JP2001152204A - 三次元形状造形物製造用の粉末材料、三次元形状造形物の製造方法、および、三次元形状造形物 - Google Patents

三次元形状造形物製造用の粉末材料、三次元形状造形物の製造方法、および、三次元形状造形物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉末材料に光ビームを照射して硬化層を形成
し、この硬化層を積み重ねて所望の三次元形状を有する
造形物を製造する方法において、緻密で精度の高い造形
品を容易かつ能率的に得られるようにすることである。 【解決手段】 粉末材料30に光ビーム50を照射して
硬化層32を形成し、この硬化層32を積み重ねて所望
の三次元形状を有する造形物Mを製造する方法で、50
重量%以上の鉄系粉末と、ニッケル、ニッケル系合金、
銅および銅系合金からなる群から選ばれる1種類以上の
非鉄系粉末とを含む粉末材料を用い、作製された造形物
に、造形物よりも融点の低い金属からなる含浸材料を含
浸させることで、表面粗さが小さく、硬度が高く、強度
に優れ、成形金型などに適した造形物を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三次元形状造形物
の製造技術に関し、詳しくは、光ビームを利用して粉末
材料を層状に連続的に硬化させて三次元形状造形物を製
造する技術において、造形に用いる金属を主体とする粉
末材料と、このような粉末材料を用いて造形物を製造す
る方法と、このような方法で製造された造形物とを対象
にしている。
【0002】
【従来の技術】金属粉末材料に光ビーム(指向性エネル
ギービーム、例えばレーザ)を照射して硬化層を形成
し、この硬化層を積み重ねて三次元形状を有する造形物
を製造する技術が知られている。通常、このような方法
で得られる造形物は、造形密度(焼結密度)が70%程
度であり、造形物の表面には隙間(空孔)が非常に多く
存在している。
【0003】成形金型のように、表面特性が重要で、例
えば表面粗さRy =1μm程度が要求される用途には、
前記方法で得られた造形物をそのまま使用することは出
来ない。造形物の表面に存在する隙間を埋めたり、隙間
を埋めた後の表面を仕上げたりすることが必要になる。
特開平10−88201号公報(先行技術1)には、粉
体の堆積層を圧粉したり粉体の堆積層にレーザ光を照射
したあと全体を圧縮したりして中間成形体を造形し、こ
の中間成形体をさらに焼結して、緻密な造形物を得る技
術が示されている。
【0004】特開平8−39275号公報(先行技術
2)には、単一の高密度エネルギー線では溶融不可能な
金属の混合粉体に、複数の高密度エネルギー線を同時に
照射して溶融させることで造形物を得る技術が示されて
いる。特表平10−506151号公報(先行技術2)
には、銅合金を主成分として鉄族金属なども含む混合粉
末をレーザ光の照射によって焼結させて造形物を製造す
る際に、鉄族金属化合物を含むガス雰囲気中で焼結を行
わせることで、混合粉末からなる焼結材料の孔を鉄族金
属化合物に由来する強化相で埋めて、空隙率を小さくし
密度を高くする技術が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した何れの先行技
術でも、成形金型などに利用できるほど表面粗さの小さ
な造形物を得ることは困難である。先行技術1では、堆
積層の圧粉や全体の圧縮を行っても、隙間や空孔がある
程度は小さくなるだけで、完全に無くすことはできな
い。
【0006】先行技術2では、金属の混合粉体を完全に
溶融させるには、複数の高密度エネルギー線を同時に照
射する装置が必要であり、複数の高密度エネルギー線を
焦点を合わせて同時に照射しながら走査するには高度な
技術が必要となり、製造装置が複雑で高価なものとな
り、生産性も低くなる。金属を完全に溶融させたあとで
固化させると、熱変形にって反りやクラックが発生し易
く、造形物の寸法精度が低下してしまう。
【0007】先行技術3では、鉄族金属化合物は1種の
化学蒸着によって焼結材料の表面に堆積するので、焼結
材料の表面から内部までの全体の隙間を完全に埋めるに
は時間がかかり、造形作業の能率が低下する。レーザ光
を照射する領域を特定のガス雰囲気に維持する装置など
が必要であり、装置構造が複雑で高価になる。造形物の
隙間や空孔を埋める方法として、金属や樹脂を溶融させ
て含浸させる方法が考えられる。
【0008】但し、樹脂では強度や耐久性などに問題が
あり、前記した成形金型などには適用できない。金属を
用いる場合、溶融した高温の金属が造形物と接触する
と、造形物の一部が溶けたり熱変形を起こしたりする可
能性がある。本発明が解決しようとする課題は、前記し
た粉末の光レーザ硬化層を積層して三次元形状造形物を
製造する技術において、従来技術が有する問題点を解消
し、緻密で精度の高い造形品を容易かつ能率的に得られ
るようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる三次元形
状造形物製造用の粉末材料は、粉末材料に光ビームを照
射して硬化層を形成し、この硬化層を積み重ねて所望の
三次元形状を有する造形物を製造する方法に用いられる
粉末材料であって、50重量%以上の鉄系粉末と、ニッ
ケル、ニッケル系合金、銅および銅系合金からなる群か
ら選ばれる1種類以上の非鉄系粉末とを含む。 〔その他の発明〕前記粉末材料が、球状もしくは略球状
をなし、平均粒径が0.1〜200μmであることがで
きる。好ましくは1〜100μm、さらに好ましくは5
〜50μmであることができる。
【0010】前記鉄系粉末を70〜95重量%含むこと
ができる。前記鉄系粉末が、焼入したときの硬さがビッ
カース硬さ400以上またはロックウェル硬さ40以上
になる良焼入性材料であることができる。前記鉄系粉末
が、合金工具鋼材料であることができる。前記非鉄系粉
末として、銅とリンまたはマンガンとの合金からなる銅
系合金を含むことができる。
【0011】前記非鉄系粉末として、ニッケルとクロ
ム、リン、シリコンからなる群から選ばれる1種類以上
の材料との合金からなるニッケル系合金を含むことがで
きる。前記鉄系粉末が、クロムモリブデン鋼を含み、前
記非鉄系粉末が、リン銅またはマンガン銅の何れかとニ
ッケルとを含むことができる。前記粉末材料が、クロム
モリブデン鋼70〜90重量%、リン銅またはマンガン
銅5〜30重量%、ニッケル0〜10重量%を含むこと
ができる。
【0012】前記粉末材料の凝集防止剤をさらに含むこ
とができる。前記凝集防止剤が、前記粉末材料の表面に
コーティングされていることができる。前記凝集防止剤
が、脂肪酸であることができる。前記粉末材料が、平均
粒径1〜20μmであることができる。
【0013】〔三次元形状造形物の製造方法〕粉末材料
に光ビームを照射して硬化層を形成し、この硬化層を積
み重ねて所望の三次元形状を有する造形物を製造する方
法であって、前記粉末材料から製造された造形物に、造
形物よりも融点の低い金属からなる含浸材料を含浸させ
る工程(a) を含む。
【0014】前記含浸材料が、銅もしくは銅合金である
ことができる。前記工程(a) が、不活性または還元性の
雰囲気中で減圧下で、前記含浸材料の粉末を前記造形物
と接触させて含浸材料を造形物に含浸させることができ
る。前記含浸材料が、ブロンズであることができる。前
記含浸材料が、銅とすず、リン、マンガンとの合金であ
ることができる。
【0015】前記工程(a) のあとで、造形物に放電加工
を施す工程(b) をさらに含むことができる。 〔三次元形状造形物〕前記製造方法で製造され、プラス
チック射出成形用金型、あるいは、放電加工用電極であ
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】〔基本的製造工程〕図1に、基本
的な製造工程を示している。図1(a) に示すように、周
囲が囲まれた造形枠10の内部に、昇降自在な造形台1
2を備えている。造形台12の上には、造形物を載せて
取り扱うための載置板14が配置される。
【0017】造形枠10の内部で載置板14の上には、
既に作製された硬化層32が複数層積み重ねられてい
る。硬化層32の周囲には未硬化の粉末材料30が存在
している。造形台12の上下位置を調整することで、硬
化層32および未硬化の粉末材料30の表面が、造形枠
10の上端よりも少し低い位置になるように配置する。
造形枠10と硬化層32の表面との間隔が、次に作製さ
れる硬化層32の厚みを決める。
【0018】先に形成された硬化層32および未硬化の
粉末材料30の上に、新たな粉末材料30を供給し、造
形枠10を横断する幅板状の規制部材16を造形枠10
よりも少し高い位置で水平方向に移動させて、粉末材料
30の高さ位置を規制し、全体が一定の厚みを有する粉
末材料30の層を形成する。図1(b) に示すように、造
形枠10の内側の粉末材料30表面にビーム状のレーザ
光50を照射すると、その部分の粉末材料の全体あるい
は一部が溶融して粉末材料同士が一体的に接合され、新
たな硬化層32が形成される。粉末材料が溶融硬化する
際には、先に形成された硬化層32とも接合一体化され
るので、新たに形成された硬化層32は下方に積層され
た硬化層32…と一体化することになる。
【0019】レーザ光50を水平方向に走査すること
で、所定のパターン形状を有する硬化層32が得られ
る。上記のような工程を繰り返すことで、所定のパター
ン形状を有する硬化層32が複数層積層された三次元形
状を有する造形物が得られる。硬化層32すなわち造形
物の周囲には未硬化の粉末材料30が残留している。
【0020】図1(c) に示すように、造形枠10の内部
から、載置板14とともに造形物Mを取り出せば、三次
元形状を有する造形物Mが得られる。 〔粉末材料〕粉末材料は、造形物の基本的構造や特性を
決めるベースになる材料と、このベース材料を接合する
バインダになる材料とを組み合わせる。
【0021】ベース材料として、硬度の高い材料が好ま
しい。造形物を成形用金型や放電加工用電極のような耐
久性を要求される用途に使用する場合には、製品寿命な
どを考慮すれば、造形物には高い硬度が要求され、ベー
ス材料にも高い硬度の材料を用いることが望ましい。ベ
ース材料として、焼入れ性の良い材料を用いると、光照
射によって焼結およひ造形が行われる際に、光照射時の
加熱とその後の急冷によって焼入れが行われて、硬度な
どの特性が向上する。
【0022】ベース材料に適した材料として鉄系粉末が
用いられる。上記した硬度および焼入れ性の点で、合金
工具鋼の材料が好ましいものとなる。具体的には、クロ
ムモリブデン鋼(例えば、SCM440)などがある。
バインダ材料はベース材料との相性が良く(合金を作り
やすく)、溶融時に流動性の良い材料が好ましい。
【0023】具体的には、鉄系材料と相性の良いニッケ
ルやニッケル系合金があげられ、靱性、強度、耐食性な
どを向上させて、線膨張係数を低下させるという機能も
ある。ニッケル系合金として、クロム、リン、シリコン
などとの合金を用いることができる。Ni−P系合金
は、鉄系材料(SCM鋼)に比べて融点が500℃以上
も低いので、バインダとしての機能に優れている。
【0024】銅や銅系合金も鉄系材料と相性が良く、流
動性や濡れ性も良く、鉄系材料に比べて融点が300℃
以上も低いので、鉄系材料を光照射で焼結させて造形す
る際のバインダ機能が高い。銅系合金として、銅とリン
やマンガンとの合金を用いると、鉄系材料に比べて融点
が500℃以上も低くなり、前記機能に優れたものとな
る。
【0025】粉末材料に占めるバインダ材料の割合が多
いほど、低エネルギーの光ビームでも焼結できるので、
光照射による焼結性が良くなる。しかし、バインダ材料
の割合が多いと、造形物の融点が低下する。そのため、
造形物に金属を含浸させるのが困難になる。これらの条
件を考慮して、バインダ材料の割合が決められる。造形
物を製造後に金属などを含浸させる場合、造形物の融点
は含浸材料よりも高く設定しておく必要がある。含浸材
料がブロンズや銅合金の場合、造形物を製造する粉末材
料は、融点の高い鉄系粉末を70〜95重量%の範囲で
含むことが好ましい。
【0026】具体的には、下記組成の粉末材料が使用で
きる。
【0027】
【表1】 上記表において、マンガン鋼(SCM440)は、JI
S規格に規定される材料であり、以下の組成を有する。
【0028】
【表2】 <SCM440の成分割合> ───────────────────────────────── 成分 Fe Cr Ni Mo Mn Si C ───────────────────────────────── 割合(wt% ) 残部 1.11 0.16 0.24 0.68 0.33 0.39 ───────────────────────────────── また、リン銅としては、リン(P)を6.5重量%含む
ものを用いた。
【0029】以下の組成配合からなる粉末材料も使用で
きる。
【0030】
【表3】 ここで、Ni−P系合金は、C:0.09重量%および
P:11.0重量%、残部Niからなる合金である。
【0031】〔粉末材料の粒径〕粉末材料の粒径は小さ
いほうが、堆積させたときの粉末材料層の厚みを薄くで
き、造形物の寸法精度を向上させることができる。しか
し、粒径の小さな粉末は、表面積が大きくなって凝集を
起こし易くなり、粉末を散布しても転がって一様に拡が
ることが行われ難くなり、粉末材料層における粉末材料
の充填密度が低下する。厚みの薄い粉末材料層が形成で
き難くなる。小さな粉末が多く存在するほど、上記問題
が顕著になる。
【0032】これらの条件を考慮して、粉末材料の平均
粒径は0.1〜200μmが好ましい。また、種々の条
件で実験を繰り返した結果、実用的に最も好ましい粒径
範囲は、平均粒径5〜50μmであった。 〔造形条件〕光ビーム50として、パルスYAGレーザ
が用いられる。照射エネルギー0.1J/ショット、シ
ョット数150pps 、レーザ走査速度50mm/sec、走査
間隔0.2mmに設定する。光ビームとして、CW(連続
波)YAGレーザ、パルス炭酸レーザ、CW炭酸ガスレ
ーザを用いることもできる。
【0033】造形雰囲気は、窒素ガスによる不活性ガス
雰囲気とする。積層硬化させる粉末材料層30の厚み
を、0.05mmに設定する。積層厚さを、0.1mmある
いは0.2mmに設定することもできるが、造形物の寸法
精度を向上させるには出来るだけ薄いほうが好ましい。
また、粉末材料の粒径よりも薄い積層厚さは形成できな
い。
【0034】硬化層32を形成する載置板14として、
ダイス鋼、ハイス鋼、超硬合金など、造形物よりも硬度
の大きな材料からなるものが用いられる。前記した粉末
材料(1)(2)を用いて、上記処理条件で造形を行っ
たところ、何れの組成でも良好な造形物が得られた。粉
末材料(1)を用いて製造された造形物の融点は115
0℃以上であった。
【0035】〔凝集防止剤〕凝集防止剤を使用すること
で、粉末材料の凝集を防止して、粉末材料層の形成を容
易にし、粉末充填密度を向上させることができる。凝集
防止剤としては、微粉末の凝集を防ぐ機能のある材料で
あれば、一般的に凝集防止剤として利用されている各種
の材料が使用できる。具体的には、ステアリン酸などの
脂肪酸を含む化合物が使用できる。
【0036】粉末状あるいはフレーク状のステアリン酸
亜鉛が使用できる。粉末材料に混合されたステアリン酸
亜鉛は、光照射による焼結の際に大部分が蒸発する。ス
テアリン酸亜鉛の一部は鉄系材料と反応して浸炭機能を
発揮し、硬度を向上させる効果がある。この浸炭機能
は、凝集防止剤を含まれる脂肪酸中の炭素が、光照射に
よって鉄系粉末と反応して生じるものであると推定でき
る。
【0037】但し、凝集防止剤には、粉末材料の焼結す
なわち結合を阻害する作用があるので、配合量が多すぎ
ると、造形密度が小さくなり、造形強度が低下し、造形
物に金属を含浸させる際に形状が崩れる問題が生じる。
これらの条件を考慮して、凝集防止剤の添加量が決定さ
れる。具体的には、0.5〜1.0重量%程度を配合し
ておくことができる。
【0038】凝集防止剤が配合された粉末材料の具体的
組成を以下に示す。
【0039】
【表4】 上記粉末材料(3)は、粉末材料(1)(2)に比べて
平均粒径が小さいが、凝集防止剤を配合していること
で、粉末材料層の形成に問題が生じることはない。粒径
の小さな粉末を使用することで、厚みの薄い粉末材料層
すなわち硬化層を形成することが可能になる。この場
合、例えば、厚み0.03mm程度の粉末材料層が形成で
きる。
【0040】凝集防止剤は、粉末材料を構成する鉄系粉
末および非鉄系粉末の表面にコーティングしておくこと
もできる。凝集防止剤がコーティングされた粉末材料の
具体例を以下に示す。
【0041】
【表5】 凝集防止剤は、粉末材料に混合しておくよりもコーティ
ングしておくほうが、凝集防止機能が高くなり、粉末材
料層の形成がより良好に行える。
【0042】〔造形物への含浸処理〕含浸材料として
は、造形物の表面に接触させた状態で溶融させて、造形
物に存在する微細な隙間あるいは空孔を埋めて含浸させ
ることができる材料が用いられる。含浸材料として、造
形物よりも低い融点を有する材料を用いる。溶融時に流
動性の良い材料が好ましい。
【0043】含浸材料は造形物の機械的特性に影響を与
える。造形物の用途や要求性能に合わせて、含浸材料を
選択する。通常は、粉末材料に用いられるのと同様の金
属の中から選んで使用される。含浸材料の具体例とし
て、銅や銅合金が使用できる。銅合金として、銅とす
ず、リン、マンガンなどとの合金が使用できる。より具
体的には、ブロンズ(青銅)が使用できる。
【0044】例えば、前記した粉末材料(1)を用いて
製造された造形物は、融点が1150℃以上になるの
で、融点が1084℃程度の銅が好適に使用できる。含
浸処理は、造形物の表面に含浸材料を接触させた状態
で、含浸材料を溶融させることで造形物に含浸させる。
減圧下で含浸処理を行えば、毛細管現象などの作用で、
造形物への含浸材料の浸透が効率的に行われる。
【0045】処理雰囲気を不活性雰囲気で行えば、造形
物あるいは含浸材料の酸化が生じ難い。処理雰囲気が還
元性雰囲気であれば、造形時あるいは造形後にある程度
の酸化が生じていても、含浸処理と同時に表面が還元さ
れて活性化し、含浸材料の内部への浸透が良好に行われ
る。粉末状の含浸材料を用いれば、造形物の形状に合わ
せて表面に配置する作業が行い易い。含浸処理に用いる
量を容易に変更できる。含浸処理時の溶融も容易であ
る。造形物の隙間に容易に浸透することができる。
【0046】含浸処理の具体的処理条件を以下に示す。 処理装置:真空炉 含浸材料:銅粉末。造形物に表面に接触するように配
置。 処理温度:1150℃ 処理圧力:133Pa(1Torr) 処理雰囲気:水素(還元性ガス)を約5リットル/min
で供給。 前記した各種の粉末材料(1)〜(4)を用いて造形物
を製造し、上記条件で含浸処理を行ったところ、何れの
場合も、表面粗さが小さく、強度に優れ、熱伝導率の高
い製品を得ることができた。
【0047】含浸材料を、ブロンズ(70Cu−30S
n)に代え、粉末材料(1)から造形された造形物に、
上記と同じ含浸処理を行ったところ、上記同様に品質性
能に優れた処理製品が得られた。この場合、造形物の融
点は1150℃であり、含浸材料の融点は800℃以下
である。したがって、粉末材料(1)の鉄系粉末の配合
割合を少なくしバインダ材料の非鉄系粉末を増やして、
融点をもう少し下げても、十分に含浸処理は可能であ
る。
【0048】含浸材料を、リン銅(P=6.5重量%)
に代えて同様の処理を行ったところ、前記同様に優れた
性能が発揮できた。なお、リン銅の融点は850℃以下
である。したがって、この場合も、粉末材料(1)の鉄
系粉末の配合割合を少なくすることができる。以上に説
明した含浸処理によって、造形物の表面粗さが良好に
(小さく)なる。造形物の隙間や空孔が含浸材料で埋め
られることで熱伝導率が高くなる。強度も向上する。
【0049】〔放電加工処理〕上記のようにして造形さ
れ含浸処理を施した造形物に、放電加工による仕上げ加
工を行うことができる。放電加工に使用する装置および
処理条件は、通常の金属材料に対する加工処理と同様の
装置や処理条件を適用することができる。
【0050】放電加工には、加工形状に対応する形状の
電極を用いて、電極の形状通りに加工を行う方法があ
る。この場合は、加工速度が遅くなり、電極製造に手間
がかかることになる。予め三次元形状に作製された造形
物に対して、表面の形状を整形したり、小さな凹凸形状
を形成したりするだけで良い場合には、次の方法が採用
できる。
【0051】図2に示すように、角棒状をなす電極60
の先端を造形物Mの表面に沿って移動させることで、造
形物Mの表面を削り取って、造形物Mの表面形状を仕上
げることができる。造形物Mの表面に付着している金属
粉末の残留物を除去したり、光照射による造形では作製
が困難な形状部分を形成したり、造形物Mの表面に部分
的に孔や溝、凹みなどを作製する場合に有効である。
【0052】電極60としては、角棒状のもののほか、
円棒状その他の比較的に単純な棒状その他の立体形状の
ものが使用できる。上記方法は、造形物Mの一部を削り
取るだけなので、加工能率が高く、短時間で仕上げるこ
とができる。また、放電加工の長所である高アスペクト
の加工が可能である点も活かすことができる。
【0053】特に、粉末材料を用いた造形方法では、造
形物Mの表面に不要な金属粉末が付着したままになり易
いので、放電加工による不要金属粉末の除去加工によっ
て、表面が平滑で表面粗さの小さな造形物を効率的に得
ることができる。 〔三次元形状造形物〕本発明の粉末材料を用いて、本発
明の製造方法で製造された造形物は、硬度が高く、機械
的強度に優れ、表面粗さが小さいことなどの利点によ
り、プラスチック射出成形用金型や放電加工用電極とし
て優れたものとなる。
【0054】これらの用途では、複雑な三次元形状を高
い寸法精度で備えていることが要求されたり、設計変更
に迅速に対応することが要求されたりするため、光照射
の走査パターンを変更するだけで造形物の形状が変更で
き、造形物が高速できる前記方法が極めて有効である。
【0055】
【発明の効果】本発明にかかる三次元形状造形物製造用
の粉末材料は、鉄系粉末をベースにして、バインダにな
る非鉄系粉末を組み合わせていることで、硬度が高く機
械的強度や耐久性にも優れた造形物を提供することがで
きる。しかも、造形物に含浸材料を含浸させることで、
造形物の表面に生じる隙間や空孔を埋めて、表面粗さの
小さな造形物を得ることができる。
【0056】含浸処理の際には、含浸させる金属に比べ
て、はるかに融点が高い鉄系粉末をベースにした造形物
は、部分的に溶融したり熱変形を起こしたりすることが
なく、造形された三次元形状を正確に維持することがで
きる。含浸させる金属として、比較的に融点が高い材料
を用いることができ、使用時における耐久性や機械的特
性を向上させることができる。含浸材料の流動性が良く
なる高温で含浸処理を行うことが可能になり、造形物の
内部の隙間や空孔までに迅速かつ十分に含浸材料を浸透
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態となる製造方法を段階的に
示す模式的断面図
【図2】 放電加工工程を示す斜視図
【符号の説明】
10 造形枠 12 造形台 14 載置板 16 規制板 30 粉末材料 32 硬化層 50 レーザ光 60 放電加工電極
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B22F 5/00 J (72)発明者 待田 精造 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 阿部 諭 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 武南 正孝 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 4F202 AJ02 CA27 CD00 CD30 4K018 AA29 AA30 AA34 AA35 BA02 BA04 BA16 BA17 BB01 BB04 BC29 CA08 CA42 CA44 DA19 FA01 FA36 JA10 KA18 KA37

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉末材料に光ビームを照射して硬化層を形
    成し、この硬化層を積み重ねて所望の三次元形状を有す
    る造形物を製造する方法に用いられる粉末材料であっ
    て、 50重量%以上の鉄系粉末と、ニッケル、ニッケル系合
    金、銅および銅系合金からなる群から選ばれる1種類以
    上の非鉄系粉末とを含む三次元形状造形物製造用の粉末
    材料。
  2. 【請求項2】前記粉末材料が、球状もしくは略球状をな
    し、平均粒径が0.1〜200μmである請求項1に記
    載の三次元形状造形物製造用の粉末材料。
  3. 【請求項3】前記鉄系粉末を70〜95重量%含む請求
    項1または2に記載の三次元形状造形物製造用の粉末材
    料。
  4. 【請求項4】前記鉄系粉末が、焼入したときの硬さがビ
    ッカース硬さ400以上またはロックウェル硬さ40以
    上になる良焼入性材料である請求項1〜3の何れかに記
    載の三次元形状造形物製造用の粉末材料。
  5. 【請求項5】前記鉄系粉末が、合金工具鋼材料である請
    求項1〜4の何れかに記載の三次元形状造形物製造用の
    粉末材料。
  6. 【請求項6】前記非鉄系粉末として、銅とリンまたはマ
    ンガンとの合金からなる銅系合金を含む請求項1〜5の
    何れかに記載の三次元形状造形物製造用の粉末材料。
  7. 【請求項7】前記非鉄系粉末として、ニッケルとクロ
    ム、リン、シリコンからなる群から選ばれる1種類以上
    の材料との合金からなるニッケル系合金を含む請求項1
    〜6の何れかに記載の三次元形状造形物製造用の粉末材
    料。
  8. 【請求項8】前記鉄系粉末が、クロムモリブデン鋼を含
    み、 前記非鉄系粉末が、リン銅またはマンガン銅の何れかと
    ニッケルとを含む請求項1〜6の何れかに記載の三次元
    形状造形物製造用の粉末材料。
  9. 【請求項9】前記粉末材料が、クロムモリブデン鋼70
    〜90重量%、リン銅またはマンガン銅5〜30重量
    %、ニッケル0〜10重量%を含む請求項8に記載の三
    次元形状造形物製造用の粉末材料。
  10. 【請求項10】前記粉末材料の凝集防止剤をさらに含む
    請求項1〜9の何れかに記載の三次元形状造形物製造用
    の粉末材料。
  11. 【請求項11】前記凝集防止剤が、前記粉末材料の表面
    にコーティングされている請求項10に記載の三次元形
    状造形物製造用の粉末材料。
  12. 【請求項12】前記凝集防止剤が、脂肪酸である請求項
    10または11に記載の三次元形状造形物製造用の粉末
    材料。
  13. 【請求項13】前記粉末材料が、平均粒径1〜20μm
    である請求項10〜12の何れかに記載の三次元形状造
    形物製造用の粉末材料。
  14. 【請求項14】粉末材料に光ビームを照射して硬化層を
    形成し、この硬化層を積み重ねて所望の三次元形状を有
    する造形物を製造する方法であって、 前記粉末材料が請求項1〜13の何れかに記載の粉末材
    料であり、 前記粉末材料から製造された造形物に、造形物よりも融
    点の低い金属からなる含浸材料を含浸させる工程(a) を
    含む三次元形状造形物の製造方法。
  15. 【請求項15】前記含浸材料が、銅もしくは銅合金であ
    る請求項14に記載の三次元形状造形物の製造方法。
  16. 【請求項16】前記工程(a) が、不活性または還元性の
    雰囲気中で減圧下で、前記含浸材料の粉末を前記造形物
    と接触させて含浸材料を造形物に含浸させる請求項14
    または15に記載の三次元形状造形物の製造方法。
  17. 【請求項17】前記含浸材料が、ブロンズである請求項
    15に記載の三次元形状造形物の製造方法。
  18. 【請求項18】前記含浸材料が、銅とすず、リン、マン
    ガンとの合金である請求項15に記載の三次元形状造形
    物の製造方法。
  19. 【請求項19】前記工程(a) のあとで、造形物に放電加
    工を施す工程(b) をさらに含む請求項14〜18の何れ
    かに記載の三次元形状造形物の製造方法。
  20. 【請求項20】請求項14〜19の何れかの方法で製造
    され、 プラスチック射出成形用金型である三次元形状造形物。
  21. 【請求項21】請求項14〜19の何れかの方法で製造
    され、 放電加工用電極である三次元形状造形物。
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