JP2001154025A - 導光板および平面照明装置 - Google Patents

導光板および平面照明装置

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JP2001154025A
JP2001154025A JP33314299A JP33314299A JP2001154025A JP 2001154025 A JP2001154025 A JP 2001154025A JP 33314299 A JP33314299 A JP 33314299A JP 33314299 A JP33314299 A JP 33314299A JP 2001154025 A JP2001154025 A JP 2001154025A
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light
angle
face
incident end
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Tadaaki Nakane
忠明 中根
Tsukasa Endo
司 遠藤
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Nippon Leiz Corp
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Nippon Leiz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導光板の表面部からの出射光が液晶表示装置
から放された時に、導光板の上面に拡散プリズムを必要
とせずに広い視野角を得る。 【解決手段】 導光板2の裏面部6に凹状プリズム部P
(Ps,Pb)と鏡面部6aとを設け、凹状プリズム部
Pの入射端面部3方向の傾斜部と裏面部6とのなす角度
θを、鏡面部6aからの全反射光を表面部5に対し略垂
直な方向から反射端面部4方向の範囲内に再度全反射す
るような略45°程度に近い角度と、鏡面部6aからの
全反射光を表面部5に対し略垂直な方向に再度全反射す
るような略66°程度に近い角度との2系統の角度分布
とする。これにより、導光板2内に入射した臨界角内の
光を一度鏡面部6aで全反射し、この全反射した光を再
び表面部5方向に全反射させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に用
いる導光板および平面照明装置に関するものであり、導
光板の裏面部に鏡面部と凹状プリズム部とを設け、入射
端面部から入射した臨界角内の光を一度鏡面部で全反射
し、この全反射した光をプリズム部の入射端面部方向に
面した傾斜面部で再び表面部方向に全反射させるため、
プリズム部の入射端面部方向の傾斜部と裏面部とのなす
角度を、鏡面部からの全反射光を表面部に対し略垂直な
方向から反射端面部方向の範囲内に再度全反射するよう
な略45°程度に近い角度と、鏡面部からの全反射光を
表面部に対し略垂直な方向に再度全反射するような略6
6°程度に近い角度とし、これらの角度分布により、導
光板の上面に拡散プリズムや拡散フィルムを必要とする
ことなく、導光板の表面部からの出射光が最終の液晶表
示装置から放された時に広い視野角が得られる導光板お
よび平面照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の導光板や平面照明装置として、導
光板の裏面部に三角柱を連続に横に並べたようなプリズ
ム形状を施し、導光板内からの光を直接プリズム形状部
に入射して散乱させることによりプリズムシート等の部
品使用の省略化を図ったものが知られている。
【0003】また、同様な構成であるが、プリズムの角
度を限定するような構成として、例えば特開平9−22
011号公報に示すものが知られている。この公報に開
示される導光板や平面照明装置は、2つのプリズム面か
ら構成されるプリズム列が導光板の裏面に光入射面と平
行に複数形成され、プリズム列を構成する1方の面(第
1のプリズム面)が光出射面に対して35°〜55°の
傾斜角を有し、他方の面(第2のプリズム面)が光出射
面に対して80°〜100°の傾斜角を有している。こ
れにより、出射光線の分布角度が狭く、ピーク光(出射
光線の光度分布において、最も光度の高い光線をい
う。)の出射面の法線方向に出射する指向性を得てい
る。
【0004】さらに、従来の導光板や平面照明装置とし
て、例えば特開平9−184920号公報や特開平10
−339815号公報等に示すものも知られている。こ
れら公報に開示される導光板や平面照明装置は、反射プ
リズムの機能を有する交わった2面から成るV溝が導光
板の裏面に複数個並設されたものである。そして、光源
ユニットより遠いV溝の間隔は、光源ユニットに近い部
分に存するV溝の間隔よりも密であるように構成されて
いる。これにより、光源ユニットに近い部分が明るく、
遠い部分が暗くなるのを防ぎ、輝度を全体的に平均化・
均一化させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の導光板や平面照
明装置として、導光板の裏面部にプリズム形状の三角柱
を連続に横に並べ、導光板内からの光を散乱させること
によりプリズムシート等の部品使用の省略化を図った構
成の場合、図8に示すように、導光板2に入射した光
は、屈折角γが0≦|γ|≦sin-1(1/n)を満た
す範囲で導光板2内に進み、例えば一般の導光板2に使
用されている樹脂材料であるアクリル樹脂の屈折率nが
n=1.49程度であるので、光源8に一番近い入射端
面部3では垂直に入射し、入射角が0°で反射端面部4
方向に屈折せずに進む(この光線のエネルギ値が一番高
い)。また、表面部5や裏面部6に近い場所での入射角
も同様に0°に近い角度で入射する。
【0006】さらに最大入射角は、図示しないリフレク
タ等により反射散乱された光が入射端面部3の表面部5
方向から裏面部6方向への光、および裏面部6方向から
表面部5方向への光が入射角90°となり、入射端面部
3で屈折する屈折角γはγ=±42°程度の範囲内にな
る。
【0007】但し、表面部5近傍では裏面部6方向のみ
の屈折角γがγ=−42°のみとなり、裏面部6近傍で
は表面部5方向のみの屈折角γがγ=+42°のみとな
る。
【0008】また、屈折角γ=±42°の範囲内で導光
板2内に入射した光は、導光板2と空気層(屈折率n=
1)との境界面において、sinα=(1/n)で示さ
れる式により臨界角を表すことができる。例えば一般の
導光板2に使用されている樹脂材料であるアクリル樹脂
の屈折率nはn=1.49程度であるので、臨界角αは
α=42°程度になり、導光板2の表面部5や裏面部6
に光線を乱す溝、凸や凹等が無い、即ち鏡面であれば、
導光板2内の光は表面部5や裏面部6で全て全反射しな
がら反射端面部4方向へ進む。
【0009】このように、入射端面部3での何れの場所
でも屈折角γ=±42°の範囲内の光線が存在するが、
裏面部6にプリズム形状の三角柱を連続に横に並べ、光
線を直接プリズム形状に進行させプリズム形状部で反射
させる場合では、入射端面部3方向側の第1のプリズム
面で全反射させて進行方向を表面部5方向に変更させる
ために、裏面部6と第1のプリズム面との成す角度が6
°以下でなければならないという課題がある。しかも、
表面部5に達した光線は、表面部5での出射角が大き
く、表面部5となす角度が小さい。従って、表面部5に
沿ったような出射光となってしまい、出射光を表面部5
と垂直な方向にするためには、例えばプリズムシート等
を表面部5に対してプリズムの頂点が向かうように備え
なければならないという課題もある。さらに、プリズム
シートによって光線のエネルギ損失を伴うとともに経済
性や作業性にも課題が残る。
【0010】また、一般的な連続プリズム形状として、
例えば二等辺三角形のプリズム形状の場合、二等辺三角
形のピッチが100μmでは頂点までの高さが5μm以
下でなければ裏面部6と第1のプリズム面および第2の
プリズム面との成す角度は6°以上となってしまう。同
様に、直角三角形のプリズム形状の場合でも、直角三角
形のピッチが100μmでは頂点までの高さが10μm
以下でなければ裏面部6と第1のプリズム面との成す角
度が6°以上となってしまう。
【0011】しかし、一般のプリズムや加工精度上これ
ら第1のプリズム面や第2のプリズム面と裏面部6とな
すプリズムの角度が6°以上の大きな角度であるため、
第1のプリズム面に達した光線は、導光板2を透過して
出射し、一部は図示しない裏面部6の下部に備えた反射
体によって反射し、再度第2のプリズム面から導光板2
内に進入する。また。一部は一度空気層に出射してから
再度第2のプリズム面から導光板2内に進入するので、
導光板2の一定の媒体内において、エネルギ損失はあま
り無いが、空気層などの媒体が異なるためにエネルギ損
失が多くなる課題がある。
【0012】そして、これらプリズム形状を連続的に設
けた場合には、導光板2の入射端面部3と反対側の反射
端面部4との方向に輝度の分布差が表れてしまう課題が
ある。さらに、この様なプリズム形状を用いる時には、
裏面部から出射した光を再度導光板に入射させるために
導光板の下部に反射体を設けることが絶対条件となって
しまう課題がある。
【0013】また、例えば特開平9−22011号公報
に示すように、2つのプリズム面から構成されるプリズ
ム列を導光板の裏面に光入射面と平行に多数形成し、プ
リズム列を構成する1方の面(第1のプリズム面)が光
出射面に対して35°〜55°の傾斜角を有し、他方の
面(第2のプリズム面)が光出射面に対して80°〜1
00°の傾斜角を有し、出射光線の分布角度が狭く、ピ
ーク光(出射光線の光度分布において、最も光度の高い
光線をいう。)の出射面の法線方向に出射する指向性を
有することを目的とした構成では、図9に示すように、
光源からの光線L0を導光板21の入射端面部31に入
射した光線が屈折角γ=0〜−42°の範囲内で裏面部
61方向に進む。そして、最大屈折角の屈折角γ=−4
2°程度の光線Lcは、第1のプリズム面55(裏面部
61となす角度を35°とした場合。)に対して入射角
β1が小さい(入射角β1=12°程度)ため、第1の
プリズム面55を透過し、小さい出射角(18°程度)
で光線Lpとして裏面部61から外部に出射する。
【0014】さらに、屈折角γ=−42°よりも小さい
屈折角α1の場合、光線L1はLcと同様であるが、第
1のプリズム面55に対して入射角β2が大きい(入射
角β1=38°程度)ため、第1のプリズム面55で大
きく透過屈折(屈折(出射)角66.5°程度)する。
この透過屈折した光線L2は次の第2のプリズム面56
(裏面部61となす角度を80°とした場合。)に入射
(入射角3°程度)する。第2のプリズム面56に入射
した光線L3は裏面部61と成す小さな角度(出射角2
°程度)で反射端面部方向に進む。
【0015】また、屈折角γ=−42°よりも小さい屈
折角α2の場合、光線LLはLcやL1と同様である
が、第1のプリズム面55に対して入射角が大きいた
め、第1のプリズム面55で反射し、この反射した光線
Lrは表面部51方向に進む。
【0016】このように、光出射面に対して35°〜5
5°の傾斜角をなす第1のプリズム面と、光出射面に対
して80°〜100°の傾斜角をなす第2のプリズム面
とを有したプリズム列構成によれば、エネルギ損失の無
い全反射のみによる表面部51方向に向かう光線は、入
射端面部31での屈折角がγ=α2以下の小さな角度範
囲内でなければならない課題がある。しかも、出射光線
の分布角度が狭いため、液晶表示装置等に於いての光線
が放された時には、視野角が狭くなって液晶表示装置等
の表示内容が見にくくなってしまうという課題がある。
【0017】さらに、従来の導光板や平面照明装置とし
て、例えば特開平9−184920号公報等に示すよう
に、反射プリズムの機能を有する交わった2面から成る
V溝を導光板の裏面に複数個並設し、光源ユニットより
遠いV溝の間隔が光源ユニットに近い部分に存するV溝
の間隔よりも密であるように構成した場合、図7に示す
ように、光源からの光線L0を導光板33の入射端面部
32に入射した光線は、屈折角γ=0〜−42°の範囲
内で裏面部62方向に進む。但し、ここでは、表面部5
2方向と裏面部62方向の屈折角γ=±42°の範囲内
であるが、表面部52は鏡面であるので全反射をして裏
面部62方向に再度進む。そして、最大屈折角の屈折角
γ=−42°程度の光線L1は、第1のプリズム面44
に対して入射角が小さいため、第1のプリズム面55を
透過し、非常に小さい出射角で裏面部62から外部に光
線L11として出射する。
【0018】また、屈折角がγ=−42°よりもやや小
さい場合の光線L2やL3は、裏面部62に対して入射
角が大きいため、入射角と同じ角度で反射し、この反射
により表面部52に向かう光線L22,L33は、入射
角が大きいために表面部52でも入射角と同じ角度で全
反射を繰り返すだけである。
【0019】さらに、屈折角がγ=−42°よりも大変
小さい場合の光線L4やL5は、第1のプリズム面44
に対して入射角が小さいため、第1のプリズム面44で
大きく透過屈折(大きな出射角)して空気層に出射す
る。この空気層に出射された光線L44やL55は、再
度空気層から(屈折率はn=1)屈折率の高い(屈折率
はn=1.49程度)次の第2のプリズム面45に入射
するので、導光板33内では、裏面部62と成す角度が
小さな(裏面部62に沿った様な)光線L45やL56
が表面部52方向に進むが、臨界角よりも表面部52へ
の入射角が大きいため、表面部52で全反射をしてしま
い表面部52から出射光が得られないで反射端面部方向
に進む。
【0020】即ち、光源から離れる程プリズム間隔を密
にした場合、入射端面部32に近い裏面部62には、屈
折角γの小さな光線量が少なく、第1のプリズム面44
で透過してしまう。これに対し、入射端面部32から遠
い所の裏面部62には、屈折角γの小さな光線量が多く
向かい、第1のプリズム面44で一度透過した後、再度
第2のプリズム面45に入射し、裏面部62に沿った低
い角度で反射端面部の方向に向かうが、表面部52に達
した光線の入射角度が大きいために全反射してしまう。
従って、最大屈折角による光線では、プリズム面を何れ
の所でも透過してしまい、エネルギ損失および裏面部6
2の下部に図示しない反射体を備えなければならない課
題がある。
【0021】この発明は、このような課題を解決するた
めになされたもので、その目的は導光板の裏面部に凹状
プリズム部と鏡面部とを設け、導光板内に入射した臨界
角内の光を一度鏡面部で全反射し、この全反射した光を
再び表面部方向に全反射させるため、凹状プリズム部の
入射端面部方向の傾斜部と裏面部とのなす角度を、鏡面
部からの全反射光を表面部に対し略垂直な方向から反射
端面部方向の範囲内に再度全反射するような略45°程
度に近い角度と、鏡面部からの全反射光を表面部に対し
略垂直な方向に再度全反射するような略66°程度に近
い角度との2系統の角度分布とし、導光板の表面部から
の出射光が液晶表示装置から放された時に広い視野角を
得ることができ、従来のように導光板の上面に拡散プリ
ズムを必要としない導光板および平面照明装置を提供す
ることにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1に係る導光板は、凹状プリズム部が鏡面部から
の光を表面部に対し略垂直な方向から反射端面部方向の
範囲内に再度全反射するような裏面部と入射端面部方向
の傾斜面部との成す角度と、鏡面部からの全反射光を表
面部に対し略垂直な方向に再度全反射するような裏面部
と入射端面部方向の傾斜面部との成す角度とからなるこ
とを特徴とする。
【0023】請求項1に係る導光板は、凹状プリズム部
が鏡面部からの光を表面部に対し略垂直な方向から反射
端面部方向の範囲内に再度全反射するような裏面部と入
射端面部方向の傾斜面部との成す角度と、鏡面部からの
全反射光を表面部に対し略垂直な方向に再度全反射する
ような裏面部と入射端面部方向の傾斜面部との成す角度
とからなるので、導光板の大きさに関係なく入射端面部
方向から反射端面部方向までの広範囲で視野角が広く均
一で明るい光を得ることができる。
【0024】また、請求項2に係る導光板は、凹状プリ
ズム部が入射端面部側より鏡面部からの全反射光を表面
部に対し略垂直な方向から反射端面部方向の範囲内に再
度全反射するような裏面部と入射端面部方向の傾斜面部
との成す角度から反射端面部に向かうに従って、鏡面部
からの光を表面部に対し略垂直な方向に再度全反射する
ような裏面部と入射端面部方向の傾斜面部との成す角度
になることを特徴とする。
【0025】請求項2に係る導光板は、凹状プリズム部
が入射端面部側より鏡面部からの全反射光を表面部に対
し略垂直な方向から反射端面部方向の範囲内に再度全反
射するような裏面部と入射端面部方向の傾斜面部との成
す角度から反射端面部に向かうに従って、鏡面部からの
光を表面部に対し略垂直な方向に再度全反射するような
裏面部と入射端面部方向の傾斜面部との成す角度になる
ので、導光板の入射端面部方向から反射端面部方向まで
の範囲の何処でも均一な明るい光を得ることができると
ともに視野角が広く取ることができる。
【0026】さらに、請求項3に係る導光板は、凹状プ
リズム部が角度を45°から66°までの範囲を有する
とともに二等辺三角形または直角三角形であることを特
徴とする。
【0027】請求項3に係る導光板は、凹状プリズム部
が角度を45°から66°までの範囲を有するとともに
二等辺三角形または直角三角形であるので、反射端面部
で反射して戻った光線を再利用したり、光源からの直接
光を透過して再び鏡面部に進行することができる。
【0028】また、請求項4に係る導光板は、凹状プリ
ズム部が鏡面部からの全反射光を表面部に対し略垂直な
方向から反射端面部方向の範囲内に再度全反射するよう
な裏面部と入射端面部方向の傾斜面部との成す角度を有
する第1のプリズム部と、鏡面部からの光を表面部に対
し略垂直な方向に再度全反射するような裏面部と入射端
面部方向の傾斜面部との成す角度を有する第2のプリズ
ム部とを交互にまたは入射端面部側に第1のプリズム部
を反射端面部側に第2のプリズム部を備えたことを特徴
とする。
【0029】請求項4に係る導光板は、凹状プリズム部
が鏡面部からの全反射光を表面部に対し略垂直な方向か
ら反射端面部方向の範囲内に再度全反射するような裏面
部と入射端面部方向の傾斜面部との成す角度を有する第
1のプリズム部と、鏡面部からの光を表面部に対し略垂
直な方向に再度全反射するような裏面部と入射端面部方
向の傾斜面部との成す角度を有する第2のプリズム部と
を交互にまたは入射端面部側に第1のプリズム部を反射
端面部側に第2のプリズム部を備えたので、第1プリズ
ム部と第2プリズム部との分布コントロールによって視
野角や輝度のコントロールが容易にできる。
【0030】さらに、請求項5に係る導光板は、凹状プ
リズム部が第1のプリズム部の角度を45°〜50°と
し、第2のプリズム部の角度を50°〜66°とすると
ともに二等辺三角形または直角三角形とすることを特徴
とする。
【0031】請求項5に係る導光板は、凹状プリズム部
が第1のプリズム部の角度を45°〜50°とし、第2
のプリズム部の角度を50°〜66°とするとともに二
等辺三角形または直角三角形とするので、鏡面部からの
全反射光を再度表面部に対し略垂直な方向から反射端面
部方向の範囲内や表面部に対し略垂直な方向に向けるこ
とができるとともに反射端面部で反射して戻った光線を
再利用したり、光源からの直接光を透過して再び鏡面部
に進行することができる。
【0032】また、請求項6に係る平面照明装置は、凹
状プリズム部が鏡面部からの光を表面部に対し略垂直な
方向から反射端面部方向の範囲内に再度全反射するよう
な裏面部と入射端面部方向の傾斜面部との成す角度と、
鏡面部からの全反射光を表面部に対し略垂直な方向に再
度全反射するような裏面部と入射端面部方向の傾斜面部
との成す角度とからなることを特徴とする。
【0033】請求項6に係る平面照明装置は、凹状プリ
ズム部が鏡面部からの光を表面部に対し略垂直な方向か
ら反射端面部方向の範囲内に再度全反射するような裏面
部と入射端面部方向の傾斜面部との成す角度と、鏡面部
からの全反射光を表面部に対し略垂直な方向に再度全反
射するような裏面部と入射端面部方向の傾斜面部との成
す角度とからなるので、平面照明装置のあらゆる場所で
も明るく広い視野角が均一に得ることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図に基づいて説明する。なお、本発明は導光板の裏面部
に鏡面部と凹状プリズム部とを複数設け、導光板の入射
端面部から入射した臨界角内の光を鏡面部で一度凹状プ
リズム部の入射端面部方向に面した傾斜面部方向に全反
射し、この全反射した光を再び表面部方向に全反射させ
るため、凹状プリズム部の入射端面部方向の傾斜面部と
裏面部とのなす角度が、鏡面部からの全反射光を表面部
に対し略垂直な方向から反射端面部方向の範囲内に再度
全反射するような略45°程度に近い角度と、鏡面部か
らの全反射光を表面部に対し略垂直な方向に再度全反射
するような略66°程度に近い角度とからなり、これら
の角度分布により、導光板の表面部からの出射光が最終
の液晶表示装置から放された時に、広い視野角を得るこ
とができる導光板および平面照明装置を提供することに
ある。
【0035】図1は本発明に係る平面照明装置の略斜視
構成図、図2〜図6は裏面部に設けた鏡面部および凹状
プリズム部による略光線進行図であり、各入射角に対す
る凹状プリズム部の角度変化に依る略光線進行図であ
る。
【0036】図1に示すように、平面照明装置1は、導
光板2、光源8、リフレクタ9および反射体10を備え
て構成されている。
【0037】導光板2は、屈折率が1.4〜1.7程度
の透明なアクリル樹脂(PMMA)やポリカーボネート
(PC)等で形成される。図1に示す導光板2は、光源
8と対向し光源8からの光を導く入射端面部3と、この
入射端面部3と反対側に位置し光を反射する反射端面部
4と、これら入射端面部3と反射端面部4とに接続する
側面部7と、光を出射する表面部5と、この表面部5と
反対側に位置する裏面部6とを有したフラット板からな
る。導光板2の裏面部6には、入射端面部3を介して導
光板2内に導いた光線を全反射する鏡面部6aと、凹状
プリズム部Pとが交互に施されている。
【0038】図1において、導光板2の裏面部6に施さ
れた凹状プリズム部Pは、裏面部6と入射端面部3方向
の傾斜面部Psとの成す角度を45°から50°程度と
し、入射端面部3から入射して一度鏡面部6aで全反射
した光線を凹状プリズム部Pの傾斜面部Psで再度表面
部5に対し略垂直な方向から反射端面部4方向の範囲内
に再度全反射させている。
【0039】また、入射端面部3から反射端面部4に向
かうに従って、導光板2の裏面部6に施した凹状プリズ
ム部Pは、裏面部6と入射端面部3方向の傾斜面部Pb
との成す角度を50°から66°程度とし、入射端面部
3から入射して一度鏡面部6aで全反射した光線を凹状
プリズム部Pの傾斜面部Pbで再度表面部5に対し略垂
直な方向に再度全反射させている。
【0040】さらに、図2〜図6の光線進行の略図に基
づいて説明すると、図2に示すように、光源からの光線
L0を導光板2の入射端面部3に入射した光線は、屈折
角γ=0〜−42°の範囲内で裏面部6方向に進む。但
し、ここでは、表面部5方向と裏面部6方向の屈折角γ
=±42°の範囲内であるが、表面部5は鏡面であるの
で全反射をして裏面部6方向に再度進む。
【0041】まず、図2は傾斜面部Psと鏡面部6aと
の成す角度θが45°〜50°程度の第1のプリズム部
を備えた二等辺三角形の凹状プリズム部Pから成り、屈
折角γが小さい場合を示す。但し、ここでは角度θを4
5°とする。
【0042】図2において、例えば屈折角γ=−4°程
度の屈折角γの小さい入射光線Lr0は、鏡面部6aに
対し入射角δr1L =86°程度で一度全反射を行う。そ
して、反射角δr2L =86°の同角で反射した光線Lr
rは、θ=45°の角度を成した凹状プリズム部Pの傾
斜面部Psに対して入射角δp1=49°程度で入射し、
同角の出射角δp2=49°で全反射を行う。この全反射
した光線Lprは、表面部5に対して入射角が4°程度
で入射する。そして、外部に5.97°程度のやや反射
端面部4方向に傾いた表面部5に対し略垂直な出射光L
fとして出射する。
【0043】次に、図3は傾斜面部Psと鏡面部6aと
の成す角度θが45°〜50°程度の第1のプリズム部
を備えた二等辺三角形の凹状プリズム部Pから成り、屈
折角γが最大屈折角の場合を示している。但し、ここで
は角度θを45°とする。
【0044】図3において、例えば屈折角γ=−42°
程度の屈折角γの大きい入射光線Lh0は、鏡面部6a
に対し入射角δr1=48°程度で一度全反射を行う。そ
して、反射角δr2=48°の同角で反射した光線Lhr
は、θ=45°の角度を成した凹状プリズム部Pの傾斜
面部Psに対して入射角δp1=87°程度で入射し、同
角の出射角δp2=87°で全反射を行う。この全反射し
た光線Lphは、表面部5に対して入射角が42°程度
で入射する。そして、外部に85.6°程度の反射端面
部4方向に傾いた表面部5に対し出射光Lfhを出射す
る。
【0045】次に、図4は傾斜面部Pbと鏡面部6aと
の成す角度θが50°〜66°程度の第2のプリズム部
を備えた二等辺三角形の凹状プリズム部Pから成り、屈
折角γが小さい場合を示す。但し、ここでは角度θを6
6°とする。
【0046】図4において、例えば屈折角γ=−4°程
度の屈折角γの小さい入射光線Lrpは、鏡面部6aに
対し入射角δr1L =86°程度で一度全反射を行う。そ
して、反射角δr2L =86°の同角で反射した光線Lr
rpは、θ=66°の角度を成した凹状プリズム部Pの
傾斜面部Pbに対して入射角δp1=28°程度のため、
傾斜面部Pbで全反射せずに透過し、傾斜面部Pbの法
線との成す屈折角γ=44.4°程度の透過光線Lrt
を凹状プリズム部Pの傾斜面部Pbに対向した傾斜面部
Ps2に進行する。さらに、傾斜面部Ps2に対し入射
角2°程度で再度傾斜面部Ps2を透過し、傾斜面部P
s2の法線との成す角度1.34°程度の屈折角で透過
光線Lrt2を導光板2内に入射する。但し、実際には
反射端面部4の近傍付近において、入射端面部3での屈
折角γ=−4°程度の屈折角γの小さい入射光線の量は
極めて少なく、凹状プリズム部Pから再度導光板2内に
入射した光線は反射端面部4から外部に出射し、外部に
ある反射体10によって反射され再度導光板2に入射さ
れる。
【0047】次に、図5は傾斜面部Pbと鏡面部6aと
の成す角度θが50°〜66°程度の第2のプリズム部
を備えた二等辺三角形の凹状プリズム部Pから成り、屈
折角γが最大屈折角の場合を示す。但し、ここでは角度
θを66°とする。
【0048】図5において、例えば屈折角γ=−42°
程度の屈折角γの大きい入射光線Lhpは、鏡面部6a
に対し入射角δr1=48°程度で一度全反射を行う。そ
して、反射角δr2=48°の同角で反射した光線Lhr
pは、θ=66°の角度を成した凹状プリズム部Pの傾
斜面部Pbに対して入射角δp =66°程度で入射し、
同角の出射角δp =66°で全反射を行う。この全反射
した光線Lphpは、表面部5に対して入射角を90°
程度で入射する。そして、外部に直接表面部5から出射
光Lfhpを出射する。
【0049】次に、図6は傾斜面部Psbと鏡面部6a
との成す角度θが第1のプリズム部と第2のプリズム部
との間で、傾斜面部Psbと鏡面部6aとの成す角度θ
が50°程度の二等辺三角形の凹状プリズム部Pから成
る。図6において、例えば屈折角γ=−4°程度の屈折
角γの小さい入射光線Lrm0は、鏡面部6aに対し入
射角δr1L =86°程度で一度全反射を行う。そして、
反射角δr2L =86°の同角で反射した光線Lrmは、
θ=50°の角度を成した凹状プリズム部Pの傾斜面部
Psbに対して入射角δp =44°程度で入射し、同角
の出射角δp =44°で全反射を行う。この全反射した
光線Lpmは、表面部5に対して入射角を6°程度で入
射する。そして、外部に8.96°程度のやや入射端面
部3方向に傾いた表面部5に対し略垂直な出射光Lfm
を出射する。
【0050】また、図6は凹状プリズム部Pの傾斜面部
Psbと鏡面部6aとの成す角度θが50°程度の二等
辺三角形から成る傾斜面部Psbに対し、屈折角γが最
大屈折角の場合を示している。但し、ここでは角度θを
50°とする。
【0051】図6において、例えば屈折角γ=−42°
程度の屈折角γの大きい入射光線Lhは、鏡面部6aに
対し入射角δr1=48°程度で一度全反射を行う。そし
て、反射角δr2=48°の同角で反射した光線Lhm
は、θ=50°の角度を成した凹状プリズム部Pの傾斜
面部Psbに対して入射角δp =82°程度で入射し、
同角の出射角δp =82°で全反射を行う。この全反射
した光線Lmpは、表面部5に対して入射角を32°程
度で入射する。そして、外部に出射角を52.15°程
度の反射端面部4方向に傾いて表面部5から出射光Lf
mhを出射する。
【0052】このように、導光板2の裏面部6に鏡面部
6aと凹状プリズム部Pとを備え、入射端面部3から反
射端面部4方向への凹状プリズム部Pの傾斜面部と鏡面
部6aと成す角度を変化させたり、少なくとも2種類の
傾斜面部と鏡面部6aとの成す角度を有する凹状プリズ
ム部Pにより、入射端面部近傍や反射端面部近傍に適し
た凹状プリズム部Pで光源8からの光を裏面部6の鏡面
部6aで一度全反射させ、全反射した光線を凹状プリズ
ム部Pの傾斜面部Ps、傾斜面部Pbおよび傾斜面部P
sb等で再度全反射を行い、表面部5方向に出射させる
とともに、より入射端面部3近傍からの出射光はやや反
射端面部4方向に進む光線を含み、またこれら少なくと
も2種類の傾斜面部と鏡面部6aとの成す角度を有する
凹状プリズム部Pの分布により、視野角に対して広く効
率良く得ることができる。
【0053】尚、ここでの導光板2の説明は、厚さが一
定なフラット板で行ったが、楔形状の導光板でもこれら
フラット板と同様な効果が得られ、この場合にはフラッ
トな導光板に比べ、プリズム形状部間の増加率を少なく
することで良い。
【0054】光源8は、CCFL(冷陰管)等の線状を
なし、直接光は導光板2の入射端面部3から導光板2内
に入射し、他の光はリフレクタ9で反射されながら光源
8とリフレクタ9との空間を通って導光板2内に入射す
る。
【0055】リフレクタ9は、白色の絶縁性材料やアル
ミニウム等の金属を蒸着したシート状または金属等から
なり、導光板2の入射端面部3と光源8とを包囲するよ
うに配置され、光源8からの光を反射し、反射光を導光
板2の入射端面部3に再び入射させる。
【0056】反射体10は、熱可塑性樹脂に例えば酸化
チタンのような白色材料を混入したシートや熱可塑性樹
脂のシートにアルミニウム等の金属蒸着を施したり、金
属箔を積層した物やシート状金属からなり、入射端面部
3と表面部5以外の部分を覆うように設けられる。この
反射体10は、光源8からの光が導光板2によって表面
部5に出射した以外の光を反射または乱反射し、再び導
光板2に入射させて光源8からの光を全て表面部5から
出射するようにする。
【0057】また、本発明の導光板や平面照明装置にお
いて、反射体10は、導光板2に入射した光線を一度裏
面部6の鏡面部6aで全反射させ、さらにこの全反射し
た光線を凹状プリズム部Pの傾斜面部Ps,Pb,Ps
b等で再度全反射させて表面部5方向に出射させる方法
であるが、一部凹状プリズム部Pを透過する光線が存在
するためのものである。例えば、光源8からの光線が入
射端面部3での屈折角が最大屈折角γ=−42°程度の
光線で、この光線が傾斜面部Ps,Pb,Psb等に対
して直接進行した場合には、光線が凹状プリズム部Pの
傾斜面部Ps,Pb,Psb等に対して入射角が小さい
ため、傾斜面部Ps,Pb,Psb等を透過する。そし
て、非常に小さい出射角で裏面部6から外部に出射する
光線を本反射体10で反射し、再度導光板2に入射させ
て光源8からの光を無駄なく利用する。
【0058】このように、本発明の導光板および平面照
明装置は、導光板の裏面部に鏡面部と凹状プリズム部と
を複数設け、導光板の入射端面部から入射した臨界角内
の光を鏡面部で一度凹状プリズム部の入射端面部方向に
面した傾斜面部方向に全反射し、この全反射した光を再
び表面部方向に全反射させるため、凹状プリズム部の入
射端面部方向の傾斜面部と裏面部とのなす角度が、鏡面
部からの全反射光を表面部に対し略垂直な方向から反射
端面部方向の範囲内に再度全反射するような略45°程
度に近い角度と、鏡面部からの全反射光を表面部に対し
略垂直な方向に再度全反射するような略66°程度に近
い角度とからなり、これらの角度分布により、導光板の
上面に拡散プリズムや拡散フィルム等を用いる必要な
く、導光板の表面部からの出射光が最終の液晶表示装置
から放された時に、広い視野角を得られる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る導光板
は、凹状プリズム部が鏡面部からの光を表面部に対し略
垂直な方向から反射端面部方向の範囲内に再度全反射す
るような裏面部と入射端面部方向の傾斜面部との成す角
度と、鏡面部からの全反射光を表面部に対し略垂直な方
向に再度全反射するような裏面部と入射端面部方向の傾
斜面部との成す角度とからなるので、導光板の大きさに
関係なく入射端面部方向から反射端面部方向までの広範
囲で視野角が広く均一で明るい光を得ることができ導光
板の大きさに係わらず自由な設計をすることができる。
【0060】また、請求項2に係る導光板は、凹状プリ
ズム部が入射端面部側より鏡面部からの全反射光を表面
部に対し略垂直な方向から反射端面部方向の範囲内に再
度全反射するような裏面部と入射端面部方向の傾斜面部
との成す角度から反射端面部に向かうに従って、鏡面部
からの光を表面部に対し略垂直な方向に再度全反射する
ような裏面部と入射端面部方向の傾斜面部との成す角度
になるので、導光板の入射端面部方向から反射端面部方
向までの範囲の何処でも均一な明るい光を得ることがで
きるとともに視野角が広く取ることができて見やすい平
面光源を提供できる。
【0061】さらに、請求項3に係る導光板は、凹状プ
リズム部が角度を45°から66°までの範囲を有する
とともに二等辺三角形または直角三角形であるので、反
射端面部で反射して戻った光線を再利用したり、光源か
らの直接光を透過して再び鏡面部に進行することができ
るとともに加工が容易で経済性に富んでいる。
【0062】また、請求項4に係る導光板は、凹状プリ
ズム部が鏡面部からの全反射光を表面部に対し略垂直な
方向から反射端面部方向の範囲内に再度全反射するよう
な裏面部と入射端面部方向の傾斜面部との成す角度を有
する第1のプリズム部と、鏡面部からの光を表面部に対
し略垂直な方向に再度全反射するような裏面部と入射端
面部方向の傾斜面部との成す角度を有する第2のプリズ
ム部とを交互にまたは入射端面部側に第1のプリズム部
を反射端面部側に第2のプリズム部を備えたので、第1
プリズム部と第2プリズム部との分布コントロールによ
って視野角や輝度のコントロールが容易にでき、各種の
大きさの平面光源に対応することができる。
【0063】さらに、請求項5に係る導光板は、凹状プ
リズム部が第1のプリズム部の角度を45°〜50°お
よび第2のプリズム部の角度を50°〜66°とすると
ともに二等辺三角形または直角三角形とするので、鏡面
部からの全反射光を再度表面部に対し略垂直な方向から
反射端面部方向の範囲内や表面部に対し略垂直な方向に
向けることができるとともに反射端面部で反射して戻っ
た光線を再利用したり、光源からの直接光を透過して再
び鏡面部に進行することができるとともに二等辺三角形
や直角三角形の凹状プリズム部なので加工が容易で経済
性に富んでいる。
【0064】また、請求項6に係る平面照明装置は、凹
状プリズム部が鏡面部からの光を表面部に対し略垂直な
方向から反射端面部方向の範囲内に再度全反射するよう
な裏面部と入射端面部方向の傾斜面部との成す角度と、
鏡面部からの全反射光を表面部に対し略垂直な方向に再
度全反射するような裏面部と入射端面部方向の傾斜面部
との成す角度とからなるので、平面照明装置のあらゆる
場所でも明るく広い視野角が均一に得ることができるの
で、見やすくモニタ等の大型の液晶表示装置等の光源に
適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る平面照明装置の略斜視構成図
【図2】本発明に係る導光板の光線進行図
【図3】本発明に係る導光板の光線進行図
【図4】本発明に係る導光板の光線進行図
【図5】本発明に係る導光板の光線進行図
【図6】本発明に係る導光板の光線進行図
【図7】従来の導光板図
【図8】導光板内の光線の全反射軌跡平面図
【図9】従来の導光板図
【符号の説明】
1…平面照明装置、2…導光板、3,31,32…入射
端面部、4…反射端面部、5,51,52…表面部、
6,61,62…裏面部、6a…鏡面部、7…側面部、
8…光源、9…リフレクタ、10…反射体、P…凹部、
Ps,Pb,Psb…第1面、Ps2…第2面、L0,
L1,L11,L2,L22,L3,L33,L4,L
44,L45,L5,L55,L56,Lc,Lp,L
r0,Lrr,Lpr,Lf,Lh0,Lhr,Lp
h,Lfh,Lrp,Lrrp,Lrt,Lrt2,L
hp,Lhrp,Lphp,Lfhp,Lrm0,Lr
m,Lpm,Lfm,Lh,Lhm,Lmp,Lfmh
…光線、γ,α1,α2…屈折角、α…臨界角、β1,
β2…入射角、δ,δr1,δr1L ,δr2,δr2L
δp1,δp2,δp …入射角,出射角、θ…プリズム角
度。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H038 AA55 BA06 2H091 FA14Z FA21Z FA23Z LA19 5G435 AA00 AA02 AA17 BB12 BB15 EE27 FF03 FF08 GG03 GG24 HH02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光を導く入射端面部と、該入
    射端面部の反対側に位置し光を反射する反射端面部と、
    前記入射端面部および前記反射端面部に接続する側面部
    と、前記入射端面部から導いた光を出射する表面部と、
    該表面部の反対側に位置する裏面部とを有し、前記入射
    端面部から入射した臨界角内の光を全反射する鏡面部と
    該鏡面部で全反射した光を前記表面部方向に再度全反射
    する前記入射端面部方向に面した傾斜面部とを有する凹
    状プリズム部が前記裏面部に設けられた導光板におい
    て、 前記凹状プリズム部は前記鏡面部からの光を前記表面部
    に対し略垂直な方向から前記反射端面部方向の範囲内に
    再度全反射するような前記裏面部と前記入射端面部方向
    の前記傾斜面部との成す角度と、前記鏡面部からの全反
    射光を前記表面部に対し略垂直な方向に再度全反射する
    ような前記裏面部と前記入射端面部方向の前記傾斜面部
    との成す角度とからなることを特徴とする導光板。
  2. 【請求項2】 光源からの光を導く入射端面部と、該入
    射端面部の反対側に位置し光を反射する反射端面部と、
    前記入射端面部および前記反射端面部に接続する側面部
    と、前記入射端面部から導いた光を出射する表面部と、
    該表面部の反対側に位置する裏面部とを有し、前記入射
    端面部から入射した臨界角内の光を全反射する鏡面部と
    該鏡面部で全反射した光を前記表面部方向に再度全反射
    する前記入射端面部方向に面した傾斜面部とを有する凹
    状プリズム部が前記裏面部に設けられた導光板におい
    て、 前記凹状プリズム部は前記入射端面部側より前記鏡面部
    からの全反射光を前記表面部に対し略垂直な方向から前
    記反射端面部方向の範囲内に再度全反射するような前記
    裏面部と前記入射端面部方向の前記傾斜面部との成す角
    度から前記反射端面部に向かうに従って、前記鏡面部か
    らの光を前記表面部に対し略垂直な方向に再度全反射す
    るような前記裏面部と前記入射端面部方向の前記傾斜面
    部との成す角度になることを特徴とする導光板。
  3. 【請求項3】 前記凹状プリズム部は、前記角度が45
    °から66°までの範囲を有するとともに二等辺三角形
    または直角三角形であることを特徴とする請求項1また
    は2記載の導光板。
  4. 【請求項4】 光源からの光を導く入射端面部と、該入
    射端面部の反対側に位置し光を反射する反射端面部と、
    前記入射端面部および前記反射端面部に接続する側面部
    と、前記入射端面部から導いた光を出射する表面部と、
    該表面部の反対側に位置する裏面部とを有し、前記入射
    端面部から入射した臨界角内の光を全反射する鏡面部と
    該鏡面部で全反射した光を前記表面部方向に再度全反射
    する前記入射端面部方向に面した傾斜面部とを有する凹
    状プリズム部が前記裏面部に設けられた導光板におい
    て、 前記凹状プリズム部は前記鏡面部からの全反射光を前記
    表面部に対し略垂直な方向から前記反射端面部方向の範
    囲内に再度全反射するような前記裏面部と前記入射端面
    部方向の前記傾斜面部との成す角度を有する第1のプリ
    ズム部と、前記鏡面部からの光を前記表面部に対し略垂
    直な方向に再度全反射するような前記裏面部と前記入射
    端面部方向の前記傾斜面部との成す角度を有する第2の
    プリズム部とを交互にまたは前記入射端面部側に前記第
    1のプリズム部を前記反射端面部側に前記第2のプリズ
    ム部を備えたことを特徴とする導光板。
  5. 【請求項5】 前記凹状プリズム部は、前記第1のプリ
    ズム部の前記角度を45°〜50°とし、前記第2のプ
    リズム部の前記角度を50°〜66°とするとともに二
    等辺三角形または直角三角形とすることを特徴とする請
    求項4記載の導光板。
  6. 【請求項6】 光源と、当該光源の近傍の少なくとも1
    側面に設けられ前記光源からの光を導く入射端面部と、
    該入射端面部からの光を導き出射する表面部と、前記光
    源から内部に導いた光線を全反射する鏡面部と該鏡面部
    で全反射した光を前記表面部方向に再度全反射する前記
    入射端面部方向に面した傾斜面部とを有する凹状プリズ
    ム部が前記表面部の反対側に位置する裏面部に設けられ
    た導光板と、前記裏面部の下部に備えた反射シートと、
    前記光源の光を反射し再び前記入射端面部に入射させる
    リフレクタとを備えた平面照明装置において、 前記凹状プリズム部は前記鏡面部からの光を前記表面部
    に対し略垂直な方向から前記反射端面部方向の範囲内に
    再度全反射するような前記裏面部と前記入射端面部方向
    の前記傾斜面部との成す角度と、前記鏡面部からの全反
    射光を前記表面部に対し略垂直な方向に再度全反射する
    ような前記裏面部と前記入射端面部方向の前記傾斜面部
    との成す角度とからなることを特徴とする平面照明装
    置。
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