JP2001154709A - Plc用の操作盤及び同操作盤における異常表示方法 - Google Patents

Plc用の操作盤及び同操作盤における異常表示方法

Info

Publication number
JP2001154709A
JP2001154709A JP33370499A JP33370499A JP2001154709A JP 2001154709 A JP2001154709 A JP 2001154709A JP 33370499 A JP33370499 A JP 33370499A JP 33370499 A JP33370499 A JP 33370499A JP 2001154709 A JP2001154709 A JP 2001154709A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
abnormality
display
plc
displayed
name
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP33370499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3711820B2 (ja
Inventor
Kentaro Takasu
謙太郎 高須
Hiroyuki Takahara
宏行 高原
Hiroshi Naruse
広志 鳴瀬
Kazuo Machida
一夫 町田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=18269040&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2001154709(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP33370499A priority Critical patent/JP3711820B2/ja
Publication of JP2001154709A publication Critical patent/JP2001154709A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3711820B2 publication Critical patent/JP3711820B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Programmable Controllers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数のランプ及びスイッチを表示してPLC
の操作を可能にした状態でPLCからの発生異常の名称
を表示できかつその発生異常の詳細をオペレータが容易
に把握できるようにすること。 【解決手段】 PLC用操作盤のLCD表示板には、P
LCの運転状況を確認するための多数のソフトランプS
Lを表示すると共にPLCを操作するための多数のソフ
トスイッチSSを表示する。この表示画面の一部には、
PLCから伝送される発生異常の名称を数個分表示でき
る異常名表示区画ABW1〜ABW4を配置し、この区
画の1つをオペレータが指でタッチするとき、その区画
に表示された異常に関する詳細画面へ即座に切替えでき
る。また、複数個の異常が同時的に発生するときは、そ
れら異常の内で重要度や緊急性の観点で優先度の高い順
に異常名表示区画ABW1〜ABW4へ異常名を順次表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産設備として使
用される産業機械、好適には、工作機械の表示機能付操
作盤に関する。さらに詳しくは、本発明は、そのような
産業機械や工作機械をシーケンス制御するプログラマブ
ル・ロジック・コントローラ(以下、PLCと称する)
が検出する各種異常を表示できるようにしたPLC用の
操作盤及び同操作盤における異常表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば工作機械においては、一般に、こ
の工作機械を制御するPLCに対しオペレータが命令を
入力し、逆にPLCから工作機械の動作状態をオペレー
タに対し表示するための表示装置を備えたディスプレイ
操作盤が使用される。このような操作盤の表示装置は、
一般にCRT表示管や液晶(LCD)表示板を使用して
いる。液晶表示板の場合を例にして説明すると、表示板
の画面は、データ入力画面、命令・状態表示画面、異常
表示画面などに切替え可能である。
【0003】これまでは、操作盤の液晶表示板が異常表
示画面に切替えられたとき表示する異常表示の形態とし
ては、ランプを表示する表示形態と、1項目の異常につ
いて名称と詳細なコメントとを合わせて全画面表示する
表示形態とが採用されている。ランプ表示する表示形態
では、液晶表示板は多数の異常対象毎に設けたランプを
1画面で表示できる。異常名称と詳細コメントとを同時
に表示する表示形態では、表示板は発生した異常の内容
や要因、さらにはその対処方法も併せて1画面で表示で
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、斯かる
従来のディスプレイ操作盤の異常表示形態は、ランプ表
示形態か異常名称と詳細コメントの同時表示形態かの何
れかの形態であるので、前者の場合では詳細コメントを
即座に呼び出せない問題があり、後者の場合では幾つか
の同時的に発生する異常をオペレータに対し即座に知覚
させ得ない問題があった。
【0005】さらに、従来のディスプレイ操作盤の異常
表示形態は、1画面の全ての画面領域を使用して、多数
の異常ランプを表示するか、或いは1つの異常について
詳細コメント表示する形態であるので、異常情報以外の
動作状況を把握する場合、異常表示画面から他の操作画
面(例えば、各個操作画面など)への切り替えが必要で
あり、また異常の要因チェック作業や異常への対応処置
を遂行する場合に頻繁な画面切替えを行わなければなら
ず、煩わし操作を必要としていた。
【0006】特に、異常処置は、各個操作スイッチが配
置された画面しか行えないが、その画面には画面表示能
力の制約上異常に係わる全てのランプを配置できないた
め、画面切替を頻繁に行って異常の詳細ランプ情報を得
なければならない。また、根本原因や重大な異常を最初
に表示させるためには、制御回路での処理が必要とな
り、表示制御のための画面枚数が増えてしまう問題があ
った。
【0007】従って、本発明の主たる目的は、表示板の
1画面に複数の異常表示ランプを表示でき、この異常表
示ランプの何れかを選択することによりこの選択された
異常項目の詳細情報を表示する画面へ容易に切替え可能
にすることである。本発明の他の目的は、表示板の1画
面の一部の限定された領域に数個の異常が優先度の高い
順に表示されるようにすることである。
【0008】本発明の別の目的は、優先度の高い順に選
択的に表示される複数個の異常項目についてのランプと
機械装置の動作状態を示すランプとこの機械装置に指令
を与えるスイッチとが1画面中に同時に表示できるよう
にすることである。本発明のさらに別の目的は、優先度
の高い順に選択的に複数個の異常項目が表示される1画
面中の限定された領域以外の残りの領域には、選択され
た異常項目の要因追求に必要なランプ及び指令スイッチ
が同一画面に表示できるようにすることである。
【0009】さらに本発明の目的は、異常の詳細を表示
する画面には異常の状態や要因や対応などの詳細コメン
トに加えて、その異常への対応処置に必要なランプ類や
スイッチ類も併せて表示できるようにすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1及び請求項8の発明は、CPUがメモ
リに記憶されたプログラムに従ってPLCからの制御状
態情報を取り込んで表示板上に多数のソフトランプとし
て表示すると共に、PLCに与える命令を入力する多数
のソフトスイッチを表示しかつこのソフトスイッチのタ
ッチによりPLCへ命令を出力するようにしたPLC用
の操作盤において、PLCによるシーケンス制御の実行
中に生じる各種異常の名称を少なくとも1つ選択的に表
示板の一部に表示するようにし、また、少なくとも1つ
の異常名を表示する表示板上の区画がタッチされるとき
は表示画面を切替えてその異常に対応してメモリ内に予
め登録された詳細コメント情報を表示板上に表示するよ
うにした。
【0011】この発明においては、シーケンス制御の実
行中に生じる各種異常の名称を表示板の一部に表示し、
また異常名を表示する表示板上の区画がタッチされると
きその異常名に関する詳細コメントを表示板上に表示す
る。これにより、異常名の表示画面では他の表示領域を
その他の情報の表示に割り当てでき、オペレータは詳細
情報を必要とするときは、即座に詳細コメント画面に切
替えて指定した異常の詳細を知るができる。
【0012】さらに好適な形態として、請求項2及び請
求項9に記載される発明では、表示画面上の一部に配置
する数個の異常名表示区画の各々に異なる異常の名称を
表示できるようにし、かつその表示画面の他の領域に多
数のソフトランプや多数のソフトスイッチを併せて表示
できるようにした。単一の画面に数個の異常名と共に多
数のソフトランプやソフトスイッチが併せて表示され、
オペレータがシーケンス制御過程におけ異常発生状況を
容易に認識でき、異常に対応した処置をとることができ
るようにしている。
【0013】請求項3に記載される発明では、各種異常
の優先順位を前記メモリに予め設定しておき、異常が同
時多発的に発生したとき発生した異常の内で優先順位の
高いものから順に表示板上に表示するようにした。異常
の優先順位に従って異常が順次表示されるようになり、
オペレータがどの異常が重大で緊急性を要するかを認識
でき、重要な異常を長時間放置することにより生じる問
題を未然に防止できる。
【0014】請求項4に記載される発明では、メモリに
は、各種異常をこれら異常の優先順に予め設定しておく
と共に、これら異常の各々に関連して異常名のビデオ情
報及び詳細コメントのビデオ情報を記憶するアドレス情
報を設定しておき、発生した異常をメモリに設定した優
先順に異常名のビデオ情報記憶アドレスを指定して表示
板上に表示し、また表示された異常名の何れか1つがタ
ッチされるときこのタッチされた異常名に対応する詳細
コメントのビデオ情報を記憶するアドレス情報を指定し
て詳細コメントを別の画面として表示板上に表示するよ
うにした。
【0015】発生した異常はメモリに設定した優先順位
の高い異常から選択され、その異常の名称についてのビ
デオ情報アドレスが指定されて異常名が表示板上に表示
される。また、表示板上の異常名がタッチされるときそ
の異常の詳細コメントのためのビデオ情報のアドレスが
指定され、詳細コメント画面に表示画面が切替えられ
る。メモリ内には優先順位の高い順に、異常とその名称
のビデオ情報アドレスと詳細コメントのビデオ情報アド
レスとを関連付けて設定したので、重要度や緊急性の高
い異常が最初に表示されるようになる。
【0016】請求項5に記載の発明は、メモリに記憶さ
れた異常の識別情報をデータ伝送手段を介してPLCに
指定すると共に指定した異常の有無情報をPLCから受
領する異常モニタープログラムをさらに設け、異常の有
無情報から異常有りと判定されるときはPLCに指定し
た異常の名称を表示板上に表示するようにした。操作盤
側からPLCに対し異常識別情報を送って異常を照会
し、PLCは照会された異常についての有無情報を操作
盤に通知する。操作盤側からPLCに異常を照会するよ
うにしたので、照会対象及び照会順序は操作盤側で任意
に設定できる。
【0017】請求項6に記載の発明は、各異常毎の詳細
コメント画面には、その異常の原因追求や対応処置を容
易にするためのソフトスイッチ及びソフトランプを併せ
て表示するようにした。詳細コメントの表示画面は、1
つの異常について画面全域を使用するが、その一部に異
常原因の追求や対応処置を行うために必要なソフトスイ
ッチやソフトランプが表示される。これにより、オペレ
ータは、ソフトランプやソフトスイッチを併せて表示す
る異常名表示画面に戻らずに、詳細コメント画面に教示
される異常原因を考慮して、或いは表示される対応処置
に従って、異常を取り除くための操作を同じ詳細コメン
ト表示画面上で行うことができる。
【0018】請求項7に記載の発明は、ランプやスイッ
チの組み合わせが異なる複数の異常名表示画面を予め用
意しておき、異常名表示画面に表示されべき数個の異常
の内で最も優先度が高い異常に適した1つの異常名表示
画面を選択してこの画面上に前記数個の異常名を表示す
るようにした。異常名表示画面には数個の異常名が表示
されるが、その内で最も優先度が高い異常に適したラン
プやスイッチの組み合わせの異常名表示画面が使用され
る。これにより、異常名の認識だけで対応措置を行うこ
とができる熟練オペレータは、発生している異常の内で
最優先の異常についての処置を異常名表示画面上で即座
にかつ容易に行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明による操作盤10
およびプログラマブル・ロジック・コントロラ(以下、
PLC)20のブロック図であり、操作盤10は、中央
演算装置であるCPU11と、図5〜図7に示すシステ
ムプログラム等を記憶したROM12と、後述する画面
定義データや表示制御テーブルTBL等を記憶したRA
M13と、インターフェイス(I/F)14を介してC
PU11に接続される操作パネル30と、PLC20と
の通信用のインターフェイス(通信I/F)16とを主
たる構成としている。
【0020】操作盤10は、概ね筐体形状のもので、操
作バネル30を除く上述した回路機器を内蔵している。
CPU11は、インターフェイス(I/F)17を介し
て筐体外に接続・非接続可能に設けられるパソコン(パ
ーソナルコンピュータ)18に接続されている。パソコ
ン18は、システムプログラムや各種データ及びパラメ
ータを操作盤10へ入力したり、操作盤設定ツール19
により入力される画面設定情報を操作盤10へ入力する
機能を有する。
【0021】操作パネル30は、図2に示すように、操
作盤10の筐体にヒンジ31により開閉可能に設けた蓋
板上に構成される。パネル30は、液晶(LCD)表示
板32とこの表示板32の表示画面全域をカバーするよ
うに積層されたタッチスイッチパネル33(図1参照)
と、表示板32の周囲に配置された各種のハードスイッ
チ類34と各種のハードランプ類35からなる。例え
ば、スイッチ類34は、自動各個切替スイッチ、運転準
備スイッチ、起動スイッチ、非常停止スイッチ及びプロ
グラム実行スイッチからなり、ランプ類35は電源ラン
プ、運転中ランプ、システム異常ランプからなる。これ
らハードウエアにより構成されるスイッチ類34及びラ
ンプ類35は、システム全体の運転制御のために使用さ
れるものである。
【0022】再び図1において、PLC(プログラマブ
ル・ロジック・コントローラ)20は、中央演算装置で
あるCPU21と、システムプログラム等を記憶したR
OM22と、ラダー回路で組まれたシーケンスプログラ
ム等が記憶されたRAM23と、入出力(I/O)制御
回路24と、さらに、操作盤10の通信I/F16と接
続される通信I/F25を主たる構成としている。I/
O制御回路24は、各種制御対象に接続される。本実施
の形態では、制御対象として、例えば周知のマシニング
センタと称される切削工作機械MTの例について説明さ
れる。
【0023】マシニングセンタMTは、位置決め制御に
関する部分については図略の数値制御装置(CNC装
置)により互いに直交するX、Y、Zの各制御軸が制御
され、この制御プロセスと連携される各種の補助機能が
PLC20によりシーケンス制御される。本実施の形態
の説明では、数値制御装置が実行する機能については本
発明と直接関係しないので、省略してある。マシニング
センタMTの場合における前記シーケンス制御の対象と
しては、例えば、工具主軸の起動停止、この主軸に取り
付けられる工具のクランプ・アンクランプ動作、ワーク
パレットの割出動作、同パレットのクランプ・アンクラ
ンプ動作、クーラントや潤滑油などの各種ポンプユニッ
トのオン・オフ制御、エアーブロー開閉弁のオン・オフ
制御、さらには自動工具交換装置の起動・停止等などを
含む。
【0024】さらに、これら制御対象の動作確認のため
の各種リミットスイッチ類及び作業者により操作される
切替スイッチや押釦スイッチがマシニングセンタMT本
体の各所に配置されている。これらスイッチ類は、図1
において集合的に符号27で示され、I/O制御回路2
4への入力信号として同回路に接続されている。また、
前記の各種制御対象にオン・オフ命令を与えるための多
数の電磁リレーは、図1において集合的に符号28で示
されており、この電磁リレー28のオン・オフ動作によ
り対応する制御対象である電動機、ソレノイドなどの各
種アクチエータが駆動される。
【0025】周知のように、PLC20は、ROM22
に記憶されたシーケンス制御用のシステムプログラムに
従って、RAM23に記憶されたシーケンス制御用のア
プリケーションプログラム(ユーザのラダープログラ
ム)を実行し、制御対象であるマシニングセンタMTの
種々の制御対象をシーケンス制御する。斯かるシーケン
ス制御の1例を簡単に述べると、例えば、主軸工具をク
ランプする場合、図略の自動工具交換装置が新工具を主
軸に挿入したとき、この挿入前進端確認用のリミットス
イッチ(スイッチ27のうちの1つ)の動作信号を受け
て電磁リレー28のうちの1つを付勢する。これにより
工具クランプ用の油圧又はエアシリンダの流体回路上の
方向切替弁のソレノイドが動作され、シリンダーがクラ
ンプ動作するように制御する。
【0026】操作盤10は、図2のハードスイッチ34
が動作されるとき、これらスイッチの動作信号を通信I
/F16を介してPLC20に入力し、これによりPL
C20にシーケンス動作を実行させることができる。つ
まり、運転準備スイッチを押すと、操作盤10及びPL
C20に電源が投与され、起動スイッチを押すと操作盤
10及びPLC20が各々のシステムプログラムに従っ
て動作する。次に、自動・各個切替スイッチを「自動」
にして実行スイッチを押すと、操作盤10及びPLC2
0のRAM13、23に記憶されたアプリケーションプ
ログラムが実行され、PLC20は前述したラダープロ
グラムに基づくシーケンス制御動作の実行を開始し、マ
シニングセンタMTを起動する。この場合、PLC20
は、マシニンングセンタMTのCNC装置(図略)にN
Cプログラムの実行命令を与え、これによりマシニング
センタMTがNCプログラムに従って制御される。
【0027】このようなシーケンス制御の実行中におい
ては、PLC20の制御対象について各種の異常が発生
する。このような異常は、例えば、油圧或いはエア供給
回路上に配置したフィルタの目詰まり、方向切替弁のソ
レノイドの焼付き、スプールの切替動作不良、ポンプユ
ニット内の油量の減少、潤滑油圧力低下、リミットスイ
ッチの故障、パレット割出動作における位置決めピンの
挿入不良等などが例示される。
【0028】本発明に関連して、PLC20のRAM2
3には、前述した種々の異常をシーケンス動作実行中に
モニターするためにモニター用のラダープログラムが組
み込まれている。PLC20は、この異常モニタープロ
グラムを所定のタイムインターバル(例えば、10ミリ
秒間隔)で実行する。PLC20は、この異常モニター
プログラムを実行し異常を検出すると、各種の異常に割
当てられた電磁リレー28又は図略のラッチリレーをオ
ンとし、発生した異常を記憶する。さらに、PLC20
は、操作盤10から所定のタイムインターバル(例え
ば、100ミリ秒間隔)で異常記憶リレーの状態につい
て照会されるとき、この異常記憶リレーのオン・オフ状
態を異常の有無情報として操作盤20に回答するように
なっている。
【0029】操作盤10のLCD表示板32に表示され
る画面には、自動運転画面、CNC各個操作画面、PL
C各個操作画面及びこのPLC各個操作画面の下位にあ
る異常詳細コメント画面などがあり、自動運転画面、C
NC各個操作画面及びPLC各個操作画面の間では相互
に画面切替え可能である。自動運転画面(図略)では、
自動・各個切替スイッチが「自動」の位置にあってPL
C20及び図略のCNC装置が自動モードで運転されて
いるとき、各制御軸の現在位置や、PLC20が実行中
のラダー回路が表示される。CNC各個操作画面(図
略)は、CNC装置を各個モードで操作するときに使用
するために用意され、この操作画面では、表示板32上
に軸選択スイッチや、速度指定スイッチや、軸送り指令
用押釦スイッチや、現在位置表示カウンタがソフトスイ
ッチ及びソフトカウンタとして表示され、オペレータは
これらスイッチに指タッチすることにより指定された1
つの制御軸X、Y又はZを手動操作できる。
【0030】表示板32には、通常、図3に代表例とし
て例示するPLC各個操作画面が表示され、オペレータ
がPLC20の運転状況を同画面上のソフトランプから
把握し、PLC20に対する命令を同画面上のソフトス
イッチにより指令できるようにしてある。図3のよう
に、PLC各個操作画面では、多数のソフトランプSL
を表示する画面上段側の第1表示領域DPY1と、多数
のソフトスイッチSSを表示する画面中下段の第2表示
領域DPY2とが設けられる。第1表示領域DPY1
は、工作機械の種々の可動要素の運動状態を、その運動
状態を特定するランプ区画の全域の表示色を変えること
により識別表示する。
【0031】図3に例示するように、各ランプSLは、
外枠部とその外枠部で囲まれた中央部の発色を個別に制
御できる。例えば「PC運転中」、「MC1K運転」、
「搬出OK」、・・・などのランプのように、外枠部の
みが発色しているとき、オペレータはこれらランプがオ
フの状態になっていることを確認できる。これに対し、
「気圧」、「クーラント」、「NC準備完了」、「クー
ラント異常」、「メインアーム装置異常」および「切屑
排出装置異常」などのランプのように、外枠部及び中央
部が同色で発光しているとき、オペレータはこれらラン
プがオンの状態になっていることを確認できる。
【0032】第2表示領域DPY2のソフトスイッチS
Sは、各個モードにおいて前記PLC20の制御対象で
ある可動要素に対し動作指令を与えるためのものであ
る。表示板32の全表示画面領域に積層されたタッチパ
ネル33は、ソフトスイッチSSに対応して格子状に区
画され、これら区画の各々がタッチスイッチを形成して
いる。各タッチスイッチがオペレータにより指タッチさ
れるとき、操作盤10のCPU11はそのスイッチ区画
の背面に表示される出力命令に対しオン指令が与えられ
たことを認識し、その出力命令を通信I/F16を介し
てPLC20に入力するようになっている。この出力命
令は、アドレス情報と1ビットのオン又はオフ指令から
なる。PLC20は、この出力命令を受領するとき、そ
のアドレス情報にて特定される電磁リレーをオン又はオ
フ動作するようになっている。
【0033】また、操作盤10のCPU11は、各タッ
チスイッチが指タッチされる毎に、そのスイッチと同区
画の背面に表示された表示区画の発色を変更し、オペレ
ータに出力命令の入力を確認できるようにしている。具
体的には、各スイッチの表示区画は、外枠部と中央部と
を個々に発色できるようにしてあり、その出力命令のオ
ン状態では例えば図3の「クーラント入り」命令のよう
に、外枠部及び中央部が同色で発光し、オフ状態では図
3中に示される他のスイッチのように外枠部のみが発光
し、中央部が外枠部と異なる色(例えば、白色)で発光
するようになっている。
【0034】なお、タッチパネル33の第1表示領域D
PY1も第2表示領域DPY2と同様に格子状に区画さ
れ、図3とは別の表示画面に切替えたときこの第1表示
領域DPY1に表示される出力命令について指タッチに
よりオン・オフ指令を与えることができる。このため、
第1表示領域の上下の2つのランプ表示区画が1つのス
イッチ区画となるように、各ランプの大きさが決められ
ている。
【0035】本発明の特徴として、PLC各個操作画面
の一部に数コマの異常名表示区画を配置し、この数個の
異常名と工作機械の動作状況を示す多数のランプSLと
工作機械を各個操作する多数のスイッチSSとを1画面
上に同時に表示可能としてある。多数のランプSLを表
示する第1表示領域DPY1に4つの異常名表示区画A
BW1〜ABW4が配置され、図3のPLC各個操作画
面の例では、この区画に発生した異常表示の優先順位の
高いものから、「クーラント異常」、「メインアーム装
置異常」、「切屑排出装置異常」が表示されている。こ
の4つの異常表示区画ABW1〜ABW4は、異常の重
大性又は緊急性の観点で優先順位が予め決められてお
り、同時に多数の異常が発生した場合、4つまでの異常
を優先順位の高い順に、左上隅→右上隅→左下隅→右下
隅へと順次表示するようになっている。
【0036】なお、本実施の形態では、PLC各個操作
画面上の異常名表示区画を4コマとしたが、1コマでも
よく、また4コマ以上の区画数としてもよい。しかしな
がら、このコマ数は、表示された異常の原因を容易に追
求できるようにするためには多数のランプやスイッチが
同一画面に表示されることが有利である点を考慮し、ま
た同時発生する異常の数を考慮して、数コマから8コマ
程度が望ましい。また、以降の説明では、PLC各個操
作画面を単に”各個操作画面”と称する。
【0037】第2表示領域DPY2の右下隅には、異常
リセットスイッチが配置され、このスイッチがオペレー
タにより指タッチされるとき、操作盤10のCPU11
は後述するメモリ13内の表示制御テーブルTBLに一
時登録される発生中の全ての異常をリセットして抹消す
るために設けられている。この異常リセットスイッチの
上段には画面切替えスイッチが配置され、この各個操作
画面から自動運転画面及びCNC各個操作画面へ移動で
きるようにしてある。この画面切替えスイッチは、自動
運転画面及びCNC各個操作画面の対応する位置に設け
られている。
【0038】本発明の他の特徴として、オペレータが異
常名表示区画ABW1〜ABW4の何れかをオペレータ
が指タッチするとき、各個操作画面がその下位の異常詳
細コメント画面に切替わり、オペレータが指タッチによ
り特定した異常名についての詳細情報を即座に提供でき
るようにしている。図4は、図3の各個操作画面におい
てオペレータが「クーラント異常」を指タッチしたとき
に表示される異常詳細コメント画面の1例を示す。この
コメント画面は、異常識別番号の表示窓DW1、画面ペ
ージ番号の表示窓DW2、異常状況の表示窓DW3、推
定要因の表示窓DW4、対応事項の表示窓DW5及び画
面操作キー領域KYZを1画面中に表示するものであ
る。この詳細コメント画面によりオペレータは異常の状
況や、推定原因及び異常対応の内容を把握でき、特に表
示窓DW5に表示された対応を行うことにより異常を容
易かつ迅速に排除できる。
【0039】画面操作キー領域KYZには、上向き矢印
キー、下向き矢印キー、「前異常」キー、「次異常」キ
ー、「各個画面」キー及び「異常リセット」キーが設け
られ、上向き及び下向き矢印キーの何れかをタッチし続
けることにより表示窓DW5の対応事項を上方又は下方
にスクロールでき、「前異常」又は「次異常」キーをタ
ッチする毎に現在詳細コメントを表示している異常名に
対して図3の異常名表示区画ABW1〜ABW4に表示
される上位又は下位の異常名に関する詳細コメント画面
に表示板32の表示画面全体を切替えできる。
【0040】操作キー領域KYZの「各個画面」キー
は、図3に例示する各個操作画面に復帰するためにタッ
チされるキーである。また、「異常リセット」キーは、
異常原因が除去された後オペレータにより指タッチされ
るもので、このキーが指タッチされるときは図3の各個
操作画面に右下隅に表示される「異常リセット」スイッ
チが指タッチされたときと同一の機能が奏せられるよう
にしてある。
【0041】以下、上述した本発明の特徴に係わる操作
盤10のCPU11の処理機能について、図5〜図8を
参照して詳細に説明する。図5に示す異常モニター処理
は、PLC20が自動モード及び各個モードのいずれの
モードで運転される間、所定のタイムインターバル(例
えば100ミリ秒間隔)で周期的に実行される。先ず、
ステップS51で初期リセットされ、ステップS52に
て「異常リセット」キーがオンか否か判定される。オン
と判定されるとき、ステップS53にて、メモリ13内
の図8に示す表示制御テーブルTBLの異常フラッグF
LG及び順位番号領域ABWに一時登録された異常発生
の登録”1”及び順位番号”n”が全てリセットされ、
この処理が終了される。
【0042】表示制御テーブルTBLは、図8に示すよ
うに、PLC20の異常記憶リレーの各々毎に、異常の
有無を記憶するフラッグ領域FLGと、同時発生した異
常の優先順位を記憶する順位記憶領域ABWと、その異
常が生じたときに図3の各個操作画面上にある4コマの
異常表示領域ABW1〜ABW4の何れかに表示する異
常名称を記憶したビデオRAMのアドレスと、この異常
名称に関する詳細コメント情報を記憶したビデオRAM
のアドレスとを1グループの異常情報として記憶してい
る。各異常グループ情報の配列順序は、モニターすべき
全ての異常の優先順位をその異常の緊急度や重要度に応
じて予め決定しておき、優先度の高い異常グループ情報
から小さな番号のアドレス順にRAM13内にテーブル
として登録してある。
【0043】「異常リセット」キーがオフと判定される
とき、ステップS54にて表示制御テーブルTBLの最
初のアドレスK001を指定し、PLC20の出力アド
レス”0015”を読み出す。ステップS55では、読
み出された異常対象要素のアドレス”0015”を異常
識別情報としてPLC20へ照会し、ステップS56で
所定時間(例えば、10ミリ秒)待機した後、ステップ
57でPLC20から伝送されてくる指定出力リレーの
オン・オフ情報を読み取り、異常の有無を判定する。
【0044】指定した異常記憶リレーが異常を記憶して
いないと回答される場合、ステップS57での判定はN
Oとなり、例えばテーブルTBLの出力要素”001
5”の場合のように、ステップS63にてテーブルTB
Lの異常フラッグFLGに”0”が書き込まれる。これ
に対し、ステップS54においてRAM13アドレス”
K002”が指定され、その指定されたPLC異常記憶
リレー”2103”が異常を記憶している場合では、ス
テップS58にて異常順位カウンタnに1が加算され、
ステップS59においてRAM13アドレス”K00
2”の異常情報グループの異常フラッグFLGに”1”
がセットされると共に、順位記憶領域ABWに順位番
号”1”が登録される。
【0045】この場合、ステップS60において、図6
に示すサブルーチンが実行されて、図3の各個操作画面
の4コマの異常名表示領域ABW1〜ABW4の左上隅
のコマABW1に異常名称、例えば、「クーラント異
常」が表示される。その後、ステップS61にて表示制
御テーブルTBLのアドレスが最終番号(i=Kie)であ
るか否か判定され、最終番号でないときは、ステップS
62にてアドレス指定カウンタiに1を加算した後、ス
テップS54に復帰する。
【0046】上述したステップS54からS63の処理
を表示制御テーブルTBLの最終アドレスKieまで繰り
返し実行することにより、同テーブルTBLに登録され
た全ての異常モニター対象リレーのオン・オフ状態、つ
まり異常の有無が判定され、異常有りとされたリレーの
異常フラッグFLGには”1”がセットされ、かつその
順位記憶領域ABWには、異常順位番号”1”、”
2”、・・・”n”が登録される。また、この異常順位
番号の登録処理毎に、その異常名称の表示処理が実行さ
れ、図3の4コマからなる異常名表示領域ABW1〜A
BW4に対応する異常名が表示される。
【0047】オペレータは、図3の各個操作画面上で異
常名称を認識すると、この画面を表示したまま、或いは
図4の詳細コメント画面に切替えた状態で、表示された
全ての異常の原因を取り除く作業を行う。この異常原因
を取り除く作業において、異常名称のみから対応するこ
とができる熟練オペレータは、図3の各個操作画面上に
表示されるソフトランプSLによりPLC20或いは工
作機械MTの運転状況を把握し、同画面に表示されるソ
フトスイッチSSを操作して作業を進めることができ
る。
【0048】そして、異常名表示領域ABW1〜ABW
4に表示された異常について全ての原因を取り除いた
後、「異常リセット」スイッチを指タッチすると、前述
したようにステップS63にて異常フラッグ領域FLG
及び順位記憶領域ABWが全てクリアーされる。このた
め、その後図5の異常モニター処理が継続されると、ス
テップS60の異常名表示処理では、先に異常原因が取
り除かれた異常以外の異常の名称が図3の各個操作画面
の異常名表示領域ABW1〜ABW4に順次表示される
ようになる。なお、図3中の「異常リセット」キーが指
タッチされるとき、PLC20へ異常リセット命令が与
えられ、PLC20が異常記憶リレーを全てリセットす
る処理を実行し、この結果、異常リセット処理後にPL
C20から操作盤10に通知される異常の内でその原因
が排除されたものは除かれるので、図5のルーチンから
ステップS52及びステップS53を省略してもよい。
この場合、ステップS63では、図8に示すテーブルT
BLのi番目のアドレスのフラッグFLG欄に”0”を
書込むと共に同じくi番目のアドレスの順位記憶領域A
BW欄をその都度クリアーするようにする。
【0049】図6は、図5のステップS60にて実行さ
れるサブルーチンとしての異常名表示処理の具体例を示
し、ステップS71では図8の表示制御テーブルTBL
の指定されたアドレスの異常情報グループ内の異常フラ
ッグFLGが”1”か否か判定され、”1”でないと
き、この表示処理を終了する。フラッグFLGが”1”
のとき、ステップS72に進み、表示板32の画面がP
LC各個操作画面か或るいは他の画面であるか判定し、
他の画面が表示されているときはステップS73でPL
C各個操作画面へ画面切替えする。
【0050】そして、ステップS74では、前記指定さ
れたアドレスの異常情報グループ内の順位記憶領域AB
Wに登録された順位番号nが判定され、ステップS75
にてその異常情報グループ内の異常名称アドレス情報を
読み出してこのアドレス情報をビデオRAMに指定する
ことにより、このビデオRAMのこのアドレスに記憶さ
れた異常名称が異常名表示領域ABW1〜ABW4の前
記順位番号nで指定される区画に表示される。
【0051】例えば、表示制御テーブルTBLの異常フ
ラッグFLG及び順位番号領域ABWに図8に例示する
ようなデータが一時登録される場合では、RAM13の
アドレス”K002”に記憶される異常情報グループに
ついては、ビデオRAMのアドレス”NM002”に記
憶された異常名「クーラント異常」が順位記憶領域AB
Wの順位番号”1”に基づいて、異常名表示領域の左上
隅の区画ABW1に表示される。同様に、ステップ74
にて順位番号が”2”と判別されるとき、ビデオRAM
のアドレス”NM005”に記憶された異常名「メイン
アーム装置異常」が異常名表示領域の右上隅の区画AB
W2に表示される。さらに、順位番号が”3”と判別さ
れるとき、ビデオRAMのアドレス”NMn−3”に記
憶された異常名「切屑排出装置異常」が異常名表示領域
の左下隅の区画ABW3に表示される。
【0052】なお、順位番号”4”の異常が表示制御テ
ーブルTBLに登録されるときは、その異常名は異常名
表示領域の右下隅の区画ABW4に表示される。このよ
うにして、多数の異常が同時に発生するとき、図8の表
示制御テーブルTBLに予め登録されたPLCの異常記
憶リレーを操作盤10のCPU10が全て一通りモニタ
ーすることにより、最大4つまでの異常を異常名表示領
域ABW1〜ABW4に順次表示できる。
【0053】図7は、異常名表示領域ABW1〜ABW
4に表示された異常についての詳細コメントを表示する
処理を示す。この処理は、図5に示す異常モニター処理
とは異なる時間帯の所定時間インターバル(例えば、1
00ミリ秒間隔)で実行される。ステップS81で、図
3の各個操作画面上の異常表示領域の4つの異常名表示
区画ABW1〜ABW4の何れか1つがオペレータによ
り指タッチされているか否か判定され、これら区画AB
W1〜ABW4の何れの1つも指タッチされてないと判
定されるとき、この処理は終了する。
【0054】指タッチされていると判定される場合は、
ステップS82にてその区画番号ABWmが記憶され、
ステップS83にて表示板32の画面が図3に示す各個
操作画面から図4に例示する異常詳細コメント画面へ切
替えられる。続くステップS84では、図8の表示制御
テーブルTBLを参照して指タッチされた異常名表示区
画の番号ABWmと順位記憶領域ABWnとの順位番号
が対応する1つの異常情報グループが選択され、このグ
ループ内の詳細コメント指定アドレスが読み出されてビ
デオRAMにアドレス指定される。これによりビデオR
AMの指定されたアドレスに登録されている異常詳細コ
メント情報が表示板32に表示される。
【0055】表示制御テーブルTBL内に一時登録され
たデータが図8のようになっている場合、優先順位1番
の異常名表示区画ABW1が指タッチされるとき、詳細
コメント指定アドレス”COM002”が選択され、ビ
デオRAMのこのアドレスに登録された「クーラント異
常」に関する図4の詳細コメント画面が表示板32に表
示される。同様に、異常名表示区画ABW2又はABW
3が指タッチされるとき、詳細コメント指定アドレス”
COM005”又は”COMn−3”に登録された「メ
インアーム装置異常」又は「切屑排出装置異常」のため
に予め作成済の別の詳細コメント画面が表示板32上に
表示される。
【0056】続くステップS85では、詳細コメント画
面の操作キー表示領域KYZに表示される上向き又は下
向き矢印キーがタッチされているかどうか判定され、ス
テップS86ではタッチされている矢印キーに応じて詳
細コメント画面の対応事項表示窓DW5内の情報が上方
または下方にスクロールされる。ステップS87では、
詳細コメント画面の操作キー表示領域KYZに表示され
る「前異常」又は「次異常」キーがタッチされているか
どうか判定され、「前異常」キーがタッチされている場
合では、ステップS88で順位記憶領域ABWの順位番
号mから1を減算し、「次異常」キーがタッチされてい
る場合では、ステップS89で順位記憶領域ABWの順
位番号mに1を加算する。
【0057】これにより、ステップS84において優先
順位が2番目の「メインアーム装置異常」に関する詳細
コメント画面(図略)が表示されている状況において
「前異常」キーがタッチされるときは、「クーラント異
常」に関する図4の詳細コメント画面に復帰し、逆に
「次異常」キーがタッチされるときは、「切屑排出装置
異常」に関する別の詳細コメント画面(図略)に切り替
わることとなる。なお、ステップS88で商が0になる
ときは、1番目の異常ABW1に関する詳細コメント画
面を表示するように処理される。
【0058】ステップS90で異常リセットキーがタッ
チされていると判定されるとき、ステップS91にて図
8の表示制御テーブルTBLの異常フラッグFLG及び
順位記憶領域ABWに登録されたデータが全て初期状態
にクリアーされる。さらに、ステップS92にて詳細コ
メント画面の操作キー表示領域KYZに表示される「各
個画面」キーがタッチされているかどうか判定され、タ
ッチされていると判定されるとき、ステップS93にて
図3の各個操作画面に復帰する処理を行った後でこの詳
細コメント表示処理を終了する。なお、図7のルーチン
におけるステップS90及びS91は、図5のルーチン
におけるステップS52及びS53について上述した理
由と同じ理由により、省略してもよい。
【0059】図9は、図4に示す詳細コメント画面に代
えて使用される詳細コメント画面の変形例を示すもの
で、画面の最下行に複数の命令スイッチを表示する領域
SWZを配置すると共に、画面の最右列に複数の状態表
示ランプを表示する領域LMZを配置したものである。
これら領域SWZ及びLMZに表示されるソフトスイッ
チ及びソフトランプは、同一画面上にその詳細情報が表
示される異常の原因追求や対応処置を行うためにその異
常に関連するものである。表示画面右下隅の「スイッチ
次群」スイッチNSS及びその上段の「ランプ次群」ス
イッチNLSは、それらがタッチされる毎に領域SWZ
及びLMZに表示されるスイッチ群及びランプ群を変え
るソフトスイッチで、これにより領域SWZ及びLMZ
が狭い面積であるにもかかわらず異常の原因追求や対応
処置に必要な多数のスイッチやランプを表示できる。こ
れらソフトスイッチ及びソフトランプはそれらの表示名
称が図3の各個操作画面のそれらと一致するものは、各
個操作画面のものと同一のものである。
【0060】図10は、図6に示す異常名表示処理ルー
チンの一部の変形例を示すもので、この処理は、図5の
ステップS59でテーブルTBLの順位番号領域ABW
に書き込まれた順位番号nが1番目であることがステッ
プS72xで判定されるときは、この発生した異常の中
で最も優先順位の高い異常についてどの異常グループに
属するか否か判定し、その属する異常グループに対応し
て設定した各個操作画面を操作盤32上に表示させるよ
うに実行される。つまり、図11に示すように、PLC
各個操作画面を複数枚(図例では3枚)IM1〜IM3
を用意しておき、優先順位の最も高い異常に適した各個
操作画面IM1〜IM3の何れかを表示板32上に表示
させるようにする。
【0061】ここで、各個操作画面IM1〜IM3は、
第1表示領域DPY1に表示するソフトランプSLの種
類や配置と第2表示領域DPY2に表示するソフトスイ
ッチSSの種類や配置を、他のものに対して異ならせて
ある。しかし、4コマの異常名表示区画ABW1〜AB
W4は各個操作画面IM1〜IM3に共通に配置されて
いる。このような画面選択を可能にするため、RAM1
3には、図12に示すようにモニター対象とする異常の
識別情報(異常記憶リレーアドレス)をこれら各個操作
画面IM1〜IM3に対応して分類した画面選択テーブ
ルGSTが記憶されている。このテーブルGSTの同一
グループに属する異常は、そのグループに対応する各個
操作画面上に表示されるソフトランプやソフトスイッチ
により容易に原因を追求できるようにする観点で分類さ
れている。
【0062】再び図10において、ステップ73aにて
その異常が属するグループがテーブルGSTを参照して
判定され、ステップS73b〜cにてそのグループに対
応する各個操作画面IM1〜IM3が表示板32上に表
示されるようになる。ステップS72xにてPLC20
から取り込まれた異常の優先順位が2番目以降のもので
あると判定されると、画面切替えは行われずに図6のス
テップS74へ進む。これにより、表示板32には、発
生している異常の内で最も優先度の高い異常の原因を追
求するのに適した各個操作画面が表示され、オペレータ
は、ステップS75にて異常名表示区画ABW1〜AB
W4の区画ABW1に表示される異常名の異常につい
て、この各個操作画面上のソフトランプ及びソフトスイ
ッチを活用してその対応作業を迅速かつ容易に行うこと
ができる。
【0063】この変形例では各種異常を3グループに分
類して3種類の各個操作画面IM1〜IM3を使用する
ようにしたが、グループ分け数を3以上としてそのグル
ープ分け数に対応した数の各個操作画面を使用するよう
にしたり、或いは各異常それぞれに特別な各個操作画面
を使用するようにしてもよい。また、PLC20の異常
記憶リレーは、図略のCNC装置の異常も含んでいるこ
とは云うまでもない。
【0064】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1及び請求
項8記載の発明によれば、PLCによるシーケンス制御
の実行中に生じる各種異常の名称を少なくとも1つ選択
的に表示板の一部に表示するようにし、また少なくとも
1つの異常名称を表示する表示板上の区画がタッチされ
るときは表示画面を切替えてその異常に関する詳細コメ
ント情報を表示板上に表示するようにしたので、異常名
称の表示画面では他の表示領域をその他の情報の表示に
割り当てでき、オペレータは詳細情報を必要とするとき
は、即座に詳細コメント画面に切替えて指定した異常の
詳細を知ることができると云った効果が奏せられる。
【0065】好ましくは、請求項2及び9記載の発明の
ように、表示画面上の一部に配置する数個の異常名表示
区画の各々に異なる異常の名称を表示できるようにし、
かつその表示画面の他の領域に多数のソフトランプや多
数のソフトスイッチを併せて表示できるようにしたの
で、単一の画面に数個の異常名称と共に多数のソフトラ
ンプやソフトスイッチが併せて表示され、オペレータが
シーケンス制御過程におけ異常発生状況を頻繁な画面切
替えを必要とせずに容易に認識でき、異常に対応した処
置をとることができる。
【0066】さらに好ましくは、請求項3の発明のよう
に、各種異常の優先順位を前記メモリに予め設定してお
き、複数の異常が同時的に発生したとき表示板上に優先
順位の高いものから順に表示するようにしたので、オペ
レータはどの異常が重大で緊急性を要するかを認識で
き、重要な異常が長時間放置されることにより生じる問
題を未然に防止できる。
【0067】請求項4記載の発明によれば、各種異常を
これら異常の優先順に予めメモリに設定するようにした
ので、発生した異常はメモリに設定した重要度や緊急性
において優先順位の高い異常から選択されてその異常名
称を表示板上に表示することができる。また、各異常に
対応付けて異常名称のビデオ情報及び詳細コメントのビ
デオ情報を記憶するアドレス情報をメモリ設定するよう
にしたので、異常名表示処理及び詳細コメント表示処理
が容易となる利点が得られる。
【0068】請求項5記載の発明によれば、操作盤側か
らPLCに対し識別情報をデータ入力して異常の識別情
報を照会するようにしたので、照会対象の選定及び照会
順序を操作盤側で任意に設定できる。請求項6記載の発
明によれば、各異常毎の詳細コメント画面には、その異
常の原因追求や対応処置を容易にするためのソフトスイ
ッチ及びソフトランプを併せて表示するようにしたの
で、オペレータは異常を取り除くための操作を同じ詳細
コメント表示画面上で行うことができる。
【0069】請求項7記載の発明によれば、異常名表示
画面には表示される異常の内で最も優先度が高い異常に
対応して設定されたソフトランプ及びソフトスイッチを
併せて同一画面に表示するようにしたので、異常名称の
認識だけで対応措置を行うことができる熟練オペレータ
は、発生している異常の内で最優先の異常についての処
置を同一の表示画面上で即座にかつ容易に行うことがで
き、かつ表示するソフトランプやソフトスイッチの数を
減らせるので、これらランプやスイッチの識別が容易と
なる。
【0070】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるPLC用操作盤とこれを接続した
PLCのブロック線図。
【図2】本発明によるPLC用操作盤の正面図。
【図3】図2の操作盤のLCD表示板上に表示されるP
LC各個操作画面の説明図。
【図4】図2の操作盤のLCD表示板上に表示される異
常詳細コメント画面の説明図。
【図5】操作盤のCPUが実行する異常モニター処理の
フローチャート。
【図6】操作盤のCPUが実行する異常名表示処理のフ
ローチャート。
【図7】操作盤のCPUが実行する詳細コメント表示処
理のフローチャート。
【図8】操作盤のRAMに記憶される表示制御テーブル
の説明図。
【図9】図2の操作盤のLCD表示板上に表示される異
常詳細コメント画面の変形例を説明する説明図。
【図10】操作盤のCPUが実行する異常名表示処理の
一部変形例のフローチャート。
【図11】優先度の高い異常に対応して選択的に表示板
上に表示されるPLC各個操作画面の説明図。
【図12】PLC各個操作画面の種類と異常分類グルー
プとの対応関係を示す説明図。
【符号の説明】
10・・・操作盤、 20・・・PLC、 11・・・
CPU、 12・・・ROM、 13・・・RAM、
16・・・通信インターフェイス、 30・・・操作パ
ネル、 32・・・LCD表示板、 33・・・タッチ
パネル、 SL・・・ソフトランプ、 SS・・・ソフ
トスイッチ、 ABW1〜ABW4・・・異常名表示区
画、 TBL・・・表示制御テーブル、 GST・・・
画面選択テーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 町田 一夫 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 Fターム(参考) 5H220 AA05 BB10 BB13 CX06 CX08 GG03 GG13 HH05 JJ12 JJ14 JJ15 JJ27 JJ53 JJ59

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タッチスイッチ機能を備えた表示板と、
    機械をシーケンス制御するPLCと情報交換するデータ
    伝送手段と、メモリと、このメモリに記憶されたプログ
    ラムに従って前記PLCからの制御状態情報を取り込ん
    で表示板上に多数のソフトランプとして表示すると共に
    PLCに与える命令を入力する多数のソフトスイッチを
    表示しかつこのソフトスイッチがタッチされるとき前記
    PLCに命令を出力するCPUとからなるPLC用の操
    作盤において、前記表示板の一部に前記シーケンス制御
    の実行中に生じる各種異常の名称を少なくとも1つ選択
    的に表示する異常名表示プログラムを設け、また前記少
    なくとも1つの異常名を表示する前記表示板上の区画が
    タッチされるとき前記異常名を表示する画面を切替えて
    その異常に対応して前記メモリ内に予め登録された詳細
    コメント情報を前記表示板上に表示する詳細コメント表
    示プログラムを付加したことを特徴とするPLC用の操
    作盤。
  2. 【請求項2】 前記異常名表示プログラムは、前記多数
    のソフトランプ及び前記多数のソフトスイッチを表示す
    る単一の表示画面上の一部に配置される数個の異常名表
    示区画の各々に異なる異常の名称を表示できるように構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の操作盤。
  3. 【請求項3】 前記シーケンス制御の実行中に生じる各
    種異常の優先順位を前記メモリに予め設定しておき、前
    記異常名表示プログラムは前記各種異常が同時多発的に
    発生したとき発生した異常の内で優先順位の高いものか
    ら順に前記数個の異常名表示区画に表示するように構成
    されていることを特徴とする請求項2記載の操作盤。
  4. 【請求項4】 前記メモリには、各種異常をこれら異常
    の表示優先順にメモリに予め設定しておくと共に、これ
    ら異常の各々に関連して、前記異常名のビデオ情報及び
    詳細コメントのビデオ情報を記憶するアドレス情報を設
    定しておき、前記異常名表示プログラムは発生した異常
    を前記メモリの表示優先順に前記異常名のビデオ情報記
    憶アドレスを指定して前記異常名表示区画に表示するよ
    うに構成され、また前記詳細コメント表示プログラムは
    前記異常名表示区画の何れか1つがタッチされるときこ
    のタッチされた異常名に対応する詳細コメントのビデオ
    情報を記憶するアドレス情報を指定して詳細コメントを
    前記表示板上に表示するように構成したことを特徴とす
    る請求項1〜3の何れか1項に記載の操作盤。
  5. 【請求項5】 前記メモリに記憶された異常識別情報を
    前記データ伝送手段を介して前記PLCに指定し前記P
    LCから指定した異常識別情報により特定される異常の
    有無情報を受領する異常モニタープログラムをさらに設
    け、前記異常名表示プログラムは前記異常モニタープロ
    グラムが前記PLCから前記異常の有無情報を受領する
    毎に異常の有無を判定すると共に、異常有りと判定され
    るとき前記異常名表示プログラムが前記PLCに指定し
    た前記異常識別情報により特定される異常について前記
    異常名表示区画に表示するように構成されていることを
    特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の操作盤。
  6. 【請求項6】 前記異常の各々に対応した異常詳細コメ
    ント画面は、その異常の原因追求や対応処置を容易にす
    るためのソフトスイッチ及びソフトランプを併せて表示
    するようになっていることを特徴とする請求項1〜5の
    何れか1項に記載の操作盤。
  7. 【請求項7】 前記異常名表示画面は前記ランプや前記
    スイッチの組み合わせが異なるものを複数用意してお
    き、この異常名表示画面に表示されべき数個の異常の内
    で最も優先度が高い異常に適した1つの異常名表示画面
    を選択してこの画面上に前記数個の異常名を表示するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項2〜6の何
    れか1項に記載の操作盤。
  8. 【請求項8】 機械をシーケンス制御するPLCと接続
    され、タッチスイッチ機能を有する表示板上に前記PL
    Cからの制御状態情報を取り込んで多数のソフトランプ
    として表示すると共に前記PLCに与える命令を入力す
    る多数のソフトスイッチを表示しかつこのソフトスイッ
    チがタッチされるとき前記PLCに命令を出力するPL
    C用の操作盤において、前記シーケンス制御の実行中に
    異常が発生するとき少なくとも1つの発生した異常の名
    称を前記表示板の一部配置した異常名表示領域に前記ソ
    フトランプ及び前記ソフトスイッチと併せて表示する異
    常名表示ステップと、前記異常名表示領域の前記少なく
    とも1つの異常名を表示する区画がオペレータの指でタ
    ッチされるときは前記異常表示ステップで表示した画面
    を切り替えてオペレータにより指定された異常について
    の詳細コメントを表示する詳細コメント表示ステップ
    と、からなることを特徴とするPLC用操作盤における
    異常表示方法。
  9. 【請求項9】 前記異常名表示ステップは、同時的に発
    生する複数の異常の表示優先順位を判定し、この判定さ
    れた優先順位で前記表示板上の一部に配置した異常表示
    領域の数コマの区画に前記同時的に発生した異常の名称
    を順次表示し、また前記詳細コメント表示ステップは、
    前記数コマの区画の何れかがオペレータの指でタッチさ
    れて異常が特定されるとき、前記異常名表示ステップが
    表示板上に表示する画面を切り替えて前記特定された異
    常に関する詳細コメント情報を表示することを特徴とす
    る請求項8記載のPLC用操作盤における異常表示方
    法。
JP33370499A 1999-11-25 1999-11-25 Plc用の操作盤及び同操作盤における異常表示方法 Expired - Lifetime JP3711820B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33370499A JP3711820B2 (ja) 1999-11-25 1999-11-25 Plc用の操作盤及び同操作盤における異常表示方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33370499A JP3711820B2 (ja) 1999-11-25 1999-11-25 Plc用の操作盤及び同操作盤における異常表示方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001154709A true JP2001154709A (ja) 2001-06-08
JP3711820B2 JP3711820B2 (ja) 2005-11-02

Family

ID=18269040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33370499A Expired - Lifetime JP3711820B2 (ja) 1999-11-25 1999-11-25 Plc用の操作盤及び同操作盤における異常表示方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3711820B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1308806A1 (en) * 2001-10-09 2003-05-07 Toyoda Koki Kabushiki Kaisha Monitoring device for production equipment controlled by programmable logic controller
JP2005252887A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2013015984A (ja) * 2011-07-03 2013-01-24 Jtekt Corp 操作装置
JP2014191566A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Jtekt Corp 操作盤の画面定義装置
JP2015215639A (ja) * 2014-05-07 2015-12-03 株式会社リコー 障害管理システム、障害管理装置、機器、障害管理方法、及びプログラム
JP2016103119A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 発紘電機株式会社 プログラマブルコントローラシステム、その作画エディタ、プログラマブル表示器
JP6813077B1 (ja) * 2019-12-16 2021-01-13 株式会社安川電機 生産システム、復旧システム、生産方法、及びプログラム
CN114375426A (zh) * 2019-09-11 2022-04-19 Ls电气株式会社 Plc系统的错误状态控制方法
WO2023100314A1 (ja) * 2021-12-02 2023-06-08 株式会社Fuji 工作機械

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1308806A1 (en) * 2001-10-09 2003-05-07 Toyoda Koki Kabushiki Kaisha Monitoring device for production equipment controlled by programmable logic controller
US7102622B2 (en) 2001-10-09 2006-09-05 Toyoda Koki Kabushiki Kaisha Production equipment monitoring device
JP2005252887A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2013015984A (ja) * 2011-07-03 2013-01-24 Jtekt Corp 操作装置
JP2014191566A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Jtekt Corp 操作盤の画面定義装置
JP2015215639A (ja) * 2014-05-07 2015-12-03 株式会社リコー 障害管理システム、障害管理装置、機器、障害管理方法、及びプログラム
JP2016103119A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 発紘電機株式会社 プログラマブルコントローラシステム、その作画エディタ、プログラマブル表示器
CN114375426A (zh) * 2019-09-11 2022-04-19 Ls电气株式会社 Plc系统的错误状态控制方法
JP6813077B1 (ja) * 2019-12-16 2021-01-13 株式会社安川電機 生産システム、復旧システム、生産方法、及びプログラム
US11703830B2 (en) 2019-12-16 2023-07-18 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Production system, recovery system, production method, and information storage medium
WO2023100314A1 (ja) * 2021-12-02 2023-06-08 株式会社Fuji 工作機械

Also Published As

Publication number Publication date
JP3711820B2 (ja) 2005-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2541351B1 (en) Block execution sequence display system
US9778646B2 (en) Robot controller for controlling robot which supplies and discharges workpiece
JP3839295B2 (ja) 設備モニタ装置
EP1624352B1 (en) Manual restart learning process and manual restart process for an automated system
US8316297B2 (en) Method for providing comprehensive documentation information of complex machines and systems, in particular an injection molding machine
GB2244573A (en) Programmable controller
CN104044148A (zh) 机器人系统、机器人控制方法及被加工物的制造方法
JP2001154709A (ja) Plc用の操作盤及び同操作盤における異常表示方法
US6006141A (en) Numerical controller
US20180059657A1 (en) Production controller equipped with function of identifying cause upon operation stop of production facility including manufacturing facilities
US6711448B2 (en) Setting display apparatus for a programmable controller
JP2002304201A (ja) センサ処理ユニット、コントローラ、センサおよびセンサ処理システム
US9971331B2 (en) Monitoring device for programmable controller
EP3514641A1 (en) System to manage and monitor a plurality of numerical control machine tools
JP2574726B2 (ja) 設備機械の異常検出装置
JP3700528B2 (ja) プログラマブル・コントローラにおける異常発生時にラダー回路を表示する装置
KR100642182B1 (ko) 단일씨피유를 이용한 씨앤씨시스템
JP6812647B2 (ja) 工作機械用管理システム
KR200237556Y1 (ko) 자동 팔레트 교환기 제어시스템
WO2023233623A1 (ja) 情報処理装置
JPH02172646A (ja) 数値制御装置
WO2023199408A1 (ja) 数値制御装置およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2001282313A (ja) シーケンス・コントローラ
KR20210133111A (ko) Plc 프로그램 정보의 정적 데이터를 이용한 플로우차트 생성방법
KR100584203B1 (ko) 공작기계의 공구 자동 전송방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050627

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050808

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3711820

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080826

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090826

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090826

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100826

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110826

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120826

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130826

Year of fee payment: 8

R157 Certificate of patent or utility model (correction)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R157

EXPY Cancellation because of completion of term