JP2001153288A - パイプクランプ - Google Patents

パイプクランプ

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JP2001153288A
JP2001153288A JP33424599A JP33424599A JP2001153288A JP 2001153288 A JP2001153288 A JP 2001153288A JP 33424599 A JP33424599 A JP 33424599A JP 33424599 A JP33424599 A JP 33424599A JP 2001153288 A JP2001153288 A JP 2001153288A
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pipe
peripheral surface
inner cylinder
clamp body
outer peripheral
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Katsumi Hasegawa
勝美 長谷川
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Nichirin Co Ltd
NEW MACHINE CO Ltd
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NEW MACHINE KK
Nichirin Co Ltd
NEW MACHINE CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、気体漏れ検出機能を備えてパイプに
おけるシールリングの検査を行うことができるパイプク
ランプを提供することを目的とする。 【解決手段】2個のシールリングが嵌着されたパイプを
接続するもので、クランプ本体と、内周面にパイプの2
個のシールリングが接触する内筒とを具備し、内筒に
は、クランプ本体の内部における空間部とパイプ外周面
と内筒内周面との接触部においてパイプの2個のシール
リングの間に位置する箇所とを連通する第1の気体通路
と、パイプ外周面と内筒内周面との接触部においてパイ
プのシールリングのうちパイプの開口に近い位置にある
シールリングと内筒のシールリングとで挟まれた箇所と
内筒の外周面とクランプ本体の内周面との接触部におい
てこの接触部に設けられたシールリングに対してクラン
プ本体の他方の端部に遠い側の箇所とを連通する第2の
気体通路とが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパイプを接続するパ
イプクランプに関する。
【0002】
【従来の技術】パイプクランプは、筒体からなるクラン
プ本体の一端部に接続すべきパイプを挿入してクランプ
本体に設けた保持手段により保持し、クランプ本体の他
端部には接続部材を取付けて他のパイプを接続する、あ
るいはクランプ本体の他端部を閉塞するものである。
【0003】一方、前記パイプクランプに接続するパイ
プには、パイプに流す流体の種類(例えば高圧流体)な
どの仕様に応じてパイプクランプに挿入する端部の外周
部に2個のシールリングを軸方向に間隔を存して嵌着し
て、パイプクランプとの接続部におけるシールの信頼性
を高めたものがある。
【0004】この2個のシールリングを備えたパイプと
パイプクランプとの接続における高いシールの信頼性を
確保するためには、パイプに2個のシールリングがきち
んと設けられていること、および2個のシールリングが
シール機能を確実に有していることが重要であり、若し
も2個のシールリングのうち1個のシールリングでも設
けられていない、あるいは確実なシール機能を有してい
ないと、パイプを流れる流体(気体)がパイプとパイプ
クランプとの接続部から漏れ出てシールが不確実にな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、パイプの端部
にパイプクランプを取付ける前の段階で、パイプの端部
に2個のシールリングが設けられているか、また確実な
シール機能を有しているかを検査することが行われてい
る。これは専用の検査用道具をパイプに取付け、パイプ
に空気を送込み空気漏れするか、否かを調べ、検査を終
えた後は専用の検査宵道具をパイプから取外して行うも
のである。
【0006】しかし、この検査方法は、パイプにおける
シールリング検査を行なうために、専用の検査用道具を
用意しなければならず、またこの専用の検査用道具をパ
イプに取付け、検査後には取外す必要がある。さらに、
この検査方法により各シールリングの検査を行った後に
パイプにパイプクランプを取付けるので、検査とパイプ
クランプ取付けの2段階の作業が必要となる。
【0007】本発明は、気体漏れ検出機能を備えてパイ
プにおけるシールリングの検査を容易且つ確実に、しか
もパイプを取付ける作業と一度に行うことができるパイ
プクランプを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のパイプ
クランプは、端部の外周部に2個のシールリングが並ん
で嵌着されたパイプを接続するものにおいて、前記パイ
プの端部が一端部から内部へ挿入され且つ他端部が閉塞
部材により閉塞された両端開放の筒体からなるクランプ
本体と、このクランプ本体に設けられ前記クランプ本体
に挿入された前記パイプを保持するパイプ保持手段と、
前記クランプ本体の内部に設けられ前記クランプ本体の
内部に挿入された前記パイプが挿入されて内周面に前記
パイプの外周部に嵌着した2個のシールリングが接触す
る両端が開放された内筒と、前記クランプ本体の内周面
と前記内筒の外周面との接触部に設けられたシールリン
グおよび前記パイプが前記内筒に挿入された状態で前記
パイプの外周部に嵌着された前記シールリングに対して
前記パイプの開口に近い位置で前記内筒の内周部に嵌着
されて前記内筒に挿入された前記パイプの外周面に接触
するシールリングとを具備し、前記内筒には、前記クラ
ンプ本体の内部において前記内筒と前記閉塞部材との間
の空間部と、前記パイプの外周面と前記内筒の内周面と
の接触部において前記パイプの外周部に嵌着された2個
のシールリングの間に位置する箇所とを連通する第1の
気体通路と、前記パイプの外周面と前記内筒の内周面と
の接触部において前記パイプに嵌着された2個のシール
リングのうち前記パイプの開口に近い位置にあるシール
リングと前記内筒の内周部に嵌着された前記シールリン
グとで挟まれた箇所と、前記内筒の外周面と前記クラン
プ本体の内周面との接触部においてこの接触部に設けら
れた前記シールリングに対して前記クランプ本体の一端
部に近い側の箇所とを連通する第2の気体通路が形成さ
れていることを特徴とする。
【0009】この発明の構成によれば、パイプにパイプ
クランプを取付けた状態で、パイプに嵌着された2個の
シールリングのうちパイプの開口に近い位置のシールリ
ングがない場合、またはこのシールリングのシール機能
が不十分である場合には、クランプ本体の内部において
内筒と閉塞部材との間の空間部の空気が内筒の第1の気
体通路および第2の気体通路を通ってクランプ本体の一
端部の外部へ洩れ出し、シールリングのうちパイプの開
口に近い位置のシールリングがない場合、またはこのシ
ールリングのシール機能が不十分である場合には、内筒
と閉塞部材との間の空間部の空気が内筒の第1の気体通
路を通りクランプ本体の一端部の外部へ洩れ出すので、
パイプクランプを水中に入れることにより、パイプにお
ける2個のシールリングの有無、およびシール機能を知
ることができる。
【0010】このパイプクランプは、パイプとの接続部
における気体漏れを検出する時は、クランプ本体に閉塞
部材を組合せているが、閉塞部材に代えて接続部材をク
ランプ本体に組合せて他のパイプを接続することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
1および図2を参照して説明する。図1はパイプをクラ
ンプ本体に挿入した状態を示す断面図、図2はパイプを
クランプ本体に挿入していない状態を示す断面図であ
る。
【0012】図中1はパイプクランプに取付ける端部が
開放されたパイプで、このパイプ1の端部の外周部には
2個の環状溝2、3が軸方向並んで形成されている。こ
れら各環状溝2,3には夫々シールリング4、5が嵌着
されている。パイプ1の外周部においてシールリング
4、5に対して開口から遠い位置にある箇所には鍔5が
形成されている。
【0013】図中11は両方の端部11a、11bが開放
された円筒体をなすクランプ本体で、このクランプ本体
1は一端部11aから内部にパイプ1を挿入するように
なっている。クランプ本体1の内部には両端が開放され
た円筒体をなす内筒12が配置され、この内筒12は外
径がクランプ本体11の内径に対応する大きさで、外周
面がクランプ本体11の内周面に接触して軸方向移動可
能に支持されている。内筒11は内径がパイプ1の外径
に対応した大きさを有し、内周面にパイプ1の外周面お
よびシールリング4、5が接触する。クランプ本体1の
内周部には、図1に示すようにパイプ1をクランプ本体
1に挿入した状態において内筒11の外周面長さ方向中
間部に対応する位置に環状溝13が形成され、この環状
溝13にシールリング14が嵌着されている。このシー
ルリング14は内筒12の外周面に接触して、クランプ
本体11の内周面と内筒1の外周面との接触部Bをクラ
ンプ本体の一端部11a側と他端部11b側とに仕切っ
て気密にシールしている。なお、このシールリング14
は内筒12の外周部に溝を形成した嵌着しても良い。
【0014】内筒12の内周部には軸方向中央よりクラ
ンプ本体11の他方の開口端部に近付いた位置で環状溝
15が形成され、この環状溝15にはソールリング16
が嵌着されている。このシールリング16は、パイプ1
が内筒12に挿入された状態でパイプ1の外周部に嵌着
された2個のシールリング4、5に対してパイプ1の開
口に近い位置でパイプ1の外周面に接触し、パイプ1の
外周面と内筒12の内周面との接触部Aを後述するクラ
ンプ本体11の内部の空間部Cに対して仕切って気密に
シールしている。
【0015】クランプ本体11の他端部11bは円形の
閉塞部材17が配置されて螺合されることにより閉塞さ
れている。クランプ本体11の他端部11bの開口と閉
塞部材17との間にはシールリング18が嵌着されてお
り、このシールリング18は両者の間を気密にシールし
ている。
【0016】クランプ本体11の内部には内筒12に対
してクランプ本体11の他端部11b側に位置して押え
円環19が軸方向移動可能に配置され、この押え円環1
9はこれと閉塞部材17との間に配置された圧縮コイル
ばね20により内筒12の他方の開口端部11b側端面
に押圧されている。これにより内筒12は押え円環19
とともに圧縮コイルばね20によりクランプ本体11の
一端部11a側に向けて力を受けて、クランプ本体11
の一端部11aに形成された段部11cに当って停止し
ている。なお、この停止した状態で、内筒12の一端部
はクランプ本体11の一端部11aに形成した孔25の
内側に位置する。
【0017】クランプ本体11の内部には内筒12の内
部に位置するストッパ筒21が配置され、このストッパ
筒21は押え円環19の内孔に軸方向に移動可能に挿通
支持されている。ストッパ筒21の外周部において、押
え円環19に対してクランプ本体11の一端部11a側
に位置する箇所にはストッパ鍔22が形成され、このス
トッパ鍔22に対してクランプ本体11の一端部11a
側に位置する外周面は内筒12に挿入されたパイプ1の
内周面が接触する直径を有している。ストッパ筒21
は、その他端部の外周部に取付けられた円板23と閉塞
部材17との間に配置された圧縮コイルばね24により
クランプ本体11の一端部11aに向けて力を受けてお
り、円板23が押え円環19の側面に当接することによ
り停止している。
【0018】ここで、クランプ本体11の一端部11a
において段部11cより開口に近い部分には、円周方向
に間隔を存した複数箇所に本体の内周面と外周面との間
を貫通するとともに内周面側が小径となるテーパをなす
孔25が形成され、これらの孔25には夫々ボール26
が内外方向移動可能に配置されている。クランプ本体1
1の一端部11aの外周部には操作筒27が軸方向移動
可能に嵌合されて設けられ、この操作筒27は同じくク
ランプ本体11の外周部に設けた圧縮コイルばね28に
より一端部11aの開口に向けて力を受けて変位され、
クランプ本体11の一端部11aに設けたストップリン
グ29により移動を停止するようになっている。これら
ボール26、操作筒27、圧縮コイルばね28およびス
トップリング29により、後述するように挿入したパイ
プ1を保持するパイプ保持手段を構成している。
【0019】また、内筒12には、第1の気体通路31
と第2の気体通路32が夫々形成形されている。第1の
気体通路31は、クランプ本体11の内部において内筒
12と閉塞部材17との間の空間部Cと、クランプ本体
11に挿入されたパイプ1の外周面と内筒12の内周面
との接触部Aにおけるパイプ1の外周部に嵌着された2
個のシールリング4、5の間に位置する箇所とを連通す
るものである。具体的には、第1の気体通路31は、空
間部Cに面する側である内筒12の他端部端面で開口し
て軸方向に延びる通路と、内筒12に挿入されたパイプ
1の外周面と内筒12の内周面との接触部Aにおいてパ
イプ1の外周部に嵌着された2個のシールリング4、5
の間に位置する箇所に連通する半径方向に沿う通路とを
組合せたものである。なお、この半径方向に沿う通路は
加工を容易にするために内筒12の外周面まで貫通させ
て開口を盲栓33で閉じる。
【0020】押え円環19には内筒12の第1気体通路
31の開口と連通する凹部4、5と、この凹部34と空
間部Cとを連通する孔35が形成され、第1の気体通路
31はこの押え円環19の凹部34と孔35とを介して
クランプ本体11の内部の空間部Cに連通している。こ
の実施の形態では、内筒12に形成した第1の気体通路
31は押え円環19を介して空間部Cと連通するように
なっているが、押え円環19の構成、あるいは押え円環
19を設けない構成によっては第1の気体通路31を直
接空間部Cに連通する構成とすることができる。
【0021】第2の気体通路32は、クランプ本体11
に挿入されたパイプ1の外周面と内筒12の内周面との
接触部Aにおいてパイプ1に嵌着された2個のシールリ
ング4、5のうちパイプ1の開口に近い位置にあるシー
ルリング4と内筒12の内周部に嵌着されたシールリン
グ16とで挟まれた箇所と、内筒12の外周面とクラン
プ本体11の内周面との接触部Bにおいてこの接触部B
に設けられたシールリング14に対してクランプ本体1
1の一端部11aに近い側の箇所とを連通するものであ
る。具体的には、第2の気体通路32は第1の気体通路
31とは内筒周方向に所定角度離れた位置に形成されて
いる。すなわち、これら内筒12に形成した各気体通路
31、32はパイプ1におけるシールリング4、5の有
無、およびシール機の機能、つまりこれらシールリング
4、5の不在または不良によるパイプ1の外周面と内筒
12の内周面との接触部Aにおける空気漏れを検出する
ものである。
【0022】このように構成されたパイプクランプの動
作について説明する。パイプ1を挿入していない状態で
は、図2に示すように内筒12が圧縮コイルばね20に
押されてクランプ本体11の一端部11aへ向けて移動
し、クランプ本体11の段部11cに当って停止してい
る。内筒12の一端部がクランプ本体11の各孔25の
内周側に位置して各孔25に配置したボール26をクラ
ンプ本体11の外周側へ押し出す。クランプ本体11の
外周側に設けた操作筒27がボール26によりクランプ
本体11の他端部11b側へ押されて移動する。このた
め、ボール26が孔25からクランプ本体11の内周側
へ突出することがなくパイプ1の挿入を阻害することが
ない。なお、ストッパ筒21は圧縮コイルばね24によ
りクランプ本体11の一端部11aへ向けて押されて移
動し、円板23が押え円環19に当ることにより停止し
ている。
【0023】この状態で図2に示すようにパイプ1の端
部をクランプ本体11の一端部11aに挿入して内筒1
2の一端部に挿入すると、パイプ1の開口の端縁がスト
ッパ筒21のストッパ鍔22に当る。さらに、図1に示
すようにパイプ1をクランプ本体11の他端部11bに
向けて移動させて内筒12の内部に挿入してゆくと、ス
トッパ筒21が押されて圧縮コイルばね24のばね力に
抗してクランプ本体11の他端部11bヘ向けて移動
し、これにより円板23が押え円環19から離れる。一
方、パイプ1の移動とともに鍔6がクランプ本体11の
一端部11aの内周側へ入って孔25の内周側を通過
し、クランプ本体11の段部11cから一端部11a側
ヘ突出している内筒12の一端部に突き当たり、この一
端部をクランプ本体11の他端部11bへ向けて押込
む。これにより内筒12が圧縮コイルばね20のばね力
に抗してクランプ本体11の他端部11bヘ向けて移動
する。内筒12の移動とともにその一端部がクランプ本
体11の段部11cから他端部11b側へ引っ込むと、
その一端部によるボール26の支持がなくなり、各孔2
5のボール26がクランプ本体11の外周側ら内周側へ
移動し、各ボール26の一部が孔25からクランプ本体
11の内周側へ突出する。同時に各ボール26による操
作筒27の支持なくなり、操作筒27が圧縮コイルばね
28に押されてクランプ本体11の一端側へ移動して、
各孔25にある各ボール26を外周側から押える。各孔
25からクランプ本体11の内周側ヘ突出したボール2
6は、パイプ1の鍔6をクランプ本体11の一端部11
a側から当接し、パイプ1がクランプ本体11の外側ヘ
抜出ることを阻止して挿入位置に保持する。
【0024】この状態でパイプ1の外周面が内筒12の
内周面に接触し、パイプ1に嵌着した2個のシールリン
グ4、5も内筒12の内周面に接触する。ここで、内筒
12に形成した第1の気体通路31におけるパイプ1の
外周面と内筒12の内周面との接触部Aに面する開口は
パイプ1の2個のシールリング4、5の間に位置し、且
つ第2の気体通路32におけるパイプ1の外周面と内筒
12の内周面との接触部Aに面する開口はパイプ1に嵌
着された2個のシールリング4、5のうちパイプ1の開
口に近い位置にあるシールリング4と内筒12の内周部
に嵌着されたシールリング16とで挟まれた箇所に位置
する。また、内筒12の内周部に嵌着されたシールリン
グ16は、内筒12に挿入されたパイプ1に嵌着された
2個のシールリング4に対してパイプ1の開口に近い位
置でパイプ1の外周面に接触して、パイプ1の外周面と
内筒12の内周面との接触部Aとクランプ本体11の内
部の空間部Cとの間を仕切る。
【0025】このようにパイプ1にパイプクランプを取
付けた状態において、パイプ1におけるシールリング
4、5の有無、あるいはシール機能の検査を行う場合に
は、パイプクランプを水の中に入れて、パイプ1に空気
(気体)を流してパイプクランプから空気が水中に洩れ
出るか、否かを検査する。
【0026】パイプ1から送出される空気は、ストッパ
筒21の内部を流れてクランプ本体11の内部における
内筒12と閉塞部材17で挟まれた空間部Cに入る。次
いで、空気は押え円環19の孔35および凹部34を経
て内筒12に形成した第1の気体通路31における空間
部Cに面した開口から第1の気体通路31の内部に入っ
て流れ、パイプ1の外周面と内筒12の内周面との接触
部Aに面する開口からこの接触部Aにおいてパイプ1の
2個のシールリング4、5の間に位置する箇所に出る。
ここで、パイプ1に2個のシールリング4、5が設けら
れ、且つこれらシールリング4、5が確実なシール機能
を有している場合には、2個のシールリング4、5がパ
イプ1の外周面と内筒12の内周面との接触部Aにおい
て第1の気体通路31の開口が位置する箇所を、パイプ
1の開口に近い箇所およびパイプ1の開口より遠い位置
にある箇所からシールしているので、第1の気体通路3
1の開口から出た空気がパイプ1の外周面と内筒12の
内周面との接触部Aにおける他の箇所に流れ出ることが
ない。このため、パイプ1に流した空気がクランプ本体
11の外側の水中に漏れ出ることはない。
【0027】しかし、例えばパイプ1において開口から
離れた位置にあるシールリング3が設けられていない、
あるいはシールリング3が確実なシール機能を有してい
ない場合には、シールリング4がパイプ1の外周面と内
筒12の内周面との接触部Aにおいて第1の気体通路3
1の開口が位置する箇所をパイプ1の開口に近い箇所か
らシールするが、パイプ1の開口より遠い位置にある箇
所からシールできない。このため、内筒12における第
1の気体通路31の内部を流れた空気が、パイプ1の外
周面と内筒12の内周面との接触部Aに面する開口から
この接触部においてパイプ1の2個のシールリング4、
5の間に位置する箇所に出ると、接触部Aにおけるパイ
プ1の開口より遠い位置にある箇所を通り、クランプ本
体11の一端部11a内部の空間部Dに流れ出る。すな
わち、空気がクランプ本体11を入れた水の中に流れ出
て気泡となって水中を上昇する。これによりパイプクラ
ンプから空気漏れが発生していることがわかる。
【0028】また、パイプ1において開口に近い位置に
あるシールリング4が設けられていない、あるいはシー
ルリング4が確実なシール機能を有していない場合に
は、シールリング3がパイプ1の外周面と内筒12の内
周面との接触部Aにおいて第1の気体通路31の開口が
位置する箇所をパイプ1の開口から遠い箇所からシール
するが、パイプ1の開口に近い位置にある箇所からシー
ルできない。このため、内筒12における1の気体通路
31の内部を流れた空気が、パイプ1の外周面と内筒1
2の内周面との接触部Aに面する開口からこの接触部に
おいてパイプ1の2個のシールリング4、5の間に位置
する箇所に出ると、空気は内筒12に形成した第2の気
体通路32における接触部Aに面した開口から通路32
に入って流れ、クランプ本体11の内周面と内筒1の外
周面との接触部Bに面した開口からこの接触部Bに流れ
出る。クランプ本体11の内周面と内筒1の外周面との
接触部Bでは、シールリング14が第2の気体通路32
の開口に対してパイプ1の開口に近い位置でクランプ本
体11の一端部11a側と他端部11b側(内筒12の
一端部側と他端部側)とをシールしている。このため、
接触部Bに流れ出た空気は内筒12の他端部に近い箇所
から空間部Cには流れず、シールリング14に対して内
筒12の一端部に近い箇所を通り、クランプ本体11の
一端部11aの内部の空間部Dに流れ出る。すなわち、
空気がクランプ本体11を入れた水の中に流れ出て気泡
となって水中を上昇する。これによりパイプクランプか
ら空気漏れが発生していることがわかる。
【0029】このようにしてパイプ1にシールリング3
が設けられていない、あるいはシールリング3が確実な
シール機能を有していない場合、またシールリング4が
設けられていない、あるいはシールリング4が確実なシ
ール機能を有していない場合には、パイプクランプから
空気が漏れ出て水中に気泡が発生するので、この状態を
容易且つ確実に知ることができる。そして、このパイプ
1におけるシールリング4、5の検査は、実際にパイプ
1に取付けるパイプクランプを用いて行うために、パイ
プ1にパイプクランプを取付ける作業と、シールリング
の検査を行なうための専用の検査用道具をパイプ1に取
付ける作業を一体にして行うことができる。従って、従
来のようにパイプにおけるシールリングの検査を行うた
めの専用の道具を必要とせず、且つシルリングの検査を
行うためにその専用の道具をパイプに取付け、取外しす
る作業を必要としない。
【0030】このパイプクランプは、パイプとの接続部
における気体漏れを検出する時は、クランプ本体11に
閉塞部材17を組合せているが、閉塞部材17に代えて
接続部材をクランプ本体に組合せて他のパイプを接続す
ることができる。
【0031】なお、本発明は前述した実施の形態に限定
されずに、種々変形して実施することができる。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、2個のシール
リングを備えたパイプにシールリングが設けられていな
い、あるいはシールリングが確実なシール機能を有して
いない場合にパイプクランプから空気が漏れ出て水中に
気泡が発生するので、この状態を容易且つ確実に知るこ
とができる。そして、このパイプにおけるシールリング
の検査は、実際にパイプに取付けるパイプクランプを用
いて行うために、パイプにパイプクランプを取付ける作
業と、シールリングの検査を行なうための道具をパイプ
に取付ける作業を一体にして行うことができる。従っ
て、従来のようにシールリングの検査を行うための専用
の道具を必要とせず、且つシールリングの検査を行うた
めにその専用の道具をパイプに取付け、取外しする作業
を必要としない。従って、本発明によれば、気体漏れ検
出機能を備えてパイプにおけるシールリングの検査を容
易且つ確実に、しかもパイプに取付ける作業と一体で行
うことができるパイプクランプを得るこができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるパイプクランプ
を示す断面図。
【図2】同実施の形態のパイプクランプを示す断面図。
【符号の説明】
1…パイプ、 4…シールリング、 5…シールリング、 11…クランプ本体、 12…内筒、 14…シールリング、 16…シールリング、 31…第1の気体通路、 32…第2の気体通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01M 3/08 F16L 55/00 Z Fターム(参考) 2G067 AA16 BB32 CC04 DD15 3H015 BB01 BC02 3J022 DA11 EA32 EB12 EC17 FB12 GA04 GB90 3J106 AB01 BA01 BB01 BC04 BD01 BE12 BE40 CA11 EA03 EB07 EC02 EC07 ED32 EE13 EF05

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部の外周部に2個のシールリングが並
    んで嵌着されたパイプを接続するものにおいて、前記パ
    イプが一端部から内部へ挿入され且つ他端部が閉塞部材
    により閉塞された両端開放の筒体からなるクランプ本体
    と、このクランプ本体に設けられ前記クランプ本体に挿
    入された前記パイプを保持するパイプ保持手段と、前記
    クランプ本体の内部に設けられ前記クランプ本体の内部
    に挿入された前記パイプが挿入されて内周面に前記パイ
    プの外周部に嵌着した2個のシールリングが接触する両
    端が開放された内筒と、前記クランプ本体の内周面と前
    記内筒の外周面との接触部に設けられたシールリングお
    よび前記パイプが前記内筒に挿入された状態で前記パイ
    プの外周部に嵌着された前記シールリングに対して前記
    パイプの開口に近い位置で前記内筒の内周部に嵌着され
    て前記内筒に挿入された前記パイプの外周面に接触する
    シールリングとを具備し、 前記内筒には、前記クランプ本体の内部において前記内
    筒と前記閉塞部材との間の空間部と、前記パイプの外周
    面と前記内筒の内周面との接触部においての外周部に嵌
    着された2個のシールリングの間に位置する箇所とを連
    通する第1の気体通路と、 前記パイプの外周面と前記内筒の内周面との接触部にお
    いて前記パイプに嵌着された2個のシールリングのうち
    前記パイプの開口に近い位置にあるシールリングと前記
    内筒の内周部に嵌着された前記シールリングとで挟まれ
    た箇所と、前記内筒の外周面と前記クランプ本体の内周
    面との接触部においてこの接触部に設けられた前記シー
    ルリングに対して前記クランプ本体の一端部に近い側の
    箇所とを連通する第2の気体通路が形成されていること
    を特徴とするパイプクランプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4662295B1 (ja) * 2010-07-09 2011-03-30 株式会社暁技研 漏れ検査用急速管継ぎ手

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4662295B1 (ja) * 2010-07-09 2011-03-30 株式会社暁技研 漏れ検査用急速管継ぎ手
JP2012017817A (ja) * 2010-07-09 2012-01-26 Akatsuki-Giken Co Ltd 漏れ検査用急速管継ぎ手

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