。2本の圧接端子10は同じ形状に形成され、
図2にも示すように、細長い基板11の前端から、相手
の雌側の端子金具と接続されるタブ12が突設されてい
るとともに、基板11から金属ランス13が裏面側に切
り起こして形成されている。基板11の後端には、やや
幅狭となった延出部14が形成されている。この延出部
14は、圧接端子10の軸線方向に対して一側(後方か
ら見て左側)に所定角度振って形成されている。この延
出部14の左右の側縁からは、一対の圧接刃15が対向
状に立ち上がって形成されている。
【0010】ハウジング20は合成樹脂製であって、前
後方向に細長いブロック状に形成され、前端側に設けら
れたフード部21内に、図示しない相手の雌側のコネク
タハウジングが嵌合されるようになっている。ハウジン
グ20のほぼ上半分が、2本の圧接端子10を収容する
収容部22となっている。なお、ハウジング20の下半
分には、相手のハウジングとの間のロック機構や、嵌合
検知機構が設けられているが、詳しい説明は省略する。
後方向に細長いブロック状に形成され、前端側に設けら
れたフード部21内に、図示しない相手の雌側のコネク
タハウジングが嵌合されるようになっている。ハウジン
グ20のほぼ上半分が、2本の圧接端子10を収容する
収容部22となっている。なお、ハウジング20の下半
分には、相手のハウジングとの間のロック機構や、嵌合
検知機構が設けられているが、詳しい説明は省略する。
【0011】収容部22について説明すると、ハウジン
グ20の後端側の上面には、図2にも示すように、圧接
端子10を後方から挿入可能とする左右2本の端子挿入
溝24が形成されている。両端子挿入溝24は、左右方
向に間隔を開けて立てられた3枚の壁25の間に形成さ
れており、圧接刃15が左に振った位置に形成されてい
ることに対応して、後端側が後方から見た左側に拡幅さ
れた形状とされている。フード部21の奥壁には、図3
にも示すように、端子挿入溝24の前端の溝底と面一
に、扁平な貫通溝27が形成され、この貫通溝27は、
前端側が幅狭とされているとともに、底面に、圧接端子
10の金属ランス13が係止される係止部28が凹み形
成されている。
グ20の後端側の上面には、図2にも示すように、圧接
端子10を後方から挿入可能とする左右2本の端子挿入
溝24が形成されている。両端子挿入溝24は、左右方
向に間隔を開けて立てられた3枚の壁25の間に形成さ
れており、圧接刃15が左に振った位置に形成されてい
ることに対応して、後端側が後方から見た左側に拡幅さ
れた形状とされている。フード部21の奥壁には、図3
にも示すように、端子挿入溝24の前端の溝底と面一
に、扁平な貫通溝27が形成され、この貫通溝27は、
前端側が幅狭とされているとともに、底面に、圧接端子
10の金属ランス13が係止される係止部28が凹み形
成されている。
【0012】そして圧接端子10は、金属ランス13を
撓み変形させつつ端子挿入溝24の溝底に沿わせて、端
子挿入溝24から貫通溝27に挿入され、基板11の前
縁が貫通溝27の段付部27Aに当たったところで挿入
が停止されるとともに、図3に示すように、金属ランス
13が復元して係止部28に係止されることによって、
タブ12をフード部21内に突出させた状態で抜け止め
されて収容されるようになっている。このとき、圧接端
子10の圧接刃15は、図7に示すように、端子挿入溝
24の長さ方向のほぼ中央部に位置するようになってい
る。
撓み変形させつつ端子挿入溝24の溝底に沿わせて、端
子挿入溝24から貫通溝27に挿入され、基板11の前
縁が貫通溝27の段付部27Aに当たったところで挿入
が停止されるとともに、図3に示すように、金属ランス
13が復元して係止部28に係止されることによって、
タブ12をフード部21内に突出させた状態で抜け止め
されて収容されるようになっている。このとき、圧接端
子10の圧接刃15は、図7に示すように、端子挿入溝
24の長さ方向のほぼ中央部に位置するようになってい
る。
【0013】上記した3枚の壁25にわたっては、幹線
17を挿入可能な電線挿入溝30A,30Bが前後2本
形成されている。各電線挿入溝30A,30Bは、図7
に示すように、圧接端子10の圧接刃15の対の対向方
向と一致した斜め姿勢で、かつそれぞれの圧接刃15の
対を通るように形成されている。言い換えると、前側の
電線挿入溝30Aは後ろから見た右側の圧接端子10の
圧接刃15と整合し、後側の電線挿入溝30Bは左側の
圧接端子10の圧接刃15と整合して形成されている。
17を挿入可能な電線挿入溝30A,30Bが前後2本
形成されている。各電線挿入溝30A,30Bは、図7
に示すように、圧接端子10の圧接刃15の対の対向方
向と一致した斜め姿勢で、かつそれぞれの圧接刃15の
対を通るように形成されている。言い換えると、前側の
電線挿入溝30Aは後ろから見た右側の圧接端子10の
圧接刃15と整合し、後側の電線挿入溝30Bは左側の
圧接端子10の圧接刃15と整合して形成されている。
【0014】カバー32は同じく合成樹脂製であって、
大まかには、両端子挿入溝24の上面から両外の2枚の
壁25の外側を覆うように、背の低い門型に形成されて
いる。カバー32の後ろから見た右側面の前端側と、左
側面の後端側とには、それぞれ間にガイド溝33を挟ん
で前後2個の係止孔34が形成されている。それに対応
して、ハウジング20における後から見た右側の壁25
の外面の前端側と、左側の壁25の外面の後端側とに
は、ガイド溝33に嵌まるガイドリブ35を挟んだ前後
に、上記の係止孔34に嵌まる突起36が形成されてい
る。突起36の上面はテーパ面37とされている。
大まかには、両端子挿入溝24の上面から両外の2枚の
壁25の外側を覆うように、背の低い門型に形成されて
いる。カバー32の後ろから見た右側面の前端側と、左
側面の後端側とには、それぞれ間にガイド溝33を挟ん
で前後2個の係止孔34が形成されている。それに対応
して、ハウジング20における後から見た右側の壁25
の外面の前端側と、左側の壁25の外面の後端側とに
は、ガイド溝33に嵌まるガイドリブ35を挟んだ前後
に、上記の係止孔34に嵌まる突起36が形成されてい
る。突起36の上面はテーパ面37とされている。
【0015】また、カバー32の左右の側面におけるそ
れぞれ係止孔34の形成された領域と前後反対側の領域
には、前後一対ずつの電線引出溝39が形成されてお
り、各電線引出溝39は、図4に示すように、下面側に
開口してその開口縁に係止突起40が形成されている。
カバー32が正規に被着されると、各電線引出溝39
は、それぞれ上記した電線挿入溝30A,30Bの左右
両端と対応した位置に来るようになっている。
れぞれ係止孔34の形成された領域と前後反対側の領域
には、前後一対ずつの電線引出溝39が形成されてお
り、各電線引出溝39は、図4に示すように、下面側に
開口してその開口縁に係止突起40が形成されている。
カバー32が正規に被着されると、各電線引出溝39
は、それぞれ上記した電線挿入溝30A,30Bの左右
両端と対応した位置に来るようになっている。
【0016】さらに、カバー32の裏面側には、図5及
び図6に示すように、幹線17を押さえるための押さえ
リブ42が、電線挿入溝30A,30Bと対応して形成
されている。それぞれの押さえリブ42の途中の所定位
置には、一対の圧接刃15の間に進入する押さえ板43
が形成され、その両側には圧接刃15の逃がし溝44が
形成されている。なお、カバー32の前縁には、各壁2
5の上縁の前縁側に形成された切込溝47に嵌まる突部
46が形成されているとともに、後縁の裏面には、各端
子挿入溝24の入口を塞ぐ閉鎖部48が突設されてい
る。
び図6に示すように、幹線17を押さえるための押さえ
リブ42が、電線挿入溝30A,30Bと対応して形成
されている。それぞれの押さえリブ42の途中の所定位
置には、一対の圧接刃15の間に進入する押さえ板43
が形成され、その両側には圧接刃15の逃がし溝44が
形成されている。なお、カバー32の前縁には、各壁2
5の上縁の前縁側に形成された切込溝47に嵌まる突部
46が形成されているとともに、後縁の裏面には、各端
子挿入溝24の入口を塞ぐ閉鎖部48が突設されてい
る。
【0017】続いて、本実施形態の作用を説明する。2
本の圧接端子10を、図2の矢線に示すように端子挿入
溝24に挿入して、図7に示すように抜け止め状態に収
容すると、各圧接端子10の圧接刃15は、それぞれ対
応する電線挿入溝30A,30Bの途中に位置する。次
に、同図の鎖線に示すように、前後の電線挿入溝30
A,30Bに沿ってそれぞれ幹線17を嵌める。これに
より、前側の幹線17は後ろから見た右側の圧接端子1
0の圧接刃15に、後側の幹線17は左側の圧接端子1
0の圧接刃15にそれぞれ載せられた状態となる。そし
て、図示しない治具等を用いて、各幹線17を圧接刃1
5に向けて押し込むことによって圧接接続される。
本の圧接端子10を、図2の矢線に示すように端子挿入
溝24に挿入して、図7に示すように抜け止め状態に収
容すると、各圧接端子10の圧接刃15は、それぞれ対
応する電線挿入溝30A,30Bの途中に位置する。次
に、同図の鎖線に示すように、前後の電線挿入溝30
A,30Bに沿ってそれぞれ幹線17を嵌める。これに
より、前側の幹線17は後ろから見た右側の圧接端子1
0の圧接刃15に、後側の幹線17は左側の圧接端子1
0の圧接刃15にそれぞれ載せられた状態となる。そし
て、図示しない治具等を用いて、各幹線17を圧接刃1
5に向けて押し込むことによって圧接接続される。
【0018】そうしたら、次にカバー32を被せる。具
体的には、前縁の突部46をハウジング20の切込溝4
7に、また左右の側面のガイド溝33をガイドリブ35
に合わせて押し込む。カバー32は、突起36に乗り上
げて左右の側面を広げつつ押し込まれ、左右の壁25の
外側の裾部25Aに当たるまで押し込まれると、突起3
6が係止孔34に嵌まってカバー32が取り付けられ
る。それに伴い、各幹線17の外側の壁25から出た部
分がカバー32の電線引出溝39に収められ、図8に示
すように、幹線17はハウジング20の側面からほぼ直
交した向きに引き出される。
体的には、前縁の突部46をハウジング20の切込溝4
7に、また左右の側面のガイド溝33をガイドリブ35
に合わせて押し込む。カバー32は、突起36に乗り上
げて左右の側面を広げつつ押し込まれ、左右の壁25の
外側の裾部25Aに当たるまで押し込まれると、突起3
6が係止孔34に嵌まってカバー32が取り付けられ
る。それに伴い、各幹線17の外側の壁25から出た部
分がカバー32の電線引出溝39に収められ、図8に示
すように、幹線17はハウジング20の側面からほぼ直
交した向きに引き出される。
【0019】また、カバー32が被着されることに伴
い、押さえリブ42が幹線17を電線挿入溝30側に押
さえ、また押さえ板43が幹線17を圧接刃15の間に
押し込むように機能するから、幹線17の浮き上がりが
防止されて良好な圧接状態に保持される。以上のように
組み付けられたコネクタは、相手のコネクタと嵌合され
ると、両圧接端子10が、相手の分岐線の端末に設けら
れた端子金具と接続される。これにより、各幹線17か
らそれぞれ分岐線が引き出された状態とされる。
い、押さえリブ42が幹線17を電線挿入溝30側に押
さえ、また押さえ板43が幹線17を圧接刃15の間に
押し込むように機能するから、幹線17の浮き上がりが
防止されて良好な圧接状態に保持される。以上のように
組み付けられたコネクタは、相手のコネクタと嵌合され
ると、両圧接端子10が、相手の分岐線の端末に設けら
れた端子金具と接続される。これにより、各幹線17か
らそれぞれ分岐線が引き出された状態とされる。
【0020】以上説明したように本実施形態によれば、
圧接刃15を斜め姿勢で設けたことにより、両圧接端子
10において圧接刃15の前後方向の形成位置が同じで
あったとしても、各幹線17を斜めにして互いに干渉す
ることなく対応する圧接端子10の圧接刃15に圧接す
ることができる。すなわち、2回路の分岐用のコネクタ
を形成するに当たり、形状が同じの1種類の圧接端子1
0が利用でき、製造コストの低減を図ることができる。
圧接刃15を斜め姿勢で設けたことにより、両圧接端子
10において圧接刃15の前後方向の形成位置が同じで
あったとしても、各幹線17を斜めにして互いに干渉す
ることなく対応する圧接端子10の圧接刃15に圧接す
ることができる。すなわち、2回路の分岐用のコネクタ
を形成するに当たり、形状が同じの1種類の圧接端子1
0が利用でき、製造コストの低減を図ることができる。
【0021】また、ハウジング20の収容部22側で
は、圧接時の幹線17の配線位置と整合させた電線挿入
溝30を設けたから、圧接時の幹線17の配線を正確に
かつ能率良く行うことができる。さらにカバー32を被
着することに伴い、幹線17の圧接部分を保護すること
はもちろん、押さえリブ42と押さえ板43が幹線17
を押さえることによって、良好な圧接状態を継続して維
持することができる。
は、圧接時の幹線17の配線位置と整合させた電線挿入
溝30を設けたから、圧接時の幹線17の配線を正確に
かつ能率良く行うことができる。さらにカバー32を被
着することに伴い、幹線17の圧接部分を保護すること
はもちろん、押さえリブ42と押さえ板43が幹線17
を押さえることによって、良好な圧接状態を継続して維
持することができる。
【0022】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)雌側の圧接端子を用いる場合にも、本発明は適用
可能である。 (2)幹線の数、すなわち回路数は3以上であってもよ
い。 (3)上記実施形態では、カバーは主に幹線を押さえる
ことに機能したが、カバーに対して圧接用の治具の機能
を持たせることも可能である。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)雌側の圧接端子を用いる場合にも、本発明は適用
可能である。 (2)幹線の数、すなわち回路数は3以上であってもよ
い。 (3)上記実施形態では、カバーは主に幹線を押さえる
ことに機能したが、カバーに対して圧接用の治具の機能
を持たせることも可能である。
【図1】本発明の一実施形態の分解斜視図
【図2】圧接端子の挿入動作を示す一部切欠平面図
【図3】同一部切欠側面図
【図4】カバーの側面図
【図5】その底面図
【図6】その裏面から見た斜視図
【図7】圧接端子の挿入後の一部切欠平面図
【図8】カバー装着後の平断面図
【図9】従来例の一部切欠平面図
10…圧接端子 11…基板 12…タブ(接続部) 14…延出部 15…圧接刃(圧接部) 17…幹線(被覆電線) 20…ハウジング 24…端子挿入溝(キャビティ) 25…壁(側壁) 30A,30B…電線挿入溝 32…カバー 42…押さえリブ 43…押さえ板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E012 AA08 AA33 AA42 5E023 AA02 AA13 AA26 BB03 BB11 EE02 FF15 GG02 GG11 GG15 HH07 HH17
Claims (3)
- 【請求項1】 相手端子と接続される接続部の後方に圧
接部を設けた圧接端子が、コネクタハウジングに複数本
並んで装着され、前記圧接端子と交差する方向に配線さ
れた複数の被覆電線が、それぞれ対応する圧接端子の圧
接部に個別に圧接されるようにしたコネクタにおいて、 前記圧接端子の圧接部は、前記被覆電線が前記圧接端子
の軸線方向と直交する方向から角度をなした向きでこの
圧接部に圧接できるように斜め姿勢で形成されているこ
とを特徴とするコネクタ。 - 【請求項2】 前記コネクタハウジングは、前記圧接端
子が個別に収容されるキャビティが設けられるととも
に、各キャビティにおける前記圧接部の収容部分ではこ
の圧接部を外部に開放すべく一面が開口された構造とな
っており、この開口された部分の前記キャビティの側壁
には、圧接する被覆電線が挿入される電線挿入溝が、前
記圧接部の向きと整合した斜め方向に沿って形成されて
いることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。 - 【請求項3】 前記コネクタハウジングの開口にはカバ
ーが装着され、このカバーの裏面には前記被覆電線を前
記圧接部に向けて押し込む電線押さえ部が形成されてい
ることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33287399A JP2001155827A (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33287399A JP2001155827A (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001155827A true JP2001155827A (ja) | 2001-06-08 |
Family
ID=18259768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33287399A Pending JP2001155827A (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001155827A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008146846A (ja) * | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Yazaki Corp | 照明装置 |
JP2014203728A (ja) * | 2013-04-08 | 2014-10-27 | アルプス電気株式会社 | 電気部品 |
-
1999
- 1999-11-24 JP JP33287399A patent/JP2001155827A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008146846A (ja) * | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Yazaki Corp | 照明装置 |
JP2014203728A (ja) * | 2013-04-08 | 2014-10-27 | アルプス電気株式会社 | 電気部品 |
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