JP2000226415A - 高分子膜の光学的異方性発現方法、リオトロピック液晶の配向方法、配向色素膜、及び、配向色素膜の製造方法 - Google Patents

高分子膜の光学的異方性発現方法、リオトロピック液晶の配向方法、配向色素膜、及び、配向色素膜の製造方法

Info

Publication number
JP2000226415A
JP2000226415A JP11028993A JP2899399A JP2000226415A JP 2000226415 A JP2000226415 A JP 2000226415A JP 11028993 A JP11028993 A JP 11028993A JP 2899399 A JP2899399 A JP 2899399A JP 2000226415 A JP2000226415 A JP 2000226415A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polarized light
linearly polarized
polymer
photoreactive
liquid crystal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11028993A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiro Ichimura
國宏 市村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP11028993A priority Critical patent/JP2000226415A/ja
Publication of JP2000226415A publication Critical patent/JP2000226415A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光反応性高分子膜を、光再配向現象を利用す
ることなく、その光学的異方性を発現させ、且つこれを
利用してリオトロピック液晶を配向させるとともに、配
向色素膜を形成する。 【解決手段】 側鎖あるいは主鎖に光反応基を有する光
反応性高分子膜に直線偏光を照射することにより、その
光反応性高分子のうち、直線偏光の偏光軸に平行な遷移
モーメントを持つ光反応性高分子に選択的に化学構造変
化を生起させる。このとき、直線偏光照射量は、偏光軸
に平行なモニタ直線偏光及び垂直なモニタ直線偏光の吸
光度の比である2色比がほぼ極大値となるように設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高分子膜の光学的
異方性発現方法、液晶の配向方法、配向色素膜、及び、
配向色素膜の製造方法に関する。さらに詳しくは、直線
偏光を照射することによって、側鎖あるいは主鎖に光反
応基を有する光反応性高分子の光学的異方性を発現させ
る方法、この光学的異方性を発現させた光反応性高分子
膜によりリオトロピック液晶を配向させる方法、この配
向により形成された配向色素膜、及び、この配向色素膜
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶の配向方法として、布などで基板表
面を機械的に擦るラビング処理法、斜め蒸着法、微細な
溝の形成法等の基板表面を物理的に変形させる方法があ
るが、これらの方法は、一方向にのみ液晶を配向させる
ものであるために、複数の配向方向を持つ複雑な配向パ
ターンを形成することは困難であった。
【0003】他の液晶配向方法としては、例えば特開平
7−261024号公報等に開示されるように、光反応
性分子を結合あるいは分散した分子層や高分子層に直線
偏光を照射することによって、偏光軸で規定される方向
に液晶を配列する液晶の配向法があり、この方法によ
り、任意の方向に配向した複雑なパターンを形成するこ
とができる。
【0004】異方性を示す液晶の一つとして、溶液状態
で液晶性を示すリオトロピック液晶がある。このリオト
ロピック液晶性組成物を配向制御する方法として、光活
性分子が吸収する波長を含む光を斜めから照射するか、
あるいは直線偏光を照射することにより配向した光活性
分子層にリオトロピック液晶を接触させて、これを配向
させる方法が提案されている。
【0005】これは、直線偏光照射によって、遷移モ−
メントの方向が変化し、その結果として、分子軸の配向
方向が照射偏光軸に対して垂直方向に優先的に並び替え
を起こす光再配向現象を利用するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、直線偏光照射の最適条件が不明確であっ
たため、偏光照射量の過不足が生じ、且つ、光活性分子
の種類によっては、必ずしも光再配向を生起することが
できるものではなかった。
【0007】本発明は、光再配向現象以外の現象を利用
してリオトロピック液晶を配向させるための高分子膜の
光学的異方性発現方法、リオトロピック液晶の配向方
法、配向色素膜、及び、配向色素膜の製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意研究を
重ねた結果、光活性分子の種類によって、光再配向を生
起することができない理由を解明し、且つ、この解明に
基づいて光再配向現象以外の現象を利用して、リオトロ
ピック液晶を配向させる方法、及び、直線偏光照射の最
適条件を開発した。
【0009】本発明者の研究の結果、光反応性高分子に
おける光学的異方性発現に前記光再配向と異なる機序が
あることが分かった。
【0010】これは、軸選択的な光化学反応であり、直
線偏光照射を行うと、その偏光軸に平行な遷移モーメン
トを持つ光反応性分子が選択的に構造変化を起こし、且
つ、直線偏光における照射偏光軸に対して平行でない遷
移モーメントを持つ光反応性分子の光吸収の度合いが、
偏光軸とその遷移モーメントがなす角度の大小に依存す
ることである。
【0011】例えば膜状にされた光反応性分子は、その
分子軸の方向がランダムに存在するが、ここに、直線偏
光照射を行うと、直線偏光の偏光軸と、光反応性分子に
おける遷移モーメントの角度が小さい分子は速く、ま
た、角度が大きい分子ほどゆっくりと光反応を生起す
る。
【0012】従って、直線偏光照射により、図1におい
て符号aで示されるように、偏光軸に平行の遷移モーメ
ントを持つ光反応性分子の量を示す吸光度A(平行)
が、偏光軸に垂直な遷移モーメントを持つ光反応性分子
の量を示す吸光度A(垂直)に対して選択的に減少する
ために、A(平行)/A(垂直)の2色比は負の値が照
射量の増大と共に大きくなる。更に、直線偏光照射を続
けると、A(垂直)も減少するので、A(平行)/A
(垂直)の2色比の値は極大値を経て小さくなる。図1
の符号bで示される曲線は光再配向の場合の2色比の変
化を示す。
【0013】本発明は、請求項1のように、側鎖あるい
は主鎖に光反応基を有する光反応性高分子膜に直線偏光
を照射することにより、その光反応性高分子のうち、前
記直線偏光の偏光軸に平行な遷移モ−メントを持つ光反
応性高分子に選択的に化学構造変化を生起させる工程を
含み、この直線偏光照射時の前記光反応性高分子への入
射光子量を、該光反応性高分子における、前記偏光軸に
平行なモニタ−直線偏光及び垂直なモニタ−直線偏光の
吸光度の比である2色比がほぼ極大値となるようにした
ことを特徴とする高分子膜の光学的異方性発現方法によ
り上記目的を達成するものである。
【0014】前記高分子膜の光学的異方性発現方法にお
いて、前記光反応性高分子は、C=C,C=N,C=O
から選ばれた少なくとも一つの二重結合を含むものとし
てもよい。
【0015】前記高分子膜の光学的異方性発現方法にお
いて、前記光反応性高分子は、C=C結合を含む桂皮酸
やクマリンを結合した高分子、C=O結合を含むポリイ
ミドのいずれかからなり、前記直線偏光は、その主たる
波長成分が250〜350nmとしてもよい。
【0016】前記高分子膜の光学的異方性発現方法にお
いて、前記直線偏光は、誘電体の板を積層してなる板層
偏光子により形成されるようにしてもよい。
【0017】前記高分子膜の光学的異方性発現方法にお
いて、前記光反応性高分子が、C=C結合を含むスチル
バゾ−ル、スチルバゾリウム、カルコンのいずれかから
なるとき、前記直線偏光は、その主たる波長成分が35
0nmを越えたその近傍であるようにしてもよい。
【0018】前記高分子膜の光学的異方性発現方法にお
いて、前記スチルバゾ−ル、スチルバゾリウム、カルコ
ンは、その残基に、酸素原子、硫黄原子、窒素原子の少
なくとも一つを共役させてもよい。
【0019】前記高分子膜の光学的異方性発現方法にお
いて、前記光反応性高分子は、C=C結合を含む桂皮
酸、スチルバゾ−ル、スチルバゾリウム、カルコンのい
ずれかからなり、前記直線偏光は、その主たる波長成分
が300〜350nmであるようにしてもよい。
【0020】リオトロピック液晶の配向方法の発明は、
請求項7のように、前記いずれかの方法により2色比が
ほぼ極大値となるように光学的異方性が発現された高分
子膜とリオトロピック液晶とを接触させることにより上
記目的を達成するものである。
【0021】また、前記リオトロピック液晶の配向方法
において、前記高分子膜とリオトロピック液晶との接触
が高分子膜の光学的異方性を発現させる前又は後になさ
れるようにしてもよい。
【0022】配向色素膜の発明は、請求項9のように、
前記のいずれかの方法により2色比がほぼ極大値となる
ように光学的異方性が発現された高分子膜と、この高分
子膜に接触されているリオトロピック液晶と、を有して
なることを特徴とする配向色素膜により上記目的を達成
するものである。
【0023】配向色素膜の製造方法の発明は、請求項1
0のように、側鎖あるいは主鎖に光反応基を有する光反
応性高分子膜に、リオトロピック液晶相を示す溶液を接
触させる工程と、この接触の前又は後に、前記光反応性
高分子膜に直線偏光を照射することにより、前記光反応
性高分子のうち、前記直線偏光の偏光軸に平行な遷移モ
−メントを持つ光反応性高分子に選択的に構造変化を生
起させる工程と、前記2工程の次に、前記溶液における
溶媒を除去する工程とを含んでなり、前記直線偏光照射
時の前記光反応性高分子膜への入射光子量を、該光反応
性高分子における、前記偏光軸に平行なモニタ−直線偏
光及び垂直なモニタ−直線偏光の吸光度の比である2色
比がほぼ極大値となるようにしたことを特徴とする配向
色素膜の製造方法により上記目的を達成するものであ
る。
【0024】又、前記リオトロピック液晶の液晶相がネ
マチック相であってもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
詳細に説明する。
【0026】本発明に用いられる光活性高分子は、その
側鎖あるいは主鎖に光反応性基を含有する高分子であ
り、例えば、その塗布膜中では、光反応性基の方向はラ
ンダムであるが、直線偏光照射によって、その偏光軸に
平行な遷移モーメント(光吸収が起こる電子系の配列方
向)に相当する光吸収帯を有する光反応性分子から選択
的に光を吸収し、化学構造変化を引き起こす。その結
果、光学的な異方性が発現する。
【0027】前記のような光学的異方性を発現する光反
応性高分子として、具体的には、C=C結合を含む式
(1)の桂皮酸、式(2)のクマリン、式(3)のスチ
ルバゾール、式(4)のスチルバゾリウム、式(5)の
カルコン等がある。これらはC=Cの二重結合部分が光
を吸収し、構造的変化を起こす。更に、C=Oの二重結
合を含む光反応性高分子としては、式(6)のポリイミ
ドがある。
【0028】
【化1】
【0029】
【化2】
【0030】
【化3】
【0031】
【化4】
【0032】
【化5】
【0033】
【化6】
【0034】本発明において、上記のような光反応性高
分子は、通常、基板上に膜状に設けられる。基板として
は、前記光反応性高分子が結合し得るものであればよ
く、シリカ系ガラス、硬質ガラス、石英、各種プラスチ
ック等のシートあるいはそれらの表面に、酸化桂素、酸
化スズ、酸化インジウム、酸化アルミニウム、酸化チタ
ン、酸化クロム、酸化亜鉛等の金属酸化物や、窒化珪
素、炭化珪素等を被覆したものが用いられる。あるいは
又、反射能の高い金属薄膜で表面を被覆した基板も用い
ることができる。
【0035】上記のような光反応性高分子膜は、予め液
状の高分子を回転塗布法、ディップ法、グラビアコート
法、ラングミュアブロジェット法等によって形成する。
この場合、高分子薄膜の膜厚は1μm以下で十分なの
で、回転塗布法が好適である。
【0036】直線偏光の光源としては、水銀灯、キセノ
ン灯、蛍光灯、ケミカルランプ、ヘリウムカドミウムレ
ーザ、アルゴンレーザ、クリプトンレーザ、ヘリウムネ
オンレーザ、半導体レーザ、太陽光等のいずれでもよ
く、これらを前述の偏光素子を通して所定の偏光軸を有
する直線偏光として、前記光活性高分子膜に照射する。
【0037】又、照射する直線偏光の主たる波長領域
は、光反応性高分子の種類によって最適値を選択する。
【0038】例えば、光反応性高分子がC=0の二重結
合を持つポリイミドの場合は、照射すべき直線偏光の主
たる成分が250nm〜300nmとする。更に、桂皮
酸、置換桂皮酸あるいはクマリンの場合には、照射する
直線偏光の主たる波長成分は300〜350nmとす
る。スチルバゾールの場合には、直線偏光の主たる波長
成分は300〜400nm、特に好ましくは、310〜
380nmとする。スチルバゾリウムあるいはカルコン
の場合は、照射する直線偏光の主たる波長成分は350
nmを越える領域とする。
【0039】更に、光反応性高分子がC=Oの二重結合
を含むポリイミドの場合は、前記直線偏光はその主たる
波長成分が300〜350nmとする。
【0040】本発明において用いる直線偏光は、光源か
らの光を偏光素子と組み合わせる方法によって得られ
る。
【0041】偏光素子としては、公知の、反射型、散乱
型、屈折型、複屈折型、単結晶二色性型、多結晶二色性
型、高分子二色性型等があり、このうち、高分子二色性
型偏光素子は、大量生産に適し且つ大面積化が可能なた
め、最も広く使われている。
【0042】この高分子二色性型偏光素子は、延伸した
ポリビニルアルコール膜にヨウ素イオンを染着させて構
成される。
【0043】この偏光素子は、ヨウ素による光吸収及び
光劣化防止のために含まれる紫外線吸収剤による光吸収
があるため、約350nm以下の波長領域にある偏光紫
外線を取り出すことはできない。
【0044】従って、このような高分子二色性型偏光素
子を用いた場合はポリイミドや、桂皮酸あるいはクマリ
ンを含む光活性高分子の照射には適しない。
【0045】前記例示された他の光反応性高分子である
スチルバゾール、スチルバゾリウム、カルコン類には、
前記高分子二色性型偏光素子によって得られた直線偏光
を照射してもよい。
【0046】特に、これらの光活性高分子における残基
に、酸素原子、硫黄原子、窒素原子等を共役させること
によって、より長い波長領域の直線偏光を吸収させるこ
とが可能となる。従って、この場合は、350nm以上
の波長領域における直線偏光も利用することができる。
【0047】前記350nm以下の波長領域のみを光吸
収する桂皮酸あるいはポリイミドの場合には、ゲラン・
トムソン型偏光子を用いることができる。また、誘電体
の板を積み重ねて非偏光を通過させ、反射光線を取り除
くようにした、比較的大面積の板層偏光子を用いること
ができる。例えば、ガラスのような透明性の高い板を用
いることによって、350nm以下の波長領域にある偏
光紫外線を取り出すことができる。
【0048】上記のような直線偏光の照射量は、偏光の
強度及び時間の積、即ち、光反応性高分子膜に入射する
直線偏光の入射光子量によって決定する。
【0049】ここで、光学的異方性を表現するパラメー
タの1つとして、2色比がある。これは、光反応を引き
起こす直線偏光の偏光軸に対して、平行あるいは垂直な
偏光軸を持つモニター光で測定した吸光度をA(平行)
あるいはA(垂直)とするとき、2色比をA(平行)/
A(垂直)とする。
【0050】前記図1において符号aで示されるよう
に、直線偏光照射によって、その直線偏光の偏光軸に平
行な遷移モーメントを持つ光反応性分子が選択的に構造
変化を起こしていくが、照射量の増大と共に、A(平
行)/A(垂直)の2色比の値が極大値を経て小さくな
るので、その極大値近傍で照射を停止させるようにす
る。
【0051】上記のような、軸選択的な光化学反応は、
不可逆的であるので、照射を停止したとき、光反応性分
子の光学的異方性が最大限に発現された状態で前記2色
比が固定される。
【0052】次に、上記光学的異方性が発現された高分
子膜を用いてリオトロピック液晶を配向させる方法につ
いて説明する。
【0053】上記のように、基板表面に形成するされた
高分子膜を、前述の手順で、2色比がほぼ極大値となる
ように光学的異方性を発現させる。
【0054】次に、上記のように、直線偏光照射によっ
て光学的異方性が発現された光反応性高分子膜上に、リ
オトロピック液晶性化合物の溶液層を設けると、このリ
オトロピック液晶が、前記光反応性高分子膜の分子軸方
向に配列される。
【0055】前記リオトロピック液晶としては、例えば
セルロース誘導体、ポリペプチド、核酸等、主鎖が棒状
骨格を持つ高分子を溶媒に溶解してなる高分子リオトロ
ピック液晶、両親媒性低分子化合物の濃厚水溶液からな
る両親媒性リオトロピック液晶、水溶性が付与された芳
香環を有する低分子化合物の水溶液からなるクロモニッ
ク液晶が挙げられ、中でもクロモニック液晶が好適であ
る。溶媒としては、水が好ましく、その濃度は5〜15
%程度がよい。
【0056】これらのリオトロピック液晶としては、ネ
マチック液晶相であることが好ましい。ネマチック液晶
相以外の液晶相をとるリオトロピック液晶の場合には、
ネマチック相を発現するために必要な量の、適切な水溶
性有機溶媒、水溶性無機塩、界面活性剤などを添加すれ
ばよい。
【0057】なお、上記のように、リオトロピック液晶
を配向させるために、光反応性高分子膜に直線偏光を照
射した後にその上にリオトロピック液晶性化合物の溶液
層を設けているが、これは、予め、光反応性高分子膜に
リオトロピック液晶性化合物の溶液層を接触させた状態
で直線偏光照射し、この状態で光反応性高分子の光学的
異方性を発現させ、同時にリオトロピック液晶を配向す
るようにしてもよい。
【0058】上記光学的異方性が発現された光反応性高
分子膜と、これに接触して配向されたリオトロピック液
晶の薄膜とにより配向色素膜が構成される。
【0059】
【実施例】以下本発明の実施例を詳細に説明する。
【0060】(実施例1)7−ヒドロキシクマリンとメ
タクリル酸クロリドをピリジン中で反応させて7−メタ
クロイルクマリンを得た。このモノマーをジメチルホル
ムアミドに溶解し、アゾビスイソプチロニトリルを重合
開始剤として60℃で10時間反応させた。高粘度の溶
液をメタノール中に注いでポリマーを分離し、十分にメ
タノールで洗浄してから乾燥し、ポリ(7−ヒドロキシ
クマリン)「式(7)参照」を得た。
【0061】
【化7】
【0062】この高分子をクロロホルムに溶解して1%
の溶液を調整し、この溶液を用いて回転塗布によってガ
ラス板状に薄膜を作製した。この高分子膜は280nm
と310nmに吸収極大値を持っていた。高圧水銀灯か
らの313nmの光をグラン・テーラー偏光子を通して
直線偏光とし、この膜に10J/cm2の光を照射した。
【0063】このようにして光照射した膜で塗布された
2枚のガラス板と厚さ25μmのフィルムスペーサーと
を用いて空セルを作成し、この空セルに10重量%のバ
イオレット・ブルー(C.I.Direct blue)と1.0重量
%の界面活性剤の水溶液を充填した。このセルを偏光子
を通して観察して結果、色素分子は1軸方向に配向して
いた。このセルを55℃に加熱したところ、色素の配向
は消失したが、室温の戻すことによって配向は再現し
た。この水溶液を偏光顕微鏡で観察したところ、ネマチ
ック相に相当するシュリーレン組織が観察され、リオト
ロピック液晶相であることを確認した。
【0064】(実施例2)7−(2−ヒドロキエトキ
シ)クマリンとメタクリル酸クロリドをピリジン中で反
応させて7−(2−メタクロイルエトキシ)クマリンを
得た。このモノマーをジメチルホルムアミドに溶解し、
アゾビスイソプチロニトリルを重合開始剤として60℃
で10時間反応させた。高粘度の溶液をメタノール中に
注いでポリマーを分離し、十分にメタノールで洗浄して
から乾燥し、ポリ(7−(2−メタクロイルオキシエト
キシ)クマリン)「式(8)参照」を得た。
【0065】
【化8】
【0066】この高分子をクロロホルムに溶解して1%
の溶液を調整し、この溶液を用いて回転塗布によってガ
ラス板上に薄膜を作成した。この高分子膜は320nm
に吸収極大値を持っていた。高圧水銀灯からの313n
mの光をグラン・テーラー偏光子を通して直線偏光と
し、この膜に10J/cm2の光を照射した。
【0067】このようにして光照射した膜で塗布された
2枚のガラス板と、厚さ25μmのフィルムスペーサー
とを用いて空セルを作成し、実施例1と同様にして10
重量%のバイオレット・ブルー(C.I.Direct blue)と
1.0重量%のノニオン界面活性剤の水溶液を充填し
た。このセルを偏光子を通して観察した結果、色素分子
は1軸方向に配向していた。
【0068】(実施例3)4−メタクロイルオキシ桂皮
酸メチルエステルをベンゼン中でアゾビスイソプチロニ
トリルを重合開始剤として60℃で10時間反応させ
た。高粘度の溶液をメタノール中に注いでポリマーを分
離し、十分にメタノールで洗浄してから乾燥し、式
(9)で示されるようなポリ(4−メタクロイルオキシ
桂皮酸メチルエステル)「桂皮酸系ポリマー」を得た。
【0069】
【化9】
【0070】この高分子を1:1のジクロロメタンとク
ロロベンゼンの混合溶媒に溶解して0.2重量%の溶液
とし、これをガラス板に回転塗布した。薄膜を乾燥させ
てから313nmの直線偏光紫外線を2J/cm2の露光
量で照射した。こうして光照射した膜を設けた2枚のガ
ラス板で空セルを作製し、実施例1で用いた色素水溶液
を充填したところ、偏光子を通して観察すると、色素分
子は1軸方向に配向していた。また、その配向方向は照
射偏光軸に対して垂直であった。また、10J/cm2の
直線偏光を照射したところ、配向はむしろ乱れることが
判明し、最適な露光量は1−5J/cm2の範囲にあるこ
とが分かった。
【0071】(実施例4)実施例3で用いた高分子薄膜
に313nmの直線偏光紫外線を2J/cm2の露光量で
照射した後に、この膜上に実施例1で用いた色素水溶液
を回転塗布した。乾燥した色素膜を偏光子を通して観察
したところ、色素分子は偏光照射軸に対して垂直に配向
していた。
【0072】(実施例5)実施例3とまったく同様な操
作によって、2J/cm2の313nmの直線偏光照射し
た実施例3の高分子薄膜を用いて空セルを作製した。こ
の空セルに、クロモグリック酸二ナトリウム塩の11.
6重量%水溶液に0.1重量%の界面活性剤を添加した
水溶液を充填し、直交する2枚の偏光子の間で観察した
ところ、90度の回転毎に明暗が認められた。これは1
軸配向による複屈折が発生した結果である。このクロモ
グリック酸二ナトリウム塩の水溶液を偏光顕微鏡で観察
したところ、ネマチック相に相当するシュリーレン組織
が観察され、リオトロピック液晶相であることを確認し
た。
【0073】(実施例6)実施例5で調整された配向リ
オトロピック液晶セルに、はじめに照射した直線偏光の
照射偏光軸に対して45度偏光軸を回転させた同じ31
3nmの直線偏光を5J/cm2の露光量で照射した。こ
のセルを直交した2枚の偏光子の間において配向の様子
を観察した結果、分子配向の結果生じた複屈折の方向
は、初期の方向に対して45度回転していることが分か
った。
【0074】(実施例7)4―メタクロイルオキシエト
キシ桂皮酸メチルエステルをベンゼン中でアゾビスイソ
プチロニトルを重合開始剤として60℃で10時間反応
させた。高粘度の溶液をメタノール中に注いでポリマー
を分離し、十分にメタノールで洗浄してから乾燥し、式
(10)で示されるポリ(4―メタクロイルオキシエト
キシ桂皮酸メチルエステル)を得た。この高分子を1:
1のジクロロメタンとクロロベンゼンの混合溶媒に溶解
して0.2重量%の溶液とし、これをガラス板に回転塗
布した。薄膜を乾燥させてから313nmの直線偏光紫
外線を2J/cm2の露光量で照射した。この膜上に実
施例1で用いた色素水溶液を回転塗布した。乾燥した色
素膜を偏光子を通して観察したところ、色素分子が配向
していることが確認された。
【0075】
【化10】
【0076】(実施例8)2−(2−(4−メタクリロ
イルオキシフェニル)エテニル−5−エチルピリジンを
1:4のジメチルホルムアミドとベンゼンの混合溶媒に
溶解し、アゾビスイソプチロニトリルを重合開始剤に用
いて60℃で10時間反応させた。高粘度の溶液をメタ
ノール中に注いでポリマーを分離し、十分にメタノール
で洗浄してから乾燥し、式(11)で示されるような目
的とする高分子(スチルバゾリウム系ポリマー)を得
た。
【0077】
【化11】
【0078】この高分子の0.5重量%トルエン溶液を
ガラス板に回転塗布して薄膜としたところ、この膜の吸
収極大値は320nmであった。この膜に313nmの
直線偏光を0.5J/cm2照射してから、その上に実施
例3で用いた色素の水溶液を回転塗布して色素膜を得
た。この色素膜を偏光子を通して観察したところ、色素
分子が1軸配向していることが確認された。
【0079】(実施例9)式(12)で示されるよう
な、4−(2−(4−メタクリロイルオキシエトキシフ
ェニル)エテニルピリジンのホモポリマー(スチルバゾ
ール系ポリマー)の1重量%トルエン溶液から、薄膜を
ガラス板上に作製した。この薄膜を塩化水素ガスが充満
した容器中に5分間曝露したところ、吸収極大値は36
0nmにシフトしており、式(13)で示される高分子
に相当するスチルバゾリウム塩に変換された構造を持つ
ことを確認した。ヨー素系偏光フィルムを通して得た3
65nmの光をこの薄膜に照射した後に水で洗浄し、こ
の膜の上に実施例3で用いた色素の水溶液を回転塗布し
て色素膜を得た。この色素膜を偏光子を通して観察した
結果、色素は1軸配向していることが確認された。
【0080】
【化12】
【0081】
【化13】
【0082】(実施例10)1−ベンゾイル−2−[4
−(2−メタクロイルオキシエトキシフェニル)]エチ
レンをベンゼン中でアゾビスイソブチロニトリルを重合
開始剤として60℃で10時間反応させた。高粘度の溶
液をメタノール中に注いでポリマーを分離し、十分にメ
タノールで洗浄してから乾燥し、式(14)で示される
(1−ベンゾイル−2−[4−(2−メタクロイルオキ
シエトキシフェニル)]エチレン)を得た。この高分子
を1:1のジクロロメタンとクロロベンゼンの混合溶媒
に溶解して0.2重量%の溶液とし、これをガラス板に
回転塗布した。薄膜を乾燥させてから350nm以上の
直線偏光を1J/cm2の露光量で照射した。この膜上
に実施例1で用いた色素水溶液を回転塗布した。乾燥し
た色素膜を偏光子を通して観察したところ、色素分子が
配向していることが確認された。
【0083】
【化14】
【0084】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、光
再配向を利用することなく、光反応性高分子膜の光学的
異方性を発現させることができると共に、この高分子膜
を利用してリオトロピック液晶を配向させると共に、該
リオトロピック液晶と共に配向色素膜を構成することが
できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】光反応性高分子に直線偏光を照射した場合の、
照射量と2色比の変化の関係を示す線図

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側鎖あるいは主鎖に光反応基を有する光反
    応性高分子膜に直線偏光を照射することにより、その光
    反応性高分子のうち、前記直線偏光の偏光軸に平行な遷
    移モ−メントを持つ光反応性高分子に選択的に化学構造
    変化を生起させる工程を含み、この直線偏光照射時の前
    記光反応性高分子への入射光子量を、該光反応性高分子
    における、前記偏光軸に平行なモニタ−直線偏光及び垂
    直なモニタ−直線偏光の吸光度の比である2色比がほぼ
    極大値となるようにしたことを特徴とする高分子膜の光
    学的異方性発現方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記光反応性高分子
    は、C=C,C=N,C=Oから選ばれた少なくとも一
    つの二重結合を含むことを特徴とする高分子膜の光学的
    異方性発現方法。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記光反応性高分子
    は、C=C結合を含む桂皮酸やクマリンを結合した高分
    子、C=O結合を含むポリイミドのいずれかからなり、
    前記直線偏光は、その主たる波長成分が250〜350
    nmであることを特徴とする高分子膜の光学的異方性発
    現方法。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記直線偏光は、誘電
    体の板を積層してなる板層偏光子により形成されること
    を特徴とする高分子膜の光学的異方性発現方法。
  5. 【請求項5】請求項2において、前記光反応性高分子
    は、C=C結合を含むスチルバゾ−ル、スチルバゾリウ
    ム、カルコンのいずれかからなり、前記直線偏光は、そ
    の主たる波長成分が350nmを越えたその近傍である
    ことを特徴とする高分子膜の光学的異方性発現方法。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記スチルバゾ−ル、
    スチルバゾリウム、カルコンは、その残基に、酸素原
    子、硫黄原子、窒素原子の少なくとも一つを共役差せて
    なることを特徴とする高分子膜の光学的異方性発現方
    法。
  7. 【請求項7】請求項1ないし6のいずれかの方法により
    2色比がほぼ極大値となるように光学的異方性が発現さ
    れた高分子膜とリオトロピック液晶とを接触させること
    を特徴とするリオトロピック液晶の配向方法。
  8. 【請求項8】請求項7において、前記高分子膜とリオト
    ロピック液晶との接触が高分子膜の光学的異方性を発現
    させる前又は後になされることを特徴とするリオトロピ
    ック液晶の配向方法。
  9. 【請求項9】請求項7および8において、液晶相がネマ
    チック相であることを特徴とするリオトロピック液晶の
    配向方法。
  10. 【請求項10】請求項1ないし6のいずれかの方法によ
    り2色比がほぼ極大値となるように光学的異方性が発現
    された高分子膜と、この高分子膜に接触されているリオ
    トロピック液晶と、を有してなることを特徴とする配向
    色素膜。
  11. 【請求項11】請求項10において、リオトロピック液
    晶相がネマチック相であることを特徴とする配向色素
    膜。
  12. 【請求項12】側鎖あるいは主鎖に光反応基を有する光
    反応性高分子膜に、リオトロピック液晶相を示す溶液を
    接触させる工程と、この接触の前又は後に、前記光反応
    性高分子膜に直線偏光を照射することにより、前記光反
    応性高分子のうち、前記直線偏光の偏光軸に平行な遷移
    モ−メントを持つ光反応性高分子に選択的に構造変化を
    生起させる工程と、前記2工程の次に、前記溶液におけ
    る溶媒を除去する工程と、を含んでなり、前記直線偏光
    照射時の前記光反応性高分子膜への入射光子量を、該光
    反応性高分子における、前記偏光軸に平行なモニタ−直
    線偏光及び垂直なモニタ−直線偏光の吸光度の比である
    2色比がほぼ極大値となるようにしたことを特徴とする
    配向色素膜の製造方法。
  13. 【請求項13】請求項12において、リオトロピック液
    晶相がネマチック相であることを特徴とする配向色素膜
    の製造方法。
JP11028993A 1999-02-05 1999-02-05 高分子膜の光学的異方性発現方法、リオトロピック液晶の配向方法、配向色素膜、及び、配向色素膜の製造方法 Pending JP2000226415A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11028993A JP2000226415A (ja) 1999-02-05 1999-02-05 高分子膜の光学的異方性発現方法、リオトロピック液晶の配向方法、配向色素膜、及び、配向色素膜の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11028993A JP2000226415A (ja) 1999-02-05 1999-02-05 高分子膜の光学的異方性発現方法、リオトロピック液晶の配向方法、配向色素膜、及び、配向色素膜の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000226415A true JP2000226415A (ja) 2000-08-15

Family

ID=12263950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11028993A Pending JP2000226415A (ja) 1999-02-05 1999-02-05 高分子膜の光学的異方性発現方法、リオトロピック液晶の配向方法、配向色素膜、及び、配向色素膜の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000226415A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002048759A1 (fr) * 2000-12-14 2002-06-20 Fuji Photo Film Co., Ltd. Matiere sensiblement incolore et optiquement anisotrope
JP2006171043A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Fuji Photo Film Co Ltd 配向膜及びその製造技術、並びに液晶装置
WO2007075984A3 (en) * 2005-12-23 2007-08-09 Eastman Kodak Co Photoalignment of liquid crystals using poly(vinylstilbazolium)polymers
JP2009501238A (ja) * 2003-07-16 2009-01-15 ロリク アーゲー 配向層用の重合性コポリマー
US20130033975A1 (en) * 2010-04-07 2013-02-07 Universite Damgers Reversible recording medium based on optical storage of information, method of reversible recording on such a medium
CN109343245A (zh) * 2018-11-26 2019-02-15 华南师范大学 一种红外反射器件及其制备方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6881454B2 (en) 2000-12-14 2005-04-19 Fuji Photo Film Co., Ltd. Substantially colorless and optically anisotropic material
WO2002048759A1 (fr) * 2000-12-14 2002-06-20 Fuji Photo Film Co., Ltd. Matiere sensiblement incolore et optiquement anisotrope
KR100874622B1 (ko) * 2000-12-14 2008-12-17 후지필름 가부시키가이샤 실질적으로 무색인 광학 이방성 재료
JP2009501238A (ja) * 2003-07-16 2009-01-15 ロリク アーゲー 配向層用の重合性コポリマー
JP2006171043A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Fuji Photo Film Co Ltd 配向膜及びその製造技術、並びに液晶装置
JP4549833B2 (ja) * 2004-12-13 2010-09-22 富士フイルム株式会社 配向膜及びその製造技術、並びに液晶装置
WO2007075984A3 (en) * 2005-12-23 2007-08-09 Eastman Kodak Co Photoalignment of liquid crystals using poly(vinylstilbazolium)polymers
JP2009521575A (ja) * 2005-12-23 2009-06-04 イーストマン コダック カンパニー ポリ(ビニルスチルバゾリウム)ポリマーを使用した液晶の光配向
US7473448B2 (en) * 2005-12-23 2009-01-06 Eastman Kodak Company Photoalignment of liquid crystals using poly(vinylstilbazolium) polymers
US20130033975A1 (en) * 2010-04-07 2013-02-07 Universite Damgers Reversible recording medium based on optical storage of information, method of reversible recording on such a medium
CN103069490A (zh) * 2010-04-07 2013-04-24 国立科学研究中心 信息光学储存可逆记录介质、在该介质上的可逆记录方法
US9368145B2 (en) * 2010-04-07 2016-06-14 Centre National De La Recherche Scientifique - Cnrs Reversible recording medium based on optical storage of information, method of reversible recording on such a medium
CN109343245A (zh) * 2018-11-26 2019-02-15 华南师范大学 一种红外反射器件及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4647782B2 (ja) 光学部材、配向層及び層状化可能な重合性混合物
JP3739396B2 (ja) 配向した染料を含有するフィルム、その製造方法、ならびに偏光板およびそれを用いる液晶ディスプレイユニット
EP3491434B1 (en) Method for generating alignment on top of a liquid crystal polymer material
JP3881706B2 (ja) 光学的要素
US8866997B2 (en) Patterned electronic and polarization optical devices
US20060033861A1 (en) Optical device
JPWO2018164252A1 (ja) 組成物、二色性物質、光吸収異方性膜、積層体および画像表示装置
JP2011076120A (ja) 液晶セルに選択配列を与える方法
US20220163853A1 (en) Photo-alignable positive c-plate retarder
JP3508918B2 (ja) 液晶配向膜の製造方法及び液晶表示装置
JPH07261024A (ja) 偏光素子、偏光板およびその製造方法
JP2000226415A (ja) 高分子膜の光学的異方性発現方法、リオトロピック液晶の配向方法、配向色素膜、及び、配向色素膜の製造方法
KR100684182B1 (ko) 액정 중합체 소자의 제조방법, 당해 방법에 의해 제조된 액정 중합체 소자 및 당해 소자를 포함하는 광학 장치
JP3933255B2 (ja) リオトロピック液晶の配向方法
JP2000226448A (ja) 高分子膜の光学的異方性発現方法、リオトロピック液晶の配向方法、配向色素膜、及び、配向色素膜の製造方法
JP5580548B2 (ja) 液晶配向膜の製造方法、液晶配向膜、液晶表示素子
KR0166886B1 (ko) 폴리이미드계 플루오로 신나 메이트로 이루어진 광고분자물질 및 이를 이용한 액정셀의 배향막
CA2330894A1 (en) Optically aligned and network-stabilized ferroelectric liquid crystals using azobenzene-containing diacrylate monomers
JP2008179702A (ja) オーバーコート膜用組成物、オーバーコート膜および光学素子
JP2002202407A (ja) 位相差フィルムおよびその製造方法
JP2000122069A (ja) 光配向性高分子組成物とこれを利用した液晶配向膜及び液晶表示素子
KR100277284B1 (ko) 시나메이트계 광중합형 고분자액정 배향재 및 그를 이용한 액정 배향막의 제조방법
JP5674876B2 (ja) 液晶配向膜の製造方法、液晶配向膜、液晶表示素子
JPH0973015A (ja) 配向色素含有膜とその製造方法及び偏光素子と液晶表示装置
JP2004004944A (ja) 偏光素子、偏光板およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees