JP2001153900A - 選択レベル測定装置 - Google Patents

選択レベル測定装置

Info

Publication number
JP2001153900A
JP2001153900A JP34034699A JP34034699A JP2001153900A JP 2001153900 A JP2001153900 A JP 2001153900A JP 34034699 A JP34034699 A JP 34034699A JP 34034699 A JP34034699 A JP 34034699A JP 2001153900 A JP2001153900 A JP 2001153900A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
pll
frequency synthesizer
pll frequency
local oscillator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34034699A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Yuasa
賢一 湯浅
Takeya Nagano
健也 長野
Yutaka Saito
裕 斎藤
Hiroyuki Shiotani
宏行 塩谷
Hiroshi Tanae
弘 田苗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP34034699A priority Critical patent/JP2001153900A/ja
Publication of JP2001153900A publication Critical patent/JP2001153900A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数掃引時間を従来に比して短縮すること
ができる選択レベル測定装置を提供する。 【解決手段】 第1局部発振部3に第1のPLL周波数
シンセサイザ3aおよび第2のPLL周波数シンセサイ
ザ3cとそれらの出力を選択する第1の高周波スイッチ
3bとを備え、また、第2局部発振部4に第3のPLL
周波数シンセサイザ4aおよび第4のPLL周波数シン
セサイザ4cとそれらの出力を選択する第2の高周波ス
イッチ4bとを備える。第1のPLL周波数シンセサイ
ザ3aおよび第3のPLL周波数シンセサイザ3cのロ
ックアップ動作およびレベル検出動作と、第2のPLL
周波数シンセサイザ4aおよび第4のPLL周波数シン
セサイザ4cのロックアップ動作およびレベル検出動作
を交互に繰り返し行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として信号の周
波数成分の解析や信号レベルの測定に使用される選択レ
ベル測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、信号レベルや周波数スペクトラム
を測定する手段として、一般にスペクトラム・アナライ
ザや選択レベル測定装置が使用される。一般にスペクト
ラム・アナライザはシンセサイザ部において多重ループ
シンセサイザを構成し、微小ステップでの局部発振周波
数切換の高速化を実現し、広帯域にわたって高速掃引が
可能である。しかし、多重ループPLL周波数シンセサ
イザを構成するため、回路規模が大きく、消費電力が多
く、大型かつ高価であるという欠点がある。一方、選択
レベル測定装置は、例えば、電界レベル測定や不要輻射
測定に利用されており、高い感度と高い周波数選択度を
有している。しかしながら、スペクトラム・アナライザ
と比較すると、比較的小型で安価ではあるが、構成の違
いにより、掃引時間が長いという欠点がある。
【0003】上記の周波数掃引時間を短縮する手段とし
て、例えば、特開平10−160771号公報に示されるよう
に、複数の局部発振部の周波数を同時に変化させ、各々
の局部発振周波数を被測定信号の周波数変換を行う複数
の周波数変換部に入力することで高速周波数掃引を可能
とした選択レベル測定装置が提案されている。
【0004】以下、図12を用いて上記複数の局部発振
部を同時に変化させ高速周波数掃引を可能とした選択レ
ベル測定装置について説明する。
【0005】この選択レベル測定装置は、チューナー部
2と、第1のPLL周波数シンセサイザ部46と、第2の
PLL周波数シンセサイザ部47と、第2の帯域制限フィ
ルタ5と、レベル検出部6と、制御部7と、表示部56と
から構成されている。
【0006】チューナー部2は、第1のミキサ2a、第1
の帯域制限フィルタ2b、第2のミキサ2cで構成される。
第1のミキサ2aは入力端子1から入力される被測定信号
(周波数f)と第1のPLL周波数シンセサイザ部46か
ら入力される第1局部発振信号(f1)とを混合し、第
1の中間周波数信号(IF1)に変換する。また、第2
のミキサ2cは第1の帯域制限フィルタ2bで帯域制限
された第1の中間周波数信号(IF1)と第2のPLL
周波数シンセサイザ部47から入力される第2の局部発振
信号(f2)とを混合し、第2の中間周波数信号(IF
2)に変換する。第2の帯域制限フィルタ5は第2の中
間周波数信号(IF2)の帯域制限を行う。レベル検出
部6は第2の帯域制限フィルタ5の出力のレベルを検出
し、制御部7は第1のPLL周波数シンセサイザ部46お
よび第2のPLL周波数シンセサイザ部47から出力され
る局部発振周波数の制御とレベル検出部6の出力データ
の処理を行うものである。分周比データ信号8は、PL
L周波数シンセサイザの発振周波数を設定する信号であ
り、データ信号・クロック信号・ロードイネーブル信号
の3種類の信号から構成され、第1のPLL周波数シン
セサイザ部46および第2のPLL周波数シンセサイザ部
47へ入力されている。表示部56は制御部7で制御された
周波数と前記第2中間周波数信号(IF2)のレベル検
出結果を表示する。
【0007】第1のPLL周波数シンセサイザ部46およ
び第2のPLL周波数シンセサイザ部47は同一の構成を
有しており、その構成を図13に示す。第1のPLL周
波数シンセサイザ部46は、基準発振器48と、基準分周器
49と、位相比較器50と、ローパスフィルタ51と、電圧制
御発振器52と、主分周器53とを備えている。
【0008】基準分周器49は、基準発振器48からの基準
周波数f0を分周するもので、基準分周器49の出力は第
1位相比較周波数信号(fREF1)として位相比較器50に
入力される。位相比較器50では第1位相比較周波数信号
(fREF1)と主分周器53から出力された信号との位相を
比較し、位相差に応じた位相誤差信号を出力する。位相
比較器50から出力された位相誤差信号はローパスフィル
タ51において信号に含まれる高周波成分が除去され、直
流成分のみの信号となり、電圧制御発振器52に入力さ
れ、電圧制御発振器52の局部発振信号(f1)を制御す
る。電圧制御発振器52から出力される局部発振信号(f
1)は、主分周器53の分周比で分周され、その分周され
た位相比較周波数信号が位相比較器50に入力される。こ
のような位相同期ループが構成され、制御部7から分周
比データ8を送り込むことで第1のPLL周波数シンセ
サイザ部46からは、第1位相比較周波数信号(fREF1)
を最小の周波数ステップ幅とする第1局部発振信号(f
1)を出力する構成となっている。
【0009】一般に、上記のようなPLL周波数シンセ
サイザにおいては、位相比較周波数(fREF1)を高くす
ることによってロックアップタイムが短縮できるが、位
相比較周波数を変えずに、ロックアッブタイムを短縮す
ることは困難であることが知られている。
【0010】第2のPLL周波数シンセサイザ部47にお
いて、第1のPLL周波数シンセサイザ部46と同一の基
準発振器48で発振された基準周波数信号(f0)が、第
1のPLL周波数シンセサイザ部46とは異なる分周比で
分周する基準分周器49によって第2位相比較周波数信号
(fREF2)に分周される。第2のPLL周波数シンセサ
イザ部47では、第1のPLL周波数シンセサイザ部46と
同様の動作により、第2位相比較周波数信号(fREF2)
を最小の周波数ステップ幅として、第2局部発振信号
(f2)を出力する構成となっている。
【0011】従来の選択レベル測定装置は、周波数掃引
幅の最小値が第1のPLL周波数シンセサイザ部46と
第2のPLL周波数シンセサイザ部47の位相比較周波数
信号(fREF1、fREF2)の最大公約数に設定するもので
ある。
【0012】被測定信号周波数fは、f1、IF1から f=f1−IF1 ・・・・〔1〕 と書ける。また、IF1はf2、IF2から IF1=f2−IF2 ・・・・〔2〕 と書ける。ここで、式〔2〕と式〔1〕から f=f1−f2+IF2 ・・・・〔3〕 となる。ここで、IF2を固定の周波数としているた
め、被測定周波数は各局部発振部の局部発振周波数の差
で決定される。一方、各局部発振部のPLL周波数シン
セサイザ部の主分周比をそれぞれN1、N2(N1、N2と
もに正の整数)とすると各局部発振部は、 f1=fREF1×N1 ・・・・〔4〕 f2=fREF2×N2 ・・・・〔5〕 となり、fREF1とfREF2の最大公約数をaとすると、 fREF1=a×x ・・・・〔6〕 fREF2=a×y(x、yは任意の正の整数)・・〔7〕 となる。式〔6〕を式〔4〕に、式〔7〕を式〔5〕に
代入し、さらに式〔4〕、式〔5〕を式〔3〕に代入す
ると、 f=a(x×N1−y×N2)+IF2・・・・〔8〕 となる。ここで、xとyは互いに素であるから、 (x×N1−y×N2)=n ・・・・
〔9〕 とできる。nは全ての整数をとることができるので、式
〔8〕、式
〔9〕より f=a×n+IF2 ・・・・〔10〕 となり、被測定周波数fは最小周波数周波数掃引ステッ
プ幅が(fREF1、fREF2)の最大公約数aで決定され
る。
【0013】以上の動作を下記の表1および図14を用
いて詳細に説明する。
【表1】
【0014】第1位相比較周波数fREF1は、表1におい
ては基準周波数f0を12.8MHzとしたときに基準分周器
49で25分の1に分周した0.512MHzとなり、また、第
2位相比較周波数fREF2は、基準周波数f0(12.8MH
z)を基準分周器49で40分の1に分周した0.320MHz
となる。被測定周波数fの100MHz付近の周波数掃引を
行うために、第1局部発振部および第2局部発振部の各
シンセサイザの主分周比であるN1、N2を表1の設定と
する。上記の設定により、被測定周波数の最小周波数掃
引ステップ幅がfREF1とfREF2の最大公約数である0.06
4MHzとなり、0.064MHzステップで測定周波数を掃引
することができる。
【0015】図14は、従来の選択レベル測定装置にお
ける局部発振部のタイムチャートを示したものであり、
第1のPLL周波数シンセサイザ46および第2のPLL
周波数シンセサイザ47の出力周波数が時間tに対して変
化する様子を示したものである。第1のPLL周波数シ
ンセサイザ46および第2のPLL周波数シンセサイザ47
のロックアップ動作は同期しており、周波数を1ステッ
プ切り換える時間(以下、周波数ステップ切換時間とい
う)55以内にロックアップ動作を完了する。ロックアッ
プ完了後のレベル検出時間54(例えば0.1ms)におい
て当該周波数におけるレベル検出動作を行う。
【0016】ここで、一般にレベル検出動作に対して各
PLL周波数シンセサイザのロックアップタイムが十分
長いため、周波数ステップ切換時間55は第1のPLL周
波数シンセサイザ部46および第2のPLL周波数シンセ
サイザ部47のロックアップタイムの長い方で決定され
る。また、一般に位相比較周波数が低いほどPLL周波
数シンセサイザのロックアップタイムは長くなる傾向が
あり、従来の選択レベル測定装置の周波数ステップ切換
時間は第2のPLL周波数シンセサイザ部のロックアッ
プタイムで決定される。
【0017】ここで、位相比較周波数が0.320MHzであ
る第2のPLL周波数シンセサイザ4のロックアップタ
イムは約0.8msであり、例えば、位相比較周波数が0.0
64MHzであるPLL周波数シンセサイザのロックアッ
プタイムは約4msである。したがって、従来の選択レ
ベル測定装置では、上記の動作によって本来約4msが
必要である0.064MHzステップの周波数切換時間を約0.
8msに短縮でき、高速周波数掃引が可能となる。
【0018】一方、複数のPLL周波数シンセサイザを
交互にロックアップ動作させることで総合的に周波数切
換時間を短縮することができるデュアルシンセサイザ装
置に関する技術として特開平10−271004号公報に示され
るものが提案されている。
【0019】さらに、特開平3−220464号公報に示され
るようにスペクトラムアナライザにおいて広帯域スペク
トラム表示および狭帯域スペクトラム表示できるものが
提案されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の複数の局部発振部を同時に変化させ高速周波数掃引
を行う選択レベル測定装置において、周波数ステップの
切換時間は、各局部発振部のPLL周波数シンセサイザ
のロックアップタイムの最大値で決定され、一般に切換
時間は約1ms以上に限定されるという課題があった。
【0021】また、分周比データ信号線が多く、回路規
模が大きくなるという課題があった。さらに、広帯域掃
引中に、特定の周波数帯における狭帯域スペクトル測定
ができないという課題があった。
【0022】本発明は、上記従来の選択レベル測定装置
の問題点を解決するものであり、周波数掃引時間を従来
に比して短縮することができ、また、広帯域掃引中に特
定の周波数帯の狭帯域スペクトルを測定できる選択レベ
ル測定装置の提供を目的としたものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の選択レベル測定
装置は、第1局部発振部および第2局部発振部の周波数
を同時に変化させて高速周波数掃引を行う選択レベル測
定装置であって、前記第1局部発振部に第1乃至第n
(nは2以上の整数)のPLL周波数シンセサイザとそ
れらの出力を選択する第1の高周波スイッチとを備え、
また、前記第2局部発振部に第n+1乃至第2nのPL
L周波数シンセサイザとそれらの出力を選択する第2の
高周波スイッチとを備え、前記第1局部発振部に備えた
第k(kは1からnまでの整数)のPLL周波数シンセ
サイザと前記第2局部発振部に備えた第n+kのPLL
周波数シンセサイザのロックアップ動作およびレベル検
出動作を同期させるとともに、k=1乃至nを循環的に
切り替えることを特徴とする。この構成により、周波数
掃引時間をn分の1に短縮することが可能な選択レベル
測定装置を実現することができる。
【0024】そして、第1乃至第nのPLL周波数シン
セサイザに入力される分周比データ信号を選択するスイ
ッチを第1局部発振部に備え、また、第n+1乃至第2
nのPLL周波数シンセサイザに入力される分周比デー
タ信号を選択するスイッチを第2局部発振部に備えた。
この構成により、周波数掃引時間をn分の1に短縮可能
な選択レベル測定装置を簡単な構成で実現することがで
きる。
【0025】さらに、第1乃至第nのPLL周波数シン
セサイザに共通のクロック信号およびデータ信号を入力
し、また、第n+1乃至第2nのPLL周波数シンセサ
イザに共通のクロック信号およびデータ信号を入力し、
前記各PLL周波数シンセサイザに個別のロードイネー
ブル信号を入力することを特徴とする。この構成によ
り、周波数掃引時間をn分の1に短縮可能な選択レベル
測定装置を簡単な構成で実現することができる。
【0026】そして、第1局部発振部および第2局部発
振部の周波数を同時に変化させて高速周波数掃引を行う
選択レベル測定装置であって、第1局部発振部に第1乃
至第n(nは2以上の整数)のPLL周波数シンセサイ
ザとそれらの出力を選択する第1の高周波スイッチとを
備え、また、第2局部発振部に第n+1乃至第2nのP
LL周波数シンセサイザとそれらの出力を選択する第2
の高周波スイッチとを備え、前記第1乃至第2nのPL
L周波数シンセサイザのロックアップ動作を同時に行
い、レベル検出動作時に第1の高周波スイッチおよび第
2の高周波スイッチを高速に切り替えることを特徴とす
る。この構成により、周波数掃引時間をn 2分の1に短
縮することが可能な選択レベル測定装置を実現すること
ができる。
【0027】また、第1局部発振部および第2局部発振
部の周波数を同時に変化させて高速周波数掃引を行う選
択レベル測定装置であって、第1の周波数掃引ステッブ
幅で広帯域掃引を行い、所定の帯域内においてのみ前記
第1の周波数掃引ステップ幅よりも小さい第2の周波数
掃引ステップ幅で狭帯域掃引を行うことを特徴とする。
この構成により、広帯域スペクトルと特定の狭帯域スペ
クトルを同時に測定することが可能な選択レベル測定装
置を実現することができる。
【0028】さらに、第1局部発振部に第1乃至第n
(nは2以上の整数)のPLL周波数シンセサイザとそ
れらの出力を選択する第1の高周波スイッチとを備え、
また、第2局部発振部に第n+1乃至第2nのPLL周
波数シンセサイザとそれらの出力を選択する第2の高周
波スイッチとを備え、前記第1局部発振部に備えた第k
(kは1からnまでの整数)のPLL周波数シンセサイ
ザと前記第2局部発振部に備えた第n+kのPLL周波
数シンセサイザのロックアップ動作およびレベル検出動
作を同期させるとともに、k=1乃至nを循環的に切り
替え、かつ、前記kの値に応じて異なる帯域幅の掃引を
行うことを特徴とする。この構成により、帯域幅の異な
るn種類のスペクトルを同時かつ高速に測定することが
可能な選択レベル測定装置を実現することができる。
【0029】そして、所定帯域の掃引において所定のレ
ベルを越える入力信号を検出した場合に、前記入力信号
の周波数近傍を前記所定帯域よりも狭い帯域で掃引する
ことを特徴とする。この構成により、広帯域スペクトル
と同時に測定する狭帯域スペクトルの測定範囲を自動的
に設定可能な選択レベル測定装置を実現することができ
る。
【0030】また、予め設定された周波数近傍を狭帯域
掃引することを特徴とする。この構成により、広帯域ス
ペクトルと同時に測定する狭帯域スペクトルの測定範囲
を予め任意に設定可能な選択レベル測定装置を実現する
ことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図11を用いて説明する。
【0032】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態の選択レベル測定装置の構成を示すブロ
ック図である。図1において図12と同一の符号を付し
た構成要素はそれぞれ同一の構成を有し、同一の動作を
行う。
【0033】本発明における第1の実施の形態の選択レ
ベル測定装置では、第1局部発振部3は、第1のPLL
周波数シンセサイザ3a、第2のPLL周波数シンセサ
イザ3c、およびそれらの出力を選択する第1の高周波
スイッチ3bを備えている。また、第2局部発振部4
は、第3PLL周波数シンセサイザ4a、第4PLL周
波数シンセサイザ4c、およびそれらの出力を選択する
第2の高周波スイッチ4bを備えている。第1局部発振
部3および第2局部発振部4以外の構成要素は、図12
に示した従来装置と同一の構成を有し、同一の動作を行
う。
【0034】また、第1のPLL周波数シンセサイザ3
aおよび第3のPLL周波数シンセサイザ4aのロック
アップ動作およびレベル検出動作と、第2のPLL周波
数シンセサイザ3cおよび第4のPLL周波数シンセサ
イザ4cのロックアップ動作およびレベル検出動作を交
互に繰り返し行うようにした。
【0035】この選択レベル測定装置は、チューナー部
2と、第1局部発振部3と、第2局部発振部4と、第2
の帯域制限フィルタ5と、レベル検出部6と、制御部7
と、表示部56とから構成されている。
【0036】第1の高周波スイッチ3bは、制御部7か
らの高周波スイッチ制御信号9によって第1のPLL周
波数シンセサイザ3aまたは第2のPLL周波数シンセ
サイザ3cの出力を選択することができる。また、第2
の高周波スイッチ4bは、制御部7からの高周波スイッ
チ制御信号9によって第3のPLL周波数シンセサイザ
4aまたは第4のPLL周波数シンセサイザ4cの出力
を選択することができる。高周波スイッチ制御信号9は
第1の高周波スイッチ3bおよび第2の高周波スイッチ
4bを制御する信号であり、第1の高周波スイッチ3b
および第2の高周波スイッチ4bに入力される。
【0037】図2は、各局部発振部における第1乃至第
4のPLL周波数シンセサイザ3a、3c、4a、4c
のタイムチャートを示したものである。図2に示すよう
に、第1のPLL周波数シンセサイザ3aと第3のPL
L周波数シンセサイザ4aは同期しており、周波数ステ
ップ切換時間10(例えば1ms)以内にロックアップ動
作およびレベル検出動作を完了する。また、第2のPL
L周波数シンセサイザ3cと第4のPLL周波数シンセ
サイザ4cは同期しており、周波数ステップ切換時間1
1(例えば1ms)以内にロックアップ動作およびレベ
ル検出動作を完了する。
【0038】第1のPLL周波数シンセサイザ3aおよ
び第3のPLL周波数シンセサイザ4aのロックアップ
完了後、制御部7からの高周波スイッチ制御信号9によ
って高周波スイッチ3bおよび4bがそれぞれ第1のP
LL周波数シンセサイザ3aおよび第3のPLL周波数
シンセサイザ4a側へ切り換わり、第1のPLL周波数
シンセサイザ3aおよび第3のPLL周波数シンセサイ
ザ4aの出力が第1第2局部発振部3および第2局部発
振部4の出力として第1のミキサ2aおよび第2のミキ
サ2cに入力される。したがって、レベル検出時間12
(例えば0.1ms)においては、第1のPLL周波数シ
ンセサイザ3aおよび第3のPLL周波数シンセサイザ
4aの出力周波数によって決定される第1番目の測定周
波数のレベル検出が可能となる。
【0039】また、上記の第1のPLL周波数シンセサ
イザ3aおよび第3のPLL周波数シンセサイザ4aの
ロックアップ動作中に、第2のPLL周波数シンセサイ
ザ3cおよび第4のPLL周波数シンセサイザ4cのロ
ックアップ動作を開始する。第2のPLL周波数シンセ
サイザ3cおよび第4のPLL周波数シンセサイザ4c
のロックアップ完了後、制御部7からの高周波スイッチ
制御信号9によって高周波スイッチ3bおよび4bがそ
れぞれ第2のPLL周波数シンセサイザ3cおよび第4
のPLL周波数シンセサイザ4c側へ切り換わり、第2
のPLL周波数シンセサイザ3cおよび第4のPLL周
波数シンセサイザ4cの出力が第1第2局部発振部3お
よび第2局部発振部の出力として第1ミキサ2aおよび
第2ミキサ2cに入力される。したがって、レベル検出
時間13(例えば、0.1ms)においては、第2のPLL
周波数シンセサイザ3cおよび第4のPLL周波数シン
セサイザ4cの出力周波数によって決定される第2番目
の測定周波数のレベル検出が可能となる。
【0040】上記の動作を交互に繰り返すことで、周波
数ステップ切換時間10または11(例えば、1ms)中
に、第1番目および第2番目の測定周波数のレベル検出
動作を2回行うことができる。したがって、周波数掃引
時間は従来のものに比べ2分の1に短縮することができ
る。
【0041】以上のように本発明の第1の実施の形態に
よれば、各局部発振部に2系統のPLL周波数シンセサ
イザを備え、互いを交互にロックアップさせて、その出
力を高周波スイッチで選択することにより、周波数掃引
時間を従来の2分の1に短縮することができる。
【0042】なお、上記の実施の形態では、各局部発振
部におけるPLL周波数シンセサイザの数を2とした
が、PLL周波数シンセサイザの数を3以上の整数nと
した場合は、掃引時間をn分の1に短縮することができ
る。
【0043】(第2の実施の形態)図3は、本発明の第
2の実施の形態の選択レベル測定装置の構成を示すブロ
ック図である。図3において図1と同一の符号を付した
構成要素は、それぞれ同一の構成を有し、同一の動作を
行う。
【0044】本発明の第2の実施の形態の選択レベル測
定装置は、第1の実施の形態の選択レベル測定装置に対
して、第1のPLL周波数シンセサイザ3aおよび第2
のPLL周波数シンセサイザ3cに入力される分周比デ
ータ信号を選択するスイッチ14乃至16を第1局部発振部
3に付加し、また、第3のPLL周波数シンセサイザ4
aおよび第4のPLL周波数シンセサイザ4cに入力さ
れる分周比データ信号を選択するスイッチ17乃至19を第
2局部発振部4に付加したものである。
【0045】図3に示すように、本発明の第2の実施の
形態の選択レベル測定装置は、第1局部発振部3に第1
のPLL周波数シンセサイザ3aと、第1の高周波スイ
ッチ3bと、第2のPLL周波数シンセサイザ3cと、
スイッチ14乃至16とを備え、第2局部発振部4に第3の
PLL周波数シンセサイザ4aと、第2の高周波スイッ
チ4bと、第4のPLL周波数シンセサイザ4cと、ス
イッチ17乃至19とを備えている。第1局部発振部3およ
び第2局部発振部4以外の構成要素は、図1に示した第
1の実施の形態と同一の構成を有し、同一の動作を行
う。
【0046】スイッチ14乃至19は、制御部7からのスイ
ッチ制御信号20によって、第1のPLL周波数シンセサ
イザ3aおよび第2のPLL周波数シンセサイザ3cに
入力される分周比データ信号8を選択するように動作す
る。スイッチ制御信号20は、スイッチ14乃至19を制御す
る信号であり、スイッチ14乃至19に入力される。
【0047】図4は、本発明の第2の実施の形態の選択
レベル測定装置における第1乃至第4のPLL周波数シ
ンセサイザ3a、3c、4a、4cの出力周波数が時間
tに対して変化する様子と、スイッチ14乃至19の時間t
に対するスイッチング動作とを示す図である。
【0048】図4において、第1の実施の形態の選択レ
ベル測定装置と同様に、第1のPLL周波数シンセサイ
ザ3aと第3のPLL周波数シンセサイザ4aとは同期
している。また、第2のPLL周波数シンセサイザ3c
と第4のPLL周波数シンセサイザ4cとは同期してい
る。
【0049】ここで、第1のPLL周波数シンセサイザ
3aおよび第3のPLL周波数シンセサイザ4aのロッ
クアップ動作を開始する場合、制御部7からのスイッチ
制御信号20によってスイッチ14乃至16を第1のPLL周
波数シンセサイザ3a側に切り換え、分周比データ信号
8を第1のPLL周波数シンセサイザ3aに入力する。
また、同時にスイッチ17乃至19を第3のPLL周波数シ
ンセサイザ4a側に切り換え、分周比データ信号8を第
4のPLL周波数シンセサイザ4aに入力する。
【0050】一方、第2のPLL周波数シンセサイザ3
cおよび第4のPLL周波数シンセサイザ4cのロック
アップ動作を開始する場合は、第1のPLL周波数シン
セサイザ3aおよび第3のPLL周波数シンセサイザ4
aのロックアップ動作を開始する場合と同様に、制御部
7からのスイッチ制御信号20によってスイッチ14乃至16
を第1のPLL周波数シンセサイザ3c側に切換えると
共に、スイッチ17乃至19を第3のPLL周波数シンセサ
イザ4c側に切り換えて、分周比データ信号8を第2の
PLL周波数シンセサイザ3cおよび第4のPLL周波
数シンセサイザ4cに入力する。
【0051】上記の動作と、第1の実施の形態の動作と
を組み合わせることで、周波数ステップ切換時間10また
は11中に第1番目および第2番目の測定周波数のレベル
検出動作を2回行うことができる。
【0052】以上のように本発明の第2の実施の形態に
よれば、第1乃至第4のPLL周波数シンセサイザに入
力する分周比データ信号を伝達する信号線をスイッチで
選択することで、従来例および第1の実施の形態で12
本必要であった分周比データ信号線を6本に削減できる
ので、回路規模を小型化できる。したがって、周波数掃
引時間を2分の1に短縮した小型の選択レベル測定装置
を簡単な構成で実現することができる。
【0053】なお、上記の実施の形態では、各局部発振
部におけるPLL周波数シンセサイザの数を2とした
が、PLL周波数シンセサイザの数を3以上の整数nと
した場合は、掃引時間をn分の1に短縮することができ
る。
【0054】(第3の実施の形態)図5は、本発明の第
3の実施の形態の選択レベル測定装置の構成を示すブロ
ック図である。図5において、図1と同一の符号を付し
た構成要素は、それぞれ同一の構成を有し、同一の動作
を行う。
【0055】本発明の第3の実施の形態の選択レベル測
定装置は、第1の実施の形態の選択レベル測定装置にお
いて、第1のPLL周波数シンセサイザ3aおよび第2
のPLL周波数シンセサイザ4aに共通のクロック信号
およびデータ信号を入力し、また、第3のPLL周波数
シンセサイザ3cおよび第4のPLL周波数シンセサイ
ザ4cに共通のクロック信号およびデータ信号を入力
し、前記各PLL周波数シンセサイザのそれぞれに個別
のロードイネーブル信号を入力するように構成した。
【0056】図5に示すように、本発明の第3の実施の
形態の選択レベル測定装置は、第1局部発信部3内の第
1のPLL周波数シンセサイザ3aおよび第2のPLL
周波数シンセサイザ3cへそれぞれロードイネーブル信
号を個別に入力できるよう第1のロードイネーブル信号
24および第2のロードイネーブル信号27を備え、また、
第1のPLL周波数シンセサイザ3aおよび第2のPL
L周波数シンセサイザ3cへ共通にデータ信号およびク
ロック信号を入力できるよう第1のデータ信号25および
第1のクロック信号26を備えている。
【0057】一方、第3のPLL周波数シンセサイザ4
aおよび第4のPLL周波数シンセサイザ4cへそれぞ
れロードイネーブル信号を個別に入力できるよう第3の
ロードイネーブル信号28および第4のロードイネーブル
信号31を備え、また、第3のPLL周波数シンセサイザ
4aおよび第4のPLL周波数シンセサイザ4cヘ共通
のデータ信号およびクロック信号を入力できるよう第2
のデータ信号29および第2のクロック信号30を備えてい
る。これ以外の構成と動作は第1の実施の形態と同一で
ある。
【0058】図6は、本発明の第3の実施の形態の選択
レベル測定装置における第1乃至第4のPLL周波数シ
ンセサイザ3a、3c、4a、4cの出力周波数が時間
tに対して変化する様子と、時間tに対する分周比デー
タ信号の入力方法を示した図である。
【0059】図6において、第1の実施の形態と同様
に、第1のPLL周波数シンセサイザ3aと第3のPL
L周波数シンセサイザ4aは同期している。また、第2
のPLL周波数シンセサイザ3cと第4のPLL周波数
シンセサイザ4cは同期している。
【0060】第1番目の測定周波数のレベル検出動作を
行う場合、第1のデータ信号入力時間57中に制御部7か
ら第1乃至第4のPLL周波数シンセサイザ3a、3
c、4a、4cヘ第1のクロック信号26および第2のク
ロック信号30と第1のデータ信号25および第2のデータ
信号29とが入力される。また、第1のPLL周波数シン
セサイザ3aおよび第3のPLL周波数シンセサイザ4
aに、第1のロードイネーブル信号24および第3のロー
ドイネーブル信号28が第1のロードイネーブル信号入力
時間59中に入力され、第1のPLL周波数シンセサイザ
3aおよび第3のPLL周波数シンセサイザ4aはロッ
クアップ動作を開始する。しかし、第2のPLL周波数
シンセサイザ3cおよび第4のPLL周波数シンセサイ
ザ4cはデータ信号25および29、並びにクロック信号26
および30が入力されているが、ロードイネーブル信号27
および31が入力されないのでロックアップ動作を開始す
ることはない。第1のPLL周波数シンセサイザ3aお
よび第3のPLL周波数シンセサイザ4aのロックアッ
プ動作完了後において、レベル検出時間12(例えば1m
s)以内に第1のPLL周波数シンセサイザ3aおよび
第3のPLL周波数シンセサイザ4aの出力周波数によ
って決定される第1番目の測定周波数のレベル検出を行
う。
【0061】また、第1のPLL周波数シンセサイザ3
aおよび第3のPLL周波数シンセサイザ4aがロック
アップ動作を開始し、ロックアップ動作を完了するまで
の期間に、第2の測定周波数のレベル検出動作を行うた
めの分周比データ、つまり、第1のクロック信号26およ
び第2のクロック信号30、並びに第1のデータ信号25お
よび第2のデータ信号29を第2のデータ信号入力時間58
中に第1乃至第4のPLL周波数シンセサイザ3a、3
c、4a、4cに入力する。第1のPLL周波数シンセ
サイザ3aおよび第3のPLL周波数シンセサイザ4a
のレベル検出動作が完了した後の第2のロードイネーブ
ル信号入力時間60中に、第2ロードイネーブル信号27お
よび第4のロードイネーブル信号31が第2のPLL周波
数シンセサイザ3cおよび第4のPLL周波数シンセサ
イザ4cに入力され、第2のPLL周波数シンセサイザ
3cおよび第4のPLL周波数シンセサイザ4cはロッ
クアップ動作を開始する。ここで、第1のPLL周波数
シンセサイザ3aおよび第3のPLL周波数シンセサイ
ザ4aには、データ信号25および29、並びにクロック信
号26および30が入力されているが、ロードイネーブル信
号24および28が入力されていないので、ロックアップ動
作を開始することはない。第2のPLL周波数シンセサ
イザ3cおよび第4のPLL周波数シンセサイザ4cの
ロックアップ動作完了後において、レベル検出時間13
(例えば1ms)以内に第2のPLL周波数シンセサイ
ザ3cおよび第4のPLL周波数シンセサイザ4cの出
力周波数によって決定される第2番目の測定周波数のレ
ベル検出を行う。
【0062】上記の動作を交互に繰り返すことで、周波
数ステップ切換時間10または11(例えば、1ms)中
に、第1番目および第2番目の測定周波数のレベル検出
動作を2回行うことができる。したがって、周波数掃引
時間は従来のものに比べ2分の1に短縮することができ
る。また、従来例および第1の実施の形態において12
本必要であった分周比データ信号線を8本に削減するこ
とができる。
【0063】以上のように本発明の第3の実施の形態に
よれば、データ信号およびクロック信号を共有すること
で、従来12本必要であった分周比データ信号線を8本
に削減でき、回路規模を小型化できる。したがって、周
波数掃引時間を2分の1に短縮した選択レベル測定装置
を簡単な構成で実現することができる。
【0064】なお、上記の実施の形態では各局部発振部
においてPLL周波数シンセサイザ数を2としたが、P
LL周波数シンセサイザ数を3以上の整数nとした場合
は、掃引時間をn分の1に短縮することができる (第4の実施の形態)本発明の第4の実施の形態の選択
レベル測定装置は、図1に示した第1の実施の形態の選
択レベル測定装置と構成は同一であり、異なる点は各P
LL周波数シンセサイザのロックアップ動作のタイミン
グと高周波スイッチの切換タイミングを変更した点であ
る。
【0065】図7は、本発明の第4の実施の形態におけ
る第1のPLL周波数シンセサイザ3a、第2のPLL
周波数シンセサイザ3c、第3のPLL周波数シンセサ
イザ4aおよび第4のPLL周波数シンセサイザ4cの
出力周波数が時間tに対して変化する様子と高周波スイ
ッチ3bおよび4bの時間tに対するスイッチング動作
を示す図である。第1乃至第4のPLL周波数シンセサ
イザのロックアップ動作は同期しており、周波数ステッ
プの切換時間36(例えば、1ms)以内にロックアップ
動作を完了する。
【0066】ロックアップ完了後、制御部7からの高周
波スイッチ制御信号9によって高周波スイッチ3bおよ
び4bがそれぞれ第1のPLL周波数シンセサイザ3
a、第3のPLL周波数シンセサイザ4a側に切り換わ
り、第1のPLL周波数シンセサイザ3aおよび第3の
PLL周波数シンセサイザ4aの出力信号がミキサ2a
および2cに入力される。したがって、レベル検出時間
32においては、第1のPLL周波数シンセサイザ3aお
よび第3のPLL周波数シンセサイザ4aの出力周波数
によって決定される第1番目の測定周波数のレベル検出
が可能となる。
【0067】同様に、レベル検出時間33においては第1
のPLL周波数シンセサイザ3aおよび第4のPLL周
波数シンセサイザ4cの出力周波数によって、またレベ
ル検出時間34においては第2のPLL周波数シンセサイ
ザ3cおよび第3のPLL周波数シンセサイザ4aの出
力周波数によって、またレベル検出時間35においては第
2のPLL周波数シンセサイザ3cおよび第4のPLL
周波数シンセサイザ4cの出力周波数によってそれぞれ
決定される第2番目乃至第4番目の測定周波数のレベル
検出が可能となる。ここで、各レベル検出時間32乃至35
は、高周波スイッチ3bおよび4bの切換速度とレベル
検出部6の検出速度によって制限されるが、その値は約
0.05msであり、PLL周波数シンセサイザのロックア
ップタイム(約0.8ms)に対して非常に短い。
【0068】上記の動作を交互に繰り返すことで、周波
数ステップ切換時間36(例えば1ms)以内に、第1番
目乃至第4番目の測定周波数のレベル検出動作を4回行
うことができる。したがって、周波数掃引時間は従来の
ものに比べ4分の1に短縮することができる。
【0069】以上のように本発明の第4の実施の形態に
よれば、各局部発振部に2系統のPLL周波数シンセサ
イザを備えて、それぞれを同時にロックアップさせて、
その出力も高周波スイッチで高速に選択することで、周
波数掃引時間を従来の4分の1に短縮することができ
る。したがって、周波数掃引時間を4分の1に短縮した
選択レベル測定装置を実現することができる。
【0070】なお、上記の実施の形態では各局部発振部
においてPLL周波数シンセサイザ数を2としたが、P
LL周波数シンセサイザ数を3以上の整数nとした場合
は、掃引時間をn2分の1に短縮することができる。
【0071】(第5の実施の形態)図8は、本発明の第
5の実施の形態の選択レベル測定装置の構成を示すブロ
ック図である。本発明の第5の実施形態の選択レベル測
定装置は、図12に示した従来の選択レベル測定装置に
複数の周波数スペクトルを表示する機能を備えた表示部
38を追加した構成を有する。
【0072】図8において、被測定信号fはチューナ部
2によって第2の中間周波数信号(IF2)に変換さ
れ、レベル検出部6によってレベル検出される。検出さ
れた信号レベルデータは制御部7を経て、表示部38にお
いて第1の表示画面39および第2の表示画面40に表示さ
れる。
【0073】チューナ部2は、第1の周波数周波数掃引
ステップ幅および第2の周波数周波数掃引ステップ幅で
周波数掃引する機能を有している。第1の周波数周波数
掃引ステップ幅および第2の周波数周波数掃引ステップ
幅は、チューナ部2における第1の位相比較周波数fRE
F1(例えば、512kHz)と第2の位相比較周波数fREF2
(例えば、320kHz)の最大公約数である64kHzの倍
数で設定でき、例えば、第1の周波数掃引ステップ幅を
64×12=768kHz、第2の周波数掃引ステップ幅を64k
Hzのように設定できる。
【0074】表示部38における第1の表示画面39は被測
定周波数fが第1の表示開始周波数fs1から第1の表示
終了周波数fe1(≧fs1)である場合の周波数スペクト
ルを表示する。表示部38における第2の表示画面40は被
測定周波数fが第2表示開始周波数fs2(≧fs1)から
第2表示終了周波数fe2(≦fe1、かつ、≧fs2)であ
る場合、第1の表示画面39より狭帯域である周波数スペ
クトルを表示する。
【0075】ここで、被測定周波数fが第1の表示画面
39内の帯域、かつ、第2の表示画面40外の帯域(fs1≦
f≦fs2、かつ、fe2≦f≦fe1)である場合、第1の
周波数掃引ステップ幅を用いて周波数掃引を行い、第1
の表示画面39に入力信号のレベルを表示する。また、被
測定周波数fが第2の表示画面内の帯域(fs2≦f≦f
e2)である場合、第2の周波数ステップ幅を用いて周波
数掃引を行い、第1の表示画面39および第2の表示画面
40に入力信号のレベルを同時に表示する。
【0076】上記の動作に示すように、広帯域掃引中に
第1の周波数掃引ステップ幅および第2の周波数掃引ス
テップ幅で周波数掃引を行うことで広帯域スペクトルと
狭帯域スペクトルを同時に測定することができる。
【0077】このように、本発明の第5の実施の形態に
よれば、広帯域スペクトルと特定の狭帯域スペクトルを
同時に測定できる選択レベル測定装置を実現することが
できる。
【0078】なお、上記の実施の形態では第1の周波数
掃引ステップ幅と第2の周波数掃引ステップ幅を異なる
値に設定したが、同一の周波数掃引ステップ幅としても
問題ない。また、上記の実施の形態では表示画面数を2
としたが、表示画面数を3以上の整数nとした場合は、
n種類の帯域幅のスペクトルをn枚の画面に表示するこ
とができる。
【0079】(第6の実施の形態)図9は、本発明の第
6の実施の形態の選択レベル測定装置の構成を示すブロ
ック図である。本発明の第6の実施形態の選択レベル測
定装置は、図1に示した第1の実施の形態の選択レベル
測定装置に複数の周波数スペクトルを表示する機能を備
えた表示部38を追加した構成を有する。
【0080】図9において、被測定信号fは第1のPL
L周波数シンセサイザ3aと第3のPLL周波数シンセ
サイザ4aとチューナ部2を用いた第1の周波数変換部
43、または、第2のPLL周波数シンセサイザ3cと第
4のPLL周波数シンセサイザ4cとチューナ部2を用
いた第2の周波数変換部44のいずれかにより第2の中間
周波数信号(IF2)に変換され、レベル検出部6によ
ってレベル検出される。検出された信号レベルデータ
は、制御部7を経て、表示部38に測定結果を表示する。
第1の周波数変換部43を用いた場合は第1の表示画面39
に、第2の周波数変換部44を用いた場合は第2の表示画
面40に表示される。
【0081】第1の周波数変換部43は、表示部38におけ
る第1の表示画面39の帯域(fs1〜fe1)を第1の周波
数掃引ステップ幅(例えば、768kHz)で掃引する。第
2の周波数変換部44は、表示部38における第2の表示画
面40の帯域(fs2〜fe2)を第2の周波数掃引ステップ
幅(例えば、64kHz)で掃引する。ここで、第2の表
示画面40の帯域(fs2〜fe2)は第1の表示画面の帯域
39(fs1〜fe1)内である必要はない。その他の動作は
第1の実施の形態と同様である。
【0082】上記の動作により、周波数掃引ステップ幅
を変更して、独立した2つの帯域における広帯域スペク
トルと狭帯域スペクトルを同時、かつ、高速に測定する
ことができる。
【0083】以上のように本発明の第6の実施の形態に
よれば、異なる二つの帯域の周波数掃引を各局部発振部
に備えた二つのPLL周波数シンセサイザでそれぞれ分
担することで、広帯域スペクトルと狭帯域スペクトルを
同時に、かつ、高速に測定ことができる。
【0084】なお、上記の実施の形態では第1の周波数
掃引ステップ幅と第2の周波数掃引ステップ幅を異なる
値に設定したが、同一の周波数掃引ステップ幅としても
問題ない。また、上記の実施の形態では第1の表示画面
39と第2の表示画面40の帯域幅を異なる値に設定した
が、帯域幅を同一とすることができる。さらに、上記の
実施の形態では表示画面数を2としたが、表示画面数を
3以上の整数nとした場合は、n個の変換部を有するこ
とでn種類の帯域幅のスペクトルをn枚の画面に表示す
ることができる。
【0085】(第7の実施の形態)図10は、本発明の
第7の実施の形態の選択レベル測定装置の構成を示すブ
ロック図である。本発明の第7の実施の形態の選択レベ
ル測定装置は、図9に示した第6の実施の形態の選択レ
ベル測定装置の制御部7に閾値45を設定可能な構成とし
た。
【0086】図10において、第1周波数変換部43は、
第1の表示画面の帯域(例えば、1MHz〜1GHzの広
帯域)内を第1の周波数掃引ステップ幅(例えば、768
kHz)で掃引する。被測定信号f(例えば周波数fa)
のレベルが、設定された閾値45を超えたとする。ここ
で、制御部7は被測定信号fの周波数fa(例えば、500
MHz)を記憶して、第2の表示画面の帯域を周波数fa
の近傍(例えば、499.5MHz〜500.5MHzの狭帯域)に
自動的に設定を行う。第2の周波数変換部44は、制御部
7において設定された上記周波数faの近傍(例えば、4
99.5MHz〜500.5MHz)を第2の周波数掃引ステップ
幅(例えば、64kHz)で掃引する。
【0087】上記の動作により、閾値を設定すること
で、広帯域スペクトルと同時に測定する狭帯域スペクト
ルの測定範囲を、自動的に設定できる選択レベル測定装
置を実現できる。
【0088】このように、本発明の第7の実施の形態に
よれば、広帯域スペクトルと同時に測定する狭帯域スペ
クトルの測定範囲を、自動的に設定できる選択レベル測
定装置を実現できる。
【0089】なお、上記の実施の形態では、チューナ部
に第6の実施の形態の構成を採用したが、チューナ部に
第5の実施の形態の構成を採用した場合は、広帯域スペ
クトルを測定して、被測定信号fのレベルが閾値を超え
る場合に狭帯域スペクトルの帯域を自動的に設定でき
る。また、上記の実施の形態では閾値数を1としたが、
閾値数を2以上の整数nとした場合は、n+1個の変換
部とn個の閾値を有することでn+1種類の帯域幅のス
ペクトルをn+1枚の画面に表示することができる。
【0090】(第8の実施の形態)図11は、本発明の
第8の実施の形態の選択レベル測定装置の構成を示すブ
ロック図である。本発明の第8の実施形態の選択レベル
測定装置は、図9に示した第6の実施の形態の選択レベ
ル測定装置の制御部7において周波数fmを設定できる
構成とした。
【0091】第1の周波数変換部43は第1表示画面の帯
域(例えば1MHz〜1GHzの広帯域)内を第1の周波
数掃引ステップ幅(例えば、768kHz)で掃引する。第
2の周波数変換部44はあらかじめ設定された周波数(例
えば、300MHz)の近傍の帯域(例えば、299MHz〜30
1MHzの狭帯域)内を第2の周波数掃引のステップ幅
(例えば、64kHz)で掃引する。
【0092】上記の動作により、周波数をあらかじめ設
定することで、広帯域スペクトルと同時に測定する狭帯
域スペクトルの測定範囲を自動的に設定できる選択レベ
ル測定装置を実現できる。
【0093】このように、本発明の第7の実施の形態に
よれば、広帯域スペクトルと同時に測定する狭帯域スペ
クトルの測定範囲を予め任意に設定可能な選択レベル測
定装置を実現できる。
【0094】なお、上記の実施の形態ではチューナ部に
第6の実施の形態の構成を採用したが、チューナ部に第
5の実施の形態の構成を採用した場合は、周波数を設定
することで、広帯域スペクトルと同時に測定する狭帯域
スペクトルの測定範囲を予め任意に設定可能となる。ま
た、上記の実施の形態では周波数の設定数を1とした
が、周波数の設定数を2以上の整数nとした場合は、n
+1の変換部とn個の周波数を有することでn+1種類
の任意の帯域のスペクトルをn+1枚の画面に表示する
ことができる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、第1局
部発振部に備えた第kのPLL周波数シンセサイザと第
2局部発振部に備えた第n+k(nは2以上の整数、k
は1からnまでの整数)のPLL周波数シンセサイザの
ロックアップ動作およびレベル検出動作を同期させると
ともに、k=1乃至nについて循環的に切り替えること
により、周波数掃引時間をn分の1に短縮することが可
能になるという優れた効果を有する選択レベル測定装置
を提供することができる。
【0096】また、第1乃至第nのPLL周波数シンセ
サイザに入力される分周比データ信号を選択するスイッ
チを第1局部発振部に備え、かつ、第n+1乃至第2n
のPLL周波数シンセサイザに入力される分周比データ
信号を選択するスイッチを第2局部発振部に備えること
により、周波数掃引時間をn分の1に短縮可能な選択レ
ベル測定装置を簡単な構成で実現することが可能になる
という優れた効果を有する選択レベル測定装置を提供す
ることができる。
【0097】さらに、第1乃至第nのPLL周波数シン
セサイザに共通のクロック信号およびデータ信号を第1
局部発振部に入力し、また、第n+1乃至第2nのPL
L周波数シンセサイザに共通のクロック信号およびデー
タ信号を第2局部発振部に入力し、前記各PLL周波数
シンセサイザにロードイネーブル信号を入力することに
より、周波数掃引時間をn分の1に短縮可能な選択レベ
ル測定装置を簡単な構成で実現することが可能になると
いう優れた効果を有する選択レベル測定装置を提供する
ことができる。
【0098】そして、第1乃至第2nのPLL周波数シ
ンセサイザのロックアップ動作を同時に行い、レベル検
出動作時に第1の高周波スイッチおよび第2の高周波ス
イッチを高速に切り替えることにより、周波数掃引時間
をn2分の1に短縮することが可能になるという優れた
効果を有する選択レベル測定装置を提供することができ
る。
【0099】また、第1の周波数掃引ステッブ幅で広帯
域掃引を行い、所定の帯域内においてのみ前記第1の周
波数掃引ステップ幅よりも小さい第2の周波数掃引ステ
ップ幅で狭帯域掃引を行うことにより、広帯域スペクト
ルと特定の狭帯域スペクトルを同時に測定することが可
能になるという優れた効果を有する選択レベル測定装置
を提供することができる。
【0100】さらに、第1局部発振部に備えた第kのP
LL周波数シンセサイザと前記第2局部発振部に備えた
第n+kのPLL周波数シンセサイザのロックアップ動
作およびレベル検出動作を同期させるとともに、k=1
乃至nについて循環的に切り替え、かつ、前記kの値に
応じて異なる帯域幅の掃引を行うことにより、帯域幅の
異なるn種類のスペクトルを同時かつ高速に測定するこ
とが可能になるという優れた効果を有する選択レベル測
定装置を提供することができる。
【0101】そして、所定帯域の掃引において所定のレ
ベルを越える入力信号を検出した場合に、前記入力信号
の周波数近傍を前記所定帯域よりも狭い帯域で掃引する
ことにより、広帯域スペクトルと同時に測定する狭帯域
スペクトルの測定範囲を自動的に設定可能になるという
優れた効果を有する選択レベル測定装置を提供すること
ができる。
【0102】また、予め設定された周波数近傍を狭帯域
掃引することにより、広帯域スペクトルと同時に測定す
る狭帯域スペクトルの測定範囲を予め任意に設定可能に
なるという優れた効果を有する選択レベル測定装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の選択レベル測定装
置の構成を示すブロック図、
【図2】本発明の第1の実施の形態における局部発振部
のタイムチャートを示す図、
【図3】本発明の第2の実施の形態の選択レベル測定装
置の構成を示すブロック図、
【図4】本発明の第2の実施の形態における局部発振部
のタイムチャートを示す図、
【図5】本発明の第3の実施の形態の選択レベル測定装
置の構成を示すブロック図、
【図6】本発明の第3の実施の形態における局部発振部
のタイムチャートを示す図、
【図7】本発明の第4の実施の形態における局部発振部
のタイムチャートを示す図、
【図8】本発明の第5の実施の形態の選択レベル測定装
置の構成を示すブロック図、
【図9】本発明の第6の実施の形態の選択レベル測定装
置の構成を示すブロック図、
【図10】本発明の第7の実施の形態の選択レベル測定
装置の構成を示すブロック図、
【図11】本発明の第8の実施の形態の選択レベル測定
装置の構成を示すブロック図、
【図12】従来の選択レベル測定装置の構成を示す部ブ
ロック図、
【図13】PLL周波数シンセサイザ部の構成を示すブ
ロック図、
【図14】従来の選択レベル測定装置におけるPLL周
波数シンセサイザ部のタイムチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 チューナー部 3 第1局部発振部 3a 第1のPLL周波数シンセサイザ 3b 第1の高周波スイッチ 3c 第2のPLL周波数シンセサイザ 4 第2局部発振部 4a 第3のPLL周波数シンセサイザ 4b 第2の高周波スイッチ 4c 第4のPLL周波数シンセサイザ 5 第2帯域制限フィルタ 6 レベル検出部 7 制御部 8 分周比データ信号 9 高周波スイッチ制御信号 20 高周波スイッチ制御信号 24、27、28、31 ロードイネーブル信号 25、29 データ信号 26、30 クロック信号 45 閾値 56 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 1/26 H03L 7/18 E (72)発明者 斎藤 裕 石川県金沢市彦三町二丁目1番45号 株式 会社松下通信金沢研究所内 (72)発明者 塩谷 宏行 石川県金沢市彦三町二丁目1番45号 株式 会社松下通信金沢研究所内 (72)発明者 田苗 弘 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5J106 PP03 QQ03 QQ09 RR03 RR12 RR20 5K020 AA07 BB04 DD26 GG04 GG10 GG12 LL01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1局部発振部および第2局部発振部の
    周波数を同時に変化させて高速周波数掃引を行う選択レ
    ベル測定装置であって、前記第1局部発振部に第1乃至
    第n(nは2以上の整数)のPLL周波数シンセサイザ
    とそれらの出力を選択する第1の高周波スイッチとを備
    え、また、前記第2局部発振部に第n+1乃至第2nの
    PLL周波数シンセサイザとそれらの出力を選択する第
    2の高周波スイッチとを備え、前記第1局部発振部に備
    えた第k(kは1からnまでの整数)のPLL周波数シ
    ンセサイザと前記第2部発振部に備えた第n+kのPL
    L周波数シンセサイザのロックアップ動作およびレベル
    検出動作を同期させるとともに、k=1乃至nを循環的
    に切り替えることを特徴とする選択レベル測定装置。
  2. 【請求項2】 第1乃至第nのPLL周波数シンセサイ
    ザに入力される分周比データ信号を選択するスイッチを
    第1局部発振部に備え、また、第n+1乃至第2nのP
    LL周波数シンセサイザに入力される分周比データ信号
    を選択するスイッチを第2局部発振部に備えたことを特
    徴とする請求項1記載の選択レベル測定装置。
  3. 【請求項3】 第1乃至第nのPLL周波数シンセサイ
    ザに共通のクロック信号およびデータ信号を入力し、ま
    た、第n+1乃至第2nのPLL周波数シンセサイザに
    共通のクロック信号およびデータ信号を入力し、前記各
    PLL周波数シンセサイザに個別のロードイネーブル信
    号を入力することを特徴とする請求項1記載の選択レベ
    ル測定装置。
  4. 【請求項4】 第1局部発振部および第2局部発振部の
    周波数を同時に変化させて高速周波数掃引を行う選択レ
    ベル測定装置であって、前記第1局部発振部に第1乃至
    第n(nは2以上の整数)のPLL周波数シンセサイザ
    とそれらの出力を選択する第1の高周波スイッチとを備
    え、また、前記第2局部発振部に第n+1乃至第2nの
    PLL周波数シンセサイザとそれらの出力を選択する第
    2の高周波スイッチとを備え、前記第1乃至第2nのP
    LL周波数シンセサイザのロックアップ動作を同時に行
    い、レベル検出動作時に前記第1の高周波スイッチおよ
    び第2の高周波スイッチを高速に切り替えることを特徴
    とする選択レベル測定装置。
  5. 【請求項5】 第1局部発振部および第2局部発振部の
    周波数を同時に変化させて高速周波数掃引を行う選択レ
    ベル測定装置であって、第1の周波数掃引ステッブ幅で
    広帯域掃引を行い、所定の帯域内においてのみ前記第1
    の周波数掃引ステップ幅よりも小さい第2の周波数掃引
    ステップ幅で狭帯域掃引を行うことを特徴とする選択レ
    ベル測定装置。
  6. 【請求項6】 第1局部発振部に第1乃至第nのPLL
    周波数シンセサイザとそれらの出力を選択する第1の高
    周波スイッチとを備え、また、第2局部発振部に第n+
    1乃至第2nのPLL周波数シンセサイザとそれらの出
    力を選択する第2の高周波スイッチとを備え、前記第1
    局部発振部に備えた第kのPLL周波数シンセサイザと
    前記第2局部発振部に備えた第n+kのPLL周波数シ
    ンセサイザのロックアップ動作およびレベル検出動作を
    同期させるとともに、k=1乃至nを循環的に切り替
    え、かつ、前記kの値に応じて異なる帯域幅の掃引を行
    うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の
    選択レベル測定装置。
  7. 【請求項7】 所定帯域の掃引において所定のレベルを
    越える入力信号を検出した場合に、前記入力信号の周波
    数近傍を前記所定帯域よりも狭い帯域で掃引することを
    特徴とする請求項5または6記載の選択レベル測定装
    置。
  8. 【請求項8】 予め設定された周波数近傍を狭帯域掃引
    することを特徴とする請求項5または6記載の選択レベ
    ル測定装置。
JP34034699A 1999-11-30 1999-11-30 選択レベル測定装置 Pending JP2001153900A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34034699A JP2001153900A (ja) 1999-11-30 1999-11-30 選択レベル測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34034699A JP2001153900A (ja) 1999-11-30 1999-11-30 選択レベル測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001153900A true JP2001153900A (ja) 2001-06-08

Family

ID=18336066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34034699A Pending JP2001153900A (ja) 1999-11-30 1999-11-30 選択レベル測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001153900A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014190963A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Anritsu Corp ミリ波帯スペクトラム解析装置および解析方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014190963A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Anritsu Corp ミリ波帯スペクトラム解析装置および解析方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6233529B1 (en) Frequency spectrum analyzer having time domain analysis function
JP3311889B2 (ja) サンプリング信号発生回路
JPS6096029A (ja) 信号発生器
EP0297589B1 (en) Signal analyzer apparatus with analog partial sweep function
US5497128A (en) Local oscillator system and frequency switching method for minimizing spurious components
US6040738A (en) Direct conversion receiver using single reference clock signal
WO2010035646A1 (ja) 周波数特性測定装置
JPH11118847A (ja) スペクトラムアナライザ
JPH08201449A (ja) スペクトラムアナライザ
JPH11264847A (ja) スペクトラム・アナライザ
JP2003149279A (ja) ネットワーク・アナライザ及びrf測定方法
JP2001153900A (ja) 選択レベル測定装置
CN114567389B (zh) 航空电台信号源生成装置
US6265861B1 (en) Frequency spectrum analyzer with high C/N ratio
JPH08233875A (ja) イメージ周波数除去装置及びこれを用いたスペクトラムアナライザ
CN113419111B (zh) 一种频谱分析仪和用于频谱分析仪的信号扫描方法
JPH0795687B2 (ja) 周波数シンセサイザ
JP2011127994A (ja) 測定装置及び周波数切替方法
JP3155481B2 (ja) 選択レベル測定装置
JP2848156B2 (ja) 周波数可変形高周波発振回路
KR920009010B1 (ko) 텔리비젼 튜너의 주파수 합성 동조 회로 및 방식
JPS63155848A (ja) 信号電力検出回路
JP3479279B2 (ja) 周波数発生回路
JPH01215124A (ja) 掃引周波数発生回路
JPH06244719A (ja) 周波数シンセサイザ

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040330