JP2001097902A - フェノールの製造方法 - Google Patents

フェノールの製造方法

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JP2001097902A JP2000294584A JP2000294584A JP2001097902A JP 2001097902 A JP2001097902 A JP 2001097902A JP 2000294584 A JP2000294584 A JP 2000294584A JP 2000294584 A JP2000294584 A JP 2000294584A JP 2001097902 A JP2001097902 A JP 2001097902A
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ポンペツキー ヴェルナー
Barnefeld Heinrich Van
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Goerlich Otto
ゲルリッヒ オットー
Werner Dr Kleinloh
クラインロー ヴェルナー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アセトンを生じるが、経済的にモル量で考慮
してアセトン需要よりもより高いフェノール需要に関し
て生産量を柔軟に適合させることができるフェノールの
製造方法を提供すること 【解決手段】 アリールヒドロペルオキシドのホック分
解によりフェノールを製造する方法において、クメン及
びシクロヘキシルベンゼンを少なくとも3:1のクメン
対シクロヘキシルベンゼンの質量比で含有する混合物
を、分子酸素含有ガスで酸化し、その際、生じたクメン
ヒドロペルオキシド及びシクロヘキシルベンゼンヒドロ
ペルオキシドをフェノール、アセトン及びシクロヘキサ
ノンに分解することを特徴とするフェノールの製造方法

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アリールヒドロペ
ルオキシドのホック分解(Hocksche Spaltung)による
フェノールの製造方法に関する。アリールヒドロペルオ
キシドとは、本発明の範囲内でホック分解によりフェノ
ールを生成する全てのヒドロペルオキシドであると解釈
される。
【0002】
【従来の技術】フェノールは広範囲の用途を有する重要
な化学原料である。フェノールは溶剤としての使用の他
に、特にフェノール樹脂、ビスフェノール−A、ε−カ
プロラクタム、アジピン酸、アルキルフェノール及び可
塑剤の製造のために使用される。
【0003】フェノールを適当なヒドロペルオキシドの
ホック分解により製造することは公知である。この場
合、ヒドロキシ化合物としてのフェノールの他に併産品
(Koppelprodukt)としてカルボニル化合物が生じ、こ
のカルボニル化合物は経済的理由から適当な利用を示さ
なければならない。
【0004】特許明細書FR−1030020はシクロ
ヘキシルベンゼンを酸素又は空気でシクロヘキシルベン
ゼンヒドロペルオキシドに酸化し、引き続きそのホック
分解してフェノール及びシクロヘキサノンにすることを
教示している。シクロヘキサノンは同様に重要な有用生
成物であり、これは例えば溶剤として又はアジピン酸及
びシクロヘキサノンオキシム(これはε−カプロラクタ
ムの製造のために必要である)の製造のために使用され
る。
【0005】この方法についての他の特許文献におい
て、シクロヘキシルベンゼンを空気又は酸素を用いて6
0℃〜200℃の温度で、常圧又は加圧下で触媒を用い
て又は用いないで酸化してシクロヘキシルベンゼンヒド
ロペルオキシドにすることが記載されている。特許明細
書EP−0037167において直鎖C14〜C16アルキ
ルアミン又はポリビニルピロリドンを、シクロヘキシル
ベンゼン酸化のための触媒として使用することが記載さ
れており、特許明細書FR−1030020及びBE−
551908には触媒なしでのこの酸化を記載してい
る。米国特許第4299991号明細書はポリマレイン
イミド触媒の存在でのシクロヘキシルベンゼンの酸化を
記載している。
【0006】シクロヘキシルベンゼンの酸化により得ら
れたシクロヘキシルベンゼンヒドロペルオキシドのフェ
ノール及びシクロヘキサノンへの分解は、FR−103
0020によりシクロヘキシルベンゼンを溶剤として用
いてベンゼンスルホン酸又は硫酸で酸接触させることに
より行う。米国特許第4246203号明細書による
と、シクロヘキシルベンゼンヒドロペルオキシドの分解
は120〜200℃の温度で50〜2000ppmの硫
酸の存在で実施され、その際放出される反応熱はフェノ
ール及びシクロヘキサノンの蒸発のために利用される。
Fa. Phillips社の一連の新規の特許明細書は水性酸触媒
と比較して改善された分解触媒を記載しており、この分
解触媒が、酸触媒の場合に常に付加的な更なる後処理が
不利に影響しかねない生成物流の後続する中和の欠点を
回避している。米国特許第4487970号明細書は触
媒としてSbF5及び黒鉛の使用を教示しており、米国
特許第4480141号明細書はその代わりにBF3×
3PO4、及び米国特許第4482757号明細書は式
4xの有機ホスホニウムハロゲニド及び酸、例えば塩
酸、硫酸又はリン酸を使用している。最後に、米国特許
第4532360号明細書はシクロヘキシルベンゼンか
ら水素化ホウ素又は塩化水素及び酸化セリウム、トリフ
ェニルボレート、ボロントリホスフェート及び水のグル
ープからの少なくとも1種の添加剤の存在で例えばフェ
ノール及びシクロヘキサノンを製造する直接的な1工程
方法を教示している。
【0007】しかしながら、フェノールは今日では主に
クメンヒドロペルオキシドのホック分解によって製造さ
れる。このいわゆるクメン法の場合、まずクメンを有利
に空気又は酸素で酸化してクメンヒドロペルオキシドに
し、これを通常、未反応のクメンの分離により60〜8
5質量%のクメンヒドロペルオキシド含有量にまで蒸留
により濃縮した後に、引き続き酸触媒、有利に硫酸を用
いて分解してフェノール及びアセトンにする。クメン法
に関する良好な概略は、例えばWeissermel/Arpe, Indus
trielle Organische Chemie,第2版, Verlag Chemie, 1
978,又はUllmann's Encyclopedia of Industrial Chemi
stry, Vol. A 19, p. 302 ff., VCH Verlagsgesellscha
ft, 1991に記載されている。このクメン法の新規の更な
る展開は、特にクメンヒドロペルオキシド−分解の分野
及び副生成物の生成及びエネルギー消費の減少のための
分解生成物の後処理に該当する、例えばEP−0589
588A1、EP−0670296A1又はWO97/
06905参照。
【0008】このクメン法は常に均一なモル量でフェノ
ール及びアセトンが得られる。フェノール1トンあたり
の質量に関してアセトン0.62トンが生じる。両方の
生成物についての本質的な使用目的はビスフェノール−
A−合成であり、その際、反応式に応じてフェノール2
モル及びアセトン1モルから出発しビスフェノール−A
1モルが得られる。ビスフェノール−Aはポリカーボ
ネート及びエポキシ樹脂の製造のための出発物質として
利用され、従って大量に生産される。ビスフェノール−
Aの合成のために、モル量で考慮してフェノールの半分
の量のアセトンが必要なだけである。アセトンは他の使
用可能性、を例えば溶剤又は例えばメチルメタクリレー
トの製造のための可能性も有しているが、フェノールと
アセトンとでは、モル量でいくらかフェノールのほうが
アセトンよりも多く必要とされるように全体で異なるマ
ーケット需要が予想される。この異なるマーケット需要
にはこのクメン法はその反応図式に基づき応じることが
できない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、同様にアセトンを生じるが、経済的にモル量で考慮
してアセトン需要よりもより高いフェノール需要に関し
て生産量を柔軟に適合させることができるフェノールの
製造方法を提供することであった。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明の場
合、請求項1により、アリールヒドロペルオキシドのホ
ック分解によるフェノールの製造方法において、クメン
及びシクロヘキシルベンゼンを少なくとも3:1のクメ
ン対シクロヘキシルベンゼンの質量比で含有する混合物
を分子酸素含有ガスで酸化し、その際に生じたクメンヒ
ドロペルオキシド及びシクロヘキシルベンゼンヒドロペ
ルオキシドを分解してフェノール、アセトン及びシクロ
ヘキサノンにすることを特徴とするフェノールの製造方
法により解決される。
【0011】意想外に、クメン法から公知の製造工程を
用いてシクロヘキシルベンゼンを処理してフェノール及
びシクロヘキサノンに変換することができるだけでな
く、同時にクメン及びシクロヘキシルベンゼンを含有す
る一定の混合物を出発物質として使用して、一緒にフェ
ノール、アセトン及びシクロヘキサノンへ反応させるこ
とができることが見出された。それにより出発混合物の
組成を適合させることにより、クメン及びシクロヘキシ
ルベンゼンの含有量に関して、生成物混合物中のフェノ
ール:アセトン:シクロヘキサノンのモル比を意図的に
制御することができ、一般に両方で生じるカルボニル化
合物に関して市場に過剰供給することは回避される。従
って、本発明による方法は、有用生成物のフェノール、
アセトン及びシクロヘキサノンについて生産量をマーケ
ットに適合させることができ、その際、特に予想される
アセトン−過剰生産を回避することができるという著し
い利点がある。
【0012】本発明による方法は、さらに純粋なクメン
の酸化と比較して、純粋なシクロヘキシルベンゼンの酸
化の場合の緩慢な反応速度が、クメン及びシクロヘキシ
ルベンゼンを含有する出発混合物の使用により有利に影
響するという利点がある。
【0013】クメン及びシクロヘキシルベンゼンを含有
する混合物の本発明による反応は、慣用のクメン法から
公知の条件下で行うことができるため、さらに本発明に
よる方法は、迅速かつ簡単に実現することができる。有
利にこの実現の際に酸化及び分解の範囲内で現存する装
置部分に手を加える、つまり出発材料を供給する場合及
び特にここの有用生成物へ分解生成物流を後処理する場
合に適合が必要であるだけである。従って、慣用のクメ
ン法により運転するフェノール及びアセトン用の現存す
る生産装置は、本発明による方法の実施に適するように
簡単に拡張でき、マーケットの状況に応じて本発明によ
る製造方法か又はフェノール及びアセトンの製造方法で
運転することができる。
【0014】本発明による方法にとっての出発物質とし
て、少なくとも3:1、有利に5:1〜9:1のクメン
対シクロヘキシルベンゼンの質量比を有する混合物を利
用する。この混合物はすでに貯蔵タンク中に貯蔵するこ
とができるか、又は別々の供給源から酸化反応器中への
侵入の直前で混合することにより製造することができ
る。クメン又はシクロヘキシルベンゼンを含有する物質
流を別々に酸化反応器中へ供給し、そこで混合すること
も可能である。酸化反応器として有利にクメン法から公
知の気泡塔反応器を用いるのが有利である。酸化はクメ
ン法と同様に有利に触媒なしで、100℃〜140℃の
温度で、1〜20bar(絶対)の圧力で、分子酸素含
有ガスとして有利に空気又は酸素の存在で、一般に酸化
からの生成物流中のペルオキシドが最大35質量%の総
含有量に達するまで行われる。残りは、ほとんど未反応
のクメン及びシクロヘキシルベンゼンである、それとい
うのも有利に十分に純粋なクメン/シクロヘキシルベン
ゼン−混合物を使用するためである。さらに酸化の際に
生成される少量の数種の副生成物が含まれる。これにつ
いては特にジメチルフェニルカルビノール、フェニルシ
クロヘキサノール−1、アセトフェノン及びカプロフェ
ノンが挙げられる。
【0015】慣用のクメン法の場合と同様に、酸化から
の生成物流を直接又は中間貯蔵器としての容器を介して
濃縮ユニットへ供給することができ、この中で有利に真
空下で蒸留により未反応のクメン及び/又はシクロヘキ
シルベンゼンの分離によって、材料流中のクメンヒドロ
ペルオキシドの含有量を有利に30〜60質量%に高め
るか及び/又はをシクロヘキシルベンゼンヒドロペルオ
キシドの含有量を有利に5〜20質量%に高める。分離
されたクメン及び/又はシクロヘキシルベンゼンは有利
に場合によりさらに後処理した後に酸化工程に返送され
る。
【0016】濃縮工程からの材料流は分解工程に供給さ
れ、この分解は本発明により有利に酸触媒作用により、
有利に硫酸を用いる酸触媒作用により均一相中で行われ
る。ここでクメンヒドロペルオキシド及びシクロヘキシ
ルベンゼンヒドロペルオキシドは主にフェノール、アセ
トン及びシクロヘキサノンへと反応させられる。適当な
分解反応及び反応条件は、例えばEP−0589588
A1又はWO97/06905から公知である。分解生
成物を、これらの特許明細書中の方法と同様に、収率を
低下させる不所望な副生成物の含有量を減少させるため
に後温度処理を行うのが有利である。引き続き、有用生
成物のフェノール、アセトン及びシクロヘキサノンを単
離するために、当業者に周知のクメン法と同様の方法で
分解生成物混合物の有利な蒸留による後処理を行う。
【0017】本発明による方法は、ここで概説した主要
な方法工程に限定されず、むしろクメン法から公知の全
ての変法が、特にこの変法が副生成物生成の低下及びエ
ネルギー消費の最適化を目指している場合、本発明によ
る方法に適用することができる。本発明による方法の知
識において当業者にはクメン法のバックグラウンドから
多様な方法技術的及び装置的実施態様が推測できる。
【0018】本発明による方法を用いて、90%を上回
るフェノール、アセトン及びシクロヘキサノンに関する
分解収率を達成することができる。酸化において使用さ
れた出発混合物の組成はシクロヘキシルベンゼンの含有
量に関して、フェノールに対して併産品として生じる有
用生成物のアセトン及びシクロヘキサノンにとってそれ
ぞれ十分な販売の可能性が生じるように適合させられ
る。このように過剰生産による損失を回避しかつ高い経
済性が達成される。
【0019】本発明による方法を次の実施例により詳説
するが、本発明の方法はこれに制限されるものではな
い:
【0020】
【実施例】クメン75質量%及びシクロヘキシルベンゼ
ン25質量%からなる混合物を、132℃で酸素を用い
てサーモスタット制御可能な気泡塔反応器中で酸化し
た。3時間の酸化時間の後に、酸化生成物はガスクロマ
トグラフを用いた分析(GC−分析)によるとクメンヒ
ドロペルオキシド24.5質量%及びシクロヘキシルベ
ンゼンヒドロペルオキシド8.2質量%を含有してい
た。この混合物を引き続き高真空中で濃縮し、その際生
じた濃縮物はクメンヒドロペルオキシド38.3質量%
及びシクロヘキシルベンゼンヒドロペルオキシド13.
1質量%を含有していた。留出物として生じる炭化水素
混合物はクメンヒドロペルオキシドとして計算して1質
量%より少ないペルオキシドを含有していた。この濃縮
物を引き続き50℃で1相の分解により、アセトン中に
溶かした又はアセトン、MEK、フェノール及び炭化水
素からなる試験分解生成物中に溶かした硫酸2000p
pmの存在で分解した。
【0021】分解収率はGC分析による評価によりアセ
トンについて95%を上回り、シクロヘキサノンについ
て80.8%及びフェノールについては91.5%であ
った。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 49/08 C07C 49/08 A 49/403 49/403 A (72)発明者 ハインリヒ ファン バルネフェルト ドイツ連邦共和国 ボットロップ カペレ ンシュトラーセ 18 (72)発明者 オットー ゲルリッヒ ドイツ連邦共和国 グラートベック メス ターフェルト 3 (72)発明者 ヴェルナー クラインロー ドイツ連邦共和国 ハルテルン イム ハ ートカンプ 2

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アリールヒドロペルオキシドのホック分
    解によりフェノールを製造する方法において、クメン及
    びシクロヘキシルベンゼンを少なくとも3:1のクメン
    対シクロヘキシルベンゼンの質量比で含有する混合物
    を、分子酸素含有ガスで酸化し、その際、生じたクメン
    ヒドロペルオキシド及びシクロヘキシルベンゼンヒドロ
    ペルオキシドをフェノール、アセトン及びシクロヘキサ
    ノンに分解することを特徴とするフェノールの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 混合物中のクメン/シクロヘキシルベン
    ゼン−質量比が5:1〜9:1である、請求項1記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 分子酸素含有ガスとして空気又は酸素を
    用いて酸化を行う、請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 酸化を100℃〜140℃の温度で行
    う、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 酸化生成物を分解の前に蒸留によってク
    メン又はシクロヘキシルベンゼン又はこの両方の分離に
    より濃縮する、請求項1から4までのいずれか1項記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 分離したクメン又はシクロヘキシルベン
    ゼン又はこの両方を酸化工程に返送する、請求項5記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 分解混合物が均一である、請求項1から
    6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 分解を酸触媒作用により行う、請求項1
    から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 酸として硫酸を使用する、請求項8記載
    の方法。
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