JP2001151454A - マンコンベア - Google Patents

マンコンベア

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JP2001151454A
JP2001151454A JP34062499A JP34062499A JP2001151454A JP 2001151454 A JP2001151454 A JP 2001151454A JP 34062499 A JP34062499 A JP 34062499A JP 34062499 A JP34062499 A JP 34062499A JP 2001151454 A JP2001151454 A JP 2001151454A
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JP
Japan
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man conveyor
alarm
passenger
escalator
man
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JP34062499A
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Tsutomu Otsuki
努 大槻
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗客の有無にかかわらず、所定方向へ向けて
運転されるマンコンベアにおいて、逆方向から進入する
利用者を保護すること。 【解決手段】 乗客の有無にかかわらず、所定方向へ向
けて運転されるマンコンベアの乗降路近傍にセンサ21
を有する支柱A,B,…Nを設ける。このセンサ21で
乗客の通過方向を検出する。マンコンベアの運転方向に
対して乗客の通過方向が順方向か逆方向かを判定し、乗
客の通過方向が運転方向に対して逆方向と判定したとき
に警報発生器22から警報を発する。これにより、乗客
がマンコンベアの運転方向とは逆の方向から乗降路へ進
入した場合に発せられる警報により、事故を未然に防止
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗客の有無にかか
わらず所定方向へ向けて運転される、エスカレータや動
く歩道などとして知られている乗客搬送用のマンコンベ
アに係り、マンコンベアの運転方向とは逆の方向から利
用者が進入したときに、危険であることの警報を発する
ような安全装置を備えたマンコンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】まず、マンコンベアの一例として、従来
のエスカレータについて、図3ないし図5を参照して説
明する。
【0003】図3は、一般的なエスカレータの側面から
見た透視図である。エスカレータ1は、上下の階床間に
傾斜して設けられ、無端状に連結された多数の踏段2
が、上り方向または下り方向へ走行するもので、踏段2
に乗った利用者を昇降させる輸送機関である。上下の各
階床にそれぞれ機械室3a、3bが設けられており、上
階床機械室3aには駆動ギヤ4が、下階床機械室3bに
は従動ギヤ5が設けられている。この駆動ギヤ4と従動
ギヤ5との間には、無端状に踏段チェーン6が巻きかけ
られていて、この踏段チェーン6に踏段2の両側部に設
けられている図示しないローラが軸止されている。これ
ら踏段チェーン6や踏段2のローラは、案内レール7に
案内されるものである。
【0004】上階床機械室3aには、電動機などの駆動
機械8が設置されていて、駆動機械8と駆動ギヤ4との
間に駆動チェ一ン9が巻きかけられており、駆動機械8
によって駆動ギヤ4を駆動することにより、踏段2を上
り方向または下り方向へ移動させている。なお、踏段2
の両側には踏段2の移動を妨げないように微小間隔を置
いて欄干10が立設されており、欄干10の上部には、
踏段2と同一速度で同一方向へ移動するハンドレール1
1が設けられている。
【0005】このように構成されたエスカレータは、上
り方向または下り方向へ運転されるものであり、その乗
降口には利用者を誘導する乗降路が形成されており、通
常は移動している踏段2を見れば、上って行くのか下っ
て行くのか、あるいは逆に、上って来たのか下って来た
のか容易に判断することができる。しかし、利用者が急
いでいたり慌てていたりしている場合や、目に障害をも
っている場合には、運転方向を確認しないまま、逆方向
からエスカレータ1に乗ろうとして、踏段2につま突い
たり他の乗客にぶつかったりして、怪我を負うおそれが
あった。
【0006】このような事故を防止するために、特開平
11−171456号公報には、乗降口付近に扉を設け
て、逆方向から進入する乗客を検出したときに、この扉
を閉じるようにした自動運転エスカレータが開示されて
いる。
【0007】図4は、特開平11−171456号公報
に開示されている自動運転エスカレータの側面図であ
り、図5は図4の乗降口近傍を拡大した斜視図である。
【0008】これらの図に示されているように、自動運
転エスカレータ12は、下階床から上階床に向けて設置
されており、その乗降口に左右二列の柵13、扉装置1
4、センサ15を順次設置して乗降路16を形成してい
る。扉装置14には開閉可能に進入防止扉17が収納さ
れ、進入防止扉17は扉装置14の中に収められた電動
機18によって、2枚の扉17を観音開きに開閉するよ
うになっている。
【0009】そこで、停止状態で待機している自動運転
エスカレータ12に、利用者が乗降路16から自動運転
方向とは逆方向から進入すると、センサ15によって利
用者の進入が検出され、電動機18を駆動して進入防止
扉17を閉める。このように、利用者が逆進入しようと
した場合に、進入防止扉17を閉じることにより、利用
者の進入を阻止するので、自動運転エスカレータが突然
逆方向へ動きだして利用者を慌てさせるようなことが防
止できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−171456号公報に開示されているものは、待
機中の自動運転エスカレータに適用されるものであり、
乗客の有無にかかわらず、所定方向へ向けて運転される
エスカレータや動く歩道などのマンコンベアに適用する
ことは困難であった。自動運転機能を搭載しないエスカ
レータや動く歩道などのマンコンベア(すなわち、乗客
の有無にかかわらず、所定方向へ向けて連続運転あるい
は手動運転されるもの)でも、利用者が逆進入すること
があり、また、目に障害を持つ人が運転方向と逆方向に
進入する可能性も多いので、このようなときに、利用者
を慌てさせたり、踏段につま突いたり他の乗客にぶつか
ったりして、怪我を負うおそれがあった。
【0011】本発明は、このような問題を解決するため
に、乗客の有無にかかわらず、所定方向へ向けて運転さ
れるマンコンベアにおいて、逆方向から進入する利用者
を検出するとともに、逆方向から進入する利用者に対し
て、進入方向が逆であることを警報により知らしめて、
事故を未然に防ぎ利用者を保護することを目的として成
されたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、請求項1に記載の発明は、乗客の有無にかか
わらず、所定方向へ向けて運転されるマンコンベアにお
いて、マンコンベアの乗降路近傍に設けられ当該マンコ
ンベアを利用する乗客の通過方向を検出する通過方向検
出手段と、前記マンコンベアの運転方向を検出する運転
方向検出手段と、この運転方向検出手段で検出されたマ
ンコンベアの運転方向に対して前記通過方向検出手段に
よって検出された乗客の通過方向が順方向か逆方向かを
判定する判定手段と、この判定手段によって乗客の通過
方向がマンコンベアの運転方向に対して逆方向と判定し
たときに警報を発する、前記逆方向へ通過した乗客の存
在するマンコンベアの乗降路近傍に設けた警報発生手段
とを具備することを特徴とするものである。
【0013】これにより、乗客の有無にかかわらず、所
定方向へ向けて運転されるマンコンベアにおいて、乗客
がマンコンベアの運転方向とは逆の方向から乗降路へ進
入した場合に警報を発するので、事故を未然に防止する
ことができる。
【0014】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のマンコンベアにおいて、前記警報発生手段は、
警報音を発するかまたは音声発生装置からの警報メッセ
ージを発するものであることを特徴とするものである。
【0015】これにより、例えば目の不自由な乗客に対
しても、確実に進入方向が違っていることを知らせるこ
とができ、乗客の安全を確保することができる。
【0016】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載のマンコンベアにおいて、前記警報発生手段は、
前記乗降路に風を吹き出すものであることを特徴とする
ものである。
【0017】これにより、周囲に不必要な騒音を発生さ
せないとともに、逆方向から進入した乗客は、周囲の人
に気付かれずに間違いを認識することができる。
【0018】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
に記載のマンコンベアにおいて、前記警報発生手段は、
光または警告表示装置を点滅させるものであることを特
徴とするものである。
【0019】これにより、視覚的に間違いを認識するこ
とができる。
【0020】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
に記載のマンコンベアにおいて、前記警報発生手段は、
前記乗降路の内側の通行を遮断させるものであることを
特徴とするものである。
【0021】これにより、逆方向から進入して来た乗客
に対して、確実にそれ以上の進入を阻止することができ
るので、安全性をより向上することができる。
【0022】さらに、請求項6に記載の発明は、請求項
1ないし請求項5に記載のマンコンベアにおいて、前記
警報発生手段により警報を発したときに、マンコンベア
の運転を停止させる制御手段を具備することを特徴とす
るものである。
【0023】これにより、逆方向から進入して来た乗客
の安全をより確実に確保することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るマンコンベア
の一実施の形態について、図1および図2を参照して詳
細に説明する。なお、これらの図において、図3ないし
図5と同一部分には同一符号を付して示してある。
【0025】図1は、本発明に係るマンコンベアの一実
施の形態としての、乗客の有無にかかわらず、所定方向
へ向けて運転されるエスカレータを示した側断面図であ
る。エスカレータ1は、上下の階床間に傾斜して設けら
れていて、乗客の有無にかかわらず、所定方向へ向けて
連続運転または手動運転されるものである。なお、エス
カレータ1は、上昇方向または下降方向に運転方向を適
宜切り換えることができ、無端状に連結された踏段2の
一部と欄干10のみが図示されており、その他の駆動機
構などの図示は省略している。
【0026】そして、エスカレータ1の乗降口に連なる
ように、乗降路16が形成されていて、乗降路16を間
にして対向するように上下に複数のセンサ21(21
a、21b、・・21n)を有する複数本の支柱A,
B,…Nが立設されている。また、センサ21に並んで
警報発生器22を有する支柱Zが設置されており、これ
らは上階床および下階床の乗降路16に共に設けられて
いて、警報発生器22は乗降口に最も近い側に位置して
いる。
【0027】なお、センサ21はエスカレータ1を利用
するために、乗降路16を通過する乗客の進入方向を検
出するためのものであり、説明の便宜上、下階床に設け
られているセンサ21については、警報発生器22より
遠い方向から乗降口へ向けて順に、21a、21b、2
1nと符号を付すものとし、上階床に設けられているセ
ンサ21については、警報発生器22より遠い方向から
乗降口へ向けて順に、21n、21b、21aと符号を
付すものとする。
【0028】上記のように構成されたエスカレータ1
は、図2にブロック図で示してある制御回路によって制
御される。
【0029】すなわち、制御回路には、下階床に設けら
れているセンサ21a、21b、21nからの信号が供
給され、乗客の進入方向を検出する下階床進入方向検出
器23と、同様に、上階床に設けられているセンサ21
a、21b、21nからの信号が供給され、乗客の進入
方向を検出する上階床進入方向検出器24と、エスカレ
ータの運転方向を切り換える図示しない切換えスイッチ
などから信号を得て、運転方向を検出する運転方向検出
器25が設けられている。また、下階床進入方向検出器
23と運転方向検出器25との出力の不一致を検出する
不一致検出回路26と、上階床進入方向検出器24と運
転方向検出器25との出力の不一致を検出する不一致検
出回路27と、両不一致検出回路26、27の出力が供
給される警報発生器22が設けられている。
【0030】なお、運転方向検出器25からは、エスカ
レータ1の上昇方向への移動を順方向としてHレベルの
信号を送出し、逆に、下降方向への移動を逆方向として
Lレベルの信号を送出するものとする。そして、下階床
進入方向検出器23および上階床進入方向検出器24は
共に、乗客がセンサ21を21a、21b、21nの順
に横切ったときにこれを順方向の進入と判断してHレベ
ルの信号を送出し、逆に乗客がセンサ21を21n、2
1b、21aの順に横切ったときを逆方向の通過と判断
してLレベルの信号を送出するものとする。このような
複数のセンサによって通過方向を検出する検出回路は、
公知のものが使用できる。
【0031】また、下階床進入方向検出器23の出力と
運転方向検出器25の出力は、第1の不一致検出回路2
6へ供給され、上階床進入方向検出器24の出力と運転
方向検出器25の出力は、第2の不一致検出回路27へ
供給される。さらに、第1の不一致検出回路26および
第2の不一致検出回路27の出力は、それぞれ警報発生
器22に供給される。この不一致検出回路26、27
は、二つの入力信号が共に同じHまたはLレベルであれ
ば、入力信号レベルが一致しているので、出力はLレベ
ルであり、二つの入力信号の一方がHレベルで、他方が
Lレベルのとき、入力信号レベルが不一致なので、この
とき出力がHレベルとなるものである。
【0032】そこで今、エスカレータ1が上昇方向へ運
転しているものとすると、運転方向検出器25の出力は
Hレベルである。このような状態で、下階床においてエ
スカレータ1を利用する乗客がセンサ21を通過する
と、乗客は各センサを21a、21b、21nの順すな
わち順方向に横切るので、下階床進入方向検出器23の
出力はHレベルであり、第1の不一致検出回路26の出
力はLレベルとなって、警報発生器22は作動しない。
【0033】また、下階床から乗った乗客が上階床に達
してエスカレータ1を降り、乗客が上階床のセンサ21
を通過すると、このときも乗客は各センサを21a、2
1b、21nの順すなわち順方向に横切るので、上階床
進入方向検出器24の出力もHレベルとなり、第2の不
一致検出回路27の出力はLレベルとなって、警報発生
器22は作動しない。
【0034】しかし、上昇方向へ運転しているエスカレ
ータ1に対して、上階床において、乗客が間違ってセン
サ21を通過すると、乗客は各センサを21n、21
b、21aの順すなわち逆方向に横切るので、上階床進
入方向検出器24の出力はLレベルとなる。ここで運転
方向検出器25の出力はHレベルである。従って、第2
の不一致検出回路27の出力はHレベルとなって、警報
発生器22が作動して警報を発する。
【0035】逆に、エスカレータが下降方向へ運転して
いる場合には、運転方向検出器25の出力はLレベルで
ある。このような状態で、上階床においてエスカレータ
1を利用する乗客がセンサ21を通過すると、乗客は各
センサを21n、21b、21aの順すなわち逆方向に
横切るので、上階床進入方向検出器24の出力はLレベ
ルとなり、第2の不一致検出回路27の出力はLレベル
となって、警報発生器22は作動しない。
【0036】また、乗客が下階床に達してエスカレータ
1から降り、乗客が下階床のセンサ21を通過すると、
このときも乗客は各センサを21n、21b、21aの
順すなわち逆方向に横切るので、下階床進入方向検出器
23の出力もLレベルとなって、第1の不一致検出回路
26の出力はLレベルとなるので、警報発生器22は作
動しない。
【0037】しかし、下降方向へ運転しているエスカレ
ータ1に対して、下階床において、乗客が間違ってセン
サ21を通過すると、乗客は各センサを21a、21
b、21nの順すなわち順方向に横切るので、下階床進
入方向検出器23の出力はHレベルとなる。このとき、
運転方向検出器25の出力はLレベルなので、第1の不
一致検出回路26の出力はHレベルとなって、警報発生
器22が作動して警報を発する。
【0038】このように、エスカレータの運転方向に対
して逆方向から進入しようとする乗客がいた場合に、警
報発生器22を動作させて、その乗客に進入方向が逆で
あることを知らせるための警報を発することができる。
そして、警報発生器22としては、次のような各種のも
のが採用できる。
【0039】すなわち、第1に、音を発するもの。この
音としては、ブザー、ベル、チャイムを初めとして電子
音など適宜のものを選択することができる。第2に、音
に代えて音声によって警報メッセージを発するもの。そ
のためには、音声合成装置を用いて、種々のメッセージ
をその場の状況に応じて選択し、音声発生装置によって
アナウンスすればよい。第3に、空気流を利用するも
の。これは乗降路の内側に強く風を吹き出すことによ
り、乗客が吹き出した空気の流れを感じることにより、
周囲の人に知れないように間違いを認識することができ
る。第4に、光または警告表示装置を点滅させるもの。
これは、乗降口に設置したランプや警告表示装置を点滅
させて、視覚的に間違いを認識させるものである。
【0040】第5に、乗降路の内側の通行を遮断させる
もの。これは、乗降路の内側に通常は開いている扉を設
置しておき、警報発生時にこの扉を閉じることにより、
逆方向から進入した乗客の通行を遮断させるものであ
る。なお、これらの警報に合わせて、警報を発したとき
に、エスカレータの運転を停止させるように、制御装置
を設けてもよい。ただし、エスカレータに乗客が乗って
いるときにエスカレータを急停止させると、乗客が倒れ
込むおそれがあるので、エスカレータの運転を停止させ
るのは、エスカレータに乗客が乗っていない場合に限る
か、あるいは急停止させずにゆっくり停止させるように
するのがよい。
【0041】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れることなく、種々変形して実施できることは言うまで
もない。例えば、本発明をエスカレータに適用した場合
について説明したが、踏段やベルトが略水平方向へ移動
して乗客を輸送するいわゆる動く歩道にも適用できるこ
とは言うまでもない。このとき、下階床進入方向検出器
23は乗り口側進入方向検出器、上階床進入方向検出器
24は降り口側進入方向検出器と読み替えるものとす
る。また、警報発生器22は、支柱A,B,…Nに並べ
て乗降路16に設置することに限らず、マンコンベアの
通路の天井部など、逆方向へ通過した乗客の存在するマ
ンコンベアの乗降路近傍に設けられればよい。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、乗客がマンコンベアの運転方向とは逆の
方向から乗降路へ進入した場合に警報を発するので、マ
ンコンベアから降りる乗客と衝突したり、移動している
踏段につま突くような事故を未然に防止することができ
る。
【0043】また、請求項2に記載の発明によれば、音
や音声によって警報を発するので、特に目の不自由な乗
客に対しても、確実に進入方向が違っていることを知ら
せることができ、乗客の安全を確保することができる。
【0044】また、請求項3に記載の発明によれば、乗
降路の内側に風を吹き出して警告するので、周囲に不必
要な騒音を発生させないとともに、周囲の人に気付かれ
ずに間違いを認識させることができる。よって、逆方向
から進入した乗客の自尊心を傷付けることもない。
【0045】また、請求項4に記載の発明によれば、光
や警告表示装置を点滅させて警告するので、視覚的に進
入方向が違っていることを認識させることができる。
【0046】また、請求項5に記載の発明によれば、逆
方向から進入して来た乗客に対して、乗降路の通行を遮
断するので、確実にそれ以上の進入を阻止することがで
き、安全性をより向上することができる。
【0047】さらに、請求項6に記載の発明によれば、
各種警報の発生に加えて、マンコンベアの運転を停止さ
せるので、逆方向から進入して来た乗客の安全をより確
実に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマンコンベアの一実施の形態とし
てのエスカレータを示した側断面図である。
【図2】本発明に係るマンコンベアの制御回路の一実施
の形態を示したブロック図である。
【図3】一般的なエスカレータの側面から見た透視図で
ある。
【図4】従来の自動運転エスカレータの側面図である。
【図5】図4の乗降口近傍を拡大した斜視図である。
【符号の説明】
1 エスカレータ 2 踏段 10 欄干 16 乗降路 21 センサ 22 警報発生器 23 下階床進入方向検出器 24 上階床進入方向検出器 25 運転方向検出器 26 第1の不一致検出回路 27 第2の不一致検出回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗客の有無にかかわらず、所定方向へ向
    けて運転されるマンコンベアにおいて、 マンコンベアの乗降路近傍に設けられ当該マンコンベア
    を利用する乗客の通過方向を検出する通過方向検出手段
    と、 前記マンコンベアの運転方向を検出する運転方向検出手
    段と、 この運転方向検出手段で検出されたマンコンベアの運転
    方向に対して前記通過方向検出手段によって検出された
    乗客の通過方向が順方向か逆方向かを判定する判定手段
    と、 この判定手段によって乗客の通過方向がマンコンベアの
    運転方向に対して逆方向と判定したときに警報を発す
    る、前記逆方向へ通過した乗客の存在するマンコンベア
    の乗降路近傍に設けた警報発生手段とを具備することを
    特徴とするマンコンベア。
  2. 【請求項2】 前記警報発生手段は、警報音を発するか
    または音声発生装置からの警報メッセージを発するもの
    であることを特徴とする請求項1に記載のマンコンベ
    ア。
  3. 【請求項3】 前記警報発生手段は、前記乗降路に風を
    吹き出すものであることを特徴とする請求項1に記載の
    マンコンベア。
  4. 【請求項4】 前記警報発生手段は、光または警告表示
    装置を点滅させるものであることを特徴とする請求項1
    に記載のマンコンベア。
  5. 【請求項5】 前記警報発生手段は、前記乗降路の内側
    の通行を遮断させるものであることを特徴とする請求項
    1に記載のマンコンベア。
  6. 【請求項6】 前記警報発生手段により警報を発したと
    きに、マンコンベアの運転を停止させる制御手段を具備
    することを特徴とする請求項1ないし請求項5に記載の
    マンコンベア。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012062162A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Nissen:Kk エスカレーター等における逆進防止装置
JP2015202943A (ja) * 2014-04-15 2015-11-16 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 乗客コンベアの安全装置

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