JP2001155072A - 取引支援装置 - Google Patents

取引支援装置

Info

Publication number
JP2001155072A
JP2001155072A JP34014999A JP34014999A JP2001155072A JP 2001155072 A JP2001155072 A JP 2001155072A JP 34014999 A JP34014999 A JP 34014999A JP 34014999 A JP34014999 A JP 34014999A JP 2001155072 A JP2001155072 A JP 2001155072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seller
request
estimate
transaction
buyer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34014999A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Noshiro
保夫 野城
Michiteru Kodama
道輝 児玉
Katsuro Saito
克郎 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP34014999A priority Critical patent/JP2001155072A/ja
Publication of JP2001155072A publication Critical patent/JP2001155072A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子商取引において、見積もり回答に示され
た金額以外の属性も評価の対象とするとともに、再見積
もり依頼を行って取引の公正を期す。 【解決手段】 見積もり依頼が購買者端末10から送信
されてきた場合には、取引支援装置20の見積もり依頼
取得手段20aがこれを取得する。見積もり依頼配信手
段20bは、取得した見積もり依頼を適当な販売者端末
30〜50に対して送信する。見積もり依頼に対する回
答(見積もり回答)が販売者端末30〜50から返送さ
れてきた場合には、送信手段20cがこれを受信し、見
積もり期限内である場合には、見積もり依頼配信手段2
0bを制御して再見積もりを実行させる。見積もり期限
が経過した場合には、送信手段20cは、回収された見
積もり回答に提示された金額とその回答を行った販売者
に係る属性情報とを参照して最適な販売者を決定し、見
積もり依頼を行った購買者端末10に対して通知する。
購買者端末10では、処理結果受信手段10cによって
処理結果が受信され、処理結果出力手段10dにより表
示装置12に対して出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は取引支援装置に関
し、特に、購買者端末と複数の販売者端末の間の商取引
を支援する取引支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットの普及により、商取引を
ネットワーク上で行う電子商取引が社会に浸透しつつあ
る。
【0003】このような電子商取引を行うシステムは、
購買者側に配置された購買者端末と、販売者側に配置さ
れた販売者端末と、取引の仲介を行う取引支援装置とか
ら構成されている。
【0004】実際に取引を行う際には、先ず、購買者が
購買者端末を操作して、「見積もり依頼」を取引支援装
置に対して送信する。見積もり依頼を受信した取引支援
装置は、要求に適合する販売者を選択し、該当する販売
者端末に対して見積もり依頼を配信する。
【0005】販売者端末では、見積もり依頼に対する回
答である「見積もり回答」が入力され、取引支援装置に
返信される。取引支援装置では、見積もり回答の中から
最良の販売者を選択し、その見積もり回答を購買者端末
に対して送信する。
【0006】その結果、購買者が承認した場合には取引
が成立することになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の電子商取引においては、販売者を選択する際の評価
の対象が金額だけである場合が多かったので、例えば、
販売者の信用度や規模等の他の属性を考慮に入れて選択
を行うことができないという問題点があった。
【0008】また、販売者側は見積もり回答を一回しか
行うことができないことが通例であるので、例えば、他
者の動向を窺ってから見積もり回答を再度提出するとい
ったことができないという問題点もあった。
【0009】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、金額以外の要素も考慮に入れて販売者を選択
することが可能な取引支援装置を提供することを目的と
する。
【0010】また、本発明は、販売者が他者の動向を窺
いつつ取引を行うことが可能な取引支援装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示す、購買者端末10と複数の販
売者端末30〜50の間の商取引を支援する取引支援装
置20において、前記購買者端末10から指定期限を含
む商品またはサービスの見積もり依頼を取得する見積も
り依頼取得手段20aと、前記指定期限内である場合
に、当該見積もり依頼について応答した販売者のうち一
または二以上の販売者に対して、再度の見積もり依頼を
送信する見積もり依頼配信手段20bと、を有すること
を特徴とする取引支援装置20が提供される。
【0012】ここで、見積もり依頼取得手段20aは、
購買者端末10から指定期限を含む商品またはサービス
の見積もり依頼を取得する。見積もり依頼配信手段20
bは、指定期限内である場合に、当該見積もり依頼につ
いて応答した販売者のうち一または二以上の販売者に対
して、再度の見積もり依頼を送信する。
【0013】また、図1に示す、購買者端末10と複数
の販売者端末30〜50の間の商取引を支援する取引支
援装置20において、購買者端末10から依頼された商
品またはサービスの見積もり依頼を、依頼内容に基づい
た販売者端末に送信する見積もり依頼配信手段20b
と、販売者の応札内容とともに、応札した販売者の応札
金額および販売者属性に基づき算出した評価値を、前記
購買者端末10に対して送信する送信手段20cと、を
有することを特徴とする取引支援装置20が提供され
る。
【0014】ここで、見積もり依頼配信手段20bは、
購買者端末10から依頼された商品またはサービスの見
積もり依頼を、依頼内容に基づいた販売者端末に送信す
る。送信手段20cは、販売者の応札内容とともに、応
札した販売者の応札金額および販売者属性に基づき算出
した評価値を、前記購買者端末10に対して送信する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の動作原理を説明
する原理図である。この図に示すように、本発明に係る
取引支援システムは、購買者端末10、取引支援装置2
0、および、販売者端末30〜50によって構成されて
いる。
【0016】購買者端末10は、見積もり依頼入力手段
10a、見積もり依頼送信手段10b、処理結果受信手
段10c、および、処理結果出力手段10dによって構
成されており、購買者が入力装置11を操作して入力し
た見積もり依頼を取引支援装置20に対して送信すると
ともに、取引の結果を取引支援装置20から受信し、表
示装置12に表示出力する。なお、この原理図では、説
明を簡略化するために購買者端末を1つしか示していな
いが、実際には複数の購買者端末が接続されている。ま
た、本明細書において、「見積もり依頼」とは、商品ま
たはサービス提供前の見積もり依頼の他、商品またはサ
ービスの購入依頼も含まれるものとする。
【0017】ここで、見積もり依頼入力手段10aは、
キーボード等である入力装置11が操作されて入力され
た見積もり依頼を受け付け、見積もり依頼送信手段10
bに供給する。
【0018】見積もり依頼送信手段10bは、見積もり
依頼入力手段10aから入力された見積もり依頼を取引
支援装置20に対して送信する。処理結果受信手段10
cは、見積もり依頼の結果として販売者から返送された
見積もり回答に応じて取引支援装置20における評価結
果を受信する。
【0019】処理結果出力手段10dは、処理結果受信
手段10cによって受信された処理結果を表示装置12
に対して出力する。表示装置12は、例えば、CRT
(Cathode Ray Tube)モニタ等によって構成されてお
り、購買者端末10から出力された処理結果を表示す
る。
【0020】取引支援装置20は、見積もり依頼取得手
段20a、見積もり依頼配信手段20b、および、送信
手段20cによって構成されている。ここで、見積もり
依頼取得手段20aは、購買者端末10から送信されて
きた見積もり依頼を取得する。
【0021】見積もり依頼配信手段20bは、見積もり
依頼取得手段20aによって取得された見積もり依頼
を、その依頼内容に応じた適切な販売者端末に対して配
信する。また、送信手段20cから要請があった場合に
は、再度の見積もり依頼である再見積もり依頼を該当す
る販売者端末に対して配信する。
【0022】送信手段20cは、見積もり依頼期限内で
ある場合には見積もり依頼配信手段20bを制御して再
見積もり依頼を通知させるとともに、見積もり依頼期限
が経過した場合には、応札した販売者の応札金額および
販売者属性に基づいて最良の販売者を選択し、購買者端
末10に対して通知する。
【0023】販売者端末30〜50は、取引支援装置2
0を介して購買者端末10から送信されてきた見積もり
依頼に対しての回答である見積もり回答を生成して取引
支援装置20に対して返送する。なお、販売者端末30
〜50は、全て同様の構成とされているので、以下では
販売者端末40についてのみ説明を行う。
【0024】販売者端末40は、見積もり依頼受信手段
40a、見積もり依頼出力手段40b、見積もり回答入
力手段40c、および、見積もり回答送信手段40dに
よって構成されている。
【0025】見積もり依頼受信手段40aは、取引支援
装置20から送信されてきた見積もり依頼または再見積
もり依頼を受信する。見積もり依頼出力手段40bは、
見積もり依頼受信手段40aによって受信された見積も
り依頼または再見積もり依頼を表示装置41に対して表
示出力する。
【0026】表示装置41は、表示装置12と同様にC
RTモニタ等によって構成されており、販売者端末40
から出力された見積もり依頼または再見積もり依頼を表
示する。
【0027】入力装置42は、入力装置11と同様にキ
ーボード等によって構成されおり、購買者から操作に応
じて情報を見積もり回答入力手段40cに供給する。見
積もり回答入力手段40cは、入力装置42からの情報
を入力する。
【0028】見積もり回答送信手段40dは、見積もり
回答入力手段40cによって入力された見積もり回答を
取引支援装置20に対して送信する。次に、以上の原理
図の動作について説明する。
【0029】いま、購買者が、入力装置11を操作し
て、例えば、商品Aに関する見積もり依頼を入力したと
する。すると、この見積もり依頼は、見積もり依頼入力
手段10aを介して見積もり依頼送信手段10bに供給
され、取引支援装置20に向けて送信される。
【0030】取引支援装置20は、購買者端末10から
送信されてきた見積もり依頼を見積もり依頼取得手段2
0aによって取得し、見積もり依頼配信手段20bに供
給する。
【0031】見積もり依頼配信手段20bは、供給され
た見積もり依頼を参照し、適切な販売者に向けて見積も
り依頼を配信する。いまの例では、見積もりの対象は商
品Aであるので、図示せぬデータベースを参照してこの
商品Aを取り扱っている販売者に対して見積もり依頼を
配信する。その結果、例えば、販売者端末30〜50の
全てが該当する場合には、これらの全てに対して見積も
り依頼が送信されることになる。
【0032】見積もり依頼の配信対象となった販売者端
末40では、見積もり依頼受信手段40aがこの見積も
り依頼を受信し、見積もり依頼出力手段40bに供給す
る。見積もり依頼出力手段40bは、供給された見積も
り依頼を表示装置41に対して表示出力する。
【0033】表示装置41に表示された内容に基づい
て、販売者が入力装置42を操作することにより入力さ
れた見積もり回答(商品Aの提示金額を示す情報)は、
見積もり回答入力手段40cを介して入力され、見積も
り回答送信手段40dによって取引支援装置20に返送
される。
【0034】取引支援装置20は、各販売者端末から送
信されてきた見積もり回答を回収し、送信手段20cに
供給する。送信手段20cは、見積もり期限内である場
合には、見積もり依頼配信手段20bを制御して再見積
もり依頼を送信させる。
【0035】その結果、見積もり依頼配信手段20b
は、見積もり回答を行った販売者の属性を図示せぬデー
タベースから取得し、取得した情報と提示された応札金
額とに基づいて、回答を行った各販売者を評価し、その
評価に応じて一または二以上の販売者に対して再見積も
り依頼を行う。
【0036】例えば、応札金額と、販売者の属性である
信用度を示す会社の規模(社員数や資本金)や、過去の
取引に基づく購買者の評価等を参照して、各見積もり回
答を評価し、その評価が所定の基準を満たしている販売
者に対しては再見積もり依頼を行う。このとき、現在の
入札状況に関する情報(例えば、最低価格等)を再見積
もり依頼に対して付加する。
【0037】再見積もり依頼を受信した各販売者端末で
は、付加されている最低価格等の情報を参照して二回目
の回答を行う。このような処理は、見積もり期限が経過
するまで繰り返されることになる。
【0038】見積もり期限が経過した場合には、送信手
段20cは、応札金額と属性情報により販売者を評価
し、その評価が最良である販売者を、「推薦する販売
者」として販売者端末10に通知する。
【0039】購買者端末10では、処理結果を処理結果
受信手段10cによって受信し、処理結果出力手段10
dによって表示装置12に表示出力する。その結果、見
積もり依頼を行った購買者は、最適な販売者を知るとと
もに、その提示金額を知ることができる。
【0040】以上に示すように、本発明に係る取引支援
装置によれば、販売者側が提示した金額のみならず、販
売者の規模や過去の取引に基づく評価等も参照して、取
引先を決定することができるので、取引をより円滑に行
うことが可能となる。
【0041】また、本発明に係る取引支援装置によれ
ば、見積もり期限内である場合には、販売者に対して再
見積もり依頼を行うようにしたので、購買者にとっては
最適価格での購入が可能となり、一方、販売者にとって
は販売の機会を増大することが可能となる。
【0042】次に、図2を参照して本発明の実施の形態
の構成例について説明する。この図に示すように、本発
明の実施の形態は、購買者端末60−1〜60−n、ネ
ットワーク70、取引支援装置80、ネットワーク9
0、および、販売者端末100−1〜100−mによっ
て構成されている。
【0043】ここで、購買者端末60−1〜60−n
は、パーソナルコンピュータ等によって構成されてお
り、各購買者側に配置され、ネットワーク70を介して
取引支援装置80との間で情報を授受する。
【0044】ネットワーク70は、例えば、インターネ
ットや専用回線であり、購買者端末60−1〜60−n
と、取引支援装置80との間で情報の授受を行う。取引
支援装置80は、ネットワーク70を介して購買者端末
60−1〜60−nから見積もり依頼を受け付け、該当
する販売者端末に対して送信するとともに、見積もり依
頼に応じて返送されてきた見積もり回答を受信し、所定
の処理を実行する。
【0045】ここで、取引支援装置80は、CPU(Ce
ntral Processing Unit)80a、ROM(Read Only M
emory)80b、RAM(Random Access Memory)80
c、HDD(Hard Disk Drive)80d、I/F(Inter
face)80e,80fによって構成されている。
【0046】CPU80aは、装置の各部を制御すると
ともに、HDD80d等に格納されているプログラムに
応じて種々の演算処理を実行する。ROM80bは、C
PU80aが実行する基本的なプログラムやデータを格
納している。
【0047】RAM80cは、CPU80aが実行する
プログラムや、演算途中のデータを一時的に格納する。
HDD80dは、CPU80aが実行するプログラムや
処理対象となるデータを格納している。
【0048】I/F80eは、ネットワーク70を介し
て情報を授受する際に、データの表現形式を適宜変換す
る。I/F80fは、ネットワーク90を介して情報を
授受する際に、データの表現形式を適宜変換する。
【0049】ネットワーク90は、前述の場合と同様
に、インターネットや専用回線によって構成されてお
り、取引支援装置80と販売者端末100−1〜100
−mとの間で情報の授受を行う。
【0050】販売者端末100−1〜100−mは、パ
ーソナルコンピュータ等によって構成されており、各販
売者側に配置され、ネットワーク90を介して取引支援
装置80との間で情報を授受する。
【0051】次に、以上の実施の形態の動作について説
明する。いま、例えば、購買者端末60−1において、
見積もり依頼を行うための所定の操作がなされたとする
と、購買者端末60−1の表示装置には、図3に示す画
面が表示され、見積もり依頼の入力が可能となる。
【0052】この表示例では、「見積もり依頼」と題さ
れたウィンドウ120が表示されている。ウィンドウ1
20の右上には、このウィンドウ120を縮小、拡大、
終了する場合にそれぞれ操作されるボタン120a〜1
20cが表示されている。
【0053】また、ウィンドウ120の表示領域の最上
部には、見積もり依頼番号が表示されるテキストボック
ス120dが配置されている。なお、この見積もり番号
は、自動的に発生されてこのテキストボックス120d
内に表示される。
【0054】その下には、依頼者名が入力されるテキス
トボックス120eが表示されており、続いて、商品名
が入力されるテキストボックス120f、商品コードが
入力されるテキストボックス120g、数量が入力され
るテキストボックス120h、見積もり回答期限が入力
されるテキストボックス120i、商品の納期が入力さ
れるテキストボックス120j、購入属性を入力する際
に操作される購入者属性設定ボタン120kが表示され
ている。
【0055】なお、この表示例では、見積もり依頼番号
としては「10123」が表示されている。依頼者名と
しては「中河内 隆太郎」が入力されており、また、商
品名としては「窒化珪素」が、商品コードとしては「2
0115」が、数量としては「5t」が、見積もり回答
期限としては「1999年11月1日」が、納期として
は「1999年11月15日」がそれぞれ入力されてい
る。
【0056】なお、画面最下部の送信ボタン120m
は、入力された内容の見積もり依頼を送信する場合に操
作され、キャンセルボタン120nは入力された内容を
キャンセルする場合に操作される。
【0057】このような表示画面において、購入者属性
設定ボタン120kが操作されると、図4に示す画面が
表示されることになる。この画面では、販売者を選択す
る上での判断の基準となる各情報(例えば、価格等)
を、購買者がどのように評価するかを示す購入属性(重
み付け情報)が入力される。
【0058】この表示例では、「購入属性設定」と題さ
れたウィンドウ130が表示されている。なお、ボタン
130a〜130cについての説明は省略する。スライ
ドボタン130dは、価格の優先度を入力する場合に操
作される。また、スライドボタン130eは納期の優先
度を、スライドボタン130fは品質の優先度を、スラ
イドボタン130gはサービス(例えば、アフターサー
ビス等)の優先度を、スライドボタン130hは販売者
の取引実績の優先度をそれぞれ入力する場合に操作され
る。この例では、価格の優先度は「5」に、納期の優先
度は「4」に、品質の優先度は「3」に、サービス優先
度は「2」に、また、販売取引実績優先度は「3」に設
定されている。
【0059】以上のような設定がなされた後、OKボタ
ン130iが操作されると、購入属性が実際に設定され
ることになる。なお、キャンセルボタン130jが操作
された場合には入力された内容がキャンセルされる。ま
た、図4の表示例では、全ての項目の入力を必須とした
が、1または2以上の項目の入力を省略するようにして
もよい。
【0060】購入属性の設定が終了した後、図3に示す
送信ボタン120mが操作されると、図3に示す画面に
おいて入力された内容と、図4に示す画面において入力
された内容とが見積もり依頼として、ネットワーク70
を介して取引支援装置80に向けて送信される。
【0061】取引支援装置80では、送信されてきた見
積もり依頼をI/F80eを介して取り込み、RAM8
0cに一時的に格納する。CPU80aは、見積もり依
頼を送信した購買者を特定し、その購買者に対応する購
買者属性をHDD80dから検索する。
【0062】図5は、HDD80dに格納されている購
買者属性の一例を示す図である。この図に示すように、
購買者属性は、一般の属性値である「一般属性」、過去
の取引においてこの購買者と取引を行った販売者によっ
て評価された属性である「評価属性」、および、この購
買者が優先的な取引先としている「優先取引先」によっ
て構成されている。具体的には、一般属性としては、
「会社名」、「住所」、「電話番号」、「資本金」、
「操業期間」、および、「従業員数」が格納されてい
る。また、評価属性としては、支払いの良否(例えば、
支払い期限を守ったか否か)を1〜5の間の数値(支払
いが良い程大きい値になる)によって評価した「支払
い」と、他の購買者と比較した場合における納品した商
品に対するクレームの多寡を同じく1〜5の間の数値
(クレームが少ない程大きい値になる)によって評価し
た「クレーム」が格納されている。更に、優先取引先と
しては、この購買者が優先的に取引を行っている取引先
である販売者の名称が商品毎に格納されている。
【0063】CPU80aは、HDD80dから取得し
た購買者属性から、評価属性を抽出し、これらの値を加
算した値を求めて購買者の評価値である「購買者評価
値」とする。図5の例では、「支払い」と「クレーム」
に対応する値「5」と「3」の加算値「8」が算出さ
れ、この値が購買者評価値となる。
【0064】次に、CPU80aは、HDD80dに格
納されている販売者属性を参照して、受信した見積もり
依頼に適合する販売者を特定する。図6は、販売者属性
の一例を示す図である。この図に示すように、販売者属
性は、販売者の一般的な属性である「一般属性」、過去
の取引において購買者によって与えられた評価である
「評価属性」、取り扱っている商品の種類を示す「取り
扱い商品」、割引率を示す「割引率」、キャンペーンに
関する情報である「キャンペーン」、および、優先して
取引を行うことを希望する購買者を示す「優先取引先」
によって構成されている。
【0065】CPU80aは、見積もり依頼に適合する
販売者を特定するにあたって、先ず、見積もり依頼の対
象となっている商品を特定し、その商品を取り扱い商品
としている販売者を特定する。いまの例では、見積もり
依頼の対象となっている商品は「窒化珪素」(図3参
照)であるので、取り扱い商品として「窒化珪素」を含
む販売者が特定される。なお、図6に示す販売者属性を
有する販売者も「窒化珪素」を取り扱い商品とするので
適合すると判定される。
【0066】次に、CPU80aは、以上のようにして
特定された各販売者の評価属性を取得し、これらの値に
対して図4に示す購入属性による重み付けを行い、販売
者が購買者の要求にどれだけマッチしているかを示す値
である「評定値」を算出する。即ち、CPU80aは、
先ず、「納期」、「品質」、「サービス」、および、
「総取引回数」を取得する。そして、総取引回数に関し
ては、その値(取引回数)が10回未満である場合には
「1」を、また、10回以上20回未満の場合は「2」
を、20回以上30回未満の場合は「3」を、30回以
上40回未満の場合は「4」を、40回以上の場合は
「5」を選択し、これを総取引回数に係る値として定義
する。そして、CPU80aは、各値に対してそれぞれ
対応する重み(図4において入力された重み)を乗算し
た値を“5”で除算した結果を加算し、評定値を算出す
る。例えば、この例では、納期に関しては、販売者属性
の「納期」は“5”であるので、この値に対して「納期
優先度」である“4”を乗算し、得られた結果“20”
を“5”で除算した値“4”を得る。同様にして、品質
に対しては“2.4”が得られ、また、サービスおよび
取引実績に対しては“0.8”および“1.2”がそれ
ぞれ得られる。従って、評定値としてはこれらを加算し
た値である“9.4”を得る。ここで、「価格」に関し
ては、販売者側からの回答がなされていないので、評定
値には反映されない。
【0067】なお、以上では販売者の評価属性と購入属
性を乗算し、得られた値を“5”で除算するようにした
が、例えば、評価属性と購入者属性を加算し、得られた
値を“2”で除算するようにしてもよい。また、以上で
は全ての項目を計算の対象としたが、例えば、1または
2以上の項目については省略するようにしてもよい。具
体的には、図4に示す画面において入力されなかった項
目に対しては、評定値の計算対象から除外するようにし
てもよい。
【0068】以上のような処理により、各販売者に対す
る評定値を算出し、この評定値が大きい順に各販売者を
ソートする。そして、CPU80aは、評定値が大きい
方から例えば10位以内に入っている販売者を見積もり
依頼を配信する販売者として選択し、見積もり依頼を送
信する。このとき、販売者属性の優先取引先(図6参
照)に、見積もり依頼を行った購買者が含まれている場
合(例えば、図6の例では、見積もり依頼を行った購買
者が○×化学である場合)には、その販売者は無条件で
選択して見積もり依頼を送信するようにしてもよい。こ
のような処理によれば、販売者側の希望を考慮に入れた
選択を行うことが可能となる。
【0069】例えば、いまの例において、図6に示すB
BB社が10位以内に入っており、また、この販売者の
販売者端末が100−1であるとすると、販売者端末1
00−1に対して購買者端末60−1から送信された見
積もり依頼が送信されることになる。なお、以上の例で
は、評定値が大きいものを選択して見積もり依頼を送信
するようにしたが、例えば、この評定値を算出せずに、
全ての販売者に対して見積もり依頼を送信するようにし
てもよい。
【0070】その結果、販売者端末100−1の表示装
置に対しては、図7に示すような画面が表示されること
になる。この表示例では、「見積もり依頼一覧」と題さ
れたウィンドウ140が表示されており、その表示領域
には見積もり依頼一覧表140dと、各見積もり依頼の
詳細を表示させる場合に操作される詳細ボタン140e
〜140hが表示されている。なお、見積もり依頼一覧
表140dには回答期限が早い順に見積もり依頼が表示
されるので、回答期限が「11月1日」である「AA
A」からの見積もり依頼(購買者端末60−1から先に
送信された見積もり依頼)が最先に表示されている。
【0071】また、見積もり依頼一覧表140dの右端
に表示されている「状況」は、取引の進行状況を示して
おり、「受理」は新たな見積もり依頼が受信されたこと
を示す。また、「回答中」は見積もり依頼に対する回答
が既になされていることを示す。
【0072】このような表示画面において、詳細ボタン
140eが操作されると、図8に示す画面が表示され、
見積もり依頼に対する回答の入力を行うことが可能とな
る。ここで、表示領域150dには、この見積もり回答
が何回目であるか否かを示す「状況」が表示されてお
り、この例では、「第1回目」という表示から分かるよ
うに、最初の回答であることが示されている。表示領域
150eには、見積もり依頼に関する情報が表示されて
おり、この例では、「依頼元」、「購買者評価値」、
「商品名」、「数量」、「回答期限」、および、「納
期」が表示されている。
【0073】表示領域150fには、販売者の見積もり
回答が入力される。この例では、「見積もり単価」、
「受付担当者」、「有効期限」、および、「コメント」
が入力項目として表示されており、「見積もり単価」と
しては「¥800(kg)」が、受け付け担当者として
は「幸田 武人」が、この回答の有効期限を示す「有効
期限」には「12月31日」が、また、「コメント」は
未入力状態とされている。
【0074】表示領域の最下部には、離脱ボタン150
g、送信ボタン150h、および、キャンセルボタン1
50iが表示されている。ここで、離脱ボタン150g
は、取引から離脱する場合に操作される。即ち、この離
脱ボタン150gが操作された場合には、この販売者は
取引への参加資格を放棄したことになる。送信ボタン1
50hは、入力された内容を取引支援装置80に対して
送信する場合に操作される。キャンセルボタン150i
は、入力された内容をキャンセルする場合に操作され
る。
【0075】いま、図8に示す画面において、送信ボタ
ン150hが操作されたとすると、入力された情報は見
積もり回答として取引支援装置80に送信される。取引
支援装置80は、見積もり回答を受信した旨を示すメッ
セージを、回答を行った販売者端末100−1に対して
送信する。その結果、図7に示す表示画面の先頭の表示
項目の「状況」は、図9に示すように、「受理」が「回
答中」に変更されることになる。
【0076】見積もり回答を受信した取引支援装置80
は、見積もり回答に含まれている見積もり単価(図8参
照)を抽出し、この見積もり単価と、先に算出した評定
値とから各販売者の評価値を算出する。即ち、CPU8
0aは、抽出された全ての見積もり単価の中で最高と最
低の金額を検出し、これらをそれぞれVmaxとVmi
nとする。そして、各見積もり金額をVとして以下の式
から各販売者毎の金額に係る評価値EVを算出する。
【0077】
【数1】 EV=(V−Vmin)/(Vmax−Vmin)×4+1 ・・・(1) ここで、金額に係る評価値EVは、V=Vminの場合
にはEV=1となり、また、V=Vmaxの場合にはE
V=5となる。
【0078】そして得られた、金額に係る評価値EV
を、先に算出した評定値に対して加算し、評価値を得
る。例えば、販売者BBBの評価値としては、“12.
0”が得られることになる。同様にして、全ての販売者
の評価値を算出し、この評価値の大きい順に販売者をソ
ートする。図10は、評価値に応じて販売者をソートし
た結果を示す図である。この例では、販売者BBBは、
第2位に位置していることが分かる。
【0079】ソートが終了すると、CPU80aは、回
答期限内である場合に限り、前回の見積もり回答の結果
を踏まえて、再度の見積もり依頼(以下、再見積もり依
頼と称す)を各販売者に対して送信する。その結果、再
見積もり依頼を受信した販売者端末100−1におい
て、図9に示す詳細ボタン140eが操作された場合に
は、図11に示す画面が表示されることになる。この表
示例では、図8の場合と比較して、表示領域160dに
表示されている「状況」が「第2回目」となっており、
また、ソートの結果である「順位」が新たに表示されて
いる。更に、表示領域160jには、ソートによって第
1位にランクされた販売者の見積もり単価である「参考
見積もり単価」と、その販売者である「販売者」が表示
されている。この例では、図10に示すように、販売者
「ABC」が第1位にランクされているので、販売者と
して「ABC」が、また、参考見積もり単価として「¥
780(kg)」が表示されている。なお、「販売者」
については、表示を省略するようにしてもよい。
【0080】このような画面を参照して、販売者端末1
00−1の販売者が、第2回目の見積もり単価である
「¥770(kg)」を入力し、送信ボタン160hを
操作したとすると、これらの情報は第2回目の見積もり
回答として、取引支援装置80に送信される。
【0081】取引支援装置80では、受信した見積もり
回答を受信し、前述の場合と同様の処理により評価値を
算出し、販売者のソート処理を再度実行する。図12
は、販売者「BBB」からの第2回目の見積もり回答を
加味した場合のソート結果である。この例では、販売者
「BBB」が第1位にランクされている。
【0082】以上の処理は、回答期限が経過するまで繰
り返し実行され、回答期限が経過した時点において第1
にランクされていた販売者が、この取引を落札したもの
と判定される。
【0083】いまの例において、販売者「BBB」が回
答期限が経過する時点で第1位にランクされていたとす
ると、販売者「BBB」がこの取引を落札したものと判
定され、その旨が取引支援装置80から販売者端末10
0−1に対して通知される。
【0084】その結果、販売者端末100−1の見積も
り依頼一覧画面の「状況」の表示内容は、図13に示す
ように「落札」に変化し、この取引を落札したことが示
される。
【0085】次に、取引支援装置80は、見積もり依頼
を行った購買者端末60−1に対して、落札した販売者
の落札内容を送信する。いまの例では、購買者端末60
−1には、図14に示すような画面が表示されることに
なる。
【0086】この表示例では、「発注承認」と題された
ウィンドウ170が表示されており、表示領域170d
には見積もり依頼内容が表示され、また、表示領域17
0eには落札内容が表示されている。このような画面を
参照し、この取引を承認するとして承認ボタン170f
が操作された場合には、発注の承認を示す通知が取引支
援装置80に対して送信されることになる。
【0087】このような通知を受け取った取引支援装置
80では、購買者からの承認を受け取った旨の情報を販
売者端末100−1に対して送信する。その結果、図1
5に示すように、見積もり依頼一覧画面の「状況」の表
示内容は、「受注」に変化することになる。
【0088】このような表示画面において、詳細ボタン
140eが操作されると、図16に示すような画面が表
示され、受注の承認が行われる。この表示例では、「受
注承認」と題されたウィンドウ180が表示されてお
り、その表示領域には受注した内容が示されている。こ
のような画面を参照して、この注文を受注するとして承
認ボタン180dが操作された場合には、表示内容での
受注がなされたとして、その旨を示す情報が取引支援装
置80に対して通知される。その結果、取引支援装置8
0は、取引が成立したとして、例えば、正式な発注伝票
を作成し、販売者端末100−1の販売者に対して送信
する。なお、販売者と購買者が共に電子決済が可能な場
合には、購買者側から販売者側の銀行口座へ代金を移送
するとともに、仲介手数料を購買者および販売者の口座
から徴収する。なお、仲介手数料の算定方法としては、
購買者側については、例えば、この取引を利用すること
によって割安なった金額(例えば、(通常の価格−割引
後の価格))の一部を仲介手数料とし、また、販売者側
に対しては取引の額に応じた一定の金額とする。
【0089】取引が終了すると、取引支援装置80は、
取引の内容を示す取引ログ(詳細は後述)を生成し、H
DD80dに対して格納する。次に、取引支援装置80
は、納期が終了してから所定の期間が経過した場合に
は、購買者端末60−1に対して検収を行うように要請
する。その結果、購買者端末60−1には、図17に示
すような画面が表示される。
【0090】この表示例では、「検収」と題されたウィ
ンドウ190が表示されている。ウィンドウ190の表
示領域には、メッセージ「取引番号10112の販売者
BBBの評価を入力してください。」が表示されてお
り、「納期」、「品質」、および、「サービス」の評価
を入力するためのスライダ190d〜190fが表示さ
れている。また、表示領域の最下部には、入力した内容
で諒とする場合に操作されるOKボタンと、入力した内
容をキャンセルする場合に操作されるキャンセルボタン
190hとが表示されている。なお、「納期」は、納期
が遵守された場合には“5”に設定され、それ以外の場
合には遅延の度合いに応じた値が設定される。また、品
質に関しては、不良品が少ない程大きい値が設定され
る。更に、サービスに関しては、例えば、アフターサー
ビスが良いほど、大きい値が設定される。
【0091】このような表示画面において、スライダ1
90d〜190fがそれぞれ設定された後、OKボタン
190gが操作された場合には、入力された内容が取引
支援装置80に対して送信される。
【0092】また、取引支援装置80は、販売者端末1
00−1に対しても検収を行うように要請する。その結
果、販売者端末100−1には、図18に示すような画
面が表示される。
【0093】この表示例では、「検収」と題されたウィ
ンドウ200が表示されている。ウィンドウ200の表
示領域には、メッセージ「取引番号10112の購買者
AAAの評価を入力してください。」が表示されてお
り、「支払い」および「クレーム」の評価を入力するた
めのスライダ200d,200eが表示されている。こ
こで、「支払い」は、代金が所定の期限までに不足なく
支払われたか否かを評価する値であり、遅延も不足もな
く期限までに支払われた場合には、“5”が設定され、
それ以外の場合にはその遅延の度合いに応じて所定の値
が設定される。また、「クレーム」は、納品後のクレー
ムの多少を示し、クレームが全くなかった場合には
“5”が設定され、それ以外の場合にはクレームの多少
に応じて適当な値が設定される。なお、クレームの多少
は、その販売者が製造する製品の品質にも左右されるの
で、その販売者の過去のログを参照して、相対的な評価
値を算出してこれを用いるようにしてもよい。なお、ク
レームの多少も評価の対象としたのは、(1)クレーム
が多いということはその購買者の技術力が低い場合も想
定されること、(2)クレームが多い場合には販売者の
業務の障害になる場合が多いので、各購買者毎にクレー
ムの多少を予め販売者側に通知する方が望ましいとの考
慮からである。なお、「クレーム」はあくまでも一例で
あるので、これ以外の評価値を用いてもよいことはいう
までもない。
【0094】購買者側と販売者側の検収が終了し、図1
7,図18に示す画面において入力された情報が送信さ
れてきた場合には、取引支援装置80は、これらの情報
を、先に生成した取引ログに付加する。
【0095】図19は、このとき生成される取引ログの
詳細を示す図である。この図の例では、取引ログは「取
引属性」、「取引内容」、「購買者側検収情報」、およ
び、「販売者側検収情報」によって構成されている。こ
こで、「取引属性」は取引に関する属性であり、「取引
番号」、「販売者名」、および、「購買者名」によって
構成されている。また、「取引内容」は、取引の内容を
示す情報であり、「商品名」、「商品コード」、「数
量」、「割引率」、および、「割引後単価」によって構
成されている。また、「購買者側検収情報」は、図17
に示す画面から入力された情報であり、「販売者側検収
情報」は、図18に示す画面から入力された情報であ
る。
【0096】このような取引ログは、1回の取引に対し
て1個生成され、HDD80dに格納される。取引ログ
がHDD80dに格納されると、CPU80aは、取引
ログから購買者側検収情報を抽出し、図5に示す購買者
属性の評価属性を更新する。例えば、「支払い」を例に
挙げて説明すると、図19の取引ログに係る取引が第
(n+1)回目の取引であり、図18に示す検収によっ
て得られた「支払い」の評価値がyであるとし、現在ま
での「支払い」の評価値がyaであるとすると、以下の
式より新たな「支払い」の属性値y’を得る。
【0097】
【数2】 y’=(ya×n+y)/(n+1) ・・・(2) 「クレーム」についても同様の計算により、新たな属性
値を算出し、得られた値により図5に示す評価属性の属
性値を更新する。
【0098】一方、販売者側検収属性に対しても同様の
処理が実行され、図6に示す販売者属性の評価属性の属
性値が更新されることになる。その結果、次の処理から
は、更新された新たな属性値に基づいて処理が実行され
る。
【0099】以上に示したように、本発明の実施の形態
によれば、購買者は、販売者側からの提示金額のみなら
ず、納期、品質、サービス、および、取引実績等も考慮
にいれて、最適の販売者を決定することが可能となる。
その際、図4に示す購入属性設定画面において、各属性
の重みを設定するようにしたので、各購買者の希望に応
じた重みにより、販売者を決定することが可能となる。
【0100】また、取引が終了する毎に、購買者から販
売者に関する検収情報を収集して蓄積し、次回の取引時
にこの蓄積された情報を利用するようにしたので、過去
の取引の実状を反映して、販売者を評価することが可能
となる。
【0101】更に、販売者のみならず、購買者に対する
検収情報も収集して蓄積し、新たな取引の際には、販売
者に対してこの蓄積された情報を提示するようにしたの
で、販売者はこの情報に基づいて購買者に見積もり回答
を行うか否かを判断することが可能となる。
【0102】更にまた、本実施の形態では、再見積もり
依頼を行うようにしたので、見積もりを繰り返すことに
より、購買者側にとってはより安価な商品やサービスを
取得する機会が増大し、一方、販売者側にとっては販売
の機会が増大することになる。
【0103】最後に、以上の実施の形態において実行さ
れる処理を実現するためのフローチャートについて説明
する。図20は、購買者端末において実行される処理の
一例を説明するフローチャートである。このフローチャ
ートは、各見積もり依頼毎に個別に起動されて実行され
る。このフローチャートが開始されると、以下の処理が
実行されることになる。 [S1]購買者端末は、見積もり依頼が入力されたか否
かを判定し、見積もり依頼が入力された場合にはステッ
プS2に進み、それ以外の場合にはステップS1に戻っ
て同様の処理を繰り返す。 [S2]購買者端末は、例えば、図3に示す見積もり依
頼画面を表示装置に対して表示させる。 [S3]購買者端末は、入力が終了したか否かを判定
し、入力が終了した場合にはステップS4に進み、それ
以外の場合にはステップS3に戻って同様の処理を繰り
返す。具体的には、図3に示す送信ボタン120mが操
作された場合には、ステップS4に進む。 [S4]購買者端末は、図3に示す画面において入力さ
れた入力データを、取引支援装置80に対して送信す
る。 [S5]購買者端末は、落札したか否かを判定し、落札
した場合にはステップS6に進み、それ以外の場合には
ステップS5に戻って同様の処理を繰り返す。なお、図
には示していないが、他の販売者が落札した場合には処
理を終了する。 [S6]購買者端末は、例えば、図14に示す発注承認
画面を表示する。 [S7]購買者端末は、発注承認画面において、発注の
承認がなされたか否かを判定し、承認がなされた場合に
はステップS8に進み、それ以外の場合にはステップS
7に戻って同様の処理を繰り返す。具体的には、図14
に示す発注承認画面において、承認ボタン170fが操
作された場合にはステップS8に進む。 [S8]購買者端末は、落札した販売者側に対して発注
を行う処理である発注処理を実行する。 [S9]購買者端末は、検収の依頼が取引支援装置80
からなされた場合にはステップS10に進み、それ以外
の場合にはステップS9に戻って同様の処理を繰り返
す。 [S10]購買者端末は、例えば、図17に示す検収画
面を表示装置に表示させる。 [S11]購買者端末は、検収画面において入力が終了
した場合にはステップS12に進み、それ以外の場合に
はステップS11に戻って同様の処理を繰り返す。具体
的には、図17に示すOKボタン190gが操作された
場合にはステップS12に進む。 [S12]購買者端末は、検収画面において入力された
内容を、取引支援装置80に対して送信する。
【0104】次に、図21を参照して、取引支援装置8
0において実行される処理の一例について説明する。こ
のフローチャートは、各見積もり依頼毎に個別に起動さ
れて実行される。このフローチャートが開始されると、
以下の処理が実行されることになる。 [S30]CPU80aは、見積もり依頼を受信したか
否かを判定し、受信した場合にはステップS31に進
み、それ以外の場合にはステップS30に戻って同様の
処理を繰り返す。 [S31]CPU80aは、見積もり依頼を該当する販
売者端末に対して配信する処理である「見積もり依頼配
信処理」を実行する。なお、この処理の詳細は、図22
を参照して後述する。 [S32]CPU80aは、販売者端末から回答があっ
たか否かを判定し、回答があった場合にはステップS3
3に進み、それ以外の場合にはステップS32に戻って
同様の処理を繰り返す。 [S33]CPU80aは、再度の見積もり依頼を販売
者端末に対して行う処理である「再見積もり処理」を実
行する。なお、この処理の詳細は、図23を参照して後
述する。 [S34]CPU80aは、見積もり処理を終了するか
否かを判定し、終了する場合にはステップS35に進
み、それ以外の場合にはステップS32に戻って同様の
処理を繰り返す。具体的には、見積もりの回答期限が経
過した場合には終了と判定してステップS35に進む。 [S35]CPU80aは、落札通知処理を実行する。
即ち、CPU80aは、その時点おいて、評価値が最大
である(図10または図12に示す順位が第1位であ
る)販売者に対して、落札した旨を示す通知を行う。 [S36]CPU80aは、図14および図16に示す
承認画面により、販売者と購買者の双方の承認が得られ
た場合にはステップS37に進み、それ以外の場合には
処理を終了する。 [S37]CPU80aは、販売者に対する商品の発注
を行う発注処理を実行する。 [S38]CPU80aは、図19に示す取引ログのう
ち、購買者側検収情報と販売者側検収情報を除く情報を
記録する。 [S39]CPU80aは、納期が終了してから所定の
期間が経過したか否かを判定し、経過した場合にはステ
ップS40に進み、それ以外の場合にはステップS39
に戻って同様の処理を繰り返す。具体的には、納期が終
了してから、例えば、1週間が経過した場合にはステッ
プS40に進む。 [S40]CPU80aは、販売者と購買者の双方に検
収を依頼する検収処理を実行する。なお、この処理の詳
細は、図24を参照して後述する。
【0105】次に、図22を参照して、図21に示す
「見積もり配信処理」の詳細について説明する。このフ
ローチャートが開始されると、以下の処理が実行される
ことになる。 [S60]CPU80aは、受信した見積もり依頼から
見積もりの対象となる商品名を取得する。 [S61]CPU80aは、その商品を取り扱っている
販売者を検索する。具体的には、HDD80dに格納さ
れている販売者属性のうち、ステップS60において取
得した商品名を取り扱い商品に含む情報を検索する。 [S62]CPU80aは、ステップS61において検
索した各販売者の評価属性を取得する。 [S63]CPU80aは、各販売者の評定値を算出す
る。なお、この評定値の算出方法は、前述したとおりで
ある。 [S64]CPU80aは、評定値が上位10以内に入
っている販売者を選出する。 [S65]CPU80aは、購買者の名称が、販売者属
性の優先取引先に含まれている販売者がある場合には、
これを無条件で選出する。 [S66]CPU80aは、購買者の評価属性を取得す
る。 [S67]CPU80aは、購買者の評価値を算出す
る。なお、この評価値の算出方法も前述したとおりであ
る。 [S68]CPU80aは、購買者の評価値を付加した
見積もり依頼を、ステップS64およびステップS65
において選出された販売者に対して送信する。
【0106】次に、図23を参照して、図21に示す
「再見積もり処理」の詳細について説明する。このフロ
ーチャートが開始されると、以下の処理が実行される。 [S80]CPU80aは、受信した見積もり回答から
見積もり金額(例えば、見積もり単価)を取得する。 [S81]CPU80aは、見積もり回答を行った販売
者を特定する。 [S82]CPU80aは、見積もり金額を含めたその
販売者の評価値を算出する。具体的には、前述したよう
に、見積もり金額と評定値とから販売者の評価値を算出
する。 [S83]CPU80aは、算出した評価値に応じて見
積もり回答を並べ換える。 [S84]CPU80aは、第1位の見積もり回答か
ら、見積もり金額を取得する。 [S85]CPU80aは、回答を行った販売者(処理
の対象となっている販売者)の順位を取得する。 [S86]CPU80aは、第1位にランクされた販売
者の見積もり金額と、回答を行った販売者の順位とを付
加した再見積もり依頼を、回答を行った販売者に対して
送付する。
【0107】なお、再見積もり依頼は、回答を行った販
売者全員に送信する必要はなく、例えば、第1位にラン
クされている者は除外したり、評価値の上位から所定数
の販売者のみを対象とするようにしてもよい。
【0108】次に、図24を参照して、図21に示す
「検収処理」の詳細について説明する。このフローチャ
ートが開始されると、以下の処理が実行される。 [S100]CPU80aは、購買者と販売者に検収情
報の送付を依頼する。 [S101]CPU80aは、双方からの検収情報を受
信した場合にはステップS102に進み、それ以外の場
合にはステップS101に戻って同様の処理を繰り返
す。 [S102]CPU80aは、購買者からの検収情報を
取得する。 [S103]CPU80aは、例えば、図6に示す販売
者属性の評価属性を、検収情報に基づいて更新する。 [S104]CPU80aは、販売者からの検収情報を
取得する。 [S105]CPU80aは、例えば、図5に示す購買
者属性の評価属性を、検収情報に基づいて更新する。
【0109】次に、図25を参照して、販売者端末にお
いて実行される処理の一例について説明する。このフロ
ーチャートは、各見積もり依頼毎に個別に起動されて実
行される。このフローチャートが開始されると、以下の
処理が実行されることになる。 [S120]販売者端末は、見積もり依頼を受信したか
否かを判定し、受信した場合にはステップS121に進
み、それ以外の場合にはステップS120に戻って同様
の処理を繰り返す。 [S121]販売者端末は、例えば、図7に示す見積も
り依頼一覧画面を表示装置に表示させる。 [S122]販売者端末は、例えば、図8に示す見積も
り回答画面において、所定の入力がなされた場合にはス
テップS123に進み、それ以外の場合にはステップS
122に戻って同様の処理を繰り返す。具体的には、図
8に示す見積もり回答画面において、送信ボタン150
hが操作された場合にはステップS123に進む。 [S123]販売者端末は、入力された見積もり回答を
取引支援装置80に対して送信する。 [S124]販売者端末は、取引支援装置80から再見
積もり依頼を受信したか否かを判定し、受信した場合に
はステップS125に進み、それ以外の場合にはステッ
プS124に戻って同様の処理を繰り返す。 [S125]販売者端末は、例えば、図11に示すよう
な再見積もり回答画面において、所定の項目が入力され
た場合にはステップS126に進み、それ以外の場合に
はステップS125に戻って同様の処理を繰り返す。具
体的には、図11に示す見積もり回答画面において、送
信ボタン160hが操作された場合にはステップS12
6に進む。 [S126]販売者端末は、再見積もり回答を取引支援
装置80に対して送信する。 [S127]販売者端末は、見積もり処理を終了するか
否かを判定し、終了する場合にはステップS128に進
み、それ以外の場合にはステップS124に戻って同様
の処理を繰り返す。具体的には、見積もり回答期限が経
過した場合には処理を終了するとしてステップS128
に進む。 [S128]販売者端末は、落札通知がなされた場合に
はステップS129に進み、それ以外の場合にはステッ
プS128に戻って同様の処理を繰り返す。なお、図示
していないが、他の販売者が落札した場合には処理を終
了する。 [S129]販売者端末は、例えば、図16に示す受注
承認画面を表示する。 [S130]販売者端末は、受注が承認された場合には
ステップS131に進み、それ以外の場合にはステップ
S130に戻って同様の処理を繰り返す。 [S131]販売者端末は、注文を受け付ける受注処理
を実行する。 [S132]販売者端末は、取引支援装置80から検収
の依頼を受けた場合にはステップS133に進み、それ
以外の場合にはステップS132に戻って同様の処理を
繰り返す。 [S133]販売者端末は、例えば、図18に示すよう
な、検収画面を表示する。 [S134]販売者端末は、検収画面への入力が終了し
た場合には、ステップS135に進み、それ以外の場合
にはステップS134に戻って同様の処理を繰り返す。
具体的には、OKボタン200fが操作された場合には
ステップS135に進む。 [S135]販売者端末は、検収画面において入力され
たデータを取引支援装置80に対して送信する。
【0110】最後に、上記の処理機能は、コンピュータ
によって実現することができる。その場合、取引支援装
置が有すべき機能の処理内容は、コンピュータで読み取
り可能な記録媒体に記録されたプログラムに記述されて
おり、このプログラムをコンピュータで実行することに
より、上記処理がコンピュータで実現される。コンピュ
ータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置
や半導体メモリ等がある。市場へ流通させる場合には、
CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)やフロ
ッピーディスク等の可搬型記録媒体にプログラムを格納
して流通させたり、ネットワークを介して接続されたコ
ンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを
通じて他のコンピュータに転送することもできる。コン
ピュータで実行する際には、コンピュータ内のハードデ
ィスク装置等にプログラムを格納しておき、メインメモ
リにロードして実行する。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、購買者
端末と複数の販売者端末の間の商取引を支援する取引支
援装置において、購買者端末から指定期限を含む商品ま
たはサービスの見積もり依頼を取得する見積もり依頼取
得手段と、指定期限内である場合に、当該見積もり依頼
について応答した販売者のうち一または二以上の販売者
に対して、再度の見積もり依頼を配信する見積もり依頼
配信手段と、を有するようにしたので、購買者にとって
は最適価格での購入が可能となり、一方、販売者にとっ
ては商品またはサービスの販売の機会を増大することが
可能となる。
【0112】また、購買者端末と複数の販売者端末の間
の商取引を支援する取引支援装置において、購買者端末
から依頼された商品またはサービスの見積もり依頼を、
依頼内容に基づいた販売者端末に送信する見積もり依頼
配信手段と、販売者の応札内容とともに、応札した販売
者の応札金額および販売者属性に基づき算出した評価値
を、購買者端末に対して送信する送信手段と、を有する
ようにしたので、応札金額以外の要素も判断基準として
販売者を選択することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作原理を説明する原理図である。
【図2】本発明の実施の形態の構成例を示す図である。
【図3】見積もり依頼画面の一例を示す表示例である。
【図4】購入属性設定画面の一例を示す表示例である。
【図5】購買者属性の一例を示す図である。
【図6】販売者属性の一例を示す図である。
【図7】見積もり依頼一覧画面の一例を示す表示例であ
る。
【図8】見積もり回答画面の一例を示す表示例である。
【図9】見積もり回答後の見積もり依頼一覧画面の表示
例である。
【図10】評価値に応じて販売者をソートした場合の一
例である。
【図11】再見積もり回答画面の一例を示す表示例であ
る。
【図12】再見積もり後の評価値に応じて販売者をソー
トした場合の一例である。
【図13】落札時における見積もり依頼一覧画面の表示
例である。
【図14】発注承認画面の一例を示す表示例である。
【図15】受注時における見積もり依頼一覧画面の表示
例である。
【図16】受注承認画面の一例を示す表示例である。
【図17】購買者端末に表示される検収画面の一例を示
す表示例である。
【図18】販売者端末に表示される検収画面の一例を示
す表示例である。
【図19】取引ログの一例を示す図である。
【図20】購買者端末で実行される処理の一例を説明す
るフローチャートである。
【図21】取引支援装置で実行される処理の一例を説明
するフローチャートである。
【図22】図21に示す「見積もり配信処理」の詳細を
説明するフローチャートである。
【図23】図21に示す「再見積もり処理」の詳細を説
明するフローチャートである。
【図24】図24に示す「検収処理」の詳細を説明する
フローチャートである。
【図25】販売者端末で実行される処理の一例を説明す
るフローチャートである。
【符号の説明】
10 購買者端末 10a 見積もり依頼入力手段 10b 見積もり依頼送信手段 10c 処理結果受信手段 10d 処理結果出力手段 11 入力装置 12 表示装置 20 取引支援装置 20a 見積もり依頼取得手段 20b 見積もり依頼配信手段 20c 送信手段 30,40,50 販売者端末 40a 見積もり依頼受信手段 40b 見積もり依頼出力手段 40c 見積もり回答入力手段 40d 見積もり回答送信手段 41 表示装置 42 入力装置 60−1〜60−n 購買者端末 70 ネットワーク 80 取引支援装置 80a CPU 80b ROM 80c RAM 80d HDD 80e,80f I/F 90 ネットワーク 100−1〜100−m 販売者端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 克郎 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA00 BB11 CC03 CC05 CC11 CC35 CC36 DD05 EE01 EE05 EE31 FF03 GG02 GG04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 購買者端末と複数の販売者端末の間の商
    取引を支援する取引支援装置において、 前記購買者端末から指定期限を含む商品またはサービス
    の見積もり依頼を取得する見積もり依頼取得手段と、 前記指定期限内である場合に、当該見積もり依頼につい
    て応答した販売者のうち一または二以上の販売者に対し
    て、再度の見積もり依頼を配信する見積もり依頼配信手
    段と、 を有することを特徴とする取引支援装置。
  2. 【請求項2】 前記再度の見積もり依頼は、応札した販
    売者から提示された応札金額のうちの最低金額に関する
    情報を含むことを特徴とする請求項1記載の取引支援装
    置。
  3. 【請求項3】 前記見積もり依頼配信手段は、見積もり
    金額と過去の取引における販売者の評定値に基づいて選
    定された販売者に対して前記再度の見積もり依頼を送信
    することを特徴とする請求項1記載の取引支援装置。
  4. 【請求項4】 前記評定値は、過去の取引における納期
    の遵守状況に関する指標、品質またはサービスの質に関
    する指標、実績に関する指標のうち一または二以上の指
    標を用いて算出されることを特徴とする請求項3記載の
    取引支援装置。
  5. 【請求項5】 購入者端末から入力される前記見積もり
    依頼は、価格についての優先度、または、前記各指標に
    ついての優先度のいずれかの指定を含み、 前記見積もり依頼配信手段は、当該指定された指標の優
    先度に基づいて選定された販売者に対して、再度の見積
    もり依頼を送信することを特徴とする請求項4記載の取
    引支援装置。
  6. 【請求項6】 前記見積もり依頼配信手段は、購買者と
    販売者の間の優先取引関係に基づいて選定された販売者
    に対して前記見積もり依頼を送信することを特徴とする
    請求項1記載の取引支援装置。
  7. 【請求項7】 購買者端末と複数の販売者端末の間の商
    取引を支援する取引支援装置において、 購買者端末から依頼された商品またはサービスの見積も
    り依頼を、依頼内容に基づいた販売者端末に送信する見
    積もり依頼配信手段と、 販売者の応札内容とともに、応札した販売者の応札金額
    および販売者属性に基づき算出した評価値を、前記購買
    者端末に対して送信する送信手段と、 を有することを特徴とする取引支援装置。
  8. 【請求項8】 前記見積もり依頼配信手段は、販売者の
    応札内容に、前記評価値に基づいた推薦情報を付加して
    送信することを特徴とする請求項7記載の取引支援装
    置。
  9. 【請求項9】 購買者と複数の販売者の間の商取引を支
    援する処理を行うコンピュータ・プログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体において、 前記コンピュータ・プログラムは、購買者から指定期限
    を含む商品またはサービスの見積もり依頼を取得するプ
    ログラムコード手段と、 当該見積もり依頼について、前記指定期限内である場合
    に限り、応答した販売者のうち少なくとも一の販売者に
    対して、再度の見積もり依頼を送信するプログラムコー
    ド手段と、 を有することを特徴とするコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体。
  10. 【請求項10】 購買者端末と複数の販売者端末の間の
    商取引を支援する処理を行うコンピュータ・プログラム
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体におい
    て、 前記コンピュータ・プログラムは、購買者から依頼され
    た商品またはサービスの見積もり依頼を、依頼内容に基
    づいた販売者端末に送信するプログラムコード手段と、 販売者の応札内容と共に、応札した販売者の応札金額お
    よび販売者属性に基づき算出した評価値を、前記購買者
    端末に対して送信するプログラムコード手段と、 を有することを特徴とするコンピュータ読取り可能な記
    録媒体。
JP34014999A 1999-11-30 1999-11-30 取引支援装置 Pending JP2001155072A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34014999A JP2001155072A (ja) 1999-11-30 1999-11-30 取引支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34014999A JP2001155072A (ja) 1999-11-30 1999-11-30 取引支援装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001155072A true JP2001155072A (ja) 2001-06-08

Family

ID=18334208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34014999A Pending JP2001155072A (ja) 1999-11-30 1999-11-30 取引支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001155072A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002133188A (ja) * 2000-10-24 2002-05-10 Gunze Ltd 見積仲介方法及び装置
JP2002373271A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Fujitsu Ltd アイテム注文処理方法およびアイテム処理起動処理方法
JP2003006440A (ja) * 2001-06-26 2003-01-10 Hitachi Ltd 商品仲介取引処理システムと商品仲介取引処理方法およびプログラム
JP2003044751A (ja) * 2001-07-30 2003-02-14 Masayoshi Son 取引管理方法,カタログ提供方法,取引管理システム及びカタログ提供システム
JP2003058603A (ja) * 2001-08-21 2003-02-28 Hitachi Ltd 自動納期回答問合せシステム、方法、及びプログラム
JP2003108828A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Mazda Motor Corp 情報処理方法、情報処理装置、情報処理プログラム、及び該情報処理プログラムを記録した記録媒体
JP2003157367A (ja) * 2001-11-21 2003-05-30 Hitachi Ltd 見積もり装置、送受信装置、見積もりシステム、見積もり方法及びプログラム
JP2020052589A (ja) * 2018-09-25 2020-04-02 Line株式会社 サーバの通信方法、サーバ、サーバのプログラム、情報処理装置の通信方法、情報処理装置、情報処理装置のプログラム
JP7471975B2 (ja) 2020-09-23 2024-04-22 株式会社日立製作所 取引仲介装置及び取引仲介方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10187834A (ja) * 1996-10-31 1998-07-21 Fujitsu Ltd 合見積・発注方法及びシステム及び合見積・発注プログラムを格納した記憶媒体
JPH10269282A (ja) * 1997-03-24 1998-10-09 Fuji Xerox Co Ltd 仲介システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10187834A (ja) * 1996-10-31 1998-07-21 Fujitsu Ltd 合見積・発注方法及びシステム及び合見積・発注プログラムを格納した記憶媒体
JPH10269282A (ja) * 1997-03-24 1998-10-09 Fuji Xerox Co Ltd 仲介システム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002133188A (ja) * 2000-10-24 2002-05-10 Gunze Ltd 見積仲介方法及び装置
JP2002373271A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Fujitsu Ltd アイテム注文処理方法およびアイテム処理起動処理方法
JP2003006440A (ja) * 2001-06-26 2003-01-10 Hitachi Ltd 商品仲介取引処理システムと商品仲介取引処理方法およびプログラム
JP2003044751A (ja) * 2001-07-30 2003-02-14 Masayoshi Son 取引管理方法,カタログ提供方法,取引管理システム及びカタログ提供システム
JP2003058603A (ja) * 2001-08-21 2003-02-28 Hitachi Ltd 自動納期回答問合せシステム、方法、及びプログラム
JP2003108828A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Mazda Motor Corp 情報処理方法、情報処理装置、情報処理プログラム、及び該情報処理プログラムを記録した記録媒体
JP2003157367A (ja) * 2001-11-21 2003-05-30 Hitachi Ltd 見積もり装置、送受信装置、見積もりシステム、見積もり方法及びプログラム
JP2020052589A (ja) * 2018-09-25 2020-04-02 Line株式会社 サーバの通信方法、サーバ、サーバのプログラム、情報処理装置の通信方法、情報処理装置、情報処理装置のプログラム
JP7272771B2 (ja) 2018-09-25 2023-05-12 Line株式会社 サーバの通信方法、サーバ、サーバのプログラム、情報処理装置の通信方法、情報処理装置、情報処理装置のプログラム
JP7471975B2 (ja) 2020-09-23 2024-04-22 株式会社日立製作所 取引仲介装置及び取引仲介方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7225152B2 (en) Method, apparatus, and system for varying an award volume in an auction
US6631356B1 (en) Demand aggregation through online buying groups
US7401035B1 (en) Method for selecting a group of bidders for a current bidding event using prioritization
US7917404B2 (en) System for commodity sales
US8046265B2 (en) Systems and methods for facilitating a transaction by matching seller information and buyer information
US9218617B2 (en) Server, information communication terminal, product sale management method, and storage medium and program transmission apparatus therefor
US7599878B2 (en) Method, apparatus, and system for bidding in rounds
US20080162330A1 (en) Method, apparatus, and system for bidding in rounds
US7457769B2 (en) Methods and apparatus for an auction system with interactive bidding
US20020035537A1 (en) Method for economic bidding between retailers and suppliers of goods in branded, replenished categories
US20010005833A1 (en) Product distribution system and method for providing information to customer in context of such system
US20010032164A1 (en) Method and apparatus for bi-directional auctioning between buyers and sellers using a computer network
US20090099933A1 (en) Total value bidding
US7536362B2 (en) Method for selecting an optimal balance between direct cost and a number of suppliers
US20140310120A1 (en) Auction system, auction processing apparatus, auction processing method, and information processing system and method of same
JP2012159882A (ja) 金融商品取引管理装置、プログラム
KR100494302B1 (ko) 온라인 경매시스템 및 그 방법
US8086518B1 (en) Allotting an award volume in an auction
JP2001155072A (ja) 取引支援装置
US20030115114A1 (en) Method and system for transaction of goods
US20020116315A1 (en) System and method for bidding in multiple auctions
JP2023056044A (ja) コンピュータ、制御方法及びプログラム
US20190050935A1 (en) Device And Method For Exchange Market
WO2013021886A1 (ja) 逆オークションシステム、逆オークション支援装置、及びプログラム
JP4080702B2 (ja) 在庫先物オークションサーバ及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050719

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051011