JP2001151202A - 合成樹脂フイルム製品の折り畳み包装装置および折り畳み包装合成樹脂フイルム製品 - Google Patents

合成樹脂フイルム製品の折り畳み包装装置および折り畳み包装合成樹脂フイルム製品

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JP2001151202A
JP2001151202A JP33539499A JP33539499A JP2001151202A JP 2001151202 A JP2001151202 A JP 2001151202A JP 33539499 A JP33539499 A JP 33539499A JP 33539499 A JP33539499 A JP 33539499A JP 2001151202 A JP2001151202 A JP 2001151202A
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folding
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folded
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bag
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Koji Saeki
康治 佐伯
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TSUE IKURO
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガゼットを有する合成樹脂シート製品の場合
に、外装袋に平均的な厚さになるように複数枚折り畳み
充填することができる簡単な構造の折り畳み包装装置を
提供する。 【解決手段】合成樹脂チューブフイルムを製袋して袋体
を作る製袋機の下流に位置された折り機2と、折り機2
から排出された複数枚の折り畳み袋体を前回までの折り
畳み方向と直交する方向で折り込むべく進退する挿入刃
15を有する最終折り兼挿入機構3aと、最終折り兼挿
入機構3aの直下に配され前記最終折り兼挿入機構3a
と協働して最終折り製品B2を収容する外装袋詰め機構
3bを有する包装機3とを備えたものにおいて、前記挿
入刃15が折り機2から排出される製品B2の中央ライ
ンCL3と平行な位置にずれされるように包装機3を折
り機2の幅方向に変位する移動手段25を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はごみ袋で代表される
合成樹脂フイルム製品の折り畳み包装装置および折り畳
み包装合成樹脂フイルム製品に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性合成樹脂フイルム製品たとえば
ごみ袋は、製袋機においてチューブ状フイルムの所定長
さ位置を熱刃でシールして底を作り、この底シール部の
近傍で幅方向を切断することによって作られる。そし
て、このようにして出来上がった毎葉製品は、包装に適
するように複数回折り畳まれてサイズを小さくされ、所
要枚数たとえば10〜25枚が半折りされて外装袋に充
填されるのが通例である。
【0003】この作業のための装置として、従来、製袋
機の出口側に複数の折り刃を異なる位相で配置した折り
機に包装機を直結したものが用いられており、包装機
は、通常、特許第2681449号等に示されているよ
うに、外装袋保持機構と、これに対して昇降して複数枚
の製品を折り畳みつつ外装袋に挿入する挿入刃を有する
最終折り兼挿入機構を有している。従来、最終折り兼挿
入機構の挿入刃は最終折り手前の製品の中央線と整合す
るように位置され、したがって、挿入兼最終折りは、製
品の両端部同士が重なりあうようにするものとされてい
た。この場合、製品がガゼットなしのチューフ状フイル
ムであるときには、最終折りの1つ手前の折り状態のも
のの中央線を基準として折り畳んでも厚さはほぼ平均化
している。したがって、外装袋に充填されたものをダン
ボール箱に多数重ねてもほぼ平坦となり、箱詰め状態は
安定している。
【0004】ところが、製品がガゼット部b,bを有す
る場合、すなわちチューブ状フイルムが幅方向両側に内
方に屈折した「まち部分」を有している場合には問題が
生ずる。すなわち、このような場合には、たとえば、図
1(a)のように製袋された袋体Bを袋長手方向中央ラ
インCL1上で第1折りして(c),(d)のような第
1折り品B1とし、ついで第1折り品B1を(c)の一
点鎖線で示す中央ラインCL2で第2折りして(e)
(f)に示すような第2折り品B2を得る。そしてこう
した第2折り品B2の複数枚を重ね、(e)で一点鎖線
に示すように前記第2折り方向と直角方向の中央ライン
C3で最終折りしつつ、外装袋に装填することになる。
【0005】この結果、得られた最終製品B3は、他の
部分に対して4倍の厚みのあるガゼット部b,bが相互
に重なるため、図2(a)のように端部の厚みが8倍と
異常に増加し、図2(b)のようにダンボール箱Dに箱
詰めすべく重ねたときに、片側が過剰に厚くなった不安
定なものとなる。そのため、ガゼット重なり部分と非重
なり部分とを交互に箱詰めしなければならなくなるの
で、箱詰め作業が煩雑化するとともに箱詰め効率が低下
したり、運搬等に際して偏荷重が生じて荷崩れを起こす
原因になったりするという問題があった。しかし、従来
の包装機では、最終折り兼挿入機構と外装袋保持機構を
位置を変えて搭載する以外に対処する方法はなく、それ
は実際上不可能であったため、かかる問題に対処するこ
とができなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題点を解消するために創案されたもので、その目的と
するところは、ガゼットを有しない合成樹脂シート製品
の場合はもとより、ガゼットを有する合成樹脂シート製
品の場合にも、外装袋に平均的な厚さになるように複数
枚折り畳み充填することができる簡単な構造の折り畳み
包装装置を提供することにある。また、本発明の目的と
するところは、ガゼットを有していても厚さが平均的で
あり、箱詰めが容易であるとともに安定している折り畳
み包装合成樹脂フイルム製品を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の合成樹脂フイルム製品の折り畳み包装装置は、
合成樹脂チューブフイルムを製袋して袋体を作る製袋機
の下流に位置され、袋体を長手方向と直角に折り畳む複
数段の折り刃機構を備えた折り機と、折り機から排出さ
れた複数枚の折り畳み袋体を前回までの折り畳み方向と
直交する方向で折り込むべく進退する挿入刃を有する最
終折り兼挿入機構と、最終折り兼挿入機構の直下に配さ
れ前記最終折り兼挿入機構と協働して最終折り製品を収
容する外装袋詰め機構を有する包装機とを備えたものに
おいて、前記挿入刃が折り機から排出される製品の中央
ラインと平行な位置にずれされるように包装機を折り機
の幅方向に変位する移動手段を有していることを特徴と
している。
【0008】前記包装機を折り機の幅方向に変位させる
移動手段としては、基床側に固定されたレールと、包装
機のフレーム下部に設けられ、前記レールに転接する転
輪とからなる構成があげられる。さらには、前記構成に
移動後に包装機を不動に固定する手段を備えている構成
があげられる。また本発明の折り畳み包装合成樹脂フイ
ルム製品の特徴は、両側にガゼット部を有する合成樹脂
チューブフイルムから製袋され、長手方向で複数回折り
畳まれた袋体の複数枚が重ねられこの状態で袋体が長手
方向と直角に2つ折りされ外装袋に装填されたものにお
いて、前記2つ折り袋体群が、一方の各ガゼット部が他
方の各ガゼット部と重合しないように幅方向中心ライン
から変位した位置で折り畳まれていることにある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を添付図面を
参照して説明する。図3ないし図7は本発明による合成
樹脂フイルム製品の折り畳み包装装置の一実施例を示し
ている。図9は本発明による折り畳み包装合成樹脂フイ
ルム製品を示している。1は製袋機であり、図示しない
が合成樹脂チューブフイルムの原反を引出し、それの所
定長さ位置に幅方向にそった熱シールを施して袋底を作
る機構と、該底付き合成樹脂チューブフイルムを下流に
繰出し、袋底の近傍で幅方向に切断する切断機構100
とを備えている。2は前記製袋機1の下流側の基床4に
据え付けられた折り機であり、製袋機1によって作られ
た製品B(図1の(a)を参照のこと)を複数回折り畳
んで小型にするための手段である。3は前記折り機2の
直近下流に配置された包装機であり、折り機2で折り畳
まれた製品Bを受け取り、その複数枚を同時にしかも折
り機2における折り方向と直交する方向で2つ折りして
外装袋Cに装填するためのものである。
【0010】折り機2は、基床4に据付け固定されるフ
レーム2aの上側後方に製袋機1から排出された製品B
を受載する天板5,5’を張設しており、それら前後の
天板5,5’間には送り方向と直交状(すなわち製品B
の長手方向と直交状)に折り込み隙間6が形成され、上
方には図1の(c)に示す第1折製品B1を得るべく前
記折り込み隙間6に挿脱自在な第1折り刃7が配されて
いる。第1折り刃7は図示しない駆動機構により昇降自
在となっている。また折り込み隙間6の両側には、製品
Bの厚さ方向両面を挟圧して下方へと移動させるベルト
ローラなどの送り手段8が配されている。
【0011】前記送り手段8の近傍下流には対のローラ
などにより折り込み隙間9が形成されており、この折り
込み隙間9に対向して側方には前記第1折り刃7と平行
状に折り込み隙間9に挿脱自在な第2折り刃10が配さ
れている。第2折り刃10は図示しない駆動機構により
水平方向で進退自在となっている。これにより第1折さ
れた製品B1は、第1折のときと同じく製品Bの長手方
向と直交状に半折されてさらに半分の大きさの第2折製
品B2(図1(e)参照)とされる。前記折り込み隙間
10の下流には、第2折製品B2の厚さ方向両面を挟圧
して水平方向から上方さらにこの位置で水平方向へと移
動させる搬送ベルトを含む送り手段11が配されてい
る。そして、最下流部位には、第2折製品B2を包装機
3に送り出す一対の繰出しローラ12が配置されてい
る。
【0012】包装機3は箱状をなしたフレーム13に最
終折り兼挿入機構3aと外装袋詰め機構3bが配置さ
れ、最終折り兼挿入機構3aにはこれと連携作動する製
品移動機構3cが付属されている。最終折り兼挿入機構
3aは、フレーム13の上部域に張設した天板14の折
り込み用線状隙間140に対応する位置に配置されてい
る。折り込み用線状隙間140はフレーム13の幅方向
中央、言い替えると包装機3のセンターライン300と
整合する関係に形成されている。前記最終折り兼挿入機
構3aは、常態において刃線が折り込み用線状隙間14
0と合致し、折り込み用線状隙間140を通して挿脱さ
れる第3折り刃としての挿入刃15を有している。該挿
入刃15はフレーム13の上に搭載した昇降駆動手段た
とえばシリンダのごときアクチュエータ16によって昇
降自在となっている。
【0013】前記製品移動機構3cは、製品押え手段1
7を有しており、該製品押え手段17はシリンダ170
によって第2折製品B2を固定部間に挟圧する可動クラ
ンプ部171を備え、さらに製品押え手段17は駆動モ
ータ173を有する平行移動手段(たとえばチェーンス
プロケット)172と連結されており、それにより第2
折製品B2の複数枚をつかんで下流へと平行移動させる
ようになっている。
【0014】外装袋詰め機構3bは前記最終折り兼挿入
機構3aに対応するように天板14の下方空間に配置さ
れている。この外装袋詰め機構3bは外装袋用の合成樹
脂チューブフイルムから外装袋を作る手段と、その外装
袋を開口しかつ保持しておく手段と、第2折製品の折り
畳み収容後外装袋を移動排出する手段を有しているもの
であれば構造は問わない。
【0015】この実施例では、記述した先行技術に示さ
れている構造のものを使用している。すなわち、供給手
段19から繰り出される外装袋用の合成樹脂チューブフ
イルム18の移動経路上の定位置に、偏平状の中子20
を保持させるガイドローラ201を有しており、この中
子20の上方域に熱シーラ210とカット刃211を備
えた水平方向に進退自在な底シールカット手段21を設
けている。そして、前記底シールカット手段21より上
方には熱シーラ220とシール位置の直下位置を挟圧す
るクランパ221,221’とを上下に備えた進退自在
な袋口シール手段22を設けている。袋口シール手段2
2の片側は垂直軸線の回りで90度回転可能であり、し
たがって、製品を装填した外装袋を包装機外に排出する
手段を兼ねている。
【0016】また、この袋口シール手段22の近傍に
は、第2折製品B2の投入ホッパ230と該投入ホッパ
の直筒部外面に接離する一対のチューブ開口部クランパ
231を備えかつ前記中子20の上端レベルから袋口シ
ール手段近傍のレベルまで昇降自在な投入引出手段23
を設けている。なお、前記底シールカット手段21より
も下方には、シールカット後に中子20の外面に接して
フイルムチューブを強制的に下方側にたぐって中子直上
のフイルム密着状態を解いてチューブ開口を創成させ次
いでチューブ開口部を投入ホッパ直筒部に嵌めあわせる
べく上方にフイルムチューブを適度に繰り出すブロッキ
ング解除手段24を有していると好都合である。
【0017】本発明においては、包装機3が基床4上の
固定した位置に据付けられておらず、図4のように、折
り機2から排出される第2折製品B2のセンターライン
200から平行にずれた位置に前記最終折り兼挿入機構
3aの挿入刃15が臨むように、折り機2の幅方向に所
望距離移動する手段25を有している。この例では包装
機3の挿入刃15が折り機2のセンターライン200と
整合するノーマル位置から、折り機2のセンターライン
200と平行な非整合位置300へと位相がずらされる
ようにしている。前記移動手段25は、図6(a)
(b)のように、包装機3のフレーム13の少なくとも
前後両側に対応する平行部を有し、基床4に不動に配置
されたレール251と、包装機3のフレーム13の下側
部を構成する形鋼製の剛体部130に回転可能に支承さ
れた転輪252,252とを備えている。
【0018】そして、フレーム13の少なくとも1か所
には、包装機3を固定する手段26が設けられている。
この固定手段26は、たとえば剛体部130に固定され
た雌ねじ穴付きブラケット261と、このブラケット2
61に螺通してレール251に向かって延びる固定用ボ
ルト262からなっている。
【0019】なお、移動手段25は図示する態様に限定
されるものではなく、転輪252を駆動するアクチュエ
ータを備えていてもよい。また、平行レールと転輪との
組み合わせは、基床に設置される基板に転輪を設け、包
装機3のフレーム13の底部に転輪と係合するレールを
固定したものであってもよい。
【0020】また、外装袋詰め機構3bは、公知のもの
と同じように、上方域にクランプ手段を配置し、下方域
には偏平チューブ内に中子を内挿しておき、この状態で
昇降自在な挟持手段により中子と偏平チューブとを両側
から挟んで一体に上方へと移動させ、クランプ手段の爪
や顎でチューブの後端部を掴み、このときに挟持手段の
挟持を解除して中子を自重で下限位置に下降させ、この
状態で中子の直上部位のチューブを熱シールして袋底を
形成するとともにその底付近を切断して外装袋を作り、
最終折り兼挿入機構により第2折り品B2を充填すると
ともに、口シールを施す形式であってもよい。なお、本
実施例では折り機2で2回折りする態様を示している
が、3回折りないしそれ以上を行なうようにしていても
よい。
【0021】
【実施例の作用】本発明装置の作用を説明する。製造、
包装する製品が両側にガゼットb,bを有する合成樹脂
チューブフイルムから作られるものである場合には、製
造、包装に先立って、包装機3の固定手段26を操作し
て固定用台座253との固定を解消し、包装機3を正面
側ないし背面側から押圧する。こうすれば、転輪25
2,252が平行レール251,251上で転動するた
め、包装機3は折り機2の幅方向に移動させられる。こ
れにより、図4のように、挿入刃15が折り機2のセン
ターライン200と整合した状態から変化して折り機2
のセンターライン200から所定距離Lだけ変位した平
行位置に移動する。この状態で再び固定手段26の固定
用ボルト262を突出側に操作すれば、レール251に
締め付けられることにより固定される。
【0022】以上で準備が完了するので、あとは従来と
同様に製袋、複数折り、および最終折り兼袋詰めを実行
すればよい。製袋機1において製袋された製品Bは、図
1(a)のように幅方向両側にガセットb,bを有する
ものとなり、それが繰出しローラによって折り機2の天
板5,5’上に排出されると第1折り刃7が下降作動
し、製品Bの長手方向中央線CL1上に当接して折り込
み隙間6へV状に押し込む。それにより、製品Bは図1
(c)のように2つ折りされ、送り手段8によって引き
込まれる。すると第2折り刃10が折り込み隙間9へと
進入し、それにより第1折製品B1は図1(c)の中央
線CL2から折り畳まれ、図1(e)のように第2折り
製品B2となって送り手段11により下流へと搬送され
る。
【0023】こうして搬送された第2折り製品B2は繰
出しローラ12により排出され、包装機3の天板14上
に受支される。この動作が所要回数繰り返されることに
より第2折り製品B2は積層状に重ねられる。規定枚数
に達すると、製品移動機構3cが移動し、製品押え手段
17が作動して積層状の第2折り製品B2を掴み、平行
移動手段172により第2折り製品B2を最終折り機構
3aの挿入刃15と交差する位置まで移動させる。この
ときに前述のように包装機3全体が折り機2に対して平
行に位相がずらされているため、第2折り製品B2の幅
方向中央線CL3は折り機2のセンターライン200か
らずれ、同時に挿入刃15も折り機2のセンターライン
200からずれている。すなわち、図7(a)のように
第2折り製品B2の幅方向中心線CL3は第3折り刃1
5の延長線150と一致せずに平行にずれている。
【0024】一方、上記のように第2折り製品B2が所
要枚数積層されているあいだ、外装袋詰め機構3cが作
動して外装袋Cが作られそれが投入ホッパ230にかぶ
せられた状態で待機している。すなわち、供給手段19
から引き出された外装袋用の合成樹脂チューブフイルム
はピッタリ接触し合った状態から中子20で拡開され、
投入ホッパ230が下降して直筒部が拡開されたチュー
ブ開口部に内嵌し、それが確認されると投入引出し手段
23のクランパ231により前記部分をしっかりと掴
み、この状態でクランパ231が上昇することによりチ
ューブフイルムは外装袋長さ寸法だけ引き出される。つ
いで、底シールカット手段21が作動して底シールが形
成されるとともに底シール直近で切断され、外装袋Cと
なる。
【0025】前記のように積層状の第2折り製品B2が
天板14上に位置されると、アクチュエータ16が作動
して挿入刃15が天板14の折り込み線用線状間隙14
0を通して下降し、投入ホッパ230を通過して外装袋
C内に突入する。それにより積層状の第2折り製品B2
は図7(b)と図8(a)のように幅方向中心線CL3
とずれた位置において製品幅方向と直角に最終折りされ
つつ外装袋C内に押し込まれる。そして挿入刃15は上
昇作動して投入ホッパ230から抜き出され、上限位置
にいたる。したがって、図8(b)と図9(a)のよう
に、製品の幅方向両側のガゼットb,bは重ならずずら
された最終折り状態で外装袋Cに装填される。
【0026】挿入刃15が上昇すると、投入引出し手段
23が最終折り製品を充填した外装袋Cから離間しそれ
とともに袋口シール手段22が作動して口シールが施さ
れて包装品Dとなる。このときに回転アクチュエータ2
22が作動するので、包装品Dは袋口シール手段22に
より吊持されつつ90度外方へと旋回され、シュータを
通って包装機3から取り出され、ストッカーまたは箱詰
め工程に移される。
【0027】以上の工程により、図9に示すように各製
品の幅方向両側のガゼットb,bが重ならずずらし折り
された形態で外装袋Cに装填された包装品Dが順次作ら
れる。したがって、包装品Dをダンボール箱などに詰め
た場合、図9(b)のようにガゼットbによる厚み増加
が局部的にならずに平均化し、安定した荷積み状態で収
納することができる。
【0028】なお、製品がガゼットを有しない合成樹脂
チューブフイルムで作られる場合には、図4の状態か
ら、包装機3の固定手段26をゆるめ、包装機3をレー
ル251と転輪252とによって折り機2の幅方向に移
動させ、図10および図11(a)のように挿入刃15
の延長線150が折り機2のセンターライン200と整
合したノーマル位置に至らしめ、この状態で再び固定手
段26を操作して固定するものである。そして、この状
態で前記した場合と同じように第1折り、第2折り、お
よび最終折り兼外装袋詰めを行なえばよく、このときに
は積層された第2折り製品B2の中央線CL3が挿入刃
15の刃線と整合しているので、図11(b)に示すよ
うな製品の幅方向中央から均等に半折された状態で袋詰
めされた製品B3’とすることができる。したがって本
発明は、特別な機構の変更や改造を要さずに、ガゼット
付き、ガゼットなしの両方のタイプの製品を均等な厚さ
になるように折り畳み包装することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明した本発明によるときには、比
較的簡単な構造によりガゼット付きで幅方向両側が厚く
なった合成樹脂フイルム製品を平均的な厚さに装填した
包装品を得ることができ、これにより箱詰めを安定して
多数収容させることができ、また、なんら特別な機構を
付加することなしにガゼット付きでない平チューブを使
用した通常製品のセンター半折装填方式荷簡単に変更で
きるというすぐれた効果が得られる。請求項2によれ
ば、最終折り兼挿入のための位置ずらしを簡単な構造と
操作で実現できるというすぐれた効果が得られる。請求
項3によれば、最終折り兼挿入のための位置ずらしを簡
単な構造と操作で実現でき、しかもそのずらし位置にて
包装機3をしっかりと固定することができるので、振動
等による最終折り兼挿入工程の狂いを防止できるという
すぐれた効果が得られる。請求項4によれば、両側にガ
ゼット部b,bを有する合成樹脂チューブフイルムBか
ら製袋され、長手方向で複数回折り畳まれた袋体B2の
複数枚が重ねられこの状態で袋体B2が長手方向と直角
に2つ折りされ外装袋Cに装填されたものにおいて、前
記2つ折り袋体群B3が、一方の各ガゼット部bが他方
の各ガゼット部bと重合しないように幅方向中心ライン
から変位した位置で折り畳まれているので、ダンボール
箱などに詰めた場合、ガゼットbによる厚み増加が局部
的にならずに平均化し、安定した荷積み状態で収納する
ことができるというすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のガゼット付き合成樹脂フイルム製品の折
り畳み包装形態を段階的に示しており、(a)は製品の
平面図、(b)はその断面図、(c)は第1折製品の平
面図、(d)はその断面図、(e)は第2折り製品の平
面図、(f)は同じくその断面図、(g)は最終折り状
態の平面図である。
【図2】(a)は従来の包装品の斜視図、(b)は箱詰
め状態を示す斜視図である。
【図3】本発明による合成樹脂フイルム製品の折り畳み
包装装置の一実施例を示す縦断側面図である。
【図4】本発明装置の平面図である。
【図5】本発明装置の包装機における外装袋詰め機構の
概要を示す側面図である。
【図6】(a)は本発明装置の折り畳み包装変化機構の
要部を示す正面図、(b)は同じくその側面図である。
【図7】(a)は本発明における第2折り製品と最終折
り兼挿入機構および外装袋詰め機構との関係を示す図4
Y−Y線に沿う断面図、(b)は外装袋への装填状態を
示す断面図である。
【図8】(a)は本発明における第2折り製品の折り畳
み位置を示す平面図、(b)は折り畳み状態を示す平面
図である。
【図9】(a)は本発明による包装品の斜視図、(b)
は箱詰め状態を示す斜視図である。
【図10】本発明装置をガゼツトを有しない製品に対応
させた状態を示す平面図である。
【図11】(a)は図10の場合の第2折り製品と最終
折り兼挿入機構および外装袋詰め機構との関係を示す断
面図、(b)は包装品の斜視図である。
【符号の説明】
2 折り機 3 包装機 3a 最終折り兼挿入機構 3b 外装袋詰め機構 15 挿入刃 25 移動手段 26 固定手段 251 レール 252 転輪

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂チューブフイルムを製袋して袋体
    を作る製袋機の下流に位置され、袋体を長手方向と直角
    に折り畳む複数段の折り刃機構を備えた折り機2と、折
    り機2から排出された複数枚の折り畳み袋体を前回まで
    の折り畳み方向と直交する方向で折り込むべく進退する
    挿入刃15を有する最終折り兼挿入機構3aと、最終折
    り兼挿入機構3aの直下に配され前記最終折り兼挿入機
    構3aと協働して最終折り製品B2を収容する外装袋詰
    め機構3bを有する包装機3とを備えたものにおいて、
    前記挿入刃15が折り機2から排出される製品B2の中
    央ラインCL3と平行な位置にずれされるように包装機
    3を折り機2の幅方向に変位する移動手段25を有して
    いることを特徴とする合成樹脂フイルム製品の折り畳み
    包装装置。
  2. 【請求項2】包装機3の移動手段25が、基床側に固定
    されたレール251と、包装機3のフレーム下部に設け
    られ前記レール251に転接する転輪252を備えてい
    る請求項1に記載の合成樹脂フイルム製品の折り畳み包
    装装置。
  3. 【請求項3】包装機3の移動手段25が、基床側に固定
    されたレール251と、包装機3のフレーム下部に設け
    られ前記レール251に転接する転輪252と、移動後
    に包装機3を不動に固定する手段26を備えている請求
    項1に記載の合成樹脂フイルム製品の折り畳み包装装
    置。
  4. 【請求項4】両側にガゼット部b,bを有する合成樹脂
    チューブフイルムBから製袋され、長手方向で複数回折
    り畳まれた袋体B2の複数枚が重ねられこの状態で袋体
    B2が長手方向と直角に2つ折りされ外装袋Cに装填さ
    れたものにおいて、前記2つ折り袋体群B3が、一方の
    各ガゼット部bが他方の各ガゼット部bと重合しないよ
    うに幅方向中心ラインから変位した位置で折り畳まれて
    いることを特徴とする折り畳み包装合成樹脂フイルム製
    品。
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