JP2001151452A - 乗客コンベアの欄干 - Google Patents

乗客コンベアの欄干

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JP2001151452A
JP2001151452A JP34169399A JP34169399A JP2001151452A JP 2001151452 A JP2001151452 A JP 2001151452A JP 34169399 A JP34169399 A JP 34169399A JP 34169399 A JP34169399 A JP 34169399A JP 2001151452 A JP2001151452 A JP 2001151452A
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deck cover
inner deck
packing
balustrade
passenger conveyor
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Shinya Kashiwakura
信哉 柏倉
Mitsuru Sakagami
充 坂上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、組立作業が容易でかつ正確になるこ
とから組立作業時間の大幅な短縮が図れ、部品点数を増
すことなく安価で、且つ、意匠的に優れた安全性の高い
乗客コンベアの欄干を提供することにある。 【解決手段】内デッキカバーが挿入するパッキンの溝部
を内デッキカバーの板厚と略同一の開口部を有したL形
状に構成した乗客コンベアの欄干にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスカレーターや
電動道路などの乗客コンベアに係り、特に内デッキカバ
ー部分の固定構造を改良し、組立性及び意匠性に優れた
欄干構成に関する。
【0002】
【従来の技術】エスカレーターなどの乗客コンベアは、
デパート、スーパーマーケット等のショッピングセンタ
ーを中心に、ホテル、美術館、空港、鉄道の駅など幅広
い分野で利用されており、連続・大量輸送を備えた、安
全で演出性のある移動手段として定着してきている。
【0003】ところで、従来から知られている乗客コン
ベアは概ね、踏段と移動手摺りが一方の乗降口と他方の
乗降口との間をエンドレスに往復走行するようになって
おり、上記踏段の両側には欄干が直立して移動手摺りの
往路を案内支持している。なお、上記欄干は、欄干パネ
ル、内デッキカバー、外デッキカバー、スカートガード
等を備えて乗客コンベア全体の意匠部分を構成してい
る。
【0004】以上述べた欄干の意匠部材、特に表面に形
成された内デッキカバーなどは、乗客コンベアの意匠価
値を決定付ける部材であり、それらの表面の美観や組合
わせ精度の優劣が極めて重要であり、内デッキカバーの
それぞれの継目における見苦しい隙間や、段差が最も嫌
われる。
【0005】これらの問題を解決するために、内デッキ
カバーの固定方法としての従来技術は、特開平10−1725
4号公報で知られているように、内デッキカバーを板バ
ネや付勢部材等の付勢力のみで固定していた。
【0006】また最近では、内デッキカバーの上端系合
部に段差抑制ピースを設け、内デッキカバーが挿入する
パッキンの溝部と略同一に構成したことを特徴とし出願
されたものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記の特開平10−1725
4号公報の従来技術は、内デッキカバーを板バネや付勢
部材等の付勢力のみ固定しており、内デッキカバーが互
いに隣接するそれぞれの内デッキカバーの断面を合わせ
る接合の継目部において、内デッキカバー固定用のバネ
力のばらつきにより、それぞれの隣接する内デッキカバ
ーの継目部の断面を合わせ接合しにくく、組立作業する
際、段差が発生し、その段差に乗客の衣服などが引っか
かるなどの安全面での問題と、段差が発生することによ
り意匠的に見苦しいなどの問題が有る。
【0008】また、最近出願した内デッキカバー上端系
合部に段差抑制ピースを設け、内デッキカバーが挿入す
るパッキンの溝部と略同一に構成した技術は、段差抑制
ピースの取付に多大な時間を要し、寸法精度のばらつき
が生じる。更に、段差抑制ピースを設けるという部品点
数を要する問題がある。
【0009】本発明の目的は、内デッキカバーが挿入す
るパッキンの溝部を内デッキカバーの板厚と略同一の開
口部を有したL形状に構成する簡単な構造で、内デッキ
カバーの継目に段差が発生することなく、組立作業の大
幅な時間短縮を図り、安価で安全性も高く、更に、意匠
的に優れた乗客コンベアの欄干を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、欄干を構
成するガラスパネル、内デッキカバー、及びパッキン等
の意匠部材を備え、前記パッキンには、前記内デッキカ
バーを挿入する溝が設けられたものにおいて、前記パッ
キンの前記内デッキカバーが挿入する溝部を内デッキカ
バーの板厚と略同一の開口部を有したL形状に構成した
ことにより達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
参照して説明する。図1は乗客コンベアの下部乗降口付
近の側面図、図2は本発明の一実施例である図1のZ−
Z線に沿う断面図、図3は内デッキカバー構造図、図4
は本発明の一実施例である内デッキカバーとパッキンと
の関係を示す断面図、図5は本発明の一実施例である内
デッキカバーのそれぞれの継目部を示す斜視図である。
【0012】一般の乗客コンベアは概ね図1に示す通
り、踏段1と移動手摺り2が一方の乗降口3と他方の乗
降口(図示せず)との間をエンドレスに往復走行するよ
うになっており、この踏段1の両側には欄干4が直立し
て移動手摺り2の往路を案内支持している。なお、この
欄干4は、欄干パネル5、内デッキーカバー6、外デッ
キカバー7、スカートガード8、欄干パネル5の下辺部
にはプラスチック等の押出し成形されたパッキン9等を
備えて乗客コンベア全体の意匠部分を構成している。
【0013】ここで、内デッキカバー6は、踏段1の側
部を塞ぐスカートガード8側から欄干パネル5側に延び
ており、傾斜面をもった構造としており、特に表面側に
露出する部分において内デッキカバー6のそれぞれの継
目における見苦しい隙間や段差が最も嫌われるため、断
面形状の寸法確保が重要不可欠である。
【0014】このことから、内デッキカバー6の成形手
順としては、図3に示すように内デッキカバー6の下端
部6aから傾斜部6b、及び上端部6cの手順の曲げ成形
によって、内デッキカバー6の全幅W1及び高さW2で
構成する断面寸法を確保し、曲げ成形時に発生する材料
の伸び等のばらつきは、表面側に露出しないパッキン9
の溝部に挿入する内デッキカバー6の上端部6cの折曲
げ高さ6dで吸収している。
【0015】よって、図4に示すように内デッキカバー
6の上端部6cが挿入するパッキン9の溝開口部高さ9a
は、内デッキカバー6の成形時に発生するばらつきを考
慮し、内デッキカバー6の上端部6cの折曲げ高さ6dよ
りやや大きめに構成しており、内デッキカバー6の据付
時には、必然的にパッキン9の溝開口部高さ9aと内デ
ッキカバー6の上端部6cの折曲げ高さ6dとの間に僅か
な隙間h1が発生する。
【0016】このため、図5に示すように内デッキカバ
ー6のそれぞれ隣接する継目部10の断面が合わず段差h
2が生じることと、また、いたずら等で乗客の靴等によ
って、内デッキカバー6の表面側に外力Fを加えられた
場合には、内デッキカバー6の変形が生じ、それぞれの
隣接する内デッキカバー6の継目部10の断面において、
段差h2が発生するため、その段差h2に乗客の衣服など
が引っかかるなどの安全面での問題は勿論のこと、内デ
ッキカバー6表面における美観が損なわれることにな
る。
【0017】このことから、内デッキカバー6の上端部
6cが挿入するパッキン9の溝部は内デッキカバー6の
板厚tと略同一の開口部高さt1と、内デッキカバー6
の板厚tより幅広とした開口部幅t2を有したL形状と
し、内デッキカバー6の上端部6cの保持代W3を設け構
成することにより、内デッキカバー6の上端部6cにお
いて、パッキン9の溝部を内デッキカバー6の板厚と略
同一の開口部高さt1で構成されているため、矯正的に
内デッキカバー6の高さ方向を抑制することができ、組
立作業の際に生じる内デッキカバー6のそれぞれの隣接
する継目部10での段差合わせ作業が皆無となり、組立作
業時間が大幅に短縮され、内デッキカバー6の長手方向
の継目部10の段差で乗客の衣服や荷物などが引っかかる
などの安全上での不具合がなくなり、部品点数も増すこ
となく安価で意匠的に優れた安全性の高い乗客コンベア
の欄干を提供することができる。
【0018】また万が一、据付誤差等によって内デッキ
カバー6の幅方向の微調整が必要な場合には、内デッキ
カバー6の上端部6cの保持代W3の範囲内にて調整可能
である。
【0019】更には、内デッキカバー6の長手方向の継
目部10の段差で発生する隙間から塵埃の侵入を防ぎ、屋
外設置の乗客コンベアにおいては、雨水等の浸入をも防
ぐことができるため、乗客コンベアの内部機器を清潔に
保つことができる、よって、乗客コンベアの内部機器の
寿命延命をはかることが可能となり、清潔で長寿命な乗
客コンベアを提供することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、内デッキカバーが挿入
するパッキンの溝部を内デッキカバーの板厚と略同一の
開口部を有したL形状に構成することにより、組立作業
の際に生ずる長手方向の継目部での段差合わせ作業が皆
無となり、組立作業の際発生する内デッキカバーの長手
方向の継目部の段差や隙間が無くなり、継目部の段差で
乗客の衣服などが引っかかるなどの安全上での不具合が
なくなり、また組立作業が容易で正確になることから組
立作業時間の大幅な短縮が図れ、部品点数を増すことな
く安価で、且つ、意匠的に優れた安全性の高い乗客コン
ベアの欄干を提供することができる。
【0021】更に、内デッキカバーの長手方向の継目部
の段差で発生する隙間から塵埃の侵入を防ぎ、屋外設置
の乗客コンベアにおいては、雨水等の浸入をも防ぐこと
ができるため、乗客コンベアの内部機器を清潔に保つこ
とができる、よって、乗客コンベアの内部機器の寿命延
命をはかることが可能となり、清潔で長寿命な乗客コン
ベアを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗客コンベアの下部乗降口付近の側面図。
【図2】本発明の一実施例である図1のZ−Z線に沿う
断面図。
【図3】内デッキカバー構造図。
【図4】本発明の一実施例である内デッキカバーとパッ
キンとの関係を示す断面図。
【図5】本発明の一実施例である内デッキカバーのそれ
ぞれの継目部を示す斜視図。
【符号の説明】
1…踏段、2…移動手摺り、3…乗降床、4…欄干、5
…欄干パネル、6…内デッキカバー、6a…内デッキカ
バー下端部、6b…内デッキカバー傾斜部、6c…内デ
ッキカバー上端部、6d…内デッキカバー折曲げ高さ、
7…外デッキカバー、8…スカートガード、9…パッキ
ン、9a…パッキンの溝開口部高さ、10…内デッキカバ
ー長手方向継目部、t…内デッキカバーの板厚、t1…
パッキンの溝開口部高さ、t2…パッキンの溝開口部
幅、h1…隙間、h2…内デッキカバー継目の段差、W1
…内デッキカバーの全幅、W2…内デッキカバーの全高
さ、F…外力。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状に配設されて回動する踏段、この
    踏段と同期的に回動する移動手摺り、この移動手摺りの
    下方に設けられた欄干、この欄干を構成するガラスパネ
    ル、内デッキカバー、及びパッキン等を備え、前記パッ
    キンには、前記内デッキカバーを挿入する溝が設けられ
    たものにおいて、前記パッキンの前記内デッキカバーが
    挿入する溝部を内デッキカバーの板厚と略同一の開口部
    を有したL形状に構成したことを特徴とする乗客コンベ
    アの欄干。
  2. 【請求項2】 前記内デッキカバーが挿入する溝部をL
    形状に構成した前記パッキンは、長手方向において断続
    及び連続的に配置したことを特徴とする請求項1記載の
    乗客コンベアの欄干。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013227127A (ja) * 2012-04-26 2013-11-07 Hitachi Ltd 乗客コンベア

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