JP2001151775A - 4置換チオフェン化合物 - Google Patents

4置換チオフェン化合物

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JP2001151775A
JP2001151775A JP33279799A JP33279799A JP2001151775A JP 2001151775 A JP2001151775 A JP 2001151775A JP 33279799 A JP33279799 A JP 33279799A JP 33279799 A JP33279799 A JP 33279799A JP 2001151775 A JP2001151775 A JP 2001151775A
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thiophene
methyl
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JP33279799A
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Masahiro Harada
真宏 原田
Junko Takeda
順子 武田
Toshio Nakamura
年男 中村
Hideji Saito
秀次 斎藤
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Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生体内に存在する細胞分化誘導因子の作用を
特異的に増強することにより、種々の骨疾患もしくは神
経性疾患の治療または予防に有用な低分子化合物を提供
する。 【解決手段】式(I) 【化1】 [式中、R1およびR2はそれぞれ炭素原子数1〜5のア
ルキル基であり、R3は炭素原子数2〜6のアルコキシ
カルボニル基、カルボキシル基、シアノ基または式CO
NR56(式中、R5およびR6はそれぞれ水素原子また
は炭素原子数1〜5のアルキル基である。)で表わされ
る基であり、R4はハロゲン原子、炭素原子数2〜6の
アルコキシカルボニル基、カルボキシル基、水酸基、炭
素原子数1〜5のアルコキシ基、炭素原子数1〜5のア
ルキルチオ基またはシアノ基であり、Xは酸素原子また
は硫黄原子であり、nは0〜2の整数である。]で表わ
される4置換チオフェン化合物、その塩またはその水和
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規の4置換チオ
フェン化合物およびそれらを含有する細胞分化誘導因子
の作用を増強する医薬組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、生体内に存在する細胞分化誘導因
子または生体内に投与された細胞分化誘導因子の作用を
増強することにより骨疾患もしくは神経性疾患の治療効
果または予防効果を生じる化合物として、WO98/0
9958号公報明細書に記載された縮合チオフェン誘導
体が報告されているが、本発明の化合物は報告されてい
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、生体
内に存在する細胞分化誘導因子の作用を特異的に増強す
ることにより、種々の骨疾患もしくは神経性疾患の治療
または予防に有用な低分子化合物を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは種々検討し
た結果、ある種の4置換チオフェン化合物は骨疾患もし
くは神経性疾患の治療または予防に有効な化合物である
ことを見出し発明を完成した。
【0005】すなわち本発明は、式(I)
【0006】
【化2】
【0007】[式中、R1およびR2はそれぞれ炭素原子
数1〜5のアルキル基であり、R3は炭素原子数2〜6
のアルコキシカルボニル基、カルボキシル基、シアノ基
または式CONR56(式中、R5およびR6はそれぞれ
水素原子または炭素原子数1〜5のアルキル基であ
る。)で表わされる基であり、R4はハロゲン原子、炭
素原子数2〜6のアルコキシカルボニル基、カルボキシ
ル基、水酸基、炭素原子数1〜5のアルコキシ基、炭素
原子数1〜5のアルキルチオ基またはシアノ基であり、
Xは酸素原子または硫黄原子であり、nは0〜2の整数
である。]で表わされる4置換チオフェン化合物、その
塩またはその水和物である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で炭素原子数1〜5のアル
キル基とは、直鎖状または分枝鎖状のアルキル基であ
り、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イ
ソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、n−ペン
チル基などがあげられる。
【0009】本発明で炭素原子数2〜6のアルコキシカ
ルボニル基とは、直鎖状または分枝鎖状のアルコキシカ
ルボニル基であり、例えば、メトキシカルボニル基、エ
トキシカルボニル基、1−プロポキシカルボニル基、イ
ソプロポキシカルボニル基、1−ブトキシカルボニル基
などがあげられる。
【0010】本発明でハロゲン原子とはフッ素原子、塩
素原子、臭素原子またはヨウ素原子である。
【0011】本発明で炭素原子数1〜5のアルコキシ基
とは、直鎖状または分枝鎖状のアルコキシ基であり、例
えば、メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、1
−ブトキシ基などがあげられる。
【0012】本発明で炭素原子数1〜5のアルキルチオ
基とは、直鎖状または分枝鎖状のアルキルチオ基であ
り、例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、イソプロピ
ルチオ基、1−ブチルチオ基などがあげられる。
【0013】本発明で塩とは、薬学的に使用可能な塩基
(ナトリウム、カリウム、カルシウム、アンモニア、リ
ジンなど)との塩である。
【0014】さらに本発明は、いわゆるプロドラッグ
(投与後に生体内で代謝されることにより本発明の化合
物を生成する化合物)も包含する。
【0015】本発明の化合物(I)は、例えば、以下に
示す方法によって製造することができる。
【0016】1)式(I)においてR4がハロゲン原子
であり、nが0である本発明の化合物(Ia)は反応式
1に示す方法によって製造することができる。
【0017】
【化3】 反応式1
【0018】[反応式中、R1、R2、R5、R6およびX
は前記と同意義であり、X1は塩素原子、臭素原子など
のハロゲン原子であり、R7は炭素原子数1〜5のアル
キル基である。]。
【0019】反応式1の詳細な説明を以下に示す。ジケ
トン化合物(II)を出発原料として二硫化炭素(C
2)を塩基存在下縮合後、生成する縮合体の二硫化炭
素由来硫黄原子の一方をクロロアセトニトリル、ブロモ
アセトニトリルなどのハロアセトニトリル、もう一方の
硫黄原子を 式R2−X2(式中、R2は前記と同意義であ
り、X2は塩素原子、臭素原子などのハロゲン原子、メ
チルスルホニルオキシ基などの脱離基である。)で表わ
されるアルキル化剤を用いてチオエーテル化、引き続い
て分子内環化反応を行なうことによりアセチルチオフェ
ンカルボニトリル化合物(III)を製造することができ
る。
【0020】本反応に使用する塩基としては、アルカリ
金属水酸化物(水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウムなど)、アルカリ金属炭酸塩(炭酸リチウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなど)、アルカリ金
属炭酸水素塩(炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム
など)、アルカリ金属水素化物(水素化ナトリウム、水
素化カリウムなど)、アルカリ金属(金属ナトリウム、
金属カリウムなど)、アルカリ金属アミド(ナトリウム
アミドなど)、アルカリ金属アルコキシド(ナトリウム
メトキシド、ナトリウムエトキシド、t−ブトキシカリ
ウムなど)、有機塩基(トリエチルアミン、ジイソプロ
ピルエチルアミン、トリ−n−ブチルアミン、1,5−
ジアザビシクロ[4.3.0]−5−ノネン、1,8−
ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、ピリ
ジン、N,N−ジメチルアミノピリジンなど)、有機金
属化合物(n−ブチルリチウム、s−ブチルリチウム、
t−ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、
ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミドなど)など
があげられる。
【0021】本反応は、無溶媒または溶媒中で行うこと
ができる。使用する溶媒としては、メタノール、エタノ
ール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタ
ノール、t−ブタノール、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、ジエチルエーテル、石油エーテル、n−ヘキサ
ン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、
クロロベンゼン、ピリジン、酢酸エチル、N,N−ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジクロロメ
タン、クロロホルム、四塩化炭素、水などがあげられ
る。
【0022】前記の反応においては使用する溶媒および
試薬の種類並びにそれらの使用量は反応に用いる基質お
よび反応条件によって適宜選択する。
【0023】次いでアセチル基をイソキサゾール環また
はイソチアゾール環に誘導する一般的な環化反応をアセ
チルチオフェンカルボニトリル化合物(III)に適用す
ることによりチオフェンカルボニトリル化合物(IV)を
製造することができる。
【0024】アシル基のイソキサゾール環への一般的な
環化反応としては、例えば、アシル基をホルミル化、ハ
ロメチレン化、アルコキシメチレン化またはアミノメチ
レン化後、ヒドロキシルアミンまたはその誘導体を用い
て環化する反応があげられる。
【0025】また、イソチアゾール環への環化反応は、
イソキサゾール環の環化反応で用いたヒドロキシルアミ
ンまたはその誘導体の代わりに、硫黄、二塩化硫黄、塩
化チオニル、塩化スルフリル、硫化カリウム、硫化ナト
リウム、硫化アンモニウムなどの硫化物、チオシアン酸
もしくはそのカリウム塩、ナトリウム塩、アンモニウム
塩などのチオシアン化物などの硫黄原子を含む硫化剤を
単独または複数を組み合わせて用いることにより行なう
ことができる。
【0026】前記ホルミル化反応としては、例えば、塩
基存在下蟻酸メチル、蟻酸エチルなどの蟻酸エステルと
の縮合反応、並びにアシル基をジメチルアミン、ピロリ
ジン、モルホリンなどの2級アミンでエナミンとした
後、ホスゲン、オキシ塩化リン、オキサリルクロリドな
どの存在下N,N-ジメチルホルムアミドもしくはN,
N-ジメチルホルムアミドジメチルアセタール、t-ブトキ
シ(ジメチルアミノ)メタンなどのN,N-ジメチルホル
ムアミド誘導体との縮合反応などがあげられる。
【0027】ハロメチレン化反応としては、アシル基を
ジメチルアミン、ピロリジン、モルホリンなどの2級ア
ミンでエナミンとした後、塩基存在下クロロホルムなど
のハロホルムとの縮合反応などがあげられる。
【0028】アルコキシメチレン化反応としては、例え
ば、無水酢酸存在下オルト蟻酸メチル、オルト蟻酸エチ
ルなどのオルト蟻酸アルキルとの縮合反応などがあげら
れる。
【0029】アミノメチレン化反応としては、例えば、
N,N-ジメチルホルムアミドジメチルアセタール、t-ブ
トキシ(ジメチルアミノ)メタンなどのN,N-ジメチル
ホルムアミド誘導体との縮合反応などがあげられる。
【0030】また、ホルミル化反応およびハロメチレン
化反応において使用する塩基としては、アルカリ金属水
酸化物(水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウムなど)、アルカリ金属炭酸塩(炭酸リチウム、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウムなど)、アルカリ金属炭酸
水素塩(炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムな
ど)、アルカリ金属水素化物(水素化ナトリウム、水素
化カリウムなど)、アルカリ金属(金属ナトリウム、金
属カリウムなど)、アルカリ金属アミド(ナトリウムア
ミドなど)、アルカリ金属酢酸塩(酢酸ナトリウムな
ど)、アルカリ金属アルコキシド(ナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシド、t−ブトキシカリウムな
ど)、有機塩基(トリエチルアミン、ジイソプロピルエ
チルアミン、トリ−n−ブチルアミン、1,5−ジアザ
ビシクロ[4.3.0]−5−ノネン、1,8−ジアザ
ビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、ピリジン、
N,N−ジメチルアミノピリジンなど)、有機金属化合
物(n−ブチルリチウム、s−ブチルリチウム、t−ブ
チルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、ナトリ
ウムビス(トリメチルシリル)アミドなど)などがあげ
られる。
【0031】ホルミル化反応、ハロメチレン化反応、ア
ルコキシメチレン化反応およびアミノメチレン化反応
は、無溶媒または溶媒中で行うことができる。使用する
溶媒としては、メタノール、エタノール、n−プロパノ
ール、イソプロパノール、n−ブタノール、t−ブタノ
ール、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエー
テル、石油エーテル、n−ヘキサン、シクロヘキサン、
ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、ピリ
ジン、酢酸エチル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド、ジクロロメタン、クロロホルム、
四塩化炭素、水などがあげられる。
【0032】前記の反応においては使用する溶媒および
試薬の種類並びにそれらの使用量は反応に用いる基質お
よび反応条件によって適宜選択する。
【0033】更にチオフェンカルボニトリル化合物(I
V)のシアノ基を加水分解することによりチオフェンカ
ルボキサミド化合物(V)を製造することができる。
【0034】本加水分解反応は一般的なニトリルの加水
分解反応であり、例えば、塩酸、硫酸、酢酸、リン酸、
ポリリン酸などを単一あるいは任意に組み合わせて用い
る酸性加水分解、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、ア
ンモニアなどを用いるアルカリ加水分解などがあげられ
る。
【0035】本反応は、無溶媒または溶媒中で行うこと
ができる。使用する溶媒としては、メタノール、エタノ
ール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタ
ノール、t−ブタノール、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、ジエチルエーテル、石油エーテル、n−ヘキサ
ン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、
クロロベンゼン、ピリジン、酢酸エチル、N,N−ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジクロロメ
タン、クロロホルム、四塩化炭素、水などがあげられ
る。
【0036】前記の反応においては使用する溶媒および
試薬の種類並びにそれらの使用量は反応に用いる基質お
よび反応条件によって適宜選択する。
【0037】出発原料のジケトン化合物(II)からチオ
フェンカルボニトリル化合物(IV)を得る製造工程にお
いて、二硫化炭素由来硫黄原子の一方をチオエーテル化
するために用いたクロロアセトニトリル、ブロモアセト
ニトリルなどのハロアセトニトリルの代わりにブロモ酢
酸メチル、ブロモ酢酸エチルなどのハロゲン化酢酸エス
テルを用いることにより、シアノ基を式 COOR7(式
中、R7は前記と同意義である。)へ変換したチオフェ
ンカルボン酸エステル化合物(VII)を製造することが
できる。
【0038】チオフェンカルボン酸エステル化合物(VI
I)は、カルボン酸エステル部分を酸性または塩基性条
件で加水分解することにより、チオフェンカルボン酸化
合物(VIII)に導くことができる。
【0039】本反応は通常のエステル加水分解反応で行
なうことができる。例えば、塩酸、硫酸、酢酸、リン
酸、ポリリン酸などを単一または任意に組み合わせて用
いる酸性加水分解、水酸化リチウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウ
ム、アンモニアなどを用いるアルカリ加水分解などがあ
げられる。
【0040】本反応は、無溶媒または溶媒中で行うこと
ができる。使用する溶媒としては、メタノール、エタノ
ール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタ
ノール、t−ブタノール、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、ジエチルエーテル、石油エーテル、n−ヘキサ
ン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、
クロロベンゼン、ピリジン、酢酸エチル、N,N−ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジクロロメ
タン、クロロホルム、四塩化炭素、水などがあげられ
る。
【0041】前記の反応においては使用する溶媒および
試薬の種類並びにそれらの使用量は反応に用いる基質お
よび反応条件によって適宜選択する。
【0042】更にチオフェンカルボン酸化合物(VIII)
はそのカルボキシル基を 式HNR56(式中、R5およ
びR6は前記と同意義である。)で表わされるアミノ化
合物を用いてアミド化することにより、チオフェンカル
ボン酸アミド化合物(IX)へ導くことができる。
【0043】本反応としては、エステルに対するアミン
による交換反応、エステルを加水分解して得たカルボン
酸とアミンとの縮合反応などがあげられる。縮合剤とし
ては、例えば、チオニルクロリドなどの酸ハロゲン化
剤、クロロ炭酸エチルなどのクロロ炭酸アルキル、ジシ
クロヘキシルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−
ジメチルアミノ)プロピルカルボジイミドなどのカルボ
ジイミド化合物、メタンスルホニルクロリドなどのスル
ホニルクロリド化合物、ジフェニルフォスファイト、ジ
フェニルフォスフォリルクロリドなどのリン化合物、ト
リフェニルフォスフィン−ジエチル アザジカルボキシ
レート、N,N’−カルボジイミダゾールなどがあげら
れる。
【0044】本反応は、無溶媒または溶媒中で行うこと
ができる。使用する溶媒としては、メタノール、エタノ
ール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタ
ノール、t−ブタノール、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、ジエチルエーテル、石油エーテル、n−ヘキサ
ン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、
クロロベンゼン、ピリジン、酢酸エチル、N,N−ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジクロロメ
タン、クロロホルム、四塩化炭素、水などがあげられ
る。
【0045】前記の反応においては使用する溶媒および
試薬の種類並びにそれらの使用量は反応に用いる基質お
よび反応条件によって適宜選択する。
【0046】最後にチオフェン化合物(IV)、(V)、
(VII)、(VIII)または(IX)をハロゲン化すること
により本発明の化合物(Ia)を製造することができ
る。
【0047】本反応としては、芳香族環にフッ素原子、
塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を置換する一般的
な方法があげられる。使用するハロゲン化剤としては、
例えば、フッ素、フッ化水素、フルオロキシトリフルオ
ロメタン、フッ化カリウム、フッ化セシウム、フッ化銀
などのフッ素化剤、塩素、三塩化ヨウ素、塩化チオニ
ル、塩化スルフリル、五塩化リン、オキシ塩化リン、塩
化リチウム、塩化第一銅、塩化第二鉄、四塩化チタン、
塩化テルリウム、塩化アンチモン、N−クロロコハク酸
イミド、トリクロロイソシアヌル酸、t−ブチルハイポ
クロリドなどのクロル化剤、臭素、臭化水素、臭化第一
銅、五臭化リン、オキシ臭化リン、N−ブロモコハク酸
イミドなどのブロム化剤、ヨウ素、一塩化ヨウ素、ヨウ
化水素、三ヨウ化リン、ヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリ
ウム、ヨウ化第一鉄、N−ヨードコハク酸イミド、1,
3−ジヨード−5,5−ジメチルヒダントインなどのヨ
ード化剤などがあげられる。
【0048】本反応は、無溶媒または溶媒中で行うこと
ができる。使用する溶媒としては、メタノール、エタノ
ール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタ
ノール、t−ブタノール、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、ジエチルエーテル、石油エーテル、n−ヘキサ
ン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、
クロロベンゼン、ピリジン、酢酸エチル、N,N−ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジクロロメ
タン、クロロホルム、四塩化炭素、水などがあげられ
る。
【0049】前記の反応においては使用する溶媒および
試薬の種類並びにそれらの使用量は反応に用いる基質お
よび反応条件によって適宜選択する。
【0050】2)式(I)においてR4が式 COOR9
(式中、R9は炭素原子数1〜5のアルキル基であ
る。)またはカルボキシル基であり、nが0である本発
明の化合物(Ib)、(Ic)および(Id)は以下に示
す方法によって製造することができる。
【0051】
【化4】
【0052】[式中、R1、R2、R3、R9およびXは前
記と同意義であり、R8は 式COOR 7(式中、R7は前
記と同意義である。)で表わされる基またはシアノ基で
あり、R10はカルボキシル基または 式CONR5
6(式中、R5およびR6は前記と同意義である。)で表
わされる基である。]。
【0053】本発明の化合物(Ib)は反応式1で示し
たアセチルチオフェン化合物(III)または(VI)を出
発原料として反応式2に示した方法により製造すること
ができる。
【0054】
【化5】 反応式2
【0055】[反応式中、R1、R2、R8およびR9は前
記と同意義である。] すなわち、アセチルチオフェン化合物(III)または(V
I)のアセチル基をアルコキシカルボニル化後、反応式
1で示した環化反応を適用することにより本発明の化合
物(Ib)を製造することができる。
【0056】前記アルコキシカルボニル化反応は、アセ
チル基を塩基存在下アルコキシカルボニル化する一般的
な反応である。使用するアルコキシカルボニル化剤とし
ては、例えば、炭酸ジメチル、炭酸ジエチルなどの炭酸
ジアルキル化合物、クロロ炭酸メチル、クロロ炭酸エチ
ルなどのハロゲン化炭酸アルキル、トリエチルホスホノ
カルボキシレイトなどのホスホノカルボキシレイト化合
物、エチルシアノホルメイトなどのアルキルシアノホル
メイト化合物などがあげられる。使用する塩基として
は、アルカリ金属水酸化物(水酸化リチウム、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウムなど)、アルカリ金属炭酸塩
(炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムな
ど)、アルカリ金属炭酸水素塩(炭酸水素ナトリウム、
炭酸水素カリウムなど)、アルカリ金属水素化物(水素
化ナトリウム、水素化カリウムなど)、アルカリ金属
(金属ナトリウム、金属カリウムなど)、アルカリ金属
アミド(ナトリウムアミドなど)、アルカリ金属酢酸塩
(酢酸ナトリウムなど)、アルカリ金属アルコキシド
(ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、t−
ブトキシカリウムなど)、有機塩基(トリエチルアミ
ン、ジイソプロピルエチルアミン、トリ−n−ブチルア
ミン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]−5−ノ
ネン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウ
ンデセン、ピリジン、N,N−ジメチルアミノピリジン
など)、有機金属化合物(n−ブチルリチウム、s−ブ
チルリチウム、t−ブチルリチウム、リチウムジイソプ
ロピルアミド、ナトリウム ビス(トリメチルシリル)
アミドなど)などがあげられる。
【0057】本反応は、無溶媒または溶媒中で行うこと
ができる。使用する溶媒としては、メタノール、エタノ
ール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタ
ノール、t−ブタノール、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、ジエチルエーテル、石油エーテル、n−ヘキサ
ン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、
クロロベンゼン、ピリジン、酢酸エチル、N,N−ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジクロロメ
タン、クロロホルム、四塩化炭素、水などがあげられ
る。
【0058】前記の反応においては使用する溶媒および
試薬の種類並びにそれらの使用量は反応に用いる基質お
よび反応条件によって適宜選択する。
【0059】また、本発明の化合物(Ib)においてR8
を加水分解することにより本発明の化合物(Ic)のR
10がカルボキシル基またはカルバモイル基である本発明
の化合物を製造することができる。
【0060】更に、本発明の化合物(Ic)のR10がカ
ルボキシル基である本発明の化合物に反応式1でチオフ
ェンカルボン酸化合物(VIII)をチオフェンカルボン酸
アミド化合物(IX)へ誘導したアミド化反応を適用して
式HNR56(式中、R5およびR6は前記と同意義であ
る。)で表わされるアミノ化合物を用いてアミド化する
ことにより本発明の化合物(Id)においてR3が式CO
NR56(式中、R 5およびR6は前記と同意義であ
る。)で表わされる基である本発明の化合物を製造する
ことができる。
【0061】3)式(I)においてR4が水酸基であ
り、nが0である本発明の化合物(Ie)および(If)
は反応式3に示す方法によって製造することができる。
【0062】
【化6】 反応式3
【0063】[反応式中、R1、R2、R8、R10および
Xは前記と同意義であり、R11は一般に水酸基の保護基
として用いられる1〜3のハロゲン原子もしくはアリー
ル基が置換してもよいアルコキシアルキル基、酸素原子
もしくは硫黄原子を含む環状アルキル基、1〜3のハロ
ゲン原子もしくはアリール基が置換したアルキル基また
はトリアルキルシリル基もしくは1〜3のハロゲン原子
が置換してもよいアルカノイル基である。] すなわち、アセチルチオフェン化合物(III)または(V
I)のアセチル基を水酸化し、次いで水酸基を保護し、
続いて反応式1で示した環化反応を適用することにより
本発明の化合物(Ie)を製造することができる。
【0064】本水酸化反応としては、例えば、ヨードソ
ベンゼン、酢酸ヨードソベンゼンなどのヨードソ化合
物、酸化モリブデンなどによる直接水酸化反応があげら
れる。更に複数工程による水酸化として、例えば、ハロ
ゲン化反応−アセチル化反応−加水分解反応、エノール
エーテル化反応−酸化的エポキシ化反応−エポキシの環
開裂反応、カルボニルのオキシム化−アシル化−転移反
応などがあげられる。
【0065】水酸基の保護化は、一般に水酸基の保護反
応として用いられる方法であり、例えば、メトキシメチ
ル化、ベンジルオキシメチル化、t−ブトキシメチル
化、2,2,2−トリクロロエトキシメチル化、テトラ
ヒドロピラニル化、テトラヒドロチオピラニル化、テト
ラヒドロフラニル化、1−エトキシエチル化、2,2,
2−トリクロロエチル化、ベンジル化、p−メトキシベ
ンジル化、トリフェニルメチル化などのアルキルエーテ
ル化、トリメチルシリル化、t−ブチルジメチルシリル
化、メチルジ-t−ブチルシリル化などのシリルエーテル
化、ホルミル化、アセチル化、クロロアセチル化、トリ
クロロアセチル化、トリフルオロアセチル化などのエス
テル化などがあげられる。
【0066】前記の反応においては使用する溶媒および
試薬の種類並びにそれらの使用量は反応に用いる基質お
よび反応条件によって適宜選択する。
【0067】更に、2)に示した本発明の化合物(I
b)を加水分解する反応を本発明の化合物(Ie)に適用
することにより、本発明の化合物(If)に導くことが
できる。
【0068】4)本発明の化合物(I)のnが1または
2である化合物は、スルフィドをスルホキシドまたはス
ルホンへ酸化する通常の酸化反応を本発明の化合物(I
a)〜(If)に適用することにより製造することがで
きる。
【0069】酸化反応に使用する酸化剤としては、例え
ば、過酸化水素、t−ブチルハイドロパーオキシド、メ
タクロロ過安息香酸、過酢酸、メタ過ヨウ素酸ナトリウ
ム、亜臭素酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム、過ヨ
ードベンゼンなどがあげられる。
【0070】本反応は、無溶媒または溶媒中で行うこと
ができる。使用する溶媒としては、メタノール、エタノ
ール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタ
ノール、t−ブタノール、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、ジエチルエーテル、石油エーテル、n−ヘキサ
ン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、
クロロベンゼン、ピリジン、酢酸エチル、N,N−ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジクロロメ
タン、クロロホルム、四塩化炭素、水などがあげられ
る。
【0071】前記の反応においては使用する溶媒および
試薬の種類並びにそれらの使用量は反応に用いる基質お
よび反応条件によって適宜選択する。
【0072】本発明の化合物は、骨形成促進活性が強力
であるため、骨または歯槽骨の修復・移植の際の骨形成
促進剤として、単独または骨再建用の担体に混合して使
用することができる。
【0073】骨形成促進剤として用いる場合、錠剤、散
剤、液剤、注射剤、座剤などの剤型で経口または非経口
で投与することができるほか、外科的に摘出した骨に直
接塗布するなどの方法により投与することも可能であ
る。投与量は年齢、性別、体重などを総合的に考慮して
適量を投与することができる。
【0074】骨再建用の担体に混合して使用する場合
は、本発明の化合物を金属、セラミックもしくは高分子
を材料とする人工骨などに付着または含有させる方法が
あげられる。人工骨は、それが骨欠損部に移植された際
に生体組織において本発明の骨芽細胞の分化促進剤が放
出されうるように表面を多孔性にすることが好ましい。
【0075】
【発明の効果】本発明により、生体内に存在する細胞分
化誘導因子の作用を特異的に増強することにより、種々
の骨疾患もしくは神経性疾患の治療または予防に有用な
低分子化合物の提供が可能になった。具体的には、本発
明は、骨粗鬆症の予防もしくは治療剤として、または骨
もしくは歯槽骨の修復・移植の際の骨形成促進剤などと
して有用である。
【0076】
【実施例】以下に実施例および試験例により本発明を具
体的に説明する。
【0077】実施例1 4−(4−ブロモイソキサゾル−5−イル)−3−メチ
ル−5−(メチルチオ)チオフェン−2−カルボキサミ
ド。
【0078】a)4-アセチル-3−メチル−5−(メチ
ルチオ)チオフェン−2−カルボニトリル 2,4−ペンタンジオン(36.8g、367.9mmo
l)を含むジメチルスルホキシド(370ml)溶液に、
氷冷下85%水酸化カリウム(48.6g、735.8m
mol)を含む水(37ml)溶液、二硫化炭素(28.0
g、367.9mmol)を順に滴下後、20℃で20分間
攪拌した。引き続き、氷冷下クロロアセトニトリル(2
5.0g、331.1mmol)を含むジメチルスルホキシ
ド(37ml)溶液を45分間かけて滴下し、同温度で3
0分間攪拌後、炭酸カリウム(50.9g、367.9m
mol)およびヨウ化メチル(57.4g、404.7mmo
l)を加え、室温で1.5時間攪拌した。反応液を3規
定塩酸で中和後、水を加え析出物を濾取、水洗、乾燥し
た。得られた粗結晶をクロロホルム−n−ヘキサンで再
結晶することにより、無色針状晶の4−アセチル−3−
メチル−5−(メチルチオ)チオフェン−2−カルボニ
トリル(59.4g、85%)を得た。融点:116.
0〜118.0℃。
【0079】b)3−メチル−5−メチルチオ−4−
(3−オキソプロパノイル)チオフェン−2−カルボニ
トリル ナトリウムメトキシド(10.2g、189.3mmol)
を含むテトラヒドロフラン(200ml)懸濁液に室温で
蟻酸エチル(14.0g、189.3mmol)、4−アセ
チル−3−メチル−5−(メチルチオ)チオフェン−2
−カルボニトリル(20.0g、94.7mmol)を順に
加えた後、室温で1時間攪拌した。反応液に3規定塩酸
を加え酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。有機層を
洗浄(水、飽和食塩水の順)、乾燥(無水硫酸マグネシ
ウム)、減圧下濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(展開溶媒:n−ヘキサン/クロ
ロホルム/酢酸エチル=10:1:5)で精製すること
により、黄色結晶の3−メチル−5−メチルチオ−4−
(3−オキソプロパノイル)チオフェン−2−カルボニ
トリル(7.0g、31%)を得た。 融点:82.5〜83.5℃。
【0080】c)4−(4−イソキサゾル−5−イル)
−3−メチル−5−(メチルチオ)チオフェン−2−カ
ルボニトリル 3−メチル−5−メチルチオ−4−(3−オキソプロパ
ノイル)チオフェン−2−カルボニトリル(2.0g、
8.4mmol)およびヒドロキシルアミン塩酸塩(0.7
0g、10.0mmol)を含むピリジン(20ml)溶液を
80℃で30分間加熱攪拌後、反応液に水を加え、析出
物を濾取、水洗、乾燥した。得られた粗結晶をテトラヒ
ドロフラン−n−ヘキサンで再結晶することにより、淡
黄色結晶の4−(4−イソキサゾル−5−イル)−3−
メチル−5−(メチルチオ)チオフェン−2−カルボニ
トリル(1.1g、56%)を得た。 融点:114.0〜115.0℃。
【0081】d)4−(4−イソキサゾル−5−イル)
−3−メチル−5−(メチルチオ)チオフェン−2−カ
ルボキサミド 4−(4−メチルイソキサゾル−5−イル)−3−メチ
ル−5−(メチルチオ)チオフェン−2−カルボニトリ
ル(1.1g、4.7mmol)および濃硫酸(11ml)の
混合物を40℃で1時間加熱後、反応液を室温に戻し、
水を加え、析出物を濾取、水洗、乾燥した。得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:
クロロホルム/酢酸エチル=10:0〜1:1)で精製
後、クロロホルム−n−ヘキサンで再結晶することによ
り無色結晶の4−(4−メチルイソキサゾル−5−イ
ル)−3−メチル−5−(メチルチオ)チオフェン−2
−カルボキサミド(0.86g、72%)を得た。 融点:159.0〜160.0℃。
【0082】e)4−(4−ブロモイソキサゾル−5−
イル)−3−メチル−5−(メチルチオ)チオフェン−
2−カルボキサミド 4−(4−メチルイソキサゾル−5−イル)−3−メチ
ル−5−(メチルチオ)チオフェン−2−カルボキサミ
ド(0.57g、2.2mmol)および無水塩化アルミニ
ウム(5mg)を含むクロロホルム(60ml)溶液に室温
で臭素(0.39g、2.5mmol)を徐々に加え、19
時間攪拌した。反応液を洗浄(水、5%チオ硫酸ナトリ
ウム水溶液、飽和食塩水の順)、乾燥(無水硫酸マグネ
シウム)、減圧下濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(展開溶媒:n−ヘキサン/ク
ロロホルム/酢酸エチル=2:1:1〜1:1:1)で
精製することにより、無色結晶の4−(4−ブロモイソ
キサゾル−5−イル)−3−メチル−5−(メチルチ
オ)チオフェン−2−カルボキサミド(0.38g、5
1%)を得た。 融点:129.0〜130.0℃。
【0083】実施例2 4−(4−ブロモイソキサゾル−5−イル)−3−メチ
ル−5−(メチルチオ)チオフェン−2−カルボニトリ
ル。
【0084】実施例1のc)の方法で得た4−(4−イ
ソキサゾル−5−イル)−3−メチル−5−(メチルチ
オ)チオフェン−2−カルボニトリルを実施例1のe)
の製造法に準拠してブロム化することにより本発明の化
合物を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ:2.33(s,3H),2.59(s,3H),8.39(s,
1H)。
【0085】実施例3 4−(4−クロロイソキサゾル−5−イル)−3−メチ
ル−5−(メチルチオ)チオフェン−2−カルボニトリ
ル。
【0086】実施例1のc)の方法で得た4−(4−イ
ソキサゾル−5−イル)−3−メチル−5−(メチルチ
オ)チオフェン−2−カルボニトリル(0.20g、
0.84mmol)およびスルフリルクロリド(0.13
g、0.98mmol)を70℃で20分間加熱攪拌した。
反応液を室温に戻し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を
徐々に加え中和後、酢酸エチルで抽出した。有機層を洗
浄(水、飽和食塩水の順)、乾燥(無水硫酸マグネシウ
ム)、減圧下濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(展開溶媒:n−ヘキサン/酢酸エ
チル=8:1)で精製することにより、黄色油状の4−
(4−クロロイソキサゾル−5−イル)−3−メチル−
5−(メチルチオ)チオフェン−2−カルボニトリル
(0.091g、40%)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ:2.34(s,3H),2.60(s,3H),8.39(s,
1H)。
【0087】実施例4 4−(4−クロロイソキサゾル−5−イル)−3−メチ
ル−5−(メチルチオ)チオフェン−2−カルボキサミ
ド。
【0088】実施例3の方法で得た4−(4−クロロイ
ソキサゾル−5−イル)−3−メチル−5−(メチルチ
オ)チオフェン−2−カルボニトリルを実施例4のd)
の製造法に準拠して加水分解することにより本発明の化
合物を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ:2.37(s,3H),2.56(s,3H),5.68(b
r.s,2H),8.58(s,1H)。
【0089】実施例5 4−(4−エトキシカルボニルイソキサゾル−5−イ
ル)−3−メチル−5−(メチルチオ)チオフェン−2
−カルボニトリル。
【0090】a)4−(2−エトキシカルボニルアセチ
ル)−3−メチル−5−(メチルチオ)チオフェン−2
−カルボニトリル 実施例1のa)の方法で得た4−アセチル−3−メチル
−5−(メチルチオ)チオフェン−2−カルボニトリル
(19.5g、73.4mmol)、60%水素化ナトリウ
ム(6.0g、150.4mmol)および炭酸ジエチル
(73.4ml)の混合物を80℃で45分間加熱攪拌し
た。反応液を3規定塩酸(30ml)を含む氷に注ぎ、析
出物を濾取、洗浄(水、酢酸エチルの順)、乾燥するこ
とにより、淡褐色結晶の4−(2−エトキシカルボニル
アセチル)−3−メチル−5−(メチルチオ)チオフェ
ン−2−カルボニトリル(13.8g、66.5%)を
得た。 融点:143.5〜144.0℃。
【0091】b)4−(4−エトキシカルボニルイソキ
サゾル−5−イル)−3−メチル−5−(メチルチオ)
チオフェン−2−カルボニトリル 4−(2−エトキシカルボニルアセチル)−3−メチル
−5−(メチルチオ)チオフェン−2−カルボニトリル
(3.0g、10.6mmol)、オルト蟻酸エチル(6m
l)および無水酢酸(4ml)の混合物を130℃で2時
間加熱攪拌した。反応液を減圧下濃縮後、得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:n
−ヘキサン/酢酸エチル=3:1)に付すことにより、
高極性物質を除去した。得られた黄色油状物質(3.4
g)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.34g、12.
2mmol)および酢酸ナトリウム・三水和物(1.7g、
12.2mmol)を含む3:1−エタノール/水(32m
l)混合溶液を室温で10分間攪拌した。反応液を酢酸
エチルで抽出後、有機層を洗浄(水、飽和食塩水の
順)、乾燥(無水硫酸マグネシウム)、減圧下濃縮し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(展開溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=4:1)で
精製することにより、無色結晶の4−(4−エトキシカ
ルボニルイソキサゾル−5−イル)−3−メチル−5−
(メチルチオ)チオフェン−2−カルボニトリル(2.
1g、63%)を得た。 融点:138.0〜139.0℃。
【0092】実施例6 4−(4−エトキシカルボニルイソキサゾル−5−イ
ル)−3−メチル−5−(メチルチオ)チオフェン−2
−カルボキサミド。
【0093】実施例5の方法で得た4−(4−エトキシ
カルボニルイソキサゾル−5−イル)−3−メチル−5
−(メチルチオ)チオフェン−2−カルボニトリルを実
施例1のd)の製造法に準拠して加水分解することによ
り本発明の化合物を得た。 融点:91.0〜92.0℃。
【0094】実施例7 4−(4−カルボキシイソキサゾル−5−イル)−3−
メチル−5−(メチルチオ)チオフェン−2−カルボキ
サミド。
【0095】実施例6の方法で得た4−(4−エトキシ
カルボニルイソキサゾル−5−イル)−3−メチル−5
−(メチルチオ)チオフェン−2−カルボキサミド
(0.23g、0.70mmol)および濃硫酸(5ml)を
加え、60℃で7時間加熱後、反応液を室温に戻し、氷
を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を洗浄(水、飽
和食塩水の順)、乾燥(無水硫酸マグネシウム)、減圧
下濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(展開溶媒:酢酸エチル)で精製し、酢酸エチ
ルで再結晶することにより無色結晶の4−(4−カルボ
キシイソキサゾル−5−イル)−3−メチル−5−(メ
チルチオ)チオフェン−2−カルボキサミド(0.03
g、24%)を得た。 融点:199〜200℃。
【0096】実施例8 4−(4−ヒドロキシイソキサゾル−5−イル)−3−
メチル−5−(メチルチオ)チオフェン−2−カルボニ
トリル。
【0097】a)4−(2−ヒドロキシアセチル)−3
−メチル−5−(メチルチオ)チオフェン−2−カルボ
ニトリル 実施例1のa)の方法で得た4−アセチル−3−メチル
−5−(メチルチオ)チオフェン−2−カルボニトリル
(2.8g、13.2mmol)、ヨードソベンゼン(3.
2g、14.5mmol)および水酸化ナトリウム(0.5
3g、13.2mmol)を含むメタノール(59ml)溶液
を室温で18時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エ
チルで抽出後、有機層を洗浄(水、飽和食塩水の順)、
乾燥(無水硫酸マグネシウム)、減圧下濃縮した。得ら
れた残渣にメタノール(30ml)および4規定硫酸(3
0ml)を順に加え、室温で2時間攪拌した。反応液に水
を加え、析出物を濾取、洗浄(水、酢酸エチルの順)、
乾燥後、粗結晶を酢酸エチル−n−ヘキサンで再結晶す
ることにより、無色結晶の4−(2−ヒドロキシアセチ
ル)−3−メチル−5−(メチルチオ)チオフェン−2
−カルボニトリル(1.9g、63%)を得た。 融点:141.0〜142.0℃。
【0098】b)4−(2−テトラヒドロピラニルオキ
シアセチル)−3−メチル−5−(メチルチオ)チオフ
ェン−2−カルボニトリル 4−(2−ヒドロキシアセチル)−3−メチル−5−
(メチルチオ)チオフェン−2−カルボニトリル(1.
3g、4.3mmol)、3,4−ジヒドロ−2H−ピラン
(1.6g、18.9mmol)およびp−トルエンスルホン
酸(0.026g)を含むジクロロメタン(36ml)溶
液を室温で20分間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸
エチルで抽出後、有機層を洗浄(水、飽和食塩水の
順)、乾燥(無水硫酸マグネシウム)、減圧下濃縮し
た。得られた残渣を酢酸エチル−n−ヘキサンで再結晶
することにより無色結晶の4−(2−テトラヒドロピラ
ニルオキシアセチル)−3−メチル−5−(メチルチ
オ)チオフェン−2−カルボニトリル(2.1g、87m
mol)を得た。 融点:109.0〜110.0℃。
【0099】c)4−(3−ジメチルアミノ−2−ヒド
ロキシプロペノイル)−3−メチル−5−(メチルチ
オ)チオフェン−2−カルボニトリル 4−(2−テトラヒドロピラニルオキシアセチル)−3
−メチル−5−(メチルチオ)チオフェン−2−カルボ
ニトリル(1.3g、4.3mmol)およびt−ブトキシビ
ス(ジメチルアミノ)メタン(2.65ml)の混合物を
90℃で20分間加熱攪拌した。反応液を室温に戻し、
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:n−
ヘキサン/酢酸エチル=1:2)に付すことにより、高
極性物質を除去した。得られた淡褐色油状物質(0.8
8g)および6規定塩酸(0.35ml)を含むメタノー
ル(7ml)溶液を室温で15分間攪拌した。反応液に5
%炭酸水素ナトリウム水溶液を加え塩基性とした後、析
出物を濾取、洗浄(水)、乾燥することにより、淡黄色
結晶の4−(3−ジメチルアミノ−2−ヒドロキシプロ
ペノイル)−3−メチル−5−(メチルチオ)チオフェ
ン−2−カルボニトリル(0.53g、50%)を得
た。 融点:185℃<(分解)。
【0100】d)4−(4−ヒドロキシイソキサゾル−
5−イル)−3−メチル−5−(メチルチオ)チオフェ
ン−2−カルボニトリル。 4−(3−ジメチルアミノ−2−ヒドロキシプロペノイ
ル)−3−メチル−5−(メチルチオ)チオフェン−2
−カルボニトリル(0.50g、1.8mmol)、ヒドロ
キシルアミン−O−スルホン酸(0.40g、3.3mmo
l)を含む水(5ml)溶液を含むテトラヒドロフラン
(20ml)溶液を室温で30分間攪拌した。反応液を酢
酸エチルで抽出後、有機層を洗浄(水、飽和食塩水の
順)、乾燥(無水硫酸マグネシウム)、減圧下濃縮し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(展開溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1:1)で
精製することにより、無色結晶の4−(4−ヒドロキシ
イソキサゾル−5−イル)−3−メチル−5−(メチル
チオ)チオフェン−2−カルボニトリル(0.17g、
41%)を得た。 融点:240℃<(分解)。
【0101】実施例9 4−(4−ブロモイソキサゾル−5−イル)−3−メチ
ル−5−(メチルスルフィニル)チオフェン−2−カル
ボキサミド。
【0102】実施例1の方法で製造した本発明の化合物
である4−(4−ブロモイソキサゾル−5−イル)−3
−メチル−5−(メチルチオ)チオフェン−2−カルボ
キサミド(0.050g、0.15mmol)を含むテトラ
ヒドロフラン(1.5ml)溶液に氷冷下m−クロロ過安
息香酸(0.028g、0.17mmol)を徐々に加え、
同温度で30分間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液を加え塩基性とした後、酢酸エチルで抽出
した。有機層を洗浄(水、飽和食塩水の順)、乾燥(無
水硫酸マグネシウム)、減圧下濃縮後、得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:n−
ヘキサン/酢酸エチル=1:3)で精製し、酢酸エチル
−n−ヘキサンで再結晶することにより、無色結晶の4
−(4−ブロモイソキサゾル−5−イル)−3−メチル
−5−(メチルスルフィニル)チオフェン−2−カルボ
キサミド(0.036g、69%)を得た。 融点:166.0〜167.5℃。
【0103】実施例10 4−(4−ブロモイソキサゾル−5−イル)−3−メチ
ル−5−(メチルスルホニル)チオフェン−2−カルボ
キサミド。
【0104】実施例1の方法で製造した本発明の化合物
である4−(4−ブロモイソキサゾル−5−イル)−3
−メチル−5−(メチルチオ)チオフェン−2−カルボ
キサミド(0.050g、0.15mmol)を含むテトラ
ヒドロフラン(1.5ml)溶液に室温でm−クロロ過安
息香酸(0.13g、0.75mmol)を徐々に加え、更
に1時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液を加え塩基性とした後、酢酸エチルで抽出した。有
機層を洗浄(水、飽和食塩水の順)、乾燥(無水硫酸マ
グネシウム)、減圧下濃縮後、得られた粗結晶を酢酸エ
チル−n−ヘキサンで再結晶することにより、無色結晶
の4−(4−ブロモイソキサゾル−5−イル)−3−メ
チル−5−(メチルスルホニル)チオフェン−2−カル
ボキサミド(0.042g、77%)を得た。 融点:174.5〜175.5℃。
【0105】試験例 本発明の化合物はラット胎児頭頂骨由来骨芽細胞におけ
るアルカリフォスファターゼ産生誘導およびノジュール
誘導に対して促進活性を示した。例えば、実施例1の本
発明の化合物はコントロール(被験化合物の添加濃度が
0μg/mlの場合)に対して2.5μg/mlの濃度で18
2%アルカリフォスファターゼ産生誘導を促進し、95
1%ノジュール誘導を促進した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 111 A61P 43/00 111 C07D 417/04 C07D 417/04 (72)発明者 中村 年男 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 斎藤 秀次 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 Fターム(参考) 4C063 AA01 BB01 CC92 DD51 DD61 EE01 4C086 AA01 AA02 AA03 BC67 BC79 GA04 GA09 GA10 MA01 MA04 NA14 ZA01 ZA67 ZA97 ZB21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 [式中、R1およびR2はそれぞれ炭素原子数1〜5のア
    ルキル基であり、R3は炭素原子数2〜6のアルコキシ
    カルボニル基、カルボキシル基、シアノ基または式CO
    NR56(式中、R5およびR6はそれぞれ水素原子また
    は炭素原子数1〜5のアルキル基である。)で表わされ
    る基であり、R4はハロゲン原子、炭素原子数2〜6の
    アルコキシカルボニル基、カルボキシル基、水酸基、炭
    素原子数1〜5のアルコキシ基、炭素原子数1〜5のア
    ルキルチオ基またはシアノ基であり、Xは酸素原子また
    は硫黄原子であり、nは0〜2の整数である。]で表わ
    される4置換チオフェン化合物、その塩またはその水和
    物。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の化合物、その塩またはそ
    の水和物を含有する医薬組成物。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の化合物、その塩またはそ
    の水和物を含有する細胞分化誘導因子の作用を増強する
    医薬組成物。
  4. 【請求項4】生体内で代謝されることにより請求項1に
    記載の化合物となる化合物。
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