JP2001151904A - J会合体配向分散膜及びその製造方法 - Google Patents

J会合体配向分散膜及びその製造方法

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JP2001151904A JP2000125254A JP2000125254A JP2001151904A JP 2001151904 A JP2001151904 A JP 2001151904A JP 2000125254 A JP2000125254 A JP 2000125254A JP 2000125254 A JP2000125254 A JP 2000125254A JP 2001151904 A JP2001151904 A JP 2001151904A
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dispersion
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Takayoshi Kobayashi
孝嘉 小林
Kazuhiko Misawa
和彦 三沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巨大な双極子を有し、非線型光学素子として
好適に使用することのできるJ会合体配向分散膜及びそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】 シアニン色素とポリビニルアルコールと
を水に溶解してなるメゾJ会合体分散液を作製する。次
いで、このメゾJ会合体分散液を所定の温度に保持する
ことにより、高粘度に維持する。次いで、前記メゾJ会
合体分散液をガラス基板上に滴下させた後、ラビング処
理を施す。これによって、前記シアニン色素が会合する
とともに、分極配向されてなるJ会合体から構成される
J会合体配向分散膜を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】J会合体配向分散膜及びその
製造方法に関し、さらに詳しくは、2次又は3次などの
非線型光学素子として好適に使用することが可能なJ会
合体配向分散膜及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】巨大静的多極子を有するメゾJ会合体
は、それが数十分子数以上に会合するとともに一方向に
分極配向されると、極めて巨大な双極子を有するJ会合
体配向分散膜を得ることができる。そして、このような
J会合体配向分散膜が光学素子として使用された場合に
おいては、その巨大な双極子に起因して大きな非線形性
を示すため、第2高調波発生素子や光変調素子へ応用が
期待されている。
【0003】現在、前記のようなJ会合体配向分散膜と
しては、ラングミュアーブロジェット膜(LB膜)から
なるもののみが存在している。この場合、前記J会合体
配向分散膜は、シアニン色素などの分子内に疎水基と親
水基とを有する材料を水面上に浮かべ、並んだ一分子の
厚さの膜を一層ずつ積み重ねて作製するという、いわゆ
るラングミュアーブロジェット法(LB法)によって製
造される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、J会合
体配向分散膜をLB法によって形成する場合、試料の不
均一性、不安定性という問題がある。したがって、前記
J会合体配向分散膜は、数分子層が積層したLB膜から
なるものしか得られず、実用に足るJ会合体配向分散膜
を得ることができないのが現状であった。このため、現
実には、第2高調波発生素子などの非線形光学素子とし
て有用なJ会合体配向分散膜を得ることができないでい
た。
【0005】本発明は、巨大な双極子を有し、非線形光
学素子として好適に使用することのできるJ会合体配向
分散膜及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明のJ会合体配向分散膜は、巨大静的多極子を有す
るメゾJ会合体を、母材中に分極配向してなることを特
徴とする。
【0007】また、本発明のJ会合体配向分散膜の製造
方法は、巨大静的多極子を有するメゾJ会合体を含んで
なる高粘度の溶液にラビング処理を施すことにより、母
材中に前記メゾJ会合体を分極配向させることを特徴と
する。
【0008】本発明者らは、数十分子以上に積層される
とともに、これらが分極配向してなるJ会合体を有する
J会合体配向分散膜を得るべく鋭意検討した。その結
果、高粘度のメゾJ会合体分散液を作製し、この試料に
対してラビング処理を施すことにより、上記のようなJ
会合体配向分散膜が得られることを見出した。
【0009】すなわち、水溶性の高分子材料とJ会合体
を構成するイオン性有機色素であるシアニン色素とを水
に溶解させ、このシアニン色素が数十分子会合したメゾ
J会合体が分散してなるメゾJ会合体分散液を作製す
る。次いで、この分散液を高粘度に保持した状態で、ガ
ラス基板上に滴下するとともに別個のガラス基板で強く
擦り付ける。すると、驚くべきことに、前記のようなJ
会合体配向分散膜が得られることを見出した。
【0010】このように、高粘度に保持されたメゾJ会
合体分散液にラビング処理を施すのみで、J会合体が数
十分子以上積層したJ会合体配向分散膜が得られるとい
うことは、従来のLB法からは全く予想することができ
ないものである。
【0011】図1は、10kV/cmの大きさの電場を
印加した場合における、本発明のJ会合体配向分散膜の
配向方向における、電場変調スペクトル、並びに吸収ス
ペクトルの1次及び2次微分形グラフの一例を示す図で
あり、図2は、上記J会合体配向分散膜を分極配向する
前の状態において、すなわち、メゾJ会合体分散液に対
して10kV/cmの大きさの電場を印加した場合にお
ける、電場変調スペクトル、並びに吸収スペクトルの1
次及び2次の微分形グラフの例を示す図である。
【0012】図中、実線が電場変調スペクトルを示し、
点線が吸収スペクトルの1次微分形のグラフを示し、点
鎖線が吸収スペクトルの2次微分形のグラフを示す。ま
た、図1及び2に示すJ会合体配向分散膜は、ポリビニ
ルアルコールからなる母材中にJ会合体としてシアニン
色素を積層させて作製したものである。
【0013】図1及び2に示す電場変調スペクトルのグ
ラフと吸収スペクトルの2次微分形のグラフとの比例係
数を求めることにより、分極配向する以前の双極子の大
きさが0.27デバイであるのに対し、分極配向した後
の双極子の大きさが88デバイになっていることがわか
る。すなわち、本発明により、巨大双極子を有するJ会
合体配向分散膜が得られることが分かる。
【0014】また、図1及び2に示す電場変調スペクト
ルのグラフと吸収スペクトルの1次微分形のグラフとか
ら、それぞれ比例係数を求め、分極配向前後における両
者の比を求めることにより、本発明のJ会合体分散膜に
は、シアニン色素が約60分子会合していることが分か
る。すなわち、約60分子のシアニン色素が分極配向す
ることにより、J会合体配向分散膜が前記のような巨大
双極子を有することが分かる。
【0015】このように本発明のJ会合体配向分散膜
は、その巨大な静的双極子変化及び分極率変化に起因し
て極めて大きな光学非線形性を示すことから、第2高調
波発生素子などの2次あるいは非線形スイッチなどの3
次の非線形光学素子として極めて有効である。
【0016】なお、「J会合体」とは、数個〜数万個の
分子が会合した系を総称したものであり、1936年
に、E.E. Jellyという人物によって発見されたものであ
る。また、本発明でいう「メゾJ会合体」とは、前記分
子が数個〜数十個会合した系を総称したものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を発明の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。本発明のJ会合体配向分散
膜は、メゾJ会合体が分極配向してなることが必要であ
る。そして、J会合体配向分散膜中の分極配向してなる
J会合体の大きさが、50〜10000分子数であるこ
とが好ましく、さらには、双極子の大きさに寄与する分
子数が1000〜10000であることが好ましい。こ
れによって、前記J会合体配向分散膜は、極めて大きな
双極子を有するようになり、大きな光学非線形性を示
す。
【0018】本発明のJ会合体配向分散膜におけるJ会
合体は、分極配向されることにより巨大な双極子を有す
ることができれば、その種類については特に限定されな
い。しかしながら、前記J会合体は、イオン性有機色素
からなることが好ましい。イオン性有機色素は、それ自
体が内部に巨大な多極子を有するため、これらが会合し
てなるメゾJ会合体を分極配向して得たJ会合体は、極
めて巨大な双極子を有する。したがって、極めて巨大な
双極子を有するJ会合体配向分散膜を得ることができ
る。
【0019】この場合、イオン性有機色素としては、ポ
リフィリン置換体、シアニン色素置換体を有するものが
好ましく用いることができる。ポリフィリン置換体はス
ルホン酸基及びカルボン酸基などのイオンになり易い基
を有し、シアニン色素置換体はその共鳴構造によりイオ
ンになり易い。したがって、これら置換体はイオン性有
機色素の中でも特に巨大な多極子を有する。このため、
これらのイオン性有機色素をからなるJ会合体配向分散
膜も極めて巨大な双極子を有することができる。
【0020】具体的には、シアニン色素、ポリフィリン
誘導体、スクエアリリウム誘導体、及びフルギド誘導体
などの有機色素を挙げることができる。中でも、以下に
示す本発明のJ会合体配向分散膜の好ましい製造方法に
おいて、ラビング処理などの配向処理を行う際の温度制
御を容易に行うことができるという観点から、シアニン
色素、ポリフィリン誘導体、及びスクエアリリウム誘導
体から選ばれる少なくとも一種であることが好ましい。
【0021】本発明のJ会合体配向分散膜を構成する母
材の種類は特に限定されない。しかしながら、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルカルバゾール、ポリエチレン
グリコールなどの水溶性の高分子材料から構成すること
が好ましく、特にはポリビニルアルコールが好ましい。
これによって、以下に示すラビング処理法を用いた本発
明の好ましい製造方法により、本発明のJ会合体配向分
散膜を簡易に製造することができる。
【0022】本発明のJ会合体配向分散膜の製造方法は
特に限定されるものではないが、メゾJ会合体を効率よ
く分極配向させて巨大な双極子を有するJ会合体配向分
散膜を得るべく、以下に示すようなラビング処理を用い
て製造することが好ましい。
【0023】最初に母材となるべきポリビニルアルコー
ルなどの高分子材料と、J会合体を構成するシアニン色
素などのイオン性有機色素などとを溶媒中に完全に溶解
させて、メゾJ会合体分散液を作製する。次いで、この
メゾJ会合体分散液の温度を適宜に調節することによ
り、前記分散液を高粘度に保持する。次いで、前記高粘
度のJ会合体分散液を所定の基板上に滴下し、ラビング
処理を施すことによってメゾJ会合体を分極配向させ
る。これによって、メゾJ会合体が分極配向したJ会合
体から構成されるJ会合体配向分散膜を得ることができ
る。
【0024】以上のような方法によって、J会合体配向
分散膜を作製する場合、このJ会合体配向分散膜を構成
するJ会合体の大きさは、メゾJ会合体の大きさ、すな
わち会合度によって決定される。そして、メゾJ会合体
の会合度は、上記溶液中のイオン性有機色素などJ会合
体を構成する材料分子の濃度を調節することによって制
御することができる。すなわち、メゾJ会合体の会合度
を増加させるためには、J会合体を構成する材料分子の
濃度を高くし、メゾJ会合体の会合度を低下させるため
には、J会合体を構成する材料分子の濃度を低くする。
【0025】例えば、J会合体を構成する材料分子とし
て上記シアニン色素を用い、母材としてポリビニルアル
コールを用いる場合は、これらを溶解してなる溶液中の
シアニン色素濃度を1g/L〜20g/Lに設定するこ
とにより、シアニン色素が50〜10000会合してな
るメゾJ会合体の分散液を得ることができる。そして、
このメゾJ会合体分散液にラビング処理を施すことによ
り、シアニン色素が50〜10000分子会合するとと
もに、分極配向してなるJ会合体から構成されるJ会合
体配向分散膜を得ることができる。
【0026】メゾJ会合体分散液を作製する際に使用す
る溶媒としては、J会合体を構成する材料分子及びJ会
合体配向分散膜の母材となる材料を溶解できるものであ
れば特に限定されない。しかしながら、J会合体を構成
する材料分子として水溶性の上記シアニン色素などを使
用し、J会合体配向分散膜の母材となる材料としてポリ
ビニルアルコールなど水溶性高分子材料を使用すること
によって、前記溶媒として水を使用することができる。
これにより、本製造方法における操作性が容易になる。
【0027】さらに、ラビング処理は、前記基板と同質
の材料からなる板状の部材によって行うことが好まし
い。これによって、J会合体配向分散膜の厚さ方向にお
いてJ会合体が均一に分極配向してなる分散膜を得るこ
とができる。基板の種類は特に限定されず、ガラス基
板、石英基板、及びシリコン基板などを用いることがで
きる。
【0028】
【実施例】以下、実施例において本発明を具体的に説明
する。 実施例 本実施例においては、ラビング処理による本発明の製造
方法によってJ会合体配向分散膜を作製した。最初に、
水1mLが入った容器中にポリビニルアルコール200
mgを入れた。そして、前記容器を温度調節器の付いた
ヒータ上に載置して前記水を100℃まで加熱するとと
もに、撹拌することによって前記ポリビニルアルコール
を完全に溶解した。
【0029】次いで、このポリビニルアルコール水溶液
中にシアニン色素8mgを入れた。そして、前記ヒータ
によって前記水溶液を130℃まで加熱するとともに、
撹拌して前記シアニン色素を完全に溶解させた。なお、
水溶液中のシアニン色素の濃度は、8g/Lであった。
【0030】次いで、このようにして作製した水溶液を
ガラス基板上に滴下し、前記溶液の温度を保持した状態
において前記水溶液に対してラビング処理を施し、J会
合体分散膜を得た。なお、ラビング処理は、ガラス基板
と同様の板状ガラスを用い、単一方向に一回擦り合わせ
ることによって実施した。
【0031】得られたJ会合体分散膜の配向における電
場変調スペクトル、並びに吸収スペクトルの1次及び2
次微分形のグラフを調べ、図1に示すような結果を得
た。また、ラビング処理を施す以前のJ会合体分散膜の
電場変調スペクトル、並びに吸収スペクトルの1次及び
2次微分形のグラフを図1同様に調べ、図2に示すよう
な結果を得た。
【0032】図1及び2に示す電場変調スペクトルのグ
ラフと吸収スペクトルの2次微分形のグラフとの比例係
数を求めることにより、ラビング処理前におけるJ会合
体分散膜の双極子の大きさは0.27デバイ程度である
のに対し、ラビング処理後におけるJ会合体分散膜の双
極子の大きさは88デバイと極めて大きくなっているこ
とが分かる。したがって、本実施例によるJ会合体分散
膜は、ラビング処理によってシアニン色素が分極配向し
た、巨大な双極子を有するJ会合体配向分散膜となって
いることが分かる。
【0033】また、図1及び2に示す電場変調スペクト
ルのグラフと吸収スペクトルの1次微分形のグラフとか
らそれぞれ比例係数を求め、両者の比をとることによっ
て、本発明のJ会合体配向分散膜はシアニン色素が約6
0分子会合していることが分かる。
【0034】以上、具体例を挙げながら発明の実施の形
態に基づいて本発明を詳細に説明してきたが、本発明は
上記内容に限定されるものではなく、本発明の範疇を逸
脱しない限りにおいてあらゆる変形や変更が可能であ
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば極
めて簡易な方法によって、巨大な双極子を有するJ会合
体配向分散膜を得ることができる。このため、本発明に
よるJ会合体配向分散膜は極めて大きな光学非線形性を
示し、2次又は3次などの非線形の光学素子に対して好
適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のJ会合体配向分散膜の一実施例にお
ける、電場変調スペクトルのグラフ、並びに吸収スペク
トルの1次及び2次微分形のグラフを示す図である。
【図2】 分極配向前のJ会合体分散膜の電場変調スペ
クトル、並びに吸収スペクトルの1次及び2次微分形の
グラフの一例を示す図である。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巨大静的多極子を有するメゾJ会合体
    を、母材中に分極配向してなることを特徴とする、J会
    合体配向分散膜。
  2. 【請求項2】 前記J会合体配向分散膜中の、分極配向
    してなるJ会合体の大きさが、50〜10000分子数
    であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に
    記載のJ会合体配向分散膜。
  3. 【請求項3】 前記J会合体は、イオン性有機色素から
    なることを特徴とする、請求項1又は2に記載のJ会合
    体配向分散膜。
  4. 【請求項4】 前記イオン性有機色素は、シアニン色
    素、ポリフィリン誘導体、及びスクエアリリウム誘導体
    から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする、
    請求項3に記載のJ会合体配向分散膜。
  5. 【請求項5】 前記母材は、高分子材料からなることを
    特徴とする、請求項1〜4のいずれか一に記載のJ会合
    体配向分散膜。
  6. 【請求項6】 前記高分子材料は、ポリビニルアルコー
    ルであることを特徴とする、請求項5に記載のJ会合体
    配向分散膜。
  7. 【請求項7】 巨大静的多極子を有するメゾJ会合体を
    含んでなる高粘度の溶液にラビング処理を施すことによ
    り、母材中に前記メゾJ会合体を分極配向させることを
    特徴とする、J会合体配向分散膜の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記メゾJ会合体と水溶性の高分子材料
    とを水に溶解させて高粘度のメゾJ会合体分散液を作製
    し、このメゾJ会合体分散液を基板上に滴下させた後、
    前記メゾJ会合体分散液に対してラビング処理を施すこ
    とによって、前記高分子材料からなる母材中に前記メゾ
    J会合体を分極配向させることを特徴とする、請求項7
    に記載のJ会合体配向分散膜の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記J会合体配向分散膜中の、分極配向
    してなるJ会合体の大きさが、50〜10000分子数
    であることを特徴とする、請求項7又は8に記載のJ会
    合体配向分散膜の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記J会合体は、イオン性有機色素で
    あることを特徴とする、請求項7〜9のいずれか一に記
    載のJ会合体配向分散膜の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記イオン性有機色素は、シアニン色
    素、ポルフィリン誘導体、及びスクエアリリウム誘導体
    から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする、
    請求項10に記載のJ会合体配向分散膜の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記母材は高分子材料からなることを
    特徴とする、請求項7〜11のいずれか一に記載のJ会
    合体配向分散膜の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記高分子材料はポリビニルアルコー
    ルであることを特徴とする、請求項12に記載のJ会合
    体配向分散膜の製造方法。
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