JP2001152900A - エンジンの始動判定装置、及び、これを用いたエンジン始動制御装置 - Google Patents

エンジンの始動判定装置、及び、これを用いたエンジン始動制御装置

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孝 鈴木
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    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1モータ、1エンジンのいわゆるハイブリッ
ト自動車等においても、加速性を損なうことなくエンジ
ンの始動を確実に判定する。 【解決手段】 エンジン32に直結されるモータ34
が、このエンジン32を始動するように構成された駆動
装置に適用される始動判定装置において、エンジン32
の燃料供給・点火を開始した後、モータ34の駆動力を
低減方向に変更する。ここで、この変更に拘らず、エン
ジン回転速度が上昇すれば、エンジン32が完爆状態に
至ったと判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンに連結さ
れるモータが、このエンジンを始動するように構成され
た駆動装置に適用される、エンジンの始動判定装置に関
するものであり、特に、このモータが車両を走行させる
機能を併有する場合適用するのに好適なエンジンの始動
判定装置及びこれを用いたエンジンの始動制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関と電動機とを搭載し、走
行用の動力を電動機から出力可能ないわゆるハイブリッ
ド車両等において、内燃機関の始動を上記の電動機によ
って行うものが提案されている。
【0003】この種のハイブリット車両に搭載されるエ
ンジンの始動制御装置は、例えば特開平11−1530
75に開示されており、以下その内容における本発明に
関連する部分の概要について図3を参照しながら説明す
る。
【0004】このハイブリット車両1は、ガソリンを燃
料として動力を出力するエンジン2、及び第1、第2モ
ータジェネレータMG1、MG2を備えており、具体的に
は、エンジン2のクランクシャフトが、動力分割機構4
を介して第1モータジェネレータMG1、第2モータジ
ェネレータMG2に連結されている。
【0005】この動力分割機構4は、遊星歯車を保持す
るキャリア、太陽歯車、リング歯車を備える遊星歯車構
造であり、エンジン2のクランクシャフトはキャリアと
連結され、第1モータジェネレータMG1のロータは太
陽歯車と連結され、第2モータジェネレータMG2のロ
ータはリング歯車に連結されている(図示は省略す
る)。
【0006】第1及び第2モータジェネレータMG1、
MG2は、インバータ6を介してコントローラ8によっ
て制御されており、このインバータ6には、電気の供給
源としてバッテリ10が接続されている。
【0007】第1モータジェネレータMG1と動力分割
機構4との間を連結する連結軸12には減速機14が配
置され、この連結軸12の回転動力が所定の減速比でも
って車輪16、16に伝達される。
【0008】第1モータジェネレータMG1は、主とし
てバッテリ10から供給される電気をエネルギ源として
駆動され、この回転動力を車輪に伝達する。又、制動時
には発電機としても作用し、車輪の制動エネルギを回生
し、この回生エネルギによってインバータ6を介してバ
ッテリ10が充電される。
【0009】第2モータジェネレータMG2は主として
発電機として作用し、エンジン2の回転動力の一部を受
けて駆動され、インバータ6を介してバッテリ10が充
電される。又、急加速時等において第1モータジェネレ
ータMG1に所定の駆動力が要求された場合には、この
第2モータジェネレータMG2によって発電された電気
がインバータ6を介して直接第1モータジェネレータM
G1に供給される。
【0010】エンジン2はガソリンを燃料として回転動
力を出力するものであり、この回転動力は動力分割機構
4によって分割されて、一方は減速機14を介して車輪
に伝わり、他方は第2モータジェネレータMG2の発電
に用いられる。このエンジン2はコントローラ8によっ
て制御されており、従来のエンジン車両のように常に作
動しているものではなく、走行中であっても所定の停止
条件が成立すれば停止され、所定の始動条件が成立すれ
ば始動される。この停止・始動条件は、車両が要求する
駆動力(運転者のアクセルの踏み込み具合等によって決
定する)やバッテリの電圧、エアコンの作動等から求ま
るエンジン要求パワーによって決定され、このエンジン
要求パワーが始動条件となる所定の閾値を超えた場合に
エンジン2が始動され、停止条件となる所定の閾値を下
回った場合に停止するようになっている。
【0011】このハイブリット車両1は上記のように機
能することから、(1)エンジン2の動力のみを機械的
に車輪に伝えて走行するモード、(2)エンジン2の動
力で第2モータジェネレータMG2を発電し、第1モー
タジェネレータMG1のみで走行するモード、(3)エ
ンジン2を停止し、第1モータジェネレータMG1のみ
で電気自動車として走行するモード、の以上3つのモー
ドを走行状況に応じて最も効率良く切り換えることがで
きる。従って、従来のガソリンエンジン車よりも大幅に
燃費が向上し、且つ低エミッション化が図られ、又電気
自動車に見られる後続距離の制約や外部充電の手間が解
消されている。
【0012】このようなハイブリット車両1において
は、一般に、エンジンが始動された場合に、それまでと
は異なった走行制御態勢に切換える操作がよく行われ
る。この切換えはエンジンの完爆・始動に正確に一致し
て行われないと、円滑な車両駆動制御がそれだけ損なわ
れ、特に、何らかの原因でエンジンが未だ完爆・始動し
ていないにも拘らず、完爆・始動したものとして次の制
御にかかると、その走行に与える影響が大きい。従っ
て、エンジンの完爆・始動を正確に判定するのは重要で
ある。
【0013】以下、始動条件が成立しエンジン2を始動
する際の従来の完爆・始動判定について説明する。
【0014】エンジン2の始動制御装置は主にコントロ
ーラ8によって構成される。第1モータジェネレータM
G1のみでの走行中においては、第2モータジェネレー
タMG2はエンジン2のクランクシャフトが停止するよ
うに制御されており、即ち、第1モータジェネレータM
G1の回転が動力分割機構4を介して第2モータジェネ
レータMG2のみに伝達される(又は吸収される)よう
になっている。
【0015】この状態でエンジン2の始動条件が成立す
ると、コントローラ8によって第2モータジェネレータ
MG2は動力分割機構4を介してエンジン2を駆動する
ように制御される。具体的には、第2モータジェネレー
タMG2がエンジン2を駆動すると、動力分割機構4
(遊星歯車構造)を介して第1モータジェネレータMG
1側にもその駆動力が伝達されるが、第1モータジェネ
レータMG1はこの駆動力に打ち勝つように制御されて
ハイブリット車両1を所定の速度で走行させ、第2モー
タジェネレータMG2がエンジン2を直接駆動している
ような状態を意図的に作り出している。
【0016】このエンジン2の始動は、エンジン2の回
転速度を第2モータジェネレータMG2によって徐々に
増大させ、所定の点火回転速度に達した時点で燃料の供
給及び点火を開始という一連の始動操作により実現され
る。ここで、エンジン2の始動判定のためにエンジン2
の回転速度が所定の目標回転速度を維持するように第2
モータジェネレータMG2を制御する。この制御は、常
にエンジン2の回転数が入力されるコントローラ8によ
って、第2モータジェネレータMG2をPI制御するこ
とにより達成され、具体的には、エンジン2の回転速度
と目標回転速度との差を演算し、これに応じて第2モー
タジェネレータMG2に必要とされる目標トルク値を演
算することによって行われる。
【0017】このようにエンジン2を目標回転速度に維
持するようにした場合、完爆していない状態でのエンジ
ン2は回転「負荷」となるため、第2モータジェネレー
タMG2に要求される上記の目標トルク値は常にプラス
となる。
【0018】一方、エンジン2が完爆した場合、即ち爆
発・燃焼により自立運転した場合には、コントローラ8
によって演算される目標トルク値は零以下となる。従っ
て、エンジン2の回転速度を一定に維持するための第2
モータジェネレータMG2の目標トルク値がプラスから
マイナスに転じれば、そこでエンジン2が完爆・始動し
たと判定できる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
たハイブリット車両1は、エンジン2の回転速度を一定
に維持する制御を前提として、エンジン2の完爆の判定
を行っていたが、例えば1つのエンジンと1つのモータ
ジェネレータから構成されるハイブリット車両において
は、以下に示す理由から上記のような始動制御を行うこ
とができない。
【0020】このハイブリット車両は、エンジンのクラ
ンク軸に1つのモータジェネレータが連結されたもので
あり、(1)エンジンの回転動力のみを車輪に伝えて走
行するモード、(2)エンジンは空転状態(燃焼を伴わ
ない回転状態)でモータの回転動力のみで走行するモー
ド、(3)エンジンとモータの回転動力により走行する
モード、の3つのモードが選択可能である。
【0021】ここで(2)モータジェネータの回転動力
のみで走行するモード、においてエンジンの始動条件が
成立した場合には、このエンジンに燃料を供給してエン
ジンの始動、及び完爆判定を行わなければならないが、
モータジェネレータの回転速度は車両の速度要求(運転
者のアクセルの踏み込み度合い等によって決定される)
に基づいて経時的に制御されるため、そもそもエンジン
の回転速度を一定とするような制御をすることができな
い。つまり、エンジンの回転速度を一定とするために
は、モータジェネレータの回転速度を一定に維持するこ
とを意味し、結果として「車速」を一定に維持しなけれ
ばならないという不合理が生じる。
【0022】結局、従来の例で示したハイブリット車両
等のようにモータジェネレータを2つ備えていれば、一
方で車両の走行を担当し、他方でエンジンの始動を担当
することができるため、エンジン回転速度を一定とする
フィードバック制御によりモータジェネレータの負荷状
況を観察できるが、1つのモータジェネレータで車両の
走行とエンジンの始動を行う場合には、このフィードバ
ック制御の実施自体が不可能であるという問題があっ
た。
【0023】又、2つのモータジェネレータを有する車
両では、確かに従来の方法で始動を判定することは可能
ではあるものの、始動が判定されるまでの間は、基本的
にエンジン回転速度を一定に維持する要請があることか
ら、急な加速要求があるときでも、始動判定のために敢
えてエンジン回転速度の立上りを抑制することになり、
加速応答性が犠牲になるという問題があった。
【0024】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、エンジンと1つのモータジェネレータのみ
を備えたハイブリット自動車等にも適用でき、早期に且
つ、エンジンの円滑な立上りを犠牲にすることなくエン
ジンの完爆・始動判定を可能にするエンジンの始動判定
装置及びこれを用いたエンジン始動制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジンに直
結されたモータにより、該エンジンを始動するように構
成された駆動装置に適用される、前記エンジンの始動判
定装置であって、前記エンジンの始動操作を開始する手
段と、該エンジンの始動操作を開始した後、所定の時点
から前記モータがそれまでエンジンに対して与えてきた
駆動力を低減方向に変更する駆動力変更手段と、を備
え、該駆動力の低減方向の変更に、エンジン回転速度が
追随した場合にはエンジンは完爆していないと判定し、
追随しなかった場合に該エンジンが完爆・始動したこと
を判定することにより、上記目的を達成するものであ
る。
【0026】本発明は、エンジン回転速度と該エンジン
回転速度を引き上げてゆくモータの駆動力との関係に着
目したものである。この始動判定装置では、エンジンの
始動操作(所定回転速度での燃料噴射及び点火)を開始
した後、所定の時点(通常完爆が完了すると思われる時
点)から、それまでエンジンに対して与えてきたモータ
の駆動力を「低減方向」に変更する。
【0027】もし、何らかの理由でこの時点でエンジン
が完爆状態に至っていなかったときには、この駆動力の
低減方向の変更に伴ってエンジン回転速度も同様に低減
方向に移行・追随する。
【0028】しかしながら、この時点でエンジンが既に
完爆状態に至っていたときは、該モータの駆動力を低減
方向に変更したにも拘わらず、エンジン回転速度はこれ
に追随することなく自身の駆動力によってそのまま回転
上昇を続ける。従って、このモータの駆動力を低減方向
に変更したときのエンジン回転速度を観察することによ
ってエンジンが完爆・始動に至ったか否かを判定するこ
とができる。
【0029】この「低減方向」の変更は、具体的には例
えば、それまで増大させてきた駆動力の増大程度を弱め
るように変更するものであってもよいし、また増大を中
止するように変更するものであってもよいし(請求項
2)、あるいは駆動力を実際により低くするものであっ
てもよい(請求項3)。低減の程度を強めれば強めるほ
ど、エンジンの完爆状況を早期且つ明瞭に判定すること
ができるが、この場合、もし完爆が完了していなかった
場合はエンジンの回転速度低下がそれだけ大きくなるた
め、最終的な完爆完了までの時間が長くなる恐れが出て
くる。従って、この低減方向の変更の程度はエンジン始
動完了後に行われる制御の性質に応じて適宜設定されて
よい。
【0030】なお、この駆動力の「低減方向」の変更
は、今まで与えてきたモータの電流値を低減させる方向
に変更(増大率を低減させる場合、増大を中止する場
合、低下させる場合を含む)する概念を包含するもので
ある。
【0031】この始動判定装置によれば、多くの場合に
完爆・始動完了と判定されるように「所定の時点」を設
定することにより、エンジン回転速度を停滞させること
なくそのまま上昇させ続けることができるため、加速応
答性が損なわれない。この利点は、それまで停止状態に
あったエンジンが始動されるのは、その大半が運転者が
アクセルペダルを踏み込んだことが原因であることを考
えると、非常に大きな利点となる。
【0032】又、この始動判定は、1モータタイプの車
両でも、2モータタイプの車両でも適用することができ
る。更には、車両が停車中でも走行中でも適用すること
ができる。
【0033】なお、この始動判定によって、エンジンが
非完爆状態と判断された場合には、モータの駆動力を増
加させた後、このエンジンの始動制御を再実行するよう
にしてもよい。
【0034】このようにすれば、エンジンが容易に始動
することができず始動に長時間を要する場合であって
も、モータの駆動力を一旦復帰(増加)させた後、再度
完爆判定を行うため、エンジンの始動を結果としてより
促進でき、モータの駆動力が過度に低下して車両の走行
に影響を与えることを防止することができる。
【0035】なお、このモータの駆動力の増加は、車両
が現在要求している駆動力程度まで復活させて、確実な
走行性能を発揮させるようにしてもよい。
【0036】又、上記発明において、再実行手段がエン
ジンの始動判定を所定回数実行した結果、エンジンが完
爆・始動状態に至らないと判断された場合には、エンジ
ンの始動自体を中止するようにしてもよい。
【0037】このようにすれば、エンジンが始動不可能
な状態において、無用な燃料供給あるいは電力消費を防
止し、燃費を向上させることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら本発明
の実施形態について詳細に説明する。
【0039】図1に、本発明の第1実施形態に係るエン
ジンの始動判定装置が適用されるハイブリット車両30
の構成を示す。
【0040】このハイブリット車両30は、エンジン3
2に直結されるモータ34が、エンジン32を始動する
ように構成された駆動装置を備えており、より具体的に
は、エンジン32のクランク軸にモータ34のロータが
直結され、このエンジン32及びモータ34の回転動力
が、トルクコンバータ36を介してトランスミッション
38に伝達されるように構成されている。
【0041】エンジン32はガソリン燃料の供給により
爆発・燃焼して回転動力を発生するものであり、この回
転動力は主としてハイブリッド車両30の走行に利用さ
れるが、状況によっては一部がモータ34のロータを駆
動するために用いられる。
【0042】モータ34には、インバータ40を介して
バッテリ42が接続されており、主として電動機として
機能し、バッテリ42からインバータ40を介して変換
された交流電圧を用いて、回転動力を発生する。この回
転動力は主に、トルクコンバータ36を介してトランス
ミッション38に伝達されて車両の走行に利用される
が、後述するように、エンジン32に燃料が供給されて
いない場合には、エンジン32を空転させることにも利
用されている。
【0043】なお、ブレーキ等によって車両に制動エネ
ルギが生じる場合やバッテリ42の電圧が所定値以下と
なった場合には、モータ34は発電機として機能し、制
動エネルギ又はエンジン32によってロータが駆動され
て交流電圧を出力する。この交流電圧はインバータ40
によって直流電圧に変換され、バッテリ42が充電され
る。
【0044】エンジン32、モータ34及びトランスミ
ッション38等は電子制御装置ECU44からの制御信
号により制御されており、このECU44にはエンジン
32からの回転速度(回転数)情報、バッテリ42の電
圧情報及びアクセル46に設けられるアクセルセンサ4
8からのアクセル踏み込み量情報等が入力される。
【0045】このハイブリット車両30は以上のように
構成されており、(1)エンジン32のみで走行するモ
ード、(2)モータ34のみで電気自動車として走行す
るモード、(3)エンジン32及びモータ34の回転動
力で走行するモード、を最適に選択して、エンジン32
に供給されるガソリンの消費量を最小限にして走行する
ことができる。又、(2)モータ34のみで電気自動車
として走行するモード、においては、モータ34によっ
てロータに直結されるクランク軸が駆動されてエンジン
32は空転状態(燃焼を伴わない回転状態)となり、共
に同一回転速度で回転する。
【0046】次に、このハイブリット車両30に適用さ
れるエンジン32の始動判定制御を伴う始動制御につい
て詳細に説明する。
【0047】この始動制御装置は、主としてECU44
によって構成されるものであり、図2に示す処理フロー
チャートに従ってエンジン32の始動を行う。
【0048】ECU44に入力される各種情報からエン
ジン32の始動条件が成立すると、図2に示すエンジン
始動処理が開始され、まず、ステップ100において車
速が零かを判定し、否、即ち車速が零でない場合にはス
テップ102に進む。又この判定が、正、即ち車速が零
の場合にはステップ104に進む。ここで、ステップ1
02側(以降)のエンジン始動処理は、ハイブリット車
両30がモータ34によって走行している状況でのエン
ジン32の始動処理を示すものであり、本発明と直接関
連する部分である。又、ステップ104側(以降)はハ
イブリット車両30が停車している状況のエンジン32
の始動処理を示すものであり、従来の例で示したものと
ほぼ同様の処理を行っている。まずはステップ102側
の始動処理について説明する。
【0049】ステップ102においては、エンジン32
が空転状態であるので、このエンジン32に対して燃料
噴射及びプラグによる点火を実行する。次に、ステップ
106を経由することで所定時間上記の燃料噴射及び点
火を継続した後、ステップ108に進み、モータのトル
クを低下させる。なお、これはインバータ40を介して
モータ34に供給される電圧値を低下させること等によ
って行われる。
【0050】次にステップ110に進み、エンジン32
の回転速度が低下したかを判定し、この判定が否、即ち
モータ34のトルクを低下させたにも拘らずエンジン3
2の回転速度が低下しない場合には、エンジン32が完
爆したと判断してステップ112に進み、完爆判定フラ
グをオンにする。これでエンジン32の始動が完了した
ことになる。
【0051】一方、ステップ110における判定が正、
即ちモータ34のトルクの低下に追従してエンジン32
の回転速度が低下した場合には、エンジン32が未だ完
爆していないと判断してステップ114に進む。ステッ
プ114では、モータ34のトルクを現在必要なトルク
値まで復帰させ、ステップ116において始動失敗回数
をカウント(+1)する。次にステップ118において
始動失敗カウンタ(始動失敗回数)が所定値以上かを判
定し、判定の結果が否、即ち失敗回数が所定値より少な
ければステップ102に戻り、エンジンの始動判定を再
実行する。一方、ステップ118の判定が正、即ち始動
失敗回数が所定値以上となった場合にはステップ120
に進み、エンジン32の始動自体を中止する。
【0052】次に、ステップ104側の始動処理につい
て説明する。
【0053】ステップ104においては、ハイブリット
車両30が停車状態であり、モータ34及びエンジン3
2の回転が共に停止しているため、モータ34によって
エンジン32の駆動を開始する。モータ34は所定の判
定回転速度を目標値として徐々に回転速度が上昇するよ
うに制御されている。なお、この場合にはトランスミッ
ション38におけるクラッチ(図示省略)を解放して、
モータ34の回転動力が車輪に伝わらない状態で行われ
る。
【0054】その後、ステップ130において、エンジ
ン32が点火回転速度になった場合には燃料の噴射及び
プラグによる点火を実行する(始動操作の開始)。な
お、この点火回転速度は前記判定回転速度よりも小さく
設定されており、つまり、エンジンが判定回転数までモ
ータ34によって引き上げられる途中で燃料供給等が開
始されるようになっている。
【0055】次にステップ132において、ECU44
により演算されるモータ34に必要な要求トルク値が負
であるかを判定し、判定が正、即ち目標トルク値が負の
場合にはエンジン32が完爆したと判断してステップ1
12において完爆判定フラグをオンにする。一方、ステ
ップ132における判定が否、即ち目標トルク値が正の
場合にはエンジン32が非完爆状態であると判断し、ス
テップ134に進んで、ステップ104におけるエンジ
ン32回転速度の引上げ開始から所定時間経過したかを
判定する。この判定が否、即ち所定時間以内であればス
テップ130に戻り、燃料の供給等(ステップ130)
及び完爆判定(ステップ132)を再度行い、一方、ス
テップ134の判定が正、即ち所定時間経過してもエン
ジンが完爆しない場合には、ステップ136においてエ
ンジン32の始動自体を中止する。なお、上記所定時間
は本実施形態では約10秒に設定されている。
【0056】このエンジン32の始動制御装置によれ
ば、ハイブリット車両30がモータ34によって走行時
であっても、確実にエンジン32の完爆判定を行ってエ
ンジン32を始動することができる。又、車両の走行中
であっても、モータ34の駆動トルクを制御することの
みでエンジン32の完爆を判定することができるので、
ハイブリット車両30の走行に大きな影響を与えること
がない。つまり、最初の判定の段階で完爆が判定できれ
ば、エンジン回転速度は判定のためにその上昇が全く抑
制されることがないので、加速応答性を高く維持した上
でエンジン32を始動することができる。
【0057】又、エンジン32の完爆判定に当ってモー
タ34のトルクを低減方向に変更しているため、エンジ
ン32の回転数が上昇又は維持されていれば、エンジン
が自立運転していることは明らかであり、確実に完爆を
判定することができる。しかも、モータ34のトルクを
低下させて完爆判定を行ったにも拘らず、エンジン32
が完爆していない場合には、一旦モータ34のトルクを
復帰(増大)させてから始動判定を再実行するため、モ
ータ34のトルクに大きな落ち込みが発生しないので、
安定した車両の走行が可能である。なお、本実施形態に
おいてはモータ34とトランスミッション38との間に
トルクコンバータ36が配置されているため、特に上記
のトルク変動が吸収されるようになっている。
【0058】又、エンジンの始動判定を所定回数実行し
てもエンジン32が完爆したと判定できない場合には、
エンジン32の始動自体を中止するため、無用な燃料の
消費やバッテリ42の電力の消費を防止することがで
き、燃費の向上に貢献する。
【0059】なお、上記第1実施形態においては、図2
に示すステップ108においてモータ34のトルクを低
下させて完爆判定を行うものを示したが、本発明はこれ
に限定されず、例えばステップ108においてモータの
トルク増大を中止して一定に維持し、それにも拘らずス
テップ110においてエンジン32の回転速度が上昇し
た場合には完爆したと判定するようにしてもよい。要
は、ステップ108(所定の時点)から、モータ34が
それまでエンジン32に対して与えてきた駆動力を「低
減方向」に変更し、それにも拘らずエンジン回転速度が
その変更に追従することなく上昇してゆけば、完爆と判
定できる。
【0060】このように低減の程度を緩くすると、モー
タ34のトルク変動(脈動)がより防止されるので、更
に安定した走行を維持しつつ、エンジン32を確実に始
動することができる。
【0061】なお、駆動力を低減方向に変更する手法と
しては、例えば、増加傾向にあるモータ34の電流値
を、その増加率を低減させるように制御することで行わ
れる。
【0062】又、この第1実施形態においてはモータ走
行時と停車時とにおいてエンジンの始動制御を異なるも
のにしていたが、本発明はそれに限定されず、車両が停
車時においてもモータのトルクを低下又は一定に維持し
た状態(モータ走行時と同様な状態)で、エンジンの完
爆判定を行うようにしてもよい。
【0063】なお、本実施形態においてはエンジンの始
動判定装置を1モータタイプのハイブリット車両に適用
する場合を示したが、本発明はそれに限定されるもので
はなく、エンジンと、このエンジンの始動専用のモータ
(駆動力を制御できるモータ)と、を備えたエンジン車
両にも適用することができ、又、図3を示して説明した
ような、2モータタイプのハイブリット車両にも適用で
きる。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、加速性を損なうことな
くエンジンが始動したか否かを確実に判定できるように
なり、特に、1つのエンジン及び1つのモータを備えた
ハイブリット車両を含め、種々のタイプの車両におい
て、停止中、走行中に拘らず確実にエンジンの始動を判
定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る始動判定装置が適
用されるハイブリット車両の構成を示すブロック図
【図2】同始動制御装置によるエンジンの始動制御を示
すフローチャート
【図3】従来のエンジンの始動制御装置が適用されるハ
イブリット車両の構成を示すブロック図
【符号の説明】
30…ハイブリット車両 32…エンジン 34…モータ 36…トルクコンバータ 38…トランスミッション 40…インバータ 42…バッテリ 44…ECU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02N 11/08 B60K 9/00 E (72)発明者 高岡 俊文 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 鈴木 孝 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 岡田 大文 大阪府池田市ダイハツ町1番1号 ダイハ ツ工業株式会社内 Fターム(参考) 3G084 AA00 BA28 CA01 DA02 EA07 EA11 FA33 3G093 AA05 AA07 AA16 BA19 CA01 DA01 DB00 DB23 EB00 EC02 FB02 FB05 5H115 PG04 PI16 PI29 PO17 PU01 PU25 QI04 QN12 RB08 RE01 RE05 SE05 TE02 TI05 TO21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンに直結されたモータにより、該エ
    ンジンを始動するように構成された駆動装置に適用され
    る、前記エンジンの始動判定装置であって、 前記エンジンの始動操作を開始する手段と、 該エンジンの始動操作を開始した後、所定の時点から前
    記モータがそれまでエンジンに対して与えてきた駆動力
    を低減方向に変更する駆動力変更手段と、を備え、 該駆動力の低減方向の変更に、エンジン回転速度が追随
    した場合にはエンジンは完爆していないと判定し、追随
    しなかった場合に該エンジンが完爆・始動したことを判
    定することを特徴とするエンジンの始動判定装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記駆動力変更手段が、前記エンジンの始動操作を開始
    した後、所定の時点から前記モータがそれまでエンジン
    に対して与えてきた駆動力の増大を中止するものである
    ことを特徴とするエンジンの始動判定装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記駆動力変更手段が、前記エンジンの始動操作を開始
    した後、所定の時点から前記モータがそれまでエンジン
    に対して与えてきた駆動力を低くするものであることを
    特徴とするエンジンの始動判定装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載したエンジ
    ンの始動判定装置であって、更に、前記エンジンが完爆
    していないと判定された場合に、前記モータの駆動力を
    増加させた後、前記完爆・始動判定を再実行する再実行
    手段を備えることを特徴とするエンジンの始動判定装
    置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載したエンジンの始動判定装
    置が適用され、前記再実行手段が、エンジンの完爆・始
    動判定を所定回数実行しても前記エンジンの完爆・始動
    が確認できなかった場合には、該エンジンの始動自体を
    中止することを特徴とするエンジンの始動制御装置
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002364500A (ja) * 2001-06-08 2002-12-18 Toyota Motor Corp 内燃機関の始動制御装置
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