JP2001153392A - 空気調和機の室内ユニット - Google Patents
空気調和機の室内ユニットInfo
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- JP2001153392A JP2001153392A JP2000322956A JP2000322956A JP2001153392A JP 2001153392 A JP2001153392 A JP 2001153392A JP 2000322956 A JP2000322956 A JP 2000322956A JP 2000322956 A JP2000322956 A JP 2000322956A JP 2001153392 A JP2001153392 A JP 2001153392A
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Abstract
して快適空調を確保するとともに、製作および組立ての
簡単化を図り、コストの低減を得られる空気調和機の室
内ユニットを提供する。 【解決手段】吸込み口2a,2bと吹出し口20を備
え、前面パネル2と後板3とから構成されるユニット本
体1、側面視で逆V字状となし前側熱交換器7Aと後側
熱交換器7Bとから構成される熱交換器7、吸込み口か
ら室内空気を吸込んで熱交換器に流通させ、熱交換した
あと送風路18を介して吹出し口から送風する送風機1
1とを具備し、前側熱交換器と後側熱交換器のそれぞれ
下部に配置される前ドレンパン9Aおよび後ドレンパン
9B、送風路の内側に位置し、かつ前ドレンパンと後ド
レンパン相互に亘って架設され、後ドレンパンに集水さ
れたドレン水を前ドレンパンへ流通案内する左右樋部1
7A,17Bとを具備した。
Description
形成される熱交換器を備えた空気調和機の室内ユニット
に係り、特に、上記熱交換器から滴下するドレン水の処
理構造の改良に関する。
調室に配置される室内ユニットと、屋外に配置される室
外ユニットからなり、これらユニット相互を冷媒管およ
び電気配線で接続してなる。
小形化と、据付スペース低減の要望が大であり、各メー
カにおいては、このような条件を満足しつつ、熱交換能
力の増大を図らなければならない。
4−106425号公報に開示されるように、本体と前
面パネルにそれぞれ対向するように逆V字状に形成し
て、前側熱交換器と後側熱交換器とからなる熱交換器を
配置し、この熱交換器の下部に送風機を配置した空気調
和機の室内ユニットがある。
換面積を充分確保するとともに、熱交換器自体の高さ寸
法を抑制し、それによってユニット本体の高さ寸法の低
減化を得ている。
逆V字状に形成される熱交換器を備えると、熱交換作用
にともなって前側熱交換器および後側熱交換器にドレン
水が同時に生成される。これらドレン水は、各熱交換器
の下部に配置されるドレンパンに滴下し、集水される。
いが、前パネルと後板に対して、前側熱交換器のドレン
水を受ける前ドレンパンと、後側熱交換器のドレン水を
受ける後ドレンパンは、それぞれ別個に製作され、かつ
組み立てられている。
れを製作するのに必要な金型代がコストに悪影響を与え
ており、かつ組み立てた状態で互いの連結部分から熱膨
張などによる騒音(ピシ音)の発生がある。
たドレン水を、ここに設けられる複数の排水口から排水
するようになっているが、後ドレンパンの内側は送風機
回転時に負圧になっているので、排水口から熱交換前の
生空気を吸ってしまう。
が生じ易く、これらの露は送風路に滴下して、熱交換空
気とともに被空調室へ吹出されることもあり、快適空調
が損なわれる。
あり、その目的とするところは、逆V字状に形成される
熱交換器を備えることを前提として、この熱交換器で生
成されるドレン水を受けて、結露の生成を阻止し快適空
調を確保するとともに、製作および組立ての簡単化を図
り、コストの低減を得られる空気調和機の室内ユニット
を提供しようとするものである。
め、本発明の空気調和機の室内ユニットは、請求項1と
して、吸込み口および吹出し口を備え、前面パネルおよ
び後板とから構成されるユニット本体と、このユニット
本体内に配置され、側面視で逆V字状となし、上記ユニ
ット本体の前面側に位置する前側熱交換器および後側に
位置する後面側熱交換器とから構成される熱交換器と、
上記吸込み口から被空調室空気を吸込んで上記熱交換器
に流通させ、ここで熱交換したあと送風路を介して吹出
し口から送風する送風機とを具備し、上記熱交換器を構
成する前側熱交換器と後側熱交換器のそれぞれ下部に配
置される前ドレンパンおよび後ドレンパンと、上記送風
路の内側に位置し、かつ前ドレンパンと後ドレンパン相
互に亘って架設され、後ドレンパンに集水されたドレン
水を前ドレンパンへ流通案内する樋部とを具備したこと
を特徴とする。
レンパンと後ドレンパンおよびこれらを連通する上記樋
部は、全て上記後板に一体的に形成されることを特徴と
する。
レンパンおよび後ドレンパンを構成するリブは、互いに
同一方向の同一角度に突出形成されることを特徴とす
る。請求項4として、請求項1および請求項2記載の上
記樋部は、上記送風路の側端部に沿って設けられること
を特徴とする。
レンパンの端部は下方向に開口する排水口体部となって
おり、上記樋部は、その上端部に後ドレンパンの排水口
体部から排水されるドレン水を受ける受け部およびこの
受け部に連通され上記送風機の裏側に位置する垂直部
と、この垂直部下端から送風機の下部側に沿って延出さ
れ、上記前ドレンパンに連通する水平部とから構成され
ることを特徴とする。
記載の上記樋部は、その上部開口に沿って、上部開口を
閉成する蓋具が嵌着されることを特徴とする。請求項7
として、請求項6記載の上記蓋具は、上記樋部の垂直部
を閉成する部分の端部がパイプ部となっていて、上記後
ドレンパンの排水口体部に嵌挿されることを特徴とす
る。
記載の上記蓋具は、前ドレンパン側の端部に設けられる
ヒンジ部を介して、上記送風機のファンモータを後板に
押圧固定するモータ押さえ具が連結されることを特徴と
する。
記載の上記蓋具は、前ドレンパン側の端部に設けられる
ヒモ部を介して、上記送風機の軸受け具を有する軸受け
ベースが連結されることを特徴とする。
9記載の上記蓋具は、その上面が上記送風機を構成する
横流ファンの端板にラップするラップ部となることを特
徴とする。
備えることにより、請求項1の発明において、送風路内
側にドレン水を通すようにしたので、後側熱交換器から
滴下したドレン水を一旦外部へ出す孔が不要となり、し
たがって外部の生空気を吸込まずにすみ、露付き現象が
ない。
を一体化することによって、送風機やノーズなどの送風
系に対する組立て精度の向上を得られるとともに、熱膨
張などによる騒音(ピシ音)の発生を阻止する。
とも、突出方向を同一方向としたので、これら製作にあ
たって、金型からの型抜き方向が一致し、単純な構成の
金型ですむ。
側端部に位置させたので、送風性能に及ぼす影響が少な
いとともに、送風機の風によるドレン水への影響が少な
くてすむ。
は、その位置の設定から負圧になっており、排水口体部
より後ドレンパンからの空気が吸込まれるが、この空気
は既に熱交換器で熱交換されて送風路を導かれる空気で
あり、露付きの発生がない。
を蓋具で閉成するので、樋部内への塵埃の侵入を阻止
し、塵埃による樋部内の詰まりが防止される。請求項7
の発明において、樋部の垂直部に対応する蓋具がパイプ
状に形成されるので、蓋具と樋部との隙間からドレン水
が外部へ染み出ることがない。
は後板から前側に動くことができ、ファンモータの掃除
および交換作業が容易に行える。そして、蓋具とモータ
押さえ具との2部品が一体で形成され、部品点数の削減
とコスト低減を得る。
自由に動くことができ、送風機の交換などのメンテナン
スが容易に行える。そして、蓋具と軸受けベースとの2
部品が一体で形成され、部品点数の削減とコスト低減を
得る。請求項10の発明において、蓋具上面が送風機を
構成する横流ファンの端板にラップするラップ部となる
ことによって、送風性能の低下を確実に防止できる。
面を参照して説明する。図1に示すように、空気調和機
の室内ユニットが構成される。空気調和機本体であるユ
ニット本体1は、前面パネル2と後述する後板3とから
構成される。上記前面パネル2の前面側にはグリル4が
嵌め込まれた前部吸込み口2aが開口され、上面にはグ
リル5が嵌め込まれた上部吸込口2bが開口される。
bに亘って対向するよう緩やかな円弧状に曲成されるエ
アーフイルタ6と、逆V字状に形成される熱交換器7と
が配置される。
る前側熱交換器7Aと、上部吸込み口2bに対向する後
側熱交換器7Bとから構成される。特に、後側熱交換器
7Bの上面に沿って補助熱交換器8が配置されていて、
上部吸込み口2bとの間に介在される。
A下端部は低い位置にあり、この下部には前ドレンパン
9Aが配置される一方、後側熱交換器7B下端部は高い
位置にあり、この下部には後ドレンパン9Bが配置され
る。これら前,後ドレンパン9A,9Bは、上記後板3
に一体に設けられるとともに、図10に示すように、前
ドレンパン9Aを構成するリブ91Aと、後ドレンパン
9Bを構成するリブ91Bとが同一方向に突設されてい
る。なお、同図において90A〜90Eは後板3を射出
成形するための金型である。
部位置、すなわちこの前側熱交換器7Aと後側熱交換器
7Bとの間に配置され、これら熱交換器に覆われるよう
にして室内送風機11が配置される。
は、上記熱交換器7の幅寸法と同一の軸方向寸法の横流
ファン12と、この横流ファン12の一側部側の端板1
2bに回転軸13aを介して連結されるファンモータ1
3および横流ファン12の他側部の端板12cに突設さ
れる支軸12aを枢支する軸受け具14とから構成され
る。
側部)には、第1の送風機支持部15が一体に形成さ
れ、他側部(左側部)には、第2の送風機支持部16が
一体に形成される。
内側部は狭い幅寸法で凹陥形成されており、この凹陥部
を右樋部17A,左樋部17Bと呼ぶ。そして、両樋部
17A,17B相互間には、送風路18が形成されてお
り、ここには長手方向に所定の間隔を存して補強用のリ
ブ19…が突設される。
出し口20が開口される。上記前ドレンパン9Aは、こ
の吹出し口20の手前側端部に沿って設けられ、上記後
ドレンパン9Bは、上記送風路18の上部側に沿って設
けられることになる。
部が後ドレンパン9Bの両側端部と連通し、その下端部
が前ドレンパン9Aの両側端部と連通している。すなわ
ち、両樋部17A,17Bは、後ドレンパン9Bと前ド
レンパン9Aとを連通する連通路を構成する。
風機11を構成するファンモータ13が支持され、さら
にこのファンモータ13をモータ押さえ具21が押さえ
て、第1の送風機支持部15に取付け固定するようにな
っている。
11を構成する軸受け具14が支持固定された軸受けベ
ース22が取付けられる。上記モータ押さえ具21と軸
受けベース22には、それぞれ右蓋具23A,左蓋具2
3Bが一体に連結されている。これら左右蓋具23A,
23Bは各送風機支持部15,16の内側に形成される
上記左右樋部17A,17Bにそれぞれ嵌め込まれ、こ
の上部開口を閉成するようになっている。
けるファンモータ13の支持構造について詳述する。図
3に示すように、送風路18の側端部には、内縁が円弧
状の送風路端板25が立設され、この送風路端板25と
所定の間隔を存して、第1の送風機支持部15を構成す
る当て板26Aが立設されている。
間の空間部が上記右樋部17Aとなっている。換言すれ
ば、右樋部17Aは送風路端板25と当て板26Aとの
間に凹陥形成され、送風路18の内側端部に沿って、後
板3に一体に形成される。
端部には、下方に開口する排水口体部27が設けられ、
右樋部17Aの上端である受け部28aに連通する。こ
の受け部28aの下方部位は垂直部28bであり、垂直
部28b下端からほぼ水平方向に延出して、その前端部
が上記前ドレンパンに連通する水平部28cとなってい
る。
1を構成する横流ファン12に対して、右樋部17Aの
垂直部28bは横流ファン12の裏側に位置し、水平部
28cは横流ファン12の下部側に位置することにな
る。
の端縁は半円状に形成される。この当て板26Aと平行
に受け板26Bが立設されていて、この端縁は当て板端
縁よりもある程度大きな半円状に形成される。
径の円弧状に形成されていて、ここを支持部28と呼
ぶ。上記右樋部17Aには、右蓋具23Aが嵌着され
る。すなわち、右樋部17Aを構成する受け部28aと
垂直部28bおよび水平部28cはともに、断面がU字
状に形成されて上部が開放されており、この開口を断面
が逆U字状に形成される右蓋具23Aによって閉成され
る。
直部28bに対応する端部は、断面矩形状のパイプ部2
9を備えている。そしてこのパイプ部29は、上記後ド
レンパン9Bの排水口体部27に挿嵌される。
の端部は、いわゆるP−Pヒンジ部30を介して上記モ
ータ押さえ具21が一体に連結される。上記モータ押さ
え具21は、半円状に形成される押さえ部31と、この
押さえ部31のほぼ中央部に互いに狭小の間隙を存して
一体に突設される押さえ板32a,32bと、右蓋具2
3Aと対向する部位の押さえ部31側縁に沿って外方へ
一体に突設される閉塞板部33とから構成される。
A内縁と同一曲率の半円状に形成され、上記押さえ板3
2b内縁は受け板26B内縁と同一曲率の半円状に形成
される。また、上記押さえ部31は、右蓋具23A内縁
と同一の曲率半径である。
17Aに嵌め込まれ、この右樋部の上部開口が閉成され
た状態で、右蓋具23A上面は横流ファン12の端板1
2bとラップする。そして、ヒンジ部30を支点として
モータ押さえ具21を後部側に回動変位すると、右蓋具
23A内縁および押さえ部31とで円形部が形成され
る。
2a、受け板26Bと他方の押さえ板32bのそれぞれ
内縁相互が対向し、所定の直径の円形部が形成され、他
方の押さえ部31と支持部28とで一つの円形部が形成
される。
1および熱交換器7を配置する。すなわち、先に説明し
たように右樋部17Aに右蓋具23Aを嵌合し、かつヒ
ンジ部30を支点としてモータ押さえ具21を手前側に
回動して第1の送風機支持部15を空ける。
モータ13を第1の送風機支持部15に置き、モータ押
さえ具21を回動してファンモータ13の周面に沿わ
せ、固定ねじ35で後板3に取付け固定する。(固定部
分は図9に示す) この状態で、ファンモータ13の周面は、第1の送風機
支持部15の支持部28と、モータ押さえ具21の押さ
え部31とがなす円形部に嵌合される。また、ファンモ
ータ13の一側部に突設される、ここでは図示しないボ
ス部周面は受け板26Bと押さえ板32bのそれぞれ内
縁相互がなす円形部に嵌合される。
ス部端面が当て板26Aと押さえ板32aの内縁相互が
なす円形部に当接することにより位置決めされる。ファ
ンモータ13の手前側に突設されるボス部13bは、2
つ割りにされた別の押さえ具36によって支持され、こ
のようにしてファンモータ13は確実に後板3に取付け
固定される。
付けをなしてから、上記熱交換器7を所定位置に配置す
ることにより、同図に示すような組立てが完了する。つ
ぎに、上記第2の送風機支持部16における軸受け具1
4の支持構造について詳述する。
は、内縁が円弧状の送風路端板37が立設され、この送
風路端板37と所定の間隔を存して、第2の送風機支持
部16を構成する受け板38が立設されている。
の空間部が上記左樋部17Bとなっている。換言すれ
ば、左樋部17Bは送風路端板37と受け板38との間
に凹陥形成され、送風路18の内側端部に沿って、後板
3に一体に形成される。
パン9B側端部は、先に説明した第1の送風機部15と
同様な排水口体部27となっており、左樋部17Bの上
端である受け部28aに連通する。そして、受け部28
aは垂直部28bを介して水平部28cに連通する。し
たがって、組み立てられた状態で、垂直部28bが横流
ファン12の裏側に位置し、水平部28cが横流ファン
12の下部側に位置する。
蓋具23Bが嵌着される。この左蓋具23Bも先に説明
した第1の送風機部15と同様な形状であるので、同番
号を付して新たな説明は省略する。
39を介して上記軸受けベース22が一体に連結され
る。また軸受けベース22は、リング状の嵌着部40
と、この嵌着部40の周囲に外方へ一体に突設される閉
塞板部41および取付け用孔を備えた複数の取付け片部
42…および複数のねじ孔部43…とから構成される。
17Bに嵌め込まれ、左樋部の上部開口が閉成された状
態で、左蓋具23B上面は横流ファン12の端板12c
とラップする。そして、ヒモ部39を支点として軸受け
ベース22を受け板38に当接し、閉塞板部41端部を
受け板38上端縁に載置する。この状態で閉塞板部41
に設けられる取付け片部42の取付け用孔が第1の送風
機支持部15側と同様に後板3に形成されたねじ孔部
(図示せず)に対向する。
1および熱交換器7を配置する。すなわち、先に説明し
たように、左樋部17Bに左蓋具23Bを嵌合した上、
ヒモ部39を支点として軸受けベース22を一旦左蓋具
23Bから外側へ逃がして第2の送風機支持部16を空
ける。
軸受けベース22の嵌着部40に嵌着させ、この軸受け
ベース22を外側から左蓋具23B側へ移動させて、横
流ファン12の支軸12aを軸受け具14に挿入する。
機支持部16に載置することによって、必然的に、取付
け片部42の取付け用孔が第2の送風機支持部16に一
体に設けられるねじ孔部に連通するので、固定ねじで軸
受けベース22を後板3に取付け固定する。
し、この熱交換器端板7cに設けられる取付用孔を軸受
けベース22のねじ孔部43に対向させ、固定ねじ35
で取付固定する。したがって、軸受けベース22は軸受
け具14を支持した状態で後板3に取付け固定されるこ
とになる。
あり、熱交換器7に対する冷凍サイクル運転をなすとと
もに室内送風機11を駆動して横流ファン12を回転す
ることにより、被空調室内空気が前部吸込口2aと上部
吸込口2bからユニット本体1内に吸込まれ、熱交換器
7を通過して熱交換をなす。熱交換した後の熱交換空気
は、送風路18に案内され吹出口20から被空調室内へ
吹出される。
ス22にそれぞれ一体に突設される閉塞板部33,41
は、逆V字状に形成される熱交換器7の内側端部に挿入
される。したがって、逆V字状熱交換器7の側端部に形
成される空間を閉塞して、ここから生空気が吸込まれる
ことを阻止する。
水が生成して滴下する。前側熱交換器7Aから滴下する
ドレン水は前ドレンパン9Aが受け、後側熱交換器7B
および補助熱交換器8から滴下するドレン水は後ドレン
パン9Bが受ける。
も高位にあるところから、後ドレンパン9Bに集水され
たドレン水は、両側端部に形成される左右樋部17A,
17Bに流通し、前ドレンパン9Aに集水される。そし
て、前ドレンパン9Aから一括して室外へ排水処理され
る。
A,17Bが熱交換された空気の通る送風路18の内側
に位置するので、冷えたドレン水によって左右樋部17
A,17Bに露が付くことがない。さらに、従来例の構
成のような後ドレンパン9Bに外部排水孔が不要とな
り、したがって外部の生空気を吸込まずにすみ、露付き
現象がない。
体に形成することによって、送風機11やノーズなどの
送風系に対する組立て精度の向上を得られるとともに、
連結部がないので、熱膨張などによる騒音(ピシ音)が
発生しない。
91Aと後ドレンパン9Bを構成するリブ91Bとが同
一方向に突設されている。このことから図10に示すよ
うに、前ドレンパン9Aと後ドレンパン9Bの型抜き方
向が一致しているので、後板3を射出成形するための金
型90A〜90Eのうち、特に金型90Aは前ドレンパ
ン9A用と後ドレンパン9B用とを別々に構成すること
なく、単一の金型で構成することができる。
の側端部に位置させたので、送風性能に及ぼす影響が少
ないとともに、送風機11の風によるドレン水への影響
が少なくてすむ。
から左右樋部17A,17Bに吸込まれることを阻止で
きないが、この空気は既に熱交換器11で熱交換された
空気であり、したがって露付きの発生がない。
れぞれ左右蓋具23A,23Bで閉成されることから、
樋部内への塵埃の侵入を確実に阻止でき、塵埃による内
部の詰まりが防止される。
蓋とした場合、左右蓋具23A,23Bと左右樋部17
A,17Bとの隙間からドレン水が外部へ染み出る恐れ
があるがパイプ部29としたので、左右樋部17A,1
7Bの垂直部28bと左右蓋具23A,23Bとの隙間
にドレン水が侵入することがなく、この隙間から染み出
ることがない。
12の左右端板12b,12cとラップするようにした
ので、送風路18からの左右の端板12b,12c付近
への空気の逃げを極力防止することができ、送風性能の
低下を確実に防止できる。
を支点として後板3側から手前側に動くことができ、こ
れによって横流ファン12の掃除および交換などのメン
テナンス作業が容易に行える。
めに動き得る必要があるが、このとき右蓋具23Aが追
従して動いてしまうと、嵌め込まれた右樋部17Aから
抜け出る恐れがあるので、動いてはならない。
23Aをヒンジ部を30介して連結し、モータ押さえ具
21の動きが右蓋具23Aに影響を与えないようにし
た。さらに、右蓋具23Aとモータ押さえ具21との2
部品を一体に形成して、部品点数の削減とコスト低減を
得る。
ら前後左右に動くことができ、これによって横流ファン
12の掃除および交換などのメンテナンス作業が容易に
行える。
得る必要があるが、このとき左蓋具23Bが追従して動
くと左樋部17Bから抜け出る恐れがあるので、動いて
はならない。
7Bをヒモ部39を介して連結し、軸受けベース22の
動きが左蓋具17Bに影響を与えないようにした。さら
に、左蓋具17Bと軸受けベース22との2部品を一体
に形成して、部品点数の削減とコスト低減を得る。
れば、送風路の内側にドレン水を通すようにしたので、
後側熱交換器から滴下したドレン水を一旦外部へ出す孔
が不要となり、したがって外部の生空気を吸込まずにす
み、露付き現象がない。
る送風路の内側を通すので、冷えたドレン水によって送
風路内に露が付くこともない。請求項2の発明によれ
ば、前後ドレンパンを一体化することによって、送風機
やノーズなどの送風系に対する組立て精度の向上を得ら
れるとともに、熱膨張などによる騒音(ピシ音)の発生
を阻止する。
とも、ドレンパンを構成するリブの突出方向を互いに同
一方向の同一角度としたので、これら製作にあたって、
金型からの型抜き方向が一致し、単純な構成の金型です
む。
側端部に位置させたので、送風性能に及ぼす影響が少な
いとともに、送風機の風によるドレン水への影響が少な
くてすむ。
は、その位置の設定から負圧になっており、排水口体部
より後ドレンパンからの空気が送風路内に吸込まれる
が、この空気は既に熱交換器で熱交換されて送風路を導
かれる空気であり、露付きの発生がない。
を蓋具で閉成するので、樋部内への塵埃の侵入を阻止
し、塵埃による樋部内の詰まりが防止される。請求項7
の発明によれば、樋部の垂直部に対応する蓋具がパイプ
部に形成されるので、蓋具と樋部との隙間からドレン水
が外部へ染み出ることがない。
は後板から前側に動くことができ、ファンモータの掃除
および交換作業が容易に行える。そして、蓋具とモータ
押さえ具との2部品が一体で形成され、部品点数の削減
とコスト低減を得る。
自由に動くことができ、送風機の交換などのメンテナン
スが容易に行える。そして、蓋具と軸受けベースとの2
部品が一体で形成され、部品点数の削減とコスト低減を
得る。請求項10の発明によれば、蓋具上面が送風機を
構成する横流ファンにラップするラップ部となることに
よって、送風性能の低下を確実に防止できる。
ニットの縦断面図。
の支持構造を説明する分解した斜視図。
さえ具との分解した斜視図。
嵌合し、かつモータ押さえ具を閉じた状態での斜視図。
および熱交換器を取付けた状態のモータ押さえ具側の斜
視図。
ースとの分解した斜視図。
合し、かつ軸受けベースを閉じた状態での斜視図。
および熱交換器を取付けた状態の軸受けベース側の斜視
図。
け図。
図。
26)
形成される熱交換器を備えた空気調和機の室内ユニット
に係り、後板の成形構造に関する。
め、本発明の空気調和機の室内ユニットは、請求項1と
して、吸込み口および吹出し口を備え、前面パネルおよ
び後板とから構成されるユニット本体と、このユニット
本体内の後板に配置され、側面視で逆V字状となし、ユ
ニット本体の前面側に位置する前側熱交換器および後面
側に位置する後側熱交換器とからなり、前側熱交換器の
下端部は上記後側熱交換器の下端部よりも低い位置に構
成される熱交換器と、前側熱交換器の下部に配置される
前ドレンパンと後側熱交換器の下部に配置される後ドレ
ンパンとこれら前ドレンパンと後ドレンパンを連通する
樋部と、吸込み口から被空調室空気を吸込んで熱交換器
に流通させここで熱交換したあと送風路を介して吹出し
口から送風する送風機とを具備した空気調和機の室内ユ
ニットにおいて、上記後板は、射出成形の金型により、
上記前ドレンパンと後ドレンパンおよび上記樋部を同時
に一体成形したことを特徴とする。
に一体に設けられる前ドレンパンと後ドレンパンは、と
もに、前ドレンパンを構成するリブと後ドレンパンを構
成するリブを互いに射出成形の金型の抜き方向と同一方
向に突出形成したことを特徴とする。
備えることにより、請求項1の発明において、後板は、
車室成形の金型により、前,後ドレンパンおよび樋部を
一体に形成することによって、送風機やノーズなどの送
風系に対する組立て精度の向上を得られるとともに、連
結部がないので、熱膨張などによる騒音(ピシ音)が発
生しない。
構成するリブと後ドレンパンを構成するリブとを同一方
向に突設させることから、前ドレンパンと後ドレンパン
の型抜き方向が一致しているので、後板を射出成形する
ための金型は、単純な構成ですむ。
板に、前,後ドレンパンおよび樋部を一体形成すること
によって、送風機やノーズなどの送風系に対する組立て
精度の向上を得られるとともに、連結部がないので、熱
膨張などによる騒音(ピシ音)が発生しない。
ドレンパンを構成するリブとが同一方向に突設させるこ
とから、前ドレンパンと後ドレンパンの型抜き方向が一
致しているので、後板を射出成形するための金型は、単
純な構成の金型ですむ。
Claims (10)
- 【請求項1】吸込み口および吹出し口を備え、前面パネ
ルおよび後板とから構成されるユニット本体と、 このユニット本体内に配置され、側面視で逆V字状とな
し、上記ユニット本体の前面側に位置する前側熱交換器
および後面側に位置する後側熱交換器とから構成される
熱交換器と、 上記吸込み口から被空調室空気を吸込んで上記熱交換器
に流通させ、ここで熱交換したあと送風路を介して吹出
し口から送風する送風機とを具備した空気調和機の室内
ユニットにおいて、 上記熱交換器を構成する前側熱交換器と後側熱交換器の
それぞれ下部に配置される前ドレンパンおよび後ドレン
パンと、 上記送風路の内側に位置し、かつ前ドレンパンと後ドレ
ンパン相互に亘って架設され、後ドレンパンに集水され
たドレン水を前ドレンパンへ流通案内する樋部とを具備
したことを特徴とする空気調和機の室内ユニット。 - 【請求項2】上記前ドレンパンと後ドレンパンおよびこ
れらを連通する上記樋部は、全て上記後板に一体的に形
成されることを特徴とする請求項1記載の空気調和機の
室内ユニット。 - 【請求項3】上記前ドレンパンおよび後ドレンパンを構
成するリブは、互いに同一方向の同一角度に突出形成さ
れることを特徴とする請求項2記載の空気調和機の室内
ユニット。 - 【請求項4】上記樋部は、上記送風路の側端部に沿って
設けられることを特徴とする請求項1および請求項2記
載の空気調和機の室内ユニット。 - 【請求項5】上記後ドレンパンの端部は下方向に開口す
る排水口体部となっており、 上記樋部は、その上端部に後ドレンパンの排水口体部か
ら排水されるドレン水を受ける受け部およびこの受け部
に連通され上記送風機の裏側に位置する垂直部と、この
垂直部下端から送風機の下部側に沿って延出され、上記
前ドレンパンに連通する水平部とから構成されることを
特徴とする請求項4記載の空気調和機の室内ユニット。 - 【請求項6】上記樋部は、その上部開口に沿って、上部
開口を閉成する蓋具が嵌着されることを特徴とする請求
項4および請求項5記載の空気調和機の室内ユニット。 - 【請求項7】上記蓋具は、上記樋部の垂直部を閉成する
部分の端部がパイプ部となっていて、上記後ドレンパン
の排水口体部に嵌挿されることを特徴とする請求項6記
載の空気調和機の室内ユニット。 - 【請求項8】上記蓋具は、前ドレンパン側の端部に設け
られるヒンジ部を介して、上記送風機のファンモータを
後板に押圧固定するモータ押さえ具が連結されることを
特徴とする請求項6および請求項7記載の空気調和機の
室内ユニット。 - 【請求項9】上記蓋具は、前ドレンパン側の端部に設け
られるヒモ部を介して、上記送風機の軸受け具を有する
軸受けベースが連結されることを特徴とする請求項6お
よび請求項7記載の空気調和機の室内ユニット。 - 【請求項10】上記蓋具は、その上面が上記送風機を構
成する横流ファンの端板にラップするラップ部となるこ
とを特徴とする請求項6ないし請求項9記載の空気調和
機の室内ユニット。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2000-10-23 JP JP2000322956A patent/JP3572249B2/ja not_active Expired - Lifetime
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