JP7471975B2 - 取引仲介装置及び取引仲介方法 - Google Patents

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Description

本発明は、取引仲介装置及び取引仲介方法に関する。
本技術分野の背景技術として、特開2002-207928号公報(特許文献1)がある。この公報には、「ユーザ端末と情報ネットワークを介して接続するとともに電子商取引を行う電子商取引サーバ装置において、取引終了後に買い手側ユーザ及び売り手側ユーザそれぞれに対し取引相手の信頼性の評価を依頼し、ユーザ端末から送信された取引相手に係る売手評価情報及び買手評価情報を受信し、売手評価情報及び買手評価情報に基づいて買い手側ユーザ及び売り手側ユーザそれぞれの売手評価データ及び買手評価データを各ユーザごとに作成し、評価データをデータベースに蓄積し、電子商取引をするユーザにその取引相手となる他のユーザに係る評価データを提供する。」と記載されている(要約参照)。
特開2002-207928号公報
特許文献1に記載の技術は、取引相手の信頼度を評価するため、取引者は当該信頼度を元に相手と取引をするかを検討することができる。しかし、特許文献1に記載の技術は、例えば、取引から得られる利益や損失のような、信頼度以外の情報によって取引相手を評価していないため、取引者が適切な取引相手を選定できないおそれがある。そこで、本発明の一態様は、利益及び損失が最適化されるよう取引相手を選定する。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は以下の構成を採用する。取引を要求する第1参加者と、前記取引の要求に応じることが可能な1以上の第2参加者と、を仲介する取引仲介装置であって、プロセッサとメモリとを有し、前記メモリは、前記第1参加者が前記取引によって得られる事物に基づいて発生する利益及び損失の見積額を示す取引要求情報と、前記1以上の第2参加者それぞれについて、当該第2参加者が前記取引によって得られる事物に基づいて発生する利益及び損失の見積額を示す取引提供情報と、前記第1参加者と、前記1以上の第2参加者と、のそれぞれについて、取引の相手方の利益及び損失に影響を与える行動特性それぞれの評価を示す行動特性情報と、を保持し、前記プロセッサは、前記1以上の第2参加者それぞれについて、前記取引要求情報と、前記行動特性情報と、に基づいて、前記第1参加者が当該第2参加者との取引によって得られる利益の第1期待値を算出し、前記取引提供情報と、前記行動特性情報と、に基づいて、当該第2参加者が前記第1参加者との取引によって得られる利益の第2期待値を算出し、前記第1期待値と前記第2期待値とに基づいて、前記取引から発生する総利益を算出して、出力する、取引仲介装置。
本発明の一態様によれば、利益及び損失が最適化されるよう取引相手を選定することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
実施例1におけるサービス仲介システムの構成例を示すブロック図である。 実施例1における参加者データの一例である。 実施例1におけるサービスデータの一例である。 実施例1におけるサービス提供方法データの一例である。 実施例1における参加者行動特性項目データの一例である。 実施例1における参加者行動特性データの一例である。 実施例1における要求実績データの一例である。 実施例1における提供実績データの一例である。 実施例1における評価実績データの一例である。 実施例1におけるサービス仲介処理の一例を示すシーケンス図である。 実施例1におけるサービス要求者からサービス提供者に対する取引実績評価処理の一例を示すシーケンス図である。 実施例1におけるサービス提供者からサービス要求者に対する取引実績評価処理の一例を示すシーケンス図である。 実施例1における最適取引条件算出処理の一例を示すフローチャートである。 実施例1における取引実績更新処理の一例を示すフローチャートである。 実施例1における取引実績評価更新処理の一例を示すフローチャートである。 実施例1における参加者行動特性更新処理の一例を示すフローチャートである。 実施例1におけるサービス要求入力画面の一例である。 実施例1におけるサービス提供条件入力画面の一例である。 実施例1における取引可否判断入力画面の一例である。 実施例1における取引相手選択画面の一例である。 実施例1における取引評価情報入力画面の一例である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態において、同一の構成には原則として同一の符号を付け、繰り返しの説明は省略する。なお、本実施形態は本発明を実現するための一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではないことに注意すべきである。
図1は、サービス仲介システムの構成例を示すブロック図である。サービス仲介システムは、互いにインターネット等のネットワークで接続された、サービス仲介装置100と、複数の参加者端末160と、を含む。複数の参加者端末160は、例えば、参加者ネットワーク150に属する。参加者端末160は、サービス要求者又はサービス提供者が利用する端末である。
参加者端末160はサービス要求者からサービス要求の入力を受け付けると、サービス仲介装置100に送信し、サービス仲介装置100は、サービス提供者の参加者端末160にサービス提供依頼を送信する。サービス仲介装置100は、サービス要求者とサービス提供者との間で取引を成立させるよう仲介を行う。
なお、本実施形態において、サービス要求者及びサービス提供者のいずれもが、相手方からサービスを受けることもできるし、相手側にサービスを提供することもできるものとしてもよい。この場合、サービス要求者とは、取引の開始を希望する者であり、サービス提供者は、サービス要求者からの希望に従って取引に応じる能力がある者である。サービスを受けること、及びサービスを提供することは、いずれも取引の一例である。また、後述する各サービス提供方法は、いずれも取引手段の一例である。
また、本実施形態では、サービスにおいてサービス要求者とサービス提供者との間でデータが授受される例を説明しているが、データの授受を伴わないサービスが行われてもよい。また、本実施形態では、サービス仲介システムが、サービスを仲介する例が説明されているが、後述する処理と同様の処理によって物品の売買ややり取り等の様々な仲介することもできる。
サービス仲介装置100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)110、補助記憶装置120、通信IF(インターフェース)130、及びメモリ140を有する計算機によって構成される。
CPU110は、プロセッサを含み、メモリ140に格納されたプログラムを実行する。メモリ140は、不揮発性の記憶素子であるROM(Read Only Memory)及び揮発性の記憶素子であるRAM(Random Access Memory)を含む。ROMは、不変のプログラム(例えば、BIOS(Basic Input/Output System))などを格納する。RAMは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のような高速かつ揮発性の記憶素子であり、CPU110が実行するプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを一時的に格納する。
補助記憶装置120は、例えば、磁気記憶装置(HDD(Hard Disk Drive))、フラッシュメモリ(SSD(Solid State Drive))等の大容量かつ不揮発性の記憶装置であり、CPU110が実行するプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを格納する。すなわち、プログラムは、補助記憶装置120から読み出されて、メモリ140にロードされて、CPU110によって実行される。
サービス仲介装置100は、キーボードやマウスなどの入力装置が接続されてオペレータからの入力を受ける入力インターフェースと、ディスプレイ装置やプリンタなどの表示装置が接続されてプログラムの実行結果をオペレータが視認可能な形式で出力する出力インターフェースと、を有しているとよい。
通信IF130は、所定のプロトコルに従って、他の装置との通信を制御するネットワークインターフェース装置である。また、通信IF130は、例えば、USB等のシリアルインターフェースを含んでもよい。
CPU110が実行するプログラムは、予め、コンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体である不揮発性の補助記憶装置120に格納されていてもよいし、非一時的記憶媒体であるリムーバブルメディア(CD-ROM、フラッシュメモリなど)又は、他の装置の非一時的記憶装置からネットワークを介してサービス仲介装置100に提供され、補助記憶装置120に格納されてもよい。このため、サービス仲介装置100は、リムーバブルメディアからデータを読み込むインターフェースを有するとよい。
サービス仲介装置100は、物理的に一つの計算機上で、又は、論理的又は物理的に構成された複数の計算機上で構成される計算機システムであり、同一の計算機上で別個のスレッドで動作してもよく、複数の物理的計算機資源上に構築された仮想計算機上で動作してもよい。参加者端末160についても同様である。
CPU110は、例えば、最適取引条件算出部111、取引実績更新部112、評価実績更新部113、参加者行動特性更新部114、及び画面表示部115を含む。最適取引条件算出部111は、サービス要求者とサービス提供(候補)者との間の最適化した取引条件を算出する。評価実績更新部113は、取引を行ったサービス要求者とサービス提供者の行動特性項目ごとの評価実績を更新する。
参加者行動特性更新部114は、評価実績更新部113が更新した評価実績に基づいて、参加者の行動特性分類ごとの行動特性評価値を算出する。画面表示部115は、サービス仲介装置100の表示装置や参加者端末160の表示装置に表示される画像を構成するための情報を生成する。
例えば、CPU110は、メモリ140にロードされた最適取引条件算出プログラムに従って動作することで、最適取引条件算出部111として機能し、メモリ140にロードされた取引実績更新プログラムに従って動作することで、取引実績更新部112として機能する。CPU110に含まれる他の機能部についても、プログラムと機能部の関係は同様である。
なお、CPU110に含まれる機能部による機能の一部又は全部が、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアによって実現されてもよい。
補助記憶装置120は、例えば、参加者データ121、サービスデータ122、サービス提供方法データ123、参加者行動特性項目データ124、参加者行動特性データ125、要求実績データ126、提供実績データ127、及び評価実績データ128を含む。参加者データ121は、参加者端末160を有する参加者に関する情報を保持する。サービスデータ122は、いずれかの参加者が提供可能なサービスに関する情報を保持する。
サービス提供方法データ123は、サービスの提供方法に関する情報、並びにサービスの提供にかかるコスト、利益、及び損失に関する情報を保持する。参加者行動特性項目データ124は、行動特性項目を定義する情報を保持する。参加者行動特性データ125は、各参加者の行動特性分類の評価に関する情報を保持する。
要求実績データ126は、サービス要求者がサービス要求を送信した実績を示す情報を保持する。提供実績データ127は、サービス提供者がサービスを提供した実績を示す情報を保持する。評価実績データ128は、過去に取引が成立した参加者(サービスを受けたサービス要求者とサービスを提供したサービス提供者との組み合わせ)の、当該取引における行動特性ごとの評価値を保持する。
なお、補助記憶装置120に格納されている一部又は全部の情報は、メモリ140に格納されていてもよいし、サービス仲介装置100に接続されている外部のデータベース等に格納されていてもよい。
なお、本実施形態において、サービス仲介システムが使用する情報は、データ構造に依存せずどのようなデータ構造で表現されていてもよい。本実施形態ではテーブル形式で情報が表現されているが、例えば、リスト、データベース又はキューから適切に選択したデータ構造体が、情報を格納することができる。
参加者端末160それぞれは、例えば、CPU161、補助記憶装置162、通信IF163、及びメモリ164を有する計算機によって構成される。CPU161、補助記憶装置162、通信IF163、及びメモリ164のハードウェアとしての説明は、CPU110、補助記憶装置120、通信IF130、及びメモリ140の説明と同様であるため省略する。
また、参加者端末160それぞれは、サービス仲介装置100と同様に、キーボードやマウスなどの入力装置が接続された入力インターフェース、ディスプレイ装置やプリンタなどの表示装置が接続された出力インターフェース、及びリムーバブルメディアからデータを読み込むインターフェース等を有するとよい。
図2は、参加者データ121の一例である。参加者データ121は、例えば、参加者ID欄1211、参加者名称欄1212、資本金欄1213、従業員数欄1214、所在地欄1215、及び先期利益欄1216を含む。参加者ID欄1211は、参加者端末160を利用するユーザ(参加者)を識別する参加者IDを保持する。参加者名称欄1212は、参加者の名称を示す情報を保持する。
資本金欄1213は、参加者の資本金を示す情報を保持する。従業員数欄1214は、参加者の従業員数を示す情報を保持する。所在地欄1215は、参加者の所在地を示す情報を保持する。先期利益欄1216は、参加者の先期利益を示す情報を保持する。なお、参加者データ121は、資本金欄1213、従業員数欄1214、所在地欄1215、及び先期利益欄1216に代えて又は加えて、参加者の属性や状態を示す情報を格納する欄を含んでもよい。
図3は、サービスデータ122の一例である。サービスデータ122は、例えば、サービスID欄1221、サービス名称欄1222、サービス提供方法ID欄1223、要求データ項目欄1224、及び提供データ項目欄1225を含む。サービスID欄1221は、サービスを識別するサービスIDを保持する。サービス名称欄1222は、サービスの名称を示す情報を保持する。
サービス提供方法ID欄1223は、サービスの提供方法を識別するサービス提供方法IDを保持する。サービス提供方法ID欄1223に複数のIDが格納されているサービスは、当該複数のIDそれぞれが示す提供方法によって提供されることが可能である。要求データ項目欄1224は、当該サービスにおいてサービス要求者がサービス提供者へ送信するデータを示す情報を保持する。提供データ項目欄1225は、当該サービスにおいてサービス提供者がサービス要求者へ送信するデータを示す情報を保持する。
図4は、サービス提供方法データ123の一例である。サービス提供方法データ123は、例えば、サービス提供方法ID欄1231、サービス提供方法名称欄1232、要求者コスト欄1233、提供者コスト欄1234、要求者利益補正係数欄1235、要求者損失補正係数欄1236、提供者利益補正係数欄1237、及び提供者損失補正係数欄1238を含む。
サービス提供方法ID欄1231は、サービス提供方法IDを保持する。サービス提供方法名称欄1232は、サービス提供方法の名称を示す情報を保持する。要求者コスト欄1233は、サービス要求者が当該サービスを要求するに際して(取引を行うに際して)負うコストを示す情報を保持する。提供者コスト欄1234は、サービス提供者が当該サービスを提供するに際して(取引を行うに際して)負うコストを示す情報を保持する。
要求者利益補正係数欄1235は、サービス要求者が当該サービスによって得る利益を補正するための係数である要求者利益補正係数を保持する。要求者損失補正係数欄1236は、サービス要求者が当該サービスによって負う損失を補正するための係数である要求者損失補正係数を保持する。提供者利益補正係数欄1237は、サービス提供者が当該サービスによって得る利益を補正するための係数である提供者利益補正係数を保持する。提供者損失補正係数欄1238は、サービス提供者が当該サービスによって負う損失を補正するための係数である提供者損失補正係数を保持する。
以下、要求者コストをCr(i)、提供者コストをCp(i)、要求者利益補正係数をbr(i)、要求者損失補正係数をlr(i)、提供者利益補正係数をbp(i)、提供者損失係数をlp(i)とも記載する(iはi番目のサービスであることを示す)。なお、Cr(i)、Cp(i)、br(i)、lr(i)、bp(i)、及びlp(i)は、後述するサービス仲介処理が実行される前に予め定められていることが望ましい。図4の例では、サービス提供方法として、データの提供方法が示されており、データの情報量が毀損される度合いが少ないサービス提供方法ほど、br(i)、lr(i)、bp(i)、及びlp(i)が高い値に設定されている。
図5は、参加者行動特性項目データ124の一例である。参加者行動特性項目データ124は、例えば、行動特性項目ID欄1241、行動特性項目名称欄1242、行動特性分類1243、及び行動特性重み欄1244を含む。行動特性項目ID欄1241は、行動特性を識別する行動特性項目IDを保持する。行動特性項目名称欄1242は、行動特性の名称を示す情報を保持する。
行動特性分類欄1243は、行動特性の分類を示す情報を保持する。図5の例では「情報提供」という行動特性分類に該当する行動特性項目は、相手方に情報を提供することに関する行動特性項目である。「情報利用」という行動特性分類に該当する行動特性項目は、相手方から得た情報を利用することに関する行動特性項目である。
なお、本実施形態では、サービス要求者とサービス提供者との間で情報の提供と利用とが行われるサービスについて記載しているため、行動特性分類が「情報利用」及び「情報提供」からなるが、サービス要求者とサービス提供者との間で任意のサービスが行われる場合、行動特性分類は相手方にとっての「利益」に関わる行動特性と「損失」に関わる行動特性からなる。「情報提供」は「利益」に関わる行動特性の一例であり、「情報利用」は「損失」に関わる行動特性の一例である。つまり、任意のサービス仲介について本実施形態を適用する場合には、相手方への「情報提供」を相手方にとっての「利益」と読み替え、相手から得た「情報利用」を相手方にとっての「損失」と読み替えればよい。
行動特性重み欄1244は、行動特性項目ごとの参加者の評価値が算出される際に各行動特性項目に掛けられる重みである行動特性重みを保持する。なお、各行動特性分類についての行動特性重みの合計が1.0となるように行動特性重みが予め設定されている。
図6は、参加者行動特性データ125の一例である。参加者行動特性データ125は、例えば、参加者行動特性ID欄1251、参加者ID欄1252、行動特性分類欄1253、及び行動特性評価値欄1254を含む。参加者行動特性ID欄1251は、参加者の行動特性を識別する参加者行動特性IDを保持する。参加者行動特性IDは、参加者及び行動特性の少なくとも一方が異なれば、異なる値となる。
参加者ID欄1253は、参加者IDを保持する。行動特性分類欄1254は、行動特性分類を示す情報(図6の例では「利益」又は「損失」)を保持する。行動特性評価値欄1254は、参加者行動特性ごとの評価値である行動特性評価値を保持する。
図7は、要求実績データ126の一例である。要求実績データ126は、例えば、要求実績ID欄1261、サービス要求者ID欄1262、及びサービスID欄1263を含む。要求実績ID欄1261は、サービス要求を識別する要求実績IDを保持する。サービス要求者ID欄1262は、サービス要求を送信した参加者の参加者IDであるサービス要求者IDを保持する。サービスID欄1263は、サービス要求において要求されたサービスを識別するサービスIDを保持する。
図8は、提供実績データ127の一例である。提供実績データ127は、例えば、提供実績ID欄1271、要求実績ID欄1272、及びサービス提供者ID欄1273を含む。提供実績ID欄1271は、サービスの提供実績を識別する提供実績IDを保持する。要求実績ID欄1272は、提供されたサービスに対応するサービス要求のサービス要求IDを保持する。サービス提供者ID欄1273は、当該提供実績においてサービスを提供した参加者の参加者IDであるサービス提供者IDを保持する。
図9は、評価実績データ128の一例である。評価実績データ128は、例えば、評価実績ID欄1281、提供実績ID欄1282、参加者役割欄1283、参加者行動特性項目ID欄1284、及び評価値欄1285を含む。評価実績ID欄1281は、評価実績を識別する評価実績IDを保持する。評価実績は、提供されたサービスに対応するサービス要求者及びサービス提供者それぞれの参加者行動特性項目IDごとに生成される。
提供実績ID欄1282は、提供実績IDを保持する。参加者役割欄1283は、評価対象の参加者行動特性項目に対応する参加者がサービス要求者であったか、サービス提供者であったかを示す情報を保持する。参加者行動特性項目ID欄1284は、参加者行動特性項目IDを保持する。評価値欄1285は、当該提供実績における参加者の当該三k者行動特性項目に対する評価値を保持する。
図10は、サービス仲介処理の一例を示すシーケンス図である。ここでは、サービス要求者の参加者端末160は、サービス仲介装置100に対してサービス要求を送信する(1001)。なお、例えば、サービス要求者の参加者端末160への入力に基づいて、要求するサービスのサービスIDが決定される。
また、サービス要求者は、参加者端末160に、サービス要求者が当該サービスを受けることによって得られる(必要な)利益(即ちサービス要求者が取引によってサービス提供者から得る事物(取引に際して受け渡される金銭を除く、以下同様)から得られる利益)の見積もり金額(以下、Brとも記載される)、及びサービス要求者が当該サービスを受けることによって被る(許容可能な)損失(即ちサービス要求者が取引によってサービス提供者から得る事物によって被る損失)の見積もり金額(以下、Lrとも記載される)を入力する。サービス要求は、当該サービスIDと、Brと、Lrと、参加者端末160の参加者ID(サービス要求者ID)と、を含む。なお、Br及びLrは、サービス要求者による入力に基づいて決定されなくてもよく、例えば、参加者端末160においてサービスIDごとに予め設定されていてもよい。
サービス仲介装置100の最適取引条件算出部111は、当該サービス要求を受信し(1002)、各参加者端末160(1以上のサービス提供候補者それぞれが有する参加者端末160)について後述するステップ1004、ステップ1008、ステップ1009、ステップ1010、及びステップ1014の処理を実行する(1003)。
なお、サービス仲介装置100は、各参加者端末160を有する参加者が提供可能なサービスのサービスIDを示す情報(サービス提供者IDとサービスIDとの対応を示す情報)を保持していてもよい。この場合、最適取引条件算出部111は、サービス要求が示すサービスIDのサービスを提供可能な参加者が有する参加者端末160(1以上のサービス提供候補者それぞれが有する参加者端末160)それぞれに対してのみ、後述するステップ1004、ステップ1008、ステップ1009、ステップ1010、及びステップ1014の処理を実行してもよい。
最適取引条件算出部111は、サービス提供候補者の参加者端末160に対して、サービス提供依頼を送信する(1004)。サービス提供依頼は、例えば、サービス要求に含まれていたサービス要求者IDと、サービス要求に含まれていたサービスID(に対応するサービス名称であってもよい)と、を含む。
サービス提供候補者の参加者端末160はサービス提供依頼を受信し(1005)、サービス提供依頼を示す画面を自身に接続された表示装置に表示して、サービス提供候補者からサービス提供条件の入力を受け付け(1006)、入力されたサービス提供条件をサービス仲介装置100に送信する(1007)。
サービス提供条件は、例えば、当該参加者端末160の参加者ID(サービス提供者ID)と、サービスID(に対応するサービス名称であってもよい)と、サービス提供候補者が当該サービスを提供することによって得られる(必要な)利益(即ちサービス提供者が取引によってサービス要求者から得る事物から得られる利益)の見積もり金額(以下、Bpとも記載される)、及びサービス提供候補者が当該サービスを提供することによって被る(許容可能な)損失(即ちサービス提供者が取引によってサービス要求者から得る事物によって被る損失)の見積もり金額(以下、Lpとも記載される)と、を含む。なお、Bp及びLpは、サービス提供候補者による入力に基づいて決定されなくてもよく、例えば、参加者端末160においてサービスIDごとに予め設定されていてもよい。
なお、サービス提供候補者の参加者端末160は、ステップ1006においてサービス提供条件の代わりに、当該サービスの提供を断ることを示す情報の入力を受け付けてもよく、この場合、サービス仲介装置100に当該情報を送信することにより、当該参加者はサービス提供候補者から外れ、ステップ1009以降の処理の対象から外れる。
最適取引条件算出部111は、サービス提供条件を受信する(1008)。最適取引条件算出部111は、サービス要求及びサービス提供条件に基づいて、当該サービス要求者と当該サービス提供候補者との間における最適取引条件を算出する(1009)。ステップ1009の処理の詳細については、図13を用いて後述する。
最適取引条件算出部111は、ステップ1009で算出した最適取引条件を、当該サービス提供候補者の参加者端末160に送信する(1010)。サービス提供候補者の参加者端末160は、最適取引条件を受信し(1011)、最適取引条件を示す画面を自身に接続された表示装置に表示して、サービス提供候補者から当該最適取引条件によるサービスの提供(取引)の可否の入力を受け付け(1012)、当該可否の結果をサービス仲介装置100に送信する(1013)。最適取引条件算出部111は、当該可否の結果を受信する(1014)。以下、サービスの提供(取引)が可能であると入力したサービス提供候補者を取引可能候補者と呼ぶ。
取引実績更新部112は、サービス要求者と、取引可能候補者それぞれと、の間の最適取引条件を、期待利益の大きさの順にソートし(1015)、取引可能候補者と、ソートした最適取引条件と、を示す情報を、サービス要求者の参加者端末160に送信する(1016)。なお、ステップ1015における期待利益の大きさとは、サービス要求者にとっての期待利益の大きさであってもよいし、取引可能候補者にとっての期待利益の大きさであってもよいし、サービス要求者にとっての期待利益と取引可能候補者にとっての期待利益との合計の大きさであってもよい。
サービス要求者の参加者端末160は、取引可能候補者と、ソートされた最適取引条件と、を示す情報を受信する(1017)。サービス要求者の参加者端末160は、取引可能候補者と、最適取引条件と、を示す画面を自身に接続された表示装置に表示し、サービス要求者からの入力に従って、取引相手を選択する、即ちどの取引可能候補者のサービスを受けるか(どの取引可能候補者と取引をするか)を選択し(1018)、選択結果をサービス仲介装置100に送信する(1019)。
なお、ステップ1018において、参加者端末160は1の取引相手のみを選択可能であってもよいし、複数の取引を選択可能であってもよい。また、ステップ1018において、サービス要求者の参加者端末160は、サービス要求者の期待利益を上昇させるよう取引可能候補者にするようサービス仲介装置100に依頼できるようにしてもよい。このように、サービス仲介装置100がサービス要求者とサービス提供者との間における取引条件をインタラクティブに変更可能であってもよい。
取引実績更新部112は、選択結果を受信する(1020)。取引実績更新部112は、取引実績を更新する(1021)。ステップ1021の詳細については図14を用いて後述する。取引実績更新部112は、取引可能候補者ごとに(1022)、受信した選択結果(取引相手として選択されたか否か)を取引可能候補者の参加者端末160に送信し(1023)、当該参加者端末160が選択結果を受信して(1024)、サービス仲介処理を終了する。
図11は、サービス要求者からサービス提供者に対する取引実績評価処理の一例を示すシーケンス図である。取引実績評価処理は、例えば、サービス要求者とサービス提供者との間で取引が開始した以降(例えば取引のマッチングが行われた以降、又はサービスの提供が開始された以降等)の所定のタイミング以降において開始可能である(後述する図12の取引実績評価処理についても同様である)。サービス要求者の参加者端末160は、サービス要求者からの入力に基づいて取引評価情報を生成し、生成した取引評価情報をサービス仲介装置100に送信する(1101)。
取引評価情報は、例えば、評価者ID(図11の例ではサービス要求者ID)、取引相手ID(図11の例ではサービス提供者ID)、サービスID(又はサービス名称)、及び取引相手の行動特性項目ごとの評価値を含む。
サービス仲介装置100の評価実績更新部113は、当該取引評価情報を受信する(1102)。評価実績更新部113は、受信した取引評価情報に基づいて、取引実績評価更新処理を実行する(1103)。ステップ1103の詳細については、図15を用いて後述する。評価実績更新部113は、受信した取引評価情報に基づいて、参加者行動特性更新処理を実行する(1104)。ステップ1104の詳細については、図16を用いて後述する。
図12は、サービス提供者からサービス要求者に対する取引実績評価処理の一例を示すシーケンス図である。サービス提供者の参加者端末160は、サービス提供者からの入力に基づいて取引評価情報を生成し、生成した取引評価情報をサービス仲介装置100に送信する(1201)。
取引評価情報は、例えば、評価者ID(図12の例ではサービス提供者ID)、取引相手ID(図12の例ではサービス要求者ID)、サービスID(又はサービス名称)、及び取引相手の行動特性項目ごとの評価値を含む。ステップ1201の処理の後は、図11と同様のステップ1102~1104の処理が実行される。
図13は、ステップ1009における最適取引条件算出処理の一例を示すフローチャートである。最適取引条件算出部111は、参加者行動特性データ125から、サービス要求者、及びステップ1004で選択中のサービス提供候補者それぞれの参加者IDに対応する行動特性分類(利益及び損失)の行動特性評価値を取得する(1301)。
サービス要求者の情報利用に対応する行動特性評価値は、サービス要求者がサービス提供候補者から提供された情報を正しく利用する確率を示すものとし、以下、Erとも記載する。サービス要求者の情報提供に対応する行動特性評価値は、サービス要求者がサービス提供候補者に、当該サービス提供候補者が期待する情報を提供する確率を示すものとし、以下、Irとも記載する。
サービス提供候補者の情報提供に対応する行動特性評価値は、サービス提供候補者がサービス要求者から提供された情報を正しく利用する確率を示すものとし、以下、Epとも記載する。サービス提供候補者の情報利用に対応する行動特性評価値は、サービス提供候補者がサービス要求者に、当該サービス要求者が期待する情報を提供する確率を示すものとし、以下、Ipとも記載する。
最適取引条件算出部111は、サービス提供方法データ123をロードして、サービス提供方法の一覧を取引手段の一覧として取得する(1302)。つまり、最適取引条件算出部111は、各取引手段i(各サービス提供方法i)について、要求者コスト、提供者コスト、br(i)、lr(i)、bp(i)、及びlp(i)を取得する。
最適取引条件算出部111は、各取引手段iに対して、後述するステップ1304~1306の処理を実行する(1303)。最適取引条件算出部111は、サービス要求者が得る利益の期待値としてBr*br(i)*Ipを算出し、サービス要求者が被る損失の期待値としてLr*lr(i)*(1-Ep)を算出し、取引コストとしてCr(i)を算出(取得)する(1304)。
最適取引条件算出部111は、サービス提供候補者が得る利益の期待値としてBp*bp(i)*Irを算出し、損失の期待値としてLp*lp(i)*(1-Er)を算出し、取引コストとしてCp(i)を算出(取得)する(1305)。
最適取引条件算出部111は、サービス要求者が取引(サービス)から得られる利益の期待値としてGr=Br*br(i)*Ip+Lr*lr(i)*(1-Ep)-Cr(i)を算出し、サービス提供者が取引(サービス)から得られる利益の期待値としてGp=Bp*bp(i)*Ir-Lp*lp(i)*(1-Er)-Cp(i)を算出し、取引手段(サービス)から発生する総利益の期待値としてGr+Gpを算出する(1306)。
最適取引条件算出部111は、取引手段(サービス)から発生する総利益の期待値Gr+Gpが最大となる取引手段(サービス)iを選択する(1307)。最適取引条件算出部111は、Gr=Br*br(i)*Ip-Lr*lr(i)*(1-Ep)-Cr(i)-M=Bp*bp(i)*Ir-Lp*lp(i)*(1-Er)-Cp(i)+M=GpとなるM、つまりサービス要求者が得る利益と、サービス提供候補者が得る利益と、が等しくなるようなサービス要求者からサービス提供者から受け渡されるべき金額Mを算出し(1308)、最適取引条件算出処理を終了する。なお、Mが負の数である場合には、サービス提供者からサービス要求者へと金額が受け渡される。
なお、例えば、サービス要求者が情報をサービス提供者に提供し、かつサービス提供者が金銭をサービス要求者に受け渡すというサービスが行われる場合、上記したGrの第1項と、上記したGpの第2項はいずれも0である。
また、例えば、サービス要求者が金銭をサービス提供者に受け渡し、かつサービス提供者がサービス要求者に情報を提供するというサービスが行われる場合、上記したGrの第2項と、上記したGpの第1項はいずれも0である。
最適取引条件算出部111は、上記したようにGr+Gpが最大となる取引手段を選択することにより、サービス要求者とサービス提供候補者の双方にとって大きな利益がえら得る可能性が高い取引手段による取引条件が算出されるため、取引が成立しやすく(サービス仲介が成功しやすく)なる。
また、最適取引条件算出部111は上記したようにMを決定することにより、サービス要求者が得られる利益の期待値と、サービス提供候補者が得られる利益の期待値と、が等しくなるため、サービス要求者とサービス提供候補者との間で公平な取引を実現することができる。
なお、最適取引条件算出部111は、ステップ1307において、Gr>0かつGp>0である取引手段のみを選択して出力してもよい。これにより、最適取引条件算出部111は、サービス要求者及びサービス提供候補者の双方にとって利益額が正である取引条件を算出することができるため、取引が成立しやすく(サービス仲介が成功しやすく)なる。また、最適取引条件算出部111は、Gr>0かつGp>0である取引手段のうち、Gr+Gpが最大となる(つまり取引によって発生する総利益が最大となる)取引手段を選択して出力するようにしてもよい。
また、最適取引条件算出部111は、サービス要求者又はサービス提供候補者の一方にとって有利になる取引条件を算出してもよい。具体的には、例えば、最適取引条件算出部111は、ステップ1307において、例えば、サービス仲介装置100のユーザによって定められた重みw(0≦w≦1)に対して、wGr+(1-w)Gpが最大となる取引手段を選択するようにしてもよい。
図14は、ステップ1021における取引実績更新処理の一例を示すフローチャートである。取引実績更新部112は、1件以上の取引(サービス仲介)が成立したかを、ステップ1020において受信した選択結果を参照して判定する(1401)。取引実績更新部112は、成立した取引が1件もないと判定した場合(1401:No)、取引実績更新処理を終了する。
取引実績更新部112は、1件以上の取引が成立したと判定した場合(1401:Yes)、要求実績データ126にレコードを追加する(1402)。具体的には、取引実績更新部112は、成立した取引(サービス仲介)それぞれについて、要求実績IDを発行し、当該発行した要求実績IDに、当該取引に対応するサービス要求者IDとサービスIDとを、紐づけたレコードを、要求実績データ126に格納する。
取引実績更新部112は、成立した取引(サービス仲介)それぞれに対して(1403)、提供実績データ127のレコードを追加して(1404)、取引実績更新処理を終了する。ステップ1404において、具体的には、取引実績更新部112は、成立した取引それぞれについて、提供実績IDを発行し、当該発行した提供実績IDに、ステップ1402で発行した要求実績IDと、サービス提供者IDと、を紐づけたレコードを、提供実績データ127に追加する。
図15は、ステップ1103における取引実績評価更新処理の一例を示すフローチャートである。評価実績更新部113は、取引評価情報が示す取引の提供実績IDを、提供実績データ127を参照して、取得する(1501)。評価実績更新部113は、行動特性項目それぞれについて(1502)、評価実績データ128を更新して(1503)、取引実績評価更新処理を終了する。
ステップ1503において、具体的には、評価実績更新部113は、提供実績IDと参加者役割(評価対象がサービス要求者であるかサービス提供者であるか)と参加者行動特性項目IDとの組み合わせそれぞれについて、評価実績IDを発行し、当該評価実績IDと、提供実績IDと、参加者役割と、参加者行動特性項目IDと、取引評価情報が示す当該組み合わせに対応する取引評価値と、を紐づけたレコードを、評価実績データ128に追加する。
図16は、ステップ1104における参加者行動特性更新処理の一例を示すフローチャートである。参加者行動特性更新部114は、評価実績データ128を取得する(1601)。参加者行動特性更新部114は、評価実績データ128の提供実績IDと提供実績データ127の提供実績IDを紐づけ、さらに提供実績データ127の要求実績IDと要求実績データ126の要求実績IDとを紐づけることで、評価実績データの各レコードの参加者(参加者役割がサービス要求者であれば要求実績データ126におけるサービス要求者IDが示す参加者、参加者役割がサービス提供者であれば提供実績データ127におけるサービス提供者IDが示す参加者)を特定する(1602)。
参加者行動特性更新部114は、ステップ1602で特定した参加者それぞれについて、後述するステップ1604~1606の処理を実行して(1603)、参加者行動特性更新処理を終了する。参加者行動特性更新部114は、当該参加者の行動特性分類ごとに評価値の平均を算出する(1604)。
参加者行動特性更新部114は、参加者行動特性項目データ124を参照して各行動特性項目IDが属する行動特性分類、及び各行動特性項目IDに対応する行動特性重みを特定し、行動特性分類それぞれについて、当該行動特性分類に属する行動特性項目IDのステップ1604で算出した平均それぞれに行動特性重みを掛けた値の和を、当該参加者の当該行動特性分類における行動特性評価値として算出する(1605)。参加者行動特性更新部114は、算出した行動特性評価値を、参加者行動特性データに格納する(1606)。
参加者行動特性更新部114は、上記のように各参加者の各行動特性分類における行動特性評価値を算出することで、過去の取引(サービスを受けた、又はサービス提供した)における相手方からの評価に基づいてIp、Lp、Ir、及びLrを決定することができるため、最適取引条件の算出に用いられる利益の期待値や損失の期待値をより正確に算出することができるようになる。
図17は、ステップ1001でサービス要求者の参加者端末160に表示されるサービス要求入力画面の一例である。サービス要求入力画面1700は、例えば、サービス名称選択領域1701、サービス要求者利益見積額入力領域1702、サービス要求者損失見積額入力領域1703、備考入力領域1704、及びサービス要求送信ボタン1705を含む。
サービス名称選択領域1701は、サービス名称をドロップダウンで表示して選択するための領域である。サービス要求者利益見積額入力領域1702は、サービス要求者が取得する情報から得られる利益の見積額(Br)を入力するための領域である。サービス要求者損失見積額入力領域1703は、サービス要求者が提供する情報が不正利用された場合の損失の見積額(Lr)を入力するための領域である。
備考入力領域1704は、備考を入力するための領域である。少なくともサービス名称選択領域1701、サービス要求者利益見積額入力領域1702、及びサービス要求者損失見積額入力領域1703に情報が入力された状態で、サービス要求送信ボタン1705が選択されるとサービス要求がサービス仲介装置100に送信される。
図18は、ステップ1006でサービス提供候補者の参加者端末160に表示されるサービス提供条件入力画面の一例である。サービス提供条件入力画面1800は、例えば、サービス要求者ID表示領域1801、サービス名称表示領域1802、備考表示領域1803、サービス提供者利益見積額入力領域1804、サービス提供者損失見積額入力領域1805、備考入力領域1806、及びサービス提供条件送信ボタン1807を含む。
サービス要求者ID表示領域1801には、サービス要求を送信した参加者の参加者ID(サービス要求者ID)が表示される。サービス名称表示領域1802には、サービス名称選択領域1701において選択されたサービス名称が表示される。備考表示領域1803には、備考入力領域1704に入力された備考が表示される。
サービス提供者利益見積額入力領域1804は、サービス提供者が取得する情報から得られる利益の見積額(Bp)を入力するための領域である。サービス提供者損失見積額入力領域1805は、サービス提供者が提供する情報が不正利用された場合の損失の見積額(Lp)を入力するための領域である。少なくともサービス提供者利益見積額入力領域1804及びサービス提供者損失見積額入力領域1805に情報が入力された状態で、サービス提供条件送信ボタン1807が選択されると、サービス提供条件がサービス仲介装置100に送信される。
図19は、ステップ1012でサービス提供候補者の参加者端末160に表示される取引可否判断入力画面の一例である。取引可否判断入力画面1900は、例えば、サービス要求者ID表示領域1901、サービス名称表示領域1902、備考表示領域1903、総利益期待値表示領域1904、支払額表示領域1905、取引決定ボタン1906、及び取引辞退ボタン1907を含む。
サービス要求者ID表示領域1901には、サービス要求を送信した参加者の参加者ID(サービス要求者ID)が表示される。サービス名称表示領域1902には、サービス名称選択領域1701において選択されたサービス名称が表示される。備考表示領域1903には、備考入力領域1704に入力された備考が表示される。
総利益期待値表示領域1904には、ステップ1009の最適取引条件算出処理において算出された、サービス要求者と当該サービス提供候補者とが得られる総利益の期待値の和であるGr+Gpが表示される。なお、総利益期待値表示領域1904には、Gr+Gpに代えて又は加えて、当該サービス提供候補者が得られる総利益の期待値であるGpが表示されてもよい。支払額表示領域1905には、当該取引が成立する場合にサービス提供者がサービス要求者に支払う金額が表示される。図19の例では、支払額表示領域1905には負の値が入力されているため、当該取引が成立する場合には、サービス要求者からサービス提供者へと金銭が支払われる。
取引決定ボタン1906が選択されると、取引可能であることを示す取引可否判断がサービス仲介装置100に送信され、取引辞退ボタン1907が選択されると、取引辞退(取引不可能)であることを示す取引可否判断がサービス仲介装置100に送信される。
図20は、ステップ1018でサービス要求者の参加者端末160に表示される取引相手選択画面の一例である。取引相手選択画面2000には、取引可否判断において取引可能と入力した取引可能候補者の一覧と、サービス要求者と取引可能候補者それぞれとの間の取引条件と、が表示される。
取引相手選択画面2000は、参加者ID表示領域2001、サービス提供方法ID表示領域2002、支払額表示領域2003、総利益期待値表示領域2004、取引決定チェックボックス2005、及び取引辞退チェックボックスを含む。参加者ID表示領域2001には、取引可能候補者の参加者IDが表示される。なお、参加者IDに代えて又は加えて、取引可能候補者の名称(参加者名称)、資本金、従業員数、所在地、及び/又は先期利益等の参加者データ121から取得された情報が表示されてもよい。
サービス提供方法ID表示領域2002にはサービス提供方法IDが表示される。なお、サービス提供方法IDに代えて又は加えて、サービス名称、要求データ項目、及び/又は提供データ項目等のサービスデータ122から取得された情報が表示されてもよい。支払額表示領域2003には、当該取引が成立する場合にサービス要求者がサービス提供者に支払う金額が表示される。
総利益期待値表示領域2004には、ステップ1009の最適取引条件算出処理において算出された、サービス要求者と当該サービス提供候補者とが得られる総利益の期待値の和であるGr+Gpが表示される。なお、総利益期待値表示領域2004には、Gr+Gpに代えて又は加えて、当該サービス要求者が得られる総利益の期待値であるGrが表示されてもよい。
各参加者(サービス提供候補者)の取引決定チェックボックス2005又は取引辞退チェックボックス2006のいずれかにチェックを入れることにより、各参加者との取引を決定するか辞退するかを選択可能である。全ての参加者(サービス提供候補者)の取引決定チェックボックス2005又は取引辞退チェックボックス2006のいずれかにチェックを入れた状態で取引相手決定ボタン2007が選択されると、取引相手の選択結果がサービス仲介装置100に送信される。
図21は、ステップ1101及びステップ1201で表示される取引評価情報入力画面の一例である。取引評価情報入力画面2100は、例えば、評価者ID表示領域2101、取引相手ID表示領域、サービス名称表示領域2103、備考表示領域2104、行動特性項目表示領域、評価値選択領域2106、及び送信ボタン2107を含む。
評価者ID表示領域2101には、取引評価情報を入力する参加者(ステップ1101であればサービス要求者、ステップ1201であればサービス提供者)の参加者IDが表示される。取引相手ID表示領域2102には、評価対象の参加者(ステップ1101であればサービス提供者、ステップ1201であればサービス要求者)の参加者IDが表示される。サービス名称表示領域2103には、取引において提供されたサービス名称が表示される。備考表示領域2104には、備考入力領域1704に入力された備考が表示される。
行動特性項目表示領域2105には、行動特性項目の一覧が表示される。評価値選択領域2106は、ドロップダウン評価値を表示し、行動特性項目ごとに選択可能としている。なお、評価値選択領域2106に、例えば所定範囲の数値(例えば0以上1以下)で、評価値を直接入力可能であってもよい。
なお、例えば、サービス要求者がサービス提供者に対して金銭を渡して情報を得るだけの取引が行われる場合、行動特性項目である「入手した情報を悪用しない」及び「入手した情報を漏洩させない」については、サービス提供者が情報を入手することがないため、サービス要求者は評価することができない。従って、評価値選択領域2106には、「評価値なし」という値が含まれており、このような場合に「評価値なし」が選択される。なお、「評価値なし」が選択された場合、行動特性評価値の算出において、「評価値なし」の値が考慮されなくてもよいし(つまり評価実績データ128の「評価値なし」のレコードが存在しないものとして扱われる)、所定値として扱われてもよい。
評価値選択領域2106において、全ての行動特性項目の評価値が選択された上で送信ボタン2107が選択されると、取引評価情報がサービス仲介装置100に送信される。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
100 サービス仲介装置、110 CPU、111 最適取引条件算出部、112 取引実績更新部、113 評価実績更新部、114 参加者行動特性更新部、115 画面表示部、120 補助記憶装置、121 参加者データ、122 サービスデータ、123 サービス提供方法データ、124 参加者行動特性項目データ、125 参加者行動特性データ、126 要求実績データ、127 提供実績データ、128 評価実績データ、140 メモリ、160 参加者端末

Claims (9)

  1. 取引を要求する第1参加者と、前記取引の要求に応じることが可能な1以上の第2参加者と、を仲介する取引仲介装置であって、
    プロセッサとメモリとを有し、
    前記メモリは、
    前記第1参加者が前記取引によって得られる事物に基づいて発生する利益の第1見積額及び当該事物に基づいて発生する損失の第2見積額を示す取引要求情報と、
    前記1以上の第2参加者それぞれについて、当該第2参加者が前記取引によって得られる事物に基づいて発生する利益の第3見積額及び当該事物に基づいて発生する損失の第4見積額を示す取引提供情報と、
    前記第1参加者と、前記1以上の第2参加者と、のそれぞれについて、取引の相手方の利益に影響を与える第1行動特性及び取引の相手方の損失に影響を与える第2行動特性それぞれの評価を示す行動特性情報と、を保持し、
    前記プロセッサは、
    前記1以上の第2参加者それぞれについて、
    前記第1見積額と、前記行動特性情報が示す当該第2参加者の前記第1行動特性の評価と、に基づく第1利益額から、前記第2見積額と、前記行動特性情報が示す当該第2参加者の前記第2行動特性の評価と、に基づく第1損失額を引いた値に基づいて、前記第1参加者が当該第2参加者との取引によって得られる利益の第1期待値を算出し、
    前記第3見積額と、前記行動特性情報が示す前記第1参加者の前記第1行動特性の評価と、に基づく第2利益額から、前記第4見積額と、前記行動特性情報が示す前記第1参加者の前記第2行動特性の評価と、に基づく第2損失額を引いた値に基づいて、当該第2参加者が前記第1参加者との取引によって得られる利益の第2期待値を算出し、
    前記第1期待値と前記第2期待値との和に基づいて、前記取引から発生する総利益を算出して、出力する、取引仲介装置。
  2. 請求項1に記載の取引仲介装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記1以上の第2参加者それぞれについて、
    前記第1期待値と前記第2期待値とが等しくなるように、前記第1参加者から当該第2参加者へ、又は当該第2参加者から前記第1参加者へと受け渡される金額を決定し、
    前記決定した金額を加えた又は引いた前記第1期待値及び前記第2期待値に基づいて、前記総利益を算出して、出力し、
    前記決定した金額を出力する、取引仲介装置。
  3. 請求項1に記載の取引仲介装置であって、
    前記プロセッサは、前記第1期待値及び前記第2期待値がいずれも0より大きい第2参加者に対応する、前記第1期待値と、前記第2期待値と、の和に基づいて、前記総利益を算出して、出力する、取引仲介装置。
  4. 請求項3に記載の取引仲介装置であって、
    前記プロセッサは、前記第1期待値及び前記第2期待値がいずれも0より大きい組み合わせのうち、前記第1期待値と前記第2期待値との和が最大となる前記第2参加者に対応する、前記第1期待値と、前記第2期待値と、の和に基づいて、前記総利益を算出して、出力する、取引仲介装置。
  5. 請求項1に記載の取引仲介装置であって、
    前記メモリは、取引手段ごとに定義された、前記第1参加者の利益を補正する第1補正係数と、前記第1参加者の損失を補正する第2補正係数と、前記1以上の第2参加者の利益を補正する第3補正係数と、前記1以上の第2参加者の損失を補正する第4補正係数と、を示す取引手段情報を保持し、
    前記プロセッサは、
    前記1以上の第2参加者それぞれについて、
    前記第1補正係数によって補正された前記第1利益額から、前記第2補正係数によって補正された前記第1損失額を引いた値に基づいて、前記第1期待値を算出し、
    前記第3補正係数によって補正された前記第2利益額から、前記第4補正係数によって補正された前記第2損失額を引いた値に基づいて、前記第2期待値を算出する、取引仲介装置。
  6. 請求項1に記載の取引仲介装置であって、
    前記メモリは、取引が成立した実績がある参加者の組み合わせそれぞれについて、一方の参加者による当該取引における他方の参加者の行動特性それぞれの評価値と、前記他方の参加者による前記一方の参加者の当該取引における行動特性それぞれの評価値と、を示す評価情報を保持し、
    前記プロセッサは、
    前記第1参加者と取引が成立した第2参加者の前記第1参加者による当該取引における行動特性それぞれの評価値と、前記第1参加者の当該第2参加者による当該取引における行動特性それぞれの評価値と、を取得し、
    前記行動特性それぞれについて、
    前記第1参加者の前記評価情報に含まれる評価値と、前記第1参加者の前記取得した評価値と、の平均に基づいて、前記行動特性情報へ格納する前記第1参加者の当該行動特性の評価を算出し、
    前記第2参加者の前記評価情報に含まれる評価値と、前記第2参加者の前記取得した評価値と、の平均に基づいて、前記行動特性情報へ格納する前記第2参加者の当該行動特性の評価を算出し、
    前記算出した前記第1参加者の当該行動特性の評価と、前記算出した前記第2参加者の当該行動特性の評価と、を用いて前記行動特性情報を更新する、取引仲介装置。
  7. 請求項6に記載の取引仲介装置であって、
    第1装置と、第2装置と、に接続され、
    前記プロセッサは、
    前記第1装置に、前記第1参加者と取引が成立した第2参加者の前記第1参加者による当該取引における行動特性それぞれの評価値を入力するための画面を表示し、
    前記第2装置に、前記第1参加者の当該第2参加者による当該取引における行動特性それぞれの評価値を入力するための画面を表示する、取引仲介装置。
  8. 請求項1に記載の取引仲介装置であって、
    第1装置と、第2装置と、に接続され、
    前記プロセッサは、
    前記第1見積額及び前記第2見積額を入力するための画面を前記第1装置に表示し、
    前記第3見積額及び前記第4見積額を入力するための画面を前記第2装置に表示し、
    前記第1装置から、前記第1見積額及び前記第2見積額を受信した場合、当該受信した見積額に基づいて、前記取引要求情報を生成し、
    前記第2装置から、前記第3見積額及び前記第4見積額を受信した場合、当該受信した見積額に基づいて、前記取引提供情報を生成する、取引仲介装置。
  9. 取引仲介装置が、取引を要求する第1参加者と、前記取引の要求に応じることが可能な1以上の第2参加者と、を仲介する取引仲介方法であって、
    前記取引仲介装置は、プロセッサとメモリとを有し、
    前記メモリは、
    前記第1参加者が前記取引によって得られる事物に基づいて発生する利益の第1見積額及び当該事物に基づいて発生する損失の第2見積額を示す取引要求情報と、
    前記1以上の第2参加者それぞれについて、当該第2参加者が前記取引によって得られる事物に基づいて発生する利益の第3見積額及び当該事物に基づいて発生する損失の第4見積額を示す取引提供情報と、
    前記第1参加者と、前記1以上の第2参加者と、のそれぞれについて、取引の相手方の利益に影響を与える第1行動特性及び取引の相手方の損失に影響を与える第2行動特性それぞれの評価を示す行動特性情報と、を保持し、
    前記取引仲介方法は、
    前記プロセッサが、
    前記1以上の第2参加者それぞれについて、
    前記第1見積額と、前記行動特性情報が示す当該第2参加者の前記第1行動特性の評価と、に基づく第1利益額から、前記第2見積額と、前記行動特性情報が示す当該第2参加者の前記第2行動特性の評価と、に基づく第1損失額を引いた値に基づいて、前記第1参加者が当該第2参加者との取引によって得られる利益の第1期待値を算出し、
    前記第3見積額と、前記行動特性情報が示す前記第1参加者の前記第1行動特性の評価と、に基づく第2利益額から、前記第4見積額と、前記行動特性情報が示す前記第1参加者の前記第2行動特性の評価と、に基づく第2損失額を引いた値に基づいて、当該第2参加者が前記第1参加者との取引によって得られる利益の第2期待値を算出し、
    前記第1期待値と前記第2期待値との和に基づいて、前記取引から発生する総利益を算出して、出力する、取引仲介方法。
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