JP2001154667A - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JP2001154667A
JP2001154667A JP2000326235A JP2000326235A JP2001154667A JP 2001154667 A JP2001154667 A JP 2001154667A JP 2000326235 A JP2000326235 A JP 2000326235A JP 2000326235 A JP2000326235 A JP 2000326235A JP 2001154667 A JP2001154667 A JP 2001154667A
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sounding
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JP2000326235A
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Sadashi Wakuta
定資 和久田
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、楽音が発音されるタイミングを示す
タイミングデータに基づいて、発音操作ごとに自動演奏
されるようにした。これにより、タイムカウント自動演
奏用の演奏情報がワンステップ自動演奏に使われること
ができる。 【解決手段】キーオンがあるごとに(ステップ40)、
オンキーフラグがセットされ(ステップ46)、ステッ
プカウントデータSCが高速でインクリメントされ(ス
テップ61、62、63)、一致したステップタイムデ
ータSTのノートデータが発音され(ステップ71、7
2)、オンキーフラグがクリアされ(ステップ70)、
次のキーオンまで自動演奏が待機される。これにより、
キーオンごとにワンステップずつ自動演奏が進められ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動演奏装置に関
し、特に発音操作ごとにワンステップずつ自動演奏が行
われる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動演奏装置には以下のものがあ
る。1つは、ワンステップの自動演奏であって、図8に
示されるような演奏情報に基づいてキーオンごとに自動
演奏が行われる。この演奏情報のノートデータはキーナ
ンバデータKN、ゲートタイムデータGT、タッチデー
タTC等からなっており、このノートデータに基づいて
キーオンごとに発音される。この演奏情報には「同時コ
マンド」がいくつか記憶されており、この「同時コマン
ド」からの次の「同時コマンド」までの間の各ノートデ
ータが、1つのキーオンに応じて同時に発音される。こ
のワンステップ自動演奏は公知ではない。
【0003】もう1つの自動演奏は、タイムカウントに
よる自動演奏であって図2に示されるような演奏情報M
Pに基づく。そして、タイマのタイムカウント値と各ノ
ートデータのステップタイムデータSTとが比較され、
時間経過に応じてステップタイム順に自動的に各ノート
データが発音されていく。この全自動演奏は公知であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような2つの自動
演奏装置では、演奏情報の互換性がなく、図2のような
タイムカウント自動演奏用の演奏情報をワンステップ自
動演奏で使うことができなかった。本発明の目的は、タ
イムカウント自動演奏用の演奏情報をワンステップ自動
演奏で使うことができるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、発音操作ごとに、楽音が発音されるタイ
ミングを示すタイミングデータに基づいて、演奏する情
報のうち発音タイミングの早い演奏情報を検出して演奏
出力するようにした。また、本発明は、発音操作ごと
に、演奏情報を演奏出力し、次に発音すべき演奏情報を
発生させるようにした。これにより、楽音が発音される
タイミングを示すタイミングデータに基づいて、発音操
作ごとに自動演奏されるから、タイムカウント自動演奏
用のタイミングデータを含む演奏情報がそのままワンス
テップ自動演奏に使われることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】《1》全体回路 図1は、電子楽器の全体回路を示す。キーボード1の各
キーは、楽音の発音/消音の操作を行うものであり、キ
ースキャン回路2によってスキャンされ、キー操作、す
なわちキーオン、キーオフを示すデータが検出され、C
PU5によってRAM6に書き込まれる。そして、それ
までRAM6に記憶されていた各キーのオン、オフの状
態を示すデータと比較され、各キーのオンイベント、オ
フイベントの判別が、CPU5によって行われる。
【0007】これにより、オン/オフに係るキーのポジ
ションが検出される。また、上記スキャンは周期的に行
われるので、キーのオン/オフのタイミングも検出され
る。なお、上記キーボード1は、電子弦楽器、電子管
(リード)楽器、電子打(パッド)楽器、コンピュータ
のキーボード等で代用される。このキーボード1の全部
または特定のキー群またはキーによって、ワンステップ
自動演奏が行われる。このワンステップ自動演奏では、
このキーの発音操作すなわち押鍵(または離鍵)ごとに
ワンステップずつ自動演奏が実行される。
【0008】パネルスイッチ群3の後述する各スイッチ
は、パネルスキャン回路4によって、スキャンされる。
このスキャンにより、各スイッチのオン、オフを示すデ
ータが検出され、CPU5によってRAM6に書き込ま
れる。そして、それまでRAM6に記憶されていた各ス
イッチのオン、オフの状態を示すデータと比較され、各
スイッチのオンイベント、オフイベントの判別が、CP
U5によって行われる。
【0009】上記キーオン、キーオフ、オンイベント、
オフイベント、各スイッチのオンイベント、オフイベン
トのデータは、MIDI(ミュージカルインスツルメン
トデジタルインターフェイス)回路9を介して、他の処
理装置(電子楽器)からも発生され受け取られ、または
他の処理装置(電子楽器)へも発生され送られる。
【0010】パネルスイッチ群3には、オートプレイキ
ー16、選曲キー17、音色キー18等が設けられてい
る。オートプレイキー16によって、上記ワンステップ
自動演奏が可能となる。選曲キー17によって、上記ワ
ンステップ自動演奏において、演奏される演奏情報MP
の曲が選択される。音色キー18によって、上記キーボ
ード1の演奏によって発音される楽音の音色が選択され
る。この音色キー18によって、演奏情報MPの音色
(トーンナンバデータTN)が設定/変更されることも
できる。
【0011】RAM6には、上述した各種データのほ
か、CPU5が処理する各種データ及び処理に必要な各
種データが記憶される。このRAM6には、後述するワ
ーキングメモリ32も形成されている。ROM7には、
後述するフローチャートに対応し、かつCPU5が実行
するプログラム、その他の処理に対応するプログラムが
記憶されている。
【0012】自動演奏メモリ8には、複数曲の演奏情報
MPが記憶されている。この演奏情報MPは、CPU5
によって読み出し発生され、上記ワンステップ自動演奏
が行われる。自動演奏メモリ8は、RAMまたはROM
よりなるが、上記RAM6、ROM7と一体であっても
よいし、RAM/ROMカード、フロッピー(登録商
標)ディスク、CD−RAM/ROM等であってもよ
い。上記演奏情報MP、キーオン/オフイベント、ノー
トデータ等は、MIDI回路9を介して、他の処理装置
(電子楽器)からも発生され送られ受け取られるし、他
の処理装置(電子楽器)へ発生され送られる。
【0013】上記演奏情報MPに応じた楽音データ及び
上記キーボード1の各キーのオン/オフに応じた楽音デ
ータは、トーンジェネレータ10へ送られ、サウンドシ
ステム11で発音される。このトーンジェネレータ10
には、複数チャンネル分、例えば16チャンネル分の楽
音生成システム(チャンネル)が時分割処理により形成
されており、楽音がポリフォニックに発音される。この
トーンジェネレータ10にはアサインメントメモリ31
が設けられている。
【0014】《2》演奏情報MP 図2は、上述の自動演奏メモリ8の記憶内容を示す。こ
の自動演奏メモリ8には、先頭にディレクトリデータD
R及び再生条件データRCが記憶され、このデータD
R、RCの後に複数曲の演奏情報MPが記憶されてい
る。この演奏情報MPは、メロディパートのデータであ
るが、コード、ベース、バッキング、アルペジオ、リズ
ム等のパートについても記憶可能である。
【0015】上記演奏情報MPは、ノートデータ群と、
このノートデータ群の間に挿入されるバーマークデータ
BM、エンドマークデータEM等からなっている。ノー
トデータは、キーナンバ(音高)データKN、ステップ
タイムデータST、ゲートタイムデータGT、タッチ
(ベロシティ)データTC等よりなっている。
【0016】キーナンバデータKNは、キーボード1の
各キーのナンバすなわち、各キーのポジションを示して
おり、音高を表わしている。このキーナンバデータKN
には、セントデータCTが含まれてもよい。ステップタ
イムデータSTは、曲の先頭または小節の先頭すなわち
バーマークデータBMからノートデータに応じた楽音の
発音開始またはコマンド実行までの時間を示すデータで
ある。このコマンドは、音色変更、テンポ変更、移調等
である。ゲートタイムデータGTは、キーオンからキー
オフまでの発音継続時間を示すデータである。
【0017】タッチ(ベロシティ)データTCはキーオ
ン/オフの速さまたは強さを示すデータである。このタ
ッチデータTCは、複数のキースイッチのオン/オフの
時間差に応じており、この複数のキースイッチはキーボ
ード1の各キーに設けられ、キー操作時にタイミングが
ずれてオン/オフする。このタッチデータTCに応じ
て、楽音の音量、周波数成分等の制御が行われる。上記
バーマークデータBMは各小節の区切りを示すデータで
ある。エンドマークデータEMは、曲の終わりを示すデ
ータである。
【0018】また演奏情報MPの先頭には、演奏条件デ
ータPCが記憶されており、この演奏条件データPC
は、ソングネームデータSN、テンポデータTP、ビー
トデータBE、トーンナンバデータTN等からなってい
る。テンポデータTP、ビートデータBEはこの演奏情
報Mによる自動演奏のテンポ、拍子を示すデータであ
る。
【0019】上記トーンナンバデータTNは、ピアノ、
バイオリン、フルート、ドラム等の楽器音の音色を示
す。このトーンナンバデータTNは、さらに楽音波形デ
ータの読み出しのスタート、ループトップ、ループエン
ドの各アドレスデータ、エンベロープ波形データ、フォ
ルマント形状、周波数スペクトル成分、高調波成分、タ
ッチデータTC、キースケーリングデータに対応するデ
ータも示す。なお、トーンナンバデータTN、テンポデ
ータTP、移調データは、1つの曲の演奏情報MPの途
中に記憶されて、曲の途中で音色、テンポ、調が変化し
てもよい。
【0020】また、1つの曲の演奏情報MPは、複数ト
ラックに演奏パート(メロディ、コード、ベース、リズ
ム等)、楽器パート(上、下、足等の鍵盤、弦、管、
打)等のパートごとに分けて記憶され、各トラックごと
の演奏情報MPの先頭にトーンナンバデータTNが記憶
され、各トラックごとに音色が異っていてもよい。な
お、ノートデータのキーナンバデータKN及びゲートタ
イムデータGT等は、トーンナンバデータTN、コード
データKD等とされて、メロディのほか、リズム、ベー
ス、コードに応じたデータとされてもよい。
【0021】《3》ワーキングメモリ32 図3は、RAM6のワーキングメモリ32を示す。この
ワーキングメモリ32は、図3に示す各種レジスタ、各
種バッファ、各種カウンタ、各種メモリからなってい
る。
【0022】モードフラグレジスタ41には、電子楽器
の動作を示すフラグデータが記憶される。このフラグ
は、ワンステップフラグ、オンキーフラグ等である。ワ
ンステップフラグは、オートプレイキー16のオン/オ
フによるワンステップの自動演奏のモードを示す。オン
キーフラグは、ワンステップ自動演奏モードにおいて、
キーボード1のキーのオンを示す。
【0023】再生レジスタ43には、上記演奏情報MP
に応じた楽音データ(キーナンバデータKN、ステップ
タイムデータST、ゲートタイムデータGT、タッチデ
ータTC等)がストアされる。この再生レジスタ43に
は、複数の楽音データがストア可能である。トーンナン
バレジスタ45には、上記パネルスイッチ群3の音色キ
ー18によって入力されたトーンナンバデータTNまた
は上記演奏情報MP内のトーンナンバデータTNがスト
アされる。なお、再生レジスタ43は省略され、読み出
された演奏情報MPが直接アサインメントメモリ31へ
送られてもよい。
【0024】ステップカウンタ47は、後述するワンス
テップ自動演奏処理において、CPU5によって+1さ
れ、ステップカウントデータSCのカウントが行われ
る。このステップカウントデータSCは、上記ノートデ
ータ内のステップデータSTと比較され、発音開始タイ
ミングが判別される。
【0025】《4》メインルーチン 図4は、CPU5が実行するメインルーチンのフローチ
ャートを示す。この処理は、電源投入によりスタートす
る。まず、RAM6、ワーキングメモリ32等がクリア
され、各種イニシャライズ処理が行われる(ステップ0
2)。次いで、パネルスイッチ群3の各キー16〜18
等のオン/オフ、オン/オフイベントが検出され、この
検出に係るキーの操作に応じた処理が行われる(ステッ
プ04)。そして、キーボード1の各キーのオン/オ
フ、オン/オフイベントが検出され、この検出に係るキ
ーの操作に応じた発音/消音等が行われる(ステップ0
5)。
【0026】次いで、上記MIDI回路9に、他の装置
から受け取られ発生されたキーボード1のキーオン/オ
フイベント、ノートデータ、オートプレイキー16のオ
ン/オフイベント等のデータ/情報があれば、このデー
タ/情報がRAM6、トーンジェネレータ10等に取り
込まれて発音/消音等が行われる(ステップ06)。
【0027】また、RAM6等に、他の装置へ発生され
送り出されるキーボード1のキーオン/オフイベント、
ノートデータ、オートプレイキー16のオン/オフイベ
ント等のデータ/情報があれば、このデータ/情報がM
IDI回路9へ送り出されて、他の装置で発音/消音等
が行われる(ステップ06)。なお、このMIDI回路
9へのデータ送出は一定時間ごとに行われるインタラプ
ト処理で実行されてもよい。
【0028】そして、上述の演奏情報MPに応じたワン
ステップの自動演奏が行われる(ステップ10)。この
処理は後に詳しく述べられる。次いで他の処理が行われ
る(ステップ12)。これらステップ04〜12の処理
は、電源オフされるまで繰り返される。
【0029】《5》スイッチ処理 図5は、上記ステップ04のスイッチ処理のフローチャ
ートを示す。まず、オートプレイキー16がオンされれ
ば(ステップ20)、モードフラグレジスタ41のワン
ステップの自動演奏のワンステップフラグが“0”であ
れば(ステップ21)、“1”にセットされ(ステップ
22)、“1”であれば(ステップ21)、“0”にセ
ットされる(ステップ23)。
【0030】次いで、上記ステップ22の後、選曲キー
17で選曲された演奏情報MPの先頭からノートデータ
等が1つまたは複数読み出されて再生レジスタ43にス
トアされる(ステップ25)。そして、ステップカウン
タ47がクリアされる(ステップ30)。そして、その
他のスイッチ処理が行われ(ステップ31)、ルーチン
がリターンされる。このその他のスイッチ処理では、選
曲キー17の操作に応じた選曲処理、音色キー18の操
作に応じた音色設定/変更(切換)処理等が行われる。
【0031】《6》キー処理(ステップ05) 図6は、上記ステップ05のキー処理のフローチャート
を示す。まずキーボード1のキーオンイベントが検出さ
れると(ステップ40)、上記自動演奏のワンステップ
フラグが“1”にセットされ(ステップ41)、上記オ
ンキーがワンステップエリアに含まれている場合(ステ
ップ42)、上記モードフラグレジスタ41のオンキー
フラグが“1”にセットされる(ステップ46)。
【0032】ワンステップフラグが“0”にクリアさ
れ、または上記オンキーがワンステップエリアに含まれ
ていなければ(ステップ41、42)、オンキーに応じ
た通常のマニュアル演奏の発音処理が行われるととも
に、オンキーに応じたデータがMIDI回路9を介して
出力される(ステップ48)。
【0033】また、キーボード1のキーオフイベントが
検出されると(ステップ50)、ワンステップフラグが
“0”にクリアされ、または上記オフキーがワンステッ
プエリアに含まれていない場合(ステップ51、5
2)、オフキーに応じたマニュアル演奏の消音処理が行
われる(ステップ53)。そして、その他のキー処理が
行われ(ステップ55)、ルーチンがリターンされる。
【0034】上記ワンステップエリアは、ワンステップ
の自動演奏を行うキーボード1の中のキー群である。例
えば、キーボード1の上鍵盤、下鍵盤、足鍵盤、リズム
キー群、最低音、最高音、中音、最低1オクターブ、最
高1オクターブ、中1オクターブ等である。このワンス
テップエリアのキーの操作と、このエリア等以外のキー
の操作とが並行して行われると、ワンステップ自動演奏
と手動演奏との合奏が行われる。なお、キーボード1の
全キーによってワンステップの自動演奏が行われてもよ
い。これにより、上記ステップ42、52は省略され
る。
【0035】《7》ワンステップの自動演奏処理(ステ
ップ10) 図7は上記ステップ10のワンステップの自動演奏処理
のフローチャートを示す。まず、上記オンキーフラグが
“1”にセットされていれば(ステップ60)、ステッ
プカウンタ47のステップカウントデータSCが再生レ
ジスタ43の各ステップタイムデータSTに一致または
越えるまでインクリメントされる(ステップ61、6
2、63)。
【0036】一致すれば(ステップ61)、上記オンキ
ーフラグが“0”にクリアされ(ステップ70)、一致
したステップタイムデータSTがノートデータのもので
あれば(ステップ71)、このノートデータがトーンナ
ンバデータTN等とともにトーンジェネレータ10へ送
られ発音されるとともに、MIDI回路9を介して出力
される(ステップ72)。
【0037】そして、再生レジスタ43のこのノートデ
ータがクリアされて除外され、次のノートデータ等が1
つまたは複数読み出されて再生レジスタ43にストアさ
れる(ステップ73)。この後、再びステップカウント
データSCがこの新たなノートデータのステップタイム
データSTの値以上であれば同様にこのノートデータが
発音出力される(ステップ70、71、72)。こうし
て、ステップタイムSTが同じまたはほぼ同じノートデ
ータが同時に時分割に並行して発音される。
【0038】次いで、ステップカウントデータSCの値
以上のステップデータSTが発見されなくなると(ステ
ップ73、61)、ステップカウントデータSCがイン
クリメントされ(ステップ62)、オンキーが上記ステ
ップ70でクリアされているので、ルーチンがリターン
される。なお、上記ステップ72の発音処理は、場合に
よって、ノートデータ等がMIDI回路9へ送られる。
【0039】また、上記ステップ25、73では、次の
ノートデータ等が読み出され、このノートデータのステ
ップデータSTと同じ値のステップデータSTをもつノ
ートデータ等がいっしょに読み出され、再生レジスタ4
3にストアされてもよい。これにより、再生レジスタ4
3には、ステップデータSTが同じノートデータ等のみ
が記憶される。さらに、上記ステップ61では、複数の
ノートデータのステップタイムデータSTがステップカ
ウントデータSCと比較されてもよい。
【0040】こうして、キーボード1のキーオンに応じ
て自動演奏が行われる。この後は、キーオンがないと、
オンキーフラグがセットされないので(ステップ40〜
46)、次のキーオンがあるまで自動演奏は待機される
(ステップ60)。
【0041】このように、キーオンがあるごとにステッ
プカウントデータSCが高速でインクリメントされ、一
致したステップタイムデータSTのノートデータが発音
され、次のキーオンまで自動演奏が待機される。こうし
て、ステップタイムデータSTを有する演奏情報MPに
よっても、発音操作ごとにワンステップずつ自動演奏が
行われる。
【0042】また、上記一致したステップタイムデータ
STがバーマークデータBMであれば(ステップ8
0)、ステップカウンタ47のステップカウントデータ
SCの値が、このバーマークデータBMのステップタイ
ムデータSTの値とされ(ステップ81)、再生レジス
タ43のこのバーマークデータBMがクリアされて除外
され次のノートデータ等が再生レジスタ43にストアさ
れる(ステップ73)。こうしてワンステップ自動演奏
が次の小節の先頭まで進められる。
【0043】また上記一致したステップタイムデータS
Tが、その他のトーンナンバデータTN等であれば(ス
テップ80)、このデータがワーキングメモリ32にス
トアされ(ステップ83)、音色、テンポ、調等が変更
される。なお、ワンステップ自動演奏される演奏情報M
Pの各ステップデータSTが各小節の先頭すなわちバー
マークデータBMからの時間を示すデータであれば、上
記ステップ81では、ステップカウンタ47のステップ
カウントデータSCはクリアされる。
【0044】また、上記ステップ70のオンキーフラグ
のクリアは、ステップ72の発音処理の後で行われても
よい。これにより、オンキーによってバーマークBM、
トーンナンバデータTN等が実行されるのみならず、さ
らに次のノートデータもいっしょに実行発音される。さ
らに、上記ステップ25、73、72等では、読出アド
レスデータRAで指定されている自動演奏メモリ8の演
奏情報が直接読み出され、再生レジスタ43は省略され
てもよい。
【0045】本発明は上記実施例に限定されず、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例え
ば、上記図7のステップ62のステップカウントデータ
SCのインクリメントは、+4、+8、+16等ずつイ
ンクリメントされもよい。これにより、処理がより速く
なる。
【0046】また、ワンステップ自動演奏は、キーボー
ド1のキーのほか、パネルスイッチ群3に設けられたキ
ー、スイッチ、ペダル、レバー等の操作ごとに行われて
もよい。さらに、上記ステップ62では、再生レジスタ
43にストアされている各ノートデータまたは自動演奏
メモリ8の次に発音すべき各ノートデータのステップタ
イムデータSTのうち最も値が小さいものがサーチさ
れ、このサーチされたステップタイムデータSTの値が
ステップカウンタ47にストアされてもよい。これによ
り、同じように演奏順で次に発音すべきノートデータが
サーチされる。
【0047】また、キーオフごとにワンステップ自動演
奏が実行されてもよい。この場合、上記ステップ46の
オンキーフラグの設定が、ステップ52でYESの後
に、ワンステップフラグが“1”にセットされていれば
実行される。
【0048】さらに、上記ワンステップ自動演奏は、自
動演奏メモリ8の各トラックごとつまり上記演奏/楽器
パートごとに可能であり、上記ワンステップエリア以外
のキーで手動演奏が行われたとき、この手動演奏のパー
トがワンステップ自動演奏のパートから除外されてもよ
い。この場合、上記ステップ25、73で対応するトラ
ックの読み出しまたは演奏が禁止される。この各トラッ
クごとの禁止データは、パネルスイッチ群3のパート指
定スイッチまたはMIDI回路9によって入力され、上
記モードフラグレジスタ41に記憶される。
【0049】さらに、上記図7のワンステップの自動演
奏処理は、一定周期のクロック信号がハイレベルになる
ごとに実行されてもよい。この場合、ステップ63は省
略され、ステップ62の後に、ルーチンがリターンされ
る。これにより、1拍ごとまたは1/n(n=2,3,
4…)拍ごとのタイミングがキーオンでとられることに
なる。
【0050】本発明の実施の態様は以下のとうりであ
る。 (A)発音される楽音の内容を示す内容データと、この
楽音が発音されるタイミングを示すタイミングデータと
からなる複数の演奏情報を発生する演奏情報発生手段
と、 楽音の発音または演奏の操作または指示を行う発
音操作手段と、この発音操作手段の発音操作に応じて、
上記演奏情報発生手段から発生された演奏情報のうち、
まだ発音または演奏されていない演奏情報のタイミング
データに基づいて、発音タイミングの早い少なくとも1
つの演奏情報を検出するタイミング検出手段と、 この
タイミング検出手段で検出された演奏情報を演奏のため
に出力する演奏出力手段と、この演奏出力手段で出力さ
れた演奏情報を、上記発音または演奏されていない演奏
情報から除外する演奏制御手段とを備えたことを特徴と
する自動演奏装置。
【0051】(B)発音される楽音の内容を示す内容デ
ータと、この楽音が発音されるタイミングを示すタイミ
ングデータとからなる複数の演奏情報を発生する演奏情
報発生手段と、 楽音の発音または演奏の操作または指
示を行う発音操作手段と、この発音操作手段の発音操作
に応じて、上記演奏情報発生手段から発生された演奏情
報を演奏のために出力する演奏出力手段と、 上記タイ
ミングデータに基づいて、この演奏出力手段で出力され
た演奏情報の次に発音すべき、少なくとも1つの演奏情
報であって、上記タイミングデータがほぼ同じものを上
記演奏情報発生手段より発生させる演奏制御手段とを備
えたことを特徴とする自動演奏装置。
【0052】(C)上記演奏情報発生手段は、発音され
る楽音の内容を示す内容データと、曲の先頭または小節
から発音タイミングまでの時間を示すステップタイムデ
ータとからなる複数の演奏情報を記憶する演奏情報記憶
手段と、この演奏情報記憶手段より演奏情報を読み出す
演奏情報読み出し手段とよりなり、 上記発音操作手段
は、楽音の発音または演奏の操作または指示を行う演奏
指示手段であり、 上記自動演奏装置は、この演奏指示
手段の演奏指示を検出する演奏指示検出手段と、 この
演奏指示検出手段によって検出された演奏指示を記憶す
る演奏指示記憶手段とをさらに備え、 上記演奏出力手
段は、上記タイミング検出手段で検出された演奏情報に
応じた発音または演奏を行い、 上記自動演奏装置は、
上記演奏出力手段の発音または演奏に応じて、上記演奏
指示記憶手段の演奏指示の記憶を消去する演奏指示消去
手段をさらに備えていることを特徴とする請求項Aまた
はB記載の自動演奏装置。
【0053】(D)上記タイミング検出手段は、上記演
奏指示記憶手段の記憶または上記演奏指示手段の検出に
応じて、上記演奏情報記憶読み出し手段によって記憶読
み出しされた複数の演奏情報のうち、ステップタイムデ
ータが最も小さい少なくとも1つの演奏情報を検出する
ことを特徴とする請求項A記載の自動演奏装置。
【0054】(E)上記自動演奏装置は、楽音の発音ま
たは演奏の操作または指示を行う別の発音操作手段と、
この発音操作手段の発音操作に応じた手動の演奏情報を
演奏のために出力する別の演奏出力手段とをさらに備え
ていることを特徴とする請求項AまたはB記載の自動演
奏装置。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、発音操
作ごとに、楽音が発音されるタイミングを示すタイミン
グデータに基づいて、演奏する情報のうち発音タイミン
グの早い演奏情報を検出して演奏出力するようにした。
また、本発明は、発音操作ごとに、演奏情報を演奏出力
し、次に発音すべき演奏情報を発生させるようにした。
従って、楽音が発音されるタイミングを示すタイミング
データに基づいて、発音操作ごとに自動演奏されるか
ら、タイムカウント自動演奏用のタイミングデータを含
む演奏情報がそのままワンステップ自動演奏に使われる
ことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子楽器の全体回路図である。
【図2】自動演奏メモリ8の演奏情報MPを示す図であ
る。
【図3】RAM6のワーキングメモリ32を示す図であ
る。
【図4】メインルーチンのフローチャートを示す図であ
る。
【図5】スイッチ処理(ステップ04)のフローチャー
トを示す図である。
【図6】キー処理(ステップ05)のフローチャートを
示す図である。
【図7】ワンステップの自動演奏処理(ステップ10)
のフローチャートを示す図である。
【図8】従来の演奏情報を示す図である。
【符号の説明】
1…キーボード、3…パネルスイッチ群、5…CPU、
6…RAM、7…ROM、8…自動演奏メモリ、9…M
IDI回路、10…トーンジェネレータ、16…オート
プレイキー、17…選曲キー、18…音色キー、31…
アサインメントメモリ、32…ワーキングメモリ、41
…モードフラグレジスタ、43…再生レジスタ、45…
トーンナンバレジスタ、47…ステップカウンタ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発音される楽音の音高を示す音高データ
    と、この楽音が発音されるタイミングを示すタイミング
    データと、この楽音の音色を制御するためのデータを少
    なくとも含んだその他のデータと、この音色の制御のタ
    イミングを示すタイミングデータとを備えた複数の演奏
    情報を発生する演奏情報発生手段と、 楽音の発音または演奏の操作または指示を行う発音操作
    手段と、 この発音操作手段の発音/演奏の操作/指示を検出する
    発音操作検出手段と、 この発音操作検出手段によって検出された発音/演奏の
    操作/指示のデータを記憶する発音操作記憶手段と、 この発音操作記憶手段に記憶された発音/演奏の操作/
    指示のデータに応じ、上記演奏情報発生手段から発生さ
    れた演奏情報のタイミングデータに基づき、まだ処理さ
    れていない演奏情報を検出し、この検出された演奏情報
    につき、楽音を発音/演奏する、または音色を制御する
    処理を少なくとも含むその他の処理を行うことにより、
    当該演奏情報に応じた演奏を行う演奏処理手段と、 この演奏処理手段の楽音の発音/演奏の処理に応じて、
    上記発音操作記憶手段の上記発音/演奏の操作/指示の
    データを消去し、上記その他の処理では当該発音/演奏
    の操作/指示のデータを消去しないようにした演奏制御
    手段とを備えたことを特徴とする自動演奏装置。
  2. 【請求項2】上記演奏情報の1つの曲の演奏情報は、メ
    ロディ、コード、ベース、リズム等の演奏パートごと
    に、または楽器パートごとに複数トラックに分けて記憶
    され、 各トラックには各パートごとに音色を制御するデータが
    記憶され、 この複数トラックの各演奏情報の中の指定された一部の
    パートは、読み出しまたは演奏が禁止される請求項1記
    載の自動演奏装置。
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