JP2001151710A - フェノール、アセトン及びメチルエチルケトンの製造方法 - Google Patents
フェノール、アセトン及びメチルエチルケトンの製造方法Info
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- C07C45/27—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation
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- C07C45/53—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by pyrolysis, rearrangement or decomposition of hydroperoxides
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- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アセトフェノンを生産するが、クメン法とは
異なり、必然的に等モル量のフェノール及びアセトンを
生じるのではなく、経済的方法で、モルで考慮して、予
想ではアセトン需要よりもわずかに高いフェノール需要
に関して生産量を柔軟に適合させることができるフェノ
ールの製造方法を提供すること 【解決手段】 クメン及びs−ブチルベンゼンを含有す
る混合物を分子酸素含有ガスを用いて酸化し、引き続き
クメンヒドロペルオキシド及びs−ブチルベンゼンヒド
ロペルオキシドのホック分解によりフェノール、アセト
ン及びメチルエチルケトンの製造方法において、クメン
及びs−ブチルベンゼンを含有する混合物がs−ブチル
ベンゼンを25質量%まで含有することを特徴とするフ
ェノール、アセトン及びメチルエチルケトンの製造方
法。
異なり、必然的に等モル量のフェノール及びアセトンを
生じるのではなく、経済的方法で、モルで考慮して、予
想ではアセトン需要よりもわずかに高いフェノール需要
に関して生産量を柔軟に適合させることができるフェノ
ールの製造方法を提供すること 【解決手段】 クメン及びs−ブチルベンゼンを含有す
る混合物を分子酸素含有ガスを用いて酸化し、引き続き
クメンヒドロペルオキシド及びs−ブチルベンゼンヒド
ロペルオキシドのホック分解によりフェノール、アセト
ン及びメチルエチルケトンの製造方法において、クメン
及びs−ブチルベンゼンを含有する混合物がs−ブチル
ベンゼンを25質量%まで含有することを特徴とするフ
ェノール、アセトン及びメチルエチルケトンの製造方
法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クメン及びs−ブ
チルベンゼンを含有する混合物の酸化、及び引き続くク
メンヒドロペルオキシド及びs−ブチルベンゼンヒドロ
ペルオキシドのホック分解(Hocksche Spaltung)によ
るフェノール、アセトン及びメチルエチルケトンの製造
方法に関する。
チルベンゼンを含有する混合物の酸化、及び引き続くク
メンヒドロペルオキシド及びs−ブチルベンゼンヒドロ
ペルオキシドのホック分解(Hocksche Spaltung)によ
るフェノール、アセトン及びメチルエチルケトンの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フェノールは広範囲の用途を有する重要
な化学原料である。フェノールは溶剤としての使用の他
に、特にフェノール樹脂、ビスフェノール−A、ε−カ
プロラクタム、アジピン酸、アルキルフェノール及び可
塑剤の製造のために使用される。
な化学原料である。フェノールは溶剤としての使用の他
に、特にフェノール樹脂、ビスフェノール−A、ε−カ
プロラクタム、アジピン酸、アルキルフェノール及び可
塑剤の製造のために使用される。
【0003】フェノールを適当なヒドロペルオキシドの
ホック分解により製造することは公知である。この場
合、ヒドロキシ化合物としてのフェノールの他に併産品
(Koppelprodukt)としてカルボニル化合物が生じ、こ
のカルボニル化合物は経済的理由から適当な利用を示さ
なければならない。
ホック分解により製造することは公知である。この場
合、ヒドロキシ化合物としてのフェノールの他に併産品
(Koppelprodukt)としてカルボニル化合物が生じ、こ
のカルボニル化合物は経済的理由から適当な利用を示さ
なければならない。
【0004】公開明細書のEP−0548986A1
は、フェノール及び併産品としてメチルエチルケトン
(省略してMEK)の製造方法において、s−ブチルベ
ンゼンを酸化してs−ブチルベンゼンヒドロペルオキシ
ドにし、このs−ブチルベンゼンヒドロペルオキシドの
ホック分解によりフェノール及びMEKにする製造方法
を教示している。MEKはアセトンと共に工業的に重要
なケトンの一つであり、これは特に塗料及び樹脂溶剤と
して使用される。EP−0548986A1において出
発材料として、主にエチルヒドロペルオキシド、カルボ
ン酸及びフェノール不含の又は主にスチレン性化合物不
含の又は主にメチルベンジルアルコール不含のs−ブチ
ルベンゼンを使用することが提案されている。この使用
材料にあわせた特別な付加的処理工程を有する適当なプ
ロセスの実施により、特に不所望な副生成物の分離の改
善が達成される。それにより、酸化速度に不利な影響を
及ぼさずに未反応のs−ブチルベンゼンを酸化工程に返
送できる。
は、フェノール及び併産品としてメチルエチルケトン
(省略してMEK)の製造方法において、s−ブチルベ
ンゼンを酸化してs−ブチルベンゼンヒドロペルオキシ
ドにし、このs−ブチルベンゼンヒドロペルオキシドの
ホック分解によりフェノール及びMEKにする製造方法
を教示している。MEKはアセトンと共に工業的に重要
なケトンの一つであり、これは特に塗料及び樹脂溶剤と
して使用される。EP−0548986A1において出
発材料として、主にエチルヒドロペルオキシド、カルボ
ン酸及びフェノール不含の又は主にスチレン性化合物不
含の又は主にメチルベンジルアルコール不含のs−ブチ
ルベンゼンを使用することが提案されている。この使用
材料にあわせた特別な付加的処理工程を有する適当なプ
ロセスの実施により、特に不所望な副生成物の分離の改
善が達成される。それにより、酸化速度に不利な影響を
及ぼさずに未反応のs−ブチルベンゼンを酸化工程に返
送できる。
【0005】公開明細書のEP−0578194A2
も、s−ブチルベンゼンからのフェノール及びMEKの
製造方法に関している。通常の方法工程である酸化、濃
縮及び分解に引き続き、特別な処理工程、特に蒸留によ
り分離されたMEKフラクションのアルカリ洗浄工程を
有する方法が記載されており、それにより高純度のME
Kが得られる方法が記載されている。
も、s−ブチルベンゼンからのフェノール及びMEKの
製造方法に関している。通常の方法工程である酸化、濃
縮及び分解に引き続き、特別な処理工程、特に蒸留によ
り分離されたMEKフラクションのアルカリ洗浄工程を
有する方法が記載されており、それにより高純度のME
Kが得られる方法が記載されている。
【0006】米国特許第4532360号明細書から
は、s−ブチルベンゼンからフェノール及びMEKの製
造のためにも使用できる直接的な1工程の方法が公知で
ある。この場合、s−ブチルベンゼンの酸化は臭化水素
又は塩化水素並びに酸化セリウム、トリフェニルボレー
ト、ボロントリホスフェート及び水のグループからの少
なくとも1種の添加物の存在で実施され、それによりs
−ブチルベンゼンヒドロペルオキシドのフェノール及び
MEKへの直接分解が行われる。
は、s−ブチルベンゼンからフェノール及びMEKの製
造のためにも使用できる直接的な1工程の方法が公知で
ある。この場合、s−ブチルベンゼンの酸化は臭化水素
又は塩化水素並びに酸化セリウム、トリフェニルボレー
ト、ボロントリホスフェート及び水のグループからの少
なくとも1種の添加物の存在で実施され、それによりs
−ブチルベンゼンヒドロペルオキシドのフェノール及び
MEKへの直接分解が行われる。
【0007】1987年5月26日発行の特許公報JP
−62−114922から、s−ブチルベンゼンをクメ
ン又はクメンヒドロペルオキシドの存在で分子酸素含有
ガスで酸化することによりフェノール、MEK及びアセ
トンを同時に製造する方法は公知である。s−ブチルベ
ンゼンに、クメンヒドロペルオキシドを65〜85質量
%含有するクメンヒドロペルオキシド濃縮物5〜60質
量%を添加することにより、又はs−ブチルベンゼン
に、クメン少なくとも50質量%、しかし理想的には3
0〜70質量%を添加することにより(その際、質量%
の数値はs−ブチルベンゼンの含有量に関する)、s−
ブチルベンゼンの酸化の際の反応速度を高めることが達
成される。さらに、s−ブチルベンゼンの酸化速度のイ
ソブチルベンゼン含有量への依存性及び副生成物のアセ
トフェノンの形成が減少する。クメンをs−ブチルベン
ゼンへ添加する場合、従って不足量のクメンを用いて酸
化する。
−62−114922から、s−ブチルベンゼンをクメ
ン又はクメンヒドロペルオキシドの存在で分子酸素含有
ガスで酸化することによりフェノール、MEK及びアセ
トンを同時に製造する方法は公知である。s−ブチルベ
ンゼンに、クメンヒドロペルオキシドを65〜85質量
%含有するクメンヒドロペルオキシド濃縮物5〜60質
量%を添加することにより、又はs−ブチルベンゼン
に、クメン少なくとも50質量%、しかし理想的には3
0〜70質量%を添加することにより(その際、質量%
の数値はs−ブチルベンゼンの含有量に関する)、s−
ブチルベンゼンの酸化の際の反応速度を高めることが達
成される。さらに、s−ブチルベンゼンの酸化速度のイ
ソブチルベンゼン含有量への依存性及び副生成物のアセ
トフェノンの形成が減少する。クメンをs−ブチルベン
ゼンへ添加する場合、従って不足量のクメンを用いて酸
化する。
【0008】フェノールは今日では主にクメンヒドロペ
ルオキシドのホック分解により得られ、その際、併産品
としてアセトンが生じる。アセトンは同様に多様な使用
可能性があり、つまり例えば溶剤として又は特にビスフ
ェノール−A及びメチルメタクリレートの製造のために
使用される。
ルオキシドのホック分解により得られ、その際、併産品
としてアセトンが生じる。アセトンは同様に多様な使用
可能性があり、つまり例えば溶剤として又は特にビスフ
ェノール−A及びメチルメタクリレートの製造のために
使用される。
【0009】フェノール及びアセトンの製造のためのい
わゆるこのクメン法の場合、まずクメンを特に空気又は
酸素で酸化させクメンヒドロペルオキシドにし、このク
メンヒドロペルオキシドは未反応のクメンの分離により
通常60〜85質量%まで蒸留により濃縮した後、引き
続き触媒として有利に硫酸を用いる酸触媒作用のもとで
フェノール及びアセトンに分解される。クメン法に関す
る良好な概要は、例えばWeissermel/Arpe, Indstrielle
Organische Chemie,第2版, Verlag Chemie,1978又はU
llmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry, Vo
l. A 19, p. 302 ff., VCH Verlaggesellschaft, 1991
に記載されている。このクメン法の新規の更なる展開
は、特にクメンヒドロペルオキシド−分解の分野及び副
生成物の生成及びエネルギー消費の減少のための分解生
成物の後処理に該当する、例えばEP−0589588
A1、EP−0670296A1又はWO97/069
05参照。
わゆるこのクメン法の場合、まずクメンを特に空気又は
酸素で酸化させクメンヒドロペルオキシドにし、このク
メンヒドロペルオキシドは未反応のクメンの分離により
通常60〜85質量%まで蒸留により濃縮した後、引き
続き触媒として有利に硫酸を用いる酸触媒作用のもとで
フェノール及びアセトンに分解される。クメン法に関す
る良好な概要は、例えばWeissermel/Arpe, Indstrielle
Organische Chemie,第2版, Verlag Chemie,1978又はU
llmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry, Vo
l. A 19, p. 302 ff., VCH Verlaggesellschaft, 1991
に記載されている。このクメン法の新規の更なる展開
は、特にクメンヒドロペルオキシド−分解の分野及び副
生成物の生成及びエネルギー消費の減少のための分解生
成物の後処理に該当する、例えばEP−0589588
A1、EP−0670296A1又はWO97/069
05参照。
【0010】このクメン法は常に均一なモル量でフェノ
ール及びアセトンが得られる。フェノール1トンあたり
の質量に関してアセトン0.62トンが生じる。両方の
生成物についての本質的な使用目的はビスフェノール−
A−合成であり、その際、反応式に応じてフェノール2
モル及びアセトン1モルから出発しビスフェノール−A
1モルが得られる。ビスフェノール−Aはポリカーボ
ネート及びエポキシ樹脂の製造のための出発物質として
利用され、従って大量に生産される。ビスフェノール−
Aの合成のために、モル量で考慮してフェノールの半分
の量のアセトンが必要なだけである。アセトンは他の使
用可能性、例えば溶剤又は例えばメチルメタクリレート
の製造のための可能性も有しているが、フェノールとア
セトンとでは、モル量でいくらかフェノールのほうがア
セトンよりも多く必要とされるように全体で異なるマー
ケット需要が予想される。この異なるマーケット需要に
はこのクメン法はその反応図式に基づき応じることがで
きない。
ール及びアセトンが得られる。フェノール1トンあたり
の質量に関してアセトン0.62トンが生じる。両方の
生成物についての本質的な使用目的はビスフェノール−
A−合成であり、その際、反応式に応じてフェノール2
モル及びアセトン1モルから出発しビスフェノール−A
1モルが得られる。ビスフェノール−Aはポリカーボ
ネート及びエポキシ樹脂の製造のための出発物質として
利用され、従って大量に生産される。ビスフェノール−
Aの合成のために、モル量で考慮してフェノールの半分
の量のアセトンが必要なだけである。アセトンは他の使
用可能性、例えば溶剤又は例えばメチルメタクリレート
の製造のための可能性も有しているが、フェノールとア
セトンとでは、モル量でいくらかフェノールのほうがア
セトンよりも多く必要とされるように全体で異なるマー
ケット需要が予想される。この異なるマーケット需要に
はこのクメン法はその反応図式に基づき応じることがで
きない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、同様にアセトフェノンを生産するが、クメン法とは
異なり、必然的に等モル量のフェノール及びアセトンを
生じるのではなく、経済的方法で、モル量で考慮して、
予想ではアセトン需要よりもわずかに高いフェノール需
要に関して生産量を柔軟に適合させることができるフェ
ノールの製造方法を提供することであった。
は、同様にアセトフェノンを生産するが、クメン法とは
異なり、必然的に等モル量のフェノール及びアセトンを
生じるのではなく、経済的方法で、モル量で考慮して、
予想ではアセトン需要よりもわずかに高いフェノール需
要に関して生産量を柔軟に適合させることができるフェ
ノールの製造方法を提供することであった。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明によ
り、請求項1により、クメン及びs−ブチルベンゼンを
含有する混合物を分子酸素含有ガスを用いて酸化し、引
き続きクメンヒドロペルオキシド及びs−ブチルベンゼ
ンヒドロペルオキシドをホック分解することによりフェ
ノール、アセトン及びメチルエチルケトンを製造するに
あたり、クメン及びs−ブチルベンゼンを含有する混合
物がs−ブチルベンゼンを25質量%まで含有すること
を特徴とするフェノール、アセトン及びメチルエチルケ
トンの製造方法により解決される。有利に、この混合物
はクメン及びs−ブチルベンゼンだけからなる。
り、請求項1により、クメン及びs−ブチルベンゼンを
含有する混合物を分子酸素含有ガスを用いて酸化し、引
き続きクメンヒドロペルオキシド及びs−ブチルベンゼ
ンヒドロペルオキシドをホック分解することによりフェ
ノール、アセトン及びメチルエチルケトンを製造するに
あたり、クメン及びs−ブチルベンゼンを含有する混合
物がs−ブチルベンゼンを25質量%まで含有すること
を特徴とするフェノール、アセトン及びメチルエチルケ
トンの製造方法により解決される。有利に、この混合物
はクメン及びs−ブチルベンゼンだけからなる。
【0013】意想外に、クメン法から公知の方法工程を
用いて、同時にクメン及び25質量%までの少量のs−
ブチルベンゼンを含有する混合物を処理し、一緒にフェ
ノール、アセトン及びMEKへ反応させることもできる
ことが見出された。従って、出発物質混合物の組成を適
合させることにより、生成物混合物中のフェノール:ア
セトン:MEKのモル比を意図的に制御でき、一般にマ
ーケット需要に合わない過剰量の生じた両方のカルボニ
ル化合物を回避することができる。本発明による方法
は、従って、有用生成物のフェノール、アセトン及びM
EKについての生産をマーケットに適合することがで
き、その際、特に予想されるアセトン過剰生産を避ける
ことができるという著しい利点を提供する。
用いて、同時にクメン及び25質量%までの少量のs−
ブチルベンゼンを含有する混合物を処理し、一緒にフェ
ノール、アセトン及びMEKへ反応させることもできる
ことが見出された。従って、出発物質混合物の組成を適
合させることにより、生成物混合物中のフェノール:ア
セトン:MEKのモル比を意図的に制御でき、一般にマ
ーケット需要に合わない過剰量の生じた両方のカルボニ
ル化合物を回避することができる。本発明による方法
は、従って、有用生成物のフェノール、アセトン及びM
EKについての生産をマーケットに適合することがで
き、その際、特に予想されるアセトン過剰生産を避ける
ことができるという著しい利点を提供する。
【0014】クメンと、混合物に対して25質量%まで
のs−ブチルベンゼンを含有する混合物を慣用のクメン
法から公知の条件下で本発明による反応を行うことがで
きるため、本発明による方法はさらに迅速かつ簡単に現
存のクメン法により運転される装置中で実現できる。有
利に、この実現化の際に、酸化及び分解の範囲内で現存
する装置部分に手を加える;単に出発物質の供給におい
て及び特にここの有用生成物についての分解生成物中の
後処理において適合が必要であるにすぎない。従って、
慣用のクメン法により作業するフェノール及びアセトン
用の現存の生産装置は、本発明の実施のために適したよ
うに簡単に拡張でき、マーケット状況に応じて本発明に
よる製造又はフェノール及びアセトンの製造のために運
転することができる。
のs−ブチルベンゼンを含有する混合物を慣用のクメン
法から公知の条件下で本発明による反応を行うことがで
きるため、本発明による方法はさらに迅速かつ簡単に現
存のクメン法により運転される装置中で実現できる。有
利に、この実現化の際に、酸化及び分解の範囲内で現存
する装置部分に手を加える;単に出発物質の供給におい
て及び特にここの有用生成物についての分解生成物中の
後処理において適合が必要であるにすぎない。従って、
慣用のクメン法により作業するフェノール及びアセトン
用の現存の生産装置は、本発明の実施のために適したよ
うに簡単に拡張でき、マーケット状況に応じて本発明に
よる製造又はフェノール及びアセトンの製造のために運
転することができる。
【0015】本発明による方法のための出発物質とし
て、従って、クメンの他に、本発明の場合、s−ブチル
ベンゼンを25質量%まで、有利に20質量%まで、特
に有利に10〜20質量%まで有する混合物を利用す
る。この混合物はすでに貯蔵タンク中に保存できるか、
又は酸化反応器中での侵入の直前に別々の供給源から混
合することにより製造することができる。クメン又はs
−ブチルベンゼンを含有する物質流を別々に酸化反応器
中へ供給し、そこで混合することも可能である。
て、従って、クメンの他に、本発明の場合、s−ブチル
ベンゼンを25質量%まで、有利に20質量%まで、特
に有利に10〜20質量%まで有する混合物を利用す
る。この混合物はすでに貯蔵タンク中に保存できるか、
又は酸化反応器中での侵入の直前に別々の供給源から混
合することにより製造することができる。クメン又はs
−ブチルベンゼンを含有する物質流を別々に酸化反応器
中へ供給し、そこで混合することも可能である。
【0016】酸化のための本発明による出発物質混合物
は、市販のアルキル化触媒、例えばAlCl3、H3PO
4/SiO2又はゼオライトの存在で、プロペン及びブテ
ン−1/ブテン−2からなる相応する混合物でベンゼン
を直接アルキル化することにより製造するのが有利であ
る。プロペン、ブテン−1及びブテン−2を含有する混
合物はこの場合、クラッカーにより直接引き出すことが
でき、それにより、例えばクメン及びs−ブチルベンゼ
ンの別々の製造のためのプロペン及びブテン−1/ブテ
ン−2へのガス混合物の付加的分離は行わない。
は、市販のアルキル化触媒、例えばAlCl3、H3PO
4/SiO2又はゼオライトの存在で、プロペン及びブテ
ン−1/ブテン−2からなる相応する混合物でベンゼン
を直接アルキル化することにより製造するのが有利であ
る。プロペン、ブテン−1及びブテン−2を含有する混
合物はこの場合、クラッカーにより直接引き出すことが
でき、それにより、例えばクメン及びs−ブチルベンゼ
ンの別々の製造のためのプロペン及びブテン−1/ブテ
ン−2へのガス混合物の付加的分離は行わない。
【0017】酸化反応器として有利にクメン法から公知
の気泡塔反応器を用いるのが有利である。酸化はクメン
法と同様に有利に触媒なしで、100℃〜140℃の温
度で、1〜20bar(絶対)の圧力で、分子酸素含有
ガスとして有利に空気又は酸素の存在で、一般に酸化か
らの生成物流中のペルオキシドが最大35質量%の総含
有量に達するまで行われる。残りは、ほとんど未反応の
クメン及びs−ブチルベンゼンである、それというのも
有利に十分に純粋なクメン/s−ブチルベンゼン−混合
物を使用するためである。さらに少量で酸化の際に生成
される数種の副生成物が含まれる。これについては特に
ジメチルフェニルカルビノール、2−フェニルブタノー
ル、アセトフェノン及びプロピオフェノンが挙げられ
る。
の気泡塔反応器を用いるのが有利である。酸化はクメン
法と同様に有利に触媒なしで、100℃〜140℃の温
度で、1〜20bar(絶対)の圧力で、分子酸素含有
ガスとして有利に空気又は酸素の存在で、一般に酸化か
らの生成物流中のペルオキシドが最大35質量%の総含
有量に達するまで行われる。残りは、ほとんど未反応の
クメン及びs−ブチルベンゼンである、それというのも
有利に十分に純粋なクメン/s−ブチルベンゼン−混合
物を使用するためである。さらに少量で酸化の際に生成
される数種の副生成物が含まれる。これについては特に
ジメチルフェニルカルビノール、2−フェニルブタノー
ル、アセトフェノン及びプロピオフェノンが挙げられ
る。
【0018】慣用のクメン法の場合と同様に、酸化から
の生成物流を直接又は中間貯蔵器としての容器を介して
濃縮ユニットへ供給することができ、この中で有利に真
空下で蒸留により未反応のクメン及び/又はs−ブチル
ベンゼンの分離によって、材料流中のクメンヒドロペル
オキシドの含有量を有利に40〜65質量%に高めるか
及び/又はs−ブチルベンゼンヒドロペルオキシドの含
有量を有利に5〜15質量%に高める。分離されたクメ
ン及び/又はs−ブチルベンゼンは有利に場合によりさ
らに後処理した後に酸化工程に返送される。
の生成物流を直接又は中間貯蔵器としての容器を介して
濃縮ユニットへ供給することができ、この中で有利に真
空下で蒸留により未反応のクメン及び/又はs−ブチル
ベンゼンの分離によって、材料流中のクメンヒドロペル
オキシドの含有量を有利に40〜65質量%に高めるか
及び/又はs−ブチルベンゼンヒドロペルオキシドの含
有量を有利に5〜15質量%に高める。分離されたクメ
ン及び/又はs−ブチルベンゼンは有利に場合によりさ
らに後処理した後に酸化工程に返送される。
【0019】濃縮からの材料流は分解工程に供給され、
この分解は本発明により有利に酸触媒作用により、有利
に硫酸を用いる酸触媒作用により均一相中で行われる。
ここでクメンヒドロペルオキシド及びs−ブチルベンゼ
ンヒドロペルオキシドは主にフェノール、アセトン及び
MEKへと反応させられる。適当な分解反応及び反応条
件は、例えばEP−0589588A1又はWO97/
06905から公知である。分解生成物を、これらの特
許明細書中の方法と同様に、収率を低下させる不所望な
副生成物の含有量を減少させるために後温度処理を行う
のが有利である。引き続き、有用生成物のフェノール、
アセトン及びMEKを単離するために、当業者に周知の
クメン法と同様の方法で分解生成物混合物の有利な蒸留
による後処理を行う。
この分解は本発明により有利に酸触媒作用により、有利
に硫酸を用いる酸触媒作用により均一相中で行われる。
ここでクメンヒドロペルオキシド及びs−ブチルベンゼ
ンヒドロペルオキシドは主にフェノール、アセトン及び
MEKへと反応させられる。適当な分解反応及び反応条
件は、例えばEP−0589588A1又はWO97/
06905から公知である。分解生成物を、これらの特
許明細書中の方法と同様に、収率を低下させる不所望な
副生成物の含有量を減少させるために後温度処理を行う
のが有利である。引き続き、有用生成物のフェノール、
アセトン及びMEKを単離するために、当業者に周知の
クメン法と同様の方法で分解生成物混合物の有利な蒸留
による後処理を行う。
【0020】本発明による方法は、ここで概説した主要
な方法工程に限定されず、むしろクメン法から公知の全
ての変法が、特にこの変法が副生成物生成の低下及びエ
ネルギー消費の最適化を目指している場合、本発明によ
る方法に適用することができる。本発明による方法の知
識において当業者にはクメン法のバックグラウンドから
多様な方法技術的及び装置的実施態様が推測できる。
な方法工程に限定されず、むしろクメン法から公知の全
ての変法が、特にこの変法が副生成物生成の低下及びエ
ネルギー消費の最適化を目指している場合、本発明によ
る方法に適用することができる。本発明による方法の知
識において当業者にはクメン法のバックグラウンドから
多様な方法技術的及び装置的実施態様が推測できる。
【0021】本発明による方法を用いて、90%を上回
るフェノール、アセトン及びMEKに関する分解収率を
達成することができる。酸化において使用された出発混
合物の組成はs−ブチルベンゼンの含有量に関して、フ
ェノールに対して併産物として生じる有用生成物のアセ
トン及びMEKにとってそれぞれ十分な販売の可能性が
生じるように適合させられる。このように過剰生産によ
る損失を回避しかつ高い経済性が達成される。
るフェノール、アセトン及びMEKに関する分解収率を
達成することができる。酸化において使用された出発混
合物の組成はs−ブチルベンゼンの含有量に関して、フ
ェノールに対して併産物として生じる有用生成物のアセ
トン及びMEKにとってそれぞれ十分な販売の可能性が
生じるように適合させられる。このように過剰生産によ
る損失を回避しかつ高い経済性が達成される。
【0022】本発明による方法を次の実施例により詳説
するが、本発明の方法はこれに制限されるものではな
い: 例1:クメン80質量%及びs−ブチルベンゼン20質
量%からなる混合物を、132℃で酸素を用いてサーモ
スタット制御可能な気泡塔反応器中で酸化した。
するが、本発明の方法はこれに制限されるものではな
い: 例1:クメン80質量%及びs−ブチルベンゼン20質
量%からなる混合物を、132℃で酸素を用いてサーモ
スタット制御可能な気泡塔反応器中で酸化した。
【0023】2.5時間の酸化時間の後に、酸化生成物
はガスクロマトグラフを用いた分析(GC−分析)によ
るとクメンヒドロペルオキシド21.5質量%及びs−
ブチルベンゼンヒドロペルオキシド2.9質量%を含有
していた。引き続き、この混合物を高真空中で濃縮し、
その際、生じた濃縮物はガスクロマトグラフィー分析に
よるとクメンヒドロペルオキシド59.3質量%及びs
−ブチルベンゼンヒドロペルオキシド8.1質量%を含
有していた。留出物として生じる炭化水素混合物はクメ
ンヒドロペルオキシドとして計算してペルオキシド1%
より少なく含有していた。この濃縮物を引き続き50℃
で1相分解で、アセトン中に溶かした又はアセトン、M
EK、フェノール及び炭化水素からなる試験分解生成物
中に溶かした硫酸2000ppmの存在で分解した。
はガスクロマトグラフを用いた分析(GC−分析)によ
るとクメンヒドロペルオキシド21.5質量%及びs−
ブチルベンゼンヒドロペルオキシド2.9質量%を含有
していた。引き続き、この混合物を高真空中で濃縮し、
その際、生じた濃縮物はガスクロマトグラフィー分析に
よるとクメンヒドロペルオキシド59.3質量%及びs
−ブチルベンゼンヒドロペルオキシド8.1質量%を含
有していた。留出物として生じる炭化水素混合物はクメ
ンヒドロペルオキシドとして計算してペルオキシド1%
より少なく含有していた。この濃縮物を引き続き50℃
で1相分解で、アセトン中に溶かした又はアセトン、M
EK、フェノール及び炭化水素からなる試験分解生成物
中に溶かした硫酸2000ppmの存在で分解した。
【0024】分解収率はGC分析の評価によると、アセ
トンに関して95%を上回り、MEKに対しては92.
3%及びフェノールに対して99%を上回った。
トンに関して95%を上回り、MEKに対しては92.
3%及びフェノールに対して99%を上回った。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 49/08 C07C 49/08 A 49/10 49/10 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 オットー ゲルリッヒ ドイツ連邦共和国 グラートベック メス ターフェルト 3 (72)発明者 ヴェルナー クラインロー ドイツ連邦共和国 ハルテルン イム ハ ートカンプ 2
Claims (12)
- 【請求項1】 クメン及びs−ブチルベンゼンを含有す
る混合物を分子酸素含有ガスを用いて酸化し、引き続き
クメンヒドロペルオキシド及びs−ブチルベンゼンヒド
ロペルオキシドのホック分解によりフェノール、アセト
ン及びメチルエチルケトンを製造する方法において、ク
メン及びs−ブチルベンゼンを含有する混合物がs−ブ
チルベンゼンを25質量%まで含有することを特徴とす
るフェノール、アセトン及びメチルエチルケトンの製造
方法。 - 【請求項2】 前記混合物がs−ブチルベンゼンを20
質量%まで含有する、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 前記混合物がs−ブチルベンゼンを10
〜20質量%含有する、請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 前記混合物がそれぞれ高純度のクメン及
びs−ブチルベンゼンから構成されている、請求項1か
ら3までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項5】 前記混合物を、プロペン、ブテン−1及
びブテン−2を含有するガス混合物でベンゼンをアルキ
ル化することにより製造する、請求項1から4までのい
ずれか1項記載の方法。 - 【請求項6】 分子酸素含有ガスとして空気又は酸素を
用いて酸化を行う、請求項1から5までのいずれか1項
記載の方法。 - 【請求項7】 酸化を100℃〜140℃の温度で行
う、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項8】 酸化生成物を分解の前に蒸留によりクメ
ン又はs−ブチルベンゼン又はその両方を分離すること
により濃縮する、請求項1から7までのいずれか1項記
載の方法。 - 【請求項9】 分離されたクメン又はs−ブチルベンゼ
ン又はその両方を酸化工程に返送する、請求項8記載の
方法。 - 【請求項10】 分解混合物が均一である、請求項1か
ら9までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項11】 分解を酸触媒作用により行う、請求項
1から10までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項12】 酸として硫酸を使用する、請求項11
記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
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DE19946888.5 | 1999-09-30 |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008530025A (ja) * | 2005-02-08 | 2008-08-07 | シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ | 芳香族炭化水素の選択的アルキル化 |
JP2009526790A (ja) * | 2006-02-14 | 2009-07-23 | エクソンモービル・ケミカル・パテンツ・インク | sec−ブチルベンゼンの製造方法 |
JP2009526789A (ja) * | 2006-02-14 | 2009-07-23 | エクソンモービル・ケミカル・パテンツ・インク | フェノールとメチルエチルケトンの製造方法 |
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US7282613B2 (en) * | 2003-02-14 | 2007-10-16 | Shell Oil Company | Process for producing phenol and methyl ethyl ketone |
US7312365B2 (en) | 2003-02-14 | 2007-12-25 | Shell Oil Company | Process for low temperature cleavage of an oxidation mixture comprising hydroperoxides |
TWI376361B (en) | 2004-08-13 | 2012-11-11 | Exxonmobil Chem Patents Inc | Process for producing phenol and methyl ethyl ketone |
TW200616939A (en) * | 2004-08-13 | 2006-06-01 | Exxonmobil Chemical Patents Inc | Production of bisphenol-a |
US7326815B2 (en) | 2005-12-27 | 2008-02-05 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Selective oxidation of alkylbenzenes |
EP2059501A2 (en) | 2006-08-03 | 2009-05-20 | ExxonMobil Chemical Patents, Inc., A Corporation of the State of Delaware | Process for oxidizing alkylaromatic compounds |
CN101687784B (zh) | 2007-08-22 | 2014-11-12 | 埃克森美孚化学专利公司 | 烃的氧化 |
KR20100044900A (ko) | 2007-08-22 | 2010-04-30 | 엑손모빌 케미칼 패턴츠 인코포레이티드 | 2급 부틸벤젠의 제조 방법 |
EP2098498A1 (en) | 2008-03-04 | 2009-09-09 | ExxonMobil Chemical Patents Inc. | Selective oligomerization of isobutene |
WO2009058527A1 (en) * | 2007-10-31 | 2009-05-07 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Oxidation of hydrocarbons |
WO2009058531A1 (en) * | 2007-10-31 | 2009-05-07 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Oxidation of hydrocarbons |
WO2009082464A1 (en) | 2007-12-21 | 2009-07-02 | Exxonmobil Research And Engineering Company | Process for producing phenol and methyl ethyl ketone |
US8461397B2 (en) | 2008-10-10 | 2013-06-11 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Oxidation of hydrocarbons |
CN102177110A (zh) | 2008-10-10 | 2011-09-07 | 埃克森美孚化学专利公司 | 用于生产仲丁基苯的方法 |
WO2010042269A1 (en) | 2008-10-10 | 2010-04-15 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Process for producing phenol and methyl ethyl ketone |
MY158652A (en) | 2008-12-15 | 2016-10-31 | Exxonmobil Chemical Patents Inc | Oxidation of alkylaromatic compounds |
SG178202A1 (en) | 2009-08-28 | 2012-03-29 | Exxonmobil Chem Patents Inc | Oxidation of hydrocarbons |
CN102826980B (zh) * | 2012-09-04 | 2014-10-15 | 华东理工大学 | 2,3-丁二醇气相脱水制备甲乙酮的方法 |
CN104447214B (zh) * | 2014-12-01 | 2016-02-24 | 中石化上海工程有限公司 | 苯酚丙酮装置氧化反应单元降低能耗的方法 |
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-
1999
- 1999-09-30 DE DE19946888A patent/DE19946888A1/de not_active Withdrawn
-
2000
- 2000-08-11 EP EP00117403A patent/EP1088809A1/de not_active Withdrawn
- 2000-09-19 BG BG104775A patent/BG104775A/xx unknown
- 2000-09-21 CZ CZ20003478A patent/CZ20003478A3/cs unknown
- 2000-09-25 SK SK1433-2000A patent/SK14332000A3/sk unknown
- 2000-09-27 JP JP2000294173A patent/JP2001151710A/ja active Pending
- 2000-09-28 BR BR0004977-8A patent/BR0004977A/pt not_active Application Discontinuation
- 2000-09-29 KR KR1020000057307A patent/KR20010050752A/ko not_active Application Discontinuation
- 2000-09-29 PL PL00342872A patent/PL342872A1/xx unknown
- 2000-09-29 CN CN00129071A patent/CN1290681A/zh active Pending
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